JP5804590B2 - シート状物を収納するための収納具 - Google Patents

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Description

本発明は紙幣等のシート状物を収納する財布等の収納具に関する。
古くから多くの人に携帯されているものの一つとして財布がある。財布の基本機能は紙幣および硬貨を出し入れ可能に収納することであるが、近年では運転免許証やクレジットカードなどの各種カードを財布に収納して携帯する人も多い。
紙幣を収納可能な財布には、大きく、紙幣を開いた状態で保持する平財布もしくは長財布と呼ばれるタイプと、紙幣を収納した後に財布全体を折り曲げる折財布と呼ばれるタイプがある。折財布は平板な面の面積が小さくなるため、一般的に平財布と比べ携帯性に優れている。
図4は従来技術にかかる典型的な折財布(二つ折りタイプ)の概観を模式的に示した図である。典型的な折財布は、図4(a)に示されるように、皮革等を素材とする2枚のシート状物、すなわち外側板91と内側板92を重ね併せ、それらの外周縁部のうち紙幣の出し入れに用いる長手方向の一辺を開口させ、他の3辺を縫合等により閉じた構造を備えている。なお、図4(a)において破線で示される部分が縫合部分である。
図4(b)は、折財布を折り曲げた状態を示している。図4(b)に示されるように、折り曲げた状態における外側板91の折り目部の曲率Rは、内側板92の折り目部の曲率rより大きく、従って、外側板91の長手方向の全長を内側板92の長手方向の全長より長くしなければ、折財布をスムーズに折り曲げることができない。特に多数枚の紙幣を収納した状態で折財布を折り曲げる場合、その厚みにより外側板91の曲率Rがさらに大きくなるため、その分も考慮して外側板91の長手方向の長さを内側板92の長手方向の長さに対し十分に長くしておく必要がある。
上述の理由で外側板91の長手方向の長さを内側板92の長手方向の長さより長くすると、折財布を開いた際、図4(a)に示すように、外側板91の折り目部に外側に張り出す弛み部911が生じる。この弛み部911は、折財布を開いた時のフォルムを崩し美観を損ねる。
また、紙幣のサイズは内側板92より小さく、紙幣の厚みを考慮しても、紙幣を覆うために必要な外側板のサイズは内側板92のサイズと同程度であるにもかかわらず、弛み部911を設ける分だけ、外側板91のサイズは内側板92より長手方向に大きい。従って、折財布のサイズおよび重量がそれだけ大きくなっているといえる。
上述した事情に鑑み、弛み部911を除き、折財布をコンパクト化および軽量化するための工夫を提案するものとして、特許文献1乃至3がある。特許文献1および2においては内面板を折り目部において2つに分離することにより、また特許文献3においては内面板の折り目部に折り目方向に大きく切り目を入れることにより、外面板の弛み部を不要とした折財布が提案されている。その結果、それらの折財布を開いた際に折り目部が美観を損ねることがなく、また折財布全体のコンパクト化および軽量化が実現されている。
実開昭62−039514号公報 特開平09−285326号公報 実開昭63−115320号公報
特許文献1乃至3において提案されている折財布は美観および携帯性に優れているが、その一方、内側板が2枚に分離しているため、紙幣の収納時にその両方を同時に開く必要があり、使い勝手がやや劣る。
なお、折財布は紙幣を収納することを目的とするものであるが、その構造は紙幣以外のシート状物を収納する収納具に広く共通して採用可能な構造である。
そこで、本発明は、コンパクト化および軽量化を実現するとともに利便性の高いシート状物の収納具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、
互いに重ね合わされた各々可撓性素材のシート状物である外側板および内側板を備え、
前記外側板と前記内側板の各々に関し、第1の方向に沿って延伸する互いに対向する2つの帯状の外縁領域を上辺縁部および下辺縁部とし、前記第1の方向と直交する第2の方向に沿って延伸する互いに対向する2つの帯状の外縁領域を第1の側辺縁部および第2の側辺縁部とし、前記第1の方向の中腹において前記第2の方向に沿った方向に延伸する帯状の領域を折り目部とする場合、
前記外側板と前記内側板とは、前記第1の側辺縁部の少なくとも一部において互いに遊動しないように前記第2の方向に沿って連結され、
前記外側板と前記内側板とは、前記下辺縁部のうち前記折り目部から見て前記第1の側辺縁部側に位置する部分の少なくとも一部において互いに遊動しないように前記第1の方向に沿って連結され、
前記外側板と前記内側板とは、前記折り目部から見て前記第2の側辺縁部側に位置する領域において、少なくとも前記第1の方向に関し互いに遊動可能であり、
前記外側板の前記第1の方向の長さは前記内側板の前記第1の方向の長さより長くされており、折り曲げられる際には、前記外側板と前記内側板が互いに前記第1の方向にずれるように移動する
シート状物を収納するための収納具
を提供する(第1の実施態様)。
また、好ましい実施態様として、上述の第1の実施態様において、
前記外側板と前記内側板とを、前記折り目部から見て前記第2の側辺縁部側に位置する領域のいずれかの位置において互いに遊動可能に連結する連結部を備える
構成が採用されてもよい(第2の実施態様)。
また、他の好ましい実施態様として、上述の第1または第2の実施態様において、
前記内側板は前記折り目部から見て前記第2の側辺縁部側に位置する領域において前記第2の側辺縁部の外側に向かい開口する中空部を備え、
前記外側板は前記内側板を内側に挟むように前記折り目部に沿って折り曲げられた状態において、前記外側板の前記第2の側辺縁部が前記外側板の前記第1の側辺縁部に達することで、前記内側板を前記第1の方向に覆い包む
構成が採用されてもよい(第3の実施態様)。
また、さらに他の好ましい実施態様として、上述の第1乃至第3のいずれかの実施態様において、
前記外側板は前記折り目部から見て前記第1の側辺縁部側に位置する領域において前記上辺縁部の外側に向かい開口する中空部を備え、
前記外側板が備える前記第1の側辺縁部側に位置する領域において前記上辺縁部の外側に向かい開口する中空部は、前記下辺縁部に関し当該下辺縁部の一部においてのみ外側に向かい開口する開口部を有する
構成が採用されてもよい(第4の実施態様)。
また、さらに他の好ましい実施態様として、上述の第1乃至第4のいずれかの実施態様において、
前記内側板は前記折り目部から見て前記第1の側辺縁部側に位置する領域において前記第1の側辺縁部の外側に向かい開口する中空部を備え、
前記外側板は前記内側板を内側に挟むように前記折り目部に沿って折り曲げられた状態において、前記外側板の前記第2の側辺縁部が前記外側板の前記第1の側辺縁部に達することで、前記内側板を前記第1の方向に覆い包む
構成が採用されてもよい(第5の実施態様)。
また、さらに他の好ましい実施態様として、上述の第1乃至第5のいずれかの実施態様において、
前記外側板は前記内側板を内側に挟むように前記折り目部に沿って折り曲げられた状態において、前記外側板の前記第2の側辺縁部が前記外側板の前記第1の側辺縁部に達することで、前記内側板を前記第1の方向に覆い包み、
前記外側板は前記内側板の前記第2の側辺縁部に沿って延伸する領域において前記内側板に対向する側に開口する中空部を備える
構成が採用されてもよい(第6の実施態様)。
また、さらに他の好ましい実施態様として、上述の第1乃至第6のいずれかの実施態様において、
前記外側板は前記折り目部から見て前記第1の側辺縁部側に位置する領域において前記第1の側辺縁部の外側に向かい開口する中空部を備え、
前記外側板は前記内側板を内側に挟むように前記折り目部に沿って折り曲げられた状態において、前記外側板の前記第2の側辺縁部が前記外側板の前記第1の側辺縁部に達することで、前記内側板を前記第1の方向に覆い包む
構成が採用されてもよい(第7の実施態様)。
また、さらに他の好ましい実施態様として、上述の第1乃至第7のいずれかの実施態様において、
前記外側板は前記折り目部から見て前記第2の側辺縁部側に位置する領域において前記上辺縁部の外側に向かい開口する中空部を備え、
前記外側板が備える前記第2の側辺縁部側に位置する領域において前記上辺縁部の外側に向かい開口する中空部は、前記下辺縁部に関し当該下辺縁部の一部においてのみ外側に向かい開口する開口部を有する
構成が採用されてもよい(第8の実施態様)。
また、さらに他の好ましい実施態様として、上述の第1乃至第8のいずれかの実施態様において、
前記内側板は前記折り目部から見て前記第1の側辺縁部側に位置する領域において前記上辺縁部の外側に向かい開口する中空部を備え、
前記内側板が備える前記第1の側辺縁部側に位置する領域において前記上辺縁部の外側に向かい開口する中空部は、前記下辺縁部に関し当該下辺縁部の一部においてのみ外側に向かい開口する開口部を有する
構成が採用されてもよい(第9の実施態様)。
また、さらに他の好ましい実施態様として、上述の第1乃至第9のいずれかの実施態様において、
前記内側板は前記折り目部から見て前記第2の側辺縁部側に位置する領域において前記上辺縁部の外側に向かい開口する中空部を備え、
前記内側板が備える前記第2の側辺縁部側に位置する領域において前記上辺縁部の外側に向かい開口する中空部は、前記下辺縁部に関し当該下辺縁部の一部においてのみ外側に向かい開口する開口部を有する
構成が採用されてもよい(第10の実施態様)。
上述の第1の実施態様にかかる収納具によれば、外側板と内側板が折り目部から見た片側において互いに固着されていないため、折り曲げ時にそれらが互いにずれることで曲率の差を吸収することができる。そのため、弛み部を設ける必要がなく、その分、収納具のコンパクト化および軽量化を図ることができる。
また、上述の第2の実施態様にかかる収納具によれば、外側板と内側板の互いに固着されていない部分が帯や紐などの連結部により遊動可能な状態を保ちながら連結されるため、例えば内側板が柔軟性に富んだ素材である場合において、財布を開いた際、内側板が折り目部から見た片側において不要に動いて邪魔になる、といった不都合が回避される。
また、上述の第3の実施態様にかかる収納具によれば、内側板が外側板と遊動可能な側において、内側板の側辺縁部に外側に開口する中空部がポケットとして設けられているため、例えば硬貨をそのポケットに収納することができる。その際、外側板が中空部の開口部を覆うように内側板を覆い包むため、ポケットの開口部に別途、蓋を設けることなく硬貨等の収納物の不本意な落下等が防止される。
また、上述の第4の実施態様にかかる収納具によれば、外側板が内側板と遊動不可能に固着されている側において、外側板の上辺縁部に外側に向かい開口する中空部がポケットとして設けられているため、例えばクレジットカード等のカード類をそのポケットに収納することができる。その際、当該ポケットの底、すなわち外側板の下辺縁部の一部が開口しているため、ユーザがその底側の開口部から収納されているカード類を上辺縁部側に押し出すことにより、容易にカード類の取り出しを行うことができる。
また、上述の第5の実施態様にかかる収納具によれば、内側板が外側板と遊動不可能に固着されている側において、内側板の側辺縁部に外側に開口する中空部がポケットとして設けられているため、例えば硬貨をそのポケットに収納することができる。その際、外側板がポケットの開口部を覆うように内側板を覆い包むため、ポケットの開口部に別途、蓋を設けなくとも硬貨等の収納物の不本意な落下等が防止される。
また、上述の第6の実施態様にかかる収納具によれば、外側板が内側板と遊動可能な側の中腹部、すなわち内側板の側辺縁部と概ね重なる位置において、内側に開口する中空部がポケットとして設けられているため、例えば硬貨をそのポケットに収納することができる。その際、内側板を覆い包むために外側板がそのポケットの開口部からさらに延伸する部分を備え、その延伸部分が湾曲もしくは屈曲してポケットの開口部を概ね塞ぐため、ポケットの開口部に別途、蓋を設けなくとも硬貨等の収納物の不本意な落下等が防止される。
また、上述の第7の実施態様にかかる収納具によれば、外側板が内側板と遊動不可能に固着されている側において、外側板の側辺縁部に外側に開口する中空部がポケットとして設けられているため、例えば硬貨をそのポケットに収納することができる。その際、内側板を覆い包むために延伸した外側板の反対側の側辺縁部によりポケットの開口部が覆われるため、ポケットの開口部に別途、蓋を設けなくとも硬貨等の収納物の不本意な落下等が防止される。
また、上述の第8の実施態様にかかる収納具によれば、外側板が内側板と遊動可能な側において、外側板の上辺縁部に外側に向かい開口する中空部がポケットとして設けられているため、例えばクレジットカード等のカード類をそのポケットに収納することができる。その際、当該ポケットの底、すなわち外側板の下辺縁部の一部が開口しているため、ユーザがその底側の開口部から収納されているカード類を上辺縁部側に押し出すことにより、容易にカード類の取り出しを行うことができる。
また、上述の第9の実施態様にかかる収納具によれば、内側板が外側板と遊動不可能に固着されている側において、内側板の上辺縁部に外側に向かい開口する中空部がポケットとして設けられているため、例えばクレジットカード等のカード類をそのポケットに収納することができる。その際、当該ポケットの底、すなわち内側板の下辺縁部の一部が開口しているため、ユーザがその底側の開口部から収納されているカード類を上辺縁部側に押し出すことにより、容易にカード類の取り出しを行うことができる。
また、上述の第10の実施態様にかかる収納具によれば、内側板が外側板と遊動可能な側において、内側板の上辺縁部に外側に向かい開口する中空部がポケットとして設けられているため、例えばクレジットカード等のカード類をそのポケットに収納することができる。その際、当該ポケットの底、すなわち内側板の下辺縁部の一部が開口しているため、ユーザがその底側の開口部から収納されているカード類を上辺縁部側に押し出すことにより、容易にカード類の取り出しを行うことができる。
図1は、本発明の第1実施例にかかる財布の概観を模式的に示した図である。 図2は、本発明の第2実施例にかかる財布の概観を模式的に示した図である。 図3は、本発明の第3実施例にかかる財布の概観を模式的に示した図である。 図4は従来技術にかかる折財布の概観を模式的に示した図である。
以下に本発明の実施例にかかる収納具として、いくつかの財布の構造およびその使用方法を説明する。
[第1実施例]
図1は、本発明の第1実施例にかかる財布1の概観を模式的に示した図である。図1は折り曲げ前の状態の財布1を、また図1(b)は折り曲げ後の状態の財布1を示している。
財布1は、細長い概ね矩形のシート状皮革をその長手方向の概ね中腹において二つ折りし、図1(a)における下側の縁部のうち、二つ折りの状態において折り目から長手方向に概ね半分の長さ領域において、互いに折り重なった奥側および手前側の2枚のシート状皮革を縫合した構造を備えている。
財布1のうち、図1(a)における奥側のシート状皮革が外側板11、手前側のシート状皮革が内側板12を構成する。外側板11と内側板12は図1(a)の右側の辺縁部において連続しており、下側の辺縁部の右側領域において縫合されているため、それらの間に挟み込まれる紙幣Nをホールドすることができる。
以下の説明において、財布1の構成部の位置および方向を示すために、図1(a)に示すように、財布1の4つの辺縁部のうち、外側板11と内側板12とが折り目を介して連続している側方の辺縁部を第1の側辺縁部S1、それに対向する側方の辺縁部、すなわち外側板11と内側板12とが連結されていない側方の辺縁部を第2の側辺縁部S2、概ね半分が縫合により塞がれている下方の辺縁部を下辺縁部B、それに対向する側の辺縁部、すなわち概ね全域に渡り開口している上方の辺縁部を上辺縁部Uと呼ぶ。また、財布1の左右方向の概ね中腹において上下方向に延伸する領域を折り目部Fと呼ぶ。
下辺縁部Bにおける縫い目Nは、概ね下辺縁部Bの第1の側辺縁部S1側の端部から折り目部Fの手前(図1(a)における折り目部Fの右側)までの領域において外側板11と内側板12とを縫合している。
外側板11と内側板12の各々には、折り目部Fにおいて図1(a)における手前側から見て谷折りとなるように折り癖が付けられている。そのため、ユーザは財布1全体を容易に二つ折りし、図1(b)に示す状態にすることができる。
財布1が図1(b)に示すように二つ折りされた状態において、外側板11の折り目部Fにおける曲率Rは、内側板12の折り目部Fにおける曲率rよりも大きい。その曲率の違いを考慮して、外側板11の左右方向の長さは内側板12の左右方向の長さよりやや長くされている。その結果、二つ折りにされた状態の財布1において、内側板12の第2の側辺縁部S2が外側板11の第2の側辺縁部S2より外側にはみ出すことはない。
ところで、財布1においては図4に示した折財布と異なり、折り目部Fから見て第2の側辺縁部S2側の領域において、外側板11と内側板12とが互いに縫合等により固着されておらず、それらが互いに遊動可能となっている。そのため、財布1が折り曲げられる際に、外側板11と内側板12が互いに左右方向にずれるように移動し、自然と図1(b)のような状態に収まる。従って、財布1には図4に示した折財布には必要な弛み部911が不要である。
なお、上述した折り曲げ時における外側板11と内側板12とのずれを考慮して、外側板11の折り目部Fに付けられる折り癖は、内側板12の折り目部Fに付けられる折り癖よりやや第2の側辺縁部S2側に配置されている。
上述した構造を備える財布1のユーザは、紙幣Nを財布1に収納したい場合、財布1を図1(a)に示すように開き、上辺縁部Uの開口部を広げた後、その開口部に対し紙幣Nを差し入れ、外側板11と内側板12との間に紙幣Nを挟み込んだ後、財布1を折り曲げて図1(b)の状態にする。紙幣Nを財布1から取り出す際も概ね同様の動作によりそれを行うことができる。
このように紙幣Nを収納可能な財布1は、弛み部を持たないためコンパクトかつ軽量で携帯性に優れるとともに、美観上も優れている。
[第2実施例]
図2は、本発明の第2実施例にかかる財布2の概観を模式的に示した図である。財布2は上述した第1実施例にかかる財布1に対し、硬貨Hを収納するためのポケットを付加したものである。従って、以下に財布2が財布1と異なる点を中心に説明を行う。なお、財布2が財布1と共通もしくは対応して有する構成部等に関しては、財布1の説明において用いた符号と同じ符号を用いる。
図2(a)は折り曲げ前の状態の財布2を、また図2(b)は折り曲げ後の状態の財布2を示している。また、図2(c)は財布2の外側板11と内側板12が第2の側辺縁部S2において互いに遊動可能に連結されている様子を示すために、第2の側辺縁部S2側の側方から見た財布2を示している。
以下の説明において、財布2の内側板12の、折り目部Fから見て第1の側辺縁部S1側の部分を内面板連結側部分121、第2の側辺縁部S2側の部分を内面板非連結側部分122と呼ぶ。
財布2の内面板非連結側部分122は2層構造となっており、第2の側辺縁部S2側の端辺が開口し、他の3つの端辺が閉じられ、硬貨Hを収納するための中空部Pを形成可能となっている。そのような構造の内面板非連結側部分122は、財布1における内側板12の第2の側辺縁部S2側の領域の外面上(図1(a)における手前面上)に、内側板12の概ね半分の面積のシート状皮革を重ね合わせ、その3つの端辺において重ね合わされた2枚のシート状皮革を縫合することにより実現されている。
財布2の外側板11は、内側板12の第2の側辺縁部S2よりさらに外側に延伸するようにその左右方向の長さが長くされており、その延伸部分が図2(a)に示されるように外側に凸に湾曲するように、癖が付けられている。この湾曲した延伸部分は財布2が二つ折りにされた状態において外側板11の第1の側辺縁部S1側の部分の外面上に到達し、内側板12を覆い包みながら中空部Pに収納された硬貨Hが容易に落下することを防ぐ蓋110として機能する。
蓋110の内側面上と、外側板11の第1の側辺縁部S1側の部分の外側面上には、互いに押し込みおよび引き抜きにより着脱可能に係着するスナップボタンの雌金具と雄金具が取り付けられている。
財布2には、上述したように内側板12の内面板非連結側部分122に中空部Pが設けられ、そこには硬貨Hが複数枚、収納され得る。中空部Pに多数の硬貨Hを収納した状態で、財布2を図2(a)に示すように開き、第1の側辺縁部S1が下側、第2の側辺縁部S2が上側となるように傾けると、硬貨Hの重さにより内面板非連結側部分122が折り目部Fの長手方向を軸に蓋110により覆われる領域を超えて回動し、硬貨Hが中空部Pから落下する危険性がある。
そのような不都合を回避するため、財布2の外側板11と内側板12とは第2の側辺縁部S2において、図2(c)に示されるように、薄く短い帯状のシート状皮革である連結帯23により、それらの対向する面において互いに遊動可能に連結されている。ただし、財布2における遊動とは、連結帯23の長さおよび柔軟性により制限される範囲内の領域において、外側板11と内側板12とが互いに自由に相対的位置を変えることを意味する。
なお、連結帯23の一方の端部は外側板11の下端部に、他方の端部は内側板12の上下方向の中腹部に、縫合および鳩目鋲により各々取り付けられている。そのように連結帯23の取り付け位置が配置されることにより、外側板11と内側板12との間に紙幣Nが収納される際、連結帯23が邪魔にはならない。
上述した構造を備える財布2のユーザは、硬貨Hを財布2に収納したい場合、財布2を図2(a)に示すように開き、中空部Pの開口部が上方を向くように財布2を傾けた後、例えば内面板非連結側部分122の手前の層を手前に引くことにより中空部Pの開口部を広げる。その後、開いた開口部に対し硬貨Hを投入し、財布2を折り曲げ、蓋110をスナップボタンで外側板11の第1の側辺縁部S1側の外面上に係着させて図2(b)の状態にする。硬貨Hを財布2から取り出す際も概ね同様の動作によりそれを行うことができる。
このように、財布2は紙幣Nと硬貨Hとを収納可能であるが、弛み部を持たない上に、硬貨Hの落下を防止するための蓋の役割を外側板11の一部(蓋110)が受け持つため、別途、蓋を設ける必要がなく、コンパクトかつ軽量で携帯性に優れるとともに、美観上も優れている。
[第3実施例]
図3は、本発明の第3実施例にかかる財布3の概観を模式的に示した図である。財布3は上述した第2実施例にかかる財布2に対し、カードCを収納するためのポケットを付加したものである。従って、以下に財布3が財布2と異なる点を中心に説明を行う。なお、財布3が財布1もしくは財布2と共通もしくは対応して有する構成部等に関しては、財布1もしくは財布2の説明において用いた符号と同じ符号を用いる。
図3(a)は折り曲げ前の状態の財布3を、また図3(b)は折り曲げ後の状態の財布3を示している。ただし、図3(a)には、図2(a)に示した財布2の背面側に対応する側から見た場合の財布3が示されている。
以下の説明において、財布3の外側板11の、折り目部Fから見て第1の側辺縁部S1側の部分(内面板連結側部分121と重なる部分)を外面板連結側部分111、第2の側辺縁部S2側の部分のうち蓋110を除く部分(内面板非連結側部分122と重なる部分)を外面板非連結側部分112と呼ぶ。
財布3の外面板連結側部分111は2層構造となっており、上辺縁部U側の端辺は概ね全域に渡り開口し、第1の側辺縁部S1側の端辺は下辺縁部B側の概ね3分の1の長さ領域において開口し他は閉じられ、第1の側辺縁部S1側の端辺と対向する端辺は概ね全域に渡り閉じられ、下辺縁部B側の端辺は第1の側辺縁部S1側の概ね2分の1の長さ領域において開口し他は閉じられ、カードCを収納するための中空部Qを形成している。
財布3の外面板連結側部分111が備える2層のうち外側の層には、カードCを収納しない状態においても内側の層との間に5ミリメートル程度の距離を保つ薄い箱形状を維持可能なように、その素材であるシート状皮革に型押し等の加工が施されている。ただし、中空部Qの左右方向の長さが一般的なカードのサイズよりやや短くされており、中空部Qに収納されたカードをその側壁が左右外側から支持するため、中空部Qの上方の開口部を塞ぐ蓋等を別途設けなくともカードCが不用意に中空部Qから落下することはない。
また、財布3の外面板連結側部分111が備える2層のうち外側の層には、図3(a)に示されるように、上辺縁部U側の左右方向の中腹あたりに頂角が下方に凸となる二等辺三角形の切り込みが、また下辺縁部Bと第1の側辺縁部S1との角部に頂角が左下方に凸となる二等辺三角形の切り込みが、それぞれ設けられている。
上方の切り込み部分は、ユーザが中空部Qに収納されているカードCを開口方向に引き出す際に利用される。ただし、中空部QにカードCが複数枚収納されている場合、ユーザはそれらのカードCのうち一番上(手前)のものから順に1枚ずつ引き出す必要がある。これに対し、左下方の切り込み部分は、ユーザがそれら複数のカードCを一度に中空部Qから開口方向に押し出す際に利用される。すなわち、ユーザはこれらの切り込みに露出するカードCを必要に応じて1枚ずつ引き出したり、複数枚をまとめて押し出したりすることで、容易かつ素早く希望するカードCを財布3から取り出すことができる。
上記のような構造の外面板連結側部分111は、財布2における外側板11の第1の側辺縁部S1側の領域の外面上に、薄い箱状体に成形され、かつ上端中腹部および左下角部に切り込みを入れたシート状皮革を重ね合わせ、その3つの端辺において重ね合わされた2枚のシート状皮革を縫合することにより実現されている。
財布3の蓋110は、図3(b)に示されるように、財布2の蓋110と比べ左右方向の全長が長く、その上側の角部および下側の角部が大きく斜めに切り落とされている。これは、外面板連結側部分111に形成されるポケットの切り込み部から露出するカードCを外部から保護するとともに、カードCが露出しない領域については外面板連結側部分111を覆わないことで、財布3の軽量化を図るためである。
上記のような形状の蓋110の端辺側の内側面上に取り付けられているスナップボタンの雌金具と係着するように、財布3においては、外面板連結側部分111の第2の側辺縁部S2側の端辺付近の外側面上にスナップボタンの雄金具が取り付けられている。
図3(b)に示されるように閉じた状態における財布3の平板な面のサイズは、一般的なクレジットカード等のサイズよりやや大きいサイズ、すなわち図3(b)における高さ方向が約9センチメートル、幅方向が約6センチメートルである。また、厚み方向のサイズは収納物の多少により、概ね2〜3センチメートルの範囲内で変化する。
上述した構造を備える財布3のユーザは、カードCを財布3に収納したい場合、単に中空部Qの開口部からカードCを差し入れればよく、必ずしも財布3を図3(a)に示すように開く必要はない。カードCを財布3から取り出す際は、蓋110を外面板連結側部分111の外面上から捲り上げてスナップボタンによるそれらの係着を解いた後、上述したようにポケットに設けられた切り込み部を用いてカードCを中空部Qから引き出す、もしくは押し出す。
なお、上述したように極めてコンパクトな財布3の内側板12は広げた状態の紙幣Nの全てを覆うことができない。すなわち、図3(a)に示されるように、紙幣Nの長手方向の概ね3分の1の領域が内側板12にカバーされることなくはみ出すが、紙幣Nのはみ出した部分は財布3が折り曲げられる際、内面板連結側部分121と内面板非連結側部分122との間に挟まれてホールドされ、財布3から外に露出することはない。なお、紙幣Nの一部が内側板12からはみ出すことを嫌うユーザは、紙幣Nの3分の1を折り曲げたり、もしくは半分に折り曲げたりすることでその全てを外側板11と内側板12との間に挟むように財布3を用いてもよい。
このように、財布3は紙幣N、硬貨HおよびカードCを収納可能であるが、弛み部を持たない上に、硬貨Hの落下とカードCの外部からの損傷を防止するための蓋の役割を外側板11の一部(蓋110)が受け持つため、別途、蓋を設ける必要がなく、コンパクトかつ軽量で携帯性に優れるとともに、美観上も優れている。
[変形例]
上述した実施例は本発明の具体例であって、様々に変形可能である。以下にそれらの変形の例を示す。
上述した財布1、財布2および財布3の構造は右手が利き手のユーザにとって便利なように、開口部の配置等が行われている。従って、左手が利き手のユーザにとって便利なように、これらの財布の構造を左右対称にしてもよい。
また、上述した財布2および財布3において硬貨Hを収納する目的で設けられている中空部Pに代えて、もしくはそれに加えて、例えば以下の位置に硬貨Hなどを収納する目的の中空部(例えば中空部Pと同様の構造のもの)を設けてもよい。
(a)内面板連結側部分121(第1の側辺縁部S1の外側に開口)
(b)外面板非連結側部分112(内側板12の第2の側辺縁部S2に沿う位置、すなわち蓋110と外面板非連結側部分112との境界線あたりにおいて、蓋110の方向かつ内面板非連結側部分122に向かう側に開口)
(c)外面板連結側部分111(第1の側辺縁部S1の外側に開口)
なお、上記(a)または(c)の場合、例えば紙幣Nの出し入れの際に財布2または財布3を第1の側辺縁部S1側が下になるように傾けると、第1の側辺縁部S1の外側方向に開いた開口部から中空部内に収容されている硬貨Hが落下する場合がある。それを防止するために、第1の側辺縁部S1に別途、蓋やファスナー等の開口部を塞ぐ構成部を設けてもよい。
また、上述した財布3においてカードCを収納する目的で設けられている中空部Qに代えて、もしくはそれに加えて、例えば以下の位置にカードCを収納する目的の中空部(例えば中空部Qと同様の構造のもの)を設けてもよい。
(d)外面板非連結側部分112(上辺縁部Uの外側に開口)
(e)内面板連結側部分121(上辺縁部Uの外側に開口)
(f)内面板非連結側部分122(上辺縁部Uの外側に開口)
なお、上記(d)の場合、紙幣Nの収納を妨げないように、中空部を構成する箱状体は外面板非連結側部分112の外側方向に隆起するように設けられることが望ましい。同様に、上記(e)および(f)の場合、紙幣Nの収納を妨げないように、中空部を構成する箱状体は内面板連結側部分121もしくは内面板非連結側部分122の内側方向に隆起するように設けられることが望ましい。
また、財布2および財布3においては、蓋110と外面板連結側部分111とがスナップボタンにより着脱可能に係着するものとしたが、スナップボタンに代えて、例えば面ファスナーなどの他の係着手段が採用されてもよいし、癖付けられた湾曲が通常の使用において概ね維持される程度に蓋110の剛性が高い場合には、係着手段は設けられなくてもよい。
また、財布1、財布2および財布3の主たる素材はシート状皮革であるものとしたが、それに代えて、例えば可撓性樹脂シートなどの他の可撓性シート状素材が採用されてもよい。
また、財布1、財布2および財布3においては、1枚のシート状皮革を折り曲げることにより外側板11および内側板12が形成され、縫合等を要さずに第1の側辺縁部S1においてそれらが連続しているが、例えば下辺縁部Bの第1の側辺縁部S1側半分において連続している1枚のシート状皮革を折り曲げることにより外側板11および内側板12が形成されてもよい。その場合、第1の側辺縁部S1を縫合等により塞ぐことになる。また、分離された2枚のシート状皮革の各々を外側板、内側板とし、それらを第1の側辺縁部S1および下辺縁部Bの第1の側辺縁部S1側半分の領域において縫合等により塞いでもよい。
また、財布1、財布2および財布3において、2枚以上のシート状皮革を互いに固着し連結するにあたり、縫合に代えて接着等の他の方法が採用されてもよい。また、財布1、財布2および財布3の素材が可撓性樹脂シートである場合などは、熱溶着などによる固着方法に加え、一体成形によりその全体形状の成形が行われてもよい。
また、財布2および財布3においては、内面板非連結側部分122と外面板非連結側部分112とが帯状体の連結帯23により互いに遊動可能に連結されるものとしたが、それに代えて、紐状体などの他の形状の連結部により内面板非連結側部分122と外面板非連結側部分112とが遊動可能に連結されてもよい。また、それらの連結部の個数は複数でもよい。
また、例えば内面板非連結側部分122の外面板非連結側部分112に対向する面上に左右方向に延伸する細いベルトを設け、そのベルトを、外面板非連結側部分112の内面板非連結側部分122に対向する面上に設けたベルト孔に通すなどの方法により、財布の折り曲げ時の外側板11と内側板12のずれを吸収する機構が連結帯23に代えて採用されてもよい。
この場合、左右方向に関しては、ベルトがベルト孔内を自由に移動できるため内面板非連結側部分122と外面板非連結側部分112とが遊動可能であるが、上下方向(下辺縁部Bから上辺縁部Uに向かう方向、もしくはその逆の方向)に関してはベルトがベルト孔の上下の縁部によりホールドされるため内面板非連結側部分122と外面板非連結側部分112とが遊動不可能である。その結果、財布の折り曲げ時のずれは吸収されるが、内面板非連結側部分122と外面板非連結側部分112との上下方向の不要なずれが低減され、望ましい。
また、財布3に関してはその高いコンパクト性を示すためにサイズを例示したが、本発明にかかる収納具のサイズはその目的、デザイン等に応じて自由に変更可能である。
また、財布1、財布2および財布3に関し図を用いて示した形状や各構成部の位置、サイズ等はあくまで例示であって、例えば、外面板連結側部分111の外側の層に設けられる切り込みの形状を二等辺三角形ではなく半円や扇型とする、それらの位置やサイズを変更するなど、他の様々なデザインが採用され得る。
なお、本発明の実施例として財布を説明したが、本発明は紙幣に限られず様々なシート状物を収納可能な収納具に広く適用可能である。また、上記の説明において、財布に紙幣、硬貨およびカードが収納されるものとしたが、例えばメモ用紙や鍵など、他の様々な被収納物が本発明にかかる収納具に収納され得る。
本発明にかかる財布に代表されるシート状物の収納具は、量産可能であり、広く一般消費者に購入され利用されるため、少なくとも製造業、卸売り・小売り等のサービス業に貢献する。
1…財布、2…財布、3…財布、11…外側板、12…内側板、23…連結帯、91…外側板、92…内側板、110…蓋、111…外面板連結側部分、112…外面板非連結側部分、121…内面板連結側部分、122…内面板非連結側部分、911…弛み部

Claims (10)

  1. 互いに重ね合わされた各々可撓性素材のシート状物である外側板および内側板を備え、
    前記外側板と前記内側板の各々に関し、第1の方向に沿って延伸する互いに対向する2つの帯状の外縁領域を上辺縁部および下辺縁部とし、前記第1の方向と直交する第2の方向に沿って延伸する互いに対向する2つの帯状の外縁領域を第1の側辺縁部および第2の側辺縁部とし、前記第1の方向の中腹において前記第2の方向に沿った方向に延伸する帯状の領域を折り目部とする場合、
    前記外側板と前記内側板とは、前記第1の側辺縁部の少なくとも一部において互いに遊動しないように前記第2の方向に沿って連結され、
    前記外側板と前記内側板とは、前記下辺縁部のうち前記折り目部から見て前記第1の側辺縁部側に位置する部分の少なくとも一部において互いに遊動しないように前記第1の方向に沿って連結され、
    前記外側板と前記内側板とは、前記折り目部から見て前記第2の側辺縁部側に位置する領域において、少なくとも前記第1の方向に関し互いに遊動可能であり、
    前記外側板の前記第1の方向の長さは前記内側板の前記第1の方向の長さより長くされており、折り曲げられる際には、前記外側板と前記内側板が互いに前記第1の方向にずれるように移動する
    シート状物を収納するための収納具。
  2. 前記外側板と前記内側板とを、前記折り目部から見て前記第2の側辺縁部側に位置する領域のいずれかの位置において互いに遊動可能に連結する連結部を備える
    請求項1に記載の収納具。
  3. 前記内側板は前記折り目部から見て前記第2の側辺縁部側に位置する領域において前記第2の側辺縁部の外側に向かい開口する中空部を備え、
    前記外側板は前記内側板を内側に挟むように前記折り目部に沿って折り曲げられた状態において、前記外側板の前記第2の側辺縁部が前記外側板の前記第1の側辺縁部に達することで、前記内側板を前記第1の方向に覆い包む
    請求項1または2に記載の収納具。
  4. 前記外側板は前記折り目部から見て前記第1の側辺縁部側に位置する領域において前記上辺縁部の外側に向かい開口する中空部を備え、
    前記外側板が備える前記第1の側辺縁部側に位置する領域において前記上辺縁部の外側に向かい開口する中空部は、前記下辺縁部に関し当該下辺縁部の一部においてのみ外側に向かい開口する開口部を有する
    請求項1乃至3のいずれかに記載の収納具。
  5. 前記内側板は前記折り目部から見て前記第1の側辺縁部側に位置する領域において前記第1の側辺縁部の外側に向かい開口する中空部を備え、
    前記外側板は前記内側板を内側に挟むように前記折り目部に沿って折り曲げられた状態において、前記外側板の前記第2の側辺縁部が前記外側板の前記第1の側辺縁部に達することで、前記内側板を前記第1の方向に覆い包む
    請求項1乃至4のいずれかに記載の収納具。
  6. 前記外側板は前記内側板を内側に挟むように前記折り目部に沿って折り曲げられた状態において、前記外側板の前記第2の側辺縁部が前記外側板の前記第1の側辺縁部に達することで、前記内側板を前記第1の方向に覆い包み、
    前記外側板は前記内側板の前記第2の側辺縁部に沿って延伸する領域において前記内側板に対向する側に開口する中空部を備える
    請求項1乃至5のいずれかに記載の収納具。
  7. 前記外側板は前記折り目部から見て前記第1の側辺縁部側に位置する領域において前記第1の側辺縁部の外側に向かい開口する中空部を備え、
    前記外側板は前記内側板を内側に挟むように前記折り目部に沿って折り曲げられた状態において、前記外側板の前記第2の側辺縁部が前記外側板の前記第1の側辺縁部に達することで、前記内側板を前記第1の方向に覆い包む
    請求項1乃至6のいずれかに記載の収納具。
  8. 前記外側板は前記折り目部から見て前記第2の側辺縁部側に位置する領域において前記上辺縁部の外側に向かい開口する中空部を備え、
    前記外側板が備える前記第2の側辺縁部側に位置する領域において前記上辺縁部の外側に向かい開口する中空部は、前記下辺縁部に関し当該下辺縁部の一部においてのみ外側に向かい開口する開口部を有する
    請求項1乃至7のいずれかに記載の収納具。
  9. 前記内側板は前記折り目部から見て前記第1の側辺縁部側に位置する領域において前記上辺縁部の外側に向かい開口する中空部を備え、
    前記内側板が備える前記第1の側辺縁部側に位置する領域において前記上辺縁部の外側に向かい開口する中空部は、前記下辺縁部に関し当該下辺縁部の一部においてのみ外側に向かい開口する開口部を有する
    請求項1乃至8のいずれかに記載の収納具。
  10. 前記内側板は前記折り目部から見て前記第2の側辺縁部側に位置する領域において前記上辺縁部の外側に向かい開口する中空部を備え、
    前記内側板が備える前記第2の側辺縁部側に位置する領域において前記上辺縁部の外側に向かい開口する中空部は、前記下辺縁部に関し当該下辺縁部の一部においてのみ外側に向かい開口する開口部を有する
    請求項1乃至9のいずれかに記載の収納具。
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