JP5805975B2 - ボルトクリップ - Google Patents

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本発明は、ボルトに取り付けるボルトクリップに関する。
車両の車体などの板状部材にはスタッドボルトが板状部材から突出した状態で取り付けられる。所定の部品を車体に固定するため、そのスタッドボルトにはボルトクリップが装着される。
特許文献1は、自動車部品を車体パネルに固定するために用いるものであって、スタッドボルトに係止するプッシュナットを開示する。このプッシュナットは、中空胴部と、中空胴部の内側に形成された複数の係止爪とを有する。中空胴部にスタッドボルトが挿入されると、係止爪がスタッドボルトの螺旋溝に係止する。
特開平9−273528号公報
特許文献1に記載の技術は、係止爪が螺旋溝に係止する構成であったため、作業者がプッシュナットをスタッドボルトにどこまで挿入しているか把握することが難しい。プッシュナットがスタッドボルトを支持する車体パネルに着座していなければ、プッシュナットおよびプッシュナットにより固定する部品にガタが生じるおそれがある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、作業者に取り付け完了を示す操作感を伝達できるよう図るボルトクリップを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のボルトクリップは、外周面にねじ溝を有するボルトに装着されて部品を固定するボルトクリップであって、ボルトが挿入される中央孔を有するベース部材と、ベース部材に相対回転可能に取り付けられるキャップ部材と、を備える。ベース部材は、中央孔が形成される基部と、キャップ部材を回転可能に支持する支持部と、中央孔の周囲に形成され、ボルトのねじ溝に係合する第1弾性爪体と、弾性を有する本体部と、本体部から突出する突出部を有する第2弾性爪体と、を有する。キャップ部材は、ベース部材の外周の一部を覆う中空のキャップ柱状部と、周方向に複数設けられる凸状部と、を有する。この第2弾性爪体の突出部は、2つの凸状部の間に形成される隙間に突出する。
この態様によると、ボルトへの取り付けが完了すると作業者に操作感を伝達して、作業者により確実に取り付けられるよう図ることができる。これにより取り付け不良によるボルトクリップのガタツキを抑えることが可能となる。
本発明によれば、作業者に取り付け完了を示す操作感を伝達できるよう図るボルトクリップを提供できる。
第1実施形態に係るボルトクリップの斜視図である。 第1実施形態に係るベース部材の斜視図を示す図である。 図3(a)〜図3(c)は第1実施形態に係るベース部材を3方向から見た図を示す図である。 図4(a)および図4(b)は第1実施形態に係るキャップ部材の裏側を見た斜視図を示す図である。 図5(a)〜図5(c)は第1実施形態に係るキャップ部材を3方向から見た図を示す図である。 図6(a)および図6(b)は第2弾性爪体と凸状部との作用を説明する図である。 図7(a)および図7(b)は第2実施形態に係るボルトクリップを示す図である。 第3実施形態に係るベース部材の斜視図を示す図である。 第3実施形態に係るベース部材の上面図を示す図である。 図10(a)および図10(b)は、第3実施形態に係るベース部材の側面図を示す図である。 第3実施形態に係るキャップ部材の下方から見た斜視図である。
図1は、第1実施形態に係るボルトクリップ10の斜視図である。ボルトクリップ10は、たとえば車体パネルに取り付けられたスタッドボルトに挿入して所定の部品を固定する。車体パネルはスタッドボルトを固定するボルト固定部材として機能する。たとえばスタッドボルトは車体パネルのうち車輪の後部の箇所から突出し、スタッドボルトに装着されたボルトクリップ10には泥よけカバーが固定される。スタッドボルトは外周面にねじ溝を有する。ボルトクリップ10の外形はたとえば6角柱状に形成され、この外形に泥よけカバーを嵌めて固定する。
ボルトクリップ10は、スタッドボルトが挿入される中央孔を有し、スタッドボルトに装着するベース部材20と、ベース部材20に相対回転可能に取り付けるキャップ部材50とを備える。なお中央孔とは、ベース部材20およびキャップ部材50の中央に形成された孔をいう。スタッドボルトにはベース部材20から先に挿入される。実施形態では、ベース部材20はキャップ部材50に対して下方にあり、キャップ部材50はベース部材20に対して上方にあると説明するが、ボルトクリップ10の使用態様は当然にこの上下方向に限られるものではない。それぞれの部材について以下の図を用いて具体的に説明する。
図2は、第1実施形態に係るベース部材20の斜視図を示す。また図3は、第1実施形態に係るベース部材20を3方向から見た図を示す。図3(a)は上面図を示し、図3(b)は側面図を示し、図3(c)は下面図を示す。なお各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。
ベース部材20は、基部22、ベース筒状部26、支持部28、ガイド部32、第1弾性爪体38および第2弾性爪体34を有する。基部22は中央にベース中央孔44が形成される円盤形状の円盤部30と、円盤部30の外周に形成されるフランジ部24とを有する。フランジ部24は、フランジ部24は円盤部30から下方に垂れるように傘状に形成され、厚さが円盤部30より薄肉で形成されて弾性を有する。
支持部28は、円盤部30から立設するように3つ形成され、キャップ部材50を回転可能に支持する。図1に示すように支持部28は爪形状に形成され、複数の支持部28でキャップ部材50の被支持部62を引っ掛けることで支持する。
ベース筒状部26は、円筒形状に形成され、円盤部30の上面から立設し、ベース中央孔44を取り囲む。ベース筒状部26の内周面にはベース中央孔44の中心に向かって突出し、軸方向に延在するガイド部32が3つ形成される。3つのガイド部32は、周方向に等間隔に配置される。ガイド部32は、挿入されたスタッドボルトに近接対向し、スタッドボルトが中心軸からずれないようにガイドする。これによりガイド部32はスタッドボルトの動きを規制してガタツキを抑えることができる。
第1弾性爪体38は、ベース筒状部26の内側に3箇所で形成され、円盤部30から中心方向に傾斜して立設する。3つの第1弾性爪体38は周方向に等間隔に配置される。第1弾性爪体38の先端はスタッドボルトのねじ山に引っかかり、スタッドボルトのねじ溝に係合する。3つの第1弾性爪体38の先端はねじ溝の螺旋状の傾斜に合わせて傾斜するように形成される。これにより、第1弾性爪体38がスタッドボルトのねじ溝に確実に係合することができる。また第1弾性爪体38を傾斜させて径方向にも延在させることで所定の弾性力を得て、スタッドボルトにしっかり係合させることができる。スタッドボルトがベース中央孔44に押し込まれると、第1弾性爪体38が弾性により撓み、容易に挿入できる。
円盤部30には扇状孔36がベース筒状部26の外側に周方向に3箇所形成される。第2弾性爪体34の一端は円盤部30に固定され、そこから扇状孔36により形成される空間に延在する。第2弾性爪体34は、ベース筒状部26の外側に形成され、弾性を有する本体部34aと、本体部34aから上方に突出する突出部34bを有する。図3(b)に示すように第2弾性爪体34のうち突出部34bのみが円盤部30の上面より上方に突出する。フランジ部24は円盤部30より下垂することで、フランジ部24が平面に接触しても第2弾性爪体34の下方には第2弾性爪体34が撓むための空間ができる。
図4は、第1実施形態に係るキャップ部材50の裏側を見た斜視図を示す。図4(a)は上方から見た図であり、図4(b)は下方から見た図である。また図5は、第1実施形態に係るキャップ部材50を3方向から見た図を示す。図5(a)は上面図を示し、図5(b)は側面図を示し、図5(c)は下面図を示す。
キャップ部材50は、キャップ柱状部52、上蓋部54、中板部58、凸状部60および被支持部62を有する。中空のキャップ柱状部52は、ベース筒状部26の外周を覆う。キャップ柱状部52の外周は6角形状に形成される。キャップ柱状部52の内周面は、ベース筒状部26の外形に応じて円筒形状に形成される。キャップ柱状部52の上端には上蓋部54が形成され、上蓋部54の中央にキャップ中央孔56が形成される。
中板部58は、キャップ柱状部52の下端に設けられ、円環形状に形成される。キャップ柱状部52の下方には中板部58を介して凸状部60が羽根車のように複数設けられる。凸状部60は、板形状に形成され、中板部58の下端面から下方に立設し、周方向に等間隔でたとえば18個配置される。図4(b)に示すように、凸状部60は中心軸に対して傾斜した第1面60aと、中心軸と平行な第2面60bとを有する。第1面60aと第2面60bの配置は統一されており、隣接する凸状部60においては第1面60aと第2面60bが向き合うように配置される。
凸状部60の外周には円環形状の被支持部62が形成される。被支持部62は凸状部60から径方向外向きに突出しており、全ての凸状部60に連結することで凸状部60の強度を向上させる。図1に示すように被支持部62は、ベース部材20からキャップ部材50が外れないように支持部28に回転可能に支持される。
図6は、第2弾性爪体34と凸状部60との作用を説明する図である。図6(a)はスタッドボルトへの取り付け前の状態を示し、図6(b)はスタッドボルトへの取り付けが完了した状態を示す。
図6(a)に示すように突出部34bは、2つの凸状部60の間に形成される隙間70に突出する。これにより、突出部34bの第1面35が凸状部60の第1面60aに引っかかることができ、キャップ部材50を回転させた場合に、回転トルクを凸状部60から突出部34bに伝達することができる。
ここで、突出部34bの第1面35は、凸状部60の第1面60aと同じくボルトクリップ10の中心軸に対して傾斜している。キャップ部材50の回転方向72に対して、突出部34bの第1面35と凸状部60の第1面60aの傾斜が鋭角に交わるように設けられており、突出部34bは、凸状部60からの回転トルクに加えて、下方への荷重を受ける。この下方への荷重が所定値を越えると、図6(b)に示すように第2弾性爪体34が大きく撓んで、突出部34bが凸状部60を越え、キャップ部材50とベース部材20が相対回転する。相対回転する間は突出部34bは何度も凸状部60を越えながら回転しており、キャップ部材50が空転する状態となる。
ボルトクリップ10のスタッドボルトへの取り付け作業について説明する。
1.スタッドボルトがボルトクリップ10の中央孔に狙いを定めて挿入される。
2.ボルトクリップ10は仮取り付けが完了するまで、スタッドボルトが中央孔に押し込まれる。このとき第1弾性爪体38が撓んでスタッドボルトを受け入れる。
3.仮取り付けが完了すると、作業者はキャップ部材50を所定の方向に回転させる。所定の方向とは、スタッドボルトのねじ溝に第1弾性爪体38の先端が係合して、螺旋状のねじ溝に沿って回転することでキャップ部材50を車体パネルに近づけるように移動させる方向である。キャップ部材50が所定の方向に回転させられると、凸状部60が突出部34bを押してキャップ部材50とともにベース部材20が回転し、キャップ部材50およびベース部材20がスタッドボルトのねじ溝により車体パネルに向かって移動する。
4.ベース部材20のフランジ部24が車体パネルに当接して所定の摩擦力を受けると、突出部34bに加わる下方への荷重が所定値を越え、第2弾性爪体34が撓んで突出部34bが凸状部60の隙間から外れ、キャップ部材50がベース部材20に対して相対回転する空転状態になる。
この空転状態がスタッドボルトへの取り付け完了を作業者に示す合図となる。これにより取り付け完了を示す操作感を作業者に与え、スタッドボルトにボルトクリップ10を確実に取り付けさせることができる。また空転させると突出部34bが何度も凸状部60に衝突して音が鳴り、作業者に音でも取り付け完了を知らせることができる。
なお第2弾性爪体34は、ベース筒状部26の径方向外側に設けられる。これによりキャップ部材50から第2弾性爪体34に伝達する回転トルクを大きくすることができ、キャップ部材50の回転に対するベース部材20の連動を容易にすることができる。
突出部34bの第2面37と凸状部60の第2面60bはともに中心軸に対して平行に形成され、互いに平行に形成される。キャップ部材50が所定の回転方向72と逆方向に回転させられた場合に、凸状部60の第2面60bが突出部34bの第2面37に当接して力を伝達するが、突出部34bの第2面37と凸状部60の第2面60bはともに中心軸に対して平行であるため、上下方向への力が作用しない。これにより、ボルトクリップ10の取り外しができる。
図7は、第2実施形態に係るボルトクリップ100を示す図である。図7(a)はベース部材120の上面図を示し、図7(b)はボルトクリップ100の断面図を示す。図7(b)のベース部材120は図7(a)に示す線分A−Aの断面である。
第2実施形態のボルトクリップ100は、第1実施形態のボルトクリップ10と比べて、支持部128の位置が異なり、図7(a)に示すように支持部128が第2弾性爪体34より径方向内側に配置されている。図7(b)に示すように支持部128は、爪形状に形成され、径方向外向きに爪部の先が張り出す。
ベース筒状部126の一部には、円筒形状から凹み、内側に向かって突出する内方突壁部131が形成されている。内方突壁部131は周方向において第1弾性爪体38と交互に配置される。内方突壁部131により形成された凹み空間に支持部128が配される。支持部128の下方の円盤部30には、支持部128を形成するための抜き孔129が形成されている。
図7(b)に示すようにキャップ部材50は、キャップ柱状部52の内周面に径方向打内向きに突出する被支持部162が形成されている。支持部128は、被支持部162と当接し、被支持部162を回転可能に支持する。
図8は、第3実施形態に係るベース部材220の斜視図を示す。図9は、第3実施形態に係るベース部材220の上面図を示す。図10(a)および図10(b)は、第3実施形態に係るベース部材220の側面図を示す。図10(a)は図9に示す矢印210から見た図であり、図10(b)は図9に示す矢印212から見た図である。
第3実施形態では、第1実施形態のボルトクリップ10と比べて、第2弾性爪体234の位置が異なる。具体的に第2弾性爪体234はベース筒状部226に周方向に延在するように設けられる。これにより基部22の外径を小さくでき、ボルトクリップを小型化を実現できる。
ベース筒状部226には孔236が周方向に形成される。この孔236に形成された空間に第2弾性爪体234が設けられる。第2弾性爪体234は、弾性を有する本体部234aと、本体部234aから径方向外向きに突出する突出部234bを有する。図9に示すように第2弾性爪体234のうち突出部234bだけがベース筒状部226の外側において突出する。また、突出部234bは、周方向の3箇所から等間隔に突出するように設けられる。
図11は、第3実施形態に係るキャップ部材250の下方から見た斜視図である。凸状部260は、キャップ柱状部52の内周面から径方向内向きに突出するように設けられる。これにより、キャップ部材50の軸方向の長さを小型にすることが可能となる。2つの凸状部260の間に形成される隙間には、突出部234bが突出する。これにより、突出部234bの第1面235が凸状部260の第1面260aに引っかかることができ、キャップ部材250を回転させた場合に、回転トルクを凸状部260から突出部234bに伝達することができる。
ここで、突出部234bの第1面235と凸状部260の第1面260aはボルトクリップの中心軸と平行で中心軸を通る面に対して傾斜し、キャップ部材250が回転すると突出部234bは凸状部260からの回転トルクに加えて、径方向内向きへの荷重を受ける。基部22が車体パネルに接触し基部22が車体パネルから所定値以上の摩擦力を受けると、キャップ部材250を回転してもキャップ部材250がベース部材220と相対回転するように構成される。これにより取り付けが完了しとことを作業者に操作感および音で伝達することができ、ボルトクリップをスタッドボルトに確実に取り付けることができる。
なお、突出部234bの第1面235と凸状部260の第1面260aはボルトクリップ10の中心軸と平行で中心軸を通るように形成されるため、第2弾性爪体234が凸状部260の隙間から外れる方向に作用しないように構成される。これによりキャップ部材250を逆回転させることでボルトクリップを外すことが可能となる。
本発明は上述の各実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を各実施例に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施例も本発明の範囲に含まれうる。
実施形態ではキャップ部材50がキャップ中央孔56を有する態様を示したが、キャップ中央孔56が形成されておらず、上蓋部54が閉じられた状態であってよい。これによりスタッドボルトをボルトクリップ10により完全に覆うことができる。
10 ボルトクリップ、 20 ベース部材、 22 基部、 24 フランジ部、 26 ベース筒状部、 28 支持部、 30 円盤部、 32 ガイド部、 34 第2弾性爪体、 34a 本体部、 34b 突出部、 35 第1面、 36 扇状孔、 37 第2面、 38 第1弾性爪体、 40 ガイド溝、 42 空間、 44 ベース中央孔、 46 内方突出壁部、 50 キャップ部材、 52 キャップ柱状部、 54 上蓋部、 56 キャップ中央孔、 58 中板部、 60 凸状部、 60a 第1面、 60b 第2面、 62 被支持部。

Claims (4)

  1. 外周面にねじ溝を有するボルトに装着されて部品を固定するボルトクリップであって、
    ボルトが挿入される中央孔を有するベース部材と、
    前記ベース部材に相対回転可能に取り付けられるキャップ部材と、を備え、
    前記ベース部材は、
    前記中央孔が形成される基部と、
    前記キャップ部材を回転可能に支持する支持部と、
    前記中央孔の周囲に形成され、ボルトのねじ溝に係合する第1弾性爪体と、
    周状に延在して弾性を有する本体部と、前記本体部から突出する突出部を有する第2弾性爪体と、を有し、
    前記キャップ部材は、
    前記ベース部材の外周の一部を覆う中空のキャップ柱状部と、
    周方向に複数設けられる凸状部と、を有し、
    前記突出部は、2つの前記凸状部の間に形成される隙間に突出し、
    複数の前記凸状部のいずれかが前記本体部に当接することで、前記本体部における前記突出部の突出方向への撓みを規制し、
    前記キャップ部材をボルトの回りに回転させて前記キャップ部材を前記ボルトを固定する固定部材に近づける場合に、前記凸状部が前記突出部を回転方向に押して前記キャップ部材と一体となって前記ベース部材が回転しつつ前記固定部材に向かって移動し、前記基部が前記固定部材に当接して所定の摩擦力を受けると、前記第2弾性爪体が撓んで前記突出部が前記凸状部の隙間から外れ、前記キャップ部材が前記ベース部材に対して相対回転することを特徴とするボルトクリップ。
  2. 前記ベース部材は、前記基部から立設し、前記中央孔を取り囲むベース筒状部を有し、
    前記第2弾性爪体は、前記基部上において前記ベース筒状部の径方向外側に設けられることを特徴とする請求項1に記載のボルトクリップ。
  3. 前記ベース部材は、前記基部から立設し、前記中央孔を取り囲むベース筒状部を有し、
    前記第2弾性爪体は、前記ベース筒状部上において周方向に延在するように設けられることを特徴とする請求項1に記載のボルトクリップ。
  4. 前記凸状部は、前記キャップ柱状部の内周面から径方向内向きに突出するように設けられることを特徴とする請求項に記載のボルトクリップ。
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