JP5808610B2 - インターホン装置 - Google Patents
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Description
このようなインターホン装置では、同時に複数の通話路が形成される状況が発生して複数の映像信号が同時に伝送される場合があり、このような場合でもLAN内のトラフィックの混雑により映像信号が停滞しないように、伝送数が増加した場合は伝送数に応じて個々の映像信号のフレームレートを減少させて対応させていた(例えば、特許文献1参照)。
この構成によれば、子機に設けたフレームレート設定部がLAN上の映像信号を監視し、伝送される映像信号の数に応じて新規の映像信号のフレームレートを順次小さくするため、LAN上で映像の伝送リンク数が多い場合であっても、LANの伝送路容量の範囲内で全ての映像信号の伝送リンクを確保できる。そのため、同時に伝送される映像信号数が多数となっても映像が乱れたり映像が伝送できない事態を防ぐことができる。
そして、伝送中の映像信号のフレームレートは途中で変動しないため、親機は安定した状態で映像を表示でき、表示映像の状態が途中から変化して見辛くなったりすることで応答者に不快感を与えるようなことがない。
また、フレームレート設定部は呼出ボタン押下を受けてカウントを開始するため、子機待受け時の消費電力を低減することができる。また、呼出ボタンが押されてから映像信号の伝送が開始されるまでの時間は僅かな待ち時間で済むため、親機において映像を表示するまでの時間が利用者にもたつき感を与えることがない。
この構成によれば、設定されたフレームレートの下限値における1フレームの伝送時間最大間隔の1倍或いは2倍の時間で映像信号を検出するので、短時間でありながら確実に映像信号の使用中伝送リンク数をカウントすることができる。
そして、伝送中の映像信号のフレームレートは途中で変動しないため、親機は安定した状態で映像を表示でき、表示映像の状態が途中から変化して見辛くなったりすることで応答者に不快感を与えるようなことがない。
子機1及び親機2は複数設置され、各機器はそれぞれ固有のIPアドレスを有してLAN接続され、機器間の通信はIPプロトコルにより、データ信号、デジタル音声信号、デジタル映像信号の送受を時分割多重通信で行なうよう構成されている。
但し、子機CPU17は、自身が映像信号を送出する際のフレームレートを設定するフレームレート設定機能を備えている。即ちフレームレート設定部19を備えている。
この設定において、下限値は1フレーム毎秒、つまり1秒に1フレームの映像信号の送信を行なう設定となっている。そして、全ての子機1のフレームレート設定記憶部16には同一のデータが記憶されている。
まず、呼び出し/通話動作にない待受状態にある子機1は、子機CPU17がスリープモード状態にあり、HUB3を介した親機2からのデータ信号等の受信、或いは呼出ボタン11操作による呼出信号を検出する機能以外の動作を停止している。
この状態で、呼出者により子機1の呼出ボタン11が操作されると(S1でYES)、フレームレート設定部19である子機CPU17は、スリープモードを解除して所定の時間、例えば2秒間、他の子機1からLAN上に伝送されている全ての信号(データ)を受信して伝送リンク数をカウントする(S2)。
具体的に、他の子機1から送信されている映像信号の伝送リンク数が2件であると把握したら、自子機から送信する映像信号は、フレームレート設定記憶部16の情報から8フレーム毎秒とすることを決定(S4)する。そして、このデータでデジタル映像信号を生成するようデジタル映像信号生成部15に指示を出す(S5)。デジタル映像信号生成部15は、カメラ12から伝送された映像信号から8フレーム毎秒のフレームレートのデジタル映像信号を生成して出力する。
こうして子機CPU17は、生成した映像信号とマイク13の音声信号とを映像開始信号とともに呼出先の親機2のIPアドレスに対してインターフェース18を介して送信する。
その後、呼び出しに気づいた応答者により通話ボタン21が押下されると、子機1と親機2との間で通話路が形成され、応答者はカメラ12の撮像映像を見ながら呼出者と通話が可能となる。
そして、伝送中の映像信号のフレームレートは途中で変動しないため、親機2は安定した状態で映像を表示でき、表示映像の状態が途中から変化して見辛くなったりすることで応答者に不快感を与えるようなことがない。
特に、使用頻度が低いインターホン装置においては、殆どの場合は30フレーム毎秒の高画質の映像を伝送できる。そして、低頻度ではあるが複数の映像信号が同時に伝送されるような状況が発生しても、確実に映像信号を伝送することができる。
また、設定されたフレームレートの下限値における1フレームの伝送時間間隔1秒に対して2倍の時間で映像信号を検出するので、短時間でありながら確実に伝送リンクの数を検出することができる。
更に、呼出ボタン11の押下を受けて伝送リンク数の検出を開始するため、待受け時の消費電力を低減することができるし、伝送リンク数を把握する時間は短時間であるため、呼出ボタン11が押されてから映像信号の伝送が開始されるまでの時間は僅かな待ち時間で済み、親機2において映像を表示するまでの時間が利用者にもたつき感を与えることがない。
また、フレームレート設定記憶部16が記憶する伝送リンク数とフレームレートの関連付けは、図3では伝送リンク数7までとなっている、即ち子機1を7台以上、且つ親機2を7台設置した場合を想定しているが、設置する子機1が例えば5台の場合は記憶する伝送リンク数の最大値は5で良い。
更に、最初に形成される伝送リンクのフレームレートを30フレーム毎秒としているが、一例であって適宜変更できる。
Claims (2)
- 呼出ボタン及び操作者を撮像するためのカメラを備えた複数の子機と、応答するための通話ボタン及び前記カメラの撮像映像を表示するディスプレイを備えた複数の親機とを有し、前記子機及び前記親機はLAN接続され、前記子機から前記親機を呼び出して通話する機能を備えたインターホン装置であって、
前記子機は、前記カメラの撮像映像信号から所定のフレームレートの映像信号を生成するデジタル映像信号生成部と、伝送する映像信号のフレームレートを決定するフレームレート設定部と、映像信号の前記LAN上の伝送リンク数とフレームレートとを反比例するよう関連付けたフレームレート設定情報を記憶するフレームレート設定記憶部とを備え、
前記呼出ボタンの操作を受けた前記子機の前記フレームレート設定部は、前記LAN上の信号を受信して前記LAN上で伝送されている映像信号の伝送リンク数をカウントし、カウントした伝送リンク数に応じて、対応するフレームレートを前記フレームレート設定記憶部から読み取って新規の映像信号のフレームレートに設定し、
前記呼出ボタンの操作を受けた前記子機の前記デジタル映像信号生成部は、設定されたフレームレートでの映像信号を生成し、伝送が終了するまでフレームレートを変更しないことを特徴とするインターホン装置。 - 前記フレームレート設定部は、予め設定された所定時間の間にLAN上の映像信号の伝送リンク数をカウントし、
前記所定時間が、前記フレームレート設定記憶部が記憶するフレームレートの下限値となる映像信号1フレームの送信時間最大間隔の1倍或いは2倍の何れかに設定された時間であることを特徴とする請求項1記載のインターホン装置。
Priority Applications (1)
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JP2011182755A JP5808610B2 (ja) | 2011-08-24 | 2011-08-24 | インターホン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011182755A JP5808610B2 (ja) | 2011-08-24 | 2011-08-24 | インターホン装置 |
Publications (2)
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Family
ID=48009805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011182755A Active JP5808610B2 (ja) | 2011-08-24 | 2011-08-24 | インターホン装置 |
Country Status (1)
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