JP5809708B2 - 竪型ローラミル - Google Patents

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Description

本発明は、減速機を略中心にして略円周方向に沿って配置されている複数の粉砕ローラとの間に被粉砕物を噛み込ませて粉砕する回転テーブルを備え、この回転テーブルが、減速機を介して連結されている回転駆動部によって回転駆動される竪型ローラミルに関する。
上記従来のローラミルの一例として、粉砕テーブル上で回転する複数の粉砕ローラがロッキングレバーに設けられ、各ロッキングレバーがロッキングレバー軸を中心にして回動可能にこのロッキングレバー軸に支持されているものがある(例えば、特許文献1参照。)。各ロッキングレバー軸は、支持ブロックを介して複数の各支柱に設けられ、これら複数の支柱は、粉砕テーブルを外側から囲むようにして略円周方向に沿って配置されている。
そして、複数の各ロッキングレバー軸は、これら略円周方向に沿って配置されている各支柱を基準にして、平面形状が円環状の粉砕テーブルの外周縁部に近づく方向の内側にずれた位置に配置されている。つまり、複数の支柱は、各ロッキングレバー軸を基準にして、粉砕テーブルから遠ざかるように外側にずれた位置に配置されている。
このように、複数の支柱を、各ロッキングレバー軸を基準にして、粉砕テーブルから遠ざかるように外側にずれた位置に配置すると、このローラミルによる被粉砕物の粉砕能力を増大させるために、粉砕ローラ、ロッキングレバー、ロッキングレバー軸、及び支柱の数を増加させた場合でも、各粉砕ローラが設けられている支柱どうしの間隔を広げることができる。
これによって、略円周方向に沿って配置されている支柱どうしの間のスペースから、これら支柱の内側に設けられている歯車装置(減速機)を引き出すことができるように、このスペースを確保することができる。歯車装置を支柱外に引き出すことにより、メンテナンスを容易に行うことができる。
また、この従来のローラミルでは、支柱ごとにサスペンションが設けられ、各サスペンションは、支柱を介し歯車装置が設置されている設置面に設置されている。このサスペンションも歯車装置を引き出すときに邪魔になっている。
従って、これら複数のサスペンションも支柱と同様に、このローラミルの半径方向外側にずらして、サスペンションどうしの間隔を広げる必要があるので、これによっても、ローラミルを設置するための広いスペースが必要となる。
特表2008−525170号公報
上記従来のローラミルでは、粉砕能力を増大させるために、粉砕ローラ、ロッキングレバー、ロッキングレバー軸、支柱及びサスペンションの数を増加させている。そして、歯車装置を容易に引き出すべく、各粉砕ローラが設けられている支柱(サスペンション)どうしの間隔を広げ、複数の支柱(サスペンション)を、各ロッキングレバー軸を基準にして、粉砕テーブルから遠ざかるように外側にずれた位置に配置している。
そのため、このローラミルを設置するために広いスペースを確保する必要があり、そのスペースを確保するためのコストが嵩む。また、そのような広い設置スペースを確保できないこともある。
更に、粉砕ローラの数が多くなればなる程、支柱位置は、粉砕テーブルから遠くなり、ローラミルの占有エリアが広くなるため、粉砕ローラの数を増加させるにも或る一定の限界がある。
このように、上記従来のローラミルでは、粉砕能力を大きくしようとして粉砕ローラ等の数を増加した場合、ローラミルの占有エリアが広くなる。つまり、歯車装置の引き出し容易性、ローラミルのコンパクト化の両立を図ることができない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、粉砕能力が大きく、かつ、減速機を所定の通路に通して外側に引き出して、この減速機のメンテナンスを容易に行うことができ、しかも、全体にコンパクトにすることができる竪型ローラミルを提供することを目的としている。
本発明に係る竪型ローラミルは、
減速機と、
前記減速機より上方位置において当該減速機を中心として円周方向に沿って配置された6つ以上の複数の粉砕ローラと、
前記複数の粉砕ローラと前記減速機の上下間に配置され、複数の粉砕ローラとの間に被粉砕物を噛み込ませて粉砕する回転テーブル
前記回転テーブルと前記減速機を介して連結されて当該回転テーブルを回転駆動する回転駆動部と、
前記複数の粉砕ローラのそれぞれに対して設けられ、前記粉砕ローラを前記回転テーブルに押し付けるための複数の押圧駆動部と、
前記減速機を外側から囲むように設けられ、前記複数の押圧駆動部及び前記複数の粉砕ローラを前記減速機より上方位置で支持するスタンド部であって、前記減速機を前記押圧駆動部及び前記粉砕ローラより下方に設けられ前記減速機を当該スタンド部の外側から引き出すための通路を有する、コンクリート製のスタンド部とを備えることを特徴とするものである。
この発明に係る竪型ローラミルによると、回転駆動部の回転動力が減速機を介して回転テーブルに伝達されて、この回転テーブルを所定の方向に回転させることができ、この回転テーブルの回転に伴って複数の粉砕ローラが回転する。このとき、複数の粉砕ローラと回転テーブルとの間に被粉砕物を噛み込んで粉砕することができる。そして、複数の各押圧駆動部は、それぞれと対応して設けられている粉砕ローラを回転テーブルに押し付けることができ、これによって、粉砕ローラと回転テーブルとの間に被粉砕物を所望の押付け力で噛み込ませて粉砕することができる。
また、スタンド部は、減速機を外側から囲むように設けられているので、このスタンド部に支持される複数の押圧駆動部及び複数の粉砕ローラを、減速機を略中心にして略円周方向に沿って配置することができる。
更に、スタンド部は、複数の押圧駆動部及び複数の粉砕ローラを減速機の上方位置に支持しているので、減速機を、押圧駆動部及び粉砕ローラの下方に設けた所定の通路に通してこの竪型ローラミルから引き出すことができる。
この発明に係る竪型ローラミルにおいて、前記スタンド部がコンクリート製であるので、複数の粉砕ローラと回転テーブルとの間に被粉砕物を噛み込んで粉砕するときに発生する振動や衝撃を、コンクリート製のスタンド部で抑制することができ、これによって、この竪型ローラミルが備えている各部品の損傷を防ぎ、また、寿命を長引かせることができる。また、例えば鋼製スタンドに比べ、安価なコンクリート製スタンドを採用することで、原材料費の点でも製作コストの低減を図ることができる。
粉砕ローラを6つ以上設けることにより粉砕能力を大きくすることができ、かつ、粉砕ローラを6つ以上設ける場合でも、減速機を竪型ローラミルから引き出すときに、押圧駆動部が邪魔にならずに所定の通路から引き出すことができる。また、粉砕ローラの数が増加しても、スタンド部を回転テーブルから遠ざかる外側の位置に配置させる必要が無いので、竪型ローラミルの占有エリアの制約やスタンド部に掛るモーメントの制約を受けることなく、竪型ローラミルの粉砕能力を向上させることができる。これによって、大量の被粉砕物を粉砕する際、竪型ローラミルの台数を少ない数に抑えることができるようになり、その導入コスト及びランニングコストの抑制を図ることができる。
この発明に係る竪型ローラミルにおいて、前記スタンド部は、前記通路を間に挟んでその両側に設けられている少なくとも2つの下脚部と、前記少なくとも2つの下脚部の上部に一体に形成された上脚部とを有し前記上脚部の下方に前記通路が設けられているものとしてよい。
このようにすると、スタンド部の強度の向上を図ることができる。これによって、押圧駆動部及び粉砕ローラの真下の位置に、これら押圧駆動部及び粉砕ローラを支持するためのスタンド部の下部を設ける必要が無く、よって、このスタンド部の下部に通路を設けるスペースを確保することができる。そして、この通路から減速機を押圧駆動部及び粉砕ローラの下方に通して、当該竪型ローラミルから引き出すことができる。
この発明に係る竪型ローラミルにおいて、前記スタンド部は、前記複数の粉砕ローラを支持するためのアーム支持部を有し、前記通路上方に前記複数の押圧駆動部うちの少なくとも1つ及び/又は少なくとも1つの前記アーム支持部が設けられてよい。
このようにすると、通路上方に少なくとも1つの押圧駆動部及び/又は少なくとも1つのアーム支持部を有するので、減速機は押圧駆動部やアーム支持部をくぐるようにして通路を通って引き出されるため、粉砕ローラ及び押圧駆動部が増加して、これら互いに隣合う粉砕ローラ等の間隔が狭くなっても、竪型ローラミル全体のコンパクトさを保ちつつ減速機のメンテナンス容易性を確保できる。
この発明に係る竪型ローラミルにおいて、前記回転テーブルと前記減速機の上下間に配置されたテーブル支持架台と、前記減速機の出力部連結軸を介し連結され、前記回転テーブルの下部に固定され、かつ、スラスト軸受を介して前記テーブル支持架台に回動自在に支持されたテーブル支持部とを、更に備えてよい。
このように、減速機の出力部が、連結軸を介してテーブル支持部と連結し、テーブル支持部の上部に回転テーブルを固定して設けることによって、この回転テーブルの上面を、
減速機の上方位置に設けられている押圧駆動部によって押圧駆動される粉砕ローラに当接させる位置に配置することができる。これによって、減速機の上方位置に設けられる粉砕ローラと回転テーブルとの間に被粉砕物を噛み込ませて粉砕することができる。
そして、回転テーブルは、複数の粉砕ローラによる大きな押付け力を受けるが、この押付け力を、スラスト軸受を介してテーブル支持架台で支持することができ、これによって、当該押付け力が減速機のケーシングに掛ることを抑制することができる。その結果、ケーシングの強度を粉砕能力の増大に対応させて大きくする必要が無く、ケーシングの強度向上のための構造が不要となり、ケーシングの構造の簡単化を図ることができる。これによって、ケーシングの重量の軽減及び製作コストの低減を図ることができる。
また、回転テーブルに掛る複数の粉砕ローラによる押付け力を、テーブル支持部及びスラスト軸受を介してテーブル支持架台で支持することができるので、竪型ローラミルの被粉砕物の粉砕能力を増大させるべく、回転テーブルが大径化しても、減速機との取合いの整合を配慮することなく、テーブル支持部の形状を自在に設定することができる。
更に、減速機の出力部と回転テーブルとが、連結軸を介して互いに連結し、回転テーブルが、テーブル支持部及びスラスト軸受を介してテーブル支持架台に回動自在に支持されているので、例えば減速機をメンテナンスするために、減速機をテーブル支持部から切り離してこの竪型ローラミルから引き出す作業を簡単に行うことが可能となる。
この発明に係る竪型ローラミルにおいて、前記テーブル支持架台が、前記スタンド部に支持されていてよい。
このようにすると、テーブル支持架台をスタンド部によって支持することができる。
発明に係る竪型ローラミルは、減速機を外側から囲むように設けられているスタンド部が、複数の押圧駆動部及び複数の粉砕ローラを減速機の上方位置に支持し、かつ、減速機を押圧駆動部及び粉砕ローラの下方に通して、竪型ローラミルから引き出すための通路が設けられている構成である。従って、この竪型ローラミルによる被粉砕物の粉砕能力を増大させるために、粉砕ローラ及び押圧駆動部の数を増加させた場合でも、この複数の押圧駆動部どうしの間から減速機を引き出す必要が無いから、複数の押圧駆動部どうしの間隔を広げるために、複数の押圧駆動部を、減速機を中心とする半径方向外側に配置する必要が無い。これによって、被粉砕物の粉砕能力が大きく、かつ、コンパクトであり、しかも、減速機を所定の通路に通して外側に引き出して、この減速機のメンテナンスを容易に行うことができる竪型ローラミルを提供することができる。
図1は、この発明の参考例に係る竪型ローラミルを示す一部省略E−E断面図である。 図2は、同参考例に係る竪型ローラミルを示す一部省略A−A断面図である。 図3は、同参考例に係る竪型ローラミルを示す一部省略B−B断面図である。 図4は、同参考例に係る竪型ローラミルを示す一部省略C−C断面図である。 図5は、同参考例に係る竪型ローラミルを示す一部省略D−D断面図である。 図6は、同発明の実施形態に係る竪型ローラミルを示す一部省略K−K断面図である。 図7は、同実施形態に係る竪型ローラミルを示す一部省略F−F断面図である。 図8は、同実施形態に係る竪型ローラミルを示す一部省略G−G断面図である。 図9は、同実施形態に係る竪型ローラミルを示す一部省略H−H断面図である。 図10は、同実施形態に係る竪型ローラミルを示す一部省略I−I断面図である。 図11は、同実施形態に係る竪型ローラミルを示す一部省略J−J断面図である。
以下、型ローラミルの参考例を、図1〜図5を参照して説明する。この図1に示す竪型ローラミル11は、上から見て減速機12を外側から囲むように、つまり、減速機12を略中心にして略円周方向に沿って配置されている複数の粉砕ローラ13との間に被粉砕物を噛み込ませて粉砕する回転テーブル14を備え、この回転テーブル14が、減速機12を介して連結されている回転駆動部15によって回転駆動されるものである。そして、これら回転テーブル14及び粉砕ローラ13は、ケーシング16で覆われている。
この参考例では、例えば6つの粉砕ローラ13が第1アーム17及びアーム軸受ベース22を介してスタンド部31のアーム支持部18に設けられている。そして、これら6つの各粉砕ローラ13は、6つの各ローラ押付け機構19によって、円環状に形成された回転テーブル14上に押し付けられる構成となっている。そして、これら6つの各ローラ押付け機構19は、同等のものであるので、図1に示すローラ押付け機構19を説明し、これ以外のローラ押付け機構の説明を省略する。
図1に示すローラ押付け機構19は、粉砕ローラ13を備えている。この粉砕ローラ13は、第1アーム17の先端部に回動自在に設けられ、この第1アーム17の基端部が、第1アーム軸20に結合し、この第1アーム軸20は、アーム軸受部21(図2参照)に回動自在に設けられている。そして、このアーム軸受部21は、アーム軸受ベース22を介してスタンド部31のアーム支持部18に固定して設けられている。
そして、この第1アーム軸20には、第2アーム23の上端部が結合し、この第2アーム23の下端部が、第2アーム軸24を介して回動自在に押圧駆動部25の先端部と連結している。そして、この押圧駆動部25の基端部に押付駆動部軸(例えばシリンダピン)26が設けられ、この押付駆動部軸26は、押付駆動装置支持ベース27に回動自在に設けられている。そして、この押付駆動装置支持ベース27は、スタンド部31の押付駆動装置支持部28に固定して設けられている。
この押圧駆動部25は、粉砕ローラ13を回転テーブル14に押し付けるためのものであり、例えば油圧シリンダ装置である。この油圧シリンダ装置は、そのピストンロッド25aの先端部に第2アーム軸24が設けられ、そのシリンダ25bの基端部に押付駆動部軸26が設けられている。ただし、この参考例では、押圧駆動部25として油圧シリンダ装置を例に挙げたが、これ以外の駆動部を使用してもよい。
この図1に示すローラ押付け機構19によると、押圧駆動部25が所定の力で短縮方向に作動することによって、粉砕ローラ13を回転テーブル14上に所定の力で押し付けることができる。そして、押圧駆動部25が所定の伸長状態に作動することによって、粉砕ローラ13を上昇させ、回転テーブル14への押付け力を減少させることができる。
次に、図1に示すアーム支持部18及び押付駆動装置支持部28を備えるスタンド部31を説明する。この押付駆動装置支持部28は、特許請求の範囲に記載された「スタンド脚部」でもある。
まず、押付駆動装置支持部(スタンド脚部)28の下部(下脚部28b)は、図5に示すD−D断面図に示すように、2つの各半円形状部として形成されている。そして、図3に示すように、この上に、押付駆動装置支持部(スタンド脚部)28の上部が設けられている。この押付駆動装置支持部(スタンド脚部)28の上部は、特許請求の範囲に記載された「上脚部28a」でもある。
次に、押付駆動装置支持部(スタンド脚部)28の上に、図3に示すアーム支持部18の下部が設けられ、更にその上に、図2に示すアーム支持部18の上部が設けられている。そして、これらアーム支持部18及び押付駆動装置支持部(スタンド脚部)28を備えるスタンド部31は、例えば鉄筋コンクリートで形成されている。
また、図1及び図4に示すように、押付駆動装置支持部(スタンド脚部)28は、減速機12を外側から囲むように略円周方向に沿って設けられ、6つの押圧駆動部25、テーブル支持部39及びテーブル支持架台41を減速機12の上方位置で支持している。
更に、図1及び図5に示すように、この押付駆動装置支持部(スタンド脚部)28の下部(下脚部28b)には、所定の通路32が貫通して設けられ、この通路32は、押圧駆動部25及び粉砕ローラ13の下をくぐるようにして、減速機12を当該竪型ローラミル11から引き出すことができるように形成されている。例えば、押付駆動装置支持ベース27が、減速機12の上面よりも高い位置に設けられている。この図5に示す通路32には、減速機12を引き出すときに使用されるモータベース34を示している。
そして、減速機12は、図1に示すように、この竪型ローラミル11が設置されている設置面29に設けられ、竪型ローラミル11の略中心位置に配置されている。この減速機12の入力軸12aは、カップリング35、連結軸36及びカップリング35を介して回転駆動部15(電動機)の回転軸15aに連結されている。そして、減速機12の出力部12bは、カップリング37、連結軸38及びカップリング37を介して円板状のテーブル支持部39と連結している。
このテーブル支持部39は、その上部に回転テーブル14が固定して設けられ、かつ、スラスト軸受40を介してテーブル支持架台41に回動自在に支持されている。そして、テーブル支持架台41は、押付駆動装置支持部(スタンド脚部)28に固定して設けられている。このテーブル支持架台41は、例えば円環状に形成され、その中心に連結軸38が挿通している。
なお、図2において、各アーム支持部18どうしの間には、熱風供給ダクト42が設けられている。竪型ローラミル11に接続する熱風供給ダクト42の数は、例えば6本である。そして、図5において、減速機12を引き出すための通路32と反対側に、別の通路33が形成されており、この通路33には、循環原料排出コンベア43が配置されている。この循環原料排出コンベア43は、竪型ローラミル11内の粗粒径被粉砕物を排出し、再度、原料供給シュート44からこの竪型ローラミル11内へ供給するためのものである。そして、この竪型ローラミル11内の粗粒径被粉砕物は、図4に示す循環原料排出シュート48を通って循環原料排出コンベア43に供給される。
次に上記のように構成された竪型ローラミル11の作用を説明する。この図1に示す竪型ローラミル11によると、回転テーブル14の上方に設けられた原料供給シュート44から回転テーブル14上に被粉砕物を供給し、複数の例えば6つの粉砕ローラ13を、第1及び第2アーム17、23を介して押圧駆動部25によって回転テーブル14の上面に押し付けることで、複数の粉砕ローラ13と回転テーブル14との間に被粉砕物を噛み込んで粉砕することができる。
また、粉砕された被粉砕物は、熱風供給ダクト42から供給される熱風により吹上げられ、上方に設けられたセパレータ45に移送される。
このセパレータ45は、セパレータ駆動装置46(例えば電動機)により回転駆動されており、粉砕された被粉砕物のうち、所定粒度(粒径)よりも細かい精粉のみをケーシング16の上部に設けられた精粉排出ダクト47から排出し、残りを回転テーブル14上に戻して再び粉砕されるようにすることができる。
また、図1に示す回転駆動部15は、その回転動力が減速機12及びテーブル支持部39を介して回転テーブル14に伝達されて、この回転テーブル14を所定の方向に回転させることができ、この回転テーブル14の回転に伴って複数の粉砕ローラ13が回転する。そして、複数の例えば6つの各押圧駆動部25は、それぞれと対応して設けられている粉砕ローラ13を回転テーブル14に押し付けることができ、これによって、粉砕ローラ13と回転テーブル14との間に被粉砕物を所望の押付け力で噛み込ませて粉砕することができる。
また、押付駆動装置支持部28及びアーム支持部18を備えるスタンド部31は、減速機12を外側から囲むように設けられているので、このスタンド部31に支持される複数の押圧駆動部25及び複数の粉砕ローラ13を、減速機12を略中心にして略円周方向に沿って配置することができる。
そして、図5に示す通路32を間に挟んでその両側に設けられている2つの押付駆動装置支持部(スタンド脚部)28の上部(上脚部28a)が、図4及び図1に示すように、一体に形成されているので、アーム支持部18を支持するための当該上部(上脚部28a)の強度の向上を図ることができる。これによって、アーム支持部18の真下の位置に、当該上部(上脚部28a)を介してアーム支持部18を支持するための押付駆動装置支持部(スタンド脚部)28の下部(下脚部28b)を設ける必要が無く、よって、当該上部(上脚部28a)の下方に通路32を設けるスペースを確保することができる。そして、この通路32から減速機12を粉砕ローラ13の下方に通して、当該竪型ローラミル11から引き出すことができる。
また、この竪型ローラミル11によると、通路32の上方にアーム支持部18が設けられている場合でも、そのアーム支持部18の真下の位置に、押付駆動装置支持部(スタンド脚部)28の上部(上脚部28a)を介してアーム支持部18を支持するための下部(下脚部28b)を設ける必要が無く、よって、当該上部(上脚部28a)の下方に通路32を設けるスペースを確保することができる構成としたので、被粉砕物の粉砕能力が大きく、かつ、コンパクトであり、しかも、減速機12を所定の通路32に通して外側に引き出して、この減速機12のメンテナンスを容易に行うことができる竪型ローラミル11を提供することができる。
更に、押付駆動装置支持部28及びアーム支持部18は、図1に示すように、複数の押圧駆動部25及び複数の粉砕ローラ13を減速機12の上方位置に支持しているので、減速機12を、押圧駆動部25及び粉砕ローラ13の下方に通して、つまり、それらの下をくぐるようにして、所定の通路32(図1及び図5参照)に通してこの竪型ローラミル11から引き出すことができる。
従って、この竪型ローラミル11による被粉砕物の粉砕能力を増大させるために、粉砕ローラ13及び押圧駆動部25の数を、例えば4つからこの参考例のように6つに増加させた場合でも、この6つの押圧駆動部25どうしの間から減速機12を引き出す必要が無いから、この6つの押圧駆動部25どうしの間隔を広げるために、この6つの押圧駆動部25を、減速機12を中心とする半径方向外側に配置する必要が無い。これによって、被粉砕物の粉砕能力が大きく、かつ、コンパクトであり、しかも、減速機12を所定の通路32に通して外側に引き出して、この減速機12のメンテナンスを容易に行うことができる竪型ローラミル11を提供することができる。
また、スタンド部31は、通路32上方に少なくとも1つの押圧駆動部25及び/又は少なくとも1つのアーム支持部18を有する構成としたので、減速機12は押圧駆動部25やアーム支持部18をくぐるようにして通路32を通って引き出されるため、粉砕ローラ13及び押圧駆動部25が増加して、これら互いに隣合う粉砕ローラ13等の間隔が狭くなっても、この竪型ローラミル11全体のコンパクトさを保ちつつ減速機12のメンテナンス容易性を確保できる。
そして、図1に示すように、減速機12の出力部12bが、連結軸38等を介してテーブル支持部39と連結し、このテーブル支持部39の上部に回転テーブル14を固定して設けることによって、この回転テーブル14の上面を、減速機12の上方位置に設けられている押圧駆動部25によって押圧駆動される粉砕ローラ13に当接させる位置に配置することができる。これによって、減速機12の上方位置に設けられている粉砕ローラ13と回転テーブル14との間に被粉砕物を噛み込ませて粉砕することができる。
そして、回転テーブル14は、複数の粉砕ローラ13による大きな押付け力を受けるが、この押付け力を、スラスト軸受40を介してテーブル支持架台41で支持することができ、これによって、当該押付け力が減速機12のケーシング12cや連結軸38に掛ることを抑制することができる。その結果、ケーシング12cや連結軸38の強度を粉砕能力の増大に対応させて大きくする必要が無く、ケーシング12cの強度向上のための構造が不要となり、ケーシング12cの構造の簡単化を図ることができる。これによって、ケーシング12cの重量の軽減及び製作コストの低減を図ることができる。
また、回転テーブル14に掛る複数の粉砕ローラ13による押付け力を、テーブル支持部39及びスラスト軸受40を介してテーブル支持架台41で支持することができるので、竪型ローラミル11の被粉砕物の粉砕能力を増大させるべく、回転テーブル14が大径化しても、減速機12との取合いの整合を配慮することなく、テーブル支持部39の形状を自在に設定することができる。
更に、減速機12の出力部12bと回転テーブル14とが、テーブル支持部39、連結軸38及びカップリング37を介して互いに連結し、回転テーブル14が、テーブル支持部39及びスラスト軸受40を介してテーブル支持架台41に回動自在に支持されているので、例えば減速機12をメンテナンスするために、減速機12をテーブル支持部39から切り離してこの竪型ローラミル11から引き出す作業を簡単に行うことが可能となる。
そして、複数の粉砕ローラ13と回転テーブル14との間に被粉砕物を噛み込ませて粉砕するときに発生する振動や衝撃を、この回転テーブル14を支持するコンクリート製のスタンド部31で抑制することができ、これによって、この竪型ローラミル11が備えているローラ押付け機構19、減速機12、及び粉砕ローラ13等の各部品の損傷を防ぎ、また、寿命を長引かせることができる。
また、粉砕ローラ13を6つ又はそれ以上設ける場合でも、減速機12を竪型ローラミル11から引き出すときに、押圧駆動部25が邪魔にならずに所定の通路32から引き出すことができるので、粉砕ローラ13の数が増加しても、スタンド部31を回転テーブル14から遠ざかる半径方向外側の位置に配置させる必要が無く、竪型ローラミル11の占有エリアの制約やスタンド部31に掛るモーメントの制約を受けること無く、竪型ローラミル11の粉砕能力を向上させることができる。これによって、大量の被粉砕物を粉砕する際、竪型ローラミル11の台数を少ない数に抑えることができるようになり、その導入コスト及びランニングコストの抑制を図ることができる。
次に、図1に示す押圧駆動部25(例えば油圧シリンダ装置)を設置面29に設置した場合と、押圧駆動部25を減速機12の上方位置に設けた場合とを比較して説明する。今、例えば大きな粉砕能力を有する竪型ローラミル11を製作するために、例えば6つの粉砕ローラ13を備えるものとしたときに、押圧駆動部25を、スタンド部31の押付駆動装置支持部28に設けずに、設置面29に設置する場合は、鋼製のスタンド部を使用すると、その脚部どうしの間のスペースから減速機12を引き出すことができるように設計することが可能であるが、スタンド部を鉄筋コンクリート製にすると、脚部の設置面積が、鋼製とした場合よりも大きくなって脚部どうしの間のスペースが狭くなり、減速機12をそのスペースから引き出すことができなくなる可能性がある。
しかし、この参考例のように、押圧駆動部25を減速機12の上方位置に設けることによって、スタンド部31を鉄筋コンクリート製とした場合でも、減速機12を引き出すときに、押圧駆動部25が邪魔にならないように、この減速機12を押圧駆動部25及び粉砕ローラ13の下をくぐらせて通路32から引き出すことができる。
従って、この参考例に係る竪型ローラミル11によると、大きな粉砕能力を有する竪型ローラミル11を製作するために、6つ又はそれ以上の数の粉砕ローラ13を備えるものとしたときでも、スタンド部31に減速機12を引き出すための通路32を簡単に形成することができ、よって、鉄筋コンクリート製のスタンド部31を採用することができる。このように、スタンド部31を鉄筋コンクリート製とすることによって、粉砕ローラ13から伝わる振動や衝撃を抑制することができ、スタンド部31の製作コストを抑制することができる。
次に、本発明に係る竪型ローラミルの一実施形態を、図6〜図11を参照して説明する。この図6に示す実施形態の竪型ローラミル50と、図1に示す参考例の竪型ローラミル11とが相違するところは、以下に記載したところである。
図1に示す参考例では、複数の押圧駆動部25を、減速機12の上方位置に押付駆動装置支持部(スタンド脚部)28によって支持して、減速機12を、この押付駆動装置支持部(スタンド脚部)28の下部(下脚部28b)に設けた所定の通路32(図1及び図5参照)に通してこの竪型ローラミル11から引き出すようにしている。
これに対して、図6に示す実施形態では、複数の押圧駆動部25を、減速機12が設置されている設置面29に設置して、減速機12を、スタンド脚部(押付駆動装置支持部)28の下脚部(下部)28bに形成した所定の通路32(図6及び図11参照)に通してこの竪型ローラミル50から引き出すようにしている。
ただし、これ以外は、図1に示す参考例と同等であり、同等部分を同一の図面符号で示し、それらの詳細な説明を省略する。
つまり、図6に示す実施形態の竪型ローラミル50は、複数の粉砕ローラ13との間に被粉砕物を噛み込ませて粉砕する回転テーブル14を備え、回転テーブル14が、減速機12を介して連結されている回転駆動部15によって回転駆動される竪型ローラミルにおいて、複数のそれぞれの粉砕ローラ13に対して設けられ、粉砕ローラ13を回転テーブル14に押し付けるための複数の押圧駆動部25と、減速機12を外側から囲むように設けられ、複数のそれぞれの粉砕ローラ13を、第1及び第2アーム17、23を介して減速機12の上方位置で支持するアーム支持部18と、複数のアーム支持部18を支持するスタンド脚部28と、減速機12を粉砕ローラ13の下方に通して、当該竪型ローラミル50から引き出すための通路32とを備え、少なくとも通路32を間に挟んでその両側に設けられている2つのスタンド脚部28の上脚部28aが一体に形成され、当該上脚部28aの下方に通路32が設けられている。
ただし、この実施形態では、図10のI−I断面図に示すように、複数の全てのアーム支持部18を支持する上脚部28aが、一体に形成されている。勿論、通路32を間に挟んでその両側に設けられている2つのスタンド脚部28の上脚部28aを一体に形成し、この2つのスタンド脚部28以外の他のスタンド脚部28の上脚部28aは、それぞれ互いに分離して設けてもよい。
この図6に示す竪型ローラミル50によると、回転駆動部15の回転動力が減速機12を介して回転テーブル14に伝達されて、この回転テーブル14を所定の方向に回転させることができ、この回転テーブル14の回転に伴って複数の粉砕ローラ13が回転する。このとき、複数の粉砕ローラ13と回転テーブル14との間に被粉砕物を噛み込んで粉砕することができる。そして、複数の各押圧駆動部25は、それぞれと対応して設けられている粉砕ローラ13を回転テーブル14に押し付けることができ、これによって、粉砕ローラ13と回転テーブル14との間に被粉砕物を所望の押付け力で噛み込ませて粉砕することができる。
そして、図6、図10及び図11に示すように、少なくとも通路32の両側に設けられている2つのスタンド脚部28の上脚部28aが一体に形成されているので、アーム支持部18を支持するための上脚部28aの強度の向上を図ることができる。これによって、アーム支持部18の真下の位置に、当該上脚部28aを介してアーム支持部18を支持するための下脚部28bを設ける必要が無く、よって、この上脚部28aの下方に通路32を設けるスペースを確保することができる。そして、この通路32から減速機12を粉砕ローラ13の下方に通して、当該竪型ローラミル50から引き出すことができる。
また、この竪型ローラミル50によると、上記のように、通路32の上方にアーム支持部18が設けられている場合でも、そのアーム支持部18の真下の位置に、上脚部28aを介してアーム支持部18を支持するための下脚部28bを設ける必要が無く、よって、この上脚部28aの下方に通路32を設けるスペースを確保することができる構成としたので、被粉砕物の粉砕能力が大きく、かつ、コンパクトであり、しかも、減速機12を所定の通路32に通して外側に引き出して、この減速機12のメンテナンスを容易に行うことができる竪型ローラミル50を提供することができる。
更に、図6及び図11に示すように、この竪型ローラミル50は、少なくとも通路32の両側に配置されている2つの押圧駆動部25が、減速機12が設置されている設置面29に設置されている。そして、この押圧駆動部25は、例えば油圧シリンダ装置である。この油圧シリンダ装置は、そのピストンロッド25aが動力伝達部51を介して第2アーム軸24と連結し、そのシリンダ25bの基端部に押付駆動部軸26が設けられている。ただし、この実施形態では、押圧駆動部25として油圧シリンダ装置を例に挙げたが、これ以外の駆動部を使用してもよい。
そして、スタンド脚部28には、当該押圧駆動部25及び当該押圧駆動部25の動力を、第1及び第2アーム17、23を介して粉砕ローラ13に伝達するための動力伝達部51が配置される配置空間52が形成されている。
ただし、この実施形態では、図6に示すように、押圧駆動部25を配置空間52に配置したが、これに代えて、押圧駆動部25をこの配置空間52の外側、つまり、スタンド部31の外側に配置してもよい。
このように、当該押圧駆動部25及び当該動力伝達部51が配置される配置空間52を形成することができるのは、上記のように、通路32の上方にアーム支持部18が設けられている場合でも、そのアーム支持部18の真下の位置に、上脚部28aを介してアーム支持部18を支持するための下脚部28bを設ける必要が無く、よって、この上脚部28aの下方に配置空間52を設けるスペースを確保することができるからである。よって、この配置空間52に押圧駆動部25及び動力伝達部51を配置することができる。
そして、このように押圧駆動部25を減速機12が設置されている設置面29に設置すると、押圧駆動部25を低い位置に設置することができ、これによって、押圧駆動部25の設置及びメンテナンスを行うための手間、費用及び時間の低減を図ることができる。
そして、図6、図10及び図11に示すように、この竪型ローラミル50は、複数の全てのアーム支持部18を支持する上脚部28aが一体に形成され、複数の全ての押圧駆動部25が、減速機12が設置されている設置面29に設置されている。
このように、複数の全てのアーム支持部18を支持するスタンド脚部28の上脚部28aを一体に形成すると、上脚部28a全体の強度の向上を図ることができる。よって、被粉砕物の粉砕能力が大きく、かつ、コンパクトな竪型ローラミル50を提供することができる。
そして、複数の全ての押圧駆動部25を減速機12が設置されている設置面29に設置すると、押圧駆動部25を設置するための手間、費用、及び時間を大幅に低減することができる。また、このようにすると、押圧駆動部25の高さとの関係で、竪型ローラミル50の高さが高くなることを抑制することができ、この竪型ローラミル50の全体の高さを低くすることができる。その結果、竪型ローラミル50の製作費用を低減できるし、竪型ローラミル50を収容するための建屋の高さも低くすることができ、更に、建屋の費用を低減することができる。
そして、図6及び図7に示すように、この竪型ローラミル50は、一体に形成された上脚部28aが通路32上方にアーム支持部18を支持する構成となっている。
このようにすると、一体に形成された上脚部28aは、通路32上方にアーム支持部18を支持するので、減速機12はアーム支持部18をくぐるようにして通路32を通って引き出される。よって、粉砕ローラ13が増加して、これら互いに隣合う粉砕ローラ13の間隔が狭くなっても、竪型ローラミル50全体のコンパクトさを保ちつつ減速機12のメンテナンス容易性を確保できる。
また、図6等に示すように、この竪型ローラミル50は、テーブル支持架台41が、スタンド脚部28に設けられている。そして、スタンド脚部28及びアーム支持部18がコンクリート製である。このように構成した竪型ローラミル50は、図1に示す同等の構成の参考例と同様に作用する。
更に、図6に示す竪型ローラミル50において、粉砕ローラ13を6つ以上設けることにより粉砕能力を大きくすることができ、かつ、粉砕ローラ13を6つ以上設ける場合でも、減速機12を竪型ローラミル50から引き出すときに、スタンド脚部28の下脚部28bが邪魔にならずに所定の通路32から引き出すことができる。また、粉砕ローラ13の数が増加しても、スタンド脚部28を回転テーブル14から遠ざかる外側の位置に配置する必要が無いので、竪型ローラミル50の占有エリアの制約やスタンド脚部28に掛るモーメントの制約を受けることなく、竪型ローラミル50の粉砕能力を向上させることができる。これによって、大量の被粉砕物を粉砕する際、竪型ローラミル50の台数を少ない数に抑えることができるようになり、その導入コスト及びランニングコストの抑制を図ることができる。
ただし、上記実施形態では、例えば6つの粉砕ローラ13をアーム支持部18(スタンド部31)に設けた例を挙げて説明したが、これに代えて、6つ以外の2以上の粉砕ローラ13をスタンド部31に設けてもよい。
そして、上記実施形態では、図1及び図6に示す押付駆動装置支持部(又はスタンド脚部)28、及びアーム支持部18を備えるスタンド部31を、鉄筋コンクリート製としたが、これに代えて、例えば鋼製としてもよい。
更に、上記実施形態では、図3、図5、図7及び図11に示すように、減速機12を引き出すための通路32を、互いに隣合う押圧駆動部25どうしの間であってその下方位置に形成したが、これに代えて、いずれかの押圧駆動部25の下方位置に形成してもよい。
そして、上記実施形態では、図1及び図6に示す減速機12の出力部12bは、規格品の減速機12が元々備えているテーブル支持部であってもよいし、規格品の減速機12が備えているテーブル支持部とは別個の出力部を設けたものとしてもよい。
以上のように、本発明に係る竪型ローラミルは、粉砕能力が大きく、かつ、コンパクトにすることができ、しかも、減速機を所定の通路に通して外側に引き出して、この減速機のメンテナンスを容易に行うことができる優れた効果を有し、このような竪型ローラミルに適用するのに適している。
11 竪型ローラミル
12 減速機
12a 入力軸
12b 出力部
12c 減速機のケーシング
13 粉砕ローラ
14 回転テーブル
15 回転駆動部
16 竪型ローラミルのケーシング
17 第1アーム
18 アーム支持部
19 ローラ押付け機構
20 第1アーム軸
21 アーム軸受部
22 アーム軸受ベース
23 第2アーム
24 第2アーム軸
25 押圧駆動部
25a ピストンロッド
25b シリンダ
26 押付駆動部軸
27 押付駆動装置支持ベース
28 押付駆動装置支持部、スタンド脚部
28a スタンド脚部の上脚部
28b スタンド脚部の下脚部
29 設置面
31 スタンド部
32 減速機の取出し通路
33 循環原料排出コンベアの通路
34 モータベース
35、37 カップリング
36、38 連結軸
39 テーブル支持部
40 スラスト軸受
41 テーブル支持架台
42 熱風供給ダクト
43 循環原料排出コンベア
44 原料供給シュート
45 セパレータ
46 セパレータ駆動装置
47 精粉排出ダクト
48 循環原料排出シュート
50 竪型ローラミル
51 動力伝達部

Claims (5)

  1. 減速機と、
    前記減速機より上方位置において当該減速機を中心として円周方向に沿って配置された6つ以上の複数の粉砕ローラと、
    前記複数の粉砕ローラと前記減速機の上下間に配置され、複数の粉砕ローラとの間に被粉砕物を噛み込ませて粉砕する回転テーブル
    前記回転テーブルと前記減速機を介して動力を伝達可能に連結されて当該回転テーブルを回転駆動する回転駆動部
    前記複数の粉砕ローラのそれぞれに対して設けられ、前記粉砕ローラを前記回転テーブルに押し付けるための複数の押圧駆動部と、
    前記減速機を外側から囲むように設けられ、前記複数の押圧駆動部及び前記複数の粉砕ローラを前記減速機より上方位置で支持するスタンド部であって記押圧駆動部及び前記粉砕ローラより下方に設けられ前記減速機を当該スタンド部の外側へ引き出すための通路を有する、コンクリート製のスタンド部
    を備えることを特徴とする竪型ローラミル。
  2. 前記スタンド部は、前記通路を間に挟んでその両側に設けられている少なくとも2つの下脚部と、前記少なくとも2つの下脚部の上部に一体に形成された上脚部とを有し前記上脚部の下方に前記通路が設けられていることを特徴とする請求項記載の竪型ローラミル。
  3. 前記スタンド部は、前記複数の粉砕ローラを支持するためのアーム支持部を有し、
    記通路上方前記複数の押圧駆動部うちの少なくとも1つ及び/又は少なくとも1つの前記アーム支持部が設けられていることを特徴とする請求項又は記載の竪型ローラミル。
  4. 前記回転テーブルと前記減速機の上下間に配置されたテーブル支持架台と、
    前記減速機の出力部連結軸を介し連結され、前記回転テーブルの下部に固定され、かつ、スラスト軸受を介して前記テーブル支持架台に回動自在に支持されたテーブル支持部とを、更に備えていることを特徴とする請求項乃至のいずれかに記載の竪型ローラミル。
  5. 前記テーブル支持架台が、前記スタンド部に支持されていることを特徴とする請求項記載の竪型ローラミル。
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