JP2915517B2 - システム構成要素の自動時刻補正方式 - Google Patents

システム構成要素の自動時刻補正方式

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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 複数の機器で構築される複合システムにおける各機器
の時刻を統一するための自動時刻補正方式に関し、 各機器の時刻補正を人手およびハードウェアによらな
いで行なうことによって、時刻の正確性、時刻設定の柔
軟性、時刻チェックの容易性を向上し、更にハードウェ
アの設備費用を減少することを目的とし、 システム全体を時刻に関してマスタースレーブシステ
ムとして構成し、各スレーブはマスタに定期的に自己の
時刻を通知し、マスタはスレーブの時刻が誤差の許容範
囲外にあるときは、その誤差値に基づきスレーブに時刻
補正を要求し、所定回数にわたりスレーブの時刻が誤差
の許容範囲内にあるときは誤差の標準偏差を求めこれに
基づきスレーブに時刻補正を要求するように構成する。
〔産業上の利用分野〕
単一の時間系で統一される必要のある複合システムの
各構成要素の時刻補正を自動的に行なう方式に関する。
〔従来の技術〕
従来、複合システムを構成する各機器を単一の時間系
で統一運用するためには、人手により時刻を手動で設定
するか、あるいはハードウェアによって自動的に時刻を
設定するかしていた。
しかし人手による手動時刻設定には入力忘れや大きな
入力誤差が伴なうため正確度に欠け、更に時刻の狂い等
による時刻のずれをチェックすることができない。
またハードウェアによる自動設定システムでは設備費
用が必要である上に、自由な時間設定ができず運用上の
柔軟性に乏しいという欠点があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記従来技術の欠点を除去し、複合システム
において、正確で運用上の柔軟性が高く、時刻のずれの
チェックが容易で、しかも安価なシステム構成要素の自
動時刻補正方式を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によるシステム構成要素の自動時刻補正方式
は、複数の構成要素からなるシステムを、時刻に関し
て、基準となるマスタクロックを有する1つのマスタと
それぞれスレーブクロックを有するスレーブとからなる
マスタースレーブシステムとして定義し、マスタは、各
スレーブに対して定期的にスレーブクロックの時刻通知
を要求する手段と、前記スレーブから時刻通知を受領
し、受領したスレーブクロックの時刻が、マスタでの時
刻通知要求送信時の時刻と時刻通知受信時の時刻の範囲
内にあるか否かの範囲チェックを行う手段と、範囲チェ
ックの結果不合格の場合には両者の時刻差に基づき設定
時刻を算出する第一の算出手段と、 所定回数にわたり範囲チェックの結果が合格の場合に
は、時刻差の標準偏差を求め、この標準偏差に基づき設
定時刻を算出する第二の算出手段と、算出された設定時
刻に従って時刻設定を前記スレーブに要求する手段とを
具備し、 各スレーブは、マスタからの時刻通知要求に応じてス
レーブクロックの現在時刻を通知する手段と、マスタか
らの時刻設定要求に基づきスレーブクロックを補正する
手段とを具備して構成される。
〔作用〕
マスタは定期的にスレーブに対して時刻要求を行な
い、スレーブから時刻通知を受領するとスレーブの時刻
がマスタの時刻に関して所定の範囲内にあるか否かの範
囲チェックを行なう。
範囲チェックの結果不合格、すなわちスレーブクロッ
クの時刻がマスタクロックの時刻に関して所定の範囲内
にないならば、通信による時間遅延等を考慮して、マス
タクロックとスレーブクロックの各時刻間の誤差の予測
値を求め、これをマスタクロックの時刻に加えた値を設
定時刻としてスレーブへ時刻設定要求を送信する。
範囲チェックの結果合格、すなわちスレーブクロック
の時刻がマスタクロックの時刻に関して所定の範囲内に
ある場合には、誤差の予測値を求め記録する。所定回数
の範囲チェックがいずれも合格したとき、記録しておい
た誤差の予測値の標準偏差を求め、これに基づきより精
度の高い誤差を計算し、これをマスタクロックの時刻に
加えた値を設定時刻としてスレーブへ時刻設定要求を送
信する。
スレーブは時刻設定要求に応じて設定時刻に従ってス
レーブクロックを補正する。
〔実施例〕
以下本発明の実施例について、図面を参照して詳細に
説明する。
第1図は本発明によるシステム構成要素の自動時刻補
正方式の構成を、簡単のため2つの構成要素からなるシ
ステムについて示す。
構成要素(ステーション)1および2は回線3によっ
て接続され、全体として統一された時刻を必要とする
系、例えば障害検知システムを構成している。
本発明においては、複数のステーションからなるシス
テムを、時間運用上、1つのマスタステーション(以下
マスタという)とそれ以外のスレーブステーション(以
下スレーブという)とからなるマスタースレーブシステ
ムとして構成し、システム全体としての時刻はマスタの
時刻を基準として統一されるようにする。
第1図において、マスタ1は標準時計となるマスタク
ロック4と、後述する範囲チェックの回数を計数するカ
ウンタ6と、各種計算結果を記録するメモリ7と、範囲
チェックを行なう周期を決定するタイマ8と、これ等マ
スタクロック4、カウンタ6、メモリ7およびタイマ8
の各内容に基づき、回線3を介してスレーブ2との通信
を行なうシステムクロック制御部5とを有する。
スレーブ2は自己の時計としてのスレーブクロック10
と、マスタ1と通信しながらスレーブクロック10をマス
タクロック4に合わせるように制御するスレーブクロッ
ク制御部9とを有する。
第2図は第1図の自動時刻補正方式の動作を説明する
ための流れ図である。
第2図のステップ(以下Sと記載する)101において
マスタ1はタイマ8にセットされたTc(例えば1分間)
が経過するとカウンタ6のカウントiをゼロに設定し、
メモリ7の記憶領域Ai(i=0〜Ct)をクリアする。
システムクロック制御部5はマスタクロック4による
現在の自己の時刻t1をメモリ7に記録し、カウンタ6の
カウントiを1増加した後(S102)、スレーブ2へ時刻
要求を送信する(S103)。
スレーブ2のスレーブクロック制御部9は時刻要求を
受信し(S201)、スレーブクロック10の時刻tsをセット
した後(S202)、時刻tsを知らせる時刻通知をマスタ1
へ送信する(S203)。
マスタ1はスレーブ2からの時刻通知を受信し、マス
タクロック6による受信時刻t2をメモリ7に記録する
(S104)。
つぎにマスタ1は、スレーブ2の時刻通知時の時刻ts
が、マスタ1での時刻要求送信時の時刻t1と時刻通知受
信時の時刻t2の間に入るか否かの範囲チェックを行なう
(S105)。
範囲チェックの結果、tsがt1〜t2の範囲内にあるなら
ばS106へ進み、範囲内にないならばS107へ飛ぶ。
S106においては、カウンタ6のカウントiに対応する
誤差予測値a(i)を(1)式により計算し、メモリ7
の領域A(i)に記録する。
つぎにS109において、カウンタ6の内容が所定の値Ct
に達したか否かをチェックし、達していないならばタイ
マTcを発行し(S110)S101へ戻り、カウンタ6のカウン
トiがCtになるまでタイマTc毎にS102〜S106のステップ
を繰返す。i=CtとなったときS111へ進み、予測誤差値
a(i)の標準偏差bを計算し、更に標準偏差bの値に
基づき、予測誤差値の平均値tAを再計算する。つぎに再
計算された平均値tAを設定変分tvとして設定し(S11
2),S113へ進む。
S105において、スレーブ2の時刻通知時の時刻tsがマ
スタ1での時刻要求送信時の時刻t1と時刻通知受信時の
時刻t2の間に入らない場合には、S107において(1)式
に従って誤差予測値a(i)の値を計算し、計算された
誤差予測値a(i)を設定変分tvとしてセットし(S10
8),S113へ飛ぶ。
上記何れの場合においても、S113においてはマスタ1
はスレーブ2に対して設定変分tvによってスレーブクロ
ック10を補正するよう、時刻設定要求を送信する。そし
て、タイマ8にTcをセットし(S114),S101へ戻る。ス
レーブ2は時刻設定要求を受信し、設定変分tvによりス
レーブクロック10の時刻を補正する(S204)。
範囲チェック(S105)において、合格および不合格の
各場合について、例を挙げて説明する。
いま、例えばマスタ1からスレーブ2へt1=10:00:00
(10時零分零秒)に、カウンタi=1で時刻要求が送信
され、それを受けてスレーブ2からts=10:00:06でマス
タ1へ時刻通知が送信され、マスタ1はそれをt2=10:0
0:04で受信したとする。
範囲チェック(t1<ts<t2?)の結果、不合格となり
S107,108の処理が行われる。すなわち、 となり、設定変分tv=−4秒がスレーブ2へ送信され
る。スレーブ2は、時刻設定要求(tv=−4)を10:00:
10に受信したとすると、スレーブクロック10を4秒遅ら
せ、10:00:06に補正する。
つぎに範囲チェックに合格する場合についての例を挙
げて説明する。
タイマCtは1分間とし、カウンタ6の規定回数Ct=5
とする。
i=1,2,3,4および5に対していずれも範囲チェック
に合格し、a(1)=3(秒),a(2)=2,a(3)=
1,a(4)=0,a(5)=1であったとする。
平均値tAおよび標準偏差bは下記のように求められ
る。
つぎにtA−b<a(i)<tA+bの範囲チェックを行
なう。この範囲に入らないのはa(1)=3とa(4)
=0である。a(4)=0の誤差値は認め、a(1)=
3を削除して、平均値の再計算を行なう。
この平均値1.0を設定変分tvとしてスレーブ2へ時刻
設定要求を送信する。スレーブ2はスレーブクロック10
の時刻を1秒進ませることにより補正する。
上記の実施例においてカウンタ6およびタイマ8の各
パラメータ値CtおよびTcは可変とし、外部環境、例えば
通信時間や他の処理との競合状況の変動により、本シス
テムによる時刻補正の信頼性が低下することのないよう
にする。
また本発明の他の実施例として、範囲チェックのみの
簡易時刻チェックシステムを構成することもできる。
なお、システムの構成要素(ステーション)が多数の
場合であっても、そのうちの1つをマスタとし、他を全
てスレーブとし、上記同様の各スレーブのスレーブクロ
ックをマスタクロックを基準として補正するように構成
することができることは勿論である。
〔発明の効果〕
本発明によれば複数の構成要素からなる複合システム
において、1つの構成要素をマスタとし、他をスレーブ
とする時刻補正のマスタースレーブシステムを構成し、
マスタから定期的に時刻要求を行ない、誤差のチェック
および誤差の補正要求を行なうので、人手および特別な
ハードウエアを必要とせず従って費用効果が大であると
共に、時刻のチェックが容易であり、時刻設定も正確で
柔軟性がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による自動時刻補正方式の構成を示す
図、第2図は本発明による自動補正方式の動作を示す流
れ図である。 1……クロックマスタステーション、2……クロックス
レーブステーション、3……回線、4……マスタクロッ
ク、5……システムクロック制御部、6……カウンタ、
7……メモリ、8……タイマ、9……スレーブクロック
制御部、10……スレーブクロック。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の構成要素からなるシステムを、時刻
    に関して、基準となるマスタクロックを有する1つのマ
    スタとそれぞれスレーブクロックを有するスレーブとか
    らなるマスタースレーブシステムとして定義し、 前記マスタは、 各前記スレーブに対して定期的にスレーブクロックの時
    刻通知を要求する手段と、 前記スレーブから時刻通知を受領し、受領したスレーブ
    クロックの時刻が、マスタでの時刻通知要求送信時の時
    刻と時刻通知受信時の時刻の範囲内にあるか否かの範囲
    チェックを行う手段と、 範囲チェックの結果不合格の場合には両者の時刻差に基
    づき設定時刻を算出する第一の算出手段と、 所定回数にわたり範囲チェックの結果が合格の場合に
    は、前記時刻差の標準偏差を求め、この標準偏差に基づ
    き設定時刻を算出する第二の算出手段と、 算出された設定時刻に従って時刻設定を前記スレーブに
    要求する手段とを具備し、 各前記スレーブは、 前記マスタからの時刻通知要求に応じてスレーブクロッ
    クの現在時刻を通知する手段と、 前記マスタからの時刻設定要求に基づきスレーブクロッ
    クを補正する手段とを具備することを特徴とするシステ
    ム構成要素の自動時刻補正方式。
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