JP5800734B2 - 硬質発泡成形品の製造方法及びこれに用いる袋状体付き発泡型 - Google Patents

硬質発泡成形品の製造方法及びこれに用いる袋状体付き発泡型 Download PDF

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Description

本発明は、硬質ポリウレタン原料等を用いた硬質発泡成形品の製造方法及びこれに用いる袋状体付き発泡型に関する。
例えば、自動車部品向けエネルギ吸収部材として、硬質発泡成形品が用いられる場合がある。この硬質発泡成形品の製法の一つに、成形用のウレタン原料が接着性を有することから、離型剤を使用しなくても済むいわゆるフィルム工法(特公昭42−17667号公報)が存在する。キャビティ型面と発泡原料との間にフィルムを介在,セットして、発泡成形,キュア工程を経て、製品脱型後、製品に付いたフィルムを脱形し、そのフィルムが再使用される製法になっている。
そして、フィルム工法に派生する問題を解消すべく、その後、いくつか改良発明が提案されている(例えば特許文献1,2)。
特開平7−164452号公報 特開平9−1564号公報
しかるに、特許文献1,2のような単純形状品と違い、少し複雑な立体形状の発泡成形品になると、フィルムに真空成形等で予備成形したものを用いても、製品形状を得るのが難しかった。発泡型へのフィルムのセットで、フィルムに発生するシワをなくし、品質維持が図られるようアシストプラグ等で押さえる作業が発生した。また、製品からフィルムの脱形が難しく、特に弾性変形可能な軟質発泡成形品と違って、硬質発泡成形品の場合、製品表面の略全域に付着するフィルムを剥がすのが厄介であった。製品にキズをつけないようにするだけでなく、フィルムが再使用されるため、ダメージを与えないよう作業しなければならず、至難であった。
さらに、発泡成形過程で、余剰の発泡ガスをうまく抜かなければならなかった。特許文献2は「相手型1の型割面においてキャビティと外部を連通する型構11を設け、相手型用樹脂シート10には裏面側に突出した型溝11に嵌合する凸部12を設ける」対策を講じるが、余剰発泡ガスのためだけに、型構造,樹脂シートにそれぞれ型構11,凸部12を形成しなければならず、型構造等が複雑化するなど高コストになる傾向にあった。さらにいえば、発泡成形で発泡ガスが抜け難くい箇所は、ショートし、製品に欠肉ができる問題があり、特に製品角部等で、取付け座としてのインサート部品が設置されるとなると、その周囲で発泡成形時に発泡ガスが完全に抜け出ない事態に遭遇し、特許文献1,2では十分に応えられない虞があった。
本発明は、上記問題を解決するもので、発泡型へのフィルム製袋状体のセットが容易で、また複雑形状製品であっても該袋状体の脱形が簡単で、さらに発泡成形過程で、余剰発泡ガスのガス抜きも円滑になし得る硬質発泡成形品の製造方法及びこれに用いる袋状体付き発泡型を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、請求項1に記載の発明の要旨は、発泡型(1)の一方の分割型(2)に、硬質発泡成形品(6)のキャビティ用凹部(20)を形成し、さらに該凹部(20)の側壁面(21a)に掘られたスリット溝(24)を、型割面(25)から凹部(20)の底面(21b)へ向けて形成する一方、該凹部(20)の開口(20a)に袋口(40)を合わせて、袋状の袋主部(41)がフィットすると共に、前記スリット溝(24)に対応する部位で、該袋主部(41)から外方へ屈折してひだ状に突出する折畳み部(45)が、前記袋主部(41)の開口縁(41a)から袋主部(41)の底部分(42)へ向かう側壁部分(43)に設けられるフィルム製袋状体(4)を、予備成形で準備した後、型開状態で、前記スリット溝(24)に折畳み部(45)を挿入し且つ前記凹部(20)の型内面(21)を前記袋主部(41)で覆うようにして、前記袋状体(4)をセットした後、該袋主部(41)の袋内に発泡原料(5)を注入すると共に、型閉じして、硬質発泡成形品(6)を成形することを特徴とする硬質発泡成形品の製造方法にある。請求項2の発明たる硬質発泡成形品の製造方法は、請求項1で、折畳み部(45)が横断面V字状に折り畳まれた二つ折り部分(46)で形成され、且つ前記凹部(20)への前記袋状体(4)のセットで、前記スリット溝(24)に挿入された前記折畳み部(45)に係る二つ折り部分(46)の対向面(46a)間に隙間(ε)が設けられることを特徴とする。請求項3の発明たる硬質発泡成形品の製造方法は、請求項1又は2で、硬質発泡成形品(6)の角部(67)又は角部(67)寄りに対応する発泡型(1)の部位で、型割面(25)から凹部底面(21b)へ向けて、前記スリット溝(24)が形成され、さらに該スリット溝(24)に対応する前記袋状体(4)の部位に折畳み部(45)が形成されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明の要旨は、少なくとも一方の分割型(2)に、硬質発泡成形品(6)のキャビティ用凹部(20)が形成され、さらに該凹部(20)の側壁面(21a)に掘られたスリット溝(24)が、型割面(25)から凹部(20)の底面(21b)へ向けて形成される発泡型(1)と、該凹部(20)にフィットする袋状の袋主部(41)が設けられると共に、前記スリット溝(24)に対応させて該袋主部(41)から外方へ屈折してひだ状に突出する折畳み部(45)が、横断面V字状の二つ折り部分(46)を形成して、前記袋主部(41)の開口縁(41a)から袋主部(41)の底部分(42)へ向かう側壁部分(43)に設けられるフィルム製袋状体(4)と、を具備し、且つ、前記凹部(20)への該袋状体(4)のセットで、前記スリット溝(24)に挿入した該折畳み部(45)に係る二つ折り部分(46)の対向面(46a)間に隙間(ε)が設けられることを特徴とする硬質発泡成形品の製造用袋状体付き発泡型にある。
請求項1,4の発明のごとく、スリット溝(24)に対応する部位に折畳み部(45)が設けられるフィルム製袋状体(4)を予備成形すると、折畳み部があることで立体化が容易になる。凹部(20)の側壁面(21a)にスリット溝(24)を形成すると、型開状態で、前記スリット溝(24)に折畳み部(45)を挿入し且つ凹部(20)の型内面(21)を袋主部(41)で覆うようにして、袋状体(4)をセットでき、複雑形状の硬質発泡成形品の場合でも、発泡型上で、従来実施されてきたアシストプラグ等で袋状体を押さえる作業を軽減できる。また、スリット溝(24),折畳み部(45)が設けられると、折畳み部がひだ状又は蛇腹状に折り畳まれた状態にあるので、ここを利用して発泡成形後のフィルム製袋状体の脱形が簡単にできる。最終製品が硬質発泡成形品であっても、これをキズつけることなく、また袋状体も傷めることなく、ひだ状又は蛇腹状になった折畳み部を開いて、硬質発泡成形品からフィルム製袋状体を難なく剥がすことができる。
請求項2,4の発明のごとく、凹部(20)への袋状体(4)のセットで、スリット溝(24)に挿入された折畳み部(45)に係る二つ折り部分(46)の対向面間に隙間(ε)が設けられると、発泡成形過程で余剰発泡ガスのガス抜きは、該隙間から型割面同士の間隙を通って型外へスムーズに抜け出るので、効果的なガス抜きを行うことができる。さらに、スリット溝(24)に挿入された折畳み部(45)に隙間(ε)が設けられると、スリット溝(24)への折畳み部(45)の挿入が円滑に進む。
請求項3の発明のごとく、硬質発泡成形品(6)の角部(67)又は角部(67)寄りに対応する発泡型(1)の部位で、型割面(25)から凹部底面(21b)へ向けてスリット溝(24)が形成され、さらにスリット溝(24)に対応する袋状体(4)の部位に折畳み部(45)が形成されると、フィルムシートから真空成形等の予備成形で、シワ等が発生しない立体形状の袋状体を作製し易くなる。また、袋状体の脱形工程で、袋状体付き硬質発泡成形品の角部又は角部寄りに折畳み部(45)が在ると、該折畳み部を開くことによって袋状体の袋口が大きく開くので、最終製品たる硬質発泡成形品からフィルム製袋状体を一層剥がし易くなる。
本発明の硬質発泡成形品の製造方法及びこれに用いる袋状体付き発泡型は、離型剤を使用しないことは勿論、発泡型への袋状体のセットが容易で、また脱型後の製品に付着する袋状体を簡単に剥がし、該袋状体は再使用に耐え、さらに発泡成形過程における余剰発泡ガスのガス抜きも円滑になし得るなど、優れた効果を発揮する。
本発明の硬質発泡成形品の製造方法に用いる発泡型の概略断面図である。 図1の発泡型に袋状体をセットする様子の説明断面図である。 凹型の概略斜視図である。 図3の角部周りの平面図である。 図4の凹型に袋状体をセットした平面図である。 袋状体の一部破断斜視図である。 凹型に袋状体をセットしたスリット溝周りの縦断面図で、図5のVII-VII線矢視図である。 図2の袋状体のセット後、凹型に発泡原料を注入すると共に型閉じする様子を示す説明断面図である。 型閉じ後、硬質発泡成形品を発泡成形する説明断面図である。 脱型で取り出した袋状体付き硬質発泡成形品の斜視図である。 図10から袋状体を剥がし取った硬質発泡成形品の斜視図である。 本製法の概略フロー説明図である。
以下、本発明に係る硬質発泡成形品の製造方法及びこれに用いる袋状体付き発泡型について詳述する。
(1)実施形態1
図1〜図12は本発明の硬質発泡成形品の製造方法及びこれに用いる袋状体付き発泡型の一形態で、図1は発泡成形品の製法に用いる発泡型の概略図、図2は図1の発泡型に袋状体をセットした説明図、図3は凹型の斜視図、図4は図3の角部周りの平面図、図5は図4の凹型に袋状体をセットした平面図、図6は袋状体の説明斜視図、図7は図5のVII-VII線矢視図、図8は袋状体のセット後、凹型に発泡原料を注入すると共に型閉じする説明図、図9は硬質発泡成形品を発泡成形する説明図、図10は脱型で取り出した袋状体付き硬質発泡成形品の斜視図、図11は図10から袋状体を剥がし取った硬質発泡成形品の斜視図、図12は本製法の概略フロー説明図である。尚、各図はスリット溝,袋状体を判り易くするため、溝幅,袋状体の厚みを大きく描く。
(1)硬質発泡成形品の製造用袋状体付き発泡型
硬質発泡成形品の製造用袋状体付き発泡型は、一対の分割型2,3とフィルム製袋状体4とを具備する(図1〜図3)。ここでは、図11のような硬質発泡成形品6の製造用発泡型1とするが、図1,図2,図8,図9では発泡型1を簡略図示する。図1は図3のI-I線矢視図に相当する。
発泡型1は、少なくとも一方の分割型2に、硬質発泡成形品6のキャビティ用凹部20が形成される(図3)。さらに、凹部20の側壁面21aには、型本体2a内へと掘り込むスリット溝24が、型割面25から凹部20の底面21bへ向けて形成される。
本実施形態の発泡型1は、一方の分割型たる下型2と、他方の分割型たる上型3とを備え、下型2に対し上型3がヒンジ2eを支点に回動自在とする(図1)。下型2にキャビティ用凹部20を有し、型閉じにより硬質発泡成形品6のキャビティCを形成する。詳しくは、図11の硬質発泡成形品6を上下逆にした状態で、その立体形状の大半を占める凹部20を下型2で形成し、相手型となる上型3の型面30は硬質発泡成形品6のほぼ平坦な裏面61周りを形成する。
そして、下型2の側壁面21aには、型割面25から凹部20の底面21bへ向けて鉛直方向に、細長く掘ったスリット溝24の窪みが複数形成される(図3)。スリット溝24は側壁面21aに対し垂直に型本体内へ掘り込まれる溝である。スリット溝24の形成により型割面25と側壁面21aに細長いすき間が現れる。側壁面21aに掘られたスリット溝24の溝深さLは、図1,図3のごとく型割面25で最も大きな溝深さLmaxとなる。スリット溝24の高さhは、型割面25から凹部20の底面21bへと向かい、それらの多くが凹部20の底面21b若しくは底面21b近くにまで達する高さになっている。溝深さLは、型割面25から凹部底面21bへ進むにつれ、徐々に短くなる。見方を変えれば、スリット溝24はその溝底が凹部底面21b側の下端地点242(溝深さがゼロの地点)から型割面25の上方に向け、次第に外方傾斜し深くなっている。図1の正面視で見るスリット溝24の形状は、側壁面21a及び型割面25に現れるスリット溝24の溝長をそれぞれ短辺とし、凹部底面21b側の溝底に係る下端地点242から型割面25に現れたスリット溝24の溝底243までの長さを斜辺とする三角形になっている。
スリット溝24の溝幅Wについては、袋状体4の折畳み部45を挿入できる大きさがあれば足りる。しかし、ここでは、発泡成形時に余剰発泡ガスの逃し路にも利用するため、折畳み部45の厚みよりもスリット溝24の溝幅Wを大きくする(詳細後述)。
スリット溝24は、また、硬質発泡成形品6の角部67又は角部67寄りに対応する発泡型1の部位で、型割面25から凹部底面21bへ向けて形成される。硬質発泡成形品6の裏面視で、角部67のアールを形成するアール止まり地点671若しくはこの近くで、硬質発泡成形品6の裏面61に対し垂直方向VR(図11参照)に折畳み部45が配されるよう、スリット溝24が下型2の型割面25から凹部底面21bへ向けて鉛直方向に形成される(図3)。このように、硬質発泡成形品6の角部67又は角部67寄りに対応する下型側壁面21aの部位(対応角部27)で、スリット溝24を型割面25から凹部底面21bの方向に設けるのが好ましい。該スリット溝24の位置に、袋状体4の折畳み部45を形成することになり、シート状フィルムから袋状体4を造る予備成形で、硬質発泡成形品6を造る袋主部41の立体形状がより造り易くなるからである。
図3中、符号28はインサート部品7の受座、符号29は硬質発泡成形品6の台座部分68を形成する隆起部、符号8はインサート用係止具を示す。
袋状体4は、前記凹部20にフィットする袋状の袋主部41が設けられると共に、前記スリット溝24に対応する部位に、該袋主部41から外方へ屈折してひだ状に突出する折畳み部45が設けられる立体賦形品である(図2,図6)。折畳み部45は、図6のごとく横断面V字状の二つ折り部分46を形成して、袋主部41の開口縁41aから袋主部41の底部分42へ向かう側壁部分43に設けられる。袋状体4は、硬質発泡成形品6の製造に先立ち、フィルムシートから真空成形や圧空成形等で予備成形される。
本実施形態の袋状体4は、下型2のキャビティ用凹部20の型面形状に沿う袋主部41を設けると共にその側壁部分43に折畳み部45を設け、さらに凹部開口縁を越えて下型2の型割面25へと延在する鍔部44を設けたフィルム製立体形状品になっている。尚、鍔部44は図5,図7,図10のごとく袋主部41の開口縁41a周り略全域に設けるが、図6は一部にとどめ、図8,図9は省略する。
下型2がつくるキャビティ用凹部20の型内面21にフィットする袋主部41が設けられると共に、該凹部20への袋主部41のセットで、該袋主部の側壁部分43で、スリット溝24に対応する部位には二つ折りした折畳み部45が設けられる。凹部20へ袋主部41をセットした状態下の正面視で見る折畳み部45の形状は、図2に示すように、開口縁41a上で折り畳まれた二つ折り部分46の長さxと、両二つ折り部分46の付け根部分460から折畳み部45の下端地点461までの長さyを短辺とし、該下端地点461と開口縁41aに在る二つ折り部分46の折り目地点462を結んだ辺を斜辺zとする三角形になっている。該三角形はスリット溝24がつくる前記三角形よりも若干小さめに造られる。斯かる三角形の折畳み部45を形成することで、シート状フィルムから真空成形等の予備成形で、硬質発泡成形品6の立体形状が造り易くなる。既述のごとく硬質発泡成形品6の角部67又は角部67寄りに対応する発泡型1の部位にスリット溝24を形成し、さらに該スリット溝24に対応する袋状体4の部位に折畳み部45を形成することで、シート状フィルムから硬質発泡成形品6を形づくる袋状体4の立体形状が一層造り易くなっている。
そうして、凹部20への袋状体4のセットで、図5,図7のごとくスリット溝24に挿入した折畳み部45に係る二つ折り部分46の対向面46a間に隙間εが設けられるよう構成する。図4の凹部20に袋主部41をあてがい、スリット溝24に折畳み部45を挿入して、袋状体4を下型2にセットした図5,図7の状態下、スリット溝24に納まった二つ折り部分46間に、発泡成形時の余剰発泡ガスgの逃し隙間εが確保される。スリット溝24の溝幅をW[mm]、袋状体4を形成するフィルム厚をt[mm]とすると、スリット溝24内は折畳み部45の二つ折り部分46が二枚在り、横幅Wとフィルム厚tとの関係は以下の数式で表される。
W[mm]=t[mm]×2+0.2〜0.5[mm]
スリット溝24に折畳み部45を挿入しても0.2mm〜0.5mmの隙間εがあることで、余剰発泡ガスgの逃し隙間εに役立つだけでなく、折畳み部45のスリット溝24への挿入,セットも容易になる。本実施形態は、フィルム厚tを0.5mmとし、横幅Wを1.5mmに設定する。
袋状体4は、硬質ポリウレタンからなる硬質発泡成形品6に対して、接着性を有しないフィルムで造られる。例えば、ポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂等、又はこれらを混合させたポリオレフィン系の非極性樹脂素材で造られる。尚、本発明でいうフィルム製袋状体4の「フィルム」にはフィルムよりも厚みのあるシートを含む。
(2)硬質発泡成形品の製造方法
硬質発泡成形品の製造方法は、前記袋状体4付き発泡型1を用いて、例えば図11ごとくの硬質発泡成形品6を以下のように製造する。
製造に先立ち、前記下型2と上型3からなる発泡型1と共に前記袋状体4を準備する(図1,図2)。硬質発泡成形品6のキャビティ用凹部20を形成し、凹部20の側壁面21aに掘られたスリット溝24を、型割面25から凹部底面21bへ向けて形成する下型2が用意される。また、フィルムシートから真空成形等の予備成形で造られる袋状体4が用意される。凹部開口20aに袋口40を合わせて、袋状の袋主部41がフィットすると共に、スリット溝24に対応する部位で、袋主部41から外方へひだ状に突出する折畳み部45が、袋主部41の開口縁41aから袋主部41の底部分42へ向かう側壁部分43に設けられるフィルム製袋状体4を準備する。
硬質発泡成形品6の製造方法は、図12に示す各工程を経て、硬質発泡成形品6の製品を造っていく。図中、中黒矢印の流れは発泡成形する工程サイクルを表す。概略説明すると、フィルムシートから予備成形されたフィルム製袋状体4が破線矢印に示す袋状体のセット工程に供される。そうして、インサート部品セット,発泡原料5の注入たるPu注入の工程、さらに型閉じ、発泡成形、キュア工程を経て、製品脱型で、袋状体4付き製品が取り出される。取り出された袋状体付き製品に対し、袋状体の脱形工程でフィルム製袋状体4を剥がし、所望の硬質発泡成形品(製品)を得る。一方、剥がし取った袋状体4は点線矢印に示すごとく再使用に供される。袋状体4は約60ショットで寿命になり、不足分がフィルムシートから予備成形された袋状体4が適宜提供される。
詳しくは、図1の型開状態下、先ず、下型2に形成された夫々のキャビティ用凹部20の型面に、図2のごとく準備した袋状体4をセットする(図12に示す袋状体のセット工程)。型開状態で、スリット溝24に折畳み部45を挿入し、且つ型内面21に袋状体4の袋主部41を納め、さらに袋主部41から凹部開口20aを乗り越える鍔部44が型割面25に載ってセットされる(図2,図5)。折畳み部45,鍔部44が在ることで、凹部20にセットされた袋状体4が下型2に安定保持される。
このとき、スリット溝24に挿入した折畳み部45では、二つ折り部分46の二枚分厚みよりもスリット溝24の溝幅Wを大きくしており、スリット溝24への折畳み部45の挿入が円滑に進む。スリット溝24に折畳み部45が挿着された図5,図7の状態下、二つ折り部分46の対向面46a間には隙間εができる。
次いで、本実施形態はインサート用係止具8にインサート部品7を係止,セットする(インサート部品セット工程)。台座部分68を造る隆起部29に在る受座28で起立するピンからなる係止具8にリング状のインサート部品7を嵌入,係止する。尚、図3は下型凹部20へ袋状体4をセットすることなく、係止具8にインサート部品7を直接係止した図を示すが、これは下型2のスリット溝24,受座28や台座部分用隆起部29,係止具8,インサート部品7等の形状を判り易くするための下型斜視図であり、硬質発泡成形品6の製造工程では、下型2に袋状体4のセット後、係止具8にインサート部品7を係止,セットする。尚、インサート部品7がない場合、この工程は省かれる。
続いて、図8のごとく袋主部41の袋内に発泡原料5を注入する(Pu注入工程)。下型2に袋状体4をセットした後、型開状態のまま、下型凹部20の型内面21にフィットさせた袋主部41の袋口40へノズルNを移動し、該ノズルNから発泡原料5を該袋主部41内へ所定量注入する。
その後、ヒンジ軸2eを支点に上型3を回動させ(図8の鎖線矢印)、該上型3を下型2に被せて型閉じする(型閉じ工程)。
型閉じ後、図9ごとくの硬質ウレタン発泡成形品6を成形する(発泡成形工程)。発泡成形過程で、袋主部41内に余剰の発泡ガスは、図5,図9の鎖線矢印のごとく折畳み部45にできた隙間εに入り、その後、袋主部41の開口縁41a側に在る上方折畳み口46eから下型2の型割面25と上型3の型割面31との間隙を縫って発泡型1外へ放出される。折畳み部45を構成する二つ折り部分46に係る側方折畳み口46fは、図9のごとく袋主部41の開口縁41aから底面21b(又は底面21b近く)までの高さ方向に設けられている。且つ、折畳み部45を構成する二つ折り部分46に係る上方折畳み口46eの周縁は袋主部41の開口縁41aにつながっているので、二つ折り部分46の対向面46a間の隙間εに余剰発泡ガスgが入り易く、且つ入った余剰発泡ガスgのガス抜きがスムーズに行われる。とりわけ、発泡成形で発泡ガスが抜けにくい部位や、取付け座としてのインサート部品7が設置される箇所(特に硬質発泡成形品6の角部67)で、そうした発泡ガスの抜け難い箇所であっても、その近くに、スリット溝24に挿入される折畳み部45に隙間εを設けることによって、ガス抜きが円滑に行われる。
かくして、折畳み部45に設けられた隙間εの逃し路から余剰発泡ガスgのガス抜きが支障なく行われ、図11の硬質ウレタン発泡成形品6が発泡成形される。
発泡成形を終え、発泡硬化(キュア工程)の確認後、袋状体4付き硬質発泡成形品6を発泡型1から取り出す(製品脱型工程)。ヒンジ2eを中心に上型3を回動させ型開して、袋状体4付き発泡成形品6を脱型する。しかる後、該袋状体4付き発泡成形品6から袋状体4を剥がして(袋状体の脱形工程)、所望の硬質発泡成形品6を得る。
袋状体の脱形工程では、折畳み部45が設けられているので、その口46e,46fを開いて、袋状体4付き発泡成形品6から袋状体4を難なく剥がすことができる。袋状体の脱形工程で剥がし取った袋状体4は、その形状戻しを経て、袋状体のセット工程用として再使用される。一方、製品脱型工程後の発泡型1は型開状態のまま、袋状体のセット工程に入る。その後、前記手順を繰り返し、硬質発泡成形品6を次々と製造していくこととなる。
(3)効果
このように構成した発泡成形品の製造方法及びこれに用いる袋状体付き発泡型1は、発泡型1と袋状体4を備えて、袋主部41の袋内に発泡原料5を注入し発泡成形するので、離型剤塗布を要しない。ウレタン原料等の接着性発泡原料5であっても、ポリプロピレン樹脂等の非極性樹脂フィルムを使って予備成形された袋状体4が介在し、型に発泡原料5が直接接することがないので、型内面21に離型剤を塗布しなくても済む。
そして、図11のような複雑形状の製品を造るとなると、特許文献1,2等ではフィルムシートからの予備成形品を用いるのは難しかったが、本発明のようにスリット溝24,折畳み部45を設けることで複雑形状の硬質発泡成形品6にも対応できるようになっている。凹部20を形成する型側(下型2側)にスリット溝24を設け、且つ該スリット溝24に対応する袋状体4の部位に、折畳み部45を設けることによって、袋状体4の立体化が容易になり、複雑形状の硬質発泡成形品6でも対応可能になる。
凹部20への袋状体4のセット工程では、スリット溝24,折畳み部45の形成によって、アシストプラグ等の押さえる力を借りなくても、従来発生し易かったシワをなくすことができる。さらに、凹部20の型内面21を袋主部41で覆うようにして、スリット溝24に折畳み部45を挿入し袋状体4をセットするのであるが、スリット溝24に挿入する折畳み部45が、凹部20に沿って配される袋主部41の保形維持に貢献する。スリットに挿入した折畳み部45が凹部20にセットした袋主部41の安定保持に役立つ。
特に、硬質発泡成形品6の角部67又は角部67寄りに対応する発泡型1の部位で、型割面25から凹部底面21bへ向けてスリット溝24が形成され、さらにスリット溝24に対応する袋状体4の部位に折畳み部45が形成されると、シート状フィルムから真空成形等の予備成形で、シワ等が発生しない立体形状の袋状体4を簡単に作製できる。発泡型1へのフィルム製袋状体4のセット時に、アシストプラグ等で袋状体4を押さえる作業をなくすことも可能になる。
また、弾性変形させることのできる軟質発泡成形品6と異なり、硬質発泡成形品6は、製品脱型後に袋状体4付き発泡成形品6から袋状体4を剥がすのが極めて厄介であったが、本発明によれば難なく剥がし取ることができる。二つ折り部分46がつくる折畳み口46e,46fの口を広げて、折畳み部45を展開できるので、硬質発泡成形品6であっても製品にキズつけることなく袋状体4をスピーディに剥がし取ることができる。折畳み口46e,46fの口が広がり、折畳み部45が展開するので、フィルム製袋状体4にもダメージを与えることがなく、袋状体4付き発泡成形品6から剥がされた袋状体4は再使用に十分耐える。
加えて、硬質発泡成形品6の角部67又は角部67寄りに対応する発泡型1の部位にスリット溝24が形成され、さらにスリット溝24に対応する袋状体4の部位に折畳み部45が形成されると、袋状体4の剥がしが一層楽になる。袋状体の脱形工程時、袋状体4付き硬質発泡成形品6の角部67又は角部67寄りに折畳み部45が在り、該折畳み部45を開くことによって袋状体4の袋口40が大きく開くので、最終製品たる硬質発泡成形品6が複雑形状であっても、フィルム製袋状体4を剥がす作業が非常にスムーズに行えるようになる。
また、発泡成形過程で余剰発泡ガスgをうまく抜くことが求められるが、スリット溝24に挿入された折畳み部45に係る二つ折り部分46の対向面46a間に隙間εを設けるので、発泡成形過程で余剰発泡ガスgは該隙間εから型割面25,31の間隙を通って型外へ順調に抜け出る。効果的なガス抜きを行うことができる。且つ、二つ折り部分46の対向面46a間に隙間εが設けられるように設定するので、発泡成形,キュア後のフィルム製袋状体4の脱形が行い易くなるにとどまらず、ガス抜きが円滑に行われることで、製品に欠肉等が発生するトラブルを解消できる。発泡成形で発泡ガスが抜け難い角部67の箇所や、取付け座等としてのインサート部品7が設置される箇所であっても、隙間εを設けることによってガス抜きが円滑に進むので、製品の歩留まり向上を果たす。受座28にインサート部品7をセットすると、発泡成形時に発泡原料5の流れが悪くなり、発泡ガスが溜まり易くなる問題も、その近くにスリット溝24,折畳み部45,隙間εを設ければ、ガス抜きが順調に進む。
さらに、スリット溝24に挿入した折畳み部45に隙間εが設けられると、該隙間εが余裕代になって、スリット溝24に折畳み部45を簡単に挿入でき、発泡型1への袋状体4のセットが容易で、作業性向上にも貢献するなど、数々の優れた効果を発揮する。
尚、本発明においては前記実施形態に示すものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種々変更できる。発泡型1,袋状体4,袋主部41,折畳み部45,硬質発泡成形品6等の形状,大きさ,個数,材質等は用途に合わせて適宜選択できる。実施形態は下型2のみに袋状体4を配したが、上型3の型面30にもフィルムシートやフィルム製袋状体を配設できる。
1 発泡型
20 凹部
21 型内面
21a 側壁面
21b 底面
24 スリット溝
25 型割面
4 袋状体
40 袋口
41 袋主部
42 底部分
43 側壁部分
45 折畳み部
46 二つ折り部分
6 硬質発泡成形品
67 角部
ε 隙間

Claims (4)

  1. 発泡型(1)の一方の分割型(2)に、硬質発泡成形品(6)のキャビティ用凹部(20)を形成し、さらに該凹部(20)の側壁面(21a)に掘られたスリット溝(24)を、型割面(25)から凹部(20)の底面(21b)へ向けて形成する一方、該凹部(20)の開口(20a)に袋口(40)を合わせて、袋状の袋主部(41)がフィットすると共に、前記スリット溝(24)に対応する部位で、該袋主部(41)から外方へ屈折してひだ状に突出する折畳み部(45)が、前記袋主部(41)の開口縁(41a)から袋主部(41)の底部分(42)へ向かう側壁部分(43)に設けられるフィルム製袋状体(4)を、予備成形で準備した後、
    型開状態で、前記スリット溝(24)に折畳み部(45)を挿入し且つ前記凹部(20)の型内面(21)を前記袋主部(41)で覆うようにして、前記袋状体(4)をセットした後、該袋主部(41)の袋内に発泡原料(5)を注入すると共に、型閉じして、硬質発泡成形品(6)を成形することを特徴とする硬質発泡成形品の製造方法。
  2. 前記折畳み部(45)が横断面V字状に折り畳まれた二つ折り部分(46)で形成され、且つ前記凹部(20)への前記袋状体(4)のセットで、前記スリット溝(24)に挿入された前記折畳み部(45)に係る二つ折り部分(46)の対向面(46a)間に隙間(ε)が設けられる請求項1記載の硬質発泡成形品の製造方法。
  3. 硬質発泡成形品(6)の角部(67)又は角部(67)寄りに対応する発泡型(1)の部位で、型割面(25)から凹部底面(21b)へ向けて、前記スリット溝(24)が形成され、さらに該スリット溝(24)に対応する前記袋状体(4)の部位に折畳み部(45)が形成される請求項1又は2に記載の硬質発泡成形品の製造方法。
  4. 少なくとも一方の分割型(2)に、硬質発泡成形品(6)のキャビティ用凹部(20)が形成され、さらに該凹部(20)の側壁面(21a)に掘られたスリット溝(24)が、型割面(25)から凹部(20)の底面(21b)へ向けて形成される発泡型(1)と、
    該凹部(20)にフィットする袋状の袋主部(41)が設けられると共に、前記スリット溝(24)に対応させて該袋主部(41)から外方へ屈折してひだ状に突出する折畳み部(45)が、横断面V字状の二つ折り部分(46)を形成して、前記袋主部(41)の開口縁(41a)から袋主部(41)の底部分(42)へ向かう側壁部分(43)に設けられるフィルム製袋状体(4)と、を具備し、
    且つ、前記凹部(20)への該袋状体(4)のセットで、前記スリット溝(24)に挿入した該折畳み部(45)に係る二つ折り部分(46)の対向面(46a)間に隙間(ε)が設けられることを特徴とする硬質発泡成形品の製造用袋状体付き発泡型。
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