JP5798062B2 - 受電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、給電プラグが差し込まれる受電装置に関する。
近年、環境問題に対する意識の高まりを受け、ハイブリッド車や電気自動車の普及が進んでいる。こうした車両では、バッテリに蓄えられた電力を用いて動力源となるモータが駆動される。したがって、当該車両には受電装置が搭載され、この受電装置に充電施設側の給電プラグが差し込まれることによって、バッテリに対する充電が可能となっている(例えば、特許文献1を参照)。
上記受電装置は、給電プラグが接続される充電インレットを備え、さらに、その充電インレットに接続されている給電プラグを当該充電インレットから抜けなくするケーブルロックが設けられれば、充電時に給電プラグが不正に引き抜かれなくなりセキュリティ性が高められる。
特開平9−161898号公報
ところで、受電装置にケーブルロックを設けるにあたり、新たにそれを追加すると、組付け公差の分だけ給電プラグに対するロック精度が低下する。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、給電プラグに対するロック精度を高めることが可能な受電装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、給電プラグが差し込まれる受電装置において、前記給電プラグが接続される充電インレットと、その充電インレットに接続されている給電プラグを当該充電インレットから抜けなくするケーブルロックとを備え、前記充電インレットは、取付対象に取り付けられる取付部と、前記給電プラグの接続先となるコネクタ部とを備え、前記ケーブルロックが前記充電インレットの取付部に一体化され、前記充電インレットは、前記取付部と前記コネクタ部とが分割形成され、前記ケーブルロックの一体化された前記取付部に対し、前記コネクタ部が着脱自在に設けられていることをその要旨としている。
同構成によると、ケーブルロックが充電インレットの取付部に一体化されているため、寸法公差が僅小化される。このため、ケーブルロックと充電インレットのコネクタ部との位置関係が密となり、当該コネクタ部に接続される給電プラグとの位置関係も密となる。従って、給電プラグに対するロック精度を高めることができる。
また、ケーブルロックと充電インレットのコネクタ部とは別体であるため、どちらか一方を交換の対象とすることができる。すなわち、どちらか一方が壊れた場合に両者をまとめて交換するといった必要がない。従って、メインテナンスによるランニングコストを低減することができる。
上記の目的を達成するために、請求項に記載の発明は、給電プラグが差し込まれる受電装置において、前記給電プラグが接続される充電インレットと、その充電インレットに接続されている給電プラグを当該充電インレットから抜けなくするケーブルロックとを備え、前記充電インレットは、取付対象に取り付けられる取付部と、前記給電プラグの接続先となるコネクタ部とを備え、前記ケーブルロックが前記充電インレットの取付部に一体化され、前記ケーブルロックの一体化された前記充電インレットの取付部は、前記取付対象に対し、車内側から取り付けられることをその要旨としている。
同構成によると、ケーブルロックが充電インレットの取付部に一体化されているため、寸法公差が僅小化される。このため、ケーブルロックと充電インレットのコネクタ部との位置関係が密となり、当該コネクタ部に接続される給電プラグとの位置関係も密となる。従って、給電プラグに対するロック精度を高めることができる。
また、ケーブルロックの一体化された充電インレットの取付部は、取付対象に対し、車内側から取り付けられるため、車外側からのアタックやいたずらに対する耐性が高められる。従って、セキュリティ性を高めることができる。
上記の目的を達成するために、請求項に記載の発明は、給電プラグが差し込まれる受電装置において、前記給電プラグが接続される充電インレットと、その充電インレットに接続されている給電プラグを当該充電インレットから抜けなくするケーブルロックとを備え、前記充電インレットは、取付対象に取り付けられる取付部と、前記給電プラグの接続先となるコネクタ部とを備え、前記ケーブルロックが前記充電インレットの取付部に一体化され、前記充電インレットのコネクタ部は、前記ケーブルロックの一体化された前記取付部に対し、回転操作を伴って着脱自在に設けられ、前記コネクタ部及び前記取付部のいずれか一方には、他方に係合される爪部が設けられるとともに、当該他方には、前記回転操作の方向への前記爪部の移動を規制する回り止め部と、前記コネクタ部が前記取付部から離脱する方向への前記爪部の移動を規制する抜け止め部とが設けられ、前記充電インレットのコネクタ部及び取付部のいずれか一方には、他方に係合される係合突部が設けられるとともに、当該他方には、前記コネクタ部が前記取付部から離脱する方向への前記係合突部の移動を規制して、この方向への抜け止め効果を高める第2の抜け止め部が設けられていることをその要旨としている。
同構成によると、ケーブルロックが充電インレットの取付部に一体化されているため、寸法公差が僅小化される。このため、ケーブルロックと充電インレットのコネクタ部との位置関係が密となり、当該コネクタ部に接続される給電プラグとの位置関係も密となる。従って、給電プラグに対するロック精度を高めることができる。
また、ケーブルロックの一体化された充電インレットの取付部に対し、コネクタ部が装着された状態では、当該コネクタ部及び取付部のいずれか一方に設けられた爪部が、他方に設けられた回り止め部によって回り止めされるとともに、抜け止め部によって抜け止めされる。従って、給電プラグの抜き差し作業を安定させることができる。
さらに、充電インレットのコネクタ部及び取付部のいずれか一方に設けられた係合突部が、他方に設けられた第2の抜け止め部によって抜け止めされることで、抜け止め効果が高められる。従って、給電プラグの抜き差し作業の安定性を高めることができる。
請求項に記載の発明は、請求項のいずれか一項に記載の受電装置において、前記充電インレットのコネクタ部は、前記ケーブルロックの一体化された前記取付部に対し、車内側から組付けられることをその要旨としている。
同構成によると、充電インレットのコネクタ部は、ケーブルロックの一体化された取付部に対し、車内側から組付けられるため、車外側からのアタックやいたずらに対する耐性が高められる。従って、セキュリティ性を高めることができる。
請求項に記載の発明は、請求項3又は4に記載の受電装置において、前記充電インレットのコネクタ部及び取付部の一方には、前記爪部を弾性変形させる操作を伴って、当該爪部の前記回転操作の方向への移動を許容することで前記回り止め部による回り止めを解除する離脱操作部が設けられていることをその要旨としている。
同構成によると、コネクタ部の装着状態において、爪部が弾性変形されるよう離脱操作部を操作しつつコネクタ部を回転させることによって、当該コネクタ部を取付部から離脱させることができるようになる。従って、ネジによる締結を解除するための操作を伴わないため、コネクタ部を簡単に取り外すことができる。
本発明によれば、給電プラグに対するロック精度を高めることができる。
本発明に係る受電装置の一実施の形態について、この受電装置と、その受電装置に差し込まれる給電プラグの構成を示す斜視図。 受電装置の分解斜視図。 受電装置を車内側から見た斜視図。 インレットの斜視図。 ボデーの断面を示す斜視図。 ボデーの斜視図。 受電装置を車内側から見た背面図。 インレットをボデーから取り外すときの動作を示す受電装置の斜視図。 インレットをボデーから取り外すときの動作を示す受電装置の背面図。
以下、本発明をプラグインハイブリッド車に搭載される受電装置に具体化した一実施の形態について説明する。尚、プラグインハイブリッド車とは、エンジンとモータを動力源とするハイブリッド車のうち、充電施設側の給電プラグを用いて直接バッテリに充電できるタイプの車両を指す。こうした車両では、車両オーナによって所持される車両キーと車両側のセキュリティ装置との間で電気的なキー認証が行われ、この車両に適合する正規の車両キーが存在すると肯定判断された場合に、ドア錠の施解錠やエンジンの始動が許容され、また、受電装置を車外側から覆うリッドと呼ばれる部材のロック状態を解除できるようになっている。
図1に示すように、受電装置1は、バッテリの充電に際し、キー認証を経てロック状態の解除された図示しないリッドが開けられた状態で、充電施設側の給電プラグ2が差し込まれる。図2に示すように、受電装置1は、車体に取り付けられるボックス3、そのボックス3に取り付けられるボデー4、そのボデー4に組付けられるインレット5を備えている。
上記ボックス3には、車外側からボルト6が挿通されるボルト挿通孔31が所要の位置に合計3つ形成されるとともに、当該ボックス3の車内側の面には、ボス部32が所要の位置に合計2つ突設されている。一方、ボデー4には、上記ボックス3のボルト挿通孔31を介して車内側に臨むボルト6の先端部が挿通されるボルト挿通孔41が合計3つ形成されるとともに、ボックス3のボス部32が挿入される挿入孔42が合計2つ形成され、このうち1つは長穴の形状をなしている。これにより、ボデー4は、ボックス3のボルト挿通孔31を介して車内側に臨むボルト6の先端部が、各ボルト6に対応するボルト挿通孔41に挿通されつつ、ボックス3のボス部32が、各ボス部32に対応する挿入孔42に挿入されることで、ボックス3に対する位置決めがなされる(図3参照)。そして、ボルト挿通孔41を介して車内側に臨むボルト6の先端部に対し、車内側から図示しないナットが螺合されることにより、ボデー4がボックス3に取り付けられている。尚、図2に示すボデー4の筒状部43は、ボックス3の開口部33を介して車外側に臨むかたちでボックス3による収容空間に配置される(図1参照)。
図4に示すように、インレット5には、複数のターミナルの収容スペースを有するとともに、外形が略円柱形状のインレット本体部51が形成されている。そして、インレット本体部51の延出方向の中程には、当該インレット本体部51よりも一回り大きなリング形状の係合部52が形成され、この係合部52には、車外側に臨む係合面52aが設けられている。また、係合部52よりも車内側の位置には、当該係合部52よりもさらに一回り大きなリング形状の鍔部53が形成され、この鍔部53には、1つの爪部54と3つの係合突部55とが周方向に沿って略等間隔に設けられている。上記爪部54は、先端に向かう程、鍔部53の周縁との離間距離が長くなる細長形状をなし、鍔部53の周縁に近付く方向への弾性変形が可能となっている。そして、爪部54の先端には、車内側に向かって略直状に延びる操作アーム56が一体的に設けられている。
図5に示すように、ボデー4の筒状部43の車内側に向かう内奥部には、径方向の内側に向かって突出する薄板リング形状の係合壁44が形成され、この係合壁44には、車内側に臨む載置面44aが設けられている。また、係合壁44よりも車内側の位置には、当該係合壁44よりも径が大きく筒状部43の径に近い係合段部45が形成され、この係合段部45には、車内側に臨む係合面45aが設けられている。
さらに、図6に示すように、ボデー4には、上記インレット5の爪部54に対応する1つの規制壁46と、インレット5の各係合突部55に対応する合計3つの規制壁47とが、係合段部45の周方向に沿って略等間隔に、また、それぞれの車外側の規制面が係合面45aから車内側に離間するかたちで、径方向の内側に向かって突設されている。上記規制壁46の周方向に沿った片側端部には、車外側に向かう回り止め壁48が係合面45aに至るまで延設され、この回り止め壁48から規制壁46の反対側の端部に向かって当該端部を通過し、さらに周方向に沿って離間する位置には、規制壁46に近付く程、径方向内側への肉厚の増す係合壁49が設けられている。
そして、ボデー4の載置面44aには、図示しないOリングが車内側から設けられ、このOリングに対しインレット5の係合面52aが車内側から押し当てられ、これによりシール性が確保されつつ、インレット5がボデー4に組付けられている。このとき、図3及び図7に示すように、インレット5の操作アーム56がボデー4の係合壁49と規制壁46との間から車内側に臨むように配置されるとともに、その操作アーム56及び爪部54の周方向への移動が係合壁49及び回り止め壁48によって規制され、これにより、ボデー4に対するインレット5の回り止めがなされている。また、爪部54の車内側への移動が規制壁46によって規制されるとともに、各係合突部55の車内側への移動が、対応する規制壁47によって規制され、これにより、ボデー4に対するインレット5の抜け止めがなされている。尚、図4に示すインレット5のインレット本体部51は、図5に示すボデー4の筒状部43による収容空間に配置され(図1参照)、この筒状部43に対し車外側から給電プラグ2が差し込まれたとき、インレット5の各ターミナルが給電プラグ2の各ターミナルに電気接続され、これにより、バッテリに対する充電が可能となっている。
ところで、図5に示すように、上記ボデー4には、充電の開始後にキー認証の成立を伴わずに給電プラグ2が不正に引き抜かれることを防ぐため、筒状部43に差し込まれた給電プラグ2を当該筒状部43から抜けなくするケーブルロック70が一体的に設けられている。このケーブルロック70は、車外側を臨めるよう開口された開口部を有する箱状の収容部71がボデー4に一体成形され、その収容部71には、当該開口部を介して車外側に臨むロックレバー72が筒状部43の径方向に沿って揺動可能となるように軸支されている。尚、給電プラグ2が筒状部43に差し込まれて充電が開始されると、図示しないロック制御部による制御に基づいてアクチュエータが駆動され、このときロックレバー72が図5に示すロック位置にて固定され、筒状部43に差し込まれている給電プラグ2の径方向外側への移動がロックレバー72によって規制される。したがって、この場合、給電プラグ2は筒状部43から引き抜けないようになっている。そして、充電の開始後にキー認証が成立したことを条件に、上記アクチュエータによるロック位置でのロックレバー72の固定状態が解除されると、給電プラグ2を筒状部43から引き抜くための所定の操作に伴ってロックレバー72が径方向外側に揺動され、その結果、給電プラグ2を筒状部43から引き抜けるようになっている。
次に、受電装置1の作用について説明する。ここでは、受電装置1の組付け方法について説明する。
車体に取り付けられたボックス3のボルト挿通孔31に対し、車外側からボルト6を挿通し、そのボルト6にボデー4のボルト挿通孔41を対応させつつ、ボックス3のボス部32をボデー4の挿入孔42に対応させるように、ボックス3に対するボデー4の位置合わせを行う。そして、各ボルト6にナットを螺合すると、ボックス3に対するボデー4の取り付けが完了する。このようにボデー4は、取付対象となるボックス3に対し、車内側から取り付けられる。
そして、ボデー4の載置面44aとインレット5の係合面52aとの間にOリングを介在させつつ、ボデー4の規制壁46と、係合壁49の存在する側で隣り合わせの規制壁47との間のスペースに、インレット5の爪部54が対応する位置関係で、インレット5を車内側からボデー4に挿入する。このとき、インレット5の各係合突部55は、各規制壁46、47に干渉しない位置、すなわち隣り合う2つの規制壁47間のスペースや規制壁47と規制壁46との間のスペースに配置される。
そして、インレット5の爪部54が周方向に沿ってボデー4の規制壁46に向かうように、インレット5の鍔部53をボデー4の係合面45aに摺動させると、操作アーム56の根元部が係合壁49に係合されることで爪部54が弾性変形される。そして、操作アーム56が係合壁49を乗り越えたところで、爪部54の弾性変形が解かれ、操作アーム56及び爪部54が係合壁49と回り止め壁48との間のスペースに配置されると、ボデー4に対するインレット5の組付けが完了する。このとき、操作アーム56及び爪部54の周方向への移動が係合壁49及び回り止め壁48によって規制されるとともに、爪部54の車内側への移動が規制壁46によって規制される。また、各係合突部55の車内側への移動が、対応する規制壁47によって規制される。このようにインレット5は、ボデー4に対し、車内側から組付けられるとともに、ネジによる締結を伴うことなく、挿入及び回転による操作を伴って組付けられる。
尚、インレット5をボデー4から取り外す場合には、図8及び図9に示すように、係合壁49と規制壁46との間から車内側に臨む操作アーム56を矢印Aで示す径方向内側に操作して爪部54を弾性変形させつつ、これにより矢印Bで示す周方向への移動の許容されたインレット5を当該矢印Bの方向へ回転させる。そして、操作アーム56が矢印Bの方向に沿って係合壁49を乗り越えて、爪部54の全体が規制壁46から露出されるようになったところで、インレット5を車内側に引き抜くと、ボデー4に対するインレット5の取り外しが完了する。
本実施の形態では、ボデー4及びインレット5によって、給電プラグ2が接続される「充電インレット」が構成されている。そのうちボデー4は、取付対象となるボックス3に取り付けられる「取付部」に相当し、インレット5は、給電プラグ2の接続先となる「コネクタ部」に相当する。そして、上記「取付部」であるボデー4には、ケーブルロック70が一体化されている。
以上説明したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)ケーブルロック70がボデー4に一体化されているため、寸法公差が僅小化される。このため、ケーブルロック70とインレット5との位置関係が密となり、当該インレット5に接続される給電プラグ2との位置関係も密となる。従って、給電プラグ2に対するロック精度を高めることができる。
(2)ボデー4とインレット5とが分割形成され、ケーブルロック70の一体化されたボデー4に対し、インレット5が着脱自在に設けられている。このようにケーブルロック70とインレット5とは別体であるため、どちらか一方を交換の対象とすることができる。すなわち、どちらか一方が壊れた場合に両者をまとめて交換するといった必要がない。従って、メインテナンスによるランニングコストを低減することができる。
(3)ケーブルロック70の一体化されたボデー4は、取付対象であるボックス3に対し、車内側から取り付けられるため、車外側からのアタックやいたずらに対する耐性が高められる。従って、セキュリティ性を高めることができる。
(4)ケーブルロック70の一体化されたボデー4に対し、インレット5が装着された状態では、インレット5の操作アーム56及び爪部54が、ボデー4の係合壁49及び回り止め壁48によって回り止めされるとともに、規制壁46によって抜け止めされる。従って、給電プラグ2の抜き差し作業を安定させることができる。
(5)インレット5の各係合突部55が、対応するボデー4の規制壁47によって抜け止めされることで、抜け止め効果が高められる。従って、給電プラグ2の抜き差し作業の安定性を高めることができる。
(6)インレット5は、ケーブルロック70の一体化されたボデー4に対し、車内側から組付けられるため、車外側からのアタックやいたずらに対する耐性が高められる。従って、セキュリティ性を高めることができる。
(7)ネジ等の締結部材を用いることなく、インレット5をボデー4に対し挿入及び回転により組付けることができるため、組付作業の効率化を図ることができる。
(8)インレット5の装着状態において、爪部54が弾性変形されるよう操作アーム56を操作しつつインレット5を回転させることによって、当該インレット5をボデー4から離脱させることができるようになる。従って、ネジによる締結を解除するための操作を伴わないため、インレット5を簡単に取り外すことができる。
(9)仮にケーブルロック70がボデー4に一体化されていない場合には、両者間のシール性を確保するために複雑なシール構造が必要となるが、本実施の形態による構成では、ケーブルロック70がボデー4に一体化されているため、両者間のシール構造を割愛することができる。従って、ボデー4とインレット5との間にOリングを介在させるだけでシール性を確保することができる。
尚、上記実施の形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ボルト6はボックス3にインサート成形されてもよい。この場合、車外側からのアタックやいたずらに対する耐性がより高められるとともに、ボックス3に対するボデー4の取付作業の効率化が図られる。
・インレット5に爪部54を設ける代わりに、ボデー4に爪部を設けることで、ボデー4に対するインレット5の回り止め及び抜け止めがなされてもよい。
・爪部54の数は1個に限定されない。インレット5に爪部54を複数設け、そのうちの少なくとも1つについて、周方向への移動をボデー4の係合壁49及び回り止め壁48によって規制しつつ、複数の爪部54について、車内側への移動をボデー4の規制壁46、47によって規制することで抜け止め効果を高めてもよい。
・インレット5に係合突部55を設ける代わりに、ボデー4に係合突部を設けることで、ボデー4に対するインレット5の抜け止めがなされてもよい。
・係合突部55の数は3個に限定されない。爪部54に対応する規制壁46による抜け止めと協働して必要な抜け止め効果が得られればよい。
・ボデー4に対しインレット5を着脱可能とする点で操作アーム56は有益であるが、この操作アーム56は割愛されてもよい。
・メインテナンスによるランニングコストが低減される点で、ケーブルロック70の一体化されたボデー4とインレット5とが分割形成されることが望ましいが、三者が一体化されてもよい。
・本発明は電気自動車の受電装置に適用されてもよい。
1…受電装置、2…給電プラグ、3…ボックス(取付対象)、4…充電インレットを構成するボデー(取付部)、5…充電インレットを構成するインレット(コネクタ部)、6…ボルト、31…ボルト挿通孔、32…ボス部、33…開口部、41…ボルト挿通孔、42…挿入孔、43…筒状部、44…係合壁、44a…載置面、45…係合段部、45a…係合面、46…規制壁(抜け止め部)、47…規制壁(第2の抜け止め部)、48…回り止め壁(回り止め部)、49…係合壁(回り止め部)、51…インレット本体部、52…係合部、52a…係合面、53…鍔部、54…爪部、55…係合突部、56…操作アーム(離脱操作部)、70…ケーブルロック、71…収容部、72…ロックレバー。

Claims (5)

  1. 給電プラグが差し込まれる受電装置において、
    前記給電プラグが接続される充電インレットと、その充電インレットに接続されている給電プラグを当該充電インレットから抜けなくするケーブルロックとを備え、
    前記充電インレットは、取付対象に取り付けられる取付部と、前記給電プラグの接続先となるコネクタ部とを備え、
    前記ケーブルロックが前記充電インレットの取付部に一体化され
    前記充電インレットは、前記取付部と前記コネクタ部とが分割形成され、前記ケーブルロックの一体化された前記取付部に対し、前記コネクタ部が着脱自在に設けられている
    ことを特徴とする受電装置。
  2. 給電プラグが差し込まれる受電装置において、
    前記給電プラグが接続される充電インレットと、その充電インレットに接続されている給電プラグを当該充電インレットから抜けなくするケーブルロックとを備え、
    前記充電インレットは、取付対象に取り付けられる取付部と、前記給電プラグの接続先となるコネクタ部とを備え、
    前記ケーブルロックが前記充電インレットの取付部に一体化され
    前記ケーブルロックの一体化された前記充電インレットの取付部は、前記取付対象に対し、車内側から取り付けられる
    ことを特徴とする受電装置。
  3. 給電プラグが差し込まれる受電装置において、
    前記給電プラグが接続される充電インレットと、その充電インレットに接続されている給電プラグを当該充電インレットから抜けなくするケーブルロックとを備え、
    前記充電インレットは、取付対象に取り付けられる取付部と、前記給電プラグの接続先となるコネクタ部とを備え、
    前記ケーブルロックが前記充電インレットの取付部に一体化され
    前記充電インレットのコネクタ部は、前記ケーブルロックの一体化された前記取付部に対し、回転操作を伴って着脱自在に設けられ、
    前記コネクタ部及び前記取付部のいずれか一方には、他方に係合される爪部が設けられるとともに、当該他方には、前記回転操作の方向への前記爪部の移動を規制する回り止め部と、前記コネクタ部が前記取付部から離脱する方向への前記爪部の移動を規制する抜け止め部とが設けられ、
    前記充電インレットのコネクタ部及び取付部のいずれか一方には、他方に係合される係合突部が設けられるとともに、当該他方には、前記コネクタ部が前記取付部から離脱する方向への前記係合突部の移動を規制して、この方向への抜け止め効果を高める第2の抜け止め部が設けられている
    ことを特徴とする受電装置。
  4. 前記充電インレットのコネクタ部は、前記ケーブルロックの一体化された前記取付部に対し、車内側から組付けられる
    請求項のいずれか一項に記載の受電装置。
  5. 前記充電インレットのコネクタ部及び取付部の一方には、前記爪部を弾性変形させる操作を伴って、当該爪部の前記回転操作の方向への移動を許容することで前記回り止め部による回り止めを解除する離脱操作部が設けられている
    請求項3又は4に記載の受電装置。
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