JP5433326B2 - 電力系統遠方監視制御装置 - Google Patents

電力系統遠方監視制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5433326B2
JP5433326B2 JP2009162305A JP2009162305A JP5433326B2 JP 5433326 B2 JP5433326 B2 JP 5433326B2 JP 2009162305 A JP2009162305 A JP 2009162305A JP 2009162305 A JP2009162305 A JP 2009162305A JP 5433326 B2 JP5433326 B2 JP 5433326B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
time
unit
count value
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009162305A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011019341A (ja
Inventor
利明 峯岸
孝一 竹ノ内
勉 丹野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2009162305A priority Critical patent/JP5433326B2/ja
Publication of JP2011019341A publication Critical patent/JP2011019341A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5433326B2 publication Critical patent/JP5433326B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)

Description

本発明は、電力系統内に配置された機器を遠方から制御する電力系統遠方監視制御装置に関する。
電力系統の設備機器を遠隔的に監視及び制御する遠方監視制御装置は、機器状態を入力し機器状態の変化が発生したときの発生時刻を付加して制御所へ通知する機能を有している。
遠方監視制御装置は、例えば特許文献1に開示されているように、変電機器本体から抽出した交流電気量を入力し、ディジタルデータに変換し、時刻付けされたディジタルデータを出力するセンサーユニット等を設けた例などが知られている。
遠方監視制御装置は、中央演算用のメイン基板と複数の入力基板を有し、それぞれ分担して制御処理を行うものがある。
電力系統内に配置された機器の状態の変化が発生したときに、この状態変化を知らせる情報に時刻を付加して制御所へ伝送する。このとき、入力端末に近い場所で時刻を付加することにより、時刻精度を高めている。
特開2002−315233号公報
ところが、中央演算用のメイン基板と、複数の入力基板とで制御処理を分担する構成の場合には、メイン基板から入力基板に時刻同期するシステムが必要となる。この場合、複数の入力基板に対して、メイン基板から各入力基板へ高精度に時刻同期を行うことや、基板間の時間誤差を小さくする必要がある。また、このようなシステムを構築するために、各入力基板には時計ICやマイコン等が必要であった。
通常、遠方監視制御装置は、多くの入力基板が必要で、それぞれの入力基板に対して、マイコン周辺回路等が設けられるため、部品点数が多く、故障率の上昇を招く要因となった。また、コスト増大の要因ともなっていた。
本発明は上述の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、電力系統遠方制御装置におけるメイン基板および入力基板の間で、通信情報に付加される時刻情報の精度を向上させることである。
上記目的を達成するための本発明に係る電力系統遠方監視制御装置は、電力系統内に配置された少なくとも1つの機器の状態の変化を示す情報を含む機器状態変化情報が入力される少なくとも1つの入力基板と、この入力基板に入力された前記機器状態変化情報に基づいて演算を行うメイン基板と、を有する電力系統遠方監視制御装置において、前記入力基板は、前記機器状態変化情報が入力される入力状態確認部と、一定の時間間隔で時間をカウントする機能と、この機能により得られたカウント値を格納する機能を備えたカウンタ部と、前記入力状態確認部に入力された前記機器状態変化情報と、前記カウンタ部に格納された前記カウント値と、をそれぞれ受信して、前記カウント値を前記機器状態変化情報に付してカウント値付機器状態変化情報を作成する機能を備えた入力基板用情報検定処理部と、前記カウント値付機器状態変化情報を、前記入力基板用情報検定処理部から受信して格納可能な入力基板用情報格納部と、前記カウント値付機器状態変化情報を含む情報を、前記メイン基板との間で互いに送受信可能に構成された入力基板用送受信部と、前記入力基板用情報検定処理部が前記カウント値を前記機器状態変化情報に付して作成した前記カウント値付機器状態変化情報を前記入力基板用送受信部から前記メイン基板に送信した旨の通知を前記入力基板用送受信部から受けた後に前記カウンタ部によるカウントをリセットして再開させるカウンタリセット部と、を有し、前記メイン基板は、前記カウント値付機器状態変化情報を含む情報を、前記入力基板用送受信部との間で互いに送受信可能に構成されたメイン基板用送受信部と、前記メイン基板用送受信部を介して前記入力基板に対して所定の情報について情報送信要求を行う機能を備えたポーリング部と、前記メイン基板用送受信部に入力された前記カウント値付機器状態変化情報を格納可能な受信情報格納部と、前記受信情報格納部に格納された前記カウント値付機器状態変化情報を検出し、前記機器の状態が変化していると判定されたときに、前記カウント値付機器状態変化情報に付された前記カウント値を送信可能に構成されたメイン基板用情報検定処理部と、前記メイン基板の基準時刻を送信可能な時計部と、前記ポーリング部が前記情報送信要求を行う毎に前記時計部から受信した時刻に基づいて定める情報送信要求時刻を保存可能で、前記メイン基板用情報検定処理部が送信する前記カウント値を受信可能で、前記カウントおよび保存された前記情報送信要求時刻に基づいて、前記機器の状態が変化した時刻を導出するように構成された時刻補正処理部と、前記時刻補正処理部で導出された時刻が付された前記機器状態変化情報を格納するように構成されたメイン基板用情報格納部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、電力系統遠方監視制御装置におけるメイン基板および入力基板の間で、通信情報に付加される時刻情報の精度を向上させることが可能になる。
本発明に係る第1の実施形態の電力系統遠方監視制御装置の構成を示すブロック図である。 図1のメイン基板および入力基板の構成を示すブロック図である。 本発明に係る第2の実施形態の電力系統遠方監視制御装置におけるメイン基板および入力基板の構成を示すブロック図である。 本発明に係る第3の実施形態の電力系統遠方監視制御装置を用いて機器の状態変化発生時刻を算出する工程を示すフロー図である。 本発明に係る第4の実施形態の電力系統遠方監視制御装置におけるメイン基板および入力基板の構成を示すブロック図である。
以下、本発明に係る電力系統遠方監視制御装置の実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
本発明に係る第1の実施形態について、図1および図2を用いて説明する。図1は、本実施形態の電力系統遠方監視制御装置の構成を示すブロック図である。図2は、図1のメイン基板20および入力基板10の構成を示すブロック図である。
先ず、本実施形態の電力系統遠方監視制御装置の構成について説明する。
電力系統遠方監視制御装置は、電力系統内に配置された複数の機器50それぞれの状態等を制御する装置である。当該装置は、各機器50それぞれと互いに通信可能な複数の入力基板10と、それぞれの入力基板10と互いに通信可能なメイン基板20とを有する。
各入力基板10およびメイン基板20は、機器50の状態の変化を示す機器状態変化情報(以後、状変情報と称す。)を互いに通信可能である。
ここで、入力基板10およびメイン基板20の構成について、図2を用いて説明する。
各入力基板10それぞれは、入力状態確認部11、カウンタ部15、入力基板用情報検定処理部12、カウンタリセット部16、入力基板用情報格納部13、および入力基板用送受信部14を有する。
入力状態確認部11は、電力系統内に配置された機器50の状態の変化を示す状変情報が入力される。
カウンタ部15は、時間をカウントする機能を有する。例えば、一定の時間間隔でカウントアップまたはカウントダウンする。さらに、このカウンタ部15は、カウントされて得られたカウント値を格納する。また、後述するカウンタリセット部16からリセットする旨の通知を受けて、カウントを再開できるように構成されている。
入力基板用情報検定処理部12は、入力状態確認部11に入力された状変情報と、カウンタ部15に格納されたカウント値と、をそれぞれ受信可能に構成されている。入力基板用情報検定処理部12は、受信したカウント値を、受信した状変情報に付加して、カウント値付状変情報を作成する。
カウンタリセット部16は、カウント値を付加した後に、カウンタ部15にカウント動作をリセットする旨の通知を行う機能を有している。入力基板用情報格納部13は、カウント値付状変情報を、入力基板用情報検定処理部12から受信して格納するように構成されている。
入力基板用送受信部14は、カウント値付状変情報等を含む情報を、後述するメイン基板用送受信部21との間で互いに送受信可能に構成されている。
一方、メイン基板20は、メイン基板用送受信部21、ポーリング部25、受信情報格納部22、メイン基板用情報検定処理部23、時刻補正処理部28、時計部27、およびメイン基板用情報格納部24を有している。ここで、時計部27は、メイン基板20の基準時刻を管理する機能を有している。
メイン基板用送受信部21は、カウント値付状変情報等を含む情報を、入力基板用送受信部14との間で互いに送受信可能である。ポーリング部25は、メイン基板用送受信部21を介して入力基板10に対して所定の情報について情報送信要求を行う機能を備えている。
受信情報格納部22は、メイン基板用送受信部21に入力されたカウント値付状変情報を格納できるように構成されている。ここで格納とは、一時的に保存することも含んでいる。
メイン基板用情報検定処理部23は、受信情報格納部22に格納されたカウント値付状変情報を検出して、機器50の状態が変化しているか否かを判定する機能を備えている。ここで、状態が変化していると判定されたときには、カウント値付状変情報に付加されたカウント値を、時刻補正処理部28に送信するように構成されている。
時刻補正処理部28は、ポーリング部25が入力基板10に対して情報送信要求を行う毎に情報送信要求時刻を保存可能で、且つメイン基板用情報検定処理部23が送信するカウント値を受信可能に構成されている。また、時刻補正処理部28は、受信したカウント値および情報送信要求時刻それぞれに基づいて、機器50の状態が変化した時刻を導出する機能を備えている。
メイン基板用情報格納部24は、時刻補正処理部28で導出された時刻が付された状変情報を格納する。
続いて、この電力系統遠方監視制御装置の作用について説明する。
先ず、入力基板10側で、入力状態確認部11に、状変情報を含む信号情報が入力される。入力された信号情報は、入力基板用情報検定処理部12に送られて、ここで電力系統内の機器50の状態が変化したか否かを判定する。状変情報から機器50の状態変化を判定した入力基板用情報検定処理部12は、カウンタ部15から状変情報を検出した時のカウント値を受信する。このとき、入力基板用情報検定処理部12は、受信したカウント値を状変情報に付加してカウント値付状変情報を作成し、このカウント値付状変情報を入力基板用情報格納部13に送信する。入力基板用情報格納部13は、カウント値付状変情報を一時保存する。
メイン基板20側では、ポーリング部25が、メイン基板用送受信部21を介して入力基板10に対して情報送信要求を行う。これと同時にポーリング部25は、時刻補正処理部28へ情報送信要求を行った旨の通知を行う。
入力基板10側では、入力基板用送受信部14が情報送信要求を受信する。このとき、入力基板用送受信部14は、入力基板用情報格納部13に格納されたカウント値付状変情報を受信して、メイン基板用送受信部21へ送信する。また、同時に入力基板用送受信部14は、カウンタリセット部16にカウント値付状変情報を送信した旨の通知を行う。
この通知を受けたカウンタリセット部16は、当該通知内容をカウンタ部15へ通知する。このとき、カウンタ部15はカウント値をリセットして再びカウントを開始する。
一方、メイン基板20側では、メイン基板用送受信部21でカウント値付状変情報が入力される。カウント値付状変情報が入力されたメイン基板用送受信部21は、当該情報を受信情報格納部22へ送信する。受信情報格納部22は、受信したカウント値付状変情報を格納する。
次に、メイン基板用情報検定処理部23は、このカウント値付状変情報に基づいて機器50の状態が変化したか否かを判定する。ここで、機器50の状態が変化したと判定したときには、カウント値付状変情報に付加されたカウント値を時刻補正処理部28に送信する。
時刻補正処理部28は、ポーリング部25が入力基板10に情報送信要求を行うと同時に情報送信要求を行った旨の通知を、ポーリング部25から受信する。この都度、すなわち、ポーリング部25が情報送信要求を行った旨の通知を受信する毎に、時刻補正処理部28は、時計部27で管理している時刻を登録しておく。
ここで、時刻補正処理部28は、ポーリング部25から通知を受けた直前の登録時刻(通知時刻)と、メイン基板用情報検定処理部23から受信したカウント値と、に基づいて演算を行い、機器50の状態が変化した時刻を導出する。
この後に、メイン基板用情報検定処理部23は、状態が変化した時刻が付加された状変情報を、メイン基板用情報格納部24に送信する。メイン基板用情報格納部24は、受信した当該状変情報を格納する。
以上の説明からわかるように、本実施形態によれば、入力基板10にカウンタ部15を設けて、状変情報にカウント値を付加することで、高精度な時刻管理が可能となる。よって、電力系統遠方制御装置にかかるメイン基板20および各入力基板10の間で送受信される情報に付加される時刻情報の精度を向上させることが可能になる。
[第2の実施形態]
本発明に係る電力系統遠方監視制御装置の第2の実施形態について、図3を用いて説明する。図3は、本実施形態の電力系統遠方監視制御装置におけるメイン基板20および入力基板10の構成を示すブロック図である。なお、本実施形態は、第1の実施形態の変形例であって、第1の実施形態と同一部分または類似部分には、同一符号を付して、重複説明を省略する。
本実施形態の入力基板10は、入力基板用送受信部14、カウンタ部15、および入力基板用情報格納部13それぞれと互いに通信可能なカウント値減算処理部17を有している。
また、本実施形態のカウント値は、カウント値付状変情報に付加された第1カウント値と、この第1カウント値と異なるタイミングにカウンタ部15から取得される第2カウント値が含まれる。
カウント値減算処理部17は、入力基板用送受信部14がポーリング部25から送信された情報送信要求を受信したときに、当該情報を受信した旨の通知を受ける。このとき、カウント値減算処理部17は、入力基板用情報格納部13から第1カウント値が既に付されているカウント値付状変情報を受信する。これと同時に、カウント値減算処理部17は、第1カウント値がリセットされた後にカウントを再開しているカウンタ部15から、第2カウント値を取得する。
この後に、カウント値減算処理部17は、第1カウント値から第2カウント値を減算して、減算カウント値を作成し、当該減算カウント値をカウント値付状変情報に付加しなおして、減算カウント値付状変情報を作成する。
この後に、減算カウント値付状変情報を、入力基板用送受信部14を介してメイン基板20に送信する。
メイン基板20側では、第1の実施形態と同様に、メイン基板用情報検定処理部23が、減算カウント値付状変情報を受信する。この後に、時刻補正処理部28は、時計部27から取得した現在時刻と、減算カウント値と、に基づいて、機器50の状態が変化した時刻を導出する。
第1の実施形態では、メイン基板20で入力基板10毎にポーリング部25から情報送信要求時刻を記憶して補正を行う必要があった。
これに対して、本実施形態では、入力基板10側で、機器50の状態変化を検出したときおよび情報送信要求を受信したとき、それぞれで第1および第2カウンタ値それぞれを取得し演算することができる。これにより、メイン基板20では、現在時刻と、入力基板10側で演算された減算カウント値との演算だけで機器50の状態変化の発生時刻を導出できる。
メイン基板20は、通常、各入力基板10に比べて演算量が多い。本実施形態によれば、メイン基板20の演算がより簡素になるため、信頼性の高い時刻管理が可能になる。
[第3の実施形態]
本発明に係る電力系統遠方監視制御装置の第3の実施形態について、図4を用いて説明する。図4は、本実施形態の電力系統遠方監視制御装置を用いて機器50の状態変化発生時刻を算出する工程を示すフロー図である。電力系統遠方監視制御装置は、図2と同様の構成である。なお、本実施形態は、第1の実施形態の変形例であって、第1の実施形態と同一部分または類似部分には、同一符号を付して、重複説明を省略する。
本実施形態の電力系統遠方監視制御装置は、状変情報のビット数または情報送信要求のビット数と、メイン基板20および入力基板10の間の送受信時の情報伝送速度と、に基づいて、伝送遅延時間を算出し、この算出された伝送遅延時間に基づいて、状変情報における機器50の状態が変化した時刻を補正する手段を有している。
先ず、状変情報のデータ量等を示す状変情報ビット数を取得して(ステップS401)、メイン基板20および入力基板10の間の情報の伝送速度を取得する(ステップS402)。ここで、状変情報ビット数を伝送速度で除算して、補正値を算出する(ステップS403)。この補正値は、伝送遅延時間である。
次に、補正前の機器状態変化発生時刻を取得して(ステップS404)、補正前の機器状態変化発生時刻から上記の補正値を減算する(ステップS405)。この減算値が、補正後の機器状態変化発生時刻となる(ステップS406)。
これにより、本実施形態によれば、第1の実施形態に比べて、入力基板10およびメイン基板20の間の伝達遅延時間の影響を補正するため、より高精度に時刻を管理することが可能になる。
また、情報送信要求を送信する時刻を基準にして、状態変化発生時刻を算出することもできる。この場合、情報送信要求のビット数を取得する(ステップS411)。上記と同様に、伝送速度を取得する(ステップS402)。ここで、情報送信要求ビット数を伝送速度で除算して伝送遅延時間である補正値を算出する(ステップS403)。
この後に、取得した補正前の状変発生時刻から情報送信要求の送信時刻を減算して、さらに補正値を加算して(ステップS405)、補正後の状変発生時刻を求める(ステップS406)ことも可能である。
[第4の実施形態]
本発明に係る電力系統遠方監視制御装置の第4の実施形態について、図5を用いて説明する。図5は、本実施形態の電力系統遠方監視制御装置におけるメイン基板20および入力基板10の構成を示すブロック図である。なお、本実施形態は、第1の実施形態の変形例であって、第1の実施形態と同一部分または類似部分には、同一符号を付して、重複説明を省略する。
メイン基板20は、時計部27と互いに通信可能で、当該統計部の時刻情報を送受信可能な時刻通知処理部29を有している。第1の実施形態で説明したポーリング部25(図2)は、時刻通知情報と送受信可能に構成されて時刻通知処理部29から受信した時刻情報を各入力基板10それぞれに同時に送信する機能を備えた同報通知送信部25aを含んでいる。
時刻通知処理部29は、時計部27から受信する時刻に基づいて、所定のタイミングで同報通知送信部25aに時刻情報を通知するように構成されている。同報通知送信部25aは、メイン基板用送受信部21を介して所定のタイミングに各入力基板10全てに時刻情報を送信する機能を備えている。
一方、各入力基板10それぞれは、情報種別判定処理部18を有している。この情報種別判定処理部18は、入力基板用送受信部14と互いに通信可能で、少なくとも情報送信要求および時刻情報を含む情報を受信可能に構成されている。また、情報種別判定処理部18は、受信した情報が時刻情報であるか否かを判定する機能を備え、時刻情報を受信したと判定したときには、時刻情報を受信した旨をカウンタリセット部16に通知するように構成されている。
カウンタリセット部16は、時刻情報を受信した旨の通知を受けたときにカウンタ部15をリセットさせる機能を備えている。
ここで、本実施形態の作用について説明する。
先ず、メイン基板20の時刻通知処理は時計部27から受信する時刻情報に基づいて、定期的に同報通知送信部25aへ時刻情報等を通知する。時刻情報が通知された同報通知送信部25aは、メイン基板用送受信部21を介して、定期的にブロードキャスト通信などを用いて、各入力基板10へ時刻情報を同報伝送する。
各入力基板10それぞれは、各入力基板用送受信部14を介して各入力基板用情報検定処理部12で、時刻情報を受信したか否かを判定する。
このとき、時刻情報であると判定された場合には、カウンタリセット部16に、その旨を通知する。カウンタリセット部16は、カウンタ部15をリセットさせる。
これ以降のカウンタ部15の動作は、第1の実施形態と同様である。
以上の説明からわかるように本実施形態によれば、全ての入力基板10に対して、各入力基板10のカウンタ部15のカウント動作を、同時に再スタートさせることができるため、第1の実施形態に比べて、各入力基板10同士のカウント値の差分を小さくすることができる。
[その他の実施形態]
上記実施形態の説明は、本発明を説明するための例示であって、特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではない。また、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
上記の第1〜第4の実施形態それぞれの特徴を組み合わせることも可能である。
10…入力基板、11…入力状態確認部、12…入力基板用情報検定処理部、13…入力基板用情報格納部、14…入力基板用送受信部、15…カウンタ部、16…カウンタリセット部、17…カウント値減算処理部、18…情報種別判定処理部、20…メイン基板、21…メイン基板用送受信部、22…受信情報格納部、23…メイン基板用情報検定処理部、24…メイン基板用情報格納部、25…ポーリング部、25a…同報通知送信部、27…時計部、28…時刻補正処理部、29…時刻通知処理部、50…機器

Claims (4)

  1. 電力系統内に配置された少なくとも1つの機器の状態の変化を示す情報を含む機器状態変化情報が入力される少なくとも1つの入力基板と、この入力基板に入力された前記機器状態変化情報に基づいて演算を行うメイン基板と、を有する電力系統遠方監視制御装置において、
    前記入力基板は、
    前記機器状態変化情報が入力される入力状態確認部と、
    一定の時間間隔で時間をカウントする機能と、この機能により得られたカウント値を格納する機能を備えたカウンタ部と、
    前記入力状態確認部に入力された前記機器状態変化情報と、前記カウンタ部に格納された前記カウント値と、をそれぞれ受信して、前記カウント値を前記機器状態変化情報に付してカウント値付機器状態変化情報を作成する機能を備えた入力基板用情報検定処理部と、
    記カウント値付機器状態変化情報を、前記入力基板用情報検定処理部から受信して格納可能な入力基板用情報格納部と、
    前記カウント値付機器状態変化情報を含む情報を、前記メイン基板との間で互いに送受信可能に構成された入力基板用送受信部と、
    前記入力基板用情報検定処理部が前記カウント値を前記機器状態変化情報に付して作成した前記カウント値付機器状態変化情報を前記入力基板用送受信部から前記メイン基板に送信した旨の通知を前記入力基板用送受信部から受けた後に前記カウンタ部によるカウントをリセットして再開させるカウンタリセット部と、
    を有し、
    前記メイン基板は、
    前記カウント値付機器状態変化情報を含む情報を、前記入力基板用送受信部との間で互いに送受信可能に構成されたメイン基板用送受信部と、
    前記メイン基板用送受信部を介して前記入力基板に対して所定の情報について情報送信要求を行う機能を備えたポーリング部と、
    前記メイン基板用送受信部に入力された前記カウント値付機器状態変化情報を格納可能な受信情報格納部と、
    前記受信情報格納部に格納された前記カウント値付機器状態変化情報を検出し、前記機器の状態が変化していると判定されたときに、前記カウント値付機器状態変化情報に付された前記カウント値を送信可能に構成されたメイン基板用情報検定処理部と、
    前記メイン基板の基準時刻を送信可能な時計部と、
    前記ポーリング部が前記情報送信要求を行う毎に前記時計部から受信した時刻に基づいて定める情報送信要求時刻を保存可能で、前記メイン基板用情報検定処理部が送信する前記カウント値を受信可能で、前記カウントおよび保存された前記情報送信要求時刻に基づいて、前記機器の状態が変化した時刻を導出するように構成された時刻補正処理部と、
    前記時刻補正処理部で導出された時刻が付された前記機器状態変化情報を格納するように構成されたメイン基板用情報格納部と、
    を有することを特徴とする電力系統遠方監視制御装置。
  2. 前記入力基板は、前記入力基板用送受信部、カウンタ部、および入力基板用情報格納部それぞれと互いに通信可能なカウント値減算処理部を有し、
    前記カウント値は、前記カウント値付機器状態変化情報に付された第1カウント値と、この第1カウント値と異なる時期に前記カウント部から取得される前記第2カウント値を含み、
    前記カウント値減算処理部は、前記入力基板用送受信部が前記情報送信要求を受信したときに、
    前記入力基板用情報格納部から第1カウント値が付された前記カウント値付機器状態変化情報を受信して且つ前記カウンタ部から第2カウント値を取得して、
    前記第1カウント値から第2カウント値を減算して得られた減算カウント値を、前記カウント値付機器状態変化情報に付しなおして、減算カウント値付機器状態変化情報を作成し、
    前記減算カウント値付機器状態変化情報を、前記入力基板用送受信部を介して前記メイン基板に送信するように構成されて、
    前記メイン基板は、
    前記メイン基板が有する時計部から取得した現在時刻と、前記減算カウント値と、に基づいて、前記機器の状態が変化した時刻を導出するように構成されていること、
    を特徴とする請求項1に記載の電力系統遠方監視制御装置。
  3. 前記機器状態変化情報のビット数と、前記メイン基板および入力基板の間の送受信時の情報伝送速度と、に基づいて、伝送遅延時間を算出し、この算出された前記伝達遅延時間に基づいて、前記機器状態変化情報における前記機器の状態が変化した時刻を補正する手段を有することを特徴とする請求項1に記載の電力系統遠方監視制御装置。
  4. 前記入力基板を複数備え、
    前記メイン基板は、前記時計部と時刻情報を送受信可能な時刻通知処理部を有し、
    前記ポーリング部は、前記時刻通知情報と送受信可能に構成されて、前記時刻通知処理部から受信した前記時刻情報を前記各入力基板それぞれに同時に送信する機能を備えた同報通知送信部を含み、
    前記時刻通知処理部は、前記時計部から受信する時刻に基づいて所定の時期に前記同報通知送信部に前記時刻情報を通知するように構成されて、
    前記同報通知送信部は、前記メイン基板用送受信部を介して所定の時期に前記各入力基板それぞれに前記時刻情報を送信するように構成されて、
    前記各入力基板それぞれは、前記入力基板用送受信部と互いに通信可能で、少なくとも前記情報送信要求および時刻情報を受信可能に構成された情報種別判定処理部を有し、
    前記情報種別判定処理部は、受信した情報が前記時刻情報であるか否かを判定して、前記時刻情報を受信したと判定したときに、前記時刻情報を受信した旨を前記カウンタリセット処理部に通知するように構成されて、
    前記カウンタリセット処理部は、前記時刻情報を受信した旨の通知を受けたときに前記カウンタをリセットするように構成されていること、
    を特徴とする請求項1に記載の電力系統遠方監視制御装置。
JP2009162305A 2009-07-09 2009-07-09 電力系統遠方監視制御装置 Active JP5433326B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009162305A JP5433326B2 (ja) 2009-07-09 2009-07-09 電力系統遠方監視制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009162305A JP5433326B2 (ja) 2009-07-09 2009-07-09 電力系統遠方監視制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011019341A JP2011019341A (ja) 2011-01-27
JP5433326B2 true JP5433326B2 (ja) 2014-03-05

Family

ID=43596698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009162305A Active JP5433326B2 (ja) 2009-07-09 2009-07-09 電力系統遠方監視制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5433326B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63109695A (ja) * 1986-10-27 1988-05-14 Hitachi Ltd 遠方監視装置における伝送信号処理方法
JP3282368B2 (ja) * 1994-05-17 2002-05-13 富士電機株式会社 遠方監視制御装置
JP2001245369A (ja) * 2000-03-01 2001-09-07 Hitachi Ltd 遠方監視制御装置のデータ入力回路
JP3907998B2 (ja) * 2001-02-09 2007-04-18 株式会社東芝 変電機器保護制御システム
JP2005269759A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Meidensha Corp サンプリング同期方式および時間管理方式

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011019341A (ja) 2011-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9907039B2 (en) Sensor information processing apparatus, sensor information processing method, and sensor information processing program
US8891716B2 (en) Node device and method for synchronizing clock times
US9608753B2 (en) Time synchronization system, management node, and time synchronization method
US9883474B2 (en) Ring-shaped synchronous network system and time slave station
JP5441776B2 (ja) リング状同期ネットワークシステム
CN112606000B (zh) 一种自动化标定机器人传感器参数的方法、标定房、设备以及计算机介质
JP6465787B2 (ja) データ処理装置、デバイス、データ処理方法及びデータ処理プログラム
CN104247448A (zh) 通信装置和通信方法
EP2584778B1 (en) Display device and display system
JP5591869B2 (ja) センサ端末装置
US9323605B2 (en) Measured value transmitting device
JP2019057785A (ja) 無線通信システム、通信装置及びデータ統合方法
CN114422412A (zh) 一种设备检测方法、装置和通信设备
JP6191117B2 (ja) 無線通信装置、無線通信システム、無線通信方法、およびプログラム
JP5699446B2 (ja) データ収集装置
JP5433326B2 (ja) 電力系統遠方監視制御装置
JP2012147186A (ja) 無線通信装置及び無線通信システム
CN107666360B (zh) 列车系统时间同步控制方法和装置
US20110313549A1 (en) Field communication system
US20170090464A1 (en) Numerical control system having synchronous control function between units
JP5605096B2 (ja) ノード装置、時間同期システムおよび時間同期方法
US9660796B2 (en) Method for detecting in a receiver a transmitter local time
JP6965290B2 (ja) 無線通信装置、無線通信方法、および無線通信システム
JP6893070B2 (ja) 情報通信システム
KR101018465B1 (ko) 안전등급 plc의 타임 틱 동기화 장치

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20110421

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130808

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130813

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131002

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131209

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5433326

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151