JP2005148231A - 微小部品貼り合わせ装置及び微小部品貼り合わせ方法 - Google Patents

微小部品貼り合わせ装置及び微小部品貼り合わせ方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の微小部品の相対距離を測定して複数の微小部品の貼り合わせを行う際に、実際に相対距離を制御すべき微小部品の面の位置制御を正しく行うことができるようにすること。
【解決手段】駆動部5によって、第1の微小部品11と第2の微小部品12との貼り合わせ方向に関する相対位置を変化させ、このときの第1の微小部品11と第2の微小部品12との向かい合う2つの面の位置を間隔検出部6で検出する。この検出値に基づき、第1の微小部品11と第2の微小部品12との間の距離を演算部7で演算し、この演算した距離が所定値となるように駆動部5を制御する。間隔検出部6は、向かい合う2つの面の検出を、第1の微小部品11と第2の微小部品12の貼り合わせ方向に対して略平行な方向から行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、微小部品の実装や組立等の工程において、微小部品同士の間隔を高精度に保って貼り合わせることが可能な微小部品貼り合わせ装置及び微小部品貼り合わせ方法に関する。
光デバイス等の分野では、複数の微小部品の相対位置を高精度に決定して実装することが重要な場合がある。例えば、光デバイスにおいて、光損失をできるだけ少なくするためには、光源であるレーザダイオードの出射部位とその導波路素子の入射部位とを厳密に一致させる必要がある。
このように複数の微小部品の相対位置を高精度に一致させる技術としては、例えば、特許文献1のような技術が提案されている。この特許文献1の提案において、微小部品の水平方向の位置決めはマーカを利用して行う。一方、垂直方向の位置決めは、基板上に形成された光導波路素子の上面位置を基準として、まず、光導波路とレーザダイオードとの当接位置をロードセルセンサによって測定する。または、光導波路の上面位置及びレーザダイオードの下面位置を双方向測長器によって測定する。そして、この測定した位置を基準として光導波路とレーザダイオードの垂直方向位置決めを行う。これらの手法では、水平方向はもとより、垂直方向についても高精度に位置決めを行うことが可能である。
また、特許文献2において提案されている技術では、半導体部品と実装基板とを貼り合わせる際に、これら2つの間の相対距離を、ボンディングツールの側方に設置された検出手段によって検出し、この検出手段で検出した相対距離に基づいて精度の高い貼り合わせを行うものである。
特開2001−332803号公報 特開平9−153525号公報
特許文献1の技術を応用して、2つの微小部品、例えば上記光導波路とレーザダイオードの垂直方向の位置決めを行って、これら2つの微小部品の間隔を作業者の所望する値に精度良く一致させて貼り合わせる場合を考える。しかしながら、上述した2つの微小部品の当接位置を予め測定する手法或いは2つの微小部品の初期位置を測定する手法の何れも、2つの微小部品貼り合わせを行う前に、2つの微小部品の貼り合わせ位置の基準となる位置を測定しなければならないので作業工程数が多くなる。
また、最初に設定した2つの微小部品の貼り合わせの基準となる位置と2つの微小部品の実際の貼り合わせ位置との相対位置が、2つの微小部品の貼り合わせ時においても維持されているかどうかは定かではない。即ち、前述した何れの手法を用いても、貼り合わせ動作中の2つの微小部品間の距離を知ることはできないので、2つの微小部品間の距離を作業者の所望する値に精度良く一致させて貼り合わせることは困難である。
また、この場合に、2つの微小部品の貼り合わせの基準となる位置と2つの微小部品の貼り合わせ位置との相対位置を2つの微小部品の貼り合わせ時においても維持させるためには、2つの微小部品の移動方向などの多くの相対位置を事前に厳密に調整する必要があり、非常に手間がかかる。
更に、特許文献2では、半導体部品と実装基板との相対距離を、ボンディングツールの側方、即ち半導体部品及び実装基板の側方から検出する。ここで、実際に相対距離の制御を行う必要があるのは、半導体部品の下面と実装基板の上面との間の相対距離である。しかしながら、特許文献2の手法では、これらの面に何らかの外乱が生じている場合に、距離の検出誤差が大きくなる。結果、正しい位置制御を行うことができないおそれがある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、複数の微小部品の相対距離を測定して複数の微小部品の貼り合わせを行う際に、実際に相対距離を制御すべき微小部品の面の位置制御を正しく行うことができる微小部品貼り合わせ装置及び微小部品貼り合わせ方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様の微小部品貼り合わせ装置は、第1の面を有する第1の微小部品を載置する載置部と、上記第1の面と対向する第2の面を有する第2の微小部品を保持する保持部と、上記載置部又は上記保持部の少なくとも一方を移動させて、上記第1の微小部品と上記第2の微小部品との貼り合わせ方向に関する相対位置を変化させる駆動部と、この駆動部により上記第1の微小部品と上記第2の微小部品の貼り合わせ方向の相対位置を変化させているときに、上記第1の面の位置と上記第2の面の位置とをそれぞれ検出する間隔検出部と、この間隔検出部の検出結果に基づき、上記第1の面と上記第2の面との間の距離を演算する演算部と、この演算部で演算した上記第1の面と上記第2の面との間の距離が所定の貼り合わせ位置に相当する値となるように上記駆動部を制御する駆動制御部とを具備し、上記間隔検出部は、上記検出を、上記第1の微小部品と上記第2の微小部品の貼り合わせ方向に対して略平行な方向から行う。
この第1の態様においては、貼り合わせ動作中に間隔検出部にて第1の微小部品の第1の面と第2の微小部品の第2の面が、それらの貼り合わせ方向と略平行な方向から検出される。そして、これらに基づいて演算部によって貼り合わせ動作中の第1の微小部品と第2の微小部品との距離が算出される。この距離の変化に基づいて、第1の微小部品と第2の微小部品との間の距離が希望の値となるように、駆動制御部は駆動部の移動量や移動速度の指令が変更されることにより、微小部品の距離を希望する値に精度良く一致させて、複数の微小部品が貼り合わされる。
即ち、貼り合わせ動作中の第1の微小部品と第2の微小部品との実際の距離の変化に応じて駆動部の駆動量や駆動速度などを指令しているので、接合部材の硬化収縮や、熱などによる各部の変形があっても微小部品間の距離を希望する値に精度良く一致させて、複数の微小部品を貼り合わせることができる。また、実際に制御すべき面の位置を検出するようにしているので、微小部品の外乱による誤差を小さくすることができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第2の態様の微小部品貼り合わせ装置は、第1の態様において、上記間隔検出部は、上記貼り合わせ方向に対して略平行な方向から上記第1の微小部品と上記第2の微小部品の画像を撮像する撮像部を含み、上記演算部は、上記撮像部によって撮像した画像に基づいて、上記第1の面と上記第2の面との間の距離を演算する。
この第2の態様においては、撮像部により撮像された、第1の微小部品及び第2の微小部品の画像に基づいて第1の微小部品の第1の面と第2の微小部品の第2の面との間の距離が演算される。
即ち、撮像した画像から距離を算出する際の判定条件などは、第1と第2の微小部品に合わせて自在に設定できるので、多種の第1と第2の微小部品について、撮像部を交換したり、精密に調整したりすることなく、微小部品の距離を希望する値に精度良く一致させて、複数の微小部品を貼り合わせることができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第3の態様の微小部品貼り合わせ装置は、第1の態様において、上記間隔検出部は、上記第1の微小部品と上記第2の微小部品に光を投光し、これら第1の微小部品及び第2の微小部品からの反射光を受光する投受光部を含み、上記演算部は、上記投受光部によって受光した反射光に基づいて、上記第1の面と上記第2の面との間の距離を演算する。
この第3の態様においては、投受光部により第1の微小部品及び第2の微小部品へ集光する測定光が出射され、それらの反射光が投受光部で受光される。これら受光された反射光に基づいて第1の微小部品の第1の面と第2の微小部品の第2の面との間の距離が演算される。
即ち、受光した反射光から距離を算出する際の判定条件などは、第1と第2の微小部品に合わせて自在に設定できるので、多種の第1と第2の微小部品について、投受光部を交換したり、精密に調整したりすることなく、微小部品の距離を希望する値に精度良く一致させて、複数の微小部品を貼り合わせることができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第4の態様の微小部品貼り合わせ装置は、第1から第3の態様において、上記載置部は、上記間隔検出部によって上記第1の面の位置と上記第2の面の位置とを検出するための窓部を有している。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第5の態様の微小部品貼り合わせ装置は、第4の態様において、上記窓部は、光を透過する透過部材で構成されている。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第6の態様の微小部品貼り合わせ装置は、第4の態様において、上記窓部は、光を通過させるための抜き窓構造で構成されている。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第7の態様の微小部品貼り合わせ装置は、第4の態様において、上記窓部は、光を透過させるための多孔板構造で構成されている。
これら第4から第7の態様においては、間隔検出部の測定を妨げることがないような窓部を設けることにより、より確実に第1の面と第2の面とを検出することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第8の態様の微小部品貼り合わせ装置は、第1の態様において、上記載置部と上記保持部との相対位置を変化させるための移動部を更に具備し、上記間隔検出部は、上記移動部の内部に設けられている。
この第8の態様においては、間隔検出部を移動部の内部に設置しているので、微小部品の供給や排出のための機構などの妨げとなることなく、微小部品の距離を希望する値に精度良く一致させて、複数の微小部品を貼り合わせることができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第9の態様の微小部品貼り合わせ装置は、第1から第4の態様において、上記演算部は、上記第1の面と上記第2の面とがなす角度を演算することを更に行う。
この第9の態様においては、貼り合わせ動作中の微小部品の実際の角度が希望の値であることを確認することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第10の態様の微小部品貼り合わせ方法は、互いに対向して配置される第1の微小部品と第2の微小部品との間で向かい合う2つの面の位置をそれぞれ検出し、これら検出した2つの面の位置に基づいて、上記2つの面の間の初期距離を算出する初期距離算出工程と、上記初期距離演算工程によって得られた初期距離を基準として、上記2つの面の間の距離が所定値となるように、上記第2の微小部品を上記第1の微小部品との貼り合わせ方向に移動させる移動工程と、上記移動工程の後、再び上記2つの面の位置を検出し、これら検出した2つの面の位置に基づいて上記2つの面の間の距離を算出すると共に、この算出した距離が所定値となるように調整を行う調整工程と、上記調整工程の後、再び上記2つの面の位置を検出し、これら検出した2つの面の位置に基づいて上記2つの面の間の距離を算出すると共に、この算出した距離が上記所定値を保つように調整しつつ上記第1の微小部品と上記第2の微小部品とを貼り合わせ固定する調整貼り合わせ工程とを有し、上記初期距離演算工程、上記調整工程、及び上記調整貼り合わせ工程のうちの少なくとも1つ以上の工程における、上記2つの面の位置の検出を、上記貼り合わせ方向と略平行な方向から行う。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第11の態様の微小部品貼り合わせ方法は、第10の態様において、上記初期距離演算工程、上記調整工程、及び上記調整貼り合わせ工程のうちの少なくとも1つの工程は、上記第1の微小部品の画像と上記第2の微小部品の画像とを、焦点位置及び撮像位置を変えながら複数回撮像し、これら撮像された複数の画像に基づいて上記2つの面の位置を検出し、これら検出した2つの面の位置に基づいて、上記2つの面の間の距離を算出する。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第12の態様の微小部品貼り合わせ方法は、第10又は第11の態様において、上記初期距離演算工程、上記調整工程、及び上記調整貼り合わせ工程のうちの少なくとも1つの工程は、上記第1の微小部品と上記第2の微小部品とに光を集光させて照射し、この照射光を貼り合わせ方向に走査し、このときの上記第1の微小部品及び上記第2の微小部品からの反射光に基づいて上記2つの面の位置を検出し、これら検出した2つの面の位置に基づいて、上記2つの面の間の距離を算出する。
本発明によれば、複数の微小部品の相対距離を測定して複数の微小部品の貼り合わせを行う際に、実際に相対距離を制御すべき微小部品の面の位置制御を正しく行うことができる微小部品貼り合わせ装置及び微小部品貼り合わせ方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る微小部品貼り合わせ装置の構成を示す斜視図である。この第1の実施形態の微小部品貼り合わせ装置1は、次のように構成されている。
即ち、図1において、載置プレート2には第1の微小部品11が載置される。この第1の微小部品11の貼り合わせ対象である第2の微小部品12は、第1の微小部品11と対向するように配置され保持部3で保持される。このときの保持の手法としては、例えば保持部3に図示しない吸着孔を設けておき、真空吸着により第1の微小部品12を保持させる。
また、載置プレート2は、移動部4に連結されている。図2は、移動部4の周辺を拡大して一部断面で示す正面図である。図2に示すように、移動部4は、XY移動テーブル41と、θ回転テーブル42と、αβチルトテーブル43とにより構成されている。ここで、XY移動テーブル41は、載置プレート2を図面の水平方向に移動させることにより、載置テーブル2と保持部3との水平直進方向の相対位置を変更するものである。また、θ回転テーブル42は、載置プレート2を回転させることにより、載置プレート2と保持部3との水平回転方向(θ)の相対位置を変更するものである。更に、αβチルトテーブル43は、載置プレート2を傾けるためのものである。
また、移動部4、即ちXY移動テーブル41、θ回転テーブル42、及びαβチルトテーブル43は、中空構造となっており、その中空部に間隔検出部6が設置されている。即ち、この間隔検出部6によって、第1の微小部品11と第2の微小部品との間の相対距離が検出される。ここで、載置プレート2の一部には、間隔検出部6による測定を妨げないための窓部21が設けられている。また、この窓部21には、光を透過させる部材、例えばガラスプレート211がはめ込まれている。
更に、保持部3は、駆動部5に連結されている。駆動部5は、保持部3を、第1の微小部品11との貼り合わせ方向(図中上下方向)に移動させることが可能である。これにより、第1の微小部品11と第2の微小部品12との相対距離を貼り合わせ方向に対して変更可能である。
次に、間隔検出部6について説明する。間隔検出部6は、図1に示すように、撮像位置変更部61と撮像部62とにより構成されている。これを、図2を参照して更に詳しく説明する。
図2に示すように、第1の実施形態における撮像位置変更部61は、XY移動テーブル611である。このXY移動テーブル611は、XY移動テーブル41と同様の構成を有している。即ち、XY移動テーブル611により、載置プレート2と撮像部62との水平方向(XY)の相対位置を変えることができるように構成されている。
撮像部62は、その撮像方向(測定軸)が上記貼り合わせ方向と略平行になるように、XY移動テーブル611を介して図示しない架台部に固定されている。更に、この撮像部62には、撮影レンズ621、焦点調節部622、及び照明623が設けられている。
即ち、間隔検出部6は、撮影レンズ621を介して撮像部62に内蔵された図示しない受光素子上に結像した第1の微小部品11や第2の微小部品12の像を電気信号に変換する。その後、この電気信号に画像処理を施して画像信号を生成し、この画像信号と、焦点調節部622における撮影レンズ621の合焦位置情報と、XY移動テーブル611における撮像部62の撮像位置情報とを演算部7に出力する。
そして、演算部7は合焦演算を行い、撮影レンズ621の合焦位置を検出する。そして、上記画像信号、上記合焦位置情報、及び上記撮像位置情報から、第1の微小部品11の第2の微小部品12とで向かい合う2つの面、図1では第1の微小部品11の上面(第1の面)と第2の微小部品12の下面(第2の面)との間の距離、及び第1の微小部品11に対する第2の微小部品12の傾き(角度)を演算する。
図1において、移動部4、駆動部5、撮像位置変更部61、及び演算部7は駆動制御部8に接続されている。駆動制御部8は、演算部7による第1の微小部品11と第2の微小部品12との間の距離、及び第1の微小部品11に対する第2の微小部品12の傾きの演算結果に基づいて、移動部4、駆動部5、撮像位置変更部61を駆動させて、載置プレート2や保持部3、及び間隔検出部6の移動速度などを制御する。
ここで、第1の微小部品11の上面(図1において、第2の微小部品12と対向する面)には接合部材9が配置されている。即ち、第1の微小部品11と第2の微小部品12とは、最終的に接合部材9を介して貼り合わされる。
次に、このような構成を有する微小部品貼り合わせ装置を用いた微小部品貼り合わせ方法について図3を参照して説明する。ここで、以後の説明を簡単にするために、第2の微小部品12の大きさは、図1に示すように第1の微小部品11の大きさよりも大きい場合を仮定する。
まず、貼り合わせの準備として、作業者は、載置プレート2のガラスプレート211上に第1の微小部品11を載置する。次に、第2の微小部品12を真空吸着などの手法で保持部3に保持させる。そして、駆動制御部8によって、XY移動テーブル41及びθ回転テーブル42を移動させて、第1の微小部品11と第2の微小部品12の水平方向(XY)の相対位置及び回転方向(θ)の相対位置を所定値に合わせる。
更に、第1の微小部品11の下面(ガラスプレート211と接触する面)のエッジ部(以下、下面エッジと称する)111が、図4に示すように撮像部62の検出視野内に入るように、XY移動テーブル611によって撮像部62を移動させる。これにより、第1の微小部品11の下面エッジ111が撮像部62の合焦範囲内に入る。
次に、この状態で第1の微小部品11の上面と第2の微小部品12の下面との間の距離と第1の微小部品11に対する第2の微小部品12の傾き(角度)を算出する(ステップS1)。以上の工程が初期距離算出工程である。ここで、第1の微小部品11の上面と第2の微小部品12の下面との距離及び角度の算出手法について以下に説明する。ここで、距離及び角度の算出の前に、予め第1の微小部品11の厚さ情報を演算部7の図示しないメモリ内に別途記憶させておくものとする。
まず、図5に示す第1の微小部品11の下面エッジ111付近の画像信号を、ガラスプレート211を介して撮像部62によって取得する。
その後、焦点調節部622により、撮影レンズ621の焦点位置を変えながら、例えば画像信号を用いたコントラスト抽出処理などによって、撮影レンズ621の合焦位置を検出する。このような合焦位置検出処理は、演算部7で行う。その後、第1の微小部品11の下面エッジ111付近での、撮影レンズ621の合焦位置情報とXY移動テーブル611の撮像位置情報とを演算部7のメモリに一時的に記憶させる。
次に、下面エッジ111とはXY方向が共に異なる位置に存在する第1の微小部品11の下面エッジ112が、撮像部62の撮像視野内に入るように、XY移動テーブル611によって撮像部62を移動させる。そして、上記と同様にして第1の微小部品11の下面エッジ112に撮影レンズ621の焦点を合わせ、そのときの撮像位置情報と合焦位置情報とを演算部7内のメモリに一時的に記憶させる。これらは、先に記憶させた撮像位置情報及び合焦位置情報とは別途に記憶させる。
更に、下面エッジ111及び下面エッジ112とXY方向の何れかの位置が異なる位置に存在する第1の微小部品11の下面エッジ113が、撮像部62の撮像視野内に入るように、XY移動テーブル611により撮像部62を移動させる。そして、上記と同様にして第1の微小部品11の下面エッジ113に撮影レンズ621の焦点を合わせ、そのときの撮像位置情報と合焦位置情報とを演算部7内のメモリに一時的に記憶させる。
その後、第1の微小部品11における3箇所の下面エッジ111、112、及び113の撮像位置情報と合焦位置情報とに基づいて、演算部7において第1の微小部品11の下面の位置及び傾き(角度)を算出する。
次に、第2の微小部品12の下面(第1の微小部品11と対向する面)エッジ121が、撮像部62の撮像視野内に入るように、XY移動テーブル611により撮像部62を移動させる。同時に、予め求めた第2の微小部品12の下面と第1の微小部品11の上面に配された接合部材9とが接する直前の位置まで、駆動部5を下降駆動させる。これにより、第2の微小部品12の下面エッジ121が撮像部62の合焦範囲に入る。
その後、撮影レンズ621の焦点を第2の微小部品12の下面エッジ121に撮影レンズ621の焦点を合わせ、そのときの合焦位置情報と撮像位置情報とを演算部7内のメモリに一時的に記憶させる。
次に、下面エッジ121とはXY方向の位置が共に異なる第2の微小部品12の下面エッジ122が、撮像部62の撮像視野内に入るように、XY移動テーブル611により撮像部62を移動させる。そして、上記と同様にして第2の微小部品12の下面エッジ122に撮影レンズ621の焦点を合わせ、そのときの撮像位置情報と合焦位置情報とを演算部7内の図示しないメモリに一時的に記憶させる。
更に、下面エッジ121及び下面エッジ122とXY方向の何れかの位置が異なる位置に存在する第2の微小部品12の下面エッジ123が、撮像部62の撮像視野内に入るように、XY移動テーブル611により撮像部62を移動させる。そして、上記と同様にして第2の微小部品12の下面エッジ123に撮影レンズ621の焦点を合わせ、そのときの撮像位置情報と合焦位置情報とを演算部7内のメモリに一時的に記憶させる。
その後、第2の微小部品12における3箇所の下面エッジ121、122、及び123の撮像位置情報と合焦位置情報とに基づいて、演算部7において第2の微小部品12の下面の位置及び傾きを算出する。
そして、第1の微小部品11の下面の位置と傾き、第2の微小部品12の下面の位置と傾き、及び第1の微小部品11の厚さ情報から、演算部7において第1の微小部品11の上面と第2の微小部品12の下面との間の距離及び第1の微小部品11に対する第2の微小部品12の傾き(角度)を算出する。
以上の初期距離算出工程の後、これらに基づいて駆動制御部8は、傾き方向の移動量や移動速度の指令をαβチルトテーブル43に送る(ステップS4)。このように、αβチルトテーブル43により、載置プレート2と保持部3の傾き方向の相対位置を変更することで、第1の微小部品11の上面と第2の微小部品12の下面とのなす角度を作業者の希望の角度に調整することができる。
なお、撮像部62は、常に第1の微小部品11の下面エッジ及び第2の微小部品12の下面エッジを検出している。即ち、駆動制御部8は、演算部7によって算出された第1の微小部品11の上面と第2の微小部品12の下面とのなす角度が所定値であるか否かを判定し、第1の微小部品11の上面と第2の微小部品12の下面とのなす角度が所定値となるまで、第1の微小部品11の上面と第2の微小部品12の下面の傾きの演算及び傾き調整を繰り返し行う。
次に、駆動制御部8は、第1の微小部品11の上面と第2の微小部品12の下面との間の距離が所定値となるように、駆動部5を下降駆動させる(ステップS2)。以上の工程が移動工程である。
この時も、撮像部62は、常に第1の微小部品11の下面エッジ及び第2の微小部品12の下面エッジを検出している。即ち、駆動制御部8は、演算部7によって算出された第1の微小部品11の上面と第2の微小部品12の下面との間の距離及び角度が所定値であるか否かを判定し、第1の微小部品11の上面と第2の微小部品12の下面との間の距離及び角度が所定値となるまで、第1の微小部品11の上面と第2の微小部品12の下面との間の距離と角度の演算、及びこれらの調整を繰り返し行う(ステップS3)。以上の工程が調整工程である。
第1の微小部品11の上面と第2の微小部品12の下面との間の距離が所定値になった後、第1の微小部品11の上面と第2の微小部品12の下面の距離と角度が所定値を保つように、第1の微小部品11と第2の微小部品12とを、接合部材9を介して貼り合わせ固定する(ステップS4)。以上の工程が調整貼り合わせ工程である。
このように、第1の実施形態によれば、第1の微小部品11の上面と第2の微小部品12の下面との距離及び角度が所定値を保つように、移動部4や駆動部5に対して移動量や移動速度の指令を送るようにするので、第1の微小部品11と第2の微小部品12の距離と角度を精密に制御して貼り合わせ固定することができる。
また、第2の微小部品12(チップ等)と第1の微小部品11(基板等)との相対距離を、相対距離を制御すべき面の位置を直接検出して演算しているので、チップの状態などの外乱による誤差を小さくして、相対距離を演算することができる。
更に、第1の実施形態では、間隔検出部6が移動部4の内部に設置されている。このため、載置プレート2や保持部3の周囲に構造物が存在せず、微小部品の供給や排出を容易に行うことができる。
ここで、第1の実施形態では、載置プレート2と保持部3との相対位置の変更は、載置プレート2を水平直進方向、水平回転方向、及び傾き方向に移動させ、保持部3を貼り合わせ方向に移動させる場合について説明している。しかしながら、保持部3を水平直進方向に移動させる手法や載置プレート2と保持部3とをそれぞれ水平1方向に移動させる方法などの多くの手法も考えることができ、これらの何れかに特定されるものではない。
また、第1の微小部品11、第2の微小部品12、及び接合部材9等の形状等は、図1で示した形状に限るものではない。
更に、載置プレート2と保持部3の貼り合わせ方向の相対位置や、保持部3と駆動部5の相対位置、保持部3に作用している荷重などを検出し、これら検出した値を、演算部7で算出した第1の微小部品11の上面と第2の微小部品12の下面との距離と角度の演算結果と比較等して、これに基づいて駆動制御部8により移動部4や駆動部5に移動量や移動速度の指令を行うようにしても良い。
また、第1の実施形態では、第1の微小部品11の下面エッジと第2の微小部品12の下面エッジの合焦位置から、第1の微小部品11の上面と第2の微小部品12の下面の位置と傾きを算出する場合について説明している。しかしながら、第1の微小部品11の下面と第2の微小部品12の下面に合焦判定用のマークを設けたり、第1の微小部品11の下面と第2の微小部品12の下面に配線パターンなどが設けられている場合には、第1の微小部品11の下面と第2の微小部品12の下面と配線パターンとの稜部などを用いて合焦判定を行っても構わない。
更に、撮像部62が赤外光による撮像が可能な構造であれば、窓部21には赤外光を透過するシリコンプレートなどをはめ込むようにしても良いし、撮像部62がX線による撮像が可能な構造であれば、窓部21にX線を透過する非金属プレートなどをはめ込むようにしても良いなど、窓部21にも多くの例が考えられる。
また、第1の実施形態では、第2の微小部品12の下面エッジを撮像部62によって確実に撮像することができるように、第2の微小部品12の大きさを第1の微小部品11の大きさよりも小さく設定している。しかしながら、撮像部62による撮像が可能であれば、第1の微小部品11に撮像用の穴を設けるようにしても良い。
更に、撮像部62が赤外光による撮像が可能な構造であり、第1の微小部品11の材質が赤外光を透過するシリコンなどの場合には、第2の微小部品12の大きさを第1の微小部品11の大きさよりも小さく設定したり、第1の微小部品に撮像用の穴を設けたりすることなしに、第2の微小部品12の下面エッジを撮像しても良い。また、撮像部62の撮像方向を変更可能とするような駆動機構を設けるようにしても良い。
また、第1の実施形態では、第1の微小部品11の下面の位置、第1の微小部品11の下面の傾き、及び第1の微小部品11の下面の厚さ情報から第1の微小部品11の上面と第2の微小部品12の下面との間の距離とこれらがなす角度を算出している。しかしながら、撮像部62が赤外光による撮像が可能な構造であり、第1の微小部品11の材質が赤外光を透過するシリコンなどの場合には、第1の微小部品11の厚さ情報を用いずに第1の微小部品11の上面の位置及び傾きを直接検出して、第1の微小部品11の上面と第2の微小部品12の下面との間の距離とこれらがなす角度を算出しても良い。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図6は、第2の実施形態の移動部4及び間隔検出部6の周辺を拡大して一部断面で示す正面図である。ここで、第1の微小部品11と第2の微小部品12は、初期状態の相対位置関係を示すために誇張して図示してある。
なお、以後の説明において、第1の実施形態と同様の構成に関しては、同一の参照符号を付すことで説明を省略する。
即ち、第2の実施形態においては、間隔検出部6が投受光位置変更部612と投受光部63とから構成されている。ここで、投受光部63には、集光位置走査部631が設けられている。即ち、投受光部63は、被検物表面に集光光を照射する。そして、この集光光を集光位置走査部631によって照射方向に走査する。そして、被検物反射面と集光位置が一致した時の反射光を投受光部63によって検出し、この反射光情報を演算部7に出力する。
演算部7は、投受光部63によって検出した反射光情報と投受光位置変更部612の位置情報とに基づいて第1の微小部品11の上面と第2の微小部品12の下面との間の距離、及び第1の微小部品11の上面と第2の微小部品12の下面とがなす角度を演算する。
次に、このような構成を有する微小部品貼り合わせ装置を用いた微小部品貼り合わせ方法について説明する。なお、ここでは、第1の実施形態と第2の実施形態とで異なる部分である第1の微小部品11と第2の微小部品12との間の距離及びこれらのなす角度を算出する手法についてのみ説明する。この他の制御は、図3のフローチャートで説明したものと同様の制御が行われる。
即ち、第1の微小部品11と第2の微小部品12の水平方向(XY)と回転方向(θ)の相対位置が所定値になるように移動部4や駆動部5によって調整される。
その後、投受光位置変更部612により、第1の微小部品11の下面エッジ111付近が、投受光部63の検出範囲内に入るように投受光部63を移動させる。
そして、投受光部63から第1の微小部品11の下面エッジ111付近に光を集光して照射する。次に、この光の集光位置を、集光位置走査部631により照射方向(即ち、貼り合わせ方向)に徐々に変更していく。そして、このときの第1の微小部品11の下面からの反射光を投受光部63によって検出する。そして、この検出した反射光情報を演算部7の図示しないメモリに記憶させる。
その後、投受光位置変更部612により、投受光部63の測定位置を変更して同様の反射光検出を行う。このような反射光検出は、少なくとも3箇所の測定位置で行い、その結果得られた反射光情報を演算部7のメモリに記憶させる。
そして3箇所で検出した反射光情報に基づいて、演算部7において演算を行い、第1の微小部品11の下面の位置と傾きを演算する。
同様に、投受光位置変更部612により、第2の微小部品12の下面エッジ121付近が、投受光部63の検出範囲内に入るように投受光部63を移動させて同様の反射光検出を行う。この反射光検出も、少なくとも3箇所の測定位置で行い、その結果得られた反射光情報を演算部7に記憶させる。
そして3箇所で検出した反射光情報に基づいて、演算部7によって第2の微小部品12の下面の位置と傾きを演算する。
そして、第1の微小部品11の下面の位置と傾き、第2の微小部品12の下面の位置と傾き、及び第1の微小部品11の厚さ情報から、演算部7において第1の微小部品11の上面と第2の微小部品12の下面との間の距離及び第1の微小部品11に対する第2の微小部品12の傾き(角度)を算出する。
以上説明した第2の実施形態においても、第1の実施形態で説明したものと同様の効果が得られる。
ここで、第2の実施形態における、集光光の反射により反射面を検出する方式は、共焦点の原理を用いる手法や、分割型受光素子を用いる手法方式など、種々の手法があるが、これら何れかの手法に限るものではない。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、以後の説明において、第1及び第2の実施形態と同様の構成に関しては、同一の参照符号を付すことで説明を省略する。
図8は、第1の微小部品11と第2の微小部品12の付近を拡大して一部断面で示す正面図である。ここで、第1の微小部品11と第2の微小部品12とは、初期状態の相対位置関係を示すために誇張して図示してある。即ち、第3の実施形態では、載置プレート2に設けられた窓部21が、図8に示すような抜き窓212構造となっている。このとき間隔検出部6は、図7に示すように、抜き窓212を介して第1の微小部品11の下面の位置と傾き、及び第2の微小部品12の下面の位置と傾きを検出することが可能である。
ここで、抜き窓212の形状などは、第3の実施形態で図示したものに限るものでないことは言うまでもない。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。なお、以後の説明において、第1及び第2の実施形態と同様の構成に関しては、同一の参照符号を付すことで説明を省略する。
図10は、第1の微小部品11と第2の微小部品12の付近を拡大して一部断面で示す正面図である。ここで、第1の微小部品11と第2の微小部品12は、初期状態の相対位置関係を示すために誇張して図示してある。即ち、第3の実施形態では、載置プレート2に設けられた窓部21が、孔が多数設けられたメッシュ(多孔板)窓213構造となっている。このとき間隔検出部6は、図9に示すように、メッシュ窓213を介して第1の微小部品11の下面の位置と傾き、及び第2の微小部品12の下面の位置と傾きを検出することが可能である。
ここで、メッシュ窓213の孔の数や形状、及び配置などは、第4の実施形態で図示したものに限るものではない。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
更に、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
本発明の第1の実施形態に係る微小部品貼り合わせ装置の斜視図である。 第1の実施形態の移動部及び間隔検出部の周辺を拡大して一部断面で示す正面図である。 第1の実施形態に係る微小部品貼り合わせ方法の手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態の第1の微小部品及び第2の微小部品の付近を更に拡大して一部断面で示す正面図である。 第1の微小部品の下面エッジ及び第2の微小部品の下面エッジについて説明するための斜視図である。 本発明の第2の実施形態の移動部及び間隔検出部の周辺を拡大して一部断面で示す正面図である。 本発明の第3の実施形態の第1の微小部品及び第2の微小部品の付近を更に拡大して一部断面で示す正面図である。 第3の実施形態の載置プレートの上面図である。 本発明の第4の実施形態の第1の微小部品及び第2の微小部品の付近を更に拡大して一部断面で示す正面図である。 第4の実施形態の載置プレートの上面図である。
符号の説明
1…微小部品貼り合わせ装置、2…載置プレート、3…保持部、4…移動部、5…駆動部、6…間隔検出部、7…演算部、8…駆動制御部、9…接合部材、11…第1の微小部品、12…第2の微小部品、21…窓部、41…XY移動テーブル、42…θ回転テーブル、43…αβチルトテーブル、61…撮像位置変更部、62…撮像部、63…投受光部、211…ガラスプレート、212…抜き窓、213…メッシュ窓、611…XY移動テーブル、612…投受光位置変更部、621…撮影レンズ、622…焦点調節部、623…照明、631…集光位置走査部

Claims (12)

  1. 第1の面を有する第1の微小部品を載置する載置部と、
    上記第1の面と対向する第2の面を有する第2の微小部品を保持する保持部と、
    上記載置部又は上記保持部の少なくとも一方を移動させて、上記第1の微小部品と上記第2の微小部品との貼り合わせ方向に関する相対位置を変化させる駆動部と、
    この駆動部により上記第1の微小部品と上記第2の微小部品の貼り合わせ方向の相対位置を変化させているときに、上記第1の面の位置と上記第2の面の位置とをそれぞれ検出する間隔検出部と、
    この間隔検出部の検出結果に基づき、上記第1の面と上記第2の面との間の距離を演算する演算部と、
    この演算部で演算した上記第1の面と上記第2の面との間の距離が所定の貼り合わせ位置に相当する値となるように上記駆動部を制御する駆動制御部と、
    を具備し、
    上記間隔検出部は、上記検出を、上記第1の微小部品と上記第2の微小部品の貼り合わせ方向に対して略平行な方向から行うことを特徴とする微小部品貼り合わせ装置。
  2. 上記間隔検出部は、上記貼り合わせ方向に対して略平行な方向から上記第1の微小部品と上記第2の微小部品の画像を撮像する撮像部を含み、
    上記演算部は、上記撮像部によって撮像した画像に基づいて、上記第1の面と上記第2の面との間の距離を演算することを特徴とする請求項1に記載の微小部品貼り合わせ装置。
  3. 上記間隔検出部は、上記第1の微小部品と上記第2の微小部品に光を投光し、これら第1の微小部品及び第2の微小部品からの反射光を受光する投受光部を含み、
    上記演算部は、上記投受光部によって受光した反射光に基づいて、上記第1の面と上記第2の面との間の距離を演算することを特徴とする請求項1に記載の微小部品貼り合わせ装置。
  4. 上記載置部は、上記間隔検出部によって上記第1の面の位置と上記第2の面の位置とを検出するための窓部を有していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1つに記載の微小部品貼り合わせ装置。
  5. 上記窓部は、光を透過する透過部材で構成されていることを特徴とする請求項4に記載の微小部品貼り合わせ装置。
  6. 上記窓部は、光を通過させるための抜き窓構造で構成されていることを特徴とする請求項4に記載の微小部品貼り合わせ装置。
  7. 上記窓部は、光を通過させるための多孔板構造で構成されていることを特徴とする請求項4に記載の微小部品貼り合わせ装置。
  8. 上記載置部と上記保持部との相対位置を変化させるための移動部を更に具備し、
    上記間隔検出部は、上記移動部の内部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の微小部品貼り合わせ装置。
  9. 上記演算部は、上記第1の面と上記第2の面とがなす角度を演算することを更に行うことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1つに記載の微小部品貼り合わせ装置。
  10. 互いに対向して配置される第1の微小部品と第2の微小部品との間で向かい合う2つの面の位置をそれぞれ検出し、これら検出した2つの面の位置に基づいて、上記2つの面の間の初期距離を算出する初期距離算出工程と、
    上記初期距離演算工程によって得られた初期距離を基準として、上記2つの面の間の距離が所定値となるように、上記第2の微小部品を上記第1の微小部品との貼り合わせ方向に移動させる移動工程と、
    上記移動工程の後、再び上記2つの面の位置を検出し、これら検出した2つの面の位置に基づいて上記2つの面の間の距離を算出すると共に、この算出した距離が所定値となるように調整を行う調整工程と、
    上記調整工程の後、再び上記2つの面の位置を検出し、これら検出した2つの面の位置に基づいて上記2つの面の間の距離を算出すると共に、この算出した距離が上記所定値を保つように調整しつつ上記第1の微小部品と上記第2の微小部品とを貼り合わせ固定する調整貼り合わせ工程と、
    を有し、
    上記初期距離演算工程、上記調整工程、及び上記調整貼り合わせ工程のうちの少なくとも1つ以上の工程における、上記2つの面の位置の検出を、上記貼り合わせ方向と略平行な方向から行うことを特徴とする微小部品貼り合わせ方法。
  11. 上記初期距離演算工程、上記調整工程、及び上記調整貼り合わせ工程のうちの少なくとも1つの工程は、上記第1の微小部品の画像と上記第2の微小部品の画像とを、焦点位置及び撮像位置を変えながら複数回撮像し、これら撮像された複数の画像に基づいて上記2つの面の位置を検出し、これら検出した2つの面の位置に基づいて、上記2つの面の間の距離を算出することを特徴とする請求項10に記載の微小部品貼り合わせ方法。
  12. 上記初期距離演算工程、上記調整工程、及び上記調整貼り合わせ工程のうちの少なくとも1つの工程は、上記第1の微小部品と上記第2の微小部品とに光を集光させて照射し、この照射光を貼り合わせ方向に走査し、このときの上記第1の微小部品及び上記第2の微小部品からの反射光に基づいて上記2つの面の位置を検出し、これら検出した2つの面の位置に基づいて、上記2つの面の間の距離を算出することを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の微小部品貼り合わせ方法。
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