JP5345004B2 - 竪型ローラミル - Google Patents
竪型ローラミル Download PDFInfo
- Publication number
- JP5345004B2 JP5345004B2 JP2009142814A JP2009142814A JP5345004B2 JP 5345004 B2 JP5345004 B2 JP 5345004B2 JP 2009142814 A JP2009142814 A JP 2009142814A JP 2009142814 A JP2009142814 A JP 2009142814A JP 5345004 B2 JP5345004 B2 JP 5345004B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mill
- concrete
- mounts
- hot air
- vertical roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Crushing And Grinding (AREA)
Description
この竪型ローラミルでは、隣接する上記二つの架台が、両者間に十分な大きさの空間をはさんで形成されており、回転テーブル用の減速機を、当該空間を経由してミル外に搬出することができる。したがって、当該減速機等のメンテナンスを円滑に実施することができる。
隣接する架台の間に大きめの空間を設けると架台そのものの幅寸法が小さくなることがあるが、この竪型ローラミルでは、当該二つの架台がコンクリート製の梁で上部を結ばれているため、課題が容易に解決される。すなわち、必要な場合にはその梁によって架台の剛性を適宜に補うことができる。また、各架台上のアームを支持するアンカーボルトを、各架台とそれらの間の上記コンクリート製の梁とに設けることで、アーム11を、適切な領域に配置した十分な数のアンカーボルトによって支持することが可能になる。
上記の梁に設けるアンカーボルトについても、架台に設けるものと同様にコンクリート内に埋め込むようにしてもよい。しかし、上記のように通しボルトとして上記の梁に通すようにすると、それを配置する作業が容易になる。コンクリートを打設する際にアンカーボルトの位置や上面への突出高さ等を定めておく、といった手順が不要だからである。
その場合、コンクリート製の架台と梁の上に金属製台板を固定し、その上に各アームを(具体的には軸受ケースおよび揺動軸を介して各アームを)支持させることになるため、アームの支持ないし取付けを円滑に行える。コンクリート製の架台や梁に対し直接にアームを取り付ける場合に比べて、金属製台板を固定したうえで各アームを支持させると、アームの位置精度を確保しやすく、コンクリートの経時的な収縮によって架台や梁の高さが変化した場合にも、金属製台板に対しライナを使用すること等によって対応が可能になるからである。
また、金属製台板を上記のように金属製連結材で連結することから、上記の場合には、金属製台板相互間の変位を抑制することによってコンクリート製架台の剛性をさらに高めることができる。それにより、前記した二つの架台間に設ける空間がかなりの大きさになる場合にも、必要な強度・剛性のあるミルを構成できる。
上記の場合、金属製連結材の上に低摩擦部材をはさんでミルケーシングを取り付けるため、熱風が吹き込まれることによってミルケーシングが膨張・収縮するにもかかわらず、ミルケーシングにも金属製連結材等にも過大な応力を発生させない。低摩擦性部材の作用により、ミルケーシングと金属製連結材との間で適度な相対変位が許容され、両者の応力が円滑に解消・低減されるからである。
熱風ダクトをはさむ二つの架台の間からは上記減速機を搬出等することがないので、それらの架台間には、減速機を搬出する空間を設ける必要はなく、したがって、上記のようにそれら架台間をコンクリート製の梁で結ぶ必要もない。むしろ、当該架台間では、上記のとおりコンクリート製の梁を設けないこととして、架台間の上方部分に上記のように熱風ダクトを設けるのがよい。当該二つの架台間の上部をほぼ水平に通して熱風ダクトをミル内へ接続すると、ミル内の原料が熱風ダクト内に落下・堆積することがない。熱風ダクト内に原料が堆積しないなら、それを排出等する手間をかけることなく竪型ローラミルを長期間連続運転することができる。
熱風ダクトをはさむ二つの架台間は上記のとおりコンクリート製の梁で結ぶ必要がないが、減速機を搬出する空間をはさむ二つの架台間と同様にコンクリート製の梁で結んでも差し支えはなく、そうすることによって構成の統一化を進めることができる。しかし、架台間の上部をコンクリート製の梁で結ぶ場合、熱風ダクトは、当該架台間の上部に通すことができないため、コンクリート製の梁の下を通して上向きにミル内へ接続せざるを得ない。そうすると、ミルケーシング内の原料が同ダクト内に落下・堆積する可能性が生じるが、上記構成を採用する場合には同ダクトの下部に原料の排出口を設けるため、堆積する原料を容易に排出することが可能である。
そのような技術的課題を考慮し、この竪型ローラミル1においては、架台31に関連して以下のような構成を採用している。
図1に示すアーム11をその揺動軸12によって支える軸受ケース13は、こうして固定した各金属製台板20の上に、高さ調整用のライナ(図示省略)をはさんでボルト(同)により取り付ける。コンクリートの収縮等によって架台31等の高さが変化した場合には、当該ライナによってアーム11等の高さを再調整することができる。
2 回転テーブル
5 ミルケーシング
7 ダクト(熱風ダクト)
10 ローラ
11 アーム
12 揺動軸
13 軸受ケース
20 金属製台板
31 コンクリート製の架台
33 コンクリート製の梁
32A・32B・34 アンカーボルト
35 金属製連結材
36 低摩擦部材
Claims (5)
- コンクリート製の複数の架台上にそれぞれ支持されたアームによって回転テーブル上にローラを押し付ける構造の竪型ローラミルであって、
上記複数の架台のうち隣接する二つの架台が、上記回転テーブル用の減速機をミル外に搬出し得る空間をはさんでいるとともにコンクリート製の梁で上部を結ばれていて、当該二つの架台については、各アームを支持するためのアンカーボルトが、各架台とそれらの間の上記コンクリート製の梁とに設けられていることを特徴とする竪型ローラミル。 - 上記の梁に設けられたアンカーボルトは、当該梁を上下に貫通する穴に通された通しボルトであることを特徴とする請求項1に記載の竪型ローラミル。
- 上記各アームが、上記の架台および梁の上に上記アンカーボルトで固定された金属製台板上に支持されていること、
および、すべての金属製台板について隣接するもの同士が金属製連結材で連結され、その金属製連結材の上面に、低摩擦部材をはさんでミルケーシングが取り付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の竪型ローラミル。 - 上記複数の架台のうち、ミル内に熱風を導入する熱風ダクトをはさむ位置にある二つの架台の間は、上記コンクリート製の梁で結ばれてはおらず、当該二つの架台間の上部をほぼ水平に通って上記熱風ダクトがミル内へ接続されていることを特徴とする請求項1〜3に記載の竪型ローラミル。
- 上記複数の架台のうち、ミル内に熱風を導入する熱風ダクトをはさむ位置にある二つの架台の間も上記コンクリート製の梁で上部を結ばれていて、上記熱風ダクトが、当該二つの架台間であってコンクリート製の梁の下を通って上向きにミル内へ接続されているとともに、当該熱風ダクトの下部に原料の排出口が設けられていることを特徴とする請求項1〜3に記載の竪型ローラミル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009142814A JP5345004B2 (ja) | 2009-06-15 | 2009-06-15 | 竪型ローラミル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009142814A JP5345004B2 (ja) | 2009-06-15 | 2009-06-15 | 竪型ローラミル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010284629A JP2010284629A (ja) | 2010-12-24 |
JP5345004B2 true JP5345004B2 (ja) | 2013-11-20 |
Family
ID=43540757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009142814A Active JP5345004B2 (ja) | 2009-06-15 | 2009-06-15 | 竪型ローラミル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5345004B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105854994A (zh) * | 2015-02-10 | 2016-08-17 | 西门子公司 | 用于垂直碾磨机的传动装置 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5809708B2 (ja) * | 2011-11-11 | 2015-11-11 | 川崎重工業株式会社 | 竪型ローラミル |
IN2014CN03273A (ja) * | 2011-11-11 | 2015-07-03 | Kawasaki Heavy Ind Ltd |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02144160A (ja) * | 1988-11-26 | 1990-06-01 | Kobe Steel Ltd | 竪型ローラミル |
DE19603655A1 (de) * | 1996-02-01 | 1997-08-07 | Loesche Gmbh | Wälzmühle |
JP4965984B2 (ja) * | 2006-12-04 | 2012-07-04 | 川崎重工業株式会社 | 竪型ローラミル |
-
2009
- 2009-06-15 JP JP2009142814A patent/JP5345004B2/ja active Active
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105854994A (zh) * | 2015-02-10 | 2016-08-17 | 西门子公司 | 用于垂直碾磨机的传动装置 |
US10041566B2 (en) | 2015-02-10 | 2018-08-07 | Siemens Aktiengesellschaft | Gearing arrangement for a vertical mill |
CN105854994B (zh) * | 2015-02-10 | 2019-04-16 | 弗兰德有限公司 | 用于垂直碾磨机的传动装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010284629A (ja) | 2010-12-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4965984B2 (ja) | 竪型ローラミル | |
JP4693844B2 (ja) | モジュール構造のローラミル | |
JP5345004B2 (ja) | 竪型ローラミル | |
JP2018518364A (ja) | 材料ベッドローラミル | |
CN103008234B (zh) | 一种直线振动筛分机 | |
CN105173518B (zh) | 一种内衬式振动输煤溜槽 | |
WO2008139020A1 (en) | A method for fastening the crushing blade of a crusher, a fastening element for the crushing blade of a crusher and a crusher | |
US7395981B2 (en) | Plunger can assembly | |
CN205114563U (zh) | 一种悬臂式堆料机下料斗 | |
US9283564B2 (en) | Frame of jaw crusher, jaw crusher and crushing plant | |
KR100599459B1 (ko) | 파쇄기 | |
CN101438117B (zh) | 回转炉床炉的炉床台车结合结构 | |
US4134562A (en) | Mounting base of a disk refiner | |
CN202228139U (zh) | 一种汽轮机低压外缸支撑结构 | |
KR200351072Y1 (ko) | 파쇄기 | |
CN217646458U (zh) | 一种破碎机机架及颚式破碎机 | |
CN203842666U (zh) | 一种石料破碎设备的基架总成单元 | |
CN104931267B (zh) | 一种采用楔块调节块的试验件支撑 | |
JP2956878B2 (ja) | 竪型粉砕機 | |
JPWO2009044731A1 (ja) | 竪型衝撃式破砕機 | |
US20080128575A1 (en) | Pulverizer Mill Yoke with Supporting Framework | |
CN110624652B (zh) | 一种立磨机及其磨盘 | |
MX2014006968A (es) | Montaje base amortiguador de vibracion para un molino triturador. | |
JP6881166B2 (ja) | 竪型粉砕機 | |
CN211359520U (zh) | 一种新型振动筛 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20110323 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120525 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130725 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130806 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130813 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5345004 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |