JP5798189B2 - 発電機用ブレーキ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、交流発電機と整流器とを備える発電システムで使用される発電機用ブレーキ装置に関するものである。
我々の周囲にある発電システムにおいては、交流発電機が広く利用されている。交流発電機の駆動源として、水力、火力及び原子力を挙げることができる。近年、別の駆動源として、風力が利用されつつある。例えば、水力や風力を利用する発電システムでは、水車や風車によって交流発電機が回転し、発電が行われる。
また、交流発電機以外にも、直流発電機が使われている。一般的な直流発電機は、交流発電機に相当する構成と整流器とを内部に有している。したがって、一般的な直流発電機は、交流発電機と整流器とを有する発電機であるということができる。
交流発電機においては、交流発電機の損傷を防止するために、その回転を抑制しなければならない場合がある。このような場合に備えて、ブレーキ装置が交流発電機に組み込まれている。交流発電機のブレーキ装置には、機械的にブレーキをかけるタイプと電気的にブレーキをかけるタイプとがある。
機械的なブレーキ装置は、高い機械的強度が必用であり、高価なものとなりやすい。機械的なブレーキ装置を採用する場合、必要な構成を交流発電機に組み込む必要がある。このため、交流発電機の設計変更等が必要となる。また、機械的なブレーキ装置を採用することにより、メンテナンス時の点検項目が増加し、メンテナンス作業が煩雑化する。したがって、機械的なブレーキ装置の採用が容易であるとは言えない。
電気的なブレーキ装置は、その作動のために計測装置と制御装置とが必要である。計測装置が、交流発電機から稼働状況に関するパラメータを検出し、制御装置に信号を送る。そして、制御装置が、計測装置から送られる信号に基づいて、交流発電機にブレーキをかける。例えば、風力を利用する発電システムにおいては、計測装置が検出するパラメータとして、交流発電機の回転速度、交流発電機の出力電圧、風速、風車の回転速度を挙げることができる。
電気的なブレーキ装置においては、計測装置や制御装置が作動するために、外部や交流発電機からの電力供給が必要である。しかし、計測装置や制御装置への電力供給が何らかの理由によって断たれると、電気的なブレーキ装置は作動できない。
かかるブレーキ装置の問題点に応えるべく、以下に述べる電気的なブレーキ装置が提案されている(特許文献1参照)。この電気的なブレーキ装置は、風力を利用する発電システムにおいて用いられる。
この電気的なブレーキ装置は、ブレーキ回路と制御装置とを備えている。ブレーキ回路は、半導体スイッチと直列抵抗とを有する。制御装置は、半導体スイッチの作動を制御可能に構成されている。さらに、電気的なブレーキ装置には、スイッチ制御用電源が設けられている。スイッチ制御用電源は、ブレーキ回路の電流を検出して半導体スイッチの制御信号を出力する。
この電気的なブレーキ装置においては、バッテリー等の外部電源が使用できない場合であっても、半導体スイッチの作動が可能である。
特開2003−90281号公報
しかしながら、上記特許文献1の電気的なブレーキ装置であっても、通常の作動時には待機電力を消費する。また、この電気的なブレーキ装置は、必要とされる部品点数が多く、製造や導入にかかるコストが高価なものとなりやすい。また、必要とされる部品点数が多いということは、メンテナンス時の点検項目が増加する原因ともなる。
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、極めて簡単な構造でありながら確実にブレーキ操作が可能であり、通常の待機電力が不要であり、取り付け作業やメンテナンス作業の容易化が可能な発電機用ブレーキ装置を提供することである。
本発明は、その課題を解決するために以下のような構成をとる。本発明に係る発電機用ブレーキ装置が有する第1の特徴は、「交流発電機と、当該交流発電機の出力線に接続された整流器と、を備える発電システムにおいて使用される発電機用ブレーキ装置であって、前記交流発電機の出力線に、感熱スイッチが、前記交流発電機の出力線どうし間を接続する回路の切断と接続とを可能に設置されており、前記感熱スイッチが温度を検知して作動するための熱源が、前記交流発電機と、前記整流器と、前記交流発電機の出力線に設置された発熱素子と、前記整流器の出力線に設置された発熱素子と、前記整流器の出力線に接続される負荷又は蓄電池と、のうちの少なくともいずれかひとつであること」である。
なお、第1の特徴おける「交流発電機の出力線どうし間を接続する回路であって、感熱スイッチが切断と接続とを行う回路」のことを、以下の説明において「第1の回路」ということとする。
本発明に係る発電機用ブレーキ装置が有する第2の特徴は、「交流発電機と、当該交流発電機に接続された整流器と、を備える発電システムにおいて使用される発電機用ブレーキ装置であって、前記整流器の出力線に、感熱スイッチが、前記整流器の出力線どうし間を接続する回路の切断と接続とを可能に設置されており、前記感熱スイッチが温度を検知して作動するための熱源が、前記交流発電機と、前記整流器と、前記交流発電機の出力線に設置された発熱素子と、前記整流器の出力線に設置された発熱素子と、前記整流器の出力線に接続される負荷又は蓄電池と、のうちの少なくともいずれかひとつであること」である。
なお、第2の特徴おける「整流器の出力線どうし間を接続する回路であって、感熱スイッチが切断と接続とを行う回路」のことを、以下の説明において「第2の回路」ということとする。
本発明に係る発電機用ブレーキ装置が有する第3の特徴は、第2の特徴を有することに加えて、「前記回路に、発熱素子が設置されていること」である。
すなわち、第3の特徴を有する発電機用ブレーキ装置においては、第2の回路に発熱素子が設置されている。
本発明に係る発電機用ブレーキ装置が有する第4の特徴は、第2の特徴又は第3の特徴を有することに加えて、「蓄電池が、前記整流器の出力線に接続される場合において、前記整流器の出力線に、整流素子が設置されており、電流が前記整流素子を流れる向きは、前記整流器の高位側端子から前記蓄電池の高位側端子への向きと、前記蓄電池の低位側端子から前記整流器の低位側端子への向きと、のうちのいずれかであり、前記整流素子が、前記回路よりも前記蓄電池側に位置していること」である。
本発明に係る発電機用ブレーキ装置が有する第5の特徴は、「交流発電機と、当該交流発電機に接続された整流器と、を備える発電システムにおいて使用する発電機用ブレーキ装置であって、前記整流器の出力線に、発熱素子が設置されており、前記発熱素子が設置されている前記整流器の出力線に、感熱スイッチが、前記発熱素子を迂回する回路の切断と接続とを可能に設置されており、前記感熱スイッチが温度を検知して作動するための熱源が、前記交流発電機と、前記整流器と、前記交流発電機の出力線に設置された発熱素子と、前記整流器の出力線に設置された前記発熱素子と、前記整流器の出力線に接続される負荷又は蓄電池と、のうちの少なくともいずれかひとつであること」である。
なお、第5の特徴おける「発熱素子を迂回する回路であって、感熱スイッチが切断と接続とを行う回路」のことを、以下の説明において「第3の回路」ということとする。
本発明に係る発電機用ブレーキ装置が有する第6の特徴は、「交流発電機と、当該交流発電機に接続された整流器と、を備え、蓄電池が、前記整流器の出力線に接続される発電システムにおいて使用する発電機用ブレーキ装置であって、前記整流器の出力線どうし間に、電圧検知素子とスイッチ素子とを有する電圧スイッチの当該スイッチ素子が、前記整流器の出力線どうし間を接続する回路の切断と接続とを可能に設置されており、前記整流器の出力線どうし間に、感熱スイッチが、前記蓄電池の高位側端子と低位側端子との間を接続する回路の切断と接続とを可能に設置されており、前記感熱スイッチによって切断と接続とがなされる前記回路に、前記電圧検知素子が、前記蓄電池の電圧を検知可能、且つ、検知した電圧に基づいて前記スイッチ素子に作動信号を送信可能に設置されており、前記スイッチ素子によって切断と接続とがなされる前記回路よりも前記蓄電池側に、前記感熱スイッチによって切断と接続とがなされる前記回路が位置し、前記整流器の出力線に、整流素子が設置されており、前記整流素子に電流が流れる向きは、前記整流器の高位側端子から前記蓄電池の高位側端子への向きと、前記蓄電池の低位側端子から前記整流器の低位側端子への向きと、のうちのいずれかであり、前記スイッチ素子によって切断と接続とがなされる前記回路よりも前記蓄電池側に、前記整流素子が位置し、前記感熱スイッチによって切断と接続とがなされる前記回路よりも前記整流器側に、前記整流素子が位置し、前記感熱スイッチが温度を検知して作動するための熱源が、前記交流発電機と、前記整流器と、前記交流発電機の出力線に設置された発熱素子と、前記整流器の出力線に設置された発熱素子と、前記蓄電池と、前記整流素子と、のうちの少なくともいずれかひとつであること」である。
なお、第6の特徴おける「整流器の出力線どうし間を接続する回路であって、電圧スイッチのスイッチ素子が切断と接続とを行う回路」のことを、以下の説明において「第4の回路」ということとする。
第6の特徴おける「蓄電池の高位側端子と低位側端子との間を接続する回路であって、感熱スイッチが切断と接続とを行う回路」のことを、以下の説明において「第5の回路」ということとする。
本発明に係る発電機用ブレーキ装置が有する第7の特徴は、第6の特徴を有することに加えて、「前記スイッチ素子によって切断と接続とがなされる前記回路に、発熱素子が設置されており、前記感熱スイッチが温度を検知して作動するための熱源が、前記交流発電機と、前記整流器と、前記交流発電機の出力線に設置された発熱素子と、前記整流器の出力線に設置された発熱素子と、前記蓄電池と、前記整流素子と、のうちの少なくともいずれかひとつであるとともに、前記スイッチ素子によって切断と接続とがなされる前記回路に設置された前記発熱素子であること」である。
本発明に係る発電機用ブレーキ装置において、感熱スイッチは、温度を検知して第1の回路、第2の回路、第3の回路あるいは第5の回路の切断と接続を行う。そして、この感熱スイッチは、その作動に電力を必要としないものであればよい。かかる感熱スイッチとして、例えば、バイメタル式のサーモスタット、液体膨張式のサーモスタット、感温磁性体を有するサーマルリードスイッチ等を挙げることができる。すなわち、発電機用ブレーキ装置における感熱スイッチの作動のために、外部や交流発電機から電力を供給する必要がなくなる。
本発明に係る発電機用ブレーキ装置における発熱素子は、電流が流れることにより発熱する素子であればよい。かかる発熱素子として、例えば、抵抗体やダイオード等を挙げることができる。
第6の特徴を有する発電機用ブレーキ装置において、電圧スイッチは、電圧検知素子が検知した電圧に基づいてスイッチ素子が第4の回路の切断と接続を行うものであればよい。電圧スイッチは、その作動に電力を必要とするものであっても問題はない。
第1の特徴を有する発電機用ブレーキ装置においては、感熱スイッチが作動して、第1の回路がつながる。そして、第1の回路が交流発電機の出力線どうし間を接続する。第1の回路によって、大きな電流が交流発電機に流れる。この結果、交流発電機の回転を妨げる制動トルクが発生し、電気的なブレーキが交流発電機にかかる。
第2の特徴を有する発電機用ブレーキ装置においては、感熱スイッチが作動して、第2の回路がつながる。そして、第2の回路が整流器の出力線どうし間を接続する。第2の回路によって、大きな電流が交流発電機に流れる。この結果、交流発電機の回転を妨げる制動トルクが発生し、電気的なブレーキが交流発電機にかかる。
第2の回路が発熱素子を有する場合と発熱素子を有しない場合とを比較する。交流発電機に流れる電流の大きさは、前者の場合が後者の場合よりも小さい。したがって、前者の第2の回路によってかかる電気的なブレーキの効きは、後者の第2の回路によってかかる電気的なブレーキの効きよりも、弱い。第3の特徴を有する発電機用ブレーキ装置は、例えば、風力発電におけるストール運転において好適である。
第4の特徴を有する発電機用ブレーキ装置においては、感熱スイッチが作動して、第2の回路がつながる。そして、第2の回路が整流器の出力線どうし間を接続する。この際、整流器と蓄電池との間の接続が維持されているとしても、第2の回路を介して、蓄電池の高位側端子と低位側端子とが短絡することはない。また、電流が、第2の回路を介して、蓄電池の高位側端子から低位側端子へ流れることもない。なぜならば、電流が蓄電池の高位側端子から低位側端子へ流れることを、整流素子が防止するからである。
第5の特徴を有する発電機用ブレーキ装置においては、感熱スイッチが作動して、第3の回路がつながる。第3の回路によって、大きな電流が交流発電機に流れる。この結果、交流発電機の回転を妨げる制動トルクが発生し、電気的なブレーキが交流発電機にかかる。
第6の特徴又は第7の特徴を有する発電機用ブレーキ装置においては、感熱スイッチが作動して、第5の回路がつながる。そして、第5の回路が蓄電池の高位側端子と低位側端子との間を接続する。第5の回路に設置された電圧スイッチの電圧検知素子が蓄電池の電圧を検知する。そして、蓄電池の電圧に応じて、電圧検知素子が電圧スイッチのスイッチ素子に作動信号を送信する。スイッチ素子が作動すると、第4の回路がつながる。
第4の回路によって、大きな電流が交流発電機に流れる。この結果、交流発電機の回転を妨げる制動トルクが発生し、電気的なブレーキが交流発電機にかかる。この際、第4の回路を介して、蓄電池の高位側端子と低位側端子とが短絡することはない。また、電流が、第4の回路を介して蓄電池の高位側端子から低位側端子へ流れることもない。なぜならば、電流が蓄電池の高位側端子から低位側端子へ流れることを、整流素子が防止するからである。そして、蓄電池の過充電が防止される。
第4の回路が発熱素子を有する場合と発熱素子を有しない場合とを比較する。交流発電機に流れる電流の大きさは、前者の場合が後者の場合よりも小さい。したがって、前者の第4の回路によってかかる電気的なブレーキの効きは、後者の第4の回路によってかかる電気的なブレーキの効きよりも、弱い。第7の特徴を有する発電機用ブレーキ装置は、例えば、風力発電におけるストール運転において好適である。
第6の特徴又は第7の特徴を有する発電機用ブレーキ装置において、感熱スイッチが第5の回路をつなぐ場合にのみ、電圧スイッチが作動する。そして、交流発電機に電気的なブレーキをかける必要性が高くなる場合にのみ、感熱スイッチが第5の回路をつなぐ。すなわち、発電機が通常の発電を行っているときには、第5の回路が切断されており、電圧スイッチへ電力を供給する必要がない。
例えば、風力を利用する発電システムにおいては、風速、風車の回転速度、交流発電機の回転速度、交流発電機の出力が、瞬時に大きく変化する。風速、風車の回転速度、交流発電機の回転速度、交流発電機の出力に基づいて、電気的なブレーキの作動と解除が切り替わる場合を考える。このような場合、電気的なブレーキにおいて、作動と解除の切り替わりが頻繁に起こりやすい。
本発明に係る発電機用ブレーキ装置において、感熱スイッチが検知する熱源の温度の瞬間的な変化幅は、比較的緩やかである。この熱源の温度は、交流発電機の出力が過大となる状態がしばらく継続することにより、上昇する。交流発電機の出力が過大となる状態が、短時間しか続かない場合、熱源の温度は、大きく変化しない。また、熱源の温度が感熱スイッチの作動温度を超えた後、感熱スイッチの作動がしばらく続かなければ、熱源の温度は低下しない。したがって、電気的なブレーキの作動と解除の切り替わりが頻繁に起こることが、防止される。
本発明者の知見に基づけば、風力を利用する発電システムにおいては、以下のように感熱スイッチの作動温度と復帰温度を設定することが好ましい。すなわち、感熱スイッチの作動温度を復帰温度よりも15〜25℃高く設定することが好ましい。このような設定により、電気的なブレーキの作動と解除の切り替わりが頻繁に起こることが、効率よく防止される。
本発明に係る発電機用ブレーキ装置は、従来ある電気部品を用いて簡単に構成可能であり、必要な部品点数も少なくて済む。このため、廉価なコストでの製造が可能である。また、発電システムへの組み込みが非常に容易である。さらに、メンテナンス作業も容易化される。
本発明に係る発電機用ブレーキ装置は、駆動源の種類を問わず交流発電機に広く適用可能である。本発明に係る発電機用ブレーキ装置は、風力を駆動源とする交流発電機において特に好適である。また、水車やスクリューの回転を駆動源とする交流発電機においても好適である。
なお、本発明に係る発電機用ブレーキ装置は、第1の特徴、第2の特徴、第5の特徴及び第6の特徴のうちの複数個の特徴を有していてもよい。また、本発明に係る発電機用ブレーキ装置は、第1の特徴、第3の特徴、第5の特徴及び第6の特徴のうちの複数個の特徴を有していてもよい。さらに、本発明に係る発電機用ブレーキ装置は、第1の特徴、第4の特徴、第5の特徴及び第6の特徴のうちの複数個の特徴を有していてもよい。
上記のような発電機用ブレーキ装置であるので、極めて簡単な構造でありながら確実にブレーキ操作が可能であり、通常の待機電力が不要であり、取り付け作業やメンテナンス作業の容易化が可能である。
本発明に係る発電機用ブレーキ装置を有する発電システムの回路図である。 変形例に係る発電機用ブレーキ装置を有する発電システムの回路図である。 実証試験の結果を示す第1のグラフである。 実証試験の結果を示す第2のグラフである。 実証試験の結果を示す第3のグラフである。 図3のグラフの一部分を拡大したグラフである。 図4のグラフの一部分を拡大したグラフである。 図5のグラフの一部分を拡大したグラフである。 図6のグラフの一部分を拡大したグラフである。 図7のグラフの一部分を拡大したグラフである。 図8のグラフの一部分を拡大したグラフである。
風力発電の場合を例として、本発明の実施の形態を図1を参照しつつ説明する。
発電システム1は、風車(図示せず)と、風力発電機10と、整流器20と、を有する。
風力発電機10は、三相交流発電機であり、前記風車によって回転可能に構成されている。風力発電機10は、三相交流電圧の出力線11として、3本のケーブル12、13、14を有する。ケーブル12、13、14は、整流器20の入力端子21に接続されている。
出力線11には、サーモスタット41が感熱スイッチとして設置されている。サーモスタット41は、風力発電機10の本体表面の温度を検知可能に構成されている。サーモスタット41がONとなる作動温度はT1であり、サーモスタット41がOFFとなる復帰温度はT2である。次の式(1)の関係が成立している。
T1−T2=20℃ ・・・(1)
サーモスタット41は、以下の動作を行う構成を有する。風力発電機10の本体表面の温度がT1以上に上昇すると、サーモスタット41は、ONとなり、ケーブル12、13、14どうしを接続する回路をつなぐ。サーモスタット41によってつながれるこの回路が、第1の回路である。そして、風力発電機10の本体表面の温度がT2以下に下降すると、サーモスタット41は、OFFとなり、第1の回路を切断する。
サーモスタット41が、第1のブレーキ40を形成している。
整流器20は、三相交流整流器であり、いわゆるブリッジダイオードである。整流器20は、直列に接続された2個のダイオードの組を3組有し、これらのダイオードの組が互いに並列に接続されている。整流器20は、整流した直流電圧の出力線24として2本のケーブル25、26を有する。ケーブル25、26は、蓄電池30に接続されている。
ケーブル25が、整流器20の高位側出力端子22と、蓄電池30の高位側端子31と、を接続している。ケーブル26が、整流器20の低位側出力端子23と、蓄電池30の低位側端子32と、を接続している。
ケーブル51が、ケーブル25とケーブル26との間を接続可能に設置されている。ケーブル25とケーブル51との接続点に、サーモスタット52が感熱スイッチとして設置されている。サーモスタット52は、後述する抵抗体53の温度を検知可能に構成されている。サーモスタット52がONとなる作動温度はT3であり、サーモスタット52がOFFとなる復帰温度はT4である。次の式(2)の関係が成立している。
T3−T4=20℃ ・・・(2)
ケーブル25において、サーモスタット52よりも蓄電池30側の位置に、抵抗体53が発熱素子として設置されている。抵抗体53は、電熱線からなり、熱伝導率が大きな樹脂に封入されている。抵抗体53をなす電熱線として、例えば、ニクロム線やステンレス線を挙げることができる。
抵抗体53を封入する樹脂として、例えば、不飽和ポリエステル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂を挙げることができる。サーモスタット52が、抵抗体53の温度を検知可能に、抵抗体53を封入した樹脂に接触している。
サーモスタット52は、以下の動作を行う構成を有する。抵抗体53の温度がT3以上に上昇すると、サーモスタット52は、ONとなり、ケーブル51によりケーブル25とケーブル26とを接続する回路をつなぐ。サーモスタット52によってつながれるこの回路が、第2の回路である。サーモスタット52は、第2の回路をつなぐのと同時に、ケーブル25を介した整流器20と蓄電池30との間の接続を切断する。そして、抵抗体53の温度がT4以下に下降すると、サーモスタット52は、OFFとなり、第2の回路を切断する。サーモスタット52は、第2の回路を切断するのと同時に、ケーブル25を介して整流器20と蓄電池30との間を接続する。
サーモスタット52とケーブル51と抵抗体53とが、第2のブレーキ50を形成している。
ケーブル25において、抵抗体53よりも蓄電池30側の位置に、抵抗体61が発熱素子として設置されている。また、ケーブル25において、抵抗体53よりも蓄電池30側の位置に、ケーブル62が抵抗体61を迂回する回路を形成可能に接続されている。ケーブル62に、サーモスタット63が感熱スイッチとして設置されている。
ケーブル25において、抵抗体61と、サーモスタット63とが、並列に設置されている。サーモスタット63がONとなる作動温度はT5であり、サーモスタット63がOFFとなる復帰温度はT6である。次の式(3)の関係が成立している。
T5−T6=20℃ ・・・(3)
抵抗体61は、電熱線からなり、熱伝導率が大きな樹脂に封入されている。抵抗体61をなす電熱線として、例えば、ニクロム線やステンレス線を挙げることができる。
抵抗体61を封入する樹脂として、例えば、不飽和ポリエステル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂を挙げることができる。サーモスタット63が、抵抗体61の温度を検知可能に、抵抗体61を封入した樹脂に接触している。
サーモスタット63は、以下の動作を行う構成を有する。抵抗体61の温度がT5以上に上昇すると、サーモスタット63は、ONとなり、ケーブル62により抵抗体61を迂回する回路をつなぐ。サーモスタット63によってつながれるこの迂回回路が、第3の回路である。そして、抵抗体61の発熱温度がT6以下に下降すると、サーモスタット63は、OFFとなり、第3の回路を切断する。
サーモスタット63とケーブル62と抵抗体61とが、第3のブレーキ60を形成している。第3のブレーキ60は、第2のブレーキ50よりも蓄電池30側に位置している。
ケーブル71が、ケーブル25とケーブル26との間に設置されている。ケーブル25において、ケーブル25とケーブル71との接続点72は、抵抗体61及びサーモスタット63よりも蓄電池30側に位置している。ケーブル71には、抵抗体73が発熱素子として設置されている。また、ケーブル71には、電圧スイッチ74のスイッチ素子76が、抵抗体73と直列に設置されている。抵抗体73は、電熱線からなる。抵抗体73をなす電熱線として、例えば、ニクロム線やステンレス線を挙げることができる。
電圧スイッチ74は、電圧検知素子75とスイッチ素子76とを有する。電圧検知素子75は、後述する第5の回路を介して蓄電池30の電圧を検知可能に構成されている。
また、電圧検知素子75は、以下の動作を行う構成を有する。電圧検知素子75は、蓄電池30の電圧がV1以上になったことを検知すると、スイッチ素子76にON信号を送信する。そして、電圧検知素子75は、蓄電池30の電圧がV2以下になったことを検知すると、スイッチ素子76にOFF信号を送信する。これらのON信号とOFF信号が、電圧検知素子75がスイッチ素子76に送信する作動信号である。なお、次の式(4)の関係が成立している。
V1>V2 ・・・(4)
スイッチ素子76は、以下の動作を行う構成を有する。スイッチ素子76は、電圧検知素子75からON信号を受信すると、ケーブル71によりケーブル25とケーブル26との間を接続する回路をつなぐ。スイッチ素子76によってつながれるこの回路が、第4の回路である。そして、スイッチ素子76は、電圧検知素子75からOFF信号を受信すると、第4の回路を切断する。また、スイッチ素子76は、電圧検知素子75からON信号とOFF信号のいずれをも受信していないときは、第4の回路を切断している。
ケーブル25に、ダイオード77が整流素子として設置されている。ケーブル25において、ダイオード77は、接続点72よりも蓄電池30側に位置している。ダイオード77のアノードが、整流器20側に接続され、ダイオード77のカソードが、蓄電池30側に接続されている。
ダイオード77と抵抗体73とは、熱伝導率が大きな樹脂に一緒に封入されている。ダイオード77と抵抗体73を封入する樹脂として、例えば、不飽和ポリエステル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂を挙げることができる。
ケーブル78が、ケーブル25とケーブル26との間に設置されている。ケーブル78とケーブル25との接続点79は、ダイオード77よりも蓄電池30側に位置している。
ケーブル78に、サーモスタット80が感熱スイッチとして設置されている。また、ケーブル78に、電圧検知素子75がサーモスタット80と直列に設置されている。サーモスタット80がONとなる作動温度はT7であり、サーモスタット80がOFFとなる復帰温度はT8である。次の式(5)の関係が成立している。
T7−T8=20℃ ・・・(5)
サーモスタット80が、ダイオード77と抵抗体73の温度を検知可能に、ダイオード77と抵抗体73とを封入した樹脂に接触している。
サーモスタット80は、以下の動作を行う構成を有する。ダイオード77の温度がT7以上に上昇すると、サーモスタット80は、ONとなり、ケーブル78によってケーブル25とケーブル26との間を接続する回路をつなぐ。サーモスタット80によってつながれるこの回路が、第5の回路である。そして、ダイオード77と抵抗体73の温度がともにT8以下に下降すると、サーモスタット80は、OFFとなり、第5の回路を切断する。すなわち、サーモスタット80がONになると、電圧検知素子75は、第5の回路を介して、蓄電池30の電圧を検出する構成を有する。
ダイオード77と抵抗体73と電圧スイッチ74とケーブル71とサーモスタット80とケーブル78とが、第4のブレーキ70を形成している。第4のブレーキ70は、第3のブレーキ60よりも蓄電池30側に位置している。
第1のブレーキ40と第2のブレーキ50と第3のブレーキ60と第4のブレーキ70とが、発電機用ブレーキ装置を形成している。
以上が発電機用ブレーキ装置の構成である。次に、発電機用ブレーキ装置が奏する作用効果について説明する。
まず、風力発電機10が通常の発電を行う場合について説明する。
風力発電機10の本体表面の温度は、T1未満であり、抵抗体53の温度は、T3未満であり、抵抗体61の温度は、T5未満であり、ダイオード77の温度は、T7未満である。そして、出力線11、24は、以下の状態にある。
サーモスタット41は、OFFとなっており、第1の回路を切断している。このとき、第1のブレーキ40は解除されており作動していない。そして、第1のブレーキ40による電力の消費はない。
サーモスタット52は、OFFとなっており、第2の回路を切断している。このとき、第2のブレーキ50は解除されており作動していない。そして、第2のブレーキ50による電力の消費はない。
サーモスタット63は、OFFとなっており、第3の回路を切断している。このとき、第3のブレーキ60は解除されており作動していない。そして、第3のブレーキ60による電力の消費はない。
サーモスタット80は、OFFとなっており、第5の回路を切断している。このとき、電圧検知素子75は作動していない。そして、電圧検知素子75による電力の消費はない。そして、第5の回路が切断されているので、スイッチ素子76は、ON信号とOFF信号のいずれをも電圧検知素子75から受信していない。したがって、スイッチ素子76は、第4の回路を切断している。すなわち、第4のブレーキ70は解除されており作動していない。そして、第4のブレーキ70による電力の消費もない。
すなわち、風力発電機10が通常の発電を行っている場合、第1のブレーキ40と第2のブレーキ50と第3のブレーキ60と第4のブレーキ70は、いわゆる待機電力を消費していない。
そして、蓄電池30における充電が行われる。
なお、図1は、第1のブレーキ40と第2のブレーキ50と第3のブレーキ60と第4のブレーキ70とがすべて解除された状態を示している。
次に、風力発電機10の回転速度が上昇し、風力発電機10にブレーキをかける必要がある場合について説明する。例えば、台風などの強風により、風力発電機10の回転速度が大きくなりすぎた場合、風力発電機10にブレーキをかけて破損を防止しなければならない。
風力発電機10の回転速度が上昇し、風力発電機10の出力が大きくなると、風力発電機10の本体表面の温度が徐々に上昇する。風力発電機10の本体表面の温度が、T1以上になると、第1のブレーキ40が作動する。すなわち、サーモスタット41は、作動してONとなり、第1の回路をつなぐ。
第1の回路が、ケーブル12、13、14どうしを接続し、ケーブル12、13、14が短絡する。この短絡により、風力発電機10に大きな電流が流れる。そして、風力発電機10の回転を妨げる制動トルクが発生する。この結果、風力発電機10にブレーキがかかり、風力発電機10の出力電圧と風力発電機10を流れる電流とが低下する。その後、風力発電機10の本体表面の温度が徐々に下降する。
風力発電機10の本体表面の温度が、T2以下になると、第1のブレーキ40の作動が解除される。すなわち、サーモスタット41は、復帰してOFFになる。そして、サーモスタット41は、第1の回路を切断する。その後、第2のブレーキ50と第3のブレーキ60と第4のブレーキ70とのうちのいずれもが作動していなければ、風力発電機10は、通常の発電を再開する。
また、風力発電機10の回転速度が上昇し、風力発電機10の出力が大きくなると、抵抗体53の温度が徐々に上昇する。抵抗体53の温度がT3以上になると、第2のブレーキ50が作動する。すなわち、サーモスタット52は、作動してONとなる。そして、サーモスタット52は、第2の回路をつなぐ。第2の回路により、ケーブル25とケーブル26とが短絡する。同時に、サーモスタット52は、ケーブル25による整流器20と蓄電池30との接続を切断する。
第2の回路により、風力発電機10に大きな電流が流れる。そして、風力発電機10の回転を妨げる制動トルクが発生する。この結果、風力発電機10にブレーキがかかり、風力発電機10の出力電圧と風力発電機10を流れる電流とが低下する。その後、抵抗体53の温度が徐々に下降する。
抵抗体53の温度が、T4以下になると、第2のブレーキ50の作動が解除される。すなわち、サーモスタット52は、復帰してOFFになる。そして、サーモスタット52は、第2の回路を切断する。同時に、サーモスタット52は、ケーブル25によって、整流器20と蓄電池30とを接続する。その後、第1のブレーキ40と第3のブレーキ60と第4のブレーキ70とのうちのいずれもが作動していなければ、風力発電機10は、通常の発電を再開する。
風力発電機10の回転速度が上昇し、風力発電機10の出力が大きくなると、抵抗体61の温度が徐々に上昇する。抵抗体61の温度がT5以上になると、第3のブレーキ60が作動する。すなわち、サーモスタット63は、作動してONとなる。そして、サーモスタット63は、第3の回路をつなぐ。
第3の回路により、風力発電機10に大きな電流が流れる。そして、風力発電機10の回転を妨げる制動トルクが発生する。この結果、風力発電機10にブレーキがかかり、風力発電機10の出力電圧と風力発電機10を流れる電流とが低下する。その後、抵抗体61の温度が徐々に下降する。
抵抗体61の温度が、温度T6以下になると、第3のブレーキ60の作動が解除される。すなわち、サーモスタット63は、復帰してOFFになる。そして、サーモスタット63は、第3の回路を切断する。その後、第1のブレーキ40と第2のブレーキ50と第4のブレーキ70とのうちのいずれもが作動していなければ、風力発電機10は、通常の発電を再開する。
風力発電機10の回転速度が上昇し、風力発電機10の出力が大きくなると、ダイオード77の温度が上昇する。ダイオード77の温度がT7以上になると、第4のブレーキ70が部分的に作動する。すなわち、サーモスタット80は、作動してONとなる。そして、サーモスタット80は、第5の回路をつなぐ。第5の回路がつながれると、電圧検知素子75は、蓄電池30の電圧を検知する。
その後、蓄電池30の充電が進み、蓄電池30の電圧がV1以上になると、第4のブレーキ70が完全に作動する。すなわち、電圧検知素子75は、蓄電池30の電圧がV1以上になったことを検知し、スイッチ素子76にON信号を送信する。スイッチ素子76は、電圧検知素子75からON信号を受信すると、第4の回路をつなぐ。
第4の回路により、抵抗体73に電流が流れ、抵抗体73の温度が徐々に上昇する。同時に、風力発電機10に大きな電流が流れる。そして、風力発電機10の回転を妨げる制動トルクが発生する。この結果、風力発電機10にブレーキがかかり、風力発電機10の出力電圧と風力発電機10を流れる電流とが低下する。そして、蓄電池30の過充電が防止される。また、電流が、蓄電池30から第4の回路を通って流れることはない。ダイオード77が、このような電流の流れを防止するからである。その後、ダイオード77と抵抗体73の温度が徐々に下降する。
蓄電池30の電力は、蓄電池30に接続される負荷や電圧検知素子75によって消費される。蓄電池30の電圧がV2以下になると、第4のブレーキ70の作動が部分的に解除される。すなわち、電圧検知素子75は、スイッチ素子76にOFF信号を送信する。そして、スイッチ素子76は、第4の回路を切断する。
さらに、ダイオード77と抵抗体73の温度が、温度T8以下になると、第4のブレーキ70の作動が完全に解除される。すなわち、サーモスタット80は、第5の回路を切断する。第1のブレーキ40と第2のブレーキ50と第3のブレーキ60とのうちのいずれもが作動していなければ、風力発電機10は、通常の発電を再開し、蓄電池30の充電も再開される。
本実施の形態において、温度T1、T2、T3、T4、T5、T6、T7、T8は、発電システム1が設置される場所の気候、風力発電機10の出力に応じて適宜設定される。また、電圧V1、V2は、蓄電池30の容量に応じて適宜設定される。
本実施の形態において、発電機用ブレーキ装置は、第1のブレーキ40と第2のブレーキ50と第3のブレーキ60と第4のブレーキ70とによって形成されているとした。発電機用ブレーキ装置が、第1のブレーキ40と第2のブレーキ50と第3のブレーキ60と第4のブレーキ70のうちのいずれか一つ又は複数のブレーキを有していてもよい。
本実施の形態において、第3のブレーキ60は、第2のブレーキ50よりも整流器20側に位置していてもよい。
本実施の形態において、サーモスタット41が温度を検知する熱源は、風力発電機10の本体内部、整流器20、抵抗体53、61、ダイオード77のうちのいずれであってもよい。
本実施の形態において、サーモスタット52が温度を検知する熱源は、風力発電機10の本体表面、風力発電機10の本体内部、整流器20、抵抗体61、ダイオード77のうちのいずれであってもよい。
本実施の形態において、サーモスタット63が温度を検知する熱源は、風力発電機10の本体表面、風力発電機10の本体内部、整流器20、抵抗体53、ダイオード77のうちのいずれであってもよい。
本実施の形態において、サーモスタット80が温度を検知する熱源は、風力発電機10の本体表面、風力発電機10の本体内部、整流器20、抵抗体53、61のうちのいずれであってもよい。
本実施の形態において、サーモスタット52、抵抗体53、ダイオード77のうちのいずれかが、ケーブル26に設置されていてもよい。また、抵抗体61とケーブル62とサーモスタット63とが、ケーブル26に設置されていてもよい。
本実施の形態において、整流器20の出力線24には、蓄電池30の代わりに別の負荷が接続されていてもよい。
本実施の形態において、サーモスタット52は、ケーブル25における整流器20と蓄電池30との間の接続を切断するとした。サーモスタット52は、ケーブル25において整流器20と蓄電池30との間を常に接続していてもよい(図2を参照)。かかる構成であっても、第2のブレーキ50が作動している間、電流が、蓄電池30から第2の回路を通って流れることはない。ダイオード77が、このような電流の流れを防止するからである。
次に、本願発明者が発電システム1を用いて実施した実証試験について説明する。ただし、この実証試験で用いた発電システム1は、第2のブレーキ50のみを有し、第1のブレーキ40、第3のブレーキ60及び第4のブレーキ70を有していない。
発電システム1における条件は以下の通りである。
風力発電機10の定格出力は500Wである。蓄電池30の電圧は24Vである。サーモスタット52はバイメタル式のディスクタイプサーモスタットである。抵抗体53は2Ωのニクロム線である。抵抗体53を封入する樹脂は不飽和ポリエステル樹脂である。また、サーモスタット52の作動温度は70℃であり、サーモスタット52の復帰温度は50℃である。抵抗体53の温度は、サーモスタット12の周囲の金属面を熱電対で測定することによって得た温度である。
図3、図6及び図9のグラフは、抵抗体53の温度と風速との時間変化を示すグラフである。図4、図7及び図10のグラフは、抵抗体53の温度と風力発電機10の出力電圧との時間変化を示すグラフである。図5、図8及び図11のグラフは、抵抗体53の温度と風力発電機10を流れる電流との時間変化を示すグラフである。
図3〜図11の横軸は時間を表し、図3〜図11の右縦軸は抵抗体53の温度を表している。また、図3、図6及び図9の左縦軸は風速を表し、図4、図7及び図10の左縦軸は風力発電機10の出力電圧を表し、図5、図8及び図11の左縦軸は風力発電機10を流れる電流を表している。
図3〜図5のグラフに示す測定時間は、試験開始から120分間である。図6〜図8のグラフに示す測定時間は、試験開始後65分から20分間である。図9〜図11のグラフに示す測定時間は、試験開始後68分から2分間である。
図3〜11に示されるように、試験開始から68分29秒までの間、風力発電機10の出力電圧は0.55〜41.49Vの範囲を細かく変動している。この間、第2のブレーキ50は、解除された状態となっており、風力発電機10は、継続して通常の発電を行っている。
試験開始後68分30秒の時点で、風力発電機10を流れる電流が2.08Aから6.89Aに急増し、風力発電機10の出力電圧が30.09Vから0Vに急減している。風力発電機10の出力電圧が0Vとなる状態は、試験開始後68分30秒から79分41秒までの間、継続している。すなわち、試験開始後68分30秒の時点で、第2のブレーキ50が作動している。そして、第2のブレーキ50が作動している状態は、試験開始後79分41秒まで継続している。
試験開始後79分42秒の時点で、風力発電機10の出力電圧が1.61Vとなっている。そして、試験開始後79分42秒から85分20秒までの間、風力発電機10の出力電圧は1.61〜41.11Vの範囲を細かく変動している。この間、第2のブレーキ50は、解除された状態となっており、風力発電機10は、継続して通常の発電を行っている。
試験開始後85分21秒の時点で、風力発電機10を流れる電流が0.86Aから6.32Aに急増し、風力発電機10の出力電圧が27.23Vから0Vに急減している。風力発電機10の出力電圧が0Vとなる状態は、試験開始後85分21秒から94分33秒までの間、継続している。すなわち、試験開始後85分20秒の時点で、第2のブレーキ50が作動している。そして、第2のブレーキ50が作動している状態は、試験開始後94分33秒まで継続している。
試験開始後94分34秒の時点で、風力発電機10の出力電圧が2.87Vとなっている。そして、試験開始後94分34秒から101分17秒までの間、風力発電機10の出力電圧は2.87〜39.24Vの範囲を細かく変動している。この間、第2のブレーキ50は、解除された状態となっており、風力発電機10は、継続して通常の発電を行っている。
試験開始後101分18秒の時点で、風力発電機10を流れる電流が2.39Aから6.21Aに急増し、風力発電機10の出力電圧が30.08Vから0Vに急減している。風力発電機10の出力電圧が0Vとなる状態は、試験開始後101分18秒から111分19秒までの間、続いている。すなわち、試験開始後101分18秒の時点で、第2のブレーキ50が作動している。そして、第2のブレーキ50が作動している状態は、試験開始後111分19秒まで継続している。
試験開始後111分20秒の時点で、風力発電機10の出力電圧が2.71Vとなっている。そして、試験開始後111分20秒から115分56秒までの間、風力発電機10の出力電圧は2.71〜40.39Vの範囲を細かく変動している。この間、第2のブレーキ50は、解除された状態となっており、風力発電機10は、継続して通常の発電を行っている。
試験開始後115分57秒の時点で、風力発電機10を流れる電流が0.22Aから5.54Aに急増し、風力発電機10の出力電圧が25.82Vから0Vに急減している。風力発電機10の出力電圧が0Vとなる状態は、試験開始後115分57秒から試験終了までの間、続いている。すなわち、試験開始後115分57秒の時点で、第2のブレーキ50が作動している。そして、第2のブレーキ50が作動している状態は、試験終了まで続いている。
なお、ブレーキ50が作動を開始する時点において、抵抗体53の温度は、70℃よりも低い。また、ブレーキ50の作動が解除される時点において、抵抗体53の温度は、50℃よりも低い。この原因は、サーモスタット12の周囲の金属面の温度を抵抗体53の温度として測定したことにあると考えられる。
図3に示されるように、120分間の試験中を通して、風速の瞬間的な変動幅は、非常に大きい。風速に基づいて電気的なブレーキを制御する場合、電気的なブレーキの作動と解除が頻繁に起こることになる。かかる事態を防止するためには、複雑な電気的なブレーキの制御が必要になる。
図5に示されるように、ブレーキ50の作動が解除されている期間において、風力発電機10を流れる電流の瞬間的な変動幅は、非常に大きい。風力発電機10を流れる電流に基づいて電気的なブレーキを制御する場合、電気的なブレーキの作動が頻繁に起こることになる。かかる事態を防止するためには、複雑な電気的なブレーキの制御が必要になる。
図4に示されるように、ブレーキ50の作動が解除された状態である期間において、風力発電機10の出力電圧の瞬間的な変動幅は、非常に大きい。風力発電機10の出力電圧に基づいて電気的なブレーキを制御する場合、電気的なブレーキの作動が頻繁に起こることになる。かかる事態を防止するためには、複雑な電気的なブレーキの制御が必要になる。
また、電気的なブレーキが作動した状態である期間において、風力発電機10の出力電圧は0Vである。このため、風力発電機10の出力電圧に基づいて電気的なブレーキを制御する場合、電気的なブレーキを解除するタイミングがわからなくなる。
図3〜図5からわかるように、120分間の試験中を通して、抵抗体53の温度の瞬間的な変動幅は、非常に小さい。抵抗体53の温度は、風力発電機10の出力が過大となる状態がしばらくの間継続することよって、上昇する。風力発電機10の出力が過大となる状態がわずかな間しか継続しなければ、抵抗体53の温度の上昇量は小さい。したがって、抵抗体53の温度に基づいて電気的なブレーキを制御する場合、電気的なブレーキの作動と解除が頻繁に切り替わることが簡単に防止される。
本発明に係る発電機用ブレーキ装置は、電力の消費を極力防止可能としつつ、必要な時に電気的なブレーキを確実にかけることができる装置として有用である。
1 発電システム
10 風力発電機
11 風力発電機の出力線
12、13、14 風力発電機の出力線を形成するケーブル
20 整流器
21 整流器の入力端子
22 整流器の高位側出力端子
23 整流器の低位側出力端子
24 整流器の出力線
25、26 整流器の出力線を形成するケーブル
30 蓄電池
31 蓄電池の高位側端子
32 蓄電池の低位側端子
40 第1のブレーキ
41 サーモスタット
50 第2のブレーキ
51 ケーブル
52 サーモスタット
53 抵抗体
60 第3のブレーキ
61 抵抗体
62 ケーブル
63 サーモスタット
70 第4のブレーキ
71 ケーブル
72 ケーブルどうしの接続点
73 抵抗体
74 電圧スイッチ
75 電圧スイッチの電圧検知素子
76 電圧スイッチのスイッチ素子
77 ダイオード
78 ケーブル
79 ケーブルどうしの接続点
80 サーモスタット

Claims (7)

  1. 交流発電機と、当該交流発電機の出力線に接続された整流器と、を備える発電システムにおいて使用される発電機用ブレーキ装置であって、
    前記交流発電機の出力線に、感熱スイッチが、前記交流発電機の出力線どうし間を接続する回路の切断と接続とを可能に設置されており、
    前記感熱スイッチが温度を検知して作動するための熱源が、前記交流発電機と、前記整流器と、前記交流発電機の出力線に設置された発熱素子と、前記整流器の出力線に設置された発熱素子と、前記整流器の出力線に接続される負荷又は蓄電池と、のうちの少なくともいずれかひとつであることを特徴とする発電機用ブレーキ装置。
  2. 交流発電機と、当該交流発電機に接続された整流器と、を備える発電システムにおいて使用される発電機用ブレーキ装置であって、
    前記整流器の出力線に、感熱スイッチが、前記整流器の出力線どうし間を接続する回路の切断と接続とを可能に設置されており、
    前記感熱スイッチが温度を検知して作動するための熱源が、前記交流発電機と、前記整流器と、前記交流発電機の出力線に設置された発熱素子と、前記整流器の出力線に設置された発熱素子と、前記整流器の出力線に接続される負荷又は蓄電池と、のうちの少なくともいずれかひとつであることを特徴とする発電機用ブレーキ装置。
  3. 前記回路に、発熱素子が設置されていることを特徴とする請求項2に記載の発電機用ブレーキ装置。
  4. 蓄電池が、前記整流器の出力線に接続される場合において、
    前記整流器の出力線に、整流素子が設置されており、
    電流が前記整流素子を流れる向きは、前記整流器の高位側端子から前記蓄電池の高位側端子への向きと、前記蓄電池の低位側端子から前記整流器の低位側端子への向きと、のうちのいずれかであり、
    前記整流素子が、前記回路よりも前記蓄電池側に位置していることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の発電機用ブレーキ装置。
  5. 交流発電機と、当該交流発電機に接続された整流器と、を備える発電システムにおいて使用する発電機用ブレーキ装置であって、
    前記整流器の出力線に、発熱素子が設置されており、
    前記発熱素子が設置されている前記整流器の出力線に、感熱スイッチが、前記発熱素子を迂回する回路の切断と接続とを可能に設置されており、
    前記感熱スイッチが温度を検知して作動するための熱源が、前記交流発電機と、前記整流器と、前記交流発電機の出力線に設置された発熱素子と、前記整流器の出力線に設置された前記発熱素子と、前記整流器の出力線に接続される負荷又は蓄電池と、のうちの少なくともいずれかひとつであることを特徴とする発電機用ブレーキ装置。
  6. 交流発電機と、当該交流発電機に接続された整流器と、を備え、蓄電池が、前記整流器の出力線に接続される発電システムにおいて使用する発電機用ブレーキ装置であって、
    前記整流器の出力線どうし間に、電圧検知素子とスイッチ素子とを有する電圧スイッチの当該スイッチ素子が、前記整流器の出力線どうし間を接続する回路の切断と接続とを可能に設置されており、
    前記整流器の出力線どうし間に、感熱スイッチが、前記蓄電池の高位側端子と低位側端子との間を接続する回路の切断と接続とを可能に設置されており、
    前記感熱スイッチによって切断と接続とがなされる前記回路に、前記電圧検知素子が、前記蓄電池の電圧を検知可能、且つ、検知した電圧に基づいて前記スイッチ素子に作動信号を送信可能に設置されており、
    前記スイッチ素子によって切断と接続とがなされる前記回路よりも前記蓄電池側に、前記感熱スイッチによって切断と接続とがなされる前記回路が位置し、
    前記整流器の出力線に、整流素子が設置されており、
    前記整流素子に電流が流れる向きは、前記整流器の高位側端子から前記蓄電池の高位側端子への向きと、前記蓄電池の低位側端子から前記整流器の低位側端子への向きと、のうちのいずれかであり、
    前記スイッチ素子によって切断と接続とがなされる前記回路よりも前記蓄電池側に、前記整流素子が位置し、
    前記感熱スイッチによって切断と接続とがなされる前記回路よりも前記整流器側に、前記整流素子が位置し、
    前記感熱スイッチが温度を検知して作動するための熱源が、前記交流発電機と、前記整流器と、前記交流発電機の出力線に設置された発熱素子と、前記整流器の出力線に設置された発熱素子と、前記蓄電池と、前記整流素子と、のうちの少なくともいずれかひとつであることを特徴とする発電機用ブレーキ装置。
  7. 前記スイッチ素子によって切断と接続とがなされる前記回路に、発熱素子が設置されており、
    前記感熱スイッチが温度を検知して作動するための熱源が、前記交流発電機と、前記整流器と、前記交流発電機の出力線に設置された発熱素子と、前記整流器の出力線に設置された発熱素子と、前記蓄電池と、前記整流素子と、のうちの少なくともいずれかひとつであるとともに、前記スイッチ素子によって切断と接続とがなされる前記回路に設置された前記発熱素子であることを特徴とする請求項6に記載の発電機用ブレーキ装置。
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