JP5805911B2 - 放射線測定選別装置及び放射線測定選別方法 - Google Patents

放射線測定選別装置及び放射線測定選別方法 Download PDF

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Description

本発明は、放射線測定選別装置及び放射線測定選別方法に関する。さらに詳しくは、投入された対象物を一定の搬送方向へ搬送する搬送機構と、前記搬送機構で搬送中の対象物の放射線を測定する測定器と、前記搬送機構の下流端に配置され前記対象物を前記測定器の測定結果に応じて選別する選別機構と、前記搬送機構の搬送ベルト及び前記選別機構の選別ベルトの動作を制御する制御部を備える選別装置及び選別方法に関する。
従来、上述の如き放射線測定選別装置としては、例えば非特許文献1に記載のコンベア式の選別装置が知られている。しかし、放射能レベルに基づく選別性能は十分なものではなかった。
ISO Pacific Nuclear Assay Systems、「S3システムの技術 資料(ISO PACIFIC TECHICAL)」、(米国)、2009年
かかる従来の実情に鑑みて、本発明は、従前よりも選別性能の高い放射線測定選別装置及び放射線測定選別方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る放射線測定選別装置の特徴は、投入された対象物を一定の搬送方向へ搬送する搬送機構と、前記搬送機構で搬送中の対象物の放射線を測定する測定器と、前記搬送機構の下流端に配置され前記対象物を前記測定器の測定結果に応じて選別する選別機構と、前記搬送機構の搬送ベルト及び前記選別機構の選別ベルトの動作を制御する制御部を備える構成において、前記選別機構は、前記選別ベルトの動作方向が前記搬送ベルトの動作方向に交差するように配置され、正逆回転可能であり、前記制御部は、前記測定結果が基準値を上回った場合に、当該測定結果に対応する前記対象物の部分が前記搬送ベルトの下流端に到達する到達時刻よりも第一停止時間前の時刻に前記搬送ベルトを停止させて、前記選別ベルト上の前記対象物を外部へ排出させた後に前記搬送ベルトの停止を解除すると共に前記選別ベルトを逆回転させることにある。
上記構成によれば、選別機構はその選別ベルトの動作方向が搬送ベルトの動作方向に交差するように配置されているので、搬送ベルトで搬送された対象物を選別ベルトに落下させるだけでよく、装置構成が簡素である。また、選別ベルトは正逆回転可能であるので、簡単な制御で効率よく対象物を選別ベルトの動作方向に選別できる。そして、制御部は、測定結果が基準値を上回った場合に、当該測定結果に対応する対象物の部分が搬送ベルトの下流端に到達する到達時刻よりも第一停止時間前の時刻に搬送ベルトを停止させて、選別ベルト上の対象物を外部へ排出させた後に搬送ベルトの停止を解除すると共に選別ベルトを逆回転させる。これにより、測定器を通過した対象物を選別ベルトへ移動する手前で待機させ、その間に選別ベルト上の対象物を排出でき、測定結果の異なる対象物が選別ベルト上で混ざり合うことはない。また、選別ベルト上の対象物を排出した後に搬送ベルトの停止を解除して選別ベルトを逆回転させるので、測定結果に応じて対象物を分離(選別)できる。このように、選別精度が極めて高く、測定結果が変化した場合に作動させるので、選別効率もよい。
しかも、前記制御部は、前記測定結果が基準値を上回った場合に、当該測定結果に対応する前記対象物の部分が前記搬送ベルトの下流端に到達する到達時刻よりも第一停止時間前の時刻に前記搬送ベルトを停止させるので、局地的に測定値が高い部分が存在していても、当該部分が選別ベルトに移動するのを防止でき、選別精度が向上する。また、搬送ベルトのモータ等の完全停止までの僅かな時間によって、基準値を上回る対象物の部分が選別ベルト上で基準値を下回っている対象物の部分に混入されることもない。
さらに、前記制御部は、前記測定結果が基準値を下回った場合に、当該測定結果に対応する前記対象物の部分が前記搬送ベルトの下流端に到達する到達時刻よりも第二停止時間後の時刻に前記搬送ベルトを停止させるとよい。到達時刻よりも第二停止時間後の時刻に搬送ベルトを停止させるので、局地的に測定値が高い部分が存在していても、当該部分が選別ベルトに移動するのを防止でき、選別精度が向上する。また、搬送ベルトのモータ等の完全停止までの僅かな時間によって、基準値を下回る対象物の部分が選別ベルト上で基準値を上回っている対象物の部分に混入されることもない。
係る場合、前記第一停止時間は少なくとも前記測定器の測定の単位時間と等しく、前記第二停止時間は前記第一停止時間よりも長いことが望ましい。少なくとも第一停止時間を測定器の測定の単位時間と等しくすることで、測定タイミングによる結果の異なる対象物の混合を防止することができる。また、測定結果が基準値を下回る場合、その直前までの結果は基準値を上回っているので、少なくとも測定時間と同等の停止時間より長い第二停止時間を設定することで、特に判定基準を上回った対象物の部分を確実に分離(選別)することができる。
前記測定器は、前記搬送ベルトに対する高さによって前記測定器の視野を限定するコリメータを有し、前記測定器のエネルギーウィンドを前記対象物における所定の放射性核種に合わせて限定するとよい。コリメータにより測定器周囲の放射線の影響を排除することができ、測定精度が向上する。しかも、エネルギーウィンドを所定の放射性核種に合わせることで、他の放射性核種のエネルギー及びバックグランドデータの影響も少なくできるので、測定精度が向上して選別精度も向上する。
係る場合、前記視野における前記搬送ベルトの下方に外部の放射線を遮断する遮蔽体が設けられているとよい。これにより、地面からの放射線を遮蔽し、さらに測定精度を向上させる。加えて、前記コリメータの上部に外部の放射線を遮断する第二の遮蔽体が設けられているとよい。これにより、測定器の上方からの放射線の影響も排除でき、更なる精度の向上が可能となる。
前記測定器の上流側に前記対象物を前記搬送ベルトに投入するホッパーを有し、前記ホッパーと前記測定器との間に前記ホッパー側に前記対象物の厚みを調整する調整手段が設けられているとよい。これにより、対象物の厚みを略均一し且つ表面を略平坦に形成して測定器下方を通過(搬送)させることで、対象物の厚みや形状による測定結果のバラツキを抑制し、精度を向上させることができる。
前記対象物は、例えば、土壌、廃棄物、焼却灰、飛灰、草木類の少なくとも1つを含む放射能汚染物である。
上記目的を達成するため、本発明に係る放射線測定選別方法の特徴は、投入された対象物を搬送機構で一定の搬送方向へ搬送し、前記搬送機構で搬送中の対象物の放射線を測定器で測定し、前記搬送機構の下流端に配置され前記対象物を前記測定器の測定結果に応じて選別機構で選別する方法において、前記選別機構は、その選別機構の選別ベルトの動作方向が前記搬送機構の搬送ベルトの動作方向に交差するように配置され、正逆回転可能であり、前記測定結果が基準値を上回った場合に、当該測定結果に対応する前記対象物の部分が前記搬送ベルトの下流端に到達する到達時刻よりも第一停止時間前の時刻に前記搬送ベルトを停止させ、前記選別ベルト上の前記対象物を外部へ排出させた後に前記搬送ベルトの停止を解除すると共に前記選別ベルトを逆回転させることにある。
さらに、前記測定結果が基準値を下回った場合に、当該測定結果に対応する前記対象物の部分が前記搬送ベルトの下流端に到達する到達時刻よりも第二停止時間後の時刻に前記搬送ベルトを停止させるとよい。係る場合、前記第一停止時間は少なくとも前記測定器の測定の単位時間と等しく、前記第二停止時間は前記第一停止時間よりも長いことが望ましい。
上記本発明に係る選別装置及び選別方法の特徴によれば、従前に比べて選別性能を向上させ得るに至った。
本発明の他の目的、構成及び効果については、以下の発明の実施の形態の項から明らかになるであろう。
本発明に係る放射線測定選別装置の平面図である。 放射線測定選別装置の側面図である。 放射線測定選別装置の正面図である。 選別機構の横断面図である。 測定装置から上流側における搬送機構の平面図である。 測定装置から上流側における搬送機構の断面図である。 図5のA−A断面図(投入ホッパーの横断面図)である。 図5のB−B断面図(投入ホッパーの縦断面図)である。 高さ調整装置の平面図である。 図5のC−C断面図(高さ調整装置の側面図)である。 図5のD−D線断面図(測定装置の横断面図)である。 図5のE−E線断面図(測定装置の縦断面図)である。 137Cs線源のエネルギースペクトル図である。 制御装置のモニタの表示内容を模式的に示す図である。 カラムと測定範囲の関係を説明する図である。 主ベルトと選別ベルトの制御を説明する図であり、(a)は測定結果、(b)は主ベルトの駆動状態、(c)は選別ベルトの駆動状態を示す。
次に、適宜添付図面を参照しながら、本発明をさらに詳しく説明する。
本発明に係る放射線測定選別装置1は、広範囲の放射能汚染によって大量の放射能汚染物をそれらが持つ放射能レベルにより選別するために開発した装置である。対象物100となる放射能汚染物は、例えば、土壌、廃棄物、焼却灰、飛灰、草木類などである。対象物100の状態は、例えば、硬い石状、粘土状、砂状、ドライ、ウェットのいずれでもよい。この選別装置1は、対象物100から放射能汚染が高い部分を取り除くことができ、その場所での空間線量率を低減することが可能となる。
例えば、放射線測定選別装置1を大型トレーラー等に搭載して核実験施設の跡地や原子力発電所の跡地などの放射能汚染により空間線量率が高い場所に運搬し、その場で放射線測定選別装置1を作動させ対象物100から高放射能汚染のある部分を取り除き空間線量率を低減させる。放射線測定選別装置1は、連続して対象物100の放射能を測定して、連続的に対象物100の放射能レベルによる選別を実施する構造である。そのため、搬送する主ベルト20の幅Wを広くすると、例えば、1時間当たり約200m3の処理が可能となる。
放射線測定選別装置1は、図1,2に示すように、大略、対象物100を一定の搬送方向F1へ搬送する搬送ベルトとしての主ベルト20を含む搬送機構2と、主ベルト20で搬送中の対象物100の放射線を測定(計測)する測定器(計測器)40を含む測定装置4と、主ベルト20の下流端20aに配置され放射線が測定された対象物100を測定器40の測定結果に応じて選別する選別ベルト30を含む選別機構3を有する。搬送機構2には、主ベルト20の上流端20bから下流端20aに向けて、投入ホッパー6、高さ調整装置7、測定装置4及び電源装置9が主ベルト20の動作方向となる搬送方向F1に沿って順に配置されている。測定装置4及び電源装置9には、例えばコンピュータよりなる制御装置5が接続されている。
図1,2に示すように、主ベルト20は、投入ホッパー6から投入された対象物100を測定装置4直下を通過させて選別機構3へ搬送する。主ベルト20は、筐体21内部に、駆動プーリー22a及びテールプーリー22bの間でスナッププーリー22c及びリターンローラー23を介して張設されている。駆動プーリー22a及びテールプーリー22b間の距離は、例えば、6m程度に設定される。駆動プーリー22aは下流端20a側に設けられ、インバータモータ24が接続される。インバータモータ24は、回転数を一定にして搬送速度を一定とし、主ベルト20を搬送方向F1の一方向にのみ駆動させる。搬送速度は、対象物100の状態や測定精度に応じて、例えば7.5cm〜20cm/秒で設定される。テールプーリー22bは上流端20b側に設けられ、主ベルト20の蛇行を防止する蛇行防止機構25が設けられている。これらにより、投入ホッパー6により一定形状に成形された対象物100は、搬送方向F1へ沿って一定速度で且つ成形された形状を崩さずに搬送される。よって、放射線測定精度の低下を抑制することができる。
また、駆動プーリー22aの外側及び測定装置4の下部には、多段のスクレーパー26が設けられている。このスクレーパー26は、金属製又は合成樹脂製で板状を呈する。スクレーパー26は、主ベルト20の表面に押し当てられ、主ベルト20に付着した対象物100を除去する。主ベルト20の下流端20a側には、搬送された対象物100を選別ベルト30の中央部分へ落下させる整流板27が角度調整可能な取付部材27aを介して設けられている。また、主ベルト20の搬送部分は、縁部に樹脂製のバックアップ部材28aを設けた板状部材28上に配置され、主ベルト20の脱落を防止する。さらに、主ベルト20の縁部には、搬送方向F1に沿ってスカート29が設けられている。なお、主ベルト20の幅W1は、測定器40の個数に応じて適宜調整可能である。
選別機構3は、図1,2に示すように、主ベルト20の下流端20aの直下で搬送機構2に交差させて配置されている。本実施形態では、選別ベルト30の動作方向F2は、主ベルト20の搬送方向(動作方向)F1に直交させてある。図3,4に示すように、選別ベルト30は、筐体31の内部に、一対のプーリー32a,32aの間で一対のスナッププーリー32b,32b及び駆動プーリー32cを介して張設されている。一対のプーリー32a,32b間の距離は、例えば、1.8m程度に設定される。駆動プーリー32cは、インバータモータ34に接続され、正逆回転可能である。これにより、選別ベルト30は、測定装置4の測定結果に応じて駆動(進行)方向が切り替えられて、対象物100を選別エリアS1,S2に振り分けることができる。本実施形態では、選別エリアS1をHOT側(異常)、選別エリアS2をCLEAN側(正常)としている。選別ベルト30の速度は、例えば主ベルト20の5倍程度の速度である。
また、一対のローラー32a,32aの外側及び下部近傍には、先のスクレーパー26と同様のスクレーパー36が設けられている。このスクレーパー36により、選別ベルト30表面への対象物100の付着が防止され、測定結果の異なる対象物100の混入を防止する。
図4に示すように、筐体31の中段31bには、3本のトラフローラー37よりなるキャリアローラ38が固定部材38aを介して固定されている。このキャリアローラー38は、主ベルト20の下流端20a直下周辺において、選別ベルト30をトラフ状に維持する。これにより、主ベルト20から落下した対象物100を受け入れると共に搬送量を確保することができる。トラフローラー37のトラフ角θは適宜調整可能であるが、例えば20°に設定される。また、筐体31の上段31cには、傾斜状のスカート39が動作方向F2に沿って設けられている。
図5〜7に示すように、投入ホッパー6は、投入口61に投入された対象物100を主ベルト20上へ排出する。投入口61は、上部前壁60a、上部後壁60b及び上部側壁60cにより形成される。投入口61の搬送方向F1の長さは、傾斜する上部前壁60aにより本体部60内部の高さ方向中間部62の長さよりも短い。中間部62において、各上部壁60a〜cと各下部壁60d〜fとが連結固定される。下部後壁60eは、搬送方向F1の上流側へ傾斜している。下部側壁60fは、本体部60の中央(主ベルト20の中心)へ傾斜している。このような本体部60の形状により、投入された対象物100は、各壁面60a〜fに留まることなく本体部60の前方中央部へ向かって移動する。そして、対象物100は、主ベルト20へ絞り込まれるように排出される。
図7a,7bに示すように、下部側壁60fの下端部には、固定具64を介してスカート65が取り付けられている。また、下部前壁60dの下端部には、傾斜板66が取り付けられている。このスカート65及び傾斜板66によって、本体部60の下部63に排出口67が形成される。排出口67は、主ベルト20上に対象物100を一定の形状にして送り出す機能と、主ベルト20に連続的に対象物100を送り出すためのバッファの役目を果たす。
この排出口67の高さHは、図7bに示すように、高さ調整機構68により調整可能である。この高さ調整機構68は、本体部60に当接する当接部68bを上下動させるジャッキ68aと、ジャッキ68aを作動させる操作ハンドル68cと、下部後壁60eに取り付けられる取付軸68dと、筐体21に固定する固定台68eからなる。取付軸68dを高さ調整支点とし、当接部68bを高さ調整力点4bとして上下させることにより、排出口67の高さHを任意の高さに調整することができる。このように、主ベルト20の幅W1、搬送速度及び排出口67の高さHにより、放射能選別の単位時間当たりの処理量(検査量)が変化する。すなわち、これらを調整することで処理量を調整することができる。
上述したように、投入ホッパー6に投入された対象物100は、本体部60の各壁60a〜f及び排出口67によって略台形形状に成形されて排出される。しかし、例えば、対象物100が粘度が高い土壌の場合、排出口67に引っ張られて、設定高さHよりも高くなる場合がある。そこで、排出口67の下流側には、対象物100の高さを略均一にする高さ調整装置7を配置する。
高さ調整装置7は、図8a,bに示すように、平面視略V字状の調整バー70と、調整バー70に取り付けられる板状のスクレーパー72と、調整バー70の高さを上下方向hに調整する高さ調整部73を有する。調整バー70は、その端部の固定部71及び高さ調整部73を介して筐体21に固定され、頂部70aが上流側に向けて配置される。このような調整バー70の形状(略三角形)及び配置により、図6に示すように、対象物100の上面100aに形成された凹凸部101は、ならされて平滑となる。検査面となる上面100aを平滑にすることで、表面形状に起因する測定のバラツキを抑制して精度の低下を防止することができる。
スクレーパー板72は、調整バー70の上流側の前面に固定されている。これにより、対象物100に混在した所定高さHよりも高くなる異物は、頂部70aから端部72aへ向けて移動されられる。よって、下流に位置する測定装置4に異物が衝突することを防止する。また、調整バー70の頂部70aを主ベルト20の中心に一致させているので、主ベルト20の両端に向かって略均等のテンションとなり、ベルトの蛇行防止にもなる。なお、端部72aに滞留する異物は、適宜作業員が回収する。
図9a,bに示すように、測定装置4は、大略、複数の測定器40が収納されるボックス41と、各測定器40を取り囲んで配置されるコリメータ42と、ボックス41内部の温度を調整する温度調整部43と、高さ調整部44を有する。測定器40は、例えば、搬送方向F1に直交する方向に沿ってコリメータ42を挟んで4個配列されている。測定器40には、例えば、NaI(Tl)シンチレーション検出器などに代表されるエネルギースペクトル測定器が用いられる。温度調整部43は、測定器40の温度の影響を抑制するため、ボックス41内の温度を一定にする。また、測定器40の温度補償機能と併用することで、エネルギードリフトを防止でき、再調整の時間を短縮し作業効率を向上させることができる。
図9bに示すように、測定器40の測定範囲Aを含む主ベルト20の下部には、板状の第一遮蔽体45が設けられている。第一遮蔽体45は測定範囲Aを含む大きさであり、サポート部材46上に配置される。これにより、測定器40を対象物100に接近させて測定することが可能となる。そして、地面GLからの放射線の影響を排除することができ、測定精度の低下を防ぐことができる。
ここで、第一遮蔽体45として、鋼板等のコンベアの構造体を流用することも可能であるが、本実施形態では、十分な遮蔽効果を得るために厚さ90mmの鉛板を用いている。しかし、重量が嵩むため、例えば第一遮蔽体45を分割して複数配置させる。係る場合、継ぎ目による遮蔽効果の低下を防ぐため、サポート部材46に追加の遮蔽体を設けるとよい。そして、第一遮蔽体45の継ぎ目とサポート部材46の追加遮蔽体とを重ね合わせることで、構造体としての強度及び遮蔽効果を維持することができる。
コリメータ42は、測定器40を取り囲む円筒形のリング部材である。測定器40の周囲に配置されるので、図9bに示すように、測定器40の上下動によって測定範囲A(視野)を調整することができる。よって、搬送される対象物100の測定体積を可変とすることができる。例えば、同図に示す如く測定器40を上昇させた場合、コリメータ42によって測定範囲a1が測定範囲a2に縮小し、対象物100の測定容積は減少する。
このコリメータ42には、例えば、タングステン合金、鉛、鉄、銅等の遮蔽効果の大きい物質が用いられるので、遮蔽体としても機能する。よって、コリメータ42及び主ベルト20下方の第一遮蔽体45は、測定装置4の周囲からの天然放射線を遮蔽し、測定範囲Aのバックグランドを低減する。
本実施形態では、コリメータ42に高密度のタングステン合金を使用し、測定器40の近傍に設置して最大の遮蔽効果を得ている。タングステン合金の密度は約18g/cm3、鉛は約11.34g/cm3である。この密度の比が、遮蔽体の厚みと相関があり、鉛製のコリメータに比べ約63%の厚みのタングステン合金で、同等の遮蔽効率を得ることができ、複数の測定器40を近接して配置することが可能となる。本実施形態では、測定器40をボックス41の底部に約15cmピッチで配置し、対象物100に近接して設置する。
さらに、本実施形態では、コリメータ42の上部に円筒形の第二遮蔽体46を設けている。これにより、測定器40の上方からのバックグランドの影響をさらに少なくする。第二遮蔽体46としては、例えば厚さ30mmの鉛を用いる。
対象物100内の特有の放射性核種に着目して放射能選別を実施する場合、特有の放射性核種のエネルギーエリアに測定器40のエネルギーウィンドの範囲40xを調整する。対象とする放射性核種による光電ピーク(放出されるγ線エネルギー)に対して最適なエネルギーウィンド範囲40xを設定することで、対象物100に含まれる天然核種の影響を最小にする。一例として、NaI(Tl)シンチレーション検出器で137Cs線源を測定したエネルギースペクトルを図10に示す。
137Csのピークは、662keVにある。そこで、主としてそのピーク部分に着目して、50keV〜950keVに設定をすると、137Csと共に134Csに着目した測定ができる。ここで、横軸のスケールは、keV単位の3倍と等しいため、150〜2850の範囲がエネルギーウィンド範囲40xとなる。バックグランドについても、そのエネルギーウィンドの範囲40x分で良いため、得られるバックグランドの値は小さくなる。例えば、天然核種としてのウラン系列やトリウム系列は、上述のセシウムと類似するスペクトルを示し、エネルギーも広範囲に分布する。エネルギーウィンド範囲40xを制限することで、これらの影響を小さくすることができる。さらに、特にカリウム40(40K)は自然界に多く存在し、そのピークは1460KeVである。よって、上述の如きエネルギーウィンド範囲40xを設定することで、カリウム40の光電ピークを測定することがなく、カリウム40の影響を排除でき、測定精度が向上する。一般的にバックグランドの平方根の3倍で得られる測定値が、検出限界値となる。バックグランドの値が低くなると検出限界値も小さくなる。
エネルギーウィンド範囲40xの採用は、対象物100やバックグランド中に存在する天然放射性核種に起因する放射線の影響を低減させ、また、バックグランドを低減する。つまり、ベースとなる量を低減することにより測定対象となる放射線の検出性能を向上させる。また、対象物100の性状を変化させること無く、その中に含まれる放射能密度により選別が可能となる。
ボックス41は、主ベルト20(対象物100)に対する高さを任意変更できるように、上下調整具47を備える。主ベルト20上の対象物100の高さと、コリメータ42及び測定器40の幾何学的な配置により、測定器40がコリメータ42により縮小される範囲が測定範囲Aとして確定でき、その測定範囲Aの体積と密度より放射能密度に換算を行う。
制御装置5は、主ベルト20及び選別ベルト30の駆動を制御すると共に各種情報をモニタ51に表示する。図11に示す例では、モニタ51には、各測定器40の結果を示すウィンドウ52aと、選別ベルト30の駆動方向を示すウィンドウ52bと、主ベルト20の駆動状態を示すウィンドウ52c等の各種ウィンドウ52が表示されている。
ウィンドウ52aに表示されるカラムCは、各測定器40における測定の単位時間(例えば、1秒)での測定値を視認させたものである。図11の例では、カラムCは、放射能密度のレベルで色分けされ、視覚的にその放射能密度を把握できるように表示されている。同図の例では、カラムCaが放射能レベルが高く、カラムCbが次に高いものを示す。また、ウィンドウ52aの最上段列L1が測定器40の位置を示し、一番手前の列L2が主ベルト20の下流端20aで選別ベルト30の落下直前の位置を示す。
ところで、主ベルト20上の対象物100は、一定速度で測定器40の下を通過する。図12に示すように、測定の単位時間の開始時における対象物100の測定範囲A1は、その単位時間の経過後には符号A2で示す部分に移動する。すなわち、カラムCは、所定の単位時間中に測定範囲Aを通過した対象物100の容積における測定値となる。さらに、対象物100は所定速度で搬送されるので、次のカラムCの測定領域は、直前のカラムCの測定領域と重複する。よって、カラムCは、測定の単位時間における測定値の平均値であり、次のカラムCは移動平均された値と捉えることができる。この値により、測定装置4が放射能密度に換算し、制御装置5がモニタ51に結果をリアルタイムで表示すると共に測定結果の変化を判定する。ここで、測定結果の変化とは、基準値を下回っていた測定結果(測定値)が基準値を上回ったか又はその逆をいう。制御装置5は、その測定結果の変化に応じて主ベルト20及び選別ベルト30の動作(駆動)を制御する。なお、本実施形態では、測定器40の列単位で当該列の高い測定値で判定する。
制御装置5は、測定器40の測定値を時系列に記憶している。例えば、図13に示す例では、現在の測定時(時刻)より過去10カラム分(C1〜C10)の測定結果を保持している。この例では、カラムC4〜C6が基準値Nよりも大であり、当該部分の対象物100を選別エリアS1へ選別する。同図における符号Δtは、測定器40の直下(測定範囲A)から主ベルト20の下流端20aまでの移動時間を示す。
上述したように、カラムCの測定値は測定の単位時間における平均値であるので、例えば局所的に放射能が高い部分が存在した場合、その位置により測定タイミングで結果にバラツキが生じる可能性がある。そこで、測定値が基準値Nを超えた場合、当該部分が下流端20aに到達する到達時刻より所定の第一停止時間前の時刻に主ベルト20を停止させる。図13の例では、測定開始時刻をtp0とすると、カラムC4の対象物100の部分が下流端20aに到達する到達時刻tp1(測定開始時刻tp0+測定時間t1+移動時間Δt)より第一停止時間T1だけ早い時刻(到達時刻tp1−第一停止時間T1)に主ベルト20を停止する。本実施形態では、第一停止時間T1は測定単位時間と同じ1秒とし、1カラムに相当する。これにより、当該部分が選別ベルト30へ落下することがなく、正常な部分(カラムC3)と混ざることはない。よって、精度よく選別することができる。また、測定値が基準値Nを上回って測定結果が変化した場合、カラムCは移動平均された値であるので、測定値が上昇する直前に停止したとしても、放射能が高い部分が選別エリアS2に紛れる可能性は低い。よって、選別精度を低下させることなく効率を上げることができる。
その後、制御装置5は、時刻tp1から選別ベルト駆動時間T2経過後の時刻tp2に選別ベルト30を逆回転させると共に主ベルト20の停止を解除する。この時間T2は、選別ベルト30上の対象物100を全て排出するまでの時間であり、プーリー32a間の距離と選別ベルト30の駆動速度によって決まる。これにより、選別ベルト30上で結果の異なる対象物100が混ざることがない。図13の例では、選別ベルト30上にあるカラムC3に対応する対象物100を選別エリアS2へ排出するまで、カラムC4に対応する対象物100は、主ベルト20上で待機させられる。
その後、測定値が基準値Nを下回る結果となった場合、当該部分が下流端20aに到達する到達時刻より所定の第二停止時間後の時刻に主ベルト20を停止させる。図13の例では、カラムC7の対象物100の部分が下流端20aに到達する到達時刻tp3(測定開始時刻tp0+測定時間t2+移動時間Δt)より第二停止時間T3だけ遅い時刻(到達時刻tp3+第二停止時間)後に主ベルト20を停止させる。本実施形態では、第二停止時間T1は第一停止時間T1より長い3秒とし、3カラム分に相当する。この場合でも、先の場合と同様に測定単位時間によるバラツキは存在する。しかも、基準値Nを下回る場合、その直前までのカラムCは、基準値Nよりも放射能の高い対象物を示す。カラムCの測定結果は移動平均であるため、基準値Nを下回ったカラムCに放射能の高い部分が含まれている可能性がある。そのため、基準値Nを上回る場合と同じ停止時間とすると、選別エリアS2に放射能レベルの高いものが混入してしまう恐れもある。従って、第一停止時間T1よりも長い時間とすることで、選別精度の低下を防ぐ。そして、第二停止時間T3後の時刻tp4から選別ベルト駆動時間T2が経過する間に、選別ベルト30上の放射能の高い対象物を選別エリアS1へ全て排出する。上記動作を繰り返し行うことで、連続的に放射能レベルに応じた選別を高精度で且つ効率よく実行することができる。なお、第二停止時間T3よりも短い時間内で測定結果の変化が生じた場合は、主ベルト20及び選別ベルト30の駆動を変更させずに続行させる。
なお、日常の点検は、放射能が機知のチェックソースを主ベルト20で搬送時の測定値より機器の調整を行う。測定値に対しては、統計的な変動を考慮して、95%信頼度として、5%分を考慮して設定値との比較を行い、放射能による選別を実施する。
最後に他の実施形態の可能性について言及する。
上記実施形態において、セシウムを例に説明したが、これに限られるものではない。他の物質の任意の放射能密度の設定値により、対象物100の選別を物理的に連続して行うことも可能である。また、4個の測定器40を搬送方向F1の直交方向に1列に配置した。しかし、測定器の個数、配列等は上記に限られるものではない。
また、上記実施形態において、制御装置5により対象物100の密度の補正を行うようにしてもよい。例えば、主ベルト20の下部に重量計を設けて重量を測定し、その重量で測定値を補正する。また、投入ポッパー6の排出口67近傍で対象物100の形状を計測して、その形状により対象物100の量を算出し、測定値を補正することも可能である。さらに、投入ホッパー6の排出口67近傍で対象物100を撮影し、その撮影画像の画像処理に基づき測定値を補正することも可能である。これにより、さらに測定精度を向上させる。
上記実施形態において、エネルギーウィンド範囲40xを137Cs(セシウム)のピーク部分を含む比較的広範囲で設定したが、この範囲に限られるものではない。例えば、137Cs(セシウム)のピーク部分にのみ着目して500KeV〜870KeVに設定して、エネルギーウィンド範囲40xを1500〜2610の範囲とすることも可能である。もちろん、137Cs(セシウム)に限定されるものではなく、検出対象とする放射性核種や測定対象物等に応じて適宜設定される。
上記実施形態では、選別ベルト30の運転方向の変更により選別を実施したが、例えば小範囲ごとに選別することができるようにセグメント方式(小さな箱型の選別ダクトを測定器40のラインごとに設置して、そのラインごとに選別をする方式。)などのシステムと組み合わせることができる。また、低レベルの放射能を測定する場合に測定時間を確保するために、主ベルトを間欠的に駆動させて、選別することも可能である。
本発明は、広範囲の放射能汚染によって大量の放射能汚染物をそれらが持つ放射能レベルにより選別することができる。対象となる放射能汚染物は、土壌、廃棄物、焼却灰、飛灰、草木類などの他、これらの混合物、米や魚等の食料品にも適用可能である。また、物理的に選別を実施するため、選別後の再利用を行う場合に、測定対象物の持つ物理的性状を変化させないので、利用しやすくなる。
1:放射線測定選別装置、2:搬送機構、3:選別機構、4:測定装置、5:制御装置(パーソナルコンピュータ)、6:投入ホッパー、7:高さ調整装置、9:電源装置、20:主ベルト(搬送ベルト)、20a:下流端、20b:上流端、21:筐体、21z:脚部、22a:駆動(ヘッド)プーリー、22b:テールプーリー、22c:スナッププーリー、23:リターンローラー、24:インバータモータ、25:蛇行防止機構、26:スクレーパー、27:整流板、27a:取付部材、28:板状部材、28a:バックアップ部材、29:スカート、30:選別ベルト、31:筐体、31a:下段、31b:中段、31c:上段、32a:プーリー、32b:スナッププーリー、32c:駆動プーリー、34:インバータモータ、36:スクレーパー、37:トラフローラー、38:キャリアローラー、38a:固定部材、39:スカート、40:測定器、40x:エネルギーウィンドウ範囲、41:ボックス、41a:カバー、42:コリメータ、43:温度調整部、44:高さ調整部、45:第一遮蔽体、46:第二遮蔽体、51:モニタ、52:ウィンドウ、52a:結果ウィンドウ、52b:駆動方向ウィンドウ、52c:動作制御ウィンドウ、60:本体部、60a:上部前壁、60b:上部後壁、60c:上部側壁、60d:下部前壁、60e:下部後壁、60f:下部側壁、61:投入口、62:高さ方向中間部、63:下部、64:固定具、65:スカート、66:傾斜板、67:排出口、68:高さ調整機構、68a:ジャッキ、68b:端部(力点)、68c:操作ハンドル、68d:取付軸(支点)、68e:固定台、70:調整バー、70a:頂部、71:固定部、72:スクレーパー、72a:端部、73:高さ調整部、100:対象物、100a:上面、101:凹凸部、θ:トラフ角、A,A1,A2:測定範囲、C:カラム、F1:搬送方向(動作方向)、F2:動作方向、GL:地面、H:高さ、L1,L2:列、S1:選別エリア(HOT側)、S2:選別エリア(CLEAN側)、T1:第一停止時間、T2:選別ベルト駆動時間、T3:第二停止時間、W1:ベルト幅、N:基準値

Claims (11)

  1. 投入された対象物を一定の搬送方向へ搬送する搬送機構と、前記搬送機構で搬送中の対象物の放射線を測定する測定器と、前記搬送機構の下流端に配置され前記対象物を前記測定器の測定結果に応じて選別する選別機構と、前記搬送機構の搬送ベルト及び前記選別機構の選別ベルトの動作を制御する制御部を備える放射線測定選別装置であって、
    前記選別機構は、前記選別ベルトの動作方向が前記搬送ベルトの動作方向に交差するように配置され、正逆回転可能であり、
    前記制御部は、前記測定結果が基準値を上回った場合に、当該測定結果に対応する前記対象物の部分が前記搬送ベルトの下流端に到達する到達時刻よりも第一停止時間前の時刻に前記搬送ベルトを停止させて、前記選別ベルト上の前記対象物を外部へ排出させた後に前記搬送ベルトの停止を解除すると共に前記選別ベルトを逆回転させる放射線測定選別装置。
  2. 前記制御部は、前記測定結果が基準値を下回った場合に、当該測定結果に対応する前記対象物の部分が前記搬送ベルトの下流端に到達する到達時刻よりも第二停止時間後の時刻に前記搬送ベルトを停止させる請求項1記載の放射線測定選別装置。
  3. 前記第一停止時間は少なくとも前記測定器の測定の単位時間と等しく、前記第二停止時間は前記第一停止時間よりも長い請求項2記載の放射線測定選別装置。
  4. 前記測定器は、前記搬送ベルトに対する高さによって前記測定器の視野を限定するコリメータを有し、前記測定器のエネルギーウィンドを前記対象物における所定の放射性核種に合わせて限定する請求項1〜3のいずれかに記載の放射線測定選別装置。
  5. 前記視野における前記搬送ベルトの下方に外部の放射線を遮断する遮蔽体が設けられている請求項4記載の放射線測定選別装置。
  6. 前記コリメータの上部に外部の放射線を遮断する第二の遮蔽体が設けられている請求項5記載の放射線測定選別装置。
  7. 前記測定器の上流側に前記対象物を前記搬送ベルトに投入するホッパーを有し、前記ホッパーと前記測定器との間に前記ホッパー側に前記対象物の厚みを調整する調整手段が設けられている請求項1〜6のいずれかに記載の放射線測定選別装置。
  8. 前記対象物は、土壌、廃棄物、焼却灰、飛灰、草木類の少なくとも1つを含む放射能汚染物である請求項1〜7のいずれかに記載の放射線測定選別装置。
  9. 投入された対象物を搬送機構で一定の搬送方向へ搬送し、前記搬送機構で搬送中の対象物の放射線を測定器で測定し、前記搬送機構の下流端に配置され前記対象物を前記測定器の測定結果に応じて選別機構で選別する放射線測定選別方法であって、
    前記選別機構は、その選別機構の選別ベルトの動作方向が前記搬送機構の搬送ベルトの動作方向に交差するように配置され、正逆回転可能であり、
    前記測定結果が基準値を上回った場合に、当該測定結果に対応する前記対象物の部分が前記搬送ベルトの下流端に到達する到達時刻よりも第一停止時間前の時刻に前記搬送ベルトを停止させ、前記選別ベルト上の前記対象物を外部へ排出させた後に前記搬送ベルトの停止を解除すると共に前記選別ベルトを逆回転させる放射線測定選別方法。
  10. 前記測定結果が基準値を下回った場合に、当該測定結果に対応する前記対象物の部分が前記搬送ベルトの下流端に到達する到達時刻よりも第二停止時間後の時刻に前記搬送ベルトを停止させる請求項9記載の放射線測定選別方法。
  11. 前記第一停止時間は少なくとも前記測定器の測定の単位時間と等しく、前記第二停止時間は前記第一停止時間よりも長い請求項10記載の放射線測定選別方法。
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