JP5807082B2 - 結紮装置 - Google Patents
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しかし、上記の結紮装置では、クリップの構造上、クリップを一旦閉じた後は再び開くことができず、クリップにより生体組織を挟む際は、クリップを所望の場所で所望の向きになるように慎重に位置合わせする必要がある。そのため、クリップの結紮操作には熟練を要していた。
生体組織の結紮を行う結紮装置であって、
外シース部材と、
前記外シース部材内に進退自在に設けられた内シース部材と、
前記内シース部材内に進退自在に設けられた操作ワイヤと、
前記操作ワイヤの先端に設けられたクリップ連結部材と、
前記クリップ連結部材の先端に設けられ、開閉自在なアーム部を有するクリップと、
前記内シース部材の先端に解除可能に接続され、前記クリップの基端側と前記クリップ連結部材とを収容する連通孔を有するクリップ保持部材と、
を有し、
前記外シース部材が前記内シース部材に対して前進した場合、前記外シース部材の先端が前記アーム部に当接し、前記アーム部は、閉脚して前記アーム部の先端部に形成された組織把持部によって生体組織の挟持が可能となっており、
前記外シース部材が前記内シース部材に対して後退した場合、前記外シース部材の先端と前記アーム部との当接が解除されて、前記アーム部は開脚し、
前記操作ワイヤが前記内シース部材に対して後退した場合、前記アーム部は前記クリップ保持部材内に収容されて前記連通孔の前部開口縁によりその開度が固定される結紮装置。
図1は本発明の実施形態を説明するための図で、一部分を切り欠いた結紮装置の平面図である。
結紮装置100は、操作装置1と、クリップユニット3とを有して構成される。また、結紮装置100には後述のクリップケースから新たなクリップが供給される構成となっている。操作装置1は、挿入部71と、手元側操作部73と、で構成される。挿入部71は、外シース部材39と、外シース部材39内に挿通された内シース部材37と、内シース部材37内に挿通された操作ワイヤ33とを有して構成される。手元側操作部73は、外シース部材39の手元側に固定された外シース接続体75と、内シース部材37を外シース部材39に対して進退操作する操作部本体77と、操作ワイヤ33を内シース部材37に対して進退操作するスライダー部79と、外シース接続体75とスライダー部79の間に設けられるスライダーバネ81と、指掛けリング83と、から構成される。
クリップユニット3は、クリップ17と、クリップ連結部材23と、クリップ保持部材27と、第一移動規制部41と、第二移動規制部43と、を備える。クリップ17は、生体組織の結紮を行う開閉自在なアーム部15を有し、このアーム部15によって生体組織を結紮する。アーム部15は、一対の開脚体状に形成され、例えばステンレス等のバネ性を有する金属製板材を、中央部で外側に折り曲げて形成される。アーム部15の後端には交差部15a、先端部には組織把持部15bが形成される。なお、本明細書中では、結紮装置100の挿入方向側を前、その反対方向側を後とする。
錐体部49の前部には連通孔25と同軸状に当接リング85が形成され、当接リング85は後述するクリップケースのストッパ部である離間壁部に当接する。錐体部49の後端面から後方に向かって突出する弾性屈曲脚55は、例えば四本の脚部55aを放射状に配置してなる。それぞれの脚部55aは、錐体部49の後端面から後方に向かって順に内側屈曲点55b、外側屈曲点55cとを有し、この内側屈曲点55bを基点に脚部55aは連通孔25内側に向かって折り曲げられ外側屈曲点55cにおける各脚部55a内径は錐状拡径部65の外径より小さくなり、外側屈曲点55cを基点に脚部55aを外側に向けて折り曲げられている。弾性屈曲脚55は、各脚部55aが放射状に配置されることで、外側屈曲点55cよりも後端側に略円錐状の中央空間を形成する。この中央空間には、錐状拡径部65が配置されている。錐状拡径部65の後端面には上記した矢尻状先端部67を脱着自在に挿入する係合穴65aが開口されている。
図4はクリップユニットを収容したクリップケースの平面図、図5は図4の分解斜視図である。
図4,図5に示すように、クリップユニット3は、クリップケース5に収納される。クリップケース5は、上下一対の上部ケースと下部ケースからなり、扁平な略矩形状に形成される。上部ケースと下部ケースの組立後は、長手方向の一側面に内シース部材37の挿入されるシース挿入開口部87が形成される。シース挿入開口部87の前方には一対のリブである離間壁部89が設けられる。この離間壁部89には、シース挿入開口部87側からクリップ保持部材27の当接リング85が当接する。クリップユニット3は、当接リング85を離間壁部89に当接した状態で、拡開したクリップ17の背部が離間壁部89の間隙91に配置される。これにより、クリップユニット3は、クリップ17の背部と当接リング85とで離間壁部89を挟持して、クリップケース5内に保持される。
図6(a)は操作装置とクリップユニットの位置合わせ時の要部断面図、(b)は内シース部材突出時の要部断面図、(c)はワイヤ当接時の要部断面図である。
まず、クリップユニット3を結紮装置100に取り付けるには、図6(a)に示すように、クリップユニット3の収容されたクリップケース5のシース挿入開口部87に、内シース部材37を位置あわせする。シース挿入開口部87にはクリップケース5に予めセットしておいたクリップユニット3の弾性屈曲脚55が配置されている。
なお、予め内シース先端を外シース先端から突出させておき、内シース先端をクリップケース5のシース挿入開口部87に直接挿入しても良い。
図7(d)に示すように、操作ワイヤ先端の矢尻状先端部67がクリップ連結部材の錐状拡径部65に当接した状態で、更に図1に示す指掛けリング83が前方に移動されると、クリップ保持部材27の先端が離間壁部89により規制されているので矢尻状先端部67が錐状拡径部65に進入係止するとともに、図7(e)に示すように、錐状拡径部65が弾性屈曲脚55の深部に入り込む。錐状拡径部65が屈曲部位を通過して弾性屈曲脚55の深部に進入することで、脚後端部57は、略直角に開いて内シース先端部35の背面に係止される。なお、錐状拡径部65はその先端が連通孔25の狭窄部25aに当接するので、脚部55aを拡開する位置で停止する。これにより、クリップユニット3は、内シース部材37からの離脱が規制されて、操作装置1に保持される。図7(f)に示すように、内シース部材37にクリップユニット3が保持された状態で、操作装置1をクリップケース5に対して後退することで、クリップ17のアーム部15が弾性変形して間隙91を通過する。
間隙91を通過したクリップ17は、クリップケース5から完全に取り出されると、図8(g)に示すように、弾性復元力により再び開脚する。この状態で外シース接続体75をスライダーバネ81の弾性復元力によりスライダー部79から離間させると、操作部本体77が外シース接続体75に対して後退し、その結果、図8(h)に示すように、内シース部材37がクリップユニット3を外シース部材39内に引き込む。これにより、クリップ17が閉脚した状態で外シース部材39内に収容され、クリップユニット3を装着した操作装置1の体腔内への挿入準備が完了する。
図9(a)はクリップ突出時の要部断面図、(b)は生体組織位置合わせ時の要部断面図、(c)は生体組織クリップ挟持時の要部断面図である。
クリップユニット3を生体組織11に結紮するには、予め体腔内に挿入された不図示の内視鏡のチャンネルを介して操作装置1の挿入部71を体腔内に導入し、内視鏡により体腔内を観察しながら、挿入部71の先端を対象部位まで導く。挿入部71の先端が対象部位まで導かれたことが確認されたなら、操作部本体77を押し込む。操作部本体77が押し込まれると、内シース部材37が外シース部材39内を前進し、その結果、図9(a)に示すように、クリップ17が外シース部材39から突出する。突出したクリップ17は、組織把持部15b,15b同士の間に挟持間隙103を形成するよう弾性復元力により開脚する。
組織把持部15bによる挟持位置が確定したなら、スライダー部79を引き、図10(d)に示すように、操作ワイヤ33を介してクリップ連結部材23を引く。操作ワイヤ33にて引かれたクリップユニット3は、錐体部49の底面51が内シース座面53aに当接してクリップ保持部材27の後退が規制される。一方、クリップ連結部材23に連接するクリップ17は、組織把持部15bが生体組織11を挟持したまま、連通孔25内に引き込まれ、より大きな挟持力が組織把持部15bに作用するようになる。
図11は第二移動規制部に当接フランジを用いた変形例に係る結紮装置の要部断面図である。なお、図1から図10に示した部材と同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
この変形例は、第二移動規制部43が、操作ワイヤ33に固定された当接フランジ61として形成されている。当接フランジ61は、錐体部49の底面51とで内シース部材37の先端狭窄部59を狭持する。また、錐体部49の底面51には連通孔25と同軸状に円筒部105が突出され、円筒部105は脚部導入穴101に配置される。
(1) 生体組織の結紮を行う結紮装置であって、
開閉自在なアーム部を有し、該アーム部によって生体組織を結紮するクリップと、
クリップ基端部に、その連結部材先端部が連接するクリップ連結部材と、
前記クリップと前記クリップ連結部材とを挿通させるための連通孔を有するクリップ保持部材と、
連結部材基端部に設けたワイヤ結合部に接続され、前記クリップ連結部材を牽引操作する操作ワイヤと、
前記操作ワイヤを内包して延設され、その内シース先端部において前記クリップ保持部材を支持する内シース部材と、
前記内シース部材の外周を覆って進退自在に配置された外シース部材と、
前記クリップ保持部材の、前記内シース部材に対する移動を規制する第一移動規制部、及び第二移動規制部と、を備え、
前記外シース部材は、その内周面に前記アーム部を当接させることにより、該アーム部の開度を変更するものであり、
前記第一移動規制部は、前記クリップ保持部材の前記内シース部材の軸方向外側から内側への移動を規制するものであり、
前記第二移動規制部は、前記クリップ保持部材の前記内シース部材の軸方向内側から外側への移動を規制するものである結紮装置。
この結紮装置によれば、内シース部材に対して、クリップ保持部材の軸方向移動が規制されることで、クリップを外シース部材でアーム開閉する際に、クリップが脱落したり、操作ワイヤと内シース部材とが相対移動したりすることを防止でき、取扱い性が向上する。
前記第一移動規制部が、前記クリップ保持部材及び前記内シース部材に形成され、相互に当接する係止面である結紮装置。
この結紮装置によれば、各係止面で当接することで移動が確実に規制される。
前記係止面が、前記クリップ保持部材に形成された錐体部の底面と、前記内シース先端部に形成された内シース座面である結紮装置。
この結紮装置によれば、クリップ保持部材の錐体部と、内シース部材の内シース座面とが突き当てられて移動が規制される。
前記第二移動規制部は、前記クリップ保持部材の前記連通孔から前記内シース部材に向かって延出された弾性屈曲脚であり、
前記弾性屈曲脚は、前記クリップ連結部材が前記連通孔に挿入されたときに拡開し、その脚先端部と前記錐体部の底面とで前記内シース部材の先端狭窄部を狭持する結紮装置。
この結紮装置によれば、弾性屈曲脚が拡開することで、内シース部材とクリップとを固定できる。
前記弾性屈曲脚は、前記クリップが前記クリップ保持部材の連通孔から抜き取られたとき、前記拡開前の状態に弾性復帰する結紮装置。
この結紮装置によれば、弾性屈曲脚の連通孔への挿入の有無によって、内シース部材と係合、又は係合を解除することができる。
前記第二移動規制部が、前記操作ワイヤに固定された当接フランジであり、
前記当接フランジが、前記錐体部の底面とで前記内シース部材の先端狭窄部を狭持する結紮装置。
この結紮装置によれば、当接フランジによって、クリップ保持部材の内シース部材の軸方向内側から外側への移動が規制される。
前記クリップは、前記操作ワイヤの牽引により、前記クリップ保持部材の連通孔に挿入され、前記アーム部の開度が固定される結紮装置。
この結紮装置によれば、クリップが操作ワイヤの牽引によって連通孔に挿入されて、アーム部を閉状態に固定できる。
前記クリップ連結部材は、前記操作ワイヤの牽引により前記クリップが前記クリップ保持部材の連通孔に挿入された後、更に牽引された場合に破断する脆弱部を有し、
前記破断により前記クリップと前記操作ワイヤが分離される結紮装置。
この結紮装置によれば、クリップが結紮された後に操作ワイヤを牽引することで、クリップが生体組織を狭持した状態で操作ワイヤと切り離される。
前記クリップ連結部材が、前記弾性屈曲脚を拡開させる錐状拡径部を有し、該錐状拡径部の内側に前記操作ワイヤの矢尻状先端部が脱着自在に挿入される結紮装置。
この結紮装置によれば、錐状拡径部がクリップ連結部材に形成されることで、クリップ連結部材をクリップ保持部材から抜き取った後に、錐状拡径部の拡径作用が無くなり、弾性屈曲脚が弾性復元して、クリップ保持部材と内シースとの接続が自動的に解除される。また、脱着自在なスナップ挿入により操作ワイヤが容易にクリップ連結部材に接続、あるいは分離後に脱着できる。
前記外シース部材内に進退自在に設けられた内シース部材と、
前記内シース部材の先端に半径方向内側に突設され、先端側に位置する先端側座面部と後端側に位置する後端側座面とを有する先端狭窄部と、
前記内シース部材内に進退自在に設けられた操作ワイヤと、
開閉自在なアーム部と前記アーム部の基端を連結する基端部とを有し、該アーム部によって生体組織を結紮するクリップと、
前記クリップの基端部と連結するクリップ連結部と、前記操作ワイヤの先端と連結する操作ワイヤ連結部とを有するクリップ連結部材と、
前記クリップと前記クリップ連結部材とを挿通させるための連通孔を有するクリップ保持部材と、
前記クリップ保持部材に設けられ、前記外シース部材の内径よりも小さく、かつ前記内シース部材の先端開口部よりも大きな外径を有する第一移動規制部と、
前記クリップ保持部材若しくは前記操作ワイヤのいずれか一方に設けられ、前記内シース部材の内径よりも小さく、かつ前記内シース部材の前記先端狭窄部の内径よりも大きな外径を有する第二移動規制部と、
からなり、
前記クリップ連結部材と前記操作ワイヤとが連結されているとき、前記内シース部材の前記先端狭窄部が前記第一移動規制部と前記第二移動規制部との間に配置され、
前記クリップ保持部材を前記内シース部材先端に対して軸方向に固定することを特徴とする生体組織の結紮を行う結紮装置。
この結紮装置によれば、クリップ保持部材を内シース部材先端に対して軸方向に固定できる。このため、外シース部材を内シース部材に対して前進させて生体組織をクリップにより結紮することを、クリップの抜け落ちを防止しつつ円滑に行える。
前記第二移動規制部は、前記クリップ保持部の後端部に放射状に設けられた少なくとも2本の脚部であり、
前記クリップ連結部材は、前記前記操作ワイヤ連結部に拡径部を有しており、
前記クリップ連結部材の前記拡径部が前記脚部の間に押し込まれることにより、前記脚部が放射方向に拡開し、前記内シース部材の先端狭窄部の後端側座面部に当接する結紮装置。
この結紮装置によれば、クリップ連結部材の拡径部がクリップ保持部材の脚部の間に押し込まれて拡開し、内シース部材の先端狭窄部が、クリップ保持部材と脚部との間で狭持される。
前記第二移動規制部は、前記操作ワイヤに設けられた拡径部であり、
前記クリップ連結部材と前記操作ワイヤとが連結されることにより、前記拡径部が前記内シース部材の先端狭窄部の後端側座面部に当接する結紮装置。
この結紮装置によれば、ワイヤに設けた拡径部により、クリップ保持部材との間で内シース部材の先端狭窄部が狭持される。
15 アーム部
17 クリップ
19 クリップ基端部
21 連結部材先端部
23 クリップ連結部材
25 連通孔
27 クリップ保持部材
29 連結部材基端部
31 ワイヤ結合部
33 操作ワイヤ
35 内シース先端部
37 内シース部材
39 外シース部材
41 第一移動規制部
43 第二移動規制部
45 内周面
49 錐体部
51 底面
53a 先端側座面
53b 後端側座面
55 弾性屈曲脚
57 脚後端部
59 先端狭窄部
61 当接フランジ
63 脆弱部
65 錐状拡径部
67 矢尻状先端部
100 結紮装置
Claims (8)
- 生体組織の結紮を行う結紮装置であって、
外シース部材と、
前記外シース部材内に進退自在に設けられた内シース部材と、
前記内シース部材内に進退自在に設けられた操作ワイヤと、
前記操作ワイヤの先端に設けられたクリップ連結部材と、
前記クリップ連結部材の先端に設けられ、開閉自在なアーム部を有するクリップと、
前記内シース部材の先端に解除可能に接続され、前記クリップの基端側と前記クリップ連結部材とを収容する連通孔を有するクリップ保持部材と、
を有し、
前記外シース部材が前記内シース部材に対して前進した場合、前記外シース部材の先端が前記アーム部に当接し、前記アーム部は、閉脚して前記アーム部の先端部に形成された組織把持部によって生体組織の挟持が可能となっており、
前記外シース部材が前記内シース部材に対して後退した場合、前記外シース部材の先端と前記アーム部との当接が解除されて、前記アーム部は開脚し、
前記操作ワイヤが前記内シース部材に対して後退した場合、前記アーム部は前記クリップ保持部材内に収容されて前記連通孔の前部開口縁によりその開度が固定される結紮装置。 - 請求項1に記載の結紮装置であって、
前記クリップは、脆弱部を介して前記クリップ連結部材の先端に接続され、
前記操作ワイヤが前記内シース部材に対して後退し、前記脆弱部が破断して前記クリップと前記クリップ連結部材とが分離されると前記クリップを収容した前記クリップ保持部材と前記内シース部材との接続が解除される結紮装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の結紮装置であって、
前記外シース部材が前記内シース部材に対して前進した場合、前記アーム部は前記外シース部材内に収容される結紮装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の結紮装置であって、
前記アーム部は、開脚する方向に弾性復元力を有する一対の開脚体状に形成される結紮装置。 - 請求項4に記載の結紮装置であって、
前記外シース部材が前記内シース部材に対して後退して、前記外シース部材の先端と前記アーム部との当接が解除された場合、前記アーム部は前記弾性復元力により開脚する結紮装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の結紮装置であって、
前記クリップ保持部材に設けられ、前記外シース部材の内径よりも小さく、且つ前記内シース部材の先端開口部よりも大きな外径を有する第一移動規制部と、
前記クリップ保持部材又は前記操作ワイヤのいずれか一方に設けられ、前記内シース部材の内径よりも小さく、且つ前記内シース部材の先端狭窄部の内径よりも大きな外径を有する第二移動規制部と、を備える結紮装置。 - 請求項6に記載の結紮装置であって、
前記第二移動規制部は、前記クリップ保持部材に設けられ、前記クリップ保持部材の後端部に放射状に延出された少なくとも2本の脚部であり、
前記クリップ連結部材は、前記操作ワイヤの先端と連結するワイヤ結合部に拡径部を有しており、
前記クリップ連結部材の前記拡径部が前記脚部の間に押し込まれることにより、前記脚部が放射方向に拡開し、前記内シース部材の先端狭窄部の後端側座面部に当接する結紮装置。 - 請求項6に記載の結紮装置であって、
前記第二移動規制部は、前記操作ワイヤに設けられ、前記操作ワイヤに固定された拡径部であり、
前記クリップ連結部材と前記操作ワイヤとが連結されることにより、前記拡径部が前記内シース部材の先端狭窄部の後端側座面部に当接する結紮装置。
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