JP2000200533A - マイクロマシンスイッチ - Google Patents

マイクロマシンスイッチ

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JP2000200533A
JP2000200533A JP11001641A JP164199A JP2000200533A JP 2000200533 A JP2000200533 A JP 2000200533A JP 11001641 A JP11001641 A JP 11001641A JP 164199 A JP164199 A JP 164199A JP 2000200533 A JP2000200533 A JP 2000200533A
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electrode
line
control line
signal
lower electrode
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JP11001641A
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English (en)
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Shoko Chin
曙光 陳
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Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H59/00Electrostatic relays; Electro-adhesion relays
    • H01H59/0009Electrostatic relays; Electro-adhesion relays making use of micromechanics
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H1/00Contacts
    • H01H1/12Contacts characterised by the manner in which co-operating contacts engage
    • H01H1/14Contacts characterised by the manner in which co-operating contacts engage by abutting
    • H01H1/20Bridging contacts

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  • Micromachines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロマシンスイッチにより開閉される信
号線路に流れるエネルギーの損失を低減する。 【解決手段】 制御線路16aおよび制御端子3aは、
電極11の位置よりも信号線路2aから更に離間して配
置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミリ波回路および
マイクロ波回路で使用されるマイクロマシンスイッチに
関する。
【0002】
【従来の技術】ミリ波回路およびマイクロ波回路で使用
されるスイッチ素子には、PINダイオードスイッチ、
HEMTスイッチ、マイクロマシンスイッチなどがあ
る。なかでもマイクロマシンスイッチは、他の素子に比
べて損失が少なく、小型化・高集積化が容易であるとい
う特徴を有している。従来のマイクロマシンスイッチと
して、例えば特開平9−17300号公報記載のものが
ある。図13は、このマイクロマシンスイッチの構成を
示す平面図である。また、図14は、図13に示された
マイクロマシンスイッチのXIV−XIV′線断面を示す断
面図である。
【0003】図13および図14に示されるように、誘
電体基板104の上面に、信号線路102a,102
b、下部電極111、ポスト112および制御線路11
6a,116bが形成されている。この誘電体基板10
4の下面にはグランド板105が形成されている。信号
線路102aと102bとは、ギャップGを隔てて形成
されている。信号線路102a,102bは、高周波電
磁エネルギーを流すための線路である。
【0004】下部電極111はギャップGを含む信号線
路102a,102bと離間して形成されている。下部
電極111は全体として矩形をしている。制御線路11
6a,116bはそれぞれ、下部電極111の側面のう
ち各信号線路102a,102b側の側面に接続されて
いる。制御線路116a,116bはそれぞれ信号線路
102a,102bと平行に形成されている。下部電極
111には制御線路116a,116bより、マイクロ
マシンスイッチ101の動作を制御するための電圧が選
択的に印加される。ポスト112はギャップGから下部
電極111への延長線上に、下部電極111と離間して
形成されている。
【0005】ポスト112の上面にはアーム113の基
部が固定されている。このアーム113は、ポスト11
2の上面から下部電極111の上方を経て、ギャップG
の上方まで延在している。アーム113は絶縁部材によ
り形成される。アーム113の上面には上部電極114
が形成されている。この上部電極114は、ポスト11
2上から下部電極111上にかけて延在している。上部
電極114と下部電極111とにより、キャパシタ構造
が形成される。さらに、アーム113の先端部下面に
は、コンタクト115が形成されている。コンタクト1
15は、信号線路102aの端部の上方から、ギャップ
Gをまたいで、信号線路102bの端部の上方まで形成
されている。
【0006】下部電極111に電圧が印加されていない
とき、コンタクト115と各信号線路102a,102
bとは離間している。したがって、信号線路102aか
ら信号線路102bに伝達される高周波電磁エネルギー
は少ない。一方、下部電極111に電圧が印加される
と、上部電極114を下部電極111側に吸引する静電
力が発生する。これによりアーム113が湾曲して、コ
ンタクト115が下方に変位する。そして、コンタクト
115が信号線路102a,102bのそれぞれと接触
すると、信号線路102aから信号線路102bに高周
波電磁エネルギーが伝達される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、信号線路1
02a,102bと並んで制御線路116a,116b
が形成されると、信号線路102a,102bを流れる
高周波電磁エネルギーが制御線路116a,116bに
漏れてしまう。すなわち、従来のマイクロマシンスイッ
チ101には、エネルギー損失が大きいという問題があ
った。この問題は、エネルギーの周波数が高くなるほど
顕著になる。
【0008】信号線路102a,102bと制御線路1
16a,116bとの距離が大きいほど、高周波電磁エ
ネルギーの結合量は小さくなる。したがって、エネルギ
ー損失を低減するためには、制御線路116a,116
bに連なる下部電極111を信号線路102a,102
bから離して形成すればよい。しかし、次のような理由
から、下部電極111と信号線路102a,102bと
の距離を大きくすることができない。
【0009】まず、ポスト112上から下部電極111
上に至るアーム113の長さが短いほど、マイクロマシ
ンスイッチ101を駆動するのに大きな電圧が必要にな
る。したがって、40V以下の小さい電圧でマイクロマ
シンスイッチ101を駆動するためには、ポスト112
と下部電極111との距離を長くとる必要がある。ま
た、上部電極114からコンタクト115に至るアーム
113の長さが長くなると、コンタクト115の重みで
アーム113が湾曲してしまう。このため、上部電極1
14とコンタクト115との距離を長くとれないので、
それぞれに対向する下部電極111と信号線路112
a,112bとの距離も必然的に短くせざるをえない。
【0010】本発明は上述した課題を解決するためにな
されたものであり、その目的は、マイクロマシンスイッ
チにより開閉される信号線路に流れるエネルギーの損失
を低減することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のマイクロマシンスイッチは、基板上に形成
されるとともにギャップにより隔てられかつ各々が固定
接点を有する少なくとも2本の信号線路と、ギャップを
またぐように各固定接点の上方に配置されかつアームに
取り付けられてアームの動作により各信号線路を高周波
的に接続する可動接点と、ギャップおよび各信号線路と
離間して配置されかつ制御信号を受けてアームを駆動す
る電極と、制御信号を制御端子から電極に接続する制御
線路とを備えており、制御線路および制御端子は、電極
の位置よりも信号線路から更に離間して配置されている
ことにより特徴づけられる。
【0012】この場合、制御線路の一構成例は、電極と
の接続部分が、並んで配置された信号線路に対して斜め
に形成される。また、制御線路の他の構成例は、並んで
配置された信号線路に対して平行に形成されかつその一
端が電極に接続された平行部分と、並んで配置された信
号線路に対して斜めに形成されかつ平行部分の他端に接
続された斜め部分とを含んでいる。この場合、制御線路
の平行部分の長さは、信号線路を流れる高周波信号の波
長の8分の1以下であることが好ましい。また、制御線
路の更に他の構成例は、電極の側面のうちギャップと反
対側の側面に接続されている。
【0013】以上のように制御線路を形成することによ
り、制御線路を信号線路と平行に形成するよりも、全体
として信号線路と制御線路との距離が離れる。また、所
定の長さの制御線路を形成する場合、制御線路の信号線
路に対する平行成分が短くなる。信号線路と制御線路と
の距離が大きいほど、また信号線路と制御線路との平行
成分が短いほど、信号線路から制御線路への結合量は小
さくなる。したがって、エネルギー損失を低減すること
ができる。
【0014】一方、電極の一構成例は、基板上にギャッ
プおよび各信号線路と離間して配置された下部電極であ
る。また、電極の他の構成例は、アームに各信号線路と
離間して配置された上部電極である。また、電極の更に
他の構成例は、基板上にギャップおよび各信号線路と離
間して配置された下部電極と、アームに各信号線路と離
間して配置された上部電極とである。
【0015】また、前述したマイクロマシンスイッチ
は、制御線路が電極の側面のうちギャップと反対側の側
面に接続されている場合、電極は、基板上にギャップお
よび各信号線路と離間して配置された下部電極を含み、
さらに、下部電極と離間して配置されかつアームを支え
るポストを備え、制御線路は、下部電極とポストとの間
を通るように構成されてもよい。また、電極として上部
電極を含む場合、アームは、上部電極と可動接点とを絶
縁分離する絶縁部材を含んでいてもよい。また、基板の
一構成例は、誘電体基板である。また、基板の他の構成
例は、半導体基板である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明によるマイクロマ
シンスイッチの第1の実施の形態の構成を示す平面図で
ある。また、図2は、図1に示されたマイクロマシンス
イッチのII−II′断面を示す断面図である。また、図3
は、図1に示されたマイクロマシンスイッチのIII−II
I′断面を示す断面図であり、図3(a)はオフ状態
を、図3(b)はオン状態をそれぞれ示している。
【0017】図1および図2に示されるように、基板4
の上面に、信号線路2a,2b、下部電極11、ポスト
12a、制御線路16aおよび制御端子3aが形成され
ている。このうち、信号線路2a,2b、下部電極1
1、制御線路16aおよび制御端子3aは、例えばAu
などの容易に酸化しない金属からなるマイクロストリッ
プ線路により形成される。なお、これらの信号線路2
a,2b等はコープレーナ線路、トリプレート線路およ
びスロット線路などの他の分布定数線路により形成され
てもよい。また、基板4には例えばガラス基板等の誘電
体基板、またはSi,GaAs基板等の半導体基板が使
用される。この基板4の下面にはグランド板5が形成さ
れている。
【0018】信号線路2aと2bとは、ギャップGによ
り隔てられている。信号線路2a,2bは、高周波電磁
エネルギーを流すための線路である。下部電極11はギ
ャップGおよび信号線路2a,2bと距離D1を隔てて
形成されている。なお、下部電極11は、信号線路2
a,2bそれぞれの先端部2a′,2b′から等距離の
位置にある。下部電極11は全体として矩形をしてい
る。下部電極11のギャップG側の側面は、信号線路2
a,2bと平行である。
【0019】また、下部電極11の信号線路2a側の側
面(すなわち、P−P′面)に、制御線路16aの一端
が接続されている。制御線路16aは、下部電極11と
の接続部分が、並んで配置された信号線路2aに対して
斜めに形成されている。ただし、制御線路16aは、下
部電極11を起点として信号線路2aから離れる方向に
伸びている。また、制御線路16aの他端は制御端子3
aに接続されている。したがって、制御線路16aおよ
び制御端子3aと、信号線路2aとの間の距離は、D1
より大きい。
【0020】制御端子3aは、マイクロマシンスイッチ
1aの動作を制御する制御装置(図示せず)にしたがっ
て、制御線路16aを介して下部電極11に、制御信号
として選択的に電圧を印加する。ポスト12aはギャッ
プGから下部電極11への延長線上に形成されている。
ポスト12aは下部電極11から距離D2だけ離間して
いる。ポスト12aは、後述するアーム13a、上部電
極14およびコンタクト15を支えている。ポスト12
aは絶縁体、半導体、導体のいずれにより形成されても
よい。
【0021】ポスト12aの上面にはアーム13aの基
部が固定されている。このアーム13aは、ポスト12
aの上面から下部電極11の上方を経て、ギャップGの
上方まで延在している。アーム13aは、例えばSiO
2 等の絶縁部材により形成される。アーム13aはポス
ト12aおよび下部電極11間の上方部分131の幅が
狭くなっている。後述するように、上部電極14と下部
電極11との間に生ずる静電力と、バネ定数で表される
アーム13aの復元力とにより、マイクロマシンスイッ
チ1aは図2に示される矢印10の方向に動作する。ア
ーム13aの狭部131の幅は、所望のバネ定数が得ら
れるように設定される。また、アーム13aは下部電極
11上からギャップG上に至る部分132の幅が広くな
っている。
【0022】アーム13aの上面には上部電極14が形
成されている。この上部電極14は、アーム13aに沿
って、ポスト12a上から下部電極11上にかけて延在
している。したがって、上部電極14は下部電極11上
で幅が広くなっている。上部電極14は、AlおよびA
uなどの金属や、Siなどの半導体により形成される。
上部電極14と下部電極11とは、アーム13aを挟ん
で対向している。これにより、キャパシタ構造が形成さ
れる。
【0023】さらに、アーム13aの先端部下面には、
コンタクト15が形成されている。コンタクト15は、
信号線路2aの先端部2a′の上方から、ギャップGを
またいで、信号線路2bの先端部2b′の上方まで形成
されている。オーム接触形のマイクロマシンスイッチ1
aの場合、コンタクト15は、例えばAu、Ptなどの
容易に酸化しない金属により形成される。また、容量結
合形のマイクロマシンスイッチ1aの場合、コンタクト
15として、Au、Ptなどの金属の下面にSiO2
どの絶縁体薄膜を形成したものが使用される。オーム接
触形は10GHz以下の周波数帯に特に適しており、容
量結合形は10GHz以上の周波数帯に特に適してい
る。
【0024】図2に示される矢印10の方向にマイクロ
マシンスイッチ1aが動作したとき、信号線路2aと2
bとを接・断するコンタクト15はスイッチの可動接点
として機能する。このとき、コンタクト15と接触する
信号線路2a,2bそれぞれの先端部2a′,2b′
は、スイッチの固定接点として機能する。上述したよう
に、アーム13aは絶縁部材により形成されている。し
たがって、アーム13aは、上部電極11とコンタクト
15とを絶縁分離しつつ、機械的に連結している。
【0025】ここで、マイクロマシンスイッチ1aの各
部の寸法を例示する。ギャップGおよび信号線路2a,
2bと下部電極11との距離D1は、コンタクト15の
重さとアーム13aの強度との関係上、50〜1000
μm程度に設定される。また、下部電極11とポスト1
2aとの距離D2は、アーム13aの所望のバネ定数を
得るために、50〜2000μm程度に設定される。ア
ーム13aの狭部131の幅aは20〜1000μm程
度であり、アーム13aの厚さbは1〜100μm程度
である。また、上部電極14と下部電極11との対向面
積は100〜1,000,000μm2 である。
【0026】オーム接触形の場合、コンタクト15の厚
さcは1〜10μm程度である。また、各信号線路2
a,2bからコンタクト15までの通常時の高さHは1
〜10μm程度である。また、コンタクト15と各信号
線路2a,2bとの対向面積は合わせて10〜10,0
00μm2 程度である。さらに、信号線路2a,2bの
幅Wは10〜1000μm程度であり、制御線路16a
の幅wは5〜1000μm程度である。ここで挙げた各
部の寸法はあくまで例示であって、これに限定されるも
のではない。
【0027】次に、図3を参照して、図1に示されたマ
イクロマシンスイッチ1aの動作を説明する。マイクロ
マシンスイッチ1aがオフ状態であり、下部電極11に
電圧が印加されていないとき、図3(A)に示されるよ
うに、コンタクト15は各信号線路2a,2bから高さ
Hの位置にある。このとき、信号線路2aから信号線路
2bに伝達される高周波電磁エネルギーは少ない。
【0028】ここで、下部電極11に正の電圧が印加さ
れたとすると、下部電極11の表面に正電荷が現れる。
また、下部電極11に対向する上部電極11の下面に
は、静電誘導により負電荷が現れる。そして、下部電極
11の正電荷と上部電極14の負電荷とにより、上部電
極14を下部電極11側に吸引する静電力が発生する。
この静電力によって上部電極14が下方に変位するの
で、アーム13aが下方に湾曲する。これにより、アー
ム13aの先端部に取り付けられたコンタクト15も下
方に変位する。
【0029】そして、図3(B)に示されるように、コ
ンタクト15が信号線路2a,2bそれぞれの先端部2
a′,2b′と接触すると、信号線路2aと2bの間が
高周波的に接続される。これにより、マイクロマシンス
イッチ1aはオン状態になる。このとき、信号線路2a
から信号線路2bに高周波電磁エネルギーが低損失で伝
達される。
【0030】再び下部電極11への電圧印加が停止する
と、上部電極14と下部電極11との間の静電力が消滅
する。このとき、下方に湾曲していたアーム13aがも
との状態に復元する。これによりコンタクト15は引き
上げられる。このとき、コンタクト15と信号線路2
a,2bとが離間するので、マイクロマシンスイッチ1
aは再びオフ状態になる。このように、制御信号に基づ
く電圧を下部電極11に選択的に印加することにより、
コンタクト15を信号線路2a,2bの先端部2a′,
2b′に選択的に接触させることができる。これによ
り、マイクロマシンスイッチ1aをオン/オフ制御する
ことができる。
【0031】図1に示されるように、制御線路16aは
信号線路2aと並んで形成されている。このため、信号
線路2aから制御線路16aへのエネルギー漏れを免れ
ることはできない。しかし、制御線路16aは、下部電
極11との接続部分が、信号線路2aに対して斜めに形
成されている。このため、図13に示されるように制御
線路116が信号線路102aと平行に形成されるより
も、全体として信号線路2aと制御線路16aとの距離
が離れる。信号線路2aと制御線路16aとの距離が大
きいほど、信号線路2aから制御線路16aへのエネル
ギー漏れは小さくなる。したがって、図1に示されるよ
うに制御線路16aを形成することにより、信号線路2
a,2bに流れる高周波電磁エネルギーの損失を低減す
ることができる。
【0032】また、設計上、制御線路16aの長さが予
め決められている場合、制御線路16aの信号線路2a
に対する平行成分が短くなる。信号線路2aと制御線路
16aとの平行成分が短いほど、信号線路2aから制御
線路16aへのエネルギー漏れは小さくなる。したがっ
て、上記したような条件の下では、エネルギー損失をさ
らに低減することができる。図1に示されたマイクロマ
シンスイッチ1aは、例えばマイクロ波スイッチング回
路、移相器、可変フィルタなどに用いられる。
【0033】図4は、図1に示されたマイクロマシンス
イッチ1aの他の構成を示す平面図である。図1におけ
る制御線路16aは、信号線路2aと平行となる部分を
含んでいなかった。これに対して、図4における制御線
路16bは、信号線路2aに対して平行に形成された平
行部分16b1と、信号線路2aに対して斜めに形成さ
れた斜め部分16b2とを含んでいる。平行部分16b
1は、一端が下部電極11の信号線路2a側(すなわ
ち、P−P′面)に接続され、他端が斜め部分16b2
の一端に接続されている。斜め部分16b2は、平行部
分16b1の他端を起点として信号線路2aから離れる
方向に伸び、制御端子3aに接続されている。信号線路
2aを流れる高周波信号の波長をλとすると、平行部分
16b1の長さはλ/8以下であることが望ましい。
【0034】このように、信号線路2aと制御線路16
bとが平行となる部分が含まれているので、信号線路2
aから制御線路16bへの結合量は多少増える。しか
し、制御線路16bは上記斜め部分16b2を含んでい
るので、図13に示された従来のマイクロマシンスイッ
チ101よりもエネルギー漏れは小さくなる。なお、必
要に応じて制御線路16bを細くすることにより、信号
線路2aから制御線路16dへの結合を弱めることがで
きる。また、図1および図4における制御線路16a,
16bが信号線路2aに対して垂直となる部分を含んで
いてもよい。
【0035】図5は、図1に示されたマイクロマシンス
イッチ1aの他の構成を示す平面図である。図1に示さ
れたマイクロマシンスイッチ1aでは、下部電極11の
信号線路2a側のみに制御線路16aが接続されてい
る。しかし、図5に示されるように、さらに下部電極1
1の信号線路2b側に制御線路16cが接続されていて
もよい。このとき、制御線路16cは、下部電極11と
の接続部分が、信号線路2bに対して斜めに形成されて
いる。ただし、制御線路16cは、下部電極11を起点
として信号線路2bから離れる方向に伸びている。
【0036】一方のマイクロマシンスイッチ1c−1の
制御線路16aは、制御端子3aに接続されている。こ
れに対して、他方のマイクロマシンスイッチ1c−2の
制御線路16aは、一方のマイクロマシンスイッチ1c
−1の制御線路16cに接続されている。このようにし
てマイクロマシンスイッチ1c−1,1c−2それぞれ
の下部電極11を接続することにより、1個の制御端子
3aを通じて複数個のマイクロマシンスイッチ1c−
1,1c−2を同時に駆動することができる。
【0037】(第2の実施の形態)図6は、本発明によ
るマイクロマシンスイッチの第2の実施の形態の構成を
示す平面図である。図6において、図1と同一または相
当部分について同一符号を付し、適宜その説明を省略す
る。
【0038】図6に示されるように、マイクロマシンス
イッチ1dでは、制御線路16dが下部電極11の側面
のうちギャップGと反対側の側面(すなわち、Q−Q′
面)を起点として、ギャップGと反対方向に伸びてい
る。そして、制御線路16dは信号線路2a側に折れ曲
がり、制御端子3aに接続されている。このように、制
御線路16dを下部電極11の側面のうちギャップGと
反対側の側面に接続することにより、信号線路2aと制
御線路16dとの距離を広くとれる。したがって、信号
線路2aから制御線路16dへの結合量を小さくするこ
とができるので、エネルギー損失を低減することができ
る。
【0039】さらに、1個の制御端子3aを通じて複数
個のマイクロマシンスイッチ1dを同時に駆動すること
もできる。この場合、図7に示されるように、制御線路
16dは、各マイクロマシンスイッチ1dのアーム13
aの下をくぐり、下部電極11とポスト12aとの間を
貫通する。そして、制御線路16dは、各マイクロマシ
ンスイッチ1dの下部電極11に接続されるとともに、
1個の制御端子3aに接続される。このように、制御線
路16dを下部電極11とポスト12aとの間を通すこ
とにより、エネルギー損失を抑制しつつ、制御線路16
dの長さを短くすることができる。
【0040】次に、図13に示された従来のマイクロマ
シンスイッチ101と、図1および図6に示された本発
明によるマイクロマシンスイッチ1a,1dそれぞれ
の、オン時の挿入損失および結合量を示す。表1は、図
8に示されるようにパラメータを設定したときに得られ
た、信号線路2a,2b,102a,102bの挿入損
失の計算結果を示す表である。また表2は、同じ設定で
得られた、信号線路2a,2b,102a,102bか
ら制御線路16a,16d,116への結合量の計算結
果を示す表である。表1および表2に示された計算結果
は、信号線路2a,2bに流れる高周波電磁エネルギー
の周波数が、10GHz、25GHz、40GHzのと
きのものである。
【0041】図8(A)は従来のマイクロマシンスイッ
チ101をモデル化したものであり、図8(B)はマイ
クロマシンスイッチ1aをモデル化したものであり、図
8(C)はマイクロマシンスイッチ1dをモデル化した
ものである。
【0042】図8(A)において、102はコンタクト
115が各信号線路102a,102bに接触したとき
の信号線路モデルである。この信号線路モデル102の
長さは4000μmであり、その幅は370μmであ
る。信号線路モデル102と下部電極111との距離は
130μmである。下部電極111の長さは370μm
であり、その幅は1500μmである。制御線路116
の長さは750μmであり、その幅は200μmであ
る。また、誘電体基板104の厚さは200μmであ
り、その比誘電率εrは4.6であり、そのtanδは
0.005である。なお、信号線路モデル102の入力
をXとし、信号線路モデル102の出力をYとする。ま
た、制御線路116の出力をZとする。
【0043】図8(B)において、信号線路モデル2は
信号線路モデル102に対応し、下部電極11は下部電
極111に対応し、制御線路16aは制御線路116に
対応し、基板4は誘電体基板104に対応する。ただ
し、制御線路16aは、下部電極11の角のうち信号線
路モデル2から離れる側の角から伸び、信号線路モデル
2に対して45゜傾いている。図8(C)も制御線路1
6dを除いて図8(B)と同じである。制御線路16d
の信号線路モデル2に対する垂直部分の長さは200μ
mであり、平行部分の長さは350μmである。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】表1に示される信号線路2a,2b,10
2a,102bの挿入損失は、式により求められる。 (挿入損失)=10log(出力Y/入力X) ・・・ また、表2に示される信号線路2a,2b,102a,
102bから制御線路16a,16d,116への結合
量は、式により求められる。 (結合量)=10log(出力Z/入力X) ・・・ 式からわかるように、挿入損失の値が大きいほど、エ
ネルギー損失は小さくなる。また、式からわかるよう
に、結合量の値が小さいほど、エネルギー損失は小さく
なる。
【0047】表1に示されるように、図8(A)により
モデル化された従来のマイクロマシンスイッチ101よ
りも、図8(B),(C)によりモデル化された本発明
によるマイクロマシンスイッチ1a,1dの方が、総じ
て挿入損失の値が大きい。また、表2に示されるよう
に、従来のマイクロマシンスイッチ101よりも、本発
明によるマイクロマシンスイッチ1a,1dの方が、総
じて結合量の値が小さい。したがって、本発明によるマ
イクロマシンスイッチ1a,1dを用いることにより、
オン時のエネルギー損失を低減することができる。この
効果は、表1および表2からも明らかなように、信号線
路2a,2bに流れる高周波電磁エネルギーの周波数が
高いほど顕著に現れる。
【0048】以上、下部電極11に制御信号が与えられ
るマイクロマシンスイッチ1a〜1dについて説明し
た。しかし、本発明は、上部電極14に制御信号が与え
られるマイクロマシンスイッチにも適用される。図9
は、上部電極14に制御信号が与えられるマイクロマシ
ンスイッチに本発明が適用されたときの構成を示す平面
図である。また、図10は、図9に示されたマイクロマ
シンスイッチのX−X′線断面を示す断面図である。図
9および図10において、図1および図2と同一または
相当部分について同一符号を付し、適宜その説明を省略
する。
【0049】図10において、アーム14等を支えるポ
スト12bは導体または半導体により形成される。この
ポスト12bに制御線路16eが接続される。制御線路
16eは、ポスト12bを起点として信号線路2aから
離れる方向に伸びて、制御端子3bに接続される。制御
線路16eは、図9に示されるように、ポスト12bと
の接続部分が、並んで配置された信号線路2aに対して
斜めに形成されてもよい。また、図6における制御線路
16dのように、ポスト12bの側面のうちギャップG
と反対側の側面を起点として、ギャップGと反対方向に
伸びていてもよい。
【0050】絶縁部材により形成されたアーム13bに
は、ポスト12bの上部にコンタクトホール17が形成
されている。このコンタクトホール17内には、金属1
8が充填されている。この金属18により、ポスト12
bと上部電極14とが電気的に接続される。したがっ
て、制御線路16e、ポスト12bおよび金属18を介
して上部電極14に、制御信号として選択的に電圧を印
加される。これにより、マイクロマシンスイッチ1eを
駆動することができる。このように構成されたマイクロ
マシンスイッチ1eでも、信号線路2a,2bに流れる
高周波電磁エネルギーの損失を抑制できる。
【0051】また、本発明は、下部電極11および上部
電極14の両方に制御信号が与えられるマイクロマシン
スイッチにも適用される。図11は、下部電極11およ
び上部電極14の両方に制御信号が与えられるマイクロ
マシンスイッチに本発明が適用されたときの構成を示す
平面図である。図11において、図1および図9と同一
または相当部分について同一符号を付し、適宜その説明
を省略する。
【0052】下部電極11および上部電極14の両方に
制御信号が与えられる場合、下部電極11には制御信号
として一方の極性の電圧(例えば正の電圧)が選択的に
印加され、これに同期して上部電極14には制御信号と
して他方の極性の電圧(例えば負の電圧)が選択的に印
加される。ここでは、下部電極11に制御信号を与える
制御線路16aを第1の制御線と呼び、上部電極14に
制御信号を与える制御線路16eを第2の制御線と呼ん
で区別する。
【0053】さらに、本発明は、ポストと下部電極とが
信号線路2a,2bを挟んで異なる側に配置されたタイ
プのマイクロマシンスイッチにも適用される。図12
は、このタイプのマイクロマシンスイッチに本発明が適
用されたときの構成を示す平面図である。アーム23
は、図示しないポストの上面からギャップGの上方を経
て、下部電極21の上方まで延在している。上部電極2
4は、アーム23の先端部上面に、下部電極21と対向
するように形成されている。コンタクト25はギャップ
G上に位置するアーム23の下面に形成されている。ま
た、制御線路26は、下部電極21を起点として信号線
路2aから離れる方向に伸びて、制御端子3cに接続さ
れている。
【0054】なお、以上の説明において、マイクロマシ
ンスイッチ1a〜1gは、2本の信号線路2a,2bを
接・断するものである。しかし、本発明は3本以上の信
号線路を接・断するマイクロマシンスイッチ1a〜1g
にも適用できる。また、マイクロマシンスイッチ1a〜
1gの駆動には、静電力という電磁力が利用されてい
る。しかし、本発明は磁力等の他の電磁力を利用して動
作するマイクロマシンスイッチ1a〜1gにも適用でき
る。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のマイクロ
マシンスイッチでは、制御線路および制御端子が、電極
の位置よりも信号線路から更に離間して配置されてい
る。特に、制御線路の電極との接続部分が、信号線路に
対して斜めに形成されている。あるいは、制御線路が、
信号線路に対して平行に形成された平行部分と、信号線
路に対して斜めに形成された斜め部分とを含んでいる。
あるいは、制御線路が、電極の側面のうちギャップと反
対側の側面に接続されている。これにより、信号線路に
流れるエネルギーの損失を低減することができる。
【0056】また、制御線路が接続される電極を下部電
極、または上部電極、または下部電極および上部電極の
両方とする。このようにいずれの電極に制御線路が接続
される場合でも、上述の効果が得られる。また、制御線
路が電極の側面のうちギャップと反対側の側面に接続さ
れている場合、制御線路が下部電極とポストとの間を通
るように形成される。これにより、複数個のマイクロマ
シンスイッチを1本の制御線路を介して制御する場合
に、制御線路の長さを短くすることができる。また、電
極として上部電極を含む場合、アームが上部電極と可動
接点とを絶縁分離する絶縁部材を含んでいる。信号線路
と制御線路との結合を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるマイクロマシンスイッチの第1
の実施の形態の構成を示す平面図である。
【図2】 図1に示されたマイクロマシンスイッチのII
−II′断面を示す断面図である。
【図3】 図1に示されたマイクロマシンスイッチのII
I−III′断面を示す断面図である。
【図4】 図1に示されたマイクロマシンスイッチの他
の構成を示す平面図である。
【図5】 図1に示されたマイクロマシンスイッチの他
の構成を示す平面図である。
【図6】 本発明によるマイクロマシンスイッチの第2
の実施の形態の構成を示す平面図である。
【図7】 図6に示されたマイクロマシンスイッチの変
形例を示す平面図である。
【図8】 挿入損失および結合量を求めるためにモデル
化されたマイクロマシンスイッチの寸法を示す模式図で
ある。
【図9】 上部電極に制御信号が与えられるマイクロマ
シンスイッチに本発明が適用されたときの構成を示す平
面図である。
【図10】 図9に示されたマイクロマシンスイッチの
X−X′線断面を示す断面図である。
【図11】 下部電極および上部電極の両方に制御信号
が与えられるマイクロマシンスイッチに本発明が適用さ
れたときの構成を示す平面図である。
【図12】 ポストと下部電極とが信号線路を挟んで異
なる側に配置されているマイクロマシンスイッチに本発
明が適用されたときの構成を示す平面図である。
【図13】 従来のマイクロマシンスイッチの構成を示
す平面図である。
【図14】 図13に示されたマイクロマシンスイッチ
のXIV−XIV′線断面を示す断面図である。
【符号の説明】
1a〜1g…マイクロマシンスイッチ、2a,2b…信
号線路、2a′,2b′…先端部、3a〜3c…制御端
子、4…基板、5…グランド板、10…マイクロマシン
スイッチの動作方向、11,21…下部電極、12a,
12b…ポスト、13a,13b,23…アーム、1
4,24…上部電極、15,25…コンタクト、16a
〜16e,26…制御線路、16b1…平行部分、16
b2…斜め部分、17…コンタクトホール、18…金
属。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成されるとともにギャップに
    より隔てられかつ各々が固定接点を有する少なくとも2
    本の信号線路と、 前記ギャップをまたぐように前記各固定接点の上方に配
    置されかつアームに取り付けられて前記アームの動作に
    より前記各信号線路を高周波的に接続する可動接点と、 前記ギャップおよび前記各信号線路と離間して配置され
    かつ制御信号を受けて前記アームを駆動する電極と、 前記制御信号を制御端子から前記電極に接続する制御線
    路とを備え、 前記制御線路および制御端子は、前記電極の位置よりも
    前記信号線路から更に離間して配置されていることを特
    徴とするマイクロマシンスイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記制御線路は、前記電極との接続部分が、並んで配置
    された前記信号線路に対して斜めであることを特徴とす
    るマイクロマシンスイッチ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記制御線路は、並んで配置された前記信号線路に対し
    て平行に形成されかつその一端が前記電極に接続された
    平行部分と、 並んで配置された前記信号線路に対して斜めに形成され
    かつ前記平行部分の他端に接続された斜め部分とを含む
    ことを特徴とするマイクロマシンスイッチ。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記制御線路の平行部分の長さは、前記信号線路を流れ
    る高周波信号の波長の8分の1以下であることを特徴と
    するマイクロマシンスイッチ。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記制御線路は、前記電極の側面のうち前記ギャップと
    反対側の前記側面に接続されていることを特徴とするマ
    イクロマシンスイッチ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5いずれか1項において、 前記電極は、前記基板上に前記ギャップおよび前記各信
    号線路と離間して配置された下部電極であることを特徴
    とするマイクロマシンスイッチ。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5いずれか1項において、 前記電極は、前記アームに前記各信号線路と離間して配
    置された上部電極であることを特徴とするマイクロマシ
    ンスイッチ。
  8. 【請求項8】 請求項1〜5いずれか1項において、 前記電極は、前記基板上に前記ギャップおよび前記各信
    号線路と離間して配置された下部電極と、前記アームに
    前記各信号線路と離間して配置された上部電極とである
    ことを特徴とするマイクロマシンスイッチ。
  9. 【請求項9】 請求項5において、 前記電極は、前記基板上に前記ギャップおよび前記各信
    号線路と離間して配置された下部電極を含み、 さらに、前記下部電極と離間して配置されかつ前記アー
    ムを支えるポストを備え、 前記制御線路は、前記下部電極とポストとの間を通って
    いることを特徴とするマイクロマシンスイッチ。
  10. 【請求項10】 請求項7または8において、 前記アームは、前記上部電極と可動接点とを絶縁分離す
    る絶縁部材を含むことを特徴とするマイクロマシンスイ
    ッチ。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10いずれか1項におい
    て、 前記基板は、誘電体基板であることを特徴とするマイク
    ロマシンスイッチ。
  12. 【請求項12】 請求項1〜10いずれか1項におい
    て、 前記基板は、半導体基板であることを特徴とするマイク
    ロマシンスイッチ。
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