JP3615357B2 - 時計同期方法および装置および記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は通信網に接続された複数のノードに備えられた時計の同期に利用する。本発明は、サーバとクライアントが一つの通信網に接続された異なるノードにそれぞれ設けられているとき、このサーバおよびクライアントがそれぞれに備えられた時計の時刻差を正しくし、時計を同期させるために利用するに適する。
【0002】
【従来の技術】
文献“Checkpointing and rollback recovery using common time base”(P.Rammanathan 著,IEEE Symposium on Reliable Distributed Systems,pp.13−21,Oct.,1988) や文献“Using time instead of timeout for fault tolerant distributed systems”(L.Lamport著,ACM Transaction Programing Languages Systems,Vol.6,No.2,pp.254−280,April,1984) に述べられているように一つの通信網に接続された複数のノードにそれぞれ時計を設け、これらの時計の同期した時刻情報にしたがってノード相互間の通信その他の制御を行うことによって、複数のノード間で協調して動作するアプリケーション間で交換されるメッセージの数を減少させることができる。図8は通信網に接続されたノードを示す図である。図8に示したノードaの時計taおよびノードbに備えられた時計tbの時刻情報が同期していることにより、ノードaおよびノードb間で精度の高い各種制御を行うことができる。
【0003】
また、時計が同期していることを前提としてアプリケーションを作成した場合には、その時計同期の確からしさを与えることで、アプリケーションは、メッセージに含まれる時刻情報をどの程度信用してよいかを判断することができるため、アプリケーションは、より確実な動作をすることができる。
【0004】
ノード間の時計を同期させる従来の技術としては、NTP(Network Time Protocol) 、Probabilistic Clock Synchronization 、ACTS(Automated Computer Time Service) などが知られている。
【0005】
図9はNTPの動作を示す図であるが、NTP(Network Time Protocol) は、インターネットで多く用いられているものであり、文献“Precision synchronization of computer network clocks”(D.L.Mill著.Computer Communications Review.Vol.24.No.2,pp.28−43,April 1984)で述べられているように、ノード間で時刻差を測定するためのパケットを送受信し合い、ノード間の往復の通信遅延時間の差が小さいことを利用してノード間の時刻差を求めている。
【0006】
しかし、前記パケットが送受信されるネットワークは、時計同期専用ではなく、通常のメッセージ交換に用いられるため、実際には、ノード間の通信経路上のルータ内部のパケット処理や他のトラヒックなどの影響によって、前記遅延時間の差は小さくない。これに対して、NTPでは、誤差を小さくするために測定用パケットを複数回送受信し合い、各測定用パケットから得られる時刻差情報をメディアフィルタにかけ、その結果をもとに、管理する時計をPLL(Phase Lock Loop) 動作させることによって、遅延時間差による誤差を少なくしている。
【0007】
図10はProbabilistic Clock Synchronization の動作を示す図であるが、Probabilistic Clock Synchronization は、文献“A NEW PROBABILISTIC ALGORITHM FOR CLOCK SYNCHRONIZATION”(K.Arvind 著,Procedings Real−Time Systems Symposium.pp.330−339,Santa.Monica,CA,1989)に述べられているように、ノード間の通信遅延時間が正規分布であり、その平均値および分散が既知であるときに、各ノード間の管理する時刻を他のノードに送信し、受信したノードは、前記送られてきた時刻と遅延時間の平均値から時分の管理する時計との差を計算し、さらに前記差を平均化することによって一定の確率で時計同期誤差を一定範囲に抑えるものである。
【0008】
ACTS(Automated Computer Time Service) は、文献“An Algorthm to Synchronize the Time of a Computer to Universal Time”(J.Levine著,IEEE/ACM TRANSACTIONS ON NETWORKING.Vol.3,No.1,Feburuary 1995) に述べられているように、周期的に電話回線を用いてダイヤルアップによって時計サーバにアクセスして、片道の通信遅延時間がラウンドトリップタイムの半分であると推定して時計補正を行っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、サーバ・クライアント方式では、タイムスタンプを付与したパケットにより、パケットの送受信時刻情報を確認しながら相互に通信を行っているが、サーバとクライアントとの間で時計の時刻差がどれくらいあるのかを知ることは、アプリケーションプログラムを正しく実行する上で重要である。
【0010】
すなわち、パケットに付与されたタイムスタンプのとおりに受信したパケットを組立てることにより、送信元のノードが伝達しようとした情報を正しく再現することができるのか、あるいは、受信したパケットをタイムスタンプのとおりに組立てても送信元のノードが伝達しようとした情報と比較してパケット位置の入れ替えが発生する場合があるのか、といったことを正しく把握することができれば、アプリケーションプログラムを実行するときに、時刻差の大小を考慮に入れた制御を行うことができる。これにより、正しくアプリケーションプログラムを実行することができる。
【0011】
ところが、NTP(Network Time Protocol) を用いた場合には、その前提条件として各ノードの時計が周波数同期しておらず、NTPのアルゴリズムで求めた同期精度には複数のノード間の時計の周波数のずれに起因する誤差と通信遅延時間差が含まれる。このため、通信遅延時間の統計的性質が変化しない環境においても、その結果得られる時計同期の精度と同期精度の確からしさを定量的に判断することは困難であり、周波数同期が行われたノード間の時計同期とその確からしさを求める目的には適していない。
【0012】
Probabilistic Clock Synchronization を用いた場合には、時計同期プロトコルのメッセージ通信を行うネットワークの通信遅延時間が正規分布であり、その平均値と分散が既知であることが前提となっている。このため、前記平均および分散が未知である環境においては、上記文献に述べられている方法だけでは、通信遅延時間の平均および分散を測定する方法がないため、時計同期を行うことができない。
【0013】
ACTS(Automated Computer Time Service) を用いた場合には、その同期誤差の支配的要因は通信ハードウェアおよびそのドライバ・ソフトウェアでの処理時間によるものである。この誤差については、CPU速度、ノードの使用状況によって変化するが、本要因に基づく誤差による同期精度の確からしさを定量的に判断することはできない。
【0014】
さらに、NTP、Probabilistic Clock Synchronization およびACTSを用いた場合には定期的に各ノードの時計の時刻補正が実行される。また、NTPおよびACTSを用いた場合には、時刻補正に伴って時計の進む速さである周波数の変更を行う。頻繁に補正が行われるこれらの方法では、“A Continuous Media I/O Server and Its Synchronization Mechanism”(D.P.Anderson and G.Homsy著,IEEE Computer,pp.51−57,Oct.1991.)に述べられているように、動画や音声メディア通信において、送信レートと受信再生レートが異なり、メディアのデータのオーバフローやアンダーフローにより再生品質が劣化してしまう。
【0015】
本発明は、このような背景に行われたものであって、一つの通信網に接続された複数のノード間の時計の時刻情報を高い精度で同期させることができる時計同期装置を提供することを目的とする。本発明は、時刻補正が必要であるか否かを判定し不必要な時刻補正を行うことなく時計の時刻情報を高い精度で同期させることができる時計同期装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、一つの通信網に接続された複数のノードに含まれる時計の時刻同期を行うときに、補正の要否を確認してから行うことにより、不適切な補正によって逆に同期が不安定になることを回避できることを最も主要な特徴とする。
【0017】
すなわち、一つの通信網に接続された二つのノードの管理する時計の時刻差のずれを指定された確率で指定された値以下にしたいとき、両ノードの時刻差を複数回測定し、その標本から得られる統計量を時刻差として時刻の校正を行い精度の高い時計同期を行う。
【0018】
そして、定期的に時刻がずれているかどうかの判定方法として、時刻校正をしたときに用いた時刻差測定の標本と、定期的に測定した時刻差測定の標本とを比較し、ある確率で両標本から予測される母集団の統計量が異なるか否かを統計学的な検定で行うことにより、前記統計量によって計算されたノード間の時刻差が実際にずれているのか、それとも測定誤差によってずれていると計算されるのかを判定し、実際にずれていないにもかかわらず、時刻校正を行って周波数精度や安定度を劣化させる頻度を削減することができる。
【0019】
すなわち、本発明の第一の観点は時計同期方法であって、一つの通信網に接続された二つのノードaおよびノードbがそれぞれ管理する二つの時計の時刻差Δを測定しこの二つの時計の時刻を同期させる時計同期方法である。本発明の特徴とするところは、それ以前の時刻差測定により得られた標本から推定される時刻差を母集団とする統計的分布と今回の時刻差測定により得られた標本から推定される時刻差を母集団とする統計的分布とが等しいとする仮説の検定を行い、この仮説が所定の誤差範囲で成立しないときに前記今回の時刻差測定結果にしたがって前記二つの時計の時刻を同期させるところにある。
【0020】
これにより、不必要な時刻補正を行うことなく時計の時刻情報を高い精度で同期させることができる。
【0021】
前記時刻差測定は、ノードaおよびbの間で一往復のメッセージを交換し、ノードaからbへのメッセージの送信時刻ta1をノードaの時計taを参照して測定し、ノードaからbへのメッセージの受信時刻tb1をノードbの時計tbを参照して測定し、ノードbからaへのメッセージの送信時刻tb2をノードbの時計tbを参照して測定し、ノードbからaへのメッセージの受信時刻ta2をノードaの時計taにより測定し、これらの測定した値をノードaに集め、
(1/2)〔(ta1+tb2)−(ta2+tb1)〕
を計算することをN回繰り返して時刻差測定した標本xを得て、このN個の標本xの値から計算された標本平均
【0022】
【外5】
Figure 0003615357
および標本分散sxを用いて、t分布における自由度N−1の確率α/2の確率点をtN−1 (α/2)とするとき、母集団の平均値xpの推定区間を確率αで、
【0023】
【数3】
Figure 0003615357
と表し、時刻差測定毎に母集団の推定区間を計算し、所望の時刻差許容値をTacc とするとき、
N−1 (α/2)√(sx/(N−1))≦Tacc
の条件を満たすまでさらに時刻差測定を繰り返し、この条件を満たしたときの標本分散sxから導かれる標本平均値〔外5〕をノードaおよびb間の時刻差とすることが望ましい。
【0024】
二つの前記母集団の統計的分布が等しいとする仮説の発生する確率分布と、二つの前記母集団の統計的分布が所定値以上ずれているとする仮説の発生する確率分布とが十分に分離できるように前記Nの値を大きく設定することが望ましい。
【0025】
本発明の第二の観点は時計同期装置であって、ノードaと通信網により接続されたノードbとの間でこのノードbに実装された時計を前記ノードaに実装された時計に時刻合わせを行う手段を備えた時計同期装置である。本発明の特徴とするところは、前記時刻合わせを行う手段は、二つの前記時計の時刻差を測定する手段を備え、この測定結果にしたがって、それ以前の時刻差測定により得られた標本から推定される時刻差を母集団とする統計的分布と今回の時刻差測定により得られた標本から推定される時刻差を母集団とする統計的分布とが等しいとする仮説の検定を行う手段と、この仮説が所定の誤差範囲で成立しないときに前記今回の時刻差測定結果にしたがって前記二つの時計の時刻を同期させる手段とを備えたところにある。
【0026】
前記時刻差を測定する手段は、ノードaおよびbの間で一往復のメッセージを交換し、ノードaからbへのメッセージの送信時刻ta1をノードaの時計taを参照して測定し、ノードaからbへのメッセージの受信時刻tb1をノードbの時計tbを参照して測定し、ノードbからaへのメッセージの送信時刻tb2をノードbの時計tbを参照して測定し、ノードbからaへのメッセージの受信時刻ta2をノードaの時計taにより測定し、これらの測定した値をノードaに集め、
(1/2)〔(ta1+tb2)−(ta2+tb1)〕
を計算することをN回繰り返して時刻差測定した標本x を得て、このN個の標本x の値から計算された標本平均〔外5〕および標本分散sx を用いて、t分布における自由度N−1の確率α/2の確率点をtN−1 (α/2)とするとき、母集団の平均値xpの推定区間を確率αで、
〔数3〕
と表し、時刻差測定毎に母集団の推定区間を計算し、所望の時刻差許容値をTacc とするとき、
N−1 (α/2)√(sx /(N−1))≦Tacc
の条件を満たすまでさらに時刻差測定を繰り返し、この条件を満たしたときの標本分散sx から導かれる標本平均値〔外5〕をノードaおよびb間の時刻差とする手段を含むことが望ましい。
【0027】
二つの前記母集団の統計的分布が等しいとする仮説の発生する確率分布と、二つの前記母集団の統計的分布が所定値以上ずれているとする仮説の発生する確率分布とが十分に分離できるように前記Nの値を大きく設定する手段を含むことが望ましい。
【0028】
本発明の第三の観点は記録媒体であって、コンピュータ・ハードウェア装置にインストールされることにより前記時計同期装置となるソフトウェアが記録された機械読取可能な記憶媒体である。
【0029】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態を図1および図2を参照して説明する。図1は本発明実施例の全体構成図である。図2は本発明実施例の時計同期装置のブロック構成図である。
【0030】
本発明は、ノードaと通信網1により接続されたノードbとの間でこのノードbに実装された時計tbをノードaに実装された時計taに時刻合わせを行う手段としての時計修正部2を備えた時計同期装置caおよびcbである。
【0031】
ここで、本発明の特徴とするところは、時刻修正部2は、二つの時計taおよびtbの時刻差を測定する手段としての時刻差測定部3を備え、この測定結果にしたがって、それ以前の時刻差測定により得られた標本から推定される時刻差を母集団とする統計的分布と今回の時刻差測定により得られた標本から推定される時刻差を母集団とする統計的分布とが等しいとする仮説の検定を行い、この仮説が所定の誤差範囲で成立しないときに前記今回の時刻差測定結果にしたがって二つの時計taおよびtbの時刻を同期させるところにある。
【0032】
時刻差測定部3は、ノードaおよびbの間で一往復のメッセージを交換し、ノードaからbへのメッセージの送信時刻ta1をノードaの時計taを参照して測定し、ノードaからbへのメッセージの受信時刻tb1をノードbの時計tbを参照して測定し、ノードbからaへのメッセージの送信時刻tb2をノードbの時計tbを参照して測定し、ノードbからaへのメッセージの受信時刻ta2をノードaの時計taにより測定し、これらの測定した値をノードaに集め、
(1/2)〔(ta1+tb2)−(ta2+tb1)〕
を計算することをN回繰り返して時刻差測定した標本xを得て、このN個の標本xの値から計算された標本平均〔外5〕および標本分散sxを用いて、t分布における自由度N−1の確率α/2の確率点をtN−1 (α/2)とするとき、母集団の平均値xpの推定区間を確率αで、
〔数3〕
と表し、時刻差測定毎に母集団の推定区間を計算し、所望の時刻差許容値をTacc とするとき、
N−1 (α/2)√(sx/(N−1))≦Tacc
の条件を満たすまでさらに時刻差測定を繰り返し、この条件を満たしたときの標本分散sxから導かれる標本平均値〔外5〕をノードaおよびb間の時刻差とする。
【0033】
二つの前記母集団の統計的分布が等しいとする仮説の発生する確率分布と、二つの前記母集団の統計的分布が所定値以上ずれているとする仮説の発生する確率分布とが十分に分離できるように前記Nの値を大きく設定する。
【0034】
本発明実施例の時計同期装置は、ソフトウェアが記録された機械読取可能な記憶媒体をコンピュータ・ハードウェア装置にインストールすることにより実現することもできる。
【0035】
【実施例】
ノードaの時計taをノードbの時計tbに同期させる場合のノードaおよびbの動作を説明する。ノードaの動作は、時刻差計算および時刻同期はずれ判定の二つに分けられる。時刻差計算は、図2に示した時刻差測定部3により行われ、時計taおよびtbの時刻の差を求めることであり、時刻同期はずれ判定は、図2に示した時刻修正部2が時刻差測定部3により測定された時刻差を参照しながら時計taおよびtbの時刻がずれているか否かを判定することである。
【0036】
図3は本発明実施例の時計同期装置の動作手順を示すフローチャートである。複数回の往復メッセージのタイムスタンプを取得し(S1)、このタイムスタンプにより時計taおよびtbの時刻差を測定する(S2)。母集団の統計量の推定を用いた確率的時刻差計算を行う(S3)。統計量が変化しているか否かを判定し、必要なときだけ時刻補正を行う(S4)。
【0037】
図4は本発明実施例の時計同期装置の計算手順を示すフローチャートである。図4を参照して本発明実施例の時計同期装置の計算手順を説明する。時刻差計算では、まず、時刻差測定を行った回数を計数する変数Nを初期化してN=1とする(S10)。そして、ノードaおよびbの間で一往復のメッセージを交換し、ノードaからbへのメッセージの送信時刻ta1をノードaの時計taを参照して測定し、ノードaからbへのメッセージの受信時刻tb1をノードbの時計tbを参照して測定する。
【0038】
次に、ノードbからaへのメッセージの送信時刻tb2をノードbの時計tbを参照して測定し、ノードbからaへのメッセージの受信時刻ta2をノードaの時計taにより測定し、これらの測定した値をノードaに集め(S11)、
(1/2)〔(ta1+tb2)−(ta2+tb1)〕 (2)
を計算する(S12)。この手順を時刻差測定と呼ぶが、この時刻差測定をN回繰り返す(S13、S14)。
【0039】
このNの値は、時刻差計算をするために行う時刻差測定を繰り返す最低の回数を示している。この値としては、xの母集団として予期される分散の値を用いて、標本値から母集団の情報をある程度十分に推定するために必要な値を適当に用いる。
【0040】
次に、時刻差測定した標本xが正規分布にしたがうとすると文献「統計的方法II推測」(渡辺洋、芝祐順著、新曜社発行)に述べられているように、N個の標本値から計算された標本平均〔外5〕および標本分散sxを用いて、母集団の平均値xpの推定区間は確率αで、
〔数3〕
となる。ただし、tN−1 (α/2)は、t分布における自由度N−1の確率α/2の確率点である。そこで、さらに時刻差測定を繰り返し、時刻差測定毎に母集団推定区間を計算し、
N−1 (α/2)√(sx/(N−1))≦Tacc (4)
の条件を満たすまで繰り返す(S15〜S18)。そして、条件を満たしたときの標本分散sxから導かれる標本平均値〔外5〕をノードaおよびb間の時刻差とする。これにより、確率αで母集団平均と最大Tacc (時刻差の許容値)の誤差にすることができる。時刻差Tdiffは、
【0041】
【数4】
Figure 0003615357
となる(S19)。
【0042】
所定時間経過後に(S20)、時刻同期はずれ判定を行う。判定は母集団平均の検定によって行う。時刻差計算を行ったときおよび時刻同期はずれ判定を行うときの時刻差測定の値の標本をそれぞれ標本CおよびDとする。時刻同期はずれ判定を行うときの時刻差測定は時刻差計算を行った手順と同様である(S21〜S28)。
【0043】
標本CおよびDが正規分布にしたがうとし、それぞれの標本数をNCおよびND、標本CとDの母平均値の差をdとすると、文献「統計的方法II推測」(渡辺洋、芝祐順著、新曜社発行)に述べられているように、
【0044】
【数5】
Figure 0003615357
で表されるjdは、自由度NC+ND−2のt分布にしたがう。ここで、
Figure 0003615357
である。ただし、
【0045】
【外6】
Figure 0003615357

【0046】
【外7】
Figure 0003615357
およびsCとsDは、それぞれ標本CとDの標本平均値および標本分散である。
【0047】
図5は時刻同期はずれ判定における検定量jdの分布を示す図であるが、標本CおよびDから推定される母集団平均が同じであるという仮説を立てたとき、j0の分布は図5のJ0のようになる。しかし、実際には、母集団平均がdずれていたとすると、jdの分布は図5のJdのようになる。よって、確率αで母集団平均が同じであるという仮説の検定を行ったとき、仮説が棄却されないにもかかわらず、dのずれがあるという仮説も真である場合が有り得ることになる。よって、この二つの仮説を十分に分離するためには、確率αで検定を行うとすると、J0のα/2の右側の確率点をj 0,α/2(=tNC+ND−2(α/2) )およびJdのα/2の左側の確率点をj d,α/2とすると、
NC+ND−2(α/2) ≦j d,α
でなければならない。そこで、同期はずれ判定は、同期処理時に時刻差測定を繰り返し測定毎にj d,α、j 0,α、j Tacc, α、j Tacc, αを計算する。そして、時刻差が0という仮説と時刻差が時刻差の許容値Tacc 以上のある値であるという仮説を十分に分離できるように、
Tacc, α≦tNC+ND−2(α/2)
または、
Tacc, α≦−tNC+ND−2(α/2)
という条件を満たすまで繰り返す(S29)。この条件が満たされたとき、計算されたj0が、
|j0|>tNC+ND−2(α/2) (9)
であれば、時刻同期はずれと判定し、上述の時刻差計算を行う(S30)。
【0048】
図6はノードaのメッセージ送受信手順を示す図である。ノードaの時刻差測定部3はノードbにメッセージを送信し(S32)、このメッセージの送信時刻ta1を測定する(S33)。ノードaの時刻差測定部3はノードbからのメッセージを受信し(S34)、その受信時刻ta2を測定する(S35)。ノードaの時刻差測定部3は、ノードbからこのノードbの時計で測定したノードaからのメッセージの受信時刻tbおよびノードbからノードaへのメッセージについてこのノードbの時計で測定したこのメッセージの送信時刻tbを受信する(S36)。
【0049】
図7はノードbのメッセージ送受信手順を示す図である。ノードbの時刻差測定部3は、ノードaからのメッセージを受信し(S41)、その受信時刻ta1を測定する(S42)。ノードbの時刻差測定部3は、ノードaにメッセージを送信し(S43)、その送信時刻ta2を測定する(S44)。ノードbの時計で測定したノードaからのメッセージの受信時刻tbおよびノードbからノードaへのメッセージについてこのノードbの時計で測定したこのメッセージの送信時刻tbをノードaに送信する(S45)。
【0050】
本発明実施例で用いた送受信時刻の取得は、本願出願人が先願(特願平8−126053号、本願出願時に未公開)により提案した技術により行うことができる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、一つの通信網に接続された複数のノード間の時計の時刻情報を高い精度で同期させることができる。本発明によれば、時刻補正が必要であるか否かを判定し不必要な時刻補正を行うことなく時計の時刻情報を高い精度で同期させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の全体構成図。
【図2】本発明実施例の時計同期装置のブロック構成図。
【図3】本発明実施例の時計同期装置の動作手順を示すフローチャート。
【図4】本発明実施例の時計同期装置の計算手順を示すフローチャート。
【図5】時刻同期はずれ判定における検定量jdの分布を示す図。
【図6】ノードaのメッセージ送受信手順を示す図。
【図7】ノードbのメッセージ送受信手順を示す図。
【図8】通信網に接続されたノードを示す図。
【図9】NTPの動作を示す図。
【図10】Probabilistic Clock Synchronization の動作を示す図。
【符号の説明】
1 通信網
2 時刻修正部
3 時刻差測定部
a、b ノード
ta、tb 時計
c、ca、cb 時計同期装置

Claims (5)

  1. 一つの通信網に接続された二つのノードaおよびノードbがそれぞれ管理する二つの時計の時刻差Δを測定しこの二つの時計の時刻を同期させる時計同期方法であって、
    それ以前の時刻差測定により得られた標本から推定される時刻差を母集団とする統計的分布と今回の時刻差測定により得られた標本から推定される時刻差を母集団とする統計的分布とが等しいとする仮説の検定を行い、この仮説が所定の誤差範囲で成立しないときに前記今回の時刻差測定結果にしたがって前記二つの時計の時刻を同期させ
    前記時刻差測定は、ノードaおよびbの間で一往復のメッセージを交換し、ノードaからbへのメッセージの送信時刻ta1をノードaの時計taを参照して測定し、ノードaからbへのメッセージの受信時刻tb1をノードbの時計tbを参照して測定し、ノードbからaへのメッセージの送信時刻tb2をノードbの時計tbを参照して測定し、ノードbからaへのメッセージの受信時刻ta2をノードaの時計taにより測定し、これらの測定した値をノードaに集め、(1/2)〔(ta1+tb2)−(ta2+tb1)〕
    を計算することをN回繰り返して時刻差測定した標本x N を得て、このN個の標本x N の値から計算された標本平均
    【外1】
    Figure 0003615357
    および標本分散sx 2 を用いて、t分布における自由度N−1の確率α/2の確率点をt N-1 (α/2)とするとき、母集団の平均値xpの推定区間を確率αで、
    Figure 0003615357
    と表し、時刻差測定毎に母集団の推定区間を計算し、所望の時刻差許容値をT acc とするとき、t N-1
    (α/2)√(sx 2 /(N−1))≦T acc の条件を満たすまでさらに時刻差測定を繰り返し、この条件を満たしたときの標本分散sx 2
    から導かれる標本平均値
    【外2】
    Figure 0003615357
    をノードaおよびb間の時刻差とする
    ことを特徴とする時計同期方法。
  2. 二つの前記母集団の統計的分布が互いに等しいとする仮説の発生する確率分布と、二つの前記母集団の統計的分布が所定値以上ずれているとする仮説の発生する確率分布とが十分に分離できるように前記Nの値を大きく設定する請求項1記載の時計同期方法。
  3. ノードaと通信網により接続されたノードbとの間でこのノードbに実装された時計を前記ノードaに実装された時計に時刻合わせを行う手段を備えた時計同期装置であって、
    前記時刻合わせを行う手段は、二つの前記時計の時刻差を測定する手段と、この測定結果にしたがってそれ以前の時刻差測定により得られた標本から推定される時刻差を母集団とする統計的分布と今回の時刻差測定により得られた標本から推定される時刻差を母集団とする統計的分布とが等しいとする仮説の検定を行う手段と、この仮説が所定の誤差範囲 で成立しないときに前記今回の時刻差測定結果にしたがって前記二つの時計の時刻を同期させる手段とを備え、
    前記時刻差を測定する手段は、ノードaおよびbの間で一往復のメッセージを交換し、ノードaからbへのメッセージの送信時刻ta1をノードaの時計taを参照して測定し、ノードaからbへのメッセージの受信時刻tb1をノードbの時計tbを参照して測定し、ノードbからaへのメッセージの送信時刻tb2をノードbの時計tbを参照して測定し、ノードbからaへのメッセージの受信時刻ta2をノードaの時計taにより測定し、これらの測定した値をノードaに集め、(1/2)〔(ta1+tb2)−(ta2+tb1)〕
    を計算することをN回繰り返して時刻差測定した標本x N を得て、このN個の標本x N の値から計算された標本平均
    【外3】
    Figure 0003615357
    および標本分散sx 2 を用いて、t分布における自由度N−1の確率α/2の確率点をt N-1 (α/2)とするとき、母集団の平均値xpの推定区間を確率αで、
    Figure 0003615357
    と表し、時刻差測定毎に母集団の推定区間を計算し、所望の時刻差許容値をT acc とするとき、t N-1
    (α/2)√(sx 2 /((N−1))≦T acc の条件を満たすまでさらに時刻差測定を繰り返し、この条件を満たしたときの標本分散sx 2
    から導かれる標本平均値
    【外4】
    Figure 0003615357
    をノードaおよびb間の時刻差とする手段を含む
    ことを特徴とする時計同期装置。
  4. 二つの前記母集団の統計的分布が等しいとする仮説の発生する確率分布と、二つの前記母集団の統計的分布が所定値以上ずれているとする仮説の発生する確率分布とが十分に分離できるように前記Nの値を大きく設定する手段を含む請求項3記載の時計同期装置。
  5. コンピュータ・ハードウェア装置にインストールされることにより請求項3または4記載の装置となるソフトウェアが記録された機械読取可能な記憶媒体。
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