JP5803464B2 - 電磁スイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、ソレノイドのオン/オフ動作に連動して電気接点を開閉する電磁スイッチに関する。
従来、エンジン始動用のスタータには、モータへの通電電流を断続するための電気接点を開閉する電磁スイッチが搭載されている。電気接点は、2本の端子ボルトを介してモータの電源ラインに接続される一組の固定接点と、この一組の固定接点間を電気的に断続する可動接点とで構成される。
ところで、冬の寒さが厳しい寒冷地等では、例えば、外気温が氷点下まで低下した時に、電磁スイッチの内部に浸入した水分が冷却されて固定接点の表面(可動接点との当接面)に凍結することがある。この場合、電磁スイッチを作動させても、可動接点と固定接点との間に氷の膜が介在するため、接点間の導通不良を招く問題を生じる。
これに対し、特許文献1には、図8に示す様に、固定接点100の表面に多数の条溝110を形成した電磁スイッチが開示されている。この電磁スイッチによれば、可動接点が固定接点100に当接した時に、可動接点と固定接点100との接触面積が小さくなり、単位面積当たりの接触圧力が増大するため、固定接点100の表面に凍結した氷の膜が粉砕されて接点間の導通を確保することが可能である。
実開昭54−88563号公報
ところが、特許文献1に開示された従来技術では、固定接点100の表面に形成される多数の条溝110の間、つまり、隣り合う条溝110と条溝110との間に平坦面120(図8参照)が残されているため、固定接点100の表面に凍結した氷の膜が厚くなると、氷の粉砕が困難になる。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、可動接点と固定接点との接触面圧を高めることにより、固定接点の表面に凍結した氷の膜を粉砕して接点間の導通を確保できる電磁スイッチを提供することにある。
(請求項1の発明)
本発明は、電磁石を形成して可動鉄心を吸引するソレノイドと、電気回路の電源側と負荷側とにそれぞれ接続される一組の固定接点と、可動鉄心の動きに連動して一組の固定接点間を電気的に断続する可動接点とを備える電磁スイッチであって、固定接点は、可動接点に対向する接点面の平面形状が矩形状に形成されて、接点面の短手方向または長手方向に沿って稜線が延びる突条部を有すると共に、この突条部が接点面の長手方向または短手方向に複数列設けられ、且つ、接点面の長手方向または短手方向の両外側に設けられる突条部の高さが他の突条部の高さより高く形成されていることを特徴とする。
また、短手方向または長手方向から見た前記突条部の形状は、頂点に向かって長手方向または短手方向の幅が次第に狭くなる山形形状に形成されている。
上記の構成によれば、固定接点に設けられる複数列の突条部のうち、長手方向または短手方向の両外側に設けられる突条部(以下、第1の突条部と呼ぶ)の高さが他の突条部の高さより高く形成されているので、第1の突条部が摩耗していない初期状態では、接点閉成時に可動接点が第1の突条部にのみ当接して、他の突条部に当接することはない。この時、可動接点と第1の突条部とが線接触するため、接点同士の接触面積が小さくなり、当接箇所の接触面圧が高くなるので、固定接点の表面に凍結した氷の膜を粉砕して接点間の導通を確保することが出来る。
(請求項2の発明)
請求項1に記載した電磁スイッチにおいて、接点面の長手方向または短手方向の両外側から中央部に向かって突条部の高さが順に低く形成されていることを特徴とする。
この構成では、長手方向または短手方向に複数列設けられた突条部は、接点の開閉が繰り返されることにより、長手方向または短手方向の両外側から中央部に向かって段階的に摩耗していく。この時、摩耗した突条部の表面は、接点開離時に発生するアーク放電によって微小な凹凸が形成された状態となる。
すなわち、第1の突条部が、次の突条部(第1の突条部の次に高い第2の突条部)の高さまで摩耗すると、第1の突条部の摩耗した表面に微小な凹凸が形成される。さらに、第1の突条部および第2の突条部が、次の突条部(第2の突条部の次に高い第3の突条部)の高さまで摩耗すると、第1、第2の各突条部の摩耗した表面に微小な凹凸が形成される。これにより、長手方向または短手方向に複数列設けられた突条部が段階的に摩耗していくことで、突条部の摩耗表面に微小な凹凸が形成されるため、接点閉成時に可動接点が平坦な接点面と接触することはない。その結果、微小な凹凸が形成された突条部の摩耗表面に可動接点が衝突することで、固定接点の表面に凍結した氷の膜を粉砕することが出来、接点間の導通を確保できる。
(請求項3の発明)
請求項1または2に記載した電磁スイッチにおいて、突条部は、接点面の短手方向または長手方向の両端から中央部に向かって稜線の高さが次第に低く形成されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、第1の突条部が摩耗していない初期状態において、可動接点と第1の突条部とが線接触する構成であるが、この請求項3に係る発明では、突条部の稜線の高さが同じではなく、接点面の短手方向または長手方向の両端から中央部に向かって次第に低く形成されている。この場合、固定接点は、初期状態において、稜線の高さが最も高くなる第1の突条部の両端のみ可動接点と接触する。つまり、点接触となるため、接点同士の接触面積が更に小さくなり、氷の膜を粉砕する力を高くすることが出来るので、接点表面に氷の膜が厚く凍結した場合でも、接点衝突時に氷を粉砕して接点間の導通を確保することが可能である。
(請求項4の発明)
請求項1〜3に記載した何れか一つの電磁スイッチにおいて、可動接点は、固定接点との当接面に、突条部の稜線と交差する凸部が2箇所以上設けられていることを特徴とする。この場合、固定接点に当接する可動接点側の当接面積を小さくして面圧を高くできるので、接点衝突時に氷の膜を粉砕する力を高くすることが出来る。
固定接点の斜視図である。 (a)短手方向から見た固定接点の正面図、(b)長手方向から見た固定接点の側面図である。 (a)初期状態の固定接点と可動接点との当接状態を示す正面図、(b)摩耗初期の固定接点と可動接点との当接状態を示す正面図、(c)摩耗中期の固定接点と可動接点との当接状態を示す正面図、(d)摩耗末期の固定接点と可動接点との当接状態を示す正面図である。 電磁スイッチの断面図である。 スタータの断面図である。 (a)短手方向から見た固定接点の正面図、(b)長手方向から見た固定接点の側面図である(実施例2)。 (a)短手方向から見た固定接点と可動接点の正面図、(b)長手方向から見た固定接点と可動接点の側面図である(実施例3)。 従来技術に係る固定接点の側面図である。
本発明を実施するための形態を以下の実施例により詳細に説明する。
(実施例1)
実施例1では、本発明に係る電磁スイッチをエンジン始動用のスタータに搭載した一例を説明する。
スタータ1は、図5に示す様に、トルクを発生するモータ2と、このモータ2の回転を減速する減速装置3と、この減速装置3を介してモータ2の発生トルクが伝達される出力軸4と、この出力軸4の軸上にクラッチ5と一体に配置されるピニオン6と、電磁石の吸引力によりシフトレバー7を駆動してピニオン6を反モータ方向(図5の左方向)へ押し出すと共に、メイン接点(後述する)を開閉してモータ2の通電電流を断続する電磁スイッチ8と、モータ2及び電磁スイッチ8を固定するハウジング9等より構成される。
なお、スタータ1の構成および作動は周知であるため、詳細な説明は省略し、以下、本発明に係る電磁スイッチ8の構成について詳述する。
電磁スイッチ8は、図4に示す様に、2本の端子ボルト10、11が固定される樹脂カバー12と、2本の端子ボルト10、11を介してモータ2の電源ラインに接続される一組の固定接点13と、この一組の固定接点13間を電気的に断続する可動接点14と、この可動接点14を駆動するソレノイドSL等より構成される。
ソレノイドSLは、軸方向の一端側(図示左側)に円環状の底面15aを有し、他端側が開口する有底フレーム15と、通電によって電磁石を形成する励磁コイル16と、電磁石により磁化される固定鉄心17と、励磁コイル16の内周に円筒形のスリーブ18を介して挿入されるプランジャ19と、固定鉄心17とプランジャ19との間に配置されるリターンスプリング20と、可動接点14を支持するロッド21等より構成される。
励磁コイル16は、吸引コイル16aと保持コイル16bとから成り、樹脂製のボビン22に二層状態で巻線される。
固定鉄心17は、スリーブ17の一端側の内周に嵌合して配置される環状のコア部17aと、励磁コイル16の軸方向一端側に配置されるリング形状のディスク部17bとに分割して設けられ、このディスク部17bの内周にコア部17aの外周を圧入嵌合して両者が一体に構成されている。
プランジャ19は、スリーブ18の内周を軸方向に摺動可能に配置され、リターンスプリング20によって反コア部方向(図4の左方向)に付勢されている。
ロッド21は、一方の端部の端部に設けられるフランジ部21aがプランジャ19の端面に溶接等によって固定され、他方の端部がコア部17aの中央部に開口する丸孔を通り抜けて樹脂カバー12の内部に形成される接点室12aに入り込んでいる。
樹脂カバー12は、筒状の胴体部12bを有する有底形状に設けられ、胴体部12bの先端側が有底フレーム15の内周に挿入されて、ディスク部17bに対しパッキン23を介して組み付けられ、且つ、胴体部12bの外周に形成される段差部に有底フレーム15の開口端部をかしめて固定される。
2本の端子ボルト10、11は、ケーブルを介して車載バッテリ(図示せず)に接続されるB端子ボルト10と、モータリード線24(図5参照)が接続されるM端子ボルト11であり、それぞれ、ワッシャ25によって樹脂カバー12の有底部に固定される。
B端子ボルト10とM端子ボルト11は、両者のボルト頭部10a、11aが接点室12aに配置され、そのボルト頭部10a、11aにそれぞれ固定接点13が溶接等によって固定されている。
可動接点14は、接点室12aの内部に突き出るロッド21の端部に絶縁部材26を介して支持されると共に、ロッド21の外周に配置される接点圧スプリング27によってロッド21の先端方向(図4の右方向)へ付勢され、且つ、ロッド21の先端部にかしめ固定されたワッシャ28によりロッド21から抜け止めされている。
上述のメイン接点は、一組の固定接点13と可動接点14とで構成され、接点圧スプリング27に付勢された可動接点14が一組の固定接点13に当接して両固定接点13が導通することでオン状態となり、可動接点14が一組の固定接点13から離れて両固定接点13間の導通が遮断されることでオフ状態となる。
次に、本発明に係る固定接点13について説明する。
固定接点13は、可動接点14に対向する接点面の平面形状が矩形状に形成され、その接点面には、図1に示す様に、接点面の短手方向に沿って稜線が延びる突条部29を有し、この突条部29が接点面の長手方向に複数列(図1では6列)設けられている。
接点面の短手方向から見た突条部29の形状は、頂点に向かって長手方向の幅が次第に狭くなる山形形状に形成されている。
ここで、長手方向の両外側から中央部に向かって、順に第1の突条部29a、第2の突条部29b、第3の突条部29cと呼ぶと、図2(a)に示す様に、第1の突条部29aを含む固定接点13の摩耗代aより第2の突条部29bを含む固定接点13の摩耗代bの方が小さく、さらに、摩耗代bより第3の突条部29cを含む固定接点13の摩耗代cの方が小さく形成されている。言い換えると、第3の突条部29cより第2の突条部29bの方が高く形成され、第2の突条部29bより第1の突条部29aの方が高く形成されている。
また、第1の突条部29aの稜線は、図2(b)に示す様に、短手方向の一端から他端まで同一の高さに形成されている。同様に、第2の突条部29bの稜線および第3の突条部29aの稜線もそれぞれ短手方向の一端から他端まで同一の高さに形成されている。
さらに、第1の突条部29aと第2の突条部29bとの間に形成される谷部の深さ、第2の突条部29bと第3の突条部29cとの間に形成される谷部の深さ、および、第3の突条部29cと第3の突条部29cとの間に形成される谷部の深さは、それぞれ、ボルト頭部10a、11aの端面からの距離が同一に形成されている。
また、第1の突条部29aの外側には、図2(a)に示す様に、平坦面13aが形成され、ボルト頭部10a、11aの端面から平坦面13aまでの距離をA、ボルト頭部10a、11aの端面から谷部の深さまでの距離をBとすると、A≦Bに設定されている。なお、上記の平坦面13aは無くても良い。
さらに、第1の突条部29a、第2の突条部29b、第3の突条部29cは、それぞれ、先端部の断面形状が曲面で形成されている。具体的には、例えば、R=0.5mmの曲率半径を有する曲面で形成されている。
また、第1の突条部29aを含む固定接点13の最大摩耗代aは、例えば2mmであり、各突条部29a、29b、29cの間に形成される谷部の最深位置から第1の突条部29aの頂点までの高さは、例えば、0.5mmである。
(実施例1の効果)
スタータ1に搭載される電磁スイッチ8は、例えば、冬の寒さが厳しい寒冷地等で外気温が氷点下まで低下した時に、接点室12aの内部に浸入した水分が固定接点13の接点表面(可動接点14との当接面)に結露して凍結することがある。これに対し、本実施例では、固定接点13の接点面に複数の突条部29を設け、且つ、接点面の長手方向の両外側に設けられる第1の突条部29aの高さが他の突条部29(第2の突条部29b、第3の突条部29c)の高さより高く形成されている。これにより、第1の突条部29aが摩耗していない初期状態では、図3(a)に示す様に、メイン接点の閉成時に可動接点14が第1の突条部29aにのみ当接して、他の突条部29b、29cに当接することはない。この時、可動接点14と第1の突条部29aとが線接触するため、第1の突条部29aの頂点が摩耗していない状態であっても、接点同士の接触面積が小さくなり、当接箇所の接触面圧が高くなることで、固定接点13の表面に凍結した氷の膜を粉砕して接点間の導通を確保することが出来る。
また、第1、第2、第3の各突条部29a、29b、29cは、接点面の長手方向の両外側から中央部に向かって突条部29の高さが順に低く形成されている。すなわち、第1の突条部29aより第2の突条部29bの方が低く形成され、第2の突条部29bより第3の突条部29cの方が低く形成されている。この構成では、図3(a)に示す初期状態から接点の開閉が繰り返されることにより、同図(b)に示す様に、第1の突条部29aが第2の突条部29bの高さまで摩耗した後、同図(c)に示す様に、第1の突条部29aと第2の突条部29bが第3の突条部29cの高さまで摩耗し、さらに、同図(d)に示す様に、第1、第2、第3の各突条部29が谷部の深さまで摩耗する。この時、摩耗した各突条部29a、29b、29cの表面は、接点開離時に発生するアーク放電によって微小な凹凸が形成された状態、例えば、目の細かいヤスリ面の様な状態となっている。
ここで、第1の突条部29aが第2の突条部29bの高さまで摩耗した段階では、メイン接点の閉成時に、可動接点14が第1の突条部29aの摩耗表面と第2の突条部29bの頂点に当接する。この時、第1の突条部29aの摩耗表面には、微小な凹凸が形成されているため、固定接点13の表面に氷の膜が形成されている場合でも、可動接点14が摩耗表面に衝突する際に、氷の膜を粉砕することができる。一方、第2の突条部29bは、未だ摩耗が進行していないので、図3(a)に示す初期状態の場合と同様に、可動接点14との接触面積が小さく、当接箇所の接触面圧が高くなるため、氷の膜を粉砕することができる。
この後、第1の突条部29aと第2の突条部29bとが第3の突条部29cの高さまで摩耗した段階、さらに、第1、第2、第3の各突条部29a、29b、29cが谷部の深さまで摩耗した段階でも、同様に、固定接点13の表面に凍結した氷の膜を粉砕することが出来、接点間の導通を確保できる。
(実施例2)
この実施例2は、接点面の短手方向の両端から中央部に向かって、突条部29の稜線の高さが次第に低く形成される一例である。
実施例1では、第1の突条部29aが摩耗していない初期状態において、可動接点14と第1の突条部29aとが線接触する構成であるが、この実施例2では、図6(b)に示す様に、突条部29の稜線の高さが同じではなく、接点面の短手方向の両端から中央部に向かって次第に低く形成されている。なお、図6(a)に示す様に、第1、第2、第3の各突条部29a、29b、29cを短手方向から見た形状は、図2(a)に示す実施例1の形状と同じである。
この場合、固定接点13は、初期状態において、稜線の高さが最も高くなる第1の突条部29aの両端のみ可動接点14と接触する。つまり、4箇所で点接触となるため、実施例1の線接触する場合と比較して、接点同士の接触面積が更に小さくなり、氷の膜を粉砕する力を高くすることが出来る。その結果、接点表面に凍結した氷の膜が厚い場合であっても、接点衝突時に氷を粉砕して接点間の導通を確保することが可能となる。
なお、図6(b)では、突条部29の稜線の高さが、接点面の短手方向の両端から中央部に向かって直線状に低下しているが、曲線状に低下する構成でも良い。
(実施例3)
この実施例3は、図7(a)に示す様に、固定接点13の接点面に対向する可動接点14の当接面に、固定接点13に設けられる突条部29の稜線と交差する凸部30を設けた一例である。可動接点14の凸部30は、図7(b)に示す様に、短手方向の両側に1本ずつ、合計2本設けられ、断面形状が矩形状に形成されている。
この実施例3の構成によれば、固定接点13に当接する可動接点14側の当接面積が小さくなり、接触部の面圧を高くできるので、接点衝突時に氷の膜を粉砕する力を高くすることが出来る。
なお、凸部30の断面形状は、図7(b)に示す矩形状に限定するものではなく、例えば、固定接点13の突条部29と同様に、頂点に向かって幅が次第に狭くなる山形形状であっても良い。また、凸部30の本数は、2本に限定する必要はなく、3本以上であっても良い。
(変形例)
実施例1では、固定接点13に設けた突条部29の稜線が接点面の短手方向に沿って延びており、且つ、その突条部29が接点面の長手方向に複数列設けられる一例を記載したが、接点面の長手方向に沿って稜線が延びる突条部29を有し、且つ、その突条部29が接点面の短手方向に複数列設けられる構成でも良い。
また、実施例1に記載した突条部29は、接点面の短手方向に稜線が連続した形状であるが、稜線が途中で途切れた形状、言い換えると、突条部29が複数に分断された形状であっても良い。
1 スタータ
8 電磁スイッチ
13 一組の固定接点
14 可動接点
19 プランジャ(可動鉄心)
29 固定接点に設けられる突条部
30 可動接点に設けられる凸部
SL ソレノイド

Claims (4)

  1. 電磁石を形成して可動鉄心を吸引するソレノイドと、
    電気回路の電源側と負荷側とにそれぞれ接続される一組の固定接点と、
    前記可動鉄心の動きに連動して前記一組の固定接点間を電気的に断続する可動接点とを備える電磁スイッチであって、
    前記固定接点は、前記可動接点に対向する接点面の平面形状が矩形状に形成されて、前記接点面の短手方向または長手方向に沿って稜線が延びる突条部を有すると共に、この突条部が前記接点面の長手方向または短手方向に複数列設けられ、且つ、前記接点面の長手方向または短手方向の両外側に設けられる前記突条部の高さが他の前記突条部の高さより高く形成され
    短手方向または長手方向から見た前記突条部の形状は、頂点に向かって長手方向または短手方向の幅が次第に狭くなる山形形状に形成されていることを特徴とする電磁スイッチ。
  2. 請求項1に記載した電磁スイッチにおいて、
    前記接点面の長手方向または短手方向の両外側から中央部に向かって前記突条部の高さが順に低く形成されていることを特徴とする電磁スイッチ。
  3. 請求項1または2に記載した電磁スイッチにおいて、
    前記突条部は、前記接点面の短手方向または長手方向の両端から中央部に向かって稜線の高さが次第に低く形成されていることを特徴とする電磁スイッチ。
  4. 請求項1〜3に記載した何れか一つの電磁スイッチにおいて、
    前記可動接点は、前記固定接点との当接面に、前記突条部の稜線と交差する凸部が2箇所以上設けられていることを特徴とする電磁スイッチ。
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