JP5805550B2 - プリプレグの貼着状態検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリプレグの貼着状態を検査する技術の改良に関する。
周知のように、自動車や飛行機の機体などには、プリプレグ(例えば、カーボンプリプレグ)の積層体を焼成したものが利用される場合がある。
このプリプレグの積層体は、被貼着体の上に、積層装置を用いて複数のプリプレグが並列に配列されるように貼着することで構成される。ここで、非貼着体は、型又は型の上に積層されたプリプレグの積層体であるのが通例である。
しかしながら、積層装置によってプリプレグを自動で貼着した場合であっても、プリプレグの貼着不良が生じる場合がある。そのため、例えば、特許文献1に開示されているように、プリプレグの貼着と並行として、隣接するプリプレグの間の隙間の状態が検査される。
詳細には、特許文献1には、隣接する繊維強化プラスチックテープ(プリプレグに相当)の側端部(検査対象の隙間が形成される側のエッジ部分)にそれぞれ斜めから光を照射しながらカメラで撮像し、その得られた画像データからエッジ間の距離を検出して隙間の状態を判定することが開示されている。
特開2011−104905号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている手法の場合には、プリプレグのエッジに直接光を照射して、そのエッジを検出する必要があるため、隣接するプリプレグの間の隙間が狭くなった場合に、隙間の検出精度が低下するという問題がある。
そこで、このような問題を解決するために、次のようなプリプレグの積層装置が考えられる。
詳細には、図1(a)〜(c)に示すように、積層装置1は、積層ヘッド11と、この積層ヘッド11と一体化された貼着ローラ12とを備え、積層ヘッド11を被貼着体3に沿って移動させながら、プリプレグ4を貼着ローラ12によって被貼着体3に順次貼着する。
そして、同図(c)に示すように、この積層装置1には、照明手段としてのレーザ21と、撮像手段としてのカメラ22を有する貼着状態検査装置2が装備されており、レーザ21及びカメラ22が積層ヘッド11と一体的に移動するようになっている。なお、貼着状態検査装置2による検査は、貼着が進行中のプリプレグ4と、これに隣接する貼着済みのプリプレグ4とを対象として行われる。なお、当該検査は、貼着が完了した隣接するプリプレグ4を対象として行ってもよい。
図2に示すように、レーザ(ラインレーザ)21は、隣接するプリプレグ4の間に跨って投光線L1〜L3が形成されるように、投光線L1〜L3を含む傾斜平面に沿ってスリット光LAを照射する。このようにすれば、プリプレグ4の間に隙間Gがある場合には、プリプレグ4の厚みに対応して、プリプレグ4上に形成される投光線L1,L2と、隙間Gに対応した被貼着体3上に形成される投光線L3との間に、プリプレグの長手方向(貼着進行方向)に向いた段差が形成される。このため、このように投光線L1〜L3が形成された照射領域をカメラ22で上方から撮像すれば、図3に示すような画像データを得ることができる。そして、この画像データに基づいて検出される隙間Gの距離Aが、許容値内であるか否かを判定することでプリプレグ4の貼着状態を正確に検査することが可能となる。ここで、隙間Gの距離Aが、許容値内にある場合は、プリプレグ4の貼着が継続され、許容値内にない場合には、例えばプリプレグ4の貼着を中止するなどの対策が講じられる。なお、プリプレグ4の長手方向と直交する方向に沿って投光線L1〜L3が形成されるように、スリット光LAを照射することが好ましい。
しかしながら、このような貼着状態検査装置2であっても、次のような問題がある。
すなわち、被貼着体3は、図1(a)及び(b)に示したように、飛行機の尾翼等の形状に対応して、平面部31のみで構成されずに、湾曲部32を有する場合が多い。このように湾曲部32などの形状変化部が存在する場合には、カメラ22の撮像状態に悪影響を及ぼし、プリプレグ4の貼着状態の検査精度が低下するという問題が生じる。
本発明は、上記事情に鑑み、プリプレグを貼着する被貼着体が湾曲部などの形状変化部を有する場合であっても、プリプレグの貼着状態を正確に検査することを技術的課題とする。
上記課題を解決するために創案された本発明は、形状変化部を有する被貼着体上で隣接するプリプレグの間の隙間を検査するプリプレグの貼着状態検査装置であって、隣接するプリプレグの間に跨って投光線が形成されるように、前記投光線を含む傾斜平面に沿ってスリット光を照射する照射手段と、前記照射手段の照射領域を撮像する撮像手段と、前記撮像手段からの信号に基づいて、隣接するプリプレグの間の隙間が許容値内であるか否かを判定する判定手段と、基準位置から前記照射領域までの距離を測定する測距手段と、前記測距手段からの信号に基づいて前記撮像手段の焦点位置を調整する焦点調整手段とを備えていることに特徴づけられる。
このような構成によれば、測距手段により基準位置から照射領域(例えば、プリプレグの表面や、プリプレグ間の隙間に対応した被貼着体の表面)までの距離が測定される。このため、焦点調整手段により、撮像手段の焦点位置を逐次調整すれば、被貼着体に形状変化部が存在する場合であっても、隣接するプリプレグの間に跨るように形成される投光線を正確に撮像し、隙間の間隔を精度よく検出することができる。したがって、プリプレグの貼着状態を正確に検査すること可能となる。
上記の構成において、前記撮像手段は、前記照射領域に対して接近動又は離反動可能な可動レンズを備え、前記焦点調整手段は、前記測距手段からの信号に基づいて前記可動レンズを移動させる駆動手段を備えているものであってもよい。
このようにすれば、可動レンズの移動に伴って、撮像手段の焦点位置を簡単に調整することができる。なお、撮像手段全体を照射領域に対して接近動又は離反動することで、撮像手段の焦点位置を調整するようにしてもよい。
なお、この場合、前記駆動手段が、超音波モータであることが好ましい。
このようすれば、撮像手段の焦点位置の調整を緻密且つ迅速に行なうことができる。また、小型化を図れることができる利点もある。
上記の構成において、前記測距手段からの信号に基づいて前記照射手段の焦点位置を調整する第2の焦点調整手段を備えていることが好ましい。
すなわち、被貼着体に形状変化部が存在する場合には、照射手段の照射条件にも悪影響(投光線の線幅や明度が変動するなど)を及ぼすおそれがあるため、上記の構成のように、照射手段の焦点位置を調整することが好ましい。
上記の構成において、前記照射手段は、前記照射領域に対して接近動又は離反動可能な移動体に保持され、前記第2の焦点調整手段は、前記測距手段からの信号に基づいて前記移動体を移動させる第2の駆動手段を備えていることが好ましい。
なお、この場合、前記第2の駆動手段が、超音波モータであることが好ましい。
このようすれば、照射手段の焦点位置の調整を緻密且つ迅速に行なうと共に、装置の小型化にも寄与できる。
上記の構成において、前記撮像手段へ入射する光量を調整する光量調整手段を備えていることが好ましい。
このようにすれば、撮像手段で常に略同じ光量の光を観測することができるので、光量過多などによって、撮像手段で観測されるデータに、いわゆる白トビ(露出過多な状態)が生じることを防止することができる。このため、隣接するプリプレグの間の隙間を安定的に測定することが可能となる。特に、このような構成は、被貼着体に形状変化部が存在する場合に、有効である。これは、形状変化部で照射手段から照射される光の反射光(例えば、全反射光)の方向が変化して撮像手段に入射する光量が変動する可能性が高いためである。
上記の構成において、前記光量調整手段が、前記照射手段から照射されるスリット光の出力を調整する出力調整手段、前記撮像手段のシャッタースピードを調整するシャッタースピード調整手段、および前記撮像手段のアイリスを調整するアイリス調整手段のうち、少なくとも1つから構成されていることが好ましい。
すなわち、(1)出力調整手段でスリット光の出力自体を調整すれば、撮像に悪影響を与える反射光の光量も調整することができる。このため、強い反射光が予想される場合には、スリット光の出力を抑えればよい。(2)また、シャッタースピード調整手段で撮像手段のシャッタースピードを調整すれば、撮像手段に光が入射する時間を調整することができる。このため、強い反射光が予想される場合には、シャッタースピードを速くすればよい。(3)さらに、アイリス調整手段で撮像手段のアイリスを調整すれば、アイリスの絞りの大きさに応じて、撮像手段に入射する光量を調整することができる。このため、強い反射光が予想される場合には、アイリスを絞ればよい。そして、これら(1)〜(3)の一つを採用すれば、撮像手段に入射する光量変動に対応できるが、(1)〜(3)を適宜組み合わせることで、より確実に光量変動に対応することが可能となる。
上記の構成において、前記撮像手段の被写体深度を調整する被写体深度調整手段を備えていることが好ましい。
このようにすれば、被貼着体の形状変化部に対応する位置で、撮像手段の撮像精度が低下する事態を防止することができる。ここで、被写体深度調整手段としては、例えば、撮像手段のアイリス(例えば、電動アイリス)や、撮像手段にズーム機構を設けた場合には当該機構(例えば、電動ズーム)が挙げられる。この場合、アイリスを絞ったり、広角側にズーム機構を調整すれば、被写体深度を深く(パンフォーカス)して、形状変化部で撮像手段の撮像精度が低下する事態を防止することができる。
本発明によれば、プリプレグを貼着する被貼着体が湾曲部などの形状変化部を有する場合であっても、プリプレグの貼着状態を正確に検査することができる。
(a)は、プリプレグの積層装置の一例を示す概念図、(b)は、その積層装置によるプリプレグの貼着作業の状況を示す概念図、(c)は、その積層装置に装備されたプリプレグの貼着状態検査装置の一例を示す概念図である。 図1に示す貼着状態検査装置による検査作業の状況を示す概念図である。 図2の状況で、撮像手段(カメラ)で撮像される画像データの一例を示す概念図である。 本発明の第1実施形態に係るプリプレグの貼着状態検査装置を示す概念図である。 本発明の第1実施形態に係るプリプレグの貼着状態検査装置を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るプリプレグの貼着状態検査装置による検査状況を示す図であって、(a)は序盤の状態、(b)は中盤の状態、(c)は終盤の状態をそれぞれ示す。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して説明する。なお、既に説明した図1〜図3に係る事項については、同様であるので詳しい説明は省略する。
<第1実施形態>
図4に示すように、本発明の第1実施形態に係るプリプレグの貼着状態検査装置2は、照射手段としてのレーザ21と、レーザ21の照射領域を撮像する撮像手段としてのカメラ22と、カメラ22からの信号に基づいて、隣接するプリプレグ4の間の隙間Sが許容値内であるか否かを判定する判定手段として機能する制御手段24と、基準位置から照射領域までの距離を測定する測距手段としてのレンジセンサ23とを備えている。なお、図中では、便宜上、カメラ22とレンジセンサ23とを、プリプレグ4の貼着進行方向に隣接して図示しているが、実際には、両者は、図5に示すように、プリプレグ4の貼着進行方向と直交する方向(プリプレグ4の幅方向)に隣接して配置されている。
ここで、レンジセンサ23としては、光波式や音波式などが採用できる。また、レンジセンサ23で測定された距離と、実際のカメラ22から照射領域までの距離との間の差分は、予め補正関数として与えられている。同様に、レンジセンサ23で測定された距離と、実際のレーザ21から照射領域までの距離との間の差分は、予め補正関数として与えられている。また、照射手段は、レーザ21に限定されるものではなく、非コヒーレント光を照射するLED等の照明も採用できる。
制御手段24は、レンジセンサ23からの測距信号に基づいてカメラ22の焦点位置を調整する第1焦点調整手段25と、レンジセンサ23からの測距信号に基づいてレーザ21の焦点位置を調整する第2焦点調整手段26とを備えている。
カメラ22は、図示しない可動レンズをその光軸方向に前後動させるモータ(例えば、超音波モータ)27を内蔵している。
レーザ21は、上下方向に延在するレール28上を上下動する移動体29に搭載されている。移動体29は、図示しないモータ(例えば、超音波モータ)によって駆動される。なお、移動体29は、上下方向に伸縮するシリンダー等の先端に支持されていてもよい。
第1焦点調整手段25は、レンジセンサ23から入力される測距信号に基づいて、カメラ22に内蔵されたモータ27を駆動して、カメラ22の可動レンズを光軸方向に前後動させる。これにより、カメラ22の焦点位置は、レンジセンサ23の測距信号に応じて自動的に調整される。
一方、第2焦点調整手段26は、レンジセンサ23から入力される測距信号に基づいて、移動体29に接続されたモータを駆動して、移動体29と一体的にレーザ21を光軸方向に前後動させる。これにより、レーザ21の焦点位置は、レンジセンサ23の測距信号に応じて自動的に調整される。
したがって、被貼着体(型又はプリプレグの積層体)3に湾曲部32等の形状変化部が存在する場合でも、レーザ21とカメラ22の焦点位置がそれぞれ適正に調整されるため、図3に示したような画像データを確実に取得することができる。よって、被貼着体3の形状変化部に影響されることなく、プリプレグ4の貼着状態を正確に検査することができる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係るプリプレグの貼着状態検査装置2が、第1実施形態と相違するところは、カメラ22へ入射する光量を調整する光量調整手段と、カメラ22の被写体深度を調整する被写体深度調整手段とを備えている点にある。以下では、かかる相違点についてのみ説明する。
光量調整手段は、レーザ21から照射されるスリット光の出力を調整する出力調整手段、カメラ22のシャッタースピードを調整するシャッタースピード調整手段、およびカメラのアイリスを調整するアイリス調整手段のうち、少なくとも1つから構成される。この光量調整手段により、カメラ22に入射する光量が略一定になるように調整する。
被写体深度調整手段は、カメラのアイリスを調整するアイリス調整手段、およびカメラのズームを調整するズーム調整手段のうち、少なくとも1つから構成される。この被写体深度調整手段により、被貼着体3の形状が変動しても、投光線L1〜L3が鮮明に観測できるように、カメラ22の被写体深度を調整する。
このようにすれば、被貼着3に湾曲部32が存在する場合でも、白トビや、ピンボケ等の不具合が発生するのを防止できるので、隣接するプリプレグ4の間の隙間を正確に検査することができる。
光量調整手段および被写体深度調整手段は、例えば、次のようにして調整量を変化させる。
すなわち、図6(a)〜(c)に示すように、非貼着体3の傾斜角θに応じて、光量調整手段や、被写体深度調整手段による調整量が予め記憶されている。
ここで、この実施形態では、傾斜角θは、カメラ22から下ろした垂線と非貼着体3(又はプリプレグ4)の表面との交点P1と貼着ローラ12の外周上の最下点P2を結ぶ線分P1P2と水平線とのなす角に設定されている。図中において、貼着ローラ12とカメラ22の相対的な位置関係は変動しないため、MとLは予め既知である。また、L1は、レンジセンサ23の測定結果から順次検出される。したがって、次式で求められる。
θ=tan-1((L−L1)/M)・・・・・(1)
なお、同図(b)の場合(平面部の場合)、L1=Lとなるので、θは零となる。一方、同図(a)の場合、L−L1>0となることからθは正となる。同図(c)の場合、L−L1<0となることからθは負となる。このθの正負によって、被貼着体3の傾きの向きを判断することができる。
以上のようにしてθを演算しながら、θの変化に応じて、光量調整手段と被写体深度調整手段のそれぞれの調整量を変化させる。
詳細には、同図(a)の場合、レーザ21から照射されるスリット光が浅い入射角で被貼着体3(又はプリプレグ4)の表面に入射するため、反射光Rがカメラ22に直接入射することはない。同図(b)の場合、レーザ21から照射されるスリット光が徐々に深い入射角で被貼着体3(又はプリプレグ4)の表面に入射するものの、反射光Rがカメラ22に直接入射する可能性は低い。これに対し、同図(c)の場合、レーザ21から照射されるスリット光が深い入射角で被貼着体3(又はプリプレグ4)の表面に入射するため、反射光Rがカメラ22で直接観測されるおそれがある。このため、同図(a)〜(c)に示すように、θが変化するに連れて、光量調整手段により光量を絞り、同図(a)〜(c)のいずれの状態でもほぼ同程度の光量になるように調整する。一方、被写体深度調整手段は、同図(a)〜(c)のいずれの状態でも、スリット光の投光線L1〜L3(図2を参照)が鮮明に観測できるように、被写体深度を可及的に深く設定する。なお、この実施形態では、同図(a)〜(c)に亘って、被写体深度は一定であるが、θの変化に伴って被写体深度を変化させてもよい。
ここで、実用上は、同一品種の複数の被貼着体3にプリプレグ4を1m/s以上の速度で貼着する作業を繰り返すことが要請される場合がある。この場合、θを演算しながら、光量調整手段や被写体深度調整手段によってそれぞれの調整量を変化させようとすると、例えば30コマ/秒の撮影(1コマ33ms)で上記要請を満足することが困難になるおそれがある。
そこで、この場合には、同一品種の被貼着体3にプリプレグ4の貼着作業を繰り返す際に、最初の被貼着体3に対しては、例えば、0.5m/s(通常の貼着速度の約半分)程度の低速でプリプレグ4を貼着し、θと、光量調整手段や被写体深度調整手段によってそれぞれの調整量との関係を記憶させる(レコーディング(ティーチング)工程)。そして、後続の同一品種の被貼着体3に対しては、予め記憶させた調整量になるように、光量調整手段や被写体深度調整手段を動作させる。
また、積層装置1には、被貼着体3にプリプレグ4を貼着するための数値制御(NC)データが格納されているので、このNCデータをθの代わりに利用して、光量調整手段や被写体深度調整手段の調整量を変化させるようにしてもよい。すなわち、被貼着体3の表面を示す3次元データ(或いは表面を示す標高データ)が存在する場合には、これをθの代わりに利用してもよい。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の形態で実施することができる。例えば、第1の実施形態では、カメラ22の可動レンズを移動させる場合を説明したが、カメラ22全体をその光軸方向にスライド移動させて焦点位置を調整するようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、貼着状態検査装置2が、積層装置1と一体である場合を説明したが、別体で構成されていてもよい。
1 プリプレグの積層装置
11 積層ヘッド
12 貼着ローラ
2 プリプレグの貼着状態検査装置
21 レーザ
22 カメラ
23 レンジセンサ
24 制御手段
25 第1焦点調整手段(カメラ用)
26 第2焦点調整手段(レーザ用)
3 被貼着体
4 プリプレグ
L1,L2,L3 投光線
LA スリット光
S 隙間

Claims (7)

  1. 形状変化部を有する被貼着体上で隣接するプリプレグの間の隙間を検査するプリプレグの貼着状態検査装置であって、
    隣接するプリプレグの間に跨って投光線が形成されるように、前記投光線を含む傾斜平面に沿ってスリット光を照射する照射手段と、前記照射手段の照射領域を撮像する撮像手段と、前記撮像手段からの信号に基づいて、隣接するプリプレグの間の隙間が許容値内であるか否かを判定する判定手段と、基準位置から前記照射領域までの距離を測定する測距手段と、前記測距手段からの信号に基づいて前記撮像手段の焦点位置を調整する焦点調整手段とを備えていることを特徴とするプリプレグの貼着状態検査装置。
  2. 前記撮像手段は、前記照射領域に対して接近動又は離反動可能な可動レンズを備え、
    前記焦点調整手段は、前記測距手段からの信号に基づいて前記可動レンズを移動させる駆動手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のプリプレグの貼着状態検査装置。
  3. 前記測距手段からの信号に基づいて前記照射手段の焦点位置を調整する第2の焦点調整手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のプリプレグの貼着状態検査装置。
  4. 前記照射手段は、前記照射領域に対して接近動又は離反動可能な移動体に保持され、
    前記第2の焦点調整手段は、前記測距手段からの信号に基づいて前記移動体を移動させる第2の駆動手段を備えていることを特徴とする請求項3に記載のプリプレグの貼着状態検査装置。
  5. 前記撮像手段へ入射する光量を調整する光量調整手段を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のプリプレグの貼着状態検査装置。
  6. 前記光量調整手段が、前記照射手段から照射されるスリット光の出力を調整する出力調整手段、前記撮像手段のシャッタースピードを調整するシャッタースピード調整手段、および前記撮像手段のアイリスを調整するアイリス調整手段のうち、少なくとも1つから構成されていることを特徴とする請求項5に記載のプリプレグの貼着状態検査装置。
  7. 前記撮像手段の被写体深度を調整する被写体深度調整手段を備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載するプリプレグの貼着状態検査装置。
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