JP5797567B2 - 燃料ポンプ保持装置 - Google Patents
燃料ポンプ保持装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5797567B2 JP5797567B2 JP2012003842A JP2012003842A JP5797567B2 JP 5797567 B2 JP5797567 B2 JP 5797567B2 JP 2012003842 A JP2012003842 A JP 2012003842A JP 2012003842 A JP2012003842 A JP 2012003842A JP 5797567 B2 JP5797567 B2 JP 5797567B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- pump
- stay
- fuel pump
- fuel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Description
本発明が解決しようとする課題は、ポンプ振動の伝達を低減することのできる燃料ポンプ保持装置を提供することにある。
請求項1に記載された燃料ポンプ保持装置によると、燃料タンク内に配置される燃料ポンプを収納するポンプケースを備える燃料ポンプ保持装置であって、ポンプケースは、燃料ポンプを軸方向に嵌合するケース筒部を有し、ケース筒部は、その軸方向の両端部の間をつなぐステー部を有し、ステー部を、ケース筒部の軸方向に関して非直線状に形成している。この構成によると、ポンプケースのケース筒部の軸方向の両端部の間をつなぐステー部がケース筒部の軸方向に関して非直線状に形成されている。これにより、ステー部の振動伝達経路を長くすることで、ポンプ振動の伝達を低減することができる。ひいては、ポンプケースの振動が該ポンプケースに隣接する部材に伝達されることによる騒音の増大を抑制することができる。
実施形態1を説明する。本燃料ポンプ保持装置は、自動車等の車両における燃料F.供給装置に備えたものであるから、燃料供給装置とともに燃料ポンプ保持装置について説明した後、要部の構成について説明する。
図1は燃料供給装置を示す正面図、図2は同じく側面図である。説明の都合上、図1の正面図を基準として燃料供給装置の上下左右を定める。
図1及び図2に示すように、燃料供給装置10は、ポンプモジュール12とセットプレート14とキャニスタ16とを備えている。
図3に示すように、ケース本体26は、例えば樹脂製で、燃料ポンプ18のポンプ本体18aを軸方向(図3において上下方向)に嵌合する円筒状のケース筒部30と、ケース筒部30の上端開口面を閉鎖する上壁部31とを一体に有している。上壁部31には、上下方向に延びる円筒状の吐出筒部32が一体で形成されている。ケース本体26のケース筒部30内にその下方から燃料ポンプ18のポンプ本体18aが挿入されている。これとともに、燃料ポンプ18の燃料吐出口18cが吐出筒部32内に挿入によって管接続されている。吐出筒部32内には、吐出筒部32と燃料吐出口18cとの間を弾性的にシールするOリング等のシール部材34が介装されている。これにより、吐出筒部32に対して燃料ポンプ18の燃料吐出口18cがシール部材34を介して弾性的に支持されている。なお、シール部材34は本明細書でいう「弾性部材」に相当する。
図4に示すように、ケース筒部30は、その上端部における円筒状の筒壁部46と、その下端部における円筒状の筒壁部48と、両筒壁部46,48を軸方向に連続するステー部50とを有している。すなわち、両筒壁部46,48の間には、周方向に3個で軸方向(上下方向)に3段の計9個の横四角形状の開口孔52が千鳥状に形成されており、その開口孔52を除いた残りの壁部53,55(後述する)によってステー部50が形成されている。上段及び下段における開口孔52は、ケース筒部30の周方向に同じ位相をもって形成されている。上段及び下段における開口孔52と中段の開口孔52は、ケース筒部30の周方向に位相を1/2ずらして形成されている。開口孔52は、ステー部50の肉厚方向すなわちケース筒部30の径方向に貫通している(図3参照)。図5はポンプケースのケース筒部を示す展開図である。
実施形態2を説明する。本実施形態以降の実施形態は、前記実施形態1のポンプケース20のケース筒部30におけるステー部50の形状を変更したものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。図6はポンプケースのケース筒部を示す展開図である。
図6に示すように、本実施形態におけるケース筒部30におけるステー部56は、周方向に等間隔で形成された複数本(図では3本を示す)のステー構成部57からなる。周方向に隣り合うステー構成部57の相互間が開口孔58となっている。ステー構成部57は横向きS字状に形成されており、その一端部(上端部)が上側の筒壁部46に接続され、その他端部が下側の筒壁部48に接続されている。これにより、ステー構成部57がケース筒部30の軸方向に関して非直線状に形成されている。本実施形態の場合、ステー構成部57の縦方向に延びる縦壁部(符号、57a,57b,57cを付す)が本明細書でいう「軸方向壁部」に相当する。また、ステー構成部57の横方向に延びる横壁部(符号、57d,57eを付す)が本明細書でいう「周方向壁部」に相当する。また、本実施形態において、ステー構成部57は、角張った凸部(例えば、折れ曲がり部分における外側の角部)、及び、角張った凹部(例えば、折れ曲がり部分における内側の角部)を有している。その角張った凸部及び凹部について丸みを帯びた形状とするとよい。
実施形態3を説明する。図7はポンプケースのケース筒部を示す展開図である。
図7に示すように、本実施形態におけるケース筒部30の両筒壁部46,48の間には、周方向に8個で軸方向(上下方向)に3段の計24個の六角形状の開口孔62が蜂の巣状に形成されており、その開口孔62を除いた残りの壁部によってステー部60が形成されている。上段及び下段における開口孔62は、ケース筒部30の周方向に同じ位相をもって形成されている。上段及び下段における開口孔62と中段の開口孔62は、ケース筒部30の周方向に相互に位相を1/2ずらして形成されている。
実施形態4を説明する。図8はポンプケースのケース筒部を示す展開図である。
図8に示すように、本実施形態は、前記実施形態3(図7参照)におけるステー部60の軸方向を周方向とし、その周方向を軸方向として形成したものである。このため、実施形態3における縦壁部63が横壁部(符号、67を付す)とされ、同じく横壁部65が縦壁部(符号、69を付す)とされている。なお、縦壁部69は本明細書でいう「軸方向壁部」に相当する。また、横壁部67は本明細書でいう「周方向壁部」に相当する。
実施形態5を説明する。図9はポンプケースのケース筒部を示す展開図である。
図9に示すように、本実施形態におけるステー部70は、周方向に等間隔で形成された複数本(図では3本を示す)のステー構成部72からなる。周方向に隣り合うステー構成部72の相互間が開口孔73となっている。ステー構成部72は、上側の筒壁部46から下側の筒壁部48に直列的につながる3個の円環状のリング状部75により構成されている。これにより、ステー構成部72がケース筒部30の軸方向に関して非直線状に形成されている。本実施形態の場合、ステー構成部72のリング状部75が本明細書でいう「軸方向壁部」に相当する。また、本実施形態において、ステー構成部72は、角張った凹部(例えば、リング状部75の相互間における両側の凹部)を有している。その角張った凹部について丸みを帯びた形状とするとよい。
実施形態6を説明する。図10はポンプケースのケース筒部を示す展開図である。
図10に示すように、本実施形態は、前記実施形態3におけるステー構成部72のリング状部75を2個とし、上側の筒壁部46と上側のリング状部75との間、リング状部75の相互間、下側のリング状部75と下側の筒壁部48との間を、それぞれ縦方向に延びる縦壁部78で連結したものである。
実施形態7を説明する。図11はポンプケースのケース筒部を示す展開図である。
図11に示すように、本実施形態におけるステー部80は、周方向に等間隔で形成された複数本(図では4本を示す)のステー構成部82からなる。周方向に隣り合うステー構成部82の相互間が開口孔83となっている。ステー構成部82は、上側の筒壁部46から下側の筒壁部48に直列的につながる3個の三角環状のリング状部85により構成されている。これにより、ステー構成部82がケース筒部30の軸方向に関して非直線状に形成されている。本実施形態の場合、ステー構成部82のリング状部85が本明細書でいう「軸方向壁部」に相当する。また、リンク状部85において横方向に延びる横壁部(符号、85aを付す)が本明細書でいう「周方向壁部」に相当する。また、本実施形態において、ステー構成部82は、角張った凸部(例えば、リング状部85の左右の両三角部)、及び、角張った凹部(例えば、リング状部85の相互間における両側の凹部)を有している。その角張った凸部及び凹部について丸みを帯びた形状とするとよい。
実施形態8を説明する。図12はポンプケースのケース筒部を示す展開図である。
図12に示すように、本実施形態におけるステー部90は、周方向に等間隔で形成された複数本(図では4本を示す)のステー構成部92からなる。周方向に隣り合うステー構成部92の相互間が開口孔93となっている。ステー構成部92は、上側の筒壁部46から下側の筒壁部48につながる蛇行状に形成されている。これにより、ステー構成部92がケース筒部30の軸方向に関して非直線状に形成されている。本実施形態の場合、ステー構成部92が本明細書でいう「軸方向壁部」に相当する。
実施形態9を説明する。図13はポンプケースのケース筒部を示す展開図である。
図13に示すように、本実施形態におけるステー部100は、周方向に等間隔で形成された複数本(図では4本を示す)のステー構成部102からなる。周方向に隣り合うステー構成部102の相互間が開口孔103となっている。ステー構成部102は、上側の筒壁部46から下側の筒壁部48に直列的につながるジグザク状に形成されている。これにより、ステー構成部102はケース筒部30の軸方向に関して非直線状に形成されている。本実施形態の場合、ステー構成部102が本明細書でいう「軸方向壁部」に相当する。また、本実施形態において、ステー構成部102は、角張った凸部(例えば、折れ曲がり部分における外側の角部)、及び、角張った凹部(例えば、折れ曲がり部分における内側の角部)を有している。その角張った凸部及び凹部について丸みを帯びた形状とするとよい。
12…ポンプモジュール(ポンプ保持装置)
14…セットプレート(蓋部材)
18…燃料ポンプ
20…ポンプケース
24…燃料タンク
30…ケース筒部
46…上側の筒壁部(周方向壁部、軸方向の端部)
48…下側の筒壁部(周方向壁部、軸方向の端部)
50…ステー部
53…縦壁部(軸方向壁部)
55…横壁部(周方向壁部)
56…ステー部
57…ステー構成部
57a,57b,57c…縦壁部(軸方向壁部)
57d,57e…横壁部(周方向壁部)
60…ステー部
63…縦壁部(軸方向壁部)
65…横壁部(周方向壁部)
67…横壁部(周方向壁部)
69…縦壁部(軸方向壁部)
70…ステー部
75…リング状部(軸方向壁部)
78…縦壁部(軸方向壁部)
80…ステー部
85…リング状部(軸方向壁部)
85a…横壁部(周方向壁部)
90…ステー部
92…ステー構成部(軸方向壁部)
100…ステー部
102…ステー構成部(軸方向壁部)
Claims (5)
- 燃料タンク内に配置される燃料ポンプを収納するポンプケースを備える燃料ポンプ保持装置であって、
前記ポンプケースは、前記燃料ポンプを軸方向に嵌合するケース筒部を有し、
前記ケース筒部は、その軸方向の両端部の間をつなぐステー部を有し、
前記ステー部を、前記ケース筒部の軸方向に関して非直線状に形成し、
前記ポンプケースは、隣接する部材に接続されており、
前記ポンプケースと前記隣接する部材との接続箇所と、前記ケース筒部とが、前記ケース筒部の軸方向に沿って並ぶように配置されている
ことを特徴とする燃料ポンプ保持装置。 - 請求項1に記載の燃料ポンプ保持装置であって、
前記ポンプケースは、前記隣接する部材に吊り下げ支持されていることを特徴とする燃料ポンプ保持装置。 - 請求項1又は2に記載の燃料ポンプ保持装置であって、
前記ステー部は、前記ケース筒部の軸方向に延びかつその軸方向に分断された軸方向壁部を有することを特徴とする燃料ポンプ保持装置。 - 請求項1〜3のいずれか1つに記載の燃料ポンプ保持装置であって、
前記ステー部は、角張った凸部及び凹部のうちの少なくとも一方部分を有し、
前記一方部分を丸みを帯びた形状とした
ことを特徴とする燃料ポンプ保持装置。 - 請求項1〜4のいずれか1つに記載の燃料ポンプ保持装置であって、
前記ポンプケースは、前記燃料ポンプの吐出口に接続される吐出筒部を有し、
前記吐出筒部に対して前記燃料ポンプの吐出口を弾性的に支持する構成とした
ことを特徴とする燃料ポンプ保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012003842A JP5797567B2 (ja) | 2012-01-12 | 2012-01-12 | 燃料ポンプ保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012003842A JP5797567B2 (ja) | 2012-01-12 | 2012-01-12 | 燃料ポンプ保持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013142358A JP2013142358A (ja) | 2013-07-22 |
JP5797567B2 true JP5797567B2 (ja) | 2015-10-21 |
Family
ID=49039071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012003842A Expired - Fee Related JP5797567B2 (ja) | 2012-01-12 | 2012-01-12 | 燃料ポンプ保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5797567B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6274795B2 (ja) * | 2013-09-17 | 2018-02-07 | 株式会社Fts | 自動車用燃料タンク |
JP6543905B2 (ja) * | 2014-10-02 | 2019-07-17 | 株式会社デンソー | 燃料供給装置 |
US11215152B2 (en) | 2017-05-22 | 2022-01-04 | Walbro Llc | Fuel pump adapter |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07145761A (ja) * | 1993-11-24 | 1995-06-06 | Aisan Ind Co Ltd | 燃料ポンプの取付装置 |
JP4203751B2 (ja) * | 2003-06-02 | 2009-01-07 | 株式会社デンソー | 燃料供給装置 |
JP2007255376A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Denso Corp | 燃料供給装置 |
DE102006044084A1 (de) * | 2006-09-20 | 2008-03-27 | Robert Bosch Gmbh | Vorrichtung zur Halterung eines Förderaggregates |
JP2008202512A (ja) * | 2007-02-20 | 2008-09-04 | Aisan Ind Co Ltd | 燃料供給装置 |
JP2008261357A (ja) * | 2007-04-10 | 2008-10-30 | Ntn Corp | 風力発電機の回転軸支持構造 |
JP2009023157A (ja) * | 2007-07-18 | 2009-02-05 | Seiko Epson Corp | 液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置並びにそれらの製造方法 |
-
2012
- 2012-01-12 JP JP2012003842A patent/JP5797567B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013142358A (ja) | 2013-07-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7857143B2 (en) | Suction filter and fuel supply device | |
JP2007023786A (ja) | キャニスタ | |
US7207320B2 (en) | Fuel pump unit | |
JP4194589B2 (ja) | 燃料供給装置 | |
JP5880976B2 (ja) | 燃料ポンプモジュール | |
JP5797567B2 (ja) | 燃料ポンプ保持装置 | |
US9212635B2 (en) | Filter device | |
JP2008248801A (ja) | 燃料供給装置 | |
WO2013180099A1 (ja) | 燃料供給装置 | |
JP2001349252A (ja) | キャニスタの取付構造 | |
JP2009236006A (ja) | 燃料供給装置 | |
JP2009097344A (ja) | 燃料供給装置 | |
JP2015045273A (ja) | 燃料ポンプモジュール | |
JP4280601B2 (ja) | フューエルフィルタ装置 | |
JP5783428B2 (ja) | 燃料ポンプモジュール | |
JP2013249752A (ja) | 蒸発燃料処理装置 | |
JP2017166459A (ja) | 燃料フィルターおよびフューエルポンプモジュール | |
JP5666811B2 (ja) | 燃料配管構造 | |
JP5545731B2 (ja) | ダストフィルタ | |
JP6194803B2 (ja) | 燃料ポンプモジュール | |
JP4273324B2 (ja) | 燃料フィルタ | |
JP4997148B2 (ja) | キャニスタの取付構造 | |
JP5667769B2 (ja) | 燃料供給装置 | |
JP2008184945A (ja) | スクロールコンプレッサ | |
JP3891352B2 (ja) | 燃料供給装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140717 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150518 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150526 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150707 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150804 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150819 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5797567 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |