JP5805490B2 - 止血器具 - Google Patents

止血器具 Download PDF

Info

Publication number
JP5805490B2
JP5805490B2 JP2011221138A JP2011221138A JP5805490B2 JP 5805490 B2 JP5805490 B2 JP 5805490B2 JP 2011221138 A JP2011221138 A JP 2011221138A JP 2011221138 A JP2011221138 A JP 2011221138A JP 5805490 B2 JP5805490 B2 JP 5805490B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pad
pressing
pressing force
cylindrical
respect
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011221138A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013078529A (ja
Inventor
賢樹 日野
賢樹 日野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GOODMAN INC.
Original Assignee
GOODMAN INC.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GOODMAN INC. filed Critical GOODMAN INC.
Priority to JP2011221138A priority Critical patent/JP5805490B2/ja
Priority to CN201210370057.1A priority patent/CN103027724B/zh
Publication of JP2013078529A publication Critical patent/JP2013078529A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5805490B2 publication Critical patent/JP5805490B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Surgical Instruments (AREA)

Description

本発明は、止血器具に関する。
従来よりカテーテルを血管内に導入する方法として、まず血管内にシースイントロデューサを挿入し、その後シースイントロデューサの内腔を通じてカテーテルを導入する方法が知られている。かかるシースイントロデューサは、血管に刺し込まれることにより血管内に挿入される。そのため、シースイントロデューサを血管から引き抜く際には、シースイントロデューサが刺し込まれた部位(穿刺部)を止血器具を用いて止血するのが一般的である。
この種の止血器具として例えば特許文献1には、穿刺部を押圧する押圧体を有した押圧支持体と、該押圧体を穿刺部に位置させて密着固定させるための締結体と、押圧体の押圧力を調整するためのネジ機構と、を備えたものが開示されている。これによれば、ネジを回転させる等の比較的簡易な操作で押圧体の押圧力を調整することができ、止血作業を容易に行うことができる。
特許第2583689号公報
ところで、上述した止血器具を用いて例えば動脈系の刺穿部における止血を行う際には、動脈の血圧よりも高い押圧力で穿刺部を押圧することが求められる。そのため、押圧体の押圧力を調整するにあたっては、実際に付与されている押圧力を把握できることが望ましい。しかしながら、上記特許文献1の止血器具には、押圧体の押圧力を把握するための構成が開示されておらず、この点について改善の余地がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、止血対象部位に付与されている押圧力を把握することが可能な止血器具を提供することを主たる目的とするものである。
上記課題を解決すべく、第1の発明の止血器具は、固定バンドが取り付けられるとともにその固定バンドを用いて肢体に装着されるベース部と、前記ベース部において当該ベース部を貫通するように形成された挿通孔部に挿通されるともに、その挿通方向において前記ベース部に対し移動可能に支持された筒状部と、前記筒状部の内側に挿通されて該筒状部に対して前記挿通方向への移動が可能とされているとともに、前記挿通方向における一端部に肢体の止血対象部位を押圧するパッド部を有する押圧部と、前記パッド部に前記止血対象部位に対する押圧力を生じさせるべく、前記押圧部を前記筒状部に対して前記挿通方向における前記止血対象部位側に付勢する付勢部材と、前記パッド部を前記止血対象部位に密着させた状態で、前記筒状部を前記ベース部に対し前記挿通方向に移動させることにより、前記挿通方向における前記筒状部と前記押圧部との相対位置を変位させて前記付勢部材の付勢力を変えることで、前記パッド部の押圧力を調整する押圧力調整手段と、を備え、前記押圧力調整手段による前記押圧力の調整時に、前記押圧部において前記パッド部とは反対側の端部が、前記調整された押圧力に応じて前記筒状部から突出することを特徴とする。
本発明によれば、押圧力調整手段によりパッド部の押圧力を調整する際、押圧部においてパッド部とは反対側の端部が、調整された押圧力に応じて筒状部から突出するため、かかる突出部の突出量に基づいて止血対象部位に付与されている実際の押圧力を把握することができる。
第2の発明の止血器具は、第1の発明において、前記押圧部は、前記パッド部により覆われた止血対象部位を、当該押圧部を挟んで前記止血対象部位とは反対側から当該押圧部を通して視認可能に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、パッド部を止血対象部位にあてがった状態で止血対象部位の位置を押圧部を通して正面から確認できるため、パッド部に対する止血対象部位の位置を把握し易い。そのため、パッド部を止血対象部位に対して適切な位置に容易に配置できる。
第3の発明の止血器具は、第2の発明において、前記押圧部において前記筒状部に挿通される被挿通部は前記挿通方向に延びる視認用筒部を有し、その視認用筒部の内側を通じて前記止血対象部位を視認することが可能とされていることを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成で視認性の向上が図れる。
第4の発明の止血器具は、第3の発明において、前記被挿通部には、前記視認用筒部の内側を通じて前記止血対象部位を視認する際に、当該止血対象部位を拡大することが可能な拡大レンズが設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、拡大レンズにより止血対象部位を拡大した状態で視認できるため、パッド部に対する止血対象部位の位置をより一層把握し易くなる。
第5の発明の止血器具は、第1乃至第4のいずれかの発明において、前記筒状部の外周面には、雄ねじが形成されており、前記押圧力調整手段は、前記筒状部の雄ねじに螺合されて設けられ、回転操作が行われることに伴い前記ベース部に対して前記筒状部を前記挿通方向に相対移動させる雌ねじ部材を備え、前記雌ねじ部材は、前記ベース部に対する前記挿通方向の相対位置が不変のまま前記回転操作されることを特徴とする。
本発明によれば、雌ねじ部材を回転操作したとしても、その雌ねじ部材とベース部との相対位置が不変であり、例えばそれら両者が一体化されたままとなる。つまり、ベース部に対して雌ねじ部材が回転操作に伴い離れたりすることがない。したがって、例えば雌ねじ部材とベース部とを近接又は当接させた状態で配置構成すれば、雌ねじ部材を回転操作しても近接又は当接状態が維持されるため、雌ねじ部材とベース部との間にひも等が引っ掛かるといった不都合を抑制できる。
第6の発明の止血器具は、第5の発明において、前記ベース部に対して前記筒状部が前記雌ねじ部材の回転方向に回転するのを規制する回転規制手段を備えていることを特徴とする。
上記第5の発明の構成では、雌ねじ部材を回転させた場合に、その回転に伴って筒状部が回転する可能性がある。そして、筒状部が回転すると、その回転力が付勢部材を介して押圧部に伝達し押圧部が回転するおそれがある。そうすると、雌ねじ部材を回転させてパッド部の押圧力を調整する際、パッド部が回転してしまい、パッド部による密着位置がずれてしまうおそれがある。また、パッド部としては、例えば長方形状のもの等、回転軸に対して非対称形状のものが用いられることがあり、そのようなパッド部は押圧する際の向きが予め定められている。したがって、そのようなパッド部を用いる場合には、パッド部を所定の向きで使用することが困難になるおそれがある。その点、本発明では、ベース部に対する筒状部の回転が規制されているため、雌ねじ部材を回転させても筒状部が回転するのを防止でき、ひいては押圧部が回転するのを防止できる。その結果、上記の不都合を回避することができる。
第7の発明の止血器具は、第1乃至第6のいずれかの発明において、前記押圧力調整手段による前記パッド部の押圧力調整が行われていない場合には、前記押圧部において前記パッド部とは反対側の端部が前記筒状部から突出していないことを特徴とする。
本発明によれば、パッド部の押圧力が所定の値に達した場合に、押圧部におけるパッド部とは反対側の端部が筒状部から突出するようにすることができる。これにより、パッド部の押圧力を調整する際、押圧力が所定の値に調整されたことを容易に把握することが可能となる。
止血器具の構成を示す断面図。 止血器具の構成を示す上面図。 止血器具の構成を示す下面図。 図1のA−A線断面図。 止血器具を用いて押圧力を調整する調整作業を説明するための説明図であり、(a)が押圧力を生じさせていない初期状態を示し、(b)が押圧力を生じさせている押圧状態を示している。 他の実施形態における止血器具を示しており、(a)が初期状態を示し、(b)が押圧状態を示している。
以下に、本発明を具体化した一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、止血対象部位を押圧することにより当該部位の止血を行う止血器具について具体化しており、詳しくは動脈の止血に用いられる止血器具について具体化している。図1は、本実施形態における止血器具10の構成を示す断面図、図2は同構成を示す上面図、図3は同構成を示す下面図である。
図1〜図3に示すように、止血器具10は、ベース部11と、固定バンド12と、筒状部13と、押圧部14とを備える。ベース部11は、透明性を有する樹脂材料により形成されており、ベースプレート16とボス部17とからなる。ベースプレート16は、全体として長方形状をなしており、具体的には平坦状に形成された平坦部16aと、その平坦部16aを挟んで長手方向の両側に形成された一対の湾曲部16bとを有している。各湾曲部16bはそれぞれ平坦部16aの両面のうち同一面側に湾曲形成されている。ここで、ベースプレート16において湾曲部16bの湾曲する側とは反対側を向いた板面が表面となっている。
ベースプレート16の平坦部16aには、当該平坦部16aを厚み方向に貫通する円形状の貫通孔部22が形成されている。平坦部16aには、貫通孔部22の周縁部から同貫通孔部22の貫通方向に延びるようにボス部17が形成されている。ボス部17は、上記貫通方向を軸線方向とする円筒状をなしており、概ね平坦部16aに対して表面側に向かって延びている。
ベースプレート16における長手方向の両端部にはそれぞれ固定バンド12が取り付けられるバンド取付孔19が形成されている。バンド取付孔19は、ベースプレート16の短手方向に延びる長孔として形成されている。
固定バンド12は、帯状材により形成されている。固定バンド12は、その一端部がベースプレート16の各バンド取付孔19のうち一方に挿入された状態で同プレート16に取り付けられている。この固定バンド12の一端側はベースプレート16に対して取り外し不可となっている。固定バンド12の他端側は、他方のバンド取付孔19に挿入されるとともに、折り返されることで重なり部となっている。固定バンド12の他端側には、同バンド12の長手方向に所定の間隔を隔てて一対の面ファスナ21a,21bが設けられており、それら各面ファスナ21a,21bが重なり部において互いに接合可能となっている。なお、周知のとおり、各面ファスナ21a,21bのうち一方には雄接合部、他方には雌接合部が設けられている。
本止血器具10は、ベース部11をベースプレート16の裏面側を肢体の側に向けて配置するとともに、その配置状態で固定バンド12の他端側を他方のバンド取付孔19に挿入して折り返し、その折り返し部分で各面ファスナ21a,21b同士を接合することにより肢体に装着されるようになっている。ここで、ベース部11のボス部17の内側には止血対象部位を押圧する押圧部14が挿通される(その詳細は後述)。本止血器具10は、その押圧部14に対して当該押圧部14の挿通方向(ボス部17の軸線方向)において肢体(止血対象部位)の側に向けた付勢力が付与されることで、押圧部14に止血対象部位を押圧する押圧力を生じさせる構成となっている。そこで以下の説明では、止血器具10の装着状態において、押圧部14の挿通方向すなわちボス部17の軸線方向において肢体の存在する側(換言するとベースプレート16の平坦部16aの裏面側)を肢体側という。図1ではこの肢体側が下側となっている。
筒状部13は、樹脂材料からなり、全体として円筒状に形成されている。筒状部13は、ボス部17の内側に挿通されており、その挿通状態において同挿通方向(換言すると筒状部13及びボス部17の軸線方向)に移動可能となっている。この場合、筒状部13を可動筒部ということもできる。また、筒状部13は、その軸線方向の長さがベース部11のボス部17の軸線方向長さよりも長くなっている。
筒状部13の外周面13aには、雄ねじ31が螺旋状に形成されている。雄ねじ31は筒状部13の軸線方向ほぼ全域に亘って形成されている。筒状部13の外周側には雌ねじ部材としての調整ナット32が設けられている。調整ナット32は、その内周面に形成された雌ねじ32aを筒状部13の雄ねじ31に螺合させた状態で配設されている。この場合、調整ナット32を筒状部13の外周に沿って正逆いずれかの側に回転させると、調整ナット32が筒状部13の軸線方向に沿って一方側及び他方側のいずれかの側に移動するようになっている。
調整ナット32は、筒状部13の軸線方向においてベース部11よりも肢体側とは反対側に配置されている。調整ナット32の一部は、ボス部17の外周側において肢体側(換言するとベースプレート16側)に向けて延びかつボス部17の外周を囲む囲み部33となっている。この場合、筒状部13の外周面13aと囲み部33の内周面との間にボス部17の一部が挿入された状態となっており、その挿入状態において囲み部33ひいては調整ナット32がボス部17(詳しくはボス部17における上記挿入部分)に対して回転可能に連結されている。
かかる連結構成について詳しく説明すると、囲み部33の内周面には、同内周面から突出する被係合部36が設けられている。被係合部36は、囲み部33の内周方向に沿って連続して又は分散して形成されている。それに対し、ボス部17の外周面には、同外周方向に沿って環状の係合溝部37が形成されている。この係合溝部37には囲み部33の被係合部36が係合されており、この係合によって調整ナット32がボス部17ひいてはベース部11に対して回転可能に連結されている。このような構成では、調整ナット32を回転させると、ベース部11が調整ナット32と共に筒状部13の軸線方向に沿って移動する。換言すると、調整ナット32を回転させると、当該ナット32のベース部11に対する軸線方向の相対位置は変わらないまま、筒状部13がベース部11(及び調整ナット32)に対して軸線方向に移動する。
筒状部13は、ボス部17に挿通された状態においてその軸線を回転中心とする回転移動が規制されている。以下、かかる規制構造について図4を用いて説明する。図4は図1のA−A線断面図である。図4に示すように、ボス部17の内周面17aには、その一部に、当該ボス部17の中心軸(軸線)を挟んで対向する一対の平面部25が形成されている。これら各平面部25にはそれぞれ軸線方向に延びる係合溝部26が形成されている。各係合溝部26は、ボス部17の軸線方向全域に亘って連続して形成されている。
それに対して、筒状部13は、その外周形状がボス部17の内周形状に合わせた形状となっている。すなわち、筒状部13の外周面13aには、その一部に、ボス部17の各平面部25とそれぞれ対向する一対の平面部28が形成されており、それら各平面部28には各々の平面部28から突出する一対の係合部29が設けられている。各係合部29はそれぞれ軸線方向に延びるように形成されており、ボス部17の係合溝部26に入り込んでいる。これにより、筒状部13がボス部17に対してその軸線を中心として回転することが規制されている。そのため、調整ナット32を回転させることにより筒状部13をボス部17に対して軸線方向に移動させる際、調整ナット32の回転に伴って筒状部13が回転してしまう不都合が防止されている。なお、この場合、係合部29と係合溝部26とにより回転規制手段が構成されている。但し、回転規制手段は必ずしもこのような構成とする必要はなく、例えばボス部17の内周面17a(例えば平面部25)に係合溝部を設け、筒状部13の外周面13a(例えば平面部28)に当該係合溝部に係合する係合部を設ける等その構成は任意としてよい。
図1〜図3の説明に戻り、調整ナット32(詳しくは囲み部33)とボス部17との連結状態では、ボス部17の軸線方向における囲み部33の肢体側の端部がベースプレート16(平坦部16a)の表面に近接して配置されている。具体的には、囲み部33の肢体側端部とベースプレート16との間の隙間が1mm以下となるまで両者が近接している。ここで、調整ナット32は、上述したように、ベース部11に対する軸線方向の相対位置が不変のまま回転操作されるため、調整ナット32を回転操作した場合でも上記隙間の大きさは維持され、ひいては囲み部33とベースプレート16との近接状態が維持される。そのため、調整ナット32(囲み部33)とベースプレート16との間にひもやコード等が入り込んで引っ掛かるといった不都合を抑制することができる。また、ひも等の入り込みを防止する目的からすれば、囲み部33の肢体側の端部をベースプレート16の表面に当接させた状態で調整ナット32とボス部17とを連結してもよい。そうすれば、上記の不都合を確実に防止できる。
筒状部13の内周面13bにおいてその軸線方向の中間部には、内側に向けて突出する突出部39が形成されている。突出部39は、筒状部13の周方向に沿って円環状に形成されている。筒状部13の内周面13bにおいて突出部39よりも軸線方向における肢体側とは反対側の領域には一対の係合溝部45が形成されている。これら各係合溝部45は、上記の領域において筒状部13の軸線方向に沿って延びており、詳しくは同領域の軸線方向全域に亘って延びている。
押圧部14は、柱状をなすパッド支持部41と、同支持部41において長手方向の一端部に取り付けられたパッド部42と、同支持部41において長手方向の他端部に取り付けられたキャップ部43とを備える。
パッド支持部41は、円筒状に形成された筒部46と、筒部46において軸線方向(長手方向)の一端部に設けられたパッド取付部47とを有する。パッド支持部41は、透明性を有する樹脂材料により形成されており、例えばポリカーボネートからなる。筒部46は、その外径が筒状部13の内径よりも小さくなっており、具体的には筒状部13の突出部39の内径よりも若干小さくなっている。なお、パッド支持部41においてパッド取付部47のみを透明性を有する材料により形成してもよい。また、パッド支持部41が被挿通部に相当し、筒部46が視認用筒部に相当する。
パッド取付部47は、筒部46の横断面よりも大きい長方形状を有する平板状をなしている。パッド取付部47は、その板面を筒部46の軸線方向に向けた状態で筒部46の一端に設けられている。この場合、パッド取付部47の周縁部は筒部46からはみ出しており、そのはみ出した部分がはみ出し部47aとなっている。
パッド部42は、止血対象部位に密着させて当該部位を押圧するためのものである。パッド部42は、弾力性及び透明性を有するシリコンゴム等のゴム材料からなる。パッド部42は、長方形状を有する平板状をなしており、詳しくはパッド取付部47と同じ大きさ(縦横寸法)を有して形成されている。パッド部42は、パッド取付部47の板面に重ね合わせられた状態で同取付部47に対して接着により固定されている。なお、パッド部42の形状は必ずしも長方形状とする必要はなく、例えば円形状や正方形状等その他の形状であってもよい。
キャップ部43は、全体として軸線方向の一方側が開口された薄型円柱状をなしており、その開口にパッド支持部41におけるパッド部42とは反対側の端部を挿し入れた状態で当該端部に取り付けられている。キャップ部43は、パッド支持部41を挟んでパッド部42と対向するように設けられた円形板状の窓部51と、その窓部51の周縁部から当該支持部41の軸線方向にパッド部42側に延びて同支持部41の外周を囲む周壁部52とを備える。周壁部52の内周面とパッド支持部41の外周面とは接着等により接合されており、これによりキャップ部43がパッド支持部41に固定されている。なお、キャップ部43において窓部51(例えば窓部51のみ)をパッド支持部41に接着等により接合することでキャップ部43をパッド支持部41に固定するようにしてもよい。
キャップ部43の窓部51は、透明性を有する樹脂材料により形成されている。この場合、パッド部42を止血対象部位に押し当てた状態で、窓部51より当該止血対象部位を押圧部14(詳しくはパッド支持部41の筒部46内側やパッド部42等)を通して正面から視認することが可能となっている。また、窓部51はレンズ状に形成されており、それ故、窓部51より止血対象部位を視認する際、当該部位を拡大した状態で視認することが可能となっている。
周壁部52(ひいてはキャップ部43)は、その外径が筒状部13(内周面13b)の内径よりも小さくかつ突出部39の内径よりも大きくなっている。周壁部52は、複数(図1では4つ)のリング部54が積層配置されることにより構成されている。これら各リング部54はそれぞれ同一径を有する円環状をなしており、樹脂材料により形成されている。各リング部54は、その積層方向に隣接するリング部54同士が接着又は溶着により接合されることで一体化されている。なお、各リング部54同士は必ずしも接着等により接合する必要はない。
周壁部52において隣接するリング部54同士の境界部は目盛部55となっている。本実施形態では、各リング部54の厚み寸法(軸線方向の長さ)がそれぞれ同一となっており、それ故各目盛部55が軸線方向に等間隔で配置されている。また、周壁部52において隣接するリング部54同士の色は互いに異なるものとなっている。例えば、隣接する各リング部54のうち一方が白色、他方が緑色に着色されている。
なお、各目盛部55の間隔は必ずしも等間隔とする必要はなく、例えば各リング部54の厚みを異ならせることにより各目盛部55の間隔を異ならせてもよい。また、各リング部54の色は必ずしも上記のようにする必要はなく、例えば各リング部54をすべて同色で着色してもよいし、各リング部54をそれぞれ異なる色で着色してもよい。また、周壁部52は必ずしも複数のリング部54により構成する必要はなく、例えば厚みの大きい単一のリング部54により構成してもよい。その場合、リング部54の外周面に所定の間隔で溝を形成する等して目盛を付ければよい。また、目盛を付けなくてもよい。
押圧部14は、パッド支持部41を筒状部13の内側(詳しくは突出部39の内側)に挿通させた状態で設けられており、かかる挿通状態においてパッド部42が筒状部13よりも肢体側に配置され、かつ、キャップ部43が突出部39よりも肢体側とは反対側に配置されている。この場合、押圧部14のパッド部42はその長手方向をベース部11(ベースプレート16)の長手方向に対して直交する方向に向けて配設されている(図3参照)。
パッド支持部41の外周側には、付勢部材としてのコイルばね50が設けられている。コイルばね50は、パッド支持部41のパッド取付部47のはみ出し部47aと筒状部13の突出部39との間に圧縮された状態で配設されている。この場合、コイルばね50の付勢力によりパッド支持部41ひいては押圧部14が筒状部13に対して軸線方向における肢体側、換言するとパッド部42が筒状部13から離間する側に向けて付勢されている。なお、本実施形態では、止血器具10として動脈用の止血器具を想定しているため、動脈の血圧を考慮して、コイルばね50の強度設定が行われている。具体的には、コイルばね50を圧縮した場合における付勢力、すなわち押圧部14(パッド部42)による押圧力を13.3〜53.3kPa(100mmHg〜400mmHg)の範囲で調節できるようにコイルばね50の強度設定が行われている。
これに対して、押圧部14のキャップ部43は、上述したように筒状部13の突出部39よりも軸線方向において肢体側とは反対側に配置されているため、押圧部14がコイルばね50の付勢力により肢体側に付勢されているにもかかわらず、キャップ部43が突出部39に係止されて押圧部14がそれ以上肢体側へ変位することが規制されている。この状態が本止血器具10の初期状態(つまり図1の状態)となっており、かかる初期状態ではコイルばね50が圧縮された状態で保持されている。また、かかる初期状態では、キャップ部43が筒状部13の内側に当該筒状部13から肢体側とは反対側に突出しない状態で収容されている。詳しくは、キャップ部43は、軸線方向における肢体側とは反対側の端部が筒状部13における同じ側の端部と同位置となるように収容されている。
また、キャップ部43が筒状部13に収容されている状態では、キャップ部43が筒状部13に対して軸線を中心として回転移動することが規制されている。具体的には、キャップ部43(詳しくはリング部54)の外周面には、一対の突起部57が設けられている。これらの突起部57はそれぞれ筒状部13の各係合溝部45に入り込んで係合されている。これにより、キャップ部43が筒状部13に対して回転することが規制されており、ひいては押圧部14が筒状部13に対して回転することが規制されている。また、上述したように、筒状部13はベース部11に対して回転することが規制されていることから、この場合、押圧部14はベース部11に対して回転することが規制された状態となっている。これにより、調整ナット32を回転操作してもベース部11に対して押圧部14が回転するのを防止することができ、ひいてはベース部11に対するパッド部42の向きを所定の向きに維持することができる。
次に、止血器具10の使用方法について説明する。なおここでは、シースイントロデューサを肢体の動脈に穿刺した状態において、当該穿刺部位を止血対象として止血を行う場合を想定している。
止血作業に際しては、まず止血対象部位である穿刺部位に押圧部14のパッド部42を当接させた状態で、止血器具10を肢体に対して装着する。この場合、窓部51より穿刺部位の位置を確認しながらパッド部42を穿刺部位に対して適切な位置に配置するとともに、その配置状態において固定バンド12を面ファスナ21a,21bを用いて固定することにより止血器具10を装着する。
次に、パッド部42により穿刺部位を押圧するとともにその押圧力を調整する調整作業を行う。以下、かかる調整作業を図5に基づいて説明する。図5は、かかる調整作業を説明するための説明図であり、(a)がパッド部42に押圧力を生じさせていない初期状態を示し、(b)がパッド部42に押圧力を生じさせている押圧状態を示している。なお、図5では、肢体Xを二点鎖線で示している。
止血器具10を肢体Xに装着した直後である図5(a)に示す初期状態では、押圧部14のキャップ部43が筒状部13から肢体X側とは反対側に突出していない状態にある。この初期状態から、図5(b)に示すように、調整ナット32を所定の側(押圧付与側)に回転させると、ベース部11のボス部17に対して筒状部13が軸線方向において肢体X側に移動する。これにより、筒状部13の突出部39とパッド支持部41のパッド取付部47(はみ出し部47a)との間でコイルばね50が筒状部13の移動した分さらに圧縮され、コイルばね50にはその圧縮量に応じた付勢力が発生する。そして、かかるコイルばね50の付勢力がパッド取付部47ひいては押圧部14に付与され、その結果パッド部42にはその付勢力と同じ大きさの押圧力が生じる。
このようにしてパッド部42に押圧力を生じさせる構成では、ボス部17に対する筒状部13の軸線方向への移動量が大きいほど、コイルばね50の圧縮量が大きくなり当該コイルばね50に発生する付勢力が大きくなる。そして、その付勢力の増大に伴ってパッド部42に生じる押圧力も大きくなる。したがって、調整ナット32により筒状部13の移動量を調整することにより、パッド部42の押圧力を調整することが可能となる。
なお、押圧部14のパッド取付部47はその一部(具体的ははみ出し部47a)が筒状部13よりも径方向外側にはみ出しており、調整ナット32を締め込んでいくと、最終的には筒状部13の下面とパッド取付部47とが当接する。これにより、調整ナット32の最大締め込み量、すなわちコイルばね50による最大付勢力が規制されている。
ところで、上記の構成では、パッド部42の押圧力を調整するに際し、パッド部42が肢体Xに密着された状態すなわち押圧部14について肢体X側への移動が規制された状態で、筒状部13をボス部17に対して軸線方向に移動させることとなるため、筒状部13は押圧部14に対しても軸線方向に相対移動することとなる。つまり、筒状部13をボス部17に対して移動させた移動量(移動長さ)分だけ、筒状部13は押圧部14に対しても相対移動することとなる。そして、筒状部13が押圧部14に対して相対移動すると、それに伴って押圧部14のキャップ部43が、その移動量分だけ筒状部13から軸線方向において肢体X側とは反対側に突出する。したがって、本止血器具10では、筒状部13をボス部17に対して肢体X側に移動させるほど、換言するとパッド部42の押圧力を増大させるほど、キャップ部43の筒状部13からの突出量が大きくなるようになっている。具体的には、パッド部42の押圧力とキャップ部43の突出量との間には比例関係が成立する。これにより、パッド部42の押圧力を調整する際には、キャップ部43の突出量を確認することで、パッド部42に生じている押圧力を把握することができる。
キャップ部43の突出量を確認するにあたっては各目盛部55を参照することができる。本実施形態では、各目盛部55が、それぞれパッド部42の押圧力と予め対応付けられており、いずれかの目盛部55が筒状部13における肢体X側とは反対側の端部と同位置になったら、その目盛部55に対応する押圧力がパッド部42に生じていると判断できるようになっている。このようにしてパッド部42の押圧力を把握することが可能な上記構成によれば、パッド部42の押圧力の調整を好適に行うことができる。
以上、詳述した本実施形態の構成によれば、以下の優れた効果が得られる。
押圧部14について、パッド部42により覆われた穿刺部位(止血対象部位)を、当該押圧部14を挟んで穿刺部位とは反対側から当該押圧部14を通して視認できるように形成した。この場合、穿刺部位にパッド部42をあてがった状態で穿刺部位の位置を押圧部14を通して正面から確認できるため、パッド部42に対する穿刺部位の位置を把握し易い。そのため、パッド部42を穿刺部位に対して適切な位置に配置する作業を容易なものとすることができる。
押圧部14において筒状部13に挿通されるパッド支持部41を、その挿通方向に延びる筒部46を有して構成したため、その筒部46を通して穿刺部位の位置を確認できる。この場合、簡素な構成で視認性の向上が図れる。
パッド支持部41に設けたキャップ部43の窓部51を拡大レンズにより形成したため、穿刺部位を拡大した状態で視認できる。これにより、穿刺部位の視認性をより一層高めることができる。
止血器具10の初期状態(すなわちパッド部42の押圧力調整が行われていない場合)では、押圧部14におけるパッド部42とは反対側の端部が筒状部13から突出しないように構成した。この場合、パッド部42の押圧力が所定の値に達した場合に、押圧部14においてパッド部42とは反対側の端部を筒状部13から突出させることができる。そのため、パッド部42の押圧力を調整する際、押圧力が所定の値に調整されたことを容易に把握することができる。
本発明は上記実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。
(1)上記実施形態では、ベース部11のボス部17に対して筒状部13を軸線方向に移動させるべく操作される操作部(押圧力調整手段の一部を構成)としての調整ナット32を筒状部13とは別体で設けたが、かかる操作部を筒状部に一体に設けてもよい。その一例を図6に示す。図6に示す止血器具70は、上記実施形態における筒状部13に代えて、操作部73を一体に有した筒状部71を備えている。操作部73は、筒状部71の外周面71aにおいて軸線方向における肢体側とは反対側の端部に設けられている。操作部73は、筒状部71の外周面71aから突出して設けられており、同外周方向に沿って円環状に形成されている。また、筒状部71の外周面71aには、螺旋状の雄ねじ75が形成されている。
一方、筒状部71が挿通されるベース部11のボス部17には、その内周面に雌ねじ76が形成されている。筒状部71は、雄ねじ75をボス部17の雌ねじ76に螺合させた状態で同ボス部17に挿通されている。この場合、操作部73をその軸線を中心として回転させることにより筒状部71がボス部17内において回転する。そして、筒状部71が回転することで、当該筒状部71がボス部17に対して軸線方向に移動する。したがって、図6(a)に示す初期状態から、操作部73を用いて筒状部71を所定の側(押圧力付与側)に回転させると、図6(b)に示すように、筒状部71がボス部17に対して軸線方向における肢体側に移動し、また押圧部14に対しても軸線方向において同じ側に移動する。よって、上記実施形態と同様に、パッド部42の押圧力の調整と、その押圧力の把握とが可能である。
(2)また、上記(1)の構成において、ボス部17に対して筒状部71を軸線方向に移動させるための構成としてねじ75,76同士の螺合以外の構成を採用してもよい。例えば、ラチェット機構を用いることが考えられる。具体的には、筒状部71の外周面71aに、雄ねじ75に代えて複数のラチェット歯を軸線方向に所定間隔で形成するとともに、ボス部17の内周面に、雌ねじ76に代えて複数のラチェット爪を軸線方向にラチェット歯と同間隔で形成する。この場合、筒状部71をボス部17に対して軸線方向に移動(直動)させ、同方向における所定の位置において筒状部71のラチェット歯をボス部17のラチェット爪に係止させることで筒状部71を当該所定の位置に保持できる。
(3)上記実施形態では、押圧部14のパッド支持部41を筒状(中空状)に形成したが、これを変更し、パッド支持部41を中実状に形成してもよい。この場合にも、パッド支持部41を透明性を有する材料により形成すれば、押圧部14(キャップ部43、パッド支持部41及びパッド部42)を通して止血対象部位の視認が可能となる。
(4)上記実施形態では、押圧部14においてキャップ部43の窓部51を拡大レンズにより構成したが、これに代えて又は加えて、パッド支持部41のパッド取付部47を拡大レンズにより構成してもよい。また、パッド支持部41の筒部46内に拡大レンズを別途設けてもよい。なお、拡大レンズを設けない構成としてもよい。
(5)上記実施形態では、押圧部14に、筒状部13に対して係止される係止部としてキャップ部43を設けたが、係止部の構成は必ずしもこれに限らない。例えば、押圧部14においてパッド支持部41の外周面から突出するように係止部を設け、それを筒状部13の突出部39に係止させるようにしてもよい。そうすれば、キャップ部43を不要とすることができ構成の簡素化が図れる。また、押圧部に係止部を設けない構成としてもよい。例えば、コイルばね50の両端部をそれぞれ筒状部13(例えば突出部39)及び押圧部14(パッド取付部47のはみ出し部47a)に接着等により固定することでかかる構成が実現できる。この場合、パッド部42に押圧力を生じさせていない初期状態ではコイルばね50が圧縮されず自然状態となる。
(6)上記実施形態では、止血器具10の初期状態において、押圧部14を、そのパッド部42側とは反対側の端部が筒状部13から突出しないように当該筒状部13に収容したが、これを変更して、筒状部13から突出させて収容してもよい。その場合でも、パッド部42の押圧力調整の際には、押圧部14におけるパッド部42とは反対側の端部が、調整された押圧力に応じた突出量で突出するため、パッド部42の押圧力を把握することができる。
(7)上記実施形態では、筒状部13に対して押圧部14が調整ナット32の回転方向に回転するのを規制する第2回転規制手段として、係合溝部45及び突起部57を設けたが、かかる規制手段を設けない構成としてもよい。その場合であっても、ベース部11(ボス部17)に対し筒状部13が調整ナット32の回転方向に回転することが規制されているため、調整ナット32を回転させた際に、その回転に伴って押圧部14が回転するのを防止できる。
(8)本発明の止血器具は、動脈以外にも使用することができ、例えば静脈やシャントに使用することができる。コイルばね50の強度設計にあたっては、同コイルばね50を圧縮した場合における付勢力、すなわち押圧部14(パッド部42)の押圧力を、止血器具を静脈に使用する場合には1.3〜6.7kPa(10〜50mmHg)の範囲で調節できるようにし、シャントに使用する場合には1.3〜13.3kPa(10〜100mmHg)の範囲で調節できるようにする。
10…止血器具、11…ベース部、12…固定バンド、13…筒状部、14…押圧部、17…挿通部、41…パッド支持部、42…パッド部、43…キャップ、50…コイルばね。

Claims (5)

  1. 固定バンドが取り付けられるとともにその固定バンドを用いて肢体に装着されるベース部と、
    前記ベース部において当該ベース部を貫通するように形成された挿通孔部に挿通されるともに、その挿通方向において前記ベース部に対し移動可能に支持された筒状部と、
    前記筒状部の内側に挿通されて該筒状部に対して前記挿通方向への移動が可能とされているとともに、前記挿通方向における一端部に肢体の止血対象部位を押圧するパッド部を有する押圧部と、
    前記パッド部に前記止血対象部位に対する押圧力を生じさせるべく、前記押圧部を前記筒状部に対して前記挿通方向における前記止血対象部位側に付勢する付勢部材と、
    前記パッド部を前記止血対象部位に密着させた状態で、前記筒状部を前記ベース部に対し前記挿通方向に移動させることにより、前記挿通方向における前記筒状部と前記押圧部との相対位置を変位させて前記付勢部材の付勢力を変えることで、前記パッド部の押圧力を調整する押圧力調整手段と、
    を備え、
    前記押圧力調整手段による前記押圧力の調整時に、前記押圧部において前記パッド部とは反対側の端部が、前記調整された押圧力に応じて前記筒状部から突出する構成を有しており、
    前記押圧部において前記筒状部に挿通される被挿通部は前記挿通方向に延びる視認用筒部を有しており、
    その視認用筒部の内側を通じて、前記パッド部により覆われた止血対象部位を、前記押圧部を挟んで前記止血対象部位とは反対側から視認することが可能となっていることを特徴とする止血器具。
  2. 前記被挿通部には、前記視認用筒部の内側を通じて前記止血対象部位を視認する際に、当該止血対象部位を拡大することが可能な拡大レンズが設けられていることを特徴とする請求項に記載の止血器具。
  3. 前記筒状部の外周面には、雄ねじが形成されており、
    前記押圧力調整手段は、前記筒状部の雄ねじに螺合されて設けられ、回転操作が行われることに伴い前記ベース部に対して前記筒状部を前記挿通方向に相対移動させる雌ねじ部材を備え、
    前記雌ねじ部材は、前記ベース部に対する前記挿通方向の相対位置が不変のまま前記回転操作されることを特徴とする請求項1又は2に記載の止血器具。
  4. 前記ベース部に対して前記筒状部が前記雌ねじ部材の回転方向に回転するのを規制する回転規制手段を備えていることを特徴とする請求項に記載の止血器具。
  5. 前記押圧力調整手段による前記パッド部の押圧力調整が行われていない場合には、前記押圧部において前記パッド部とは反対側の端部が前記筒状部から突出していないことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の止血器具。
JP2011221138A 2011-10-05 2011-10-05 止血器具 Active JP5805490B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011221138A JP5805490B2 (ja) 2011-10-05 2011-10-05 止血器具
CN201210370057.1A CN103027724B (zh) 2011-10-05 2012-09-27 止血器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011221138A JP5805490B2 (ja) 2011-10-05 2011-10-05 止血器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013078529A JP2013078529A (ja) 2013-05-02
JP5805490B2 true JP5805490B2 (ja) 2015-11-04

Family

ID=48015488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011221138A Active JP5805490B2 (ja) 2011-10-05 2011-10-05 止血器具

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5805490B2 (ja)
CN (1) CN103027724B (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9795391B2 (en) * 2013-10-25 2017-10-24 Medtronic Vascular, Inc. Tissue compression device with tension limiting strap retainer
CN103654906B (zh) * 2013-12-13 2015-12-09 杨玉辉 动脉止血器
US10092297B2 (en) 2014-04-25 2018-10-09 Medtronic Vascular, Inc. Tissue compression device with fixation and tension straps
CN104586459B (zh) * 2015-02-09 2017-09-29 温岭市中医院 一种可调压力的止血贴
KR101883231B1 (ko) * 2017-03-28 2018-07-30 울산대학교 산학협력단 가압 장치
CN107582124B (zh) * 2017-09-25 2019-12-24 郑州大学第一附属医院 一种可粗微双调节的桡动脉止血器
JP7199380B2 (ja) * 2017-12-26 2023-01-05 株式会社グッドマン 止血器具
CN108420488A (zh) * 2018-04-13 2018-08-21 张靖 一种具有缓冲保护功能的心内科临床用止血抢救装置
JP7168385B2 (ja) * 2018-09-13 2022-11-09 テルモ株式会社 止血器具
CN109846525B (zh) * 2019-04-16 2024-07-12 依奈德医疗技术(上海)有限公司 止血带
CN110169867B (zh) * 2019-04-24 2024-08-02 浙江省人民医院 一种可调式螺旋敷贴
CN110025353B (zh) * 2019-05-21 2021-11-26 南通大学附属医院 一种使用方便的心内科用按压止血装置
CN110974336B (zh) * 2019-12-16 2022-03-01 中国人民解放军陆军特色医学中心 触压式止血手环
JP7388966B2 (ja) * 2020-03-27 2023-11-29 テルモ株式会社 止血デバイス及び止血方法
CN111658052A (zh) * 2020-07-02 2020-09-15 上海拓舜医疗科技有限公司 一种带内衬板的止血扣装置
CN115813481B (zh) * 2023-02-15 2023-05-16 中南大学湘雅医院 一种心血管介入穿刺辅助装置
CN117137570B (zh) * 2023-10-31 2024-01-12 湖南明舟医疗科技有限公司 压脉止血组件及压脉止血带

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53103681A (en) * 1977-02-18 1978-09-09 Susumu Masunaga Simple screw blood stopper
JPS6124009U (ja) * 1984-07-18 1986-02-13 株式会社 ニツシヨ− 止血具
US5792173A (en) * 1995-07-10 1998-08-11 Stuart D. Edwards Wound closure hemostasis device
BRPI0912379A2 (pt) * 2008-05-06 2015-10-13 Merit Medical Systems Inc dspositivo de compressão de artéria radial
US8657850B2 (en) * 2008-05-06 2014-02-25 Merit Medical Systems, Inc. Radial artery compression device
CN201492465U (zh) * 2009-09-30 2010-06-02 孙东 压迫型止血装置
DE202010004112U1 (de) * 2010-03-24 2010-08-12 Pfennig, Brigitte Abdrückhilfe für Punktierungseinstiche am Shunt, nach der Hämodialyse, mit elektronischem Stethoskop und automatischer Druckeinstellung
CN201642191U (zh) * 2010-03-31 2010-11-24 上海康德莱企业发展集团医疗器械有限公司 一种止血绷带

Also Published As

Publication number Publication date
CN103027724B (zh) 2016-05-25
JP2013078529A (ja) 2013-05-02
CN103027724A (zh) 2013-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5805490B2 (ja) 止血器具
USD803151S1 (en) Jump starter
KR101559761B1 (ko) 다이얼식 지혈대
EP2764823A3 (en) Anvil layer attached to a proximal end of an end effector
KR20130006641A (ko) 케이블 외장부를 위한 클램핑 장치를 포함하는 케이블 피팅
JP6133594B2 (ja) 医療用チューブ及び可撓性可変機構
EP1977705A3 (en) Trocar
WO2015020972A3 (en) Method of assembly of a linear actuator
USD850228S1 (en) Pliers with teeth on side
WO2007035923A3 (en) Safety needle with lockout mechanism
WO2012133019A1 (ja) 神経再生用医療デバイス
JP2012525166A (ja) ルアーロックコネクタ
US20090297294A1 (en) Quick fastening nut
WO2009036986A3 (en) Joining foils with laser for sterile lancets
JP2008128367A (ja) ホース継手
JP6786600B2 (ja) 内視鏡用処置具
EP4389068A3 (en) Flexible torque cable for delivery of medical devices
JP5137195B2 (ja) 管継手
EP4385426A3 (en) Apparatus for sealing a vascular puncture
JP2013202214A (ja) 内視鏡の操作ワイヤ接続構造
EP4220084A4 (en) METHOD FOR VALIDATE THE ACTIVATION OF AN APPLICATION PROGRAM IN A DRIVER'S SMARTPHONE, BY MEANS OF DETECTING A SPEED DURING A DETERMINED DRIVING TIME
CA2632368C (en) Quick fastening nut
WO2017168624A1 (ja) 糸固定具
EP4121152A4 (en) PATIENT INTERFACE WITH AN OCCIPITAL ANCHOR
WO2007127780A3 (en) Door hole seal for vehicle and method for preparation

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140917

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150609

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150804

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150825

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150902

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5805490

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250