JP5807198B2 - 照明器具 - Google Patents

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本発明は、光源が外郭に収納された灯体からの光の照射方向を変更可能にした照明器具に関する。
従来から、光源が外郭に収納された灯体を天井や床などの所定位置に対して支持する支持部材を備え、所定位置に対して灯体の向きが変更可能になるように灯体を支持することによって、灯体からの光の照射方向を変更可能にした照明器具が提供されている。近年は、光源として発光ダイオードが着目されているが、発光ダイオードは投入電力に対する発熱量が多いから、放熱用の部材を設ける必要がある。そのため、多くの場合に放熱フィンを備える放熱部材が灯体に直接取り付けられている。また、電子バラストを灯体内に備えた照明器具についても、電子バラストからの放熱を行うために放熱部材が灯体に取り付けられることがある。
この種の照明器具では、灯体からの光の照射方向を変更するために灯体と放熱部材とを合わせて動かす必要があるから、支持部材の可動機構に大きい力が作用することになる。そのため、支持部材の可動機構が大型化したり、複雑な可動機構が必要になったりするという問題が生じる。また、灯体に放熱部材が付属しているから、灯体の外観形状に設計上の制約が生じる。
そこで、灯体と放熱部材とを分離して配置するために、灯体と放熱部材との間に、効率よく熱伝達を行う伝熱体を設ける技術が提案されている。伝熱体は、熱伝達効率を高める必要があるから、ヒートパイプが用いられている。この構成では、灯体と放熱部材とが分離されているので、支持部材は、灯体に対する可動機構と放熱部材に対する可動機構とを別個に備えていればよい。したがって、灯体のみを動かして光の照射方向を変更する場合は、支持部材に作用する力が小さくなり、支持部材の可動機構を小型かつ簡単な構成にすることができる。
上述のように灯体と放熱部材とを分離した照明器具として、特許文献1には、図4に示す構成が提案されている。この構成では、光源としてベース202に実装された発光ダイオード203を備える灯体20と、放熱部材としての放熱ユニット30とが、伝熱体としての熱伝達ユニット40を介して接続されている。熱伝達ユニット40の一端部には球面端部401が形成されており、灯体20に設けられた球面受部201に球面端部401が回転可能に保持されている。球面受部201は、灯体20において発光ダイオード203からの熱が伝達されるベース202の背面側に設けられている。この構成では、灯体20で発生した熱が、球面受部201から球面端部401を通して熱伝達ユニット40へ伝達され、さらに、熱伝達ユニット40を通して放熱ユニット30に伝達される。この構成では、熱伝達ユニット40が支持部材として兼用されている。
また、特許文献1には、他の構成として、図5に示すように、光源を取り付ける灯体としての光源取付け部200と放熱部材としての放熱ユニット300とが、伝熱体としての2つの放熱リング402,403を介して接続された構成が記載されている。光源取付部20は、両放熱リング402,403に取り付けられている。また、放熱ユニット300の内周面は球面の一部を形成しており、この内周面に放熱リング402,403の一部が接触している。したがって、光源取付部200と放熱リング402,403とは、放熱ユニット300の内周面に沿って揺動可能になる。この構成では、光源取付け部200から放熱リング402,403を介して放熱部材300へ熱が伝達される。
一方、特許文献2には、図6に示すように、灯体90と放熱部材であるヒートシンク91とを伝熱体としてのヒートパイプ92により接続した構成が記載されている。ヒートパイプ92は、2つの屈曲部95,96を備える。灯体90は、発光ダイオードからなる光源93を備えており、光源93はアルミニウム製の熱伝導性部材94に取り付けられている。ヒートパイプ92は、熱伝導性部材94に一端部が接続され、熱伝導性部材94を介して光源93からの熱が伝達される。一方の屈曲部95は、図6のA−A方向において略半円状に屈曲しており、他方の屈曲部96は、図6のB−B方向において略半円状に屈曲している。A−A方向とB−B−方向とは直交する。この構成では、屈曲部95と屈曲部96とを撓ませることにより、灯体90の光の照射方向を変更することが可能になっている。
特許第4103437号公報 特開2008−218386号公報
ところで、図4に示す構成では、灯体20から熱伝達ユニット40へは、球面受部201と球面端部401との接触部分でのみ熱伝達が行われるから、灯体20と熱伝達ユニット40との間で熱伝達に関与する部位の面積が小さく、灯体20から熱伝達ユニット40へ熱が十分に伝達されないという問題がある。
また、図5に示す構成では、放熱リング402,403と放熱ユニット300との接触部位でのみ熱伝達が行われるから、放熱リング402,403と放熱ユニット300との間で熱伝達に関与する部位の面積が小さく、放熱リング402,403から放熱ユニット300へ熱が十分に伝達されないという問題がある。また、放熱ユニット300が、光源取付け部200を囲むように取り付けられているから、放熱ユニット300は光源取付部200よりも外形が大きくならざるを得ず、全体として大型化する上に、外観上は放熱部材300と光源取付け部200とが一体化されるから、外観形状に設計上の制約が生じる。
図6に示す構成は、光の照射方向を変更させるたびにヒートパイプ92を撓ませる必要があるから、ヒートパイプ92を撓ませる際の外力によって、ヒートパイプ92が扁平につぶれる可能性や、ヒートパイプ92に亀裂が生じる可能性がある。すなわち、照射方向を繰り返し変更する用途に適さないという問題を有している。
本発明は、上記の事由に鑑みて為されたものであり、灯体からの光の照射方向が変更可能とした照明器具において、灯体と放熱部材とを分離し、かつ灯体から放熱部材への熱伝達の効率が高く、しかも光の照射方向を繰り返し変更することができる照明器具を提供することを目的とする。
本発明の照明器具は、光源と光源を収納する外郭とを備える灯体と、熱良導体により形成されフィンを有する放熱部材と、灯体から放熱部材へ熱を伝導するヒートパイプからなる伝熱体とを備え、前記伝熱体は、同一平面内で屈曲した複数の屈曲部を有し、前記伝熱体の一端部が上下方向に、他端部が前記上下方向に対して直交する水平方向に、それぞれ延設され、前記伝熱体の前記一端部にある冷却部には前記放熱部材が取り付けられ、前記一端部を回転中心として、前記伝熱体と前記放熱部材とは一体に回転し、前記伝熱体の前記他端部にある受熱部は、前記回転中心と交差しており、断面における外形が円形であり、前記灯体の前記外郭において前記光源の発光に伴い高温になる部分には、前記受熱部が嵌る軸受部が設けられ、前記軸受部は前記受熱部に寸法を合わせて形成されており、前記受熱部の外周面と前記軸受部の内周面とは面接触して熱的に結合しており、前記灯体は、前記伝熱体に対し前記受熱部がある前記他端部を回転軸として回転することを特徴とする。
この照明器具において、灯体の光源は、発光ダイオードであることが望ましい。
この照明器具において、放熱部材は、回転中心が放熱部材の重心を通るように配置され、隣接するフィンの先端縁間を結んで形成される放熱部材の外形において、前記回転中心と交差する外表面の形状は、円と正多角形とから選択される1つであることがより望ましい。
この照明器具において、一端部が伝熱体の受熱部を介して灯体を回転可能に支持するアームを備える照明器具であって、アームは、伝熱体と一体に回転し、伝熱体は、アームに重なるように配置されることがより望ましい。
この照明器具において、取付部材を備え、取付部材により天井面に対して前記回転中心を中心として回転可能に配置される照明器具であって、放熱部材は、天井面よりも下方に配置されることがより望ましい。
この照明器具において、取付部材を備え、取付部材により天井面に対して前記回転中心を中心として回転可能に配置される照明器具であって、放熱部材は、天井面よりも上方にあり、天井裏空間に配置されることがより望ましい。
本発明の構成によれば、灯体の光の照射方向を変更可能であって、灯体の高温部から放熱部材へ熱を伝導することができる。
実施形態1を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 同上の灯体と伝熱体との接続部位を示し、(a)は背面図、(b)は側面図である。 実施形態2を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 従来例を示し、(a)は斜視図、(b)は一部の断面図である。 他の従来例を示し、(a)は斜視図、(b)は一部の斜視図である。 さらに他の従来例を示す斜視図である。
(実施形態1)
本実施形態では、照明器具として天井に取り付けて用いられるスポットライトを例として示す。この照明器具1は、図1に示すように、天井面6に対して定位置に固定される取付部材(マウント)5と、取付部材5に対して天井面6に直交する上下方向の回転中心の周りに回転するアーム7とを支持部材として備える。アーム7の下端部には、天井面6に沿った回転中心の周りに回転可能となるように灯体2が取り付けられる。
取付部材5は、天井面6に対して垂直下向きに延びる回転筒51を備える。
アーム7は、互いに向かい合う2本の板状の脚片71と両脚片71の一端部間を連結する板状の中央片72とにより下向きに開放されたコ字状に形成された部分を有する。さらに、アーム7は、中央片72の長手方向の中央部から上向きに一体に突出した板状の取付片73を備える。アーム7に対して灯体2を取り付ける構造は後述する。
灯体2は、発光ダイオード(以下、「LED」と略称する)を備えたLEDパッケージ21と、LEDパッケージ21を収納した円盤状の外郭22を備える。LEDパッケージ21は、LEDをパッケージ基板に実装し、光学部材や蛍光体などを設けた照明用の光源を意味する。灯体2において、LEDパッケージ21は基板に実装される。基板としては、熱伝導性の良いアルミベース基板などが用いられる。基板は、LEDパッケージ21が外郭22の前面(外周形状が円形である一面)から光を照射するように、外郭22内に配置される。外郭22の裏面には基板の一部が露出する。
ところで、アーム7の取付片73の上端部には、アルミニウムのような熱良導体により形成されフィンを有する放熱部材3が配置される。また、灯体2で発生した熱を放熱部材3に伝達する伝熱体4が設けられる。
放熱部材3は、円板状に形成された複数枚のフィンが厚み方向に等間隔に配列され、かつフィンの中心部が円筒状の支持部(図示せず)に結合された形状を有している。放熱部材3は、全体としての外形が円柱状に形成されている。放熱部材3の上端面中央部からは回転軸部(図示せず)が突出しており、回転軸部は回転筒51に嵌まっている。これにより、放熱部材3は、回転筒51と一体に回転する。つまり、放熱部材3は、重心を通る中心線を回転中心として、天井面6に対して回転する。放熱部材3が重心を通る中心線を中心として回転するので、放熱部材3を回転させるために必要な力を小さくできる。
放熱部材3の下面には、支持部の開口に隣接させてアーム7の取付片73が結合される。すなわち、放熱部材3とアーム7と一体化され、放熱部材3とアーム7とが、天井面6に対して上下方向の回転中心の周りに回転可能になる。
伝熱体4にはヒートパイプが用いられる。ヒートパイプは、金属管の内部に熱輸送用の作動液を封入したものである。ヒートパイプの動作は周知であるが、簡単に説明しておく。すなわち、伝熱体4の一端部において作動液が加熱されると、作動液が気化して伝熱体4の他端部へ移動する。気化された作動液は、伝熱体4の他端部において放熱することにより再び液化し、金属管の内部に設けられた多孔質体、溝、メッシュなどによる毛細管現象により一端部側に戻る。伝熱体4は、上術した動作を繰り返すことにより、高い熱伝導性を実現する。金属管の材料としては、熱良導体である銅やアルミニウムなどが用いられ、作動液としては、水、フロン、代替フロン、フロリナート(登録商標)などが用いられる。
伝熱体4は、中間部においてそれぞれ略直角に屈曲された3箇所の屈曲部を有し、各屈曲部は同じ平面内で屈曲されている。また、伝熱体4の両端部は互いに直交する方向に延長されている。伝熱体4は、軸線に直交する断面の外形が円形であり(図2参照)、伝熱体4の一端部は、アーム7の両脚片71の下端部間を結ぶ方向に沿って配置される。以下では、当該一端部のうち灯体2に設けた軸受部(後述する)と接触する部位を受熱部41と呼ぶ。
図2に示すように、灯体2における外郭22の裏面には、背面の中心を通る一直線上に形成された嵌合溝221が形成される。また、外郭22の背面には、嵌合溝21に対向して固定部材24が結合される。嵌合溝221と固定部材24とを合わせた内周面の断面形状は円形であって、嵌合溝221と固定部材24とに囲まれた空間に伝熱体4の一端部である受熱部41が挟まれる。したがって、灯体2は、受熱部41を回転中心として回転可能になる。すなわち、灯体2は天井面に略平行な回転中心の周りに回転可能になる。
ここに、固定部材24は、熱良導体であるアルミニウムなどの金属からなり、受熱部41との接触面積が大きくなるように、受熱部41の外径とほぼ同じ内径を有する半円筒形状の接触部241を備える。固定部材24において、接触部241の周方向の両端縁にはそれぞれ固定端部242が突設される。接触部241が受熱部41を外郭22の嵌合溝221との間に挟んだ状態で、固定端部242は外郭22の裏面と当接しており、固定端部242を固定具243を用いて外郭22の裏面に固定し、固定部材24が外郭22に取り付けられる。固定具243としては、ねじやリベットなどが用いられる。
これにより、伝熱体4の受熱部41は、軸受部(嵌合溝221と接触部241)の内面全体と面接触し、伝熱体4において外郭22の裏面と接触する部分の割合が大きくなり、外郭22の裏面の熱を十分に伝熱体4に伝導することができる。
伝熱体4の受熱部41と外郭22の軸受部との間には、若干の隙間(たとえば0.05mm)が空いており、軸受部の内面には、熱伝導性の良い放熱グリスが注入される。これにより、滑らかに灯体2が伝熱体4に対して回転するとともに、外郭22の裏面の熱が効率良く伝熱体4の受熱部41に伝導される。放熱グリスとしては、たとえば、シリコーンなどを用いる。
また、受熱部41の両端は、外郭22の軸受部から突出しており、アーム7の両脚片71により、灯体2を支持するために必要な強度を保つようにそれぞれ保持される。受熱部41の灯体2に対する支持を補強するために、アーム7の両脚片71の先端部に、受熱部41に沿って筒状の軸スリーブ(図示せず)が設けられてもよい。
伝熱体4の他端部は放熱部材3の支持部に挿入され、伝熱体4と放熱部材3とが機械的に結合されるとともに熱的に結合される。以下では、伝熱体4の他端部において、放熱部材3の支持部に挿入される部位を冷却部42と呼ぶ。冷却部42は放熱部材3の支持部に圧入されており、伝熱体4と放熱部材3とは強固に結合される。ここに、冷却部42は、放熱部材3の支持部の内面と広い面積で面接触しているから、伝熱体4において放熱部材3と接触する部分の割合が大きくなり、伝熱体4から放熱部材3に十分に熱を伝達することができる。
冷却部42は放熱部材3と機械的に結合されているから、伝熱体4は放熱部材3と一体化される。つまり、本実施形態の伝熱体4は、天井面6に対して直交する回転中心の周りで放熱部材3とアーム7と一体に回転する。
上述したように、伝熱体4の受熱部41と灯体2の軸受部とが面接触し、伝熱体4の冷却部42と放熱部材3の支持部とが面接触するから、灯体2で発生した熱を伝熱体4を介して放熱部材3へ効率よく伝達し、灯体2で発生した熱を放熱部材3から放熱することができる。また、伝熱体4が天井面6に直交する回転中心の周りに回転し、灯体2が天井面6に平行な回転中心の周りに回転するから、灯体2は、互いに直交する2方向の回転中心の周りに回転可能になり、灯体2の光の照射方向を自由に変更することが可能になる。
また、天井面6に平行な回転中心の周りで灯体2を回転させることにより光の照射方向を変更する際、灯体2のみを回転させるため、放熱部材3を一体に回転させる場合に比べて光の照射方向を容易に固定することができる。なお、灯体2の光の照射方向を安定させるために、固定部材24の接触部241に固定用ボルト(図示せず)を設けて、固定用ボルトを締め付けることにより伝熱体4の受熱部41を外郭22の嵌合溝221に押し付け、灯体2を固定してもよい。
本実施形態の伝熱体4において、冷却部42を設けた他端部はアーム7の取付片73に沿って配置され、伝熱体4の中間部である導管部43は、一方の脚片71および中央片72に沿って配置される。これにより、伝熱体4はアーム7と視覚的に一体化され、照明器具1のデザイン性が向上する。なお、アーム7が筒状の部材により形成され、アーム7の内部が連続する空洞であれば、アーム7内に導管部43を配置することにより、伝熱体4はアーム7とさらに視覚的に一体化され、デザイン性が向上する。
灯体2のLEDパッケージ21に電力を供給するための電源装置については、灯体2とは別体に電源ユニットとして天井面6に設けてもよいし、灯体2の外郭22内に電源回路として配置してもよい。また、放熱部材3は、隣接するフィンの先端縁間を結んで形成される外形が円柱状以外であってもよいが、回転時のモーメントを小さくするために回転の中心線に対して回転対称(たとえば、正四角柱や正五角柱など)であることが望ましい。伝熱体4において、受熱部41以外の部分は、延びる方向と直交する断面が円形でなくてもよく、たとえば、扁平でもよい。また、伝熱体4や放熱部材3は金属や樹脂で覆われる構成であってもよい。
灯体2は、たとえば、外郭22が熱良導体であるアルミニウムなどにより直径70mm、厚さ15mmの寸法で形成され、7個のLEDパッケージ21を収納する。この場合、外郭22の裏面の熱を十分に放熱するために、放熱部材3は、熱良導体であるアルミニウムなどにより直径50mm、高さ50mmの寸法で形成され、伝熱体4は、外径7mmの寸法で形成されることが望ましい。
また、本実施形態は、天井面6に直接取り付けるスポットライトである照明器具1を例示したが、照明器具1は天井面6に設けられたレールに取り付けてもよい。レールは、細長形状の角筒であり、その長手方向に沿って天井面6に設けられる。レールの長手方向に直交する断面は、床面方向を向く壁が中央に開口部を有する形状になっている。この場合の照明器具1には、取付部材5に代えてレール取付部材が用いられ、レール取付部材はレールの角筒内部に配置される。レール取付部材からは、当該壁の開口部から回転筒51が突出しており、レールから垂下するように照明器具1がレールの長手方向に沿って移動可能に取り付けられる。
また、レール内部には、照明器具1に電力を供給する導体部が長手方向に沿って設けられており、レール取付部材に設けられた接触子が当該導体部に電気的に接触することにより照明器具1に電力が供給される。これにより、レールの長手方向に沿って照明器具1が電気的接続を保って移動可能になり、より広範囲に灯体2の光の照射方向を変更することができる。
なお、本実施形態においては、2つの回転軸が互いに直交し、それぞれが天井面6に対して直交する方向と平行な方向とである照明器具1を例示したが、天井面6に対して直交する方向および平行な方向でなくてもよい。また、2つの回転軸は直交に限らず、単に交差してもよく、ねじれの位置にあってもよい。本実施形態で説明した技術は、たとえば、スタンドライトなど他の照明器具にも適用可能である。
(実施形態2)
本実施形態の照明器具1は、図3に示すように、放熱部材3が天井面6よりも上方に配置され、天井内空間に配置されている点が、実施形態1と相違する。
放熱部材3を天井内空間に配置するために、取付部材5および天井面6にはそれぞれ貫通孔が設けられる。伝熱体4の中間部である導管部43をこれらの貫通孔に挿通した状態で照明器具1が取り付けられる。アーム7の取付片73は、取付部材5の回転筒51に回転可能に取り付けられ、伝熱体4とアーム7とは一体になって、天井面6に対して直交する上下方向の回転中心の周りに回転する。
放熱部材3は、上端面に空冷ファン8が取り付けられている。空冷ファン8の効果により放熱部材3のフィンの大きさや、放熱部材3自体の大きさを小さくしても十分に放熱でき、放熱部材3の軽量化を計ることができる。
灯体2は、たとえば、外郭22が熱良導体であるアルミニウムなどにより直径70mm、厚さ15mmの寸法で形成され、7個のLEDパッケージ21を収納する。この場合、外郭22の裏面の熱を十分に放熱するために、放熱部材3は、熱良導体であるアルミニウムなどにより直径50mm、高さ20mmの寸法で形成され、伝熱体4は、外径7mmの寸法で形成されることが望ましい。
また、空冷ファン8の動作時には風切り音が発生するが、天井により遮られ、天井面6の下方の空間に伝わる騒音は低く抑えられる。また、天井面6の下方の空間からは放熱部材3が見えなくなるので、照明器具1のデザイン性が向上する。
その他の構成、動作は実施形態1と同様である。
1 照明器具
2 灯体
22 外郭
3 放熱部材
4 伝熱体
41 受熱部
42 冷却部
5 取付部材
6 天井面
7 アーム

Claims (6)

  1. 光源と前記光源を収納する外郭とを備える灯体と、熱良導体により形成されフィンを有する放熱部材と、前記灯体から前記放熱部材へ熱を伝導するヒートパイプからなる伝熱体とを備え、前記伝熱体は、同一平面内で屈曲した複数の屈曲部を有し、前記伝熱体の一端部が上下方向に、他端部が前記上下方向に対して直交する水平方向に、それぞれ延設され、前記伝熱体の前記一端部にある冷却部には前記放熱部材が取り付けられ、前記一端部を回転中心として、前記伝熱体と前記放熱部材とは一体に回転し、前記伝熱体の前記他端部にある受熱部は、前記回転中心と交差しており、断面における外形が円形であり、前記灯体の前記外郭において前記光源の発光に伴い高温になる部分には、前記受熱部が嵌る軸受部が設けられ、前記軸受部は前記受熱部に寸法を合わせて形成されており、前記受熱部の外周面と前記軸受部の内周面とは面接触して熱的に結合しており、前記灯体は、前記伝熱体に対し前記受熱部がある前記他端部を回転軸として回転することを特徴とする照明器具。
  2. 前記灯体の前記光源は、発光ダイオードであることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記放熱部材は、前記回転中心が前記放熱部材の重心を通るように配置され、隣接するフィンの先端縁間を結んで形成される前記放熱部材の外形において、前記回転中心と交差する外表面の形状は、円と正多角形とから選択される1つであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の照明器具。
  4. 一端部が前記伝熱体の前記受熱部を介して前記灯体を回転可能に支持するアームを備える照明器具であって、前記アームは、前記伝熱体と一体に回転し、前記伝熱体は、前記アームに重なるように配置されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の照明器具。
  5. 取付部材を備え、前記取付部材により天井面に対して前記回転中心を中心として回転可能に配置される照明器具であって、前記放熱部材は、前記天井面よりも下方に配置されることを特徴とする請求項4に記載の照明器具。
  6. 取付部材を備え、前記取付部材により天井面に対して前記回転中心を中心として回転可能に配置される照明器具であって、前記放熱部材は、前記天井面よりも上方にあり、天井裏空間に配置されることを特徴とする請求項4に記載の照明器具。
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