JP5810890B2 - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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Description
拡張現実を実現するための技術は、例えば、特許文献1に記載の技術が知られている。この特許文献1に記載の技術では、撮像対象の被写体に仕込まれたマーカを認識し、認識したマーカの情報に基づいて、バーチャルな物体を撮像画像中にCG(Computer Graphics)を、自動的に上書きして表示することによって、拡張現実を実現する。
悪意のある者により作成されたマーカや、バグ等の不具合があるマーカによって、例えば、特定のサーバに自動接続したり、ウィルスを含んだコードを自動実行したりするような拡張現実を実行したユーザが不利益を被るような結果になるように、構成される場合がある。
しかしながら、現状では、このような悪意のある者により作成されたマーカや、バグ等の不具合があるマーカに対しての手立てがなく、拡張現実を利用するユーザが予期せぬ危険に晒される虞がある。
図1は、拡張現実のマーカを読み込んで撮像装置で実行した場合の例を示す模式図である。
図1の例では、ユーザが撮像装置を用いて、車両の通行する道路を隔てて、道路に沿って植えられた複数の街路樹と、街路樹の奥に建物が複数建っている風景を、撮影している。
その撮像範囲において、被写体である複数の建物のうちの1つの建物(図1の例では一番右側の建物)の壁面に、拡張現実の機能を発揮するマーカ(図1の例では、2次元コードにより表現されたマーカ)が描かれている。
ユーザが、マーカが描かれている建物を含んだ風景を撮影すると、撮像装置に設けられた表示手段の画面には、風景が撮像画像として映し出される。
その際、画面には、建物の壁面に描かれたマーカの情報に基づいて、撮像装置側で拡張現実に係る処理が実行される。
拡張現実に係る処理が実行された結果として、画面には、実際の風景と共に、マーカに対応した位置に、現実には存在しない画像(図1の例では、スマイルマークのCGの画像)が表示される。
このように、撮像装置では、拡張現実の機能が発揮されることによって、現実の中にあるマーカに基づいて、マーカに対応した処理が実行される。即ち、図1の例では、マーカに対応して、実際に描かれているマーカに換えて、画像が表示されるような処理が実行される。
図2は、拡張現実のマーカを読み込んで撮像装置で実行した場合の他の例を示す模式図である。
図2の例では、図1の例とは異なり、オフィスのデスク周辺の風景を撮像することで、撮像装置では拡張現実の機能が発揮される点では共通であるが、撮像装置に記憶されるデータが他の装置に転送される処理が実行される。
この拡張現実の機能が発揮された場合、ユーザは、意図せずに、撮像装置に記憶されるデータを他の装置に転送されてしまうことになる。
このため、本例のような拡張現実の機能を利用すれば、悪意のある者がマーカを種々の場所に配置することによって、当該マーカを撮像範囲に含めてしまった場合には、ユーザの意思とは関係なく、撮像装置内のデータを流出させることができる。つまり、拡張現実の機能を悪用することが可能となる。
また、悪意の元で意図的に作成されたマーカに限らず、不具合のあるマーカを作成してしまった場合にも、作成者本人も意図しないような、悪意の元で意図的に作成されたマーカと同様に拡張現実の機能を利用する者に悪影響を及ぼす処理が実行されてしまう場合も充分に考えられる。
図3は、本発明の情報処理装置の一実施形態に係る撮像装置1のハードウェアの構成を示すブロック図である。
撮像装置1は、例えばデジタルカメラとして構成される。
フォーカスレンズは、イメージセンサの受光面に被写体像を結像させるレンズである。ズームレンズは、焦点距離を一定の範囲で自在に変化させるレンズである。
光学レンズ部にはまた、必要に応じて、焦点、露出、ホワイトバランス等の設定パラメータを調整する周辺回路が設けられる。
光電変換素子は、例えばCCD(Charge Coupled Device Image Sensor)型やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型の光電変換素子等から構成される。光電変換素子には、光学レンズ部から被写体像が入射される。そこで、光電変換素子は、被写体像を光電変換(撮像)して画像信号を一定時間蓄積し、蓄積した画像信号をアナログ信号としてAFEに順次供給する。
AFEは、このアナログの画像信号に対して、A/D(Analog/Digital)変換処理等の各種信号処理を実行する。各種信号処理によって、ディジタル信号が生成され、撮像部16の出力信号として出力される。
このような撮像部16の出力信号を、以下、「撮像画像のデータ」と呼ぶ。撮像画像のデータは、CPU11等に適宜供給される。
出力部18は、ディスプレイやスピーカ等で構成され、画像や音声を出力する。
記憶部19は、ハードディスク或いはDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種画像のデータを記憶する。
通信部20は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置(図示せず)との間で行う通信を制御する。
次に、このような撮像装置1の機能的構成のうち、パターン情報確認処理を実行するための機能的構成について図4を用いて説明する。
図4は、図3の撮像装置1の機能的構成のうち、パターン情報確認処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
ここで、パターン情報確認処理とは、撮像したマーカから取得する情報の安全性を確認して、安全性が確認された情報内容を実行する一連の処理である。
パターン情報テーブルは、図1の例のような場合には、2次元コードの様々なパターンと、パターン毎の安全性の評価結果とが対応づけられて記憶されるテーブルとして構成される。
パターン情報テーブルは、図1の例のような場合には、取得される画像と、画像毎の安全性の評価結果とが対応づけられて記憶されるテーブルとして構成される。
入力検出部42は、ユーザによる入力部17に対する操作の内容を検出する。
モード設定部43は、入力部17へのユーザ操作による選択に基づき、複数のモード(拡張現実モード、撮像モード、可視光通信モード又はその他のモード(再生モード等))の中から選択されたモードに対応する設定条件を自動的に設定する。ここで、拡張現実モードとは、撮影状態において認識したマーカにより拡張現実の機能を発揮させるモードである。撮像モードとは、撮影状態において撮像画像を保存するモードである。可視光通信モードとは、撮像状態において認識した可視光(発光体)を通信信号として各種の処理を実行するモードである。
具体的には、パターン情報判定部48は、抽出されたパターン情報と、パターン情報テーブル記憶部71のパターン情報テーブルに記憶されるパターン情報との一致判断を行う。そして、パターン情報判定部48は、パターン情報テーブル記憶部71のパターン情報テーブルに記憶されるパターン情報の中に一致するパターン情報がある場合には、一致したパターン情報テーブル記憶部71のパターン情報テーブルに記憶されるパターン情報に対応する安全性の評価結果を参照して、安全性の評価結果をパターン情報の安全性の判定結果として出力する。
パターン情報に基づいて変換されたデータは、(1)実行すべき提示情報の場所を指定する。(2)提示情報により実行される処理の内容を指定する。(3)それ自体が実行可能なプログラムである。
提示情報の取得は、例えば、(2)(3)の場合は、記憶部19行われ、(1)の場合は、通信部20を介して外部等から行われる。
具体的には、提示情報判定部50は、取得された提示情報と、提示情報テーブル記憶部72の提示情報テーブルに記憶される提示情報との一致判断を行う。そして、提示情報判定部50は、提示情報テーブル記憶部72の提示情報テーブルに記憶される提示情報の中に一致する提示情報がある場合には、一致した提示情報テーブル記憶部72の提示情報テーブルに記憶される提示情報に対応する安全性の評価結果を参照して、安全性の評価結果を提示情報の安全性の判定結果として出力する。
次に、本実施形態における撮像装置1が実行するパターン情報確認処理の流れについて図5を用いて説明する。
図5は、図4の機能的構成を有する図3の撮像装置1が実行するパターン情報確認処理の流れを説明するフローチャートである。
パターン情報確認処理は、このようなユーザによる所定の操作を契機として開始され、次のような処理が実行される。
設定されたモードが拡張モードでない、撮影モード他のモードである場合には、ステップS1においてNOであると判定されて、処理はA(図6のステップS31)に進む。なお、Aの処理(図6に示すステップS31以降の処理)については、後述する。
一方、設定されたモードが拡張モードである場合には、ステップS1においてYESであると判定されて、処理はステップS2に進む。
レリーズボタンに対して半押し操作がされていない場合には、ステップS3においてNOであると判断されて、処理はステップS3に戻る。
一方、レリーズボタンに対して半押し操作がされた場合には、ステップS3においてYESであると判断されて、処理はステップS4に進む。
マーカが識別されていない場合には、ステップS5においてNOであると判断されて、処理はステップS3に戻る。
一方、マーカが識別された場合には、ステップS5においてYESであると判断されて、処理はステップS6に進む。
レリーズボタンに対して全押し操作がされていない場合には、ステップS7においてNOであると判断されて、処理はステップS3に戻る。
一方、レリーズボタンに対して全押し操作がされた場合には、ステップS7においてYESであると判断されて、処理はステップS8に進む。
マーカが複数なかった場合には、ステップS8においてNOであると判断されて、処理はステップS9に進む。
マーカが安全でない、即ち危険なマーカであると確認された場合には、ステップS10においてNOと判定されて、処理はC(ステップS15)に進む。ステップS15以降の処理については、後述する。
マーカが安全であると確認された場合には、ステップS10においてYESと判定されて、処理はステップS17に進む。ステップS17以降の処理については、後述する。
すべてのマーカをチェックしていない場合には、ステップS12においてNOであると判断されて、処理はステップS11に戻り、チェックしていないマーカに対して、パターンマッチングを行う。
一方、すべてのマーカをチェックした場合には、ステップS12においてYESと判断されて、処理はステップS13に進む。
チェック不能なマーカがなかった場合には、ステップS13においてNOであると判定されて、処理はステップS10に進む。
一方、チェック不能なマーカがあった場合には、ステップS13においてYESであると判定されて、処理はステップS14に進む。
チェック可能なマーカの安全を確認しない、即ち、少なくとも一部のマーカにおいて安全ではない危険なマーカが確認された場合には、ステップS14においてNOと判定されて、処理はステップS15に進む。
ユーザがチェック不能マーカの安全確認を了承しない場合には、ステップS16においてNOと判断され、処理はステップS15に進み、出力部18において、例えば、「マーカの安全性が確認できませんでした。」等のチェック不能マーカの安全確認を了承しなかった旨のアラート表示を行う。
一方、ユーザがチェック不能マーカの安全確認を了承した場合には、ステップS16においてYESと判断され、処理はステップS17に進む。
安全を確認しない場合には、ステップS19においてNOと判断されて、処理はCに進む(ステップS15に進む)。
一方、安全を確認した場合には、ステップS19においてYESと判断されて、処理はステップS20に進む。
図6は、図5のパターン情報確認処理のうち、拡張現実モード以外のモードが設定されている場合の処理の詳細な流れを説明するフローチャートである。
ステップS31において、モード設定部43は、設定されているモードが撮影モードか否かを判断する。
設定されているモードが撮影モードでない場合には、ステップS31においてNOと判断されて、処理はステップS32に進む。
設定されているモードがその他のモードでない場合には、ステップS32においてNOと判断されて、処理はBに進む(図5のステップS1に戻る)。
一方、設定されているモードがその他のモードの場合には、ステップS32においてYESと判断されて、処理はステップS33に進む。
ステップS34において、出力部18は、撮影モードの初期設定であるライブビュー表示を行う。具体的には、出力制御部46は、ライブビュー、即ち、撮像部16からリアルタイムに取得した撮像画像のデータを出力部18に順次表示出力させる、ライブビュー表示の制御を行う。
レリーズボタンに対して半押し操作がされていない場合には、ステップS35においてNOであると判断されて、処理はステップS40に進む。ステップS40の処理については後述する。
一方、レリーズボタンに対して半押し操作がされた場合には、ステップS35においてYESであると判断されて、処理はステップS36に進む。
レリーズボタンに対して全押し操作がされていない場合には、ステップS37においてNOであると判断されて、処理はステップS35に戻る。
一方、レリーズボタンに対して全押し操作がされた場合には、ステップS37においてYESであると判断されて、処理はステップS38に進む。
モード変更操作があった場合には、ステップS40においてYESと判断されて、処理はBに進み、図5のステップS1に戻る。
一方、モード変更操作でなかった場合には、ステップS35においてNOと判断されて、処理はステップS41に進む。
その他の操作でなかった場合には、ステップS41においてNOと判断されて、その後処理は終了する。
一方、その他の処理であった場合には、ステップS41においてYESと判断されて、処理はステップS42に進む。
次に、本実施形態における撮像装置1が実行する発光体情報確認処理の流れについて図7を用いて説明する。
図7は、本実施形態における撮像装置1が実行する発光体情報確認処理の流れを説明するフローチャートである。
発光体情報確認処理は、本実施形態においては、撮像装置1のモードが可視光通信モードの場合に実行される。なお、この場合、記憶部19には、可視光通信が安全であるか否かの情報が記憶され、当該情報と実際行われている可視光通信とを比較して、安全性が判断されることになる。
詳細には、ステップS51において、ステップS1の拡張現実モードに代えて、可視光通信モードであるか否かを判断する。
また、ステップS55において、ステップS5のマーカに代えて、可視光通信の発光体を識別する。
また、ステップS56において、ステップS6のマーカに代えて、発光体を識別表示する。即ち、出力部18は、識別した発光体を表示する。この際、出力部18は、識別した発光体を枠(例えば、『』の表示)で囲うように表示する。
また、ステップS58において、ステップS8のマーカに代えて、発光体が複数であったか否かを判断する。
また、ステップS59及びステップS61において、ステップS9及びステップS11の識別マーカに代えて、識別発光体のパターンマッチングを行う。
また、ステップS62において、ステップS12のすべてのマーカに代えて、すべての発光体をチェックしたか否かを判断する。
また、ステップS63において、ステップS13のチェック不能なマーカに代えて、チェック不能な発光体の有無を確認したか否かを判断する。
また、ステップS64において、ステップS14のチェック可能なマーカに代えて、チェック可能な発光体の安全確認を了承したか否かを判断する。
また、ステップS65におけるアラート表示に関しては、「危険な発光体が含まれています。」や「発光体の安全性が確認できませんでした。」等のアラート表示をする。
次に、第1及び第2実施形態の撮像装置1におけるパターン情報(発光体情報)及び提示情報の判定に関する変形例について、図8を用いて説明する。
図8は、撮像装置1において各情報テーブルを取得するシステムを示すシステム構成図である。なお、上述の実施形態と同一の構成についての符号は同一であり、説明を省略する。
サーバ102は、ネットワークNに接続され、記憶手段の一領域にパターン情報テーブル記憶部(発光体情報テーブルを記憶した記憶部)と、提示情報テーブル記憶部に相当する記憶部が設けられる。また、サーバ102に記憶されるパターン情報テーブルと、提示情報テーブルはネットワークから提供される情報により随時最新の情報に更新されている。
このようにシステムを構成することにより、携帯端末100では、処理負担や、記憶容量の削減を行うことが可能になると共に、常に新しい情報で判定を行うことができるようになる。
撮像画像取得部45は、パターンにより表現された情報を提示する被写体(マーカ)を含む撮像画像のデータを取得する。
パターン情報抽出部47は、撮像画像取得部45により取得された画像から被写体を識別する。
パターン情報判定部48は、パターン情報抽出部47により識別された被写体を表現しているパターンが安全であるか否かの検査を行う。
提示情報取得部49は、パターン情報判定部48により行われた検査により被写体を表現しているパターンが安全であると判別された場合に、該被写体の提示する情報を取得する。
また、撮像画像取得部45は、撮像部16により撮像された撮像画像を取得する。
この場合、撮像装置1は、パターンにより表現され、情報を提示する被写体を撮像し、情報を取得する検査装置において、撮像された被写体のパターンを検査するだけで、被写体の提示する情報を取得する前に安全性の確認をすることができる。
また、パターン情報判定部48は、パターン情報と、該パターン情報に対応する安全性の評価が対応づけられた第一のテーブルとを照合することにより検査を行う。
この場合、撮像装置1は、パターン情報テーブルとの照合により検査を行うので容易に検査が可能であり、更にテーブルを更新することで常に最新情報の検査が行える。
提示情報判定部50は、提示情報取得部49により取得された被写体の提示する情報が安全であるか否かの検査を行う。
提示情報内容実行部51は、提示情報判定部50により行われた検査により被写体の提示する情報が安全であると判別された場合に、被写体の提示する情報に含まれる処理を実行する。
この場合、撮像装置1は、パターン情報テーブルとの照合により安全性が確認され取得された提示情報を更に検査するため、より確実な安全性の確認を行うことができる。
また、提示情報判定部50は、提示情報と、提示情報に対応する安全性の評価が対応づけられた第二のテーブルとを照合することにより検査を行う。
この場合、撮像装置1は、提示情報テーブルとの照合により検査を行うので容易に検査が可能であり、更にテーブルを更新することで常に最新情報の検査を行うことができる。
この場合、撮像装置1は、複数の被写体が識別されそのうちの一部の安全性が判別不能であっても、判別できた他の被写体の結果に応じて安全性を推測することができる。
この場合、撮像装置1は、推測した安全性をユーザが確認し、提示情報の取得を判断することができる。
この場合、撮像装置1は、通信を介して安全性の検査を行うサーバ102等の外部装置で検査を行うので、処理を行う機器の負荷を軽くすることができる。
この場合、撮像装置1は、拡張現実における安全性の検査を簡単に行うことができる。
この場合、撮像装置1は、可視光通信における安全性の検査を簡単に行うことができる。
例えば、本発明は、パターン情報確認処理や発光体情報確認処理機能を有する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、ノート型のパーソナルコンピュータ、プリンタ、テレビジョン受像機、ビデオカメラ、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話機、ポータブルゲーム機等に適用可能である。
換言すると、図4の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が撮像装置1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図4の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段などより構成される全体的な装置を意味するものとする。
[付記1]
パターンにより表現されるとともに情報を提示する被写体を含む画像のデータを取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段により取得された画像から前記被写体を識別する識別手段と、
前記識別手段により識別された前記被写体を表現しているパターンが安全であるか否かの検査を行う第一の検査手段と、
前記第一の検査手段により行われた検査により前記被写体を表現しているパターンが安全であると判別された場合に、該被写体の提示する情報を取得する情報取得手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
[付記2]
前記第一の検査手段は、前記被写体を表現しているパターンと、予め安全性の評価がされたパターン情報との比較を行うことにより、前記被写体を表現しているパターンが安全であるか否かの検査を行うことを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
[付記3]
前記第一の検査手段は、前記パターン情報と、該パターン情報に対応する安全性の評価が対応づけられた第一のテーブルとを照合することにより検査を行うことを特徴とする付記2に記載の情報処理装置。
[付記4]
前記情報取得手段により取得された前記被写体の提示する情報が安全であるか否かの検査を行う第二の検査手段と、
前記第二の検査手段により行われた検査により前記被写体の提示する情報が安全であると判別された場合に、該被写体の提示する情報に含まれる処理を実行する実行手段と、
を更に備えることを特徴とする付記1乃至3の何れか1つに記載の情報処理装置。
[付記5]
前記第二の検査手段は、前記被写体の提示する情報と、予め安全性の評価がされた提示情報との比較を行うことにより、前記被写体の提示する情報が安全であるか否かの検査を行うことを特徴とする付記4に記載の情報処理装置。
[付記6]
前記第二の検査手段は、前記提示情報と、該提示情報に対応する安全性の評価が対応づけられた第二のテーブルとを照合することにより検査を行うことを特徴とする付記5に記載の情報処理装置。
[付記7]
前記識別手段により複数の前記被写体が識別された場合であって、前記第一の検査手段により複数の前記被写体のうちの一部が安全であるか否か判別不能であった場合に、該第一の検査手段により安全であるか否かが判別できた他の被写体の判別結果に応じて、前記判別不能であった被写体が安全であるか否かの検査を行う第三の検査手段を更に備えることを特徴とする付記1乃至6の何れか1つに記載の情報処理装置。
[付記8]
前記第三の検査手段により行われた検査により前記他の被写体が安全であると判別され、その結果に応じて前記判別不能であった被写体が安全であると判別された場合に、前記情報取得手段により前記判別不能であった被写体の提示する情報を取得するか否かの確認をユーザに行う確認手段を更に備えることを特徴とする付記7に記載の情報処理装置。
[付記9]
画像を撮像する撮像手段を備え、
前記画像取得手段は、前記撮像手段により撮像された撮像画像を取得することを特徴とする付記1乃至8の何れか1つに記載の情報処理装置。
[付記10]
検査を行う外部装置との通信を行う通信手段を更に備え、
前記検査手段に係る処理を、前記通信手段を介して前記外部装置で行うことを特徴とする付記1乃至9の何れか1つに記載の情報処理装置。
[付記11]
前記被写体は、拡張現実の実現するためのマーカであることを特徴とする付記1乃至10の何れか1つに記載の情報処理装置。
[付記12]
前記被写体は、可視光の点滅パターンにより通信を行う可視光通信の発光体であることを特徴とする付記1乃至10の何れか1つに記載の情報処理装置。
[付記13]
前記被写体は、コード情報であることを特徴とする付記1乃至10の何れか1つに記載の情報処理装置。
[付記14]
情報処置装置が実行する情報処理方法であって、
パターンにより表現されるとともに情報を提示する被写体を含む画像のデータを取得する画像取得ステップと、
前記画像取得ステップにより取得された画像から前記被写体を識別する識別ステップと、
前記識別ステップにより識別された前記被写体を表現しているパターンが安全であるか否かの検査を行う第一の検査ステップと、
前記第一の検査ステップにより行われた検査により前記被写体を表現しているパターンが安全であると判別された場合に、該被写体の提示する情報を取得する情報取得ステップと、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
[付記15]
コンピュータを、
パターンにより表現されるとともに情報を提示する被写体を含む画像のデータを取得する画像取得機能、
前記画像取得機能により取得された画像から前記被写体を識別する識別機能、
前記識別機能により識別された前記被写体を表現しているパターンが安全であるか否かの検査を行う第一の検査機能、
前記第一の検査機能により行われた検査により前記被写体を表現しているパターンが安全であると判別された場合に、該被写体の提示する情報を取得する情報取得機能、
として機能させることを特徴とするプログラム。
Claims (16)
- パターンにより表現されるとともに情報を提示する被写体を含む画像のデータを取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段により取得された画像から前記被写体を識別する識別手段と、
前記識別手段により識別された前記被写体を表現しているパターンを、データに変化することなく該パターンにより表現される被写体が提示する情報が安全であるか否かの検査を行う第一の検査手段と、
前記第一の検査手段により行われた検査により前記被写体を表現しているパターンが安全であると判別された場合に、該パターンをデータに変換して該被写体の提示する情報を取得する情報取得手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記被写体から該被写体を表現するパターンのパターン情報を抽出する抽出手段を更に備え、
前記第一の検査手段は、前記抽出手段により抽出されたパターン情報と、予め安全性の評価がされたパターン情報との比較を行うことにより、前記被写体を表現しているパターンが安全であるか否かの検査を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記第一の検査手段は、前記抽出されたパターン情報と、安全性の評価が対応づけられたパターン情報が記憶されている第一のテーブルとを照合することにより検査を行うことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
- 前記情報取得手段により取得された前記被写体の提示する情報が安全であるか否かの検査を行う第二の検査手段と、
前記第二の検査手段により行われた検査により前記被写体の提示する情報が安全であると判別された場合に、該被写体の提示する情報に対応する処理を実行する実行手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。 - 前記被写体の提示する情報は、少なくとも、画像、URL、或いはプログラムのうちの何れかであることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
- 前記第二の検査手段は、前記被写体の提示する情報と、予め安全性の評価がされた提示情報との比較を行うことにより、前記被写体の提示する情報が安全であるか否かの検査を行うことを特徴とする請求項4又は5に記載の情報処理装置。
- 前記第二の検査手段は、前記提示情報と、該提示情報に対応する安全性の評価が対応づけられた第二のテーブルとを照合することにより検査を行うことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
- 前記識別手段により複数の前記被写体が識別された場合であって、前記第一の検査手段により複数の前記被写体を表現しているパターンのうちの一部が安全であるか否か判別不能であった場合に、該第一の検査手段により安全であるか否かが判別できた他の被写体を表現しているパターンの判別結果に応じて、前記判別不能であった被写体が安全であるか否かの検査を行う第三の検査手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 前記第三の検査手段により行われた検査により前記他の被写体を表現しているパターンが安全であると判別され、その結果に応じて前記判別不能であった被写体を表現しているパターンが安全であると判別された場合に、前記情報取得手段により前記判別不能であった被写体の提示する情報を取得するか否かの確認をユーザに行う確認手段を更に備えることを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
- 画像を撮像する撮像手段を備え、
前記画像取得手段は、前記撮像手段により撮像された撮像画像を取得することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の情報処理装置。 - 検査を行う外部装置との通信を行う通信手段を更に備え、
前記検査手段に係る処理を、前記通信手段を介して前記外部装置で行うことを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の情報処理装置。 - 前記被写体は、拡張現実の実現するためのマーカであることを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 前記被写体は、可視光の点滅パターンにより通信を行う可視光通信の発光体であることを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 前記被写体は、コード情報であることを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 情報処置装置が実行する情報処理方法であって、
パターンにより表現されるとともに情報を提示する被写体を含む画像のデータを取得する画像取得処理と、
前記画像取得処理により取得された画像から前記被写体を識別する識別処理と、
前記識別処理により識別された前記被写体を表現しているパターンを、データに変化することなく該パターンにより表現される被写体が提示する情報が安全であるか否かの検査を行う検査処理と、
前記検査処理により行われた検査により前記被写体を表現しているパターンが安全であると判別された場合に、該パターンをデータに変換して該被写体の提示する情報を取得する情報取得処理と、
を含むことを特徴とする情報処理方法。 - コンピュータを、
パターンにより表現されるとともに情報を提示する被写体を含む画像のデータを取得する画像取得機能、
前記画像取得機能により取得された画像から前記被写体を識別する識別機能、
前記識別機能により識別された前記被写体を表現しているパターンを、データに変化することなく該パターンにより表現される被写体が提示する情報が安全であるか否かの検査を行う検査機能、
前記検査機能により行われた検査により前記被写体を表現しているパターンが安全であると判別された場合に、該パターンをデータに変換して該被写体の提示する情報を取得する情報取得機能、
として機能させることを特徴とするプログラム。
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