JP5797753B2 - エナメル系層で被覆されたガラス物品 - Google Patents

エナメル系層で被覆されたガラス物品 Download PDF

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Description

本発明は、被覆されたガラス物品、特にエナメル系被覆により覆われたガラスシートを含む物品に関する。本発明のガラス物品は、強化可能である。すなわち、それは特にその続いての強化のために熱的に処理されることができる。
エナメル系被覆により覆われた多数のタイプのガラスシートが従来知られている。特に、強化されることができないエナメル掛けされたガラスシートがまた知られている。製品Colorbel(登録商標)(一方の面が着色されたガラス化エナメルで覆われた強化窓ガラス)が例として引用される。しかし、エナメルの強化及び/またはガラス化(焼結)前に、この製品の被覆は、その熱処理前に輸送、取り扱い及び/または貯蔵に耐えることができるのに十分な機械的強度を持たない。従って、この製品のためには強化が製造直後に、好ましくは同じ製造ライン上で実際に行われることが必要であり、それは産業上の観点から厳しい制限を構成する。
それにもかかわらず、かかるタイプのガラスシートの用途(主として装飾)は、安全面の理由のために強化されたガラスを必要とする。
従って、これらの欠点を解決可能にする種々の製品が開発された。特に、国際特許出願WO2007/135192A1は、強化前の機械的強度が改善されたエナメル系層で被覆されたガラスシートを記載する。実際、このタイプの製品は、層自身に対するかき傷及び損傷を防ぐことができる。それにもかかわらず、たとえ層自身がそのまま残るとしても、このタイプの製品は、製造工程、特にその機械加工時に外観の損傷にさらされる。エナメル系層の覆われた面は、切断テーブル上のゴムベルトまたは自動研摩機の輸送ベルトのような工場内の輸送システムの(一般的に汚い)ベルトにより残されるその表面上に黒ずんだまたは黒い汚点を持つ。手による洗浄または工業用洗浄機による洗浄のような処理は不適当であることが判明することが多い。さらに、これらの汚点は、強化するための熱処理(〜670℃)後も不幸にも残る。しかし、エナメル系層は不透明であることが非常に多いので、これらの汚点は、ガラスシートを通して非被覆側から見るときに目に見えず、従ってそれらはガラス製品(例えば壁覆い)の単一面適用の場合に妨げにならない。しかし、例えば仕切りまたは欄干のようなガラス製品の両面適用の場合にその外観の損傷はなお存在し、従って、このタイプの製品はこのタイプの適用に対しては販売に不適当である。さらに、この視覚的損傷は、エナメル系層により作られる色が淡いときにさらに著しい。
本発明の目的は、特に技術的課題を解決することによりこれらの欠点を克服すること、すなわち、特にその続いての強化のために熱処理を受けることができ、かつ輸送及び取り扱いに耐えることができる、エナメル系被覆を持つガラスシートを得ることである。
特に、本発明の目的は、その実施態様の少なくとも一つにおいて、強化された後に両面適用のために使用されることができるエナメル系被覆を持つガラスシートを提供することである。
より詳細には、本発明の目的は、その実施態様の少なくとも一つにおいて、強化された後に輸送ツール(例えばコンベアベルト)、変形ツール(例えば研摩機)及び/または取り扱いツールからもたらされる汚点を持たないかまたはもはや持たない、エナメル系被覆を持つガラスシートを提供することである。
最後に、本発明の別の目的は、従来技術の欠点に対する簡単で迅速で経済的な解決策を提供することである。
特定の実施態様によれば、本発明は
(i)少なくとも一枚のガラスシート;
(ii)前記ガラスシートの少なくとも一方の表面上のエナメル系被覆;及び
(iii)前記被覆内及び/または前記被覆上の少なくとも一種のワックス;
を含む物品に関する。
従って、本発明は、従来技術のガラス製品の欠点が克服されること、及び設定された技術課題が解決されることを可能にするので、本発明は、完全に新規で発明的な方策に基礎を置く。実際、本発明者らは、エナメル系被覆とワックスを組み合わせることにより、(i)特に続いて強化されるために熱処理を受けることができ、(ii)強化前に十分な機械的強度を持ち、かつ(iii)強化後に熱処理前に存在したいかなる汚点(輸送、変形及び/または取り扱いツールからもたらされる)ももはや持たない、エナメル被覆されたガラス物品を得ることが可能であることを証明した。
従って、本発明者らは、エナメル系被覆内及び/またはエナメル系被覆上のワックスの存在が、かかる汚点を続いて(熱処理時に)排除することを可能にすることを証明した。この結果は、エナメル被覆でのワックスの使用が一般的に知られているが、その表面の接着性防止及び滑り性を改善するためであって、被覆上の汚点を熱処理により除去するための薬剤としてではないことを考えると、驚くべきことである。
本発明の他の特徴及び利点は、簡単な非限定的図示例として与えられた好適な実施態様及び添付図面の以下の説明を読めば、より明らかとなるであろう。
図1は、従来技術によるエナメル被覆された物品の写真を示す。
図2は、本発明の一実施態様によるエナメル被覆された物品の写真を示す。
図3は、本発明の別の実施態様によるエナメル被覆された物品の写真を示す。
本発明による物品は、ガラスシートから形成される。本発明によるガラスは、種々の部類に属することができる。従って、ガラスは、ソーダ石灰ガラス、ホウ素ガラス、鉛ガラス、例えば少なくとも一つの無機着色剤、酸化化合物、粘度調節剤及び/または融解剤のような本体内に均一に分配された一種以上の添加物を含むガラスであることができる。本発明のガラスは、好ましくはソーダ石灰ガラスである。本発明のガラスは、フロートガラス、延伸ガラスまたは模様付きガラスであることができる。それは、透明、超透明、無色、砂地及び/または艶消であることができる。用語「ソーダ石灰ガラス」は、ここではその広い意味で使用され、次の基本成分を含むいかなるガラスにも関する(ガラスの総重量による百分率で表わされる):
SiO 60〜75%
NaO 10〜20%
CaO 0〜16%
O 0〜10%
MgO 0〜10%
Al 0〜5%
BaO 0〜2%
BaO+CaO+MgO 10〜20%
O+NaO 10〜20%
それはまた、一種以上の添加物をさらに含むことができる上記の基本成分を含むあらゆるガラスに関する。
本発明の一実施態様によれば、ガラスシートはフロートガラスのシートである。ガラスシートは、好ましくはソーダ石灰フロートガラスのシートである。さらに、この実施態様によれば、本発明のフロートガラスのシートは、例えば2〜10mmで変動する厚さを持つことができる。
本発明の物品は、ガラスシートの表面の少なくとも一方の上にエナメル系被覆を含む。本発明によれば、被覆はガラスシートの実質的に全表面に渡って、例えば表面の90%より多くに渡って、好ましくは表面の95%より多くに渡って、連続的に延びることができる。これに代えて、被覆は、ガラスシートの表面を部分的に覆うことができる。
本発明の一実施態様によれば、被覆は装飾的機能を持つ。被覆は、好ましくは不透明である。被覆はまた、好ましくは着色(白及び黒を含む)される。
本発明によれば、エナメル系被覆は、ガラス質のマトリックス(またはガラスフリット)から形成された粉末、及び媒質中に懸濁された無機顔料を含む。本発明による媒質は、好ましくは実際に有機体であり、好ましくは(赤外または紫外線による)熱架橋性及び/または光架橋性の成分を含む。
本発明は、(i)乾燥後(すなわち初期組成物中におそらく存在するあらゆる溶剤の除去後)のエナメル系被覆、及び(ii)もし適用可能なら、架橋後のエナメル系被覆に及ぶ。
本発明の一実施態様によれば、エナメル系被覆は、好ましくは11〜40重量%の有機物質を含む。エナメル系被覆は、好ましくは30重量%以下の有機物質を含み、より好ましくは20重量%以下である。
有機物質の含有量を測定するために、被覆(一般的に1〜2グラムのオーダーの量)は、乾燥及び/または架橋された後の(残留溶剤を含まない)物品の表面から除去され、熱重量分析(TGA)を使用して分析された。この分析は、空気中で20℃から10000℃まで10℃/分の温度増加で実行された。有機物質の含有量は、いったんさらなる重量損失が観察されないようになったら、残留物に基づいて決定される。有機物質は、一般的に400〜500℃の範囲で完全に燃焼される。
エナメル系被覆内の有機物質のかかる含有量は、強化される前に得られる前記被覆のかなりの機械的強度を可能にする。
本発明のエナメル系被覆内の有機物質は、以下の化合物から選ばれた少なくとも一種の化合物を含むことができる:ポリオール、アルキド、アクリル、ポリアクリル、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、アクリルアミド、メラミン、ポリカーボメート、スチレン、ビニルアクリル、ウレタン、ポリウレタン、ポリエステル、ポリオレフィン、ウレタンアルキド、ポリ尿素、アミノ樹脂、ポリアミド、エポキシド、エポキシエステル、フェノール樹脂、シリコーンタイプ樹脂、PVC、PVB、水性樹脂、及び前述の化合物類の反応生成物。
本発明によれば、エナメル系被覆は、好ましくはガラスシートと直接接触状態にある。これに代えて、付着促進剤を、ガラスシートと前記被覆の間に存在させることができる。付着促進剤は、例えばシランを含むことができる。
本発明によれば、いったん乾燥され及び/または架橋されたら、エナメル系被覆は20〜100ミクロンの範囲の厚さを持つ。層厚は、ここでは平均幾何学的厚さを意味するものとして理解される。もし被覆の厚さが低過ぎるなら、これは、希望の機械的強度特性または美的外観を持たないエナメル被覆ガラス物品をもたらしうる。もしそれが高過ぎるなら、乾燥及び/または架橋は完全であることができず、被覆の分離/損傷が起こりうる。かかる厚さは、製造工程時の一つ以上の適用により得られることができる。
本発明のガラス物品は、少なくとも一種のワックスを含む。一般的に、ワックスは、天然または合成高分子から誘導されたオリゴマーであるものとして理解される。本発明によるワックスは、天然起源のワックス、合成起源のワックス、及びそれらのあらゆる割合の混合物から選ばれる。ワックスが天然起源のものであるとき、それは、動物、植物または鉱物ワックスの範疇に属することができる。油から誘導された鉱物ワックス、より詳細にはパラフィン及び微晶ワックスが好ましい。パラフィンワックスは、主として直線状炭化水素鎖からなる。それらは、主に直鎖パラフィン(80〜90%)、より少ない範囲で分枝したパラフィン並びにシクロパラフィンを含む。ワックスが合成起源のものであるとき、それは、改質により得られた炭化水素化合物、ハロゲン化ナフタレン化合物、及びエチレン及びビニルポリマーに属することができる。有利には、ワックスは、エチレン及びビニルポリマー、及びポリオレフィンから選ばれる。本発明に良く適した合成ワックスの例は、ポリプロピレン、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリビニルアルコール並びにそれらの混合物である。
本発明のガラス物品は、少なくとも一種のワックスを含み、それはエナメル系被覆内に存在する。これに代えて、本発明のガラス物品は、少なくとも一種のワックスを含み、それはエナメル系被覆上に存在する。さらなる代替例として、本発明のガラス物品は、少なくとも一種のワックスを含み、それはエナメル系被覆内にかつエナメル系被覆上に存在する。
本発明の第一の特別な実施態様によれば、ワックスは、エナメル系被覆の組成物内に存在する。かかる実施態様によれば、ワックスは、被覆の組成物内に均一に分布されることができる。これに代えて、ワックスは、前記被覆の組成物内に不均一に分布されることができる。例えば、ワックスは、エナメル系被覆の厚さ内に存在することができるが、その表面(それは外部媒体と接触している)に接近して存在することができる。
さらに、この実施態様によれば、エナメル系被覆の組成物は、0.1〜20重量%のワックスを含む。ワックスの量が少な過ぎると、希望の効果が得られることができないであろう。ある値を越えたワックスの多過ぎる量は、何も貢献しないであろうし、さらにこのワックスが続いて熱処理時に燃焼される点で経済的及び生態学的な面の欠点を意味する。エナメル系被覆の組成物は、好ましくは0.2〜10重量%のワックスを含む。
この実施態様によれば、ガラス物品は、次の工程を順に含むプロセスを使用して得られる:
(a)エナメル被覆組成物とワックスを混合する:
(b)ワックスを含むエナメル被覆組成物をガラスシート上に付着して被覆を形成する;及び
(c)被覆を乾燥及び/または架橋する。
エナメル被覆組成物とワックスを混合する工程では、ワックスは、微粉末の形で、多かれ少なかれ粘性の液体の形であることができ、または、水、一種以上の溶剤、高分子マトリックス、一種以上の樹脂及び/または可塑剤、湿潤剤等から構成されることができる液体媒体中に前もって分散または溶解される。前述の形の一つでは、ワックスは、好ましくはエナメル被覆組成物に直接添加され、それは多かれ少なかれ粘性の液体の形である。得られた組成物は、次いで既知の態様で混合されることができる。
それ自身知られた種々の方法が、ワックスを含むエナメル被覆組成物をガラスシート上に付着するために好適でありうる。例えば、(移動するガラスシート上への)流し塗り法を使用してまたはスパッター法によりエナメル被覆組成物を付着することができる。スクリーン印刷の方法はまた、特にガラスシートのある部分のみが覆われなければならないときに使用されることができる。
エナメル被覆組成物を付着する工程後に、エナメル被覆組成物は、例えば熱により(例えば炉中で)及び/またはUVまたはIR線により、乾燥及び/または架橋(もしそれが架橋可能な成分を含むなら)される。この工程は、被覆を硬化させかつガラスシートに付着させる。この工程では、エナメルは、まだ溶融されまたは焼結されていない。例えば、もしIR輻射による架橋工程(架橋可能な成分の存在)が考えられるなら、この工程は、好ましくは静止炉内で1〜20分間または工業炉内で5〜10分間少なくとも150℃及び/または300℃を越えない温度で実行される。ガラスの表面の温度は、好ましくは250℃を越えないであろう。
本発明の第二の特別な実施態様によれば、ワックスは、エナメル系被覆上に存在する。被覆上に存在するワックスは、ワックスが被覆上に付着されているがその組成物の一部を形成しないことを意味するものとして理解される。
ワックスは、膜の形でエナメル系被覆上に存在することが好ましい。本発明の一実施態様によれば、この膜は、主としてワックスから形成されることができる。本発明によれば、膜は好ましくは少なくとも80%のワックス、より好ましくは少なくとも90%のワックスを含むことができる。本発明によるワックス膜は、例えば湿潤剤または無機充填材のような微量成分を含むことができる。
ワックスはまた、エナメル系被覆と直接接触状態にあることが好ましい。
本発明によれば、この膜は0.5〜60ミクロンで変動する厚さを持つ。膜厚はまた、平均幾何学的厚さを意味するものとして理解される。
この実施態様によれば、ガラス物品は、次の工程を順に含むプロセスにより得られる:
(a)ガラスシート上にエナメル被覆組成物を付着して被覆を形成する;
(b)エナメル系被覆を乾燥及び/または架橋する;及び
(c)エナメル系被覆上にワックスを付着する。
上に既に説明した種々の既知の方法が、ガラスシート上にエナメル被覆組成物を付着するために好適であることができる。
エナメル被覆組成物の付着後、得られた被覆は、上に説明されたのと同じ方法で乾燥及び/または架橋される。
ワックスは、種々の既知の被覆方法を用いて次いでエナメル系被覆上に付着される。有利には、ワックスは、スパッタリング法を用いて被覆上に付着されることができる。粉末または多かれ少なかれ粘性の液体の形のワックスは、まず水、一種以上の溶剤、高分子マトリックス、一種以上の樹脂及び/または可塑剤、湿潤剤等から構成されることができる液体媒体中に分散または可溶化されることが好ましい。
もしワックスが少なくとも一種の溶剤及び/または水を含む媒体中の分散を使用してガラスシート上に付着されるなら、追加の乾燥工程が必要であるかもしれない。従来は、それは、溶剤及び/または水の蒸発を起こすためにガラスシートを好適な温度に加熱することにより達成されることができた。有利には、エナメル系被覆を乾燥/架橋する先行工程のために使用された熱は、この工程のために使用されることができる。
本発明の第三の特別な実施態様によれば、ガラス物品は、被覆内にまたは被覆上に存在する少なくとも一種のワックスを含む。従って、この実施態様は、上に説明された最初の二つの実施態様を組み合わせる。
この第三実施態様によれば、ガラス物品は、次の工程を順に含むプロセスにより得られる:
(a)エナメル被覆組成物とワックスを混合する;
(b)ワックスを含むエナメル被覆組成物をガラスシート上に付着して被覆を形成する;
(c)被覆を乾燥及び/または架橋する;及び
(d)ワックスをエナメル系被覆上に付着する。
この実施態様によれば、被覆内に存在するワックスは、被覆上に存在するワックスと同じである。これに代えて、被覆内に存在するワックスは、被覆上に存在するワックスと異なる。
一般的に、本発明による物品は熱的に処理されることができ、特にそれは続いて強化される観点でまたは曲げられるために熱的に処理されることができる。熱的処理は、500℃以上、好ましくは600℃以上の温度での処理を意味するものとして理解される。従って、乾燥及び/または架橋工程は、本発明の意味では「熱的処理」を構成しない。本発明による物品が熱的に処理されるとき、エナメル系被覆は溶融かつ焼結し、性質がもっぱら有機性であるワックスは燃焼される。従って、本発明は、熱的に処理されていないが熱的に処理されることができる物品を包含する(「強化可能」または「曲げ可能」である物品が参照される)。
本発明による物品は、種々の用途を持つことができる。これらの物品は、例えば家具ドア、仕切り、壁覆い、棚、テーブル、欄干等のような片面または両面上の装飾適用のために使用されることができる。それらはまた、例えば、もしエナメル系被覆がガラスシートの周囲に沿って適用されるなら、フロントガラスのような自動車用途のために使用されることができる。
本発明のエナメル系被覆は、装飾適用のために着色されることができる。もし物品が熱的に処理されるなら、被覆の組成物に依存して処理時に色が変わりうる。もしこれが起こるなら、これを考慮し、ガラス物品の色がその熱処理後に希望の色であるようにエナメル被覆組成物を適合させることができる。
以下の例は、いかなる場合もその包含範囲をも制限する意図なしに本発明を示す。
例1(比較例)
4mm厚の透明フロートガラスのシートがベルトコンベア上で輸送された。それはまず通常の態様で洗浄される。それは、次いで流し塗り器の下を通過し、そこでそれはエナメル被覆組成物で被覆される。ガラスシート上に付着されたエナメル被覆組成物は以下のものを含む:
・ 82重量%のFENZIからの白色エナメル(TEMPVER bianco 3302−928A);
・ 9重量%のFENZIからの「Clearcoat」;及び
・ 9重量%の溶剤(Exsol D40)。
得られた被覆は、次いで185℃の温度で5分間乾燥及び架橋される。被覆の厚さは約50ミクロンである。
被覆されたガラスシートは、次いでそれを切断及び研摩されることを可能にするためにゴムベルト上に置かれる。それは、次いで工業用洗浄機内で洗浄され、次いで既知の態様(670℃で3分間の炉内加熱及び続いての環境温度への迅速冷却)で強化される。
ベルトと接触状態にあったガラスシートは汚点を有し、それらは、洗浄後に減らされるが完全に消えない。それらはまた、強化操作後にもなお存在する。
図1は、強化後に以下のように処理されたガラスシートの写真を示す。それは、バンドが、強化操作後も消えない目ざわりな汚点を白色被覆上に出現させることを示す。
例2(比較例)
4mm厚の透明フロートガラスのシートがベルトコンベア上で輸送された。それはまず通常の態様で洗浄される。それは、次いで流し塗り器の下を通過し、そこでそれはエナメル被覆組成物で被覆される。ガラスシート上に付着されたエナメル被覆組成物は以下のものを含む:
・ 82重量%のFENZIからの黒色エナメル(TEMPVER nero 3400−β990A);
・ 9重量%のFENZIからの「Clearcoat」;及び
・ 9重量%の溶剤(Exsol D40)。
得られた被覆は、次いで185℃の温度で5分間乾燥及び架橋される。得られた被覆の厚さは約50ミクロンである。
被覆されたガラスシートは、次いでそれを切断及び研摩されることを可能にするためにゴムベルト上に置かれる。それは、次いで工業用洗浄機内で洗浄され、次いで既知の態様(670℃で3分間の炉内加熱及び続いての環境温度への迅速冷却)で強化される。
ベルトと接触状態にあったガラスシートは汚点を有するが、これらは、黒色のため前の例におけるほど目に見えない。これらの汚点は、洗浄後に減らされるが完全には消えない。それらはまた、強化操作後にもなお存在する。
例3〜15(本発明による)
4mm厚の透明フロートガラスのシート(複数)がベルトコンベア上で輸送された。それらはまず通常の態様で洗浄される。それらは、次いで流し塗り器の下を通過し、そこでそれらはエナメル被覆組成物で被覆される。ガラスシート上に付着されたエナメル被覆組成物は以下のいずれかであり、それにワックスが添加された:
・ 組成物1:82重量%のFENZIからの白色エナメル(TEMPVER bianco 3302−928A)、9重量%のFENZIからの「Clearcoat」、及び9重量%の溶剤(Exsol D40);または
・ 組成物2:82重量%のFENZIからの黒色エナメル(TEMPVER nero 3400−β990A)、9重量%のFENZIからの「Clearcoat」、及び9重量%の溶剤(Exsol D40)。
使用されたワックスは、Lubrizolにより供給された参照番号lanco TF1778(ポリテトラフルオロエチレン)及びlanco PP1350(ポリプロピレン)を持つLancowaxワックスである。これらのワックスは、そのままで、すなわち粉末形でまたは液体媒体内に分散されてエナメル被覆組成物中に組み込まれた。使用された分散物は、以下の通りである:
・ 分散物1:ポリエステルとメラミンの混合物内に分散された32重量%のワックス;及び
・ 分散物2:140〜200℃で得られた脂肪族鉱油留出物(参照番号ED40)内に分散された20重量%のワックス。
得られた被覆は、次いで185℃の温度で5分間乾燥及び架橋される。得られた被覆の厚さは約50ミクロンである。
被覆されたガラスシートは、次いで倉庫中に置かれかつ積み重ねて貯蔵される。切断及び研摩のために、それらは、ゴムベルト上に置かれ、それらを取り扱いかつ輸送可能にする。それらは、次いで工業用洗浄機内で洗浄され、次いで比較例におけるのと同じ方法で強化される。
表は、例3〜15のそれぞれについて、エナメル被覆組成物(1または2)に添加されたワックスの量及び形、及び切断及び研摩後、洗浄機内での洗浄後、及び強化操作後の黒色汚点の視覚的評価を示す。
図2は、(a)ベルト上での取り扱い及び輸送後、(b)洗浄機内での浄化後、及び(c)強化後の例4の物品の写真を示す。これらの画像は、明らかに以下のことを示す:
・ ベルトは、白色被覆上に目ざわりな汚点を出現させるが、これは乾燥/架橋後に心地良い外観を持つ、
・ この汚点は、洗浄後にわずかに色あせるが、この処理は十分でない;及び
・ 汚点は強化操作後に完全に消える。
これらの事実はまた、表及び汚点の視覚的評価に基づいて示される。従って、これらの例は、汚点がエナメル系被覆内にワックスを使用することにより防がれることができないが、製品が強化されるときにこれらが明らかに消えるように見えることが示されることを可能にする。
例16(本発明による)
4mm厚の透明フロートガラスのシートがベルトコンベア上で輸送された。それはまず通常の態様で洗浄される。それは、次いで流し塗り器の下を通過し、そこでそれはエナメル被覆組成物で被覆される。ガラスシート上に付着されたエナメル被覆組成物は以下のものを含む:
・ 82重量%のFENZIからの白色エナメル(TEMPVER bianco 3302−928A);
・ 9重量%のFENZIからの「Clearcoat」;及び
・ 9重量%の溶剤(Exsol D40)。
得られた被覆は、185℃の温度で5分間乾燥及び架橋される。被覆の厚さはそのとき約50ミクロンである。
Michelmanにより供給された参照番号0730E(ポリビニルアルコール)のワックスの5重量%の水性分散物が、ガラスの表面積1m当たり20gの分散物の割合でスパッタリングによりエナメル系被覆に付与され、一方で炉から来たガラスシートは約60℃の温度を持っていた。
被覆ガラスシートは、次いでゴムベルト上に置かれ、切断及び研摩時にそれを取り扱い及び輸送可能にする。それは、次いで工業用洗浄機内で洗浄され、次いで前の例と同じ方法で強化される。
図3は、(a)ベルト上での取り扱い及び輸送後、及び(b)強化後の例16の写真を示す。これらの画像は、ベルトが白色被覆上に目ざわりな汚点を出現させること、及びこれらの汚点が強化操作後に完全に消えたことを明らかに示す。
従って、これらの写真は、エナメル系被覆上のワックスの使用によって汚点が防がれることを可能にしないが、製品が強化されるときにこれらが明らかに消えるように見えることを示す。

Claims (7)

  1. (i)少なくとも一枚のガラスシート;
    (ii)前記ガラスシートの表面の少なくとも一方の上のエナメル系被覆;及び
    (iii)前記被覆上の膜としての少なくとも一種のワックス;
    を含む物品。
  2. 前記被覆が11〜40重量%の有機物質を含むことを特徴とする請求項1に記載の物品。
  3. 膜が0.5〜60ミクロンで変動する厚さを持つことを特徴とする請求項1または2に記載の物品。
  4. ワックスが前記被覆と直接接触状態にあることを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の物品。
  5. ワックスが前記被覆内及び前記被覆上に存在していることを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の物品。
  6. ワックスが、天然起源のワックス、合成起源のワックス及びそれらのあらゆる割合の混合物から選ばれることを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の物品。
  7. エナメル系被覆がガラスシートと直接接触状態にあることを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の物品。
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