JP5810924B2 - 高周波マイクロスイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、高周波マイクロスイッチに関するものであり、RF−MEMS(MicroElectro Mechanical Systems)スイッチ等の高周波マイクロスイッチの温度変動耐性の向上に関する。
近年、様々な技術分野において,マイクロマシニング技術により形成される微小構造を有する素子の応用化が図られている。そのなかにはリニアリティの良さなどからRF(高周波)デバイスに使用することを想定したRFスイッチデバイスも設計・試作がなされている。
このようなRFスイッチデバイスにおいてデバイスを作製する基板としてはSiウェーハなどを用い、また、配線としてはRF信号を低ロスで通過させるためAuやCu等の金属材料を用いる場合が多い。
特開2000−188049号公報
このようなRFスイッチデバイスにおいては、異種の材料を用いているために、それぞれの熱膨張係数の違いからデバイスの温度変化を生じた際に可動部分の形状が変形する可能性がある。特に、RFスイッチデバイスの可動領域に異種材料が存在するような場合には、接点ギャップ量の変動を起こす可能性がある。
極端な場合、駆動電圧を印加していないのに接点部がON状態になったり、或いは、駆動電圧を印加してもONしなくなる可能性があるので、この事情を図22乃至図25を参照して説明する。
図22は、試作したRF−MEMSスイッチの概略的平面図であり、図23は試作したRF−MEMSスイッチの概略的断面図である。図に示すように、シリコン基板51/SiO膜52/シリコン層53からなる貼り合わせ基板50にスリット54で分離されたデバイス領域を形成し、デバイス領域の中央よりの部分を可動梁部60とする。この可動梁部60は、シリコン基板51から浮き上がったシリコン層53により形成され、その上に、圧電駆動部61と信号配線66とが長手方向に沿って配置されている。
圧電駆動部61は下部電極62/PZT63/上部電極64の積層構造からなり、下部電極62は駆動電極パッド65に接続され、上部電極64は駆動電極パッド65に接続されている。なお、下部電極62はPtからなり、上部電極64はPt或いはAuで形成する。また、駆動電極パッド65,65はAuめっきで形成する。
信号配線66の一端は信号電極パッド67に接続され、信号配線66の他端は、接点部70を備えた接続配線68と接点ギャップを保って対向している。この接続配線68は、信号電極パッド67と支持部69と一体にAu電解めっきにより形成される。なお、信号配線66はAuスパッタ膜で形成し、信号電極パッド67はAuめっき膜で形成する。
図24は、試作したRF−MEMSスイッチの寸法の説明図であり、ここでは、その寸法の一例を説明する。圧電駆動部61のサイズは320μm×160μmであり、圧電駆動部61を設けた部分の可動梁部60の幅は170μmである。また、圧電駆動部61に接続する駆動電極パッド65,65のサイズは150μm×150μmである。一方、信号配線66の幅は30μmであり、信号配線66を設けた部分の可動梁部60のサイズは、400μm×35μmである。
図25は、試作したRF−MEMSスイッチのスイッチング動作の説明図であり、図25(a)に示すように、電圧OFF状態では信号配線66と接点部70は、例えば、0.3μmのギャップを介して対向した状態になっている。
図25(b)に示すように、電圧駆動部61に5V〜20Vの電圧を印加すると、可動梁部60は撓んで持ち上がり、信号配線66と接点部70とが接触してON状態となる。このようなRF−MEMSスイッチの寿命は、スイッチング回数として10回〜1010回程度になる。
しかし、温度変化を生じた際には、図25(c)に示すように、可動梁部60の形状が変形し、接点ギャップ量の変動を起こし、駆動電圧を印加していないのにスイッチがON状態になる問題がある。なお、これは極端な例であり、現実的には通常のON電圧より低い電圧でON状態になるようになる。こうなった場合、実際に問題となる現象としては、印加電圧をOFFしたときの可動梁部のバネとしての戻り力が小さくなり、接点が乖離しにくくなるといったことが考えられる。
したがって、本発明は、高周波マイクロスイッチの温度変動耐性を向上することを目的とする。
開示する一観点からは、シリコン基板と、前記シリコン基板に対して一部において絶縁層を介して密着しているシリコン層と、前記シリコン層に形成されるとともに、第1の信号配線と第1の電気的駆動部とを長手方向に配列した第1の可動梁部と、前記第1の可動梁部に対して線対称或いは回転対称のいずれかの対称的位置に併設された前記シリコン層に形成されるとともに、第2の信号配線と第2の電気的駆動部とを長手方向に配列した第2の可動梁部と、前記第1の信号配線の前記第1の電気的駆動部側の端部に設けられ、スイッチング動作時に前記第2の信号配線と電気的に接続する接点部を備えた配線接続部とを少なくとも備え、前記第1の可動梁部及び前記第2の可動梁部の一方が、スイッチング動作における駆動部であり、前記第1の可動梁部及び前記第2の可動梁部の他方が、スイッチング動作における非駆動部であることを特徴とする高周波マイクロスイッチが提供される。
開示の高周波マイクロスイッチによれば、温度変動耐性を向上することが可能になる。
本発明の実施の形態の高周波マイクロスイッチの構成説明図である。 本発明の実施例1のRF−MEMSスイッチの概略的平面図である。 本発明の実施例1のRF−MEMSスイッチのA−A′断面図である。 本発明の実施例1のRF−MEMSスイッチのスイッチング動作の説明図である。 本発明の実施例2のRF−MEMSスイッチの概略的平面図である。 本発明の実施例3のRF−MEMSスイッチの概略的平面図である。 本発明の実施例3のRF−MEMSスイッチの途中までの製造工程の説明図である。 本発明の実施例3のRF−MEMSスイッチの図7以降の途中までの製造工程の説明図である。 本発明の実施例3のRF−MEMSスイッチの図8以降の製造工程の説明図である。 本発明の実施例3のRF−MEMSスイッチのスイッチング動作の説明図である。 本発明の実施例4のRF−MEMSスイッチの概略的平面図である。 本発明の実施例4のRF−MEMSスイッチのスイッチング動作の説明図である。 本発明の実施例5のRF−MEMSスイッチの概略的平面図である。 本発明の実施例5のRF−MEMSスイッチのスイッチング動作の説明図である。 本発明の実施例6のRF−MEMSスイッチの概略的平面図である。 本発明の実施例6のRF−MEMSスイッチの概略的断面図である。 本発明の実施例6のRF−MEMSスイッチの途中までの製造工程の説明図である。 本発明の実施例6のRF−MEMSスイッチの図17以降の製造工程の説明図である。 本発明の実施例7のRF−MEMSスイッチの概略的平面図である。 本発明の実施例7のRF−MEMSスイッチの概略的断面図である。 本発明の実施例8のRF−MEMSスイッチの概略的平面図である。 試作したRF−MEMSスイッチの概略的平面図である。 試作したRF−MEMSスイッチの概略的断面図である。 試作したRF−MEMSスイッチの寸法の説明図である。 試作したRF−MEMSスイッチのスイッチング動作の説明図である。
ここで、図1を参照して、本発明の実施の形態の高周波マイクロスイッチを説明する。図1は本発明の実施の形態の高周波マイクロスイッチの構成説明図であり、ここでは平面図として示しているが、基本的な断面構造は図23に示した構造と同じである。
図に示すように、信号配線4,4と電気的駆動部3,3とを長手方向に配列した2つの可動梁部2,2を対称的に配置し、一方の信号配線4の端部に接点部6を備えた配線接続部5を設けたものである。即ち、従来は固定していた側の接点についても、可動側の接点と同じ構造の可動梁部2としたものである。なお、ここでは、一対の可動梁部2,2を線対称的に配置した例を示しているが、回転対称的に配置しても良い。なお、対称性については、数学的な意味での厳密な対称性が要求されるものではない。
電気的駆動部3,3はそれぞれ駆動電極パッド911,921,9に接続されている。また、信号配線4,4の一端は、それぞれ信号電極パッド8,8に接続され、信号配線4の他端には配線接続部5が設けられており、配線接続部5の端部に設けられた接点部6が信号配線4に対向している。
信号配線4を設けた側の電気的駆動部3に電圧を印加すると可動梁部2が撓んで持ち上がり接点部6と信号配線4とが接触してON状態となる。スイッチをOFFさせるため駆動電圧の印加を停止すると、可動梁部2のもつバネの力が接点が離れる方向に作用して接点部6が乖離してOFF状態になる。
なお、スイッチング動作時に非駆動部となる可動梁部2は、スイッチング動作時に駆動部となる可動梁部2と同じ寸法になるように形成するのが望ましい。その上で、特にベースとなるシリコン層との膨張率差の関係で温度変化時の影響をもっとも生じやすい信号配線4,4のメタルの長さを揃えるように設計することが望ましい。
このような構成にすることにより、可動梁部2は通常のON/OFF動作時に能動的に動作させるわけではないが、デバイスの温度変化があるとON/OFF動作時に駆動させる可動梁部2の位置変動と同調して同じ方向に同程度量の位置変動を生じる。これによって、接点部6と信号配線4との間のギャップが温度変動に拘らず一定に保たれるようになるため、駆動電圧を印加しないのにON状態になったり、或いは、駆動電圧を印加してもONしないといった不具合を発生することがなくなる。
なお、スイッチング動作時に非駆動部となる可動梁部2に設ける電気的駆動部3には駆動電極パッド911を設ける必要はない。しかし、駆動電極パッド911を外部から電圧を印加できるようにしておくことで、OFF時に積極的に接点を乖離させる新たな効果が期待できる。
即ち、通常、接点部はONの状態にすることでファンデルワールス力などに起因する粘着力が発生する。接点をOFFさせるため駆動電圧の印加を停止すると可動梁部2のもつバネの力が、接点が離れる方向に作用して接点部が乖離する。しかし、接点部のON/OFFを繰り返すことで接点部の微小領域の変形などで接点面積が変化し、接点部の粘着力が乖離させようとするバネの強さを上回って接点がOFFにならないスティッキングと呼ばれる現象を生じる場合がある。
この時、スイッチング動作時に非駆動部となる可動梁部2の電気的駆動部3に接点が離れる方向に電圧を印加することで、見かけ上、乖離力を強くしたのと同様の効果を得ることができる。これによって、従来よりも接点がスティッキングしにくい高周波マイクロスイッチを実現することができる。
また、配線接続部5は、両方の信号配線4,4から対向して延在するようにして、接点部6を中央よりに形成しても良く、それによって、形状がより対称的になるので接点部6と信号配線4との間のギャップが温度変動に拘らず一定に保たれる。
また、電気的駆動部3,3としては、圧電駆動部でも静電気駆動部でも良く、圧電駆動部とする場合には、下部電極/圧電体層/上部電極からなる積層構造を設ける。なお、圧電体層としては、典型的にはPZTを用いる。
また、静電気駆動部とする場合には、下部電極と、前記下部電極と空隙を介して対向する上部電極とを設ければ良く、この場合の下部電極はPt等の金属層を用いても良いし、或いは、イオン注入層を用いても良い。
次に、図2乃至図4を参照して、本発明の実施例1のRF−MEMSスイッチを説明する。図2は、本発明の実施例1のRF−MEMSスイッチの概略的平面図であり、図3は図2におけるA−A′を結ぶ一点鎖線に沿った断面図である。なお、図3(a)はOFF状態の断面図であり、図3(b)はON状態の断面図である。
図2及び図3に示すように、シリコン基板11にSiO膜12を介して貼り合わせたシリコン基板を研磨して厚さが5μm〜25μmとしたシリコン層13からなる貼り合わせ基板10を用意する。この貼り合わせ基板10にシリコン基板11に達するスリット14を形成して線対称的に配置された可動梁部20,20を形成する。この可動梁部20,20の底面側に接していたSiO膜12はスリット14を形成する工程の後に除去される。或いは、デバイス形成の初期段階に多数の微小穴をシリコン層13に形成して、前もってSiO膜12を除去しておいてもよい。さらにはシリコン基板11にシリコン層13を貼り合わせる前に、該当箇所のSiO膜12を前もって除去しておいても良い。
可動梁部20,20にはそれぞれ、Auスパッタ膜からなる信号配線26,26と圧電駆動部21,21とが長手方向に配置され、一方の信号配線26の端部には接点部30を備えた接続配線28が支持部29とともに金めっきにより一体に形成される。この時、OFF状態における接点部30と信号配線26の対向部との接点ギャップが0.3μmになるように設計する。また、信号配線26,26の一端は、それぞれ信号電極パッド27,27に接続される。
圧電駆動部21,21はそれぞれ下部電極22/PZT23/上部電極24、下部電極22/PZT23/上部電極24の積層構造からなる。上部電極24,24はそれぞれ駆動電極パッド2511,2521に接続され、また、下部電極22,22は共通の駆動電極パッド25に接続される。なお、下部電極22,22及び上部電極24,24はPtスパッタリング膜により形成する。
図4は、本発明の実施例1のRF−MEMSスイッチのスイッチング動作の説明図であり、図2におけるB−B′を結ぶ一点鎖線に沿った断面図として示している。図4(a)に示すように、OFF状態では、接点部30と信号配線26との間隙は0.3μmのギャップを保ったままである。
図4(b)に示すように、駆動電極パッド2521と駆動電極パッド25との間に電圧を印加すると、図3(b)に示すように可動梁部20が撓んで持ち上がり接点部30と信号配線26とが接触してON状態となる。
スイッチをOFFさせるため駆動電圧の印加を停止すると、可動梁部20のもつバネの力が、接点が離れる方向に作用して接点部30が乖離して、再び、図4(a)に示すOFF状態になる。この時、圧電駆動部21に電圧を印加して可動梁部20を撓ませることで、接点間を乖離させるための力がより大きくなるようにしても良い。
なお、圧電駆動部21に印加する電圧は、圧電駆動部21にON時に印加する電圧と同じである必要はなく、接点を乖離させるのに十分であるならば半分の電圧でも良い。また、電圧を印加する時間についても、OFF状態に常に印加をする必要もなく、接点間の粘着力が問題となる接点が乖離してしまうまでのごく短い時間だけ電圧を印加すれば良い。
図4(c)は、温度変化が生じた場合のOFF状態の説明図である。温度変化を生じた場合にも、信号配線26を支持する可動梁部20も信号配線26を介して接続配線28を支持する可動梁部20も同じように変化するので、接点ギャップとしてはほとんど変化せず、スティッキングが発生することがない。
本発明の実施例1においては、信号配線26,26を支持する可動梁部20,20を対称的に形成しているので、温度変化による変動量を互いに相殺するように作用し、接点ギャップの変化を抑制することができる。
次に、図5を参照して、本発明の実施例2のRF−MEMSスイッチを説明する。図5は、本発明の実施例2のRF−MEMSスイッチの概略的平面図であり、可動梁部20に設ける圧電駆動部21に対する駆動電極パッドとの接続をなくしたものである。
即ち、スイッチング時に非駆動部となる可動梁部20に設ける圧電駆動部21に対する電圧印加は原理的に必要がないので省略したものである。それによって、外部電源に対する配線及び駆動電極パッドの形成工程が不要になり、また、配線及び駆動電極パッドを設けるスペースが不要になる。その他の構成は上記の実施例1のRF−MEMSスイッチと全く同じであり、B−B′を結ぶ一点鎖線に沿った断面構造も図4に示した構造と同じになる。
次に、図6乃至図10を参照して、本発明の実施例3のRF−MEMSスイッチを説明する。図6は、本発明の実施例3のRF−MEMSスイッチの概略的平面図であり、基本的構成は上記の実施例1と同じであるが、接点部分を対称的にしたものである。即ち、信号配線26に接続する接続配線28の長さを短くし、信号配線26にも支持部29を介して接続配線28を設けたものである。
次に、接点部分の製造工程を簡単に説明するが、ここでは、圧電駆動部や電極パッドの形成工程は省略する。まず、図7(a)に示すようにシリコン基板11/SiO膜12/シリコン層13からなる貼り合わせ基板10にスリットに対応する開口部を有するレジストマスク15を設ける。
次いで、図7(b)に示すように、レジストマスク15をマスクとしてポリッシュプロセスなどのドライエッチングを施すことによってスリット14を形成する。この後、スリット14で囲まれた可動梁部20,20の下部のSiO膜12について、ウエットエッチングすることで中空状とする。なおこの場合は、図においては、残存するSiO膜12を強調して示しているが、実際にはもっと後退している。他の方法としては、図7(a),(b)と同様のプロセスをもっと微小な穴を多数並べることで可動梁部20,20の下にあたるSiO膜12を前もって除去しておいても良い。この場合には、残存するSiO膜12が余分に後退することはない。
次いで、図7(c)に示すように、レジストマスク15を除去したのち、Au膜をマスクスパッタリングすることによって可動梁部20,20上にそれぞれ信号配線26,26を形成する。
次いで、図7(d)に示すように、全面にTEOS(テトラエトキシシラン)を用いて第1犠牲層16を形成する。次いで、図8(e)に示すように、信号配線26,26の端部に対する開口部17を形成する。
次いで、図8(f)に示すように、めっきフレーム(図示は省略)を用いてAuを電解めっきすることによって、信号配線26には支持部29を、また、信号配線26には支持部29と接続配線28とを一体に形成する。
次いで、図8(g)に示すように、再び、全面にTEOSを用いて第2犠牲層18を形成する。次いで、図9(h)に示すように、支持部29に対する凹部19と接点部を形成するための凹部19を形成する。なお、接点部を形成するための凹部19は、接続配線28の端部に対向するように形成する。
次いで、図9(i)に示すように、めっきフレーム(図示は省略)を用いてAuを電解めっきすることによって、支持部29に接続する支持部29と接点部30を備えた接続配線28とを一体に形成する。
次いで、図9(j)に示すように、フッ酸蒸気を用いてエッチングすることによって第2犠牲層18及び第1犠牲層16を順次除去する。なお、TEOS膜は通常のシリコン熱酸化工程によって形成されたSiO膜に比べてエッチングされやすいので、この工程においてSiO膜12が不所望に除去されることはない。
図10は、本発明の実施例3のRF−MEMSスイッチのスイッチング動作の説明図である。図10(a)に示すように、OFF状態では、接点部30と接続配線28との間隙は0.3μmのギャップを保ったままである。
図10(b)に示すように、駆動電極パッド2521と駆動電極パッド25との間に電圧を印加すると、図3(b)に示すように可動梁部20が撓んで持ち上がり接点部30と接続配線28とが接触してON状態となる。
スイッチをOFFさせるため駆動電圧の印加を停止すると、可動梁部20のもつバネの力が、接点が離れる方向に作用して接点部30が乖離して、再び、図10(a)に示すOFF状態になる。この時、圧電駆動部21に電圧を印加して可動梁部20を撓ませることで、接点間を乖離させるための力がより大きくなるようにしても良い。
図10(c)は、温度変化が生じた場合のOFF状態の説明図である。温度変化を生じた場合にも、信号配線26を介して接続配線28を支持する可動梁部20も信号配線26を介して接続配線28を支持する可動梁部20も同じように変化し、接点ギャップとしてはほとんど変化しないのでスティッキングが発生することがない。
本発明の実施例3においては、信号配線26,26を支持する可動梁部20,20を対称的に形成するとともに、接点部分も対称的に形成しているので、温度変化による変動量をより効果的に互いに相殺することができる。
次に、図11及び図12を参照して、本発明の実施例4のRF−MEMSスイッチを説明する。図11は、本発明の実施例4のRF−MEMSスイッチの概略的平面図であり、基本的構成は上記の実施例1のRF−MEMSスイッチの一対の可動梁部20,20を回転対称に配置したものに相当する。このように回転対称に配置することによって、スリット14で独立した2つの領域に区画されるとともに、各圧電駆動部21,21は、それぞれ独立の駆動電極パット2511,2512と駆動電極パッド2521,2522に接続される。
図12は本発明の実施例4のRF−MEMSスイッチのスイッチング動作の説明図であり、図12(a)はOFF状態を、図12(b)はON状態を、図12(c)は温度変化後のOFF状態を示している。信号配線26と信号配線26との間隔が異なるだけで、基本的動作及び作用効果は上記の実施例1と同様である。
次に、図13及び図14を参照して、本発明の実施例5のRF−MEMSスイッチを説明する。図13は、本発明の実施例5のRF−MEMSスイッチの概略的平面図であり、基本的構成は上記の実施例3のRF−MEMSスイッチの一対の可動梁部20,20を回転対称に配置したものに相当する。このように回転対称に配置することによって、スリット14で独立した2つの領域に区画されるとともに、各圧電駆動部21,21は、それぞれ独立の駆動電極パット2511,2512と駆動電極パッド2521,2522に接続される。
図14は本発明の実施例5のRF−MEMSスイッチのスイッチング動作の説明図であり、図14(a)はOFF状態を、図14(b)はON状態を、図14(c)は温度変化後のOFF状態を示している。信号配線26と信号配線26との間隔が異なるだけで、基本的動作及び作用効果は上記の実施例3と同様である。
次に、図15乃至図18を参照して、本発明の実施例6のRF−MEMSスイッチを説明する。図15は、本発明の実施例6のRF−MEMSスイッチの概略的平面図であり、圧電駆動部を静電気駆動部に置き換えた以外は、上記の実施例1のRF−MEMSスイッチと同様である。
図16は、本発明の実施例6のRF−MEMSスイッチの概略的断面図である。図16(a)は図15におけるA−A′を結ぶ一点鎖線に沿った断面図であり、図16(b)はB−B′を結ぶ一点鎖線に沿った断面図であり、図16(c)はB−B′を結ぶ一点鎖線に沿った温度変化後の断面図である。
図に示すように、静電気駆動部31,31は、下部電極となるイオン注入層32,32と上部電極33,33とで構成され、両者の間隙は例えば、1μmとする。この上部電極33,33は両脇の支持部34,34と一体にAuを電解めっきすることにより形成する。また、イオン注入層32,32の形成工程で、駆動電極パッド2511,2521と接続する配線領域35,35を同時に形成する。
次に、製造工程を簡単に説明する。まず、図17(a)に示すようにシリコン基板11/SiO膜12/シリコン層13からなる貼り合わせ基板10のシリコン層13にPをイオン注入することにより、n型のイオン注入層32を形成する。なお、可動梁部20の側でも同じ工程を採用している。
次いで、図17(b)に示すように、レジストマスク(図示を省略)をマスクとしてポリッシュプロセスなどのドライエッチングを施すことによってスリット(14)を形成する。この後、可動梁部20の下部のSiO膜12をウエットエッチングすることで中空状とする。
次いで、図17(c)に示すように、レジストマスクを除去したのち、Au膜をマスクスパッタリングすることによって可動梁部20上に信号配線26を形成する。次いで、図17(d)に示すように、全面にTEOSを用いて犠牲層36を形成する。
次いで、図18(e)に示すように、駆動電極パッド形成領域及び信号電極パッド形成領域を露出させるとともに、接点部を形成するための凹部37を信号配線26の端部に対向するように形成する。
次いで、図18(f)に示すように、めっきフレーム(図示は省略)を用いてAuを電解めっきすることによって、駆動電極パッド25及び信号電極パッド27を形成するとともに、上部電極33と接点部30を備えた接続配線28とを一体に形成する。なお、この時、上部電極33の両脇にも支持部34が一体に形成される。次いで、図18(g)に示すように、フッ酸蒸気を用いてエッチングすることによって犠牲層36を除去する。
この実施例6におけるスイッチング動作は、駆動部が圧電駆動か静電気駆動かの違いだけで、基本的な動作は圧電駆動の場合と同様である。即ち、スイッチをON状態にする場合には、下部電極となるイオン注入層32と上部電極33との間に互いに異なった極性の電圧を印加することで引き合う力を利用して駆動させる。
また、この場合も2つの可動梁部20,20を線対称的に形成し信号配線26,26の長さを同じにしているので、図16(c)に示すように、温度変化後にも、2つの可動梁部20,20は同じように変形するので、ギャップはほとんど変化しない。
この実施例6においては、圧電体の形成工程が不要になるので、製造工程が簡素化されるとともに、圧電体の応力による可動梁部の反りが低減する。また、下部電極として金属材料ではなくシリコン自体を利用したイオン注入層を用いているので、温度変化による変形の影響が生じにくくなる。
次に、図19及び図20を参照して、本発明の実施例7のRF−MEMSスイッチを説明する。図19は、本発明の実施例7のRF−MEMSスイッチの概略的平面図であり、下部電極となるイオン注入層をAu膜に置き換えた以外は、上記の実施例6のRF−MEMSスイッチと同様である。
図20は、本発明の実施例7のRF−MEMSスイッチの概略的断面図である。図20(a)は図19におけるA−A′を結ぶ一点鎖線に沿った断面図であり、図20(b)はB−B′を結ぶ一点鎖線に沿った断面図であり、図20(c)はB−B′を結ぶ一点鎖線に沿った温度変化後の断面図である。
図に示すように、Auのマスクスパッタリングにより下部電極38,38と配線層39,39を同時に形成したものである。なお、下部電極38,38を信号配線26,26と同じ材料で同じ厚さに形成する場合には、下部電極38,38と信号配線26,26を同時に形成する。この場合も下部電極38,38と上部電極33,33との間隙は例えば、1μmとする。
この実施例7におけるスイッチング動作は、下部電極がイオン注入層か金属膜かの違いだけで、基本的な動作は実施例6の場合と同様である。即ち、スイッチをON状態にする場合には、下部電極38と上部電極33との間に互いに異なった極性の電圧を印加することで引き合う力を利用して駆動させる。
また、この場合も2つの可動梁部20,20を線対称的に形成し信号配線26,26の長さを同じにしているので、図20(c)に示すように、温度変化後にも、2つの可動梁部20,20は同じように変形するので、ギャップはほとんど変化しない。
この実施例7においては、イオン注入工程が不要になり、一般的な成膜工程だけで良いので、製造装置構成が簡素化される。また、下部電極と信号配線を同時に形成する場合には、製造工程数を削減することができる。
次に、図21を参照して、本発明の実施例8のRF−MEMSスイッチを説明する。図21は、本発明の実施例8のRF−MEMSスイッチの概略的平面図であり、基本的構成は上記の実施例6のRF−MEMSスイッチの一対の可動梁部20,20を回転対称に配置したものに相当する。
このように、回転対称的に配置することによって、幅の広い静電気駆動部を並列配置する必要はなくなるので、省スペース化が可能になる。
上記の実施例6乃至実施例8の説明においては、説明を簡単にするために、接続配線28を信号配線26のみに接続するように形成しているが、上記の実施例3或いは実施例5のように、両方の信号配線26,26に設けて接点部分も対称的構造にしても良い。
また、スイッチング動作時における非駆動部となる側の静電気駆動部に対する駆動電極パッドは省略しても良い。
ここで、実施例1乃至実施例8を含む本発明の実施の形態に関して、以下の付記を付す。
(付記1)シリコン基板と、前記シリコン基板に対して一部において絶縁層を介して密着しているシリコン層と、前記シリコン層に形成されるとともに、第1の信号配線と第1の電気的駆動部とを長手方向に配列した第1の可動梁部と、前記第1の可動梁部に対して線対称或いは回転対称のいずれかの対称的位置に併設された前記シリコン層に形成されるとともに、第2の信号配線と第2の電気的駆動部とを長手方向に配列した第2の可動梁部と、前記第1の信号配線の前記第1の電気的駆動部側の端部に設けられ、スイッチング動作時に前記第2の信号配線と電気的に接続する接点部を備えた配線接続部とを少なくとも備え、前記第1の可動梁部及び前記第2の可動梁部の一方が、スイッチング動作における駆動部であり、前記第1の可動梁部及び前記第2の可動梁部の他方が、スイッチング動作における非駆動部であることを特徴とする高周波マイクロスイッチ。
(付記2)前記第1の信号配線のサイズと前記第2の信号配線のサイズが同じであることを特徴とする付記1に記載の高周波マイクロスイッチ。
(付記3)前記スイッチング動作における非駆動部となる可動梁部に設けた電気的駆動部に、電圧印加用の端子が欠落していることを特徴とする付記1または付記2に記載の高周波マイクロスイッチ。
(付記4)前記配線接続部が、前記第2の信号配線に達しない長さであり、前記第2の信号配線に接続するとともに、前記接点部の直下まで延在する第2の配線接続部を有し、
前記接点部は、スイッチング動作時に前記第2の配線接続部と接触することを特徴とする付記1乃至付記3のいずれか1に記載の高周波マイクロスイッチ。
(付記5)前記配線接続部と前記第2の配線接続部が、厚膜めっきからなることを特徴とする付記4に記載の高周波マイクロスイッチ。
(付記6)前記電気的駆動部が、下部電極/圧電体層/上部電極からなる積層構造を備えた圧電駆動部であることを特徴とする付記1乃至付記5のいずれか1に記載の高周波マイクロスイッチ。
(付記7)前記電気的駆動部が、下部電極と、前記下部電極と空隙を介して対向する上部電極からなる静電気駆動部であることを特徴とする付記1乃至付記5のいずれか1に記載の高周波マイクロスイッチ。
(付記8)前記下部電極が、イオン注入層からなることを特徴とする付記7に記載の高周波マイクロスイッチ。
1 シリコン基板
,2 可動梁部
,3 電気的駆動部
,4 信号配線
5 配線接続部
6 接点部
7 スリット
,8 信号電極パッド
11,921,9 駆動電極パッド
10,50 貼り合わせ基板
11,51 シリコン基板
12,52 SiO
13,53 シリコン層
14,54 スリット
15 レジストマスク
16 第1犠牲層
17 開口部
18 第2犠牲層
19,19 凹部
20,20,60 可動梁部
21,21,61 圧電駆動部
22,22,62 下部電極
23,23,63 PZT
24,24,64 上部電極
2511,2512,2521,2522,25,65,65駆動電極パッド
26,26,66 信号配線
27,27,67,67 信号電極パッド
28,28,28,68 接続配線
29,29,29,29 支持部
30,70 接点部
31,31 静電気駆動部
32,32 イオン注入層
33,33 上部電極
34,34 支持部
35,35 配線領域
36 犠牲層
37 凹部
38,38 下部電極
39,39 配線層
69 支持部

Claims (5)

  1. シリコン基板と、
    前記シリコン基板に対して一部において絶縁層を介して密着しているシリコン層と、
    前記シリコン層に形成されるとともに、第1の信号配線と第1の電気的駆動部とを長手方向に配列した第1の可動梁部と、
    前記第1の可動梁部に対して線対称或いは回転対称のいずれかの対称的位置に併設された前記シリコン層に形成されるとともに、第2の信号配線と第2の電気的駆動部とを長手方向に配列した第2の可動梁部と、
    前記第1の信号配線の前記第1の電気的駆動部側の端部に設けられ、スイッチング動作時に前記第2の信号配線と電気的に接続する接点部を備えた配線接続部と
    を少なくとも備え、
    前記第1の可動梁部及び前記第2の可動梁部の一方が、スイッチング動作における駆動部であり、
    前記第1の可動梁部及び前記第2の可動梁部の他方が、スイッチング動作における非駆動部であることを特徴とする高周波マイクロスイッチ。
  2. 前記第1の信号配線のサイズと前記第2の信号配線のサイズが同じであることを特徴とする請求項1に記載の高周波マイクロスイッチ。
  3. 前記配線接続部が、前記第2の信号配線に達しない長さであり、
    前記第2の信号配線に接続するとともに、前記接点部の直下まで延在する第2の配線接続部を有し、
    前記接点部は、スイッチング動作時に前記第2の配線接続部と接触することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の高周波マイクロスイッチ。
  4. 前記電気的駆動部が、下部電極/圧電体層/上部電極からなる積層構造を備えた圧電駆動部であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の高周波マイクロスイッチ。
  5. 前記電気的駆動部が、下部電極と、前記下部電極と空隙を介して対向する上部電極からなる静電気駆動部であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の高周波マイクロスイッチ。
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