JP5797178B2 - 換気扇、換気扇共通部、給排気口部材および給排気口部材共通部 - Google Patents

換気扇、換気扇共通部、給排気口部材および給排気口部材共通部 Download PDF

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Description

本発明は換気扇、換気扇共通部、給排気口部材および給排気口部材共通部、特に、室内外を仕切る隔壁を貫通する貫通孔に設置される換気扇、該換気扇の装飾パネルを除く部分である換気扇共通部、室内外を仕切る隔壁を貫通する貫通孔に設置される給排気口部材、および該給排気口部材の装飾パネルを除く部分である給排気口部材共通部、に関する。
従来、室内外を仕切る隔壁を貫通する貫通孔に設置される換気扇(所謂「パイプ用ファン」)は、ファンおよびファンモータを具備したファン本体部(換気扇本体に同じ)と、ファン本体部の室内側に取り付けられた本体カバーと、本体カバーの室内側の面(前面)を覆うパネル(以下「装飾パネル」と称す)と、を有している。そして、装飾パネルを本体カバーにネジによって固定する際に生じる問題(例えば、固定が面倒で組み立てに時間がかかる、装飾パネルにネジボスを設けると「ひけ」が発生し、美観を損ねる)を解消するため、本体カバーの四隅に突出した支え部を設け、支え部に形成した嵌合凹部に、装飾パネルに設けた係合アームが係合するようにした発明が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−89909号公報(第3−4頁、図1)
しかしながら、特許文献1に開示された換気扇は、外面が円筒で内面が四角形の筒状である支え部において、四角柱状の空間である嵌合凹部を形成し、その内面のうちの一面に半径方向内方に突出する係合突起(本体カバー側)が設けられている。また、係合アームには、前記係合突起を乗り越えてこの係合突起に係合する係合爪(装飾パネル側)が設けられている。
そして、換気扇が隔壁に設置された状態で、本体カバーの上縁側の2個所に配置された支え部には下方向に突出した係合突起が形成され、下縁側の2個所に配置された支え部には上方向に突出した係合突起が形成され、一方、装飾パネルの上縁側の2個所に配置された嵌合凹部には上方向に突出した係合爪が形成され、装飾パネルの下縁側の2個所に配置された嵌合凹部には下方向に突出した係合爪が形成されている。
すなわち、本体カバーの係合突起と装飾パネルの係合爪とが上下方向で係合するため、装飾パネルは上下(天地)を反対にした状態では、本体カバーに取り付けることができるものの、装飾パネルを90°回転して、当初の上下(天地)方向を水平にした状態では、本体カバーに取り付けることができない。
前記換気扇においては、本体カバー(以下「装飾パネル取付部材」と称す)に装飾パネルの取付方向が明示されておらず、かつ、装飾パネル取付部材に形成されている支え部(以下「取付部材脚部」と称す)の位置も明示されていないため、製品製造時に装飾パネル取付部材に装飾パネルを取り付ける際、以下の問題があった。
(あ)方向性のない装飾パネル(特定の側縁が上下左右の何れの位置に配置されても、美観(意匠)が変動しない)の取付では、装飾パネルに方向性がないにもかかわらず取り付ける姿勢(位相)が制限され、取り付ける姿勢を間違った場合(装飾パネルの左縁側の2個所に配置された嵌合凹部に形成された係合爪が右方向に突出し、装飾パネルの右縁側の2個所に配置された嵌合凹部に形成された係合爪が左方向に突出した姿勢)、取り付け姿勢を変更して再度取り付ける必要があり、余計な作業による作業効率が低下する。
(い)方向性のある装飾パネル(特定の側縁が上下左右の特定の位置に配置されることによって、意匠性が担保される)の取付では、取り付ける姿勢を間違った場合、係合爪が係合突起に係合するおそれがあるため、係合した場合には、かかる係合を開放する取り外しに時間がかかったり、取り外し時に装飾パネルおよび装飾パネル取付部材に傷がついたりすることから、生産性が低下(作業時間の延長による作業効率の低下や部材廃棄による歩留まり低下)するおそれがあった。
本発明は、前記問題を解決するためになされたものであって、第1の課題とするところは、方向性がない装飾パネルを有する場合には、どの方向(位相)でも装飾パネルを装飾パネル取付部材に取り付けることが可能で、方向性を有する装飾パネルを間違った方向で装飾パネル取付部材に取り付けることが不可能な換気扇、換気扇共通部、給排気口部材および給排気口部材共通部を得ることである。
さらに、第2の課題とするところは、間違った方向に取り付けようとしても、装飾パネルの係合爪(またはこれに相当する部位)が装飾パネル取付部材の係合突起(またはこれに相当する部位)に係合することがない、換気扇、換気扇共通部、給排気口部材および給排気口部材共通部を得ることである。
本発明に係る換気扇は、室内外を仕切る隔壁を貫通して設置される換気扇本体と、該換気扇本体に取り付けられた枠状の装飾パネル取付部材と、該装飾パネル取付部材に形成され、前記換気扇本体とは反対方向に突出する取付部材脚部と、該取付部材脚部に取り付けられた第1装飾パネルまたは第2装飾パネルと、を有し、前記第1装飾パネルが前記換気扇本体の方向に突出する装飾パネル爪および前記換気扇本体の方向に突出する装飾パネル凸部を具備し、前記第2装飾パネルが前記換気扇本体の方向に突出する装飾パネル爪を具備し、前記第2装飾パネルは、装飾パネル凸部を具備せず、前記装飾パネル爪が第1仮想円周上の4個所に等分配置され、それぞれの形状が互いに前記第1仮想円周の中心に対して90°対称で、前記装飾パネル凸部が第2仮想円周上の4個所に等分配置され、それぞれの形状が互いに第2仮想円周の中心に対して180°対称で、前記第1仮想円周の中心と前記第2仮想円周の中心とが一致し、前記取付部材脚部が4個所に配置され、前記取付部材脚部のそれぞれの先端に、それぞれの形状が互いに前記第1仮想円周の中心に対して90°対称で、前記装飾パネル爪が侵入可能な取付部材係合孔が形成され、前記取付部材脚部のそれぞれの先端に、それぞれの形状が互いに前記第2仮想円周の中心に対して180°対称で、前記装飾パネル凸部が侵入可能な取付部材凹部が形成され、互いに近接または接合した前記装飾パネル爪と前記装飾パネル凸部とが前記中心に対してなす角度が、互いに近接または接合した前記取付部材係合孔と前記取付部材凹部とが前記中心に対してなす角度に同じであることを特徴とし、前記第1装飾パネルを有する場合には、前記第1装飾パネルを前記装飾パネル取付部材に互いに180°相違する2方向の何れかの方向に取り付けることが可能で、または、前記第2装飾パネルを有する場合には、前記第2装飾パネルを前記装飾パネル取付部材に互いに90°相違する4方向のうちの何れの方向にも取り付けることが可能なものである。
本発明に係る換気扇は前記構成であるから、換気扇本体が隔壁に設置された状態で、方向性を有する第1装飾パネルは、水平に配置されるべき側縁を水平に配置することが可能で、かつ、意匠上水平に配置されるべき側縁を鉛直に配置することが不可能になり、一方、方向性を有しない第2装飾パネルは、何れの側縁を水平または垂直に配置することが可能になる。したがって、方向性を有する第1装飾パネルを適正な姿勢に正確に取り付けることができ、方向性を有しない第2装飾パネルを、姿勢(位相)を気にすることなく、迅速に取り付けることができる。
本発明の実施の形態1に係る換気扇の隔壁への取り付け状態を示す断面図。 図1に示す換気扇の全体を斜め背面側から見た斜視図。 図1に示す換気扇の装飾パネルおよび装飾パネル取付部材を取り出して斜め前面側から見た斜視図。 図1に示す換気扇の装飾パネルを装飾パネル取付部材から取り外して斜め前面側から見た斜視図。 図1に示す換気扇の装飾パネル取付部材の取付部材脚部を拡大して斜め前面側から見た斜視図。 図1に示す換気扇の装飾パネルを装飾パネル取付部材に取り付けた状態を示す側面図および正面視の断面図。 図1に示す換気扇の装飾パネルの前面を示す正面図および装飾パネルを装飾パネル取付部材に取り付けた状態を示す底面図。 図1に示す換気扇の取付部材係合孔への装飾パネル爪の係合構造を示す断面図および取付部材凹部への装飾パネル凸部の侵入状態を示す断面図。 図1に示す換気扇の装飾パネル取付部材を斜め前面側から見た斜視図。 図1に示す換気扇の装飾パネル取付部材の正面図。 図1に示す換気扇の装飾パネル取付部材を斜め背面側から見た斜視図。 図1に示す換気扇の方向性を有する第1装飾パネルを斜め背面側から見た斜視図および斜め前面側から見た斜視図。 図12に示す第1装飾パネルの装飾パネル爪部および装飾パネル凸部を拡大して斜め背面側から見た斜視図。 図1に示す換気扇の方向性を有しない第2装飾パネルを斜め背面側から見た斜視図および斜め前面側から見た斜視図。 図14に示す第2装飾パネルの装飾パネル爪部および装飾パネル凸部を拡大して斜め背面側から見た斜視図。 本発明の実施の形態2に係る換気扇の装飾パネル取付部材の正面図。 本発明の実施の形態2に係る換気扇の方向性を有する第3装飾パネルを斜め背面側から見た斜視図および斜め前面側から見た斜視図。 本発明の実施の形態3に係る換気扇共通部を示す側面視の断面図。 本発明の実施の形態4に係る給排気口部材を示す側面視の断面図。 本発明の実施の形態5に係る給排気口部材共通部を示す側面視の断面図。
[実施の形態1]
図1および図2は、本発明の実施の形態1に係る換気扇を説明するものであって、図1は方向性を有する装飾パネルを有する場合の隔壁への取り付け状態を示す側面視の断面図、図2は全体を斜め背面側から見た斜視図である。なお、各図(以下に示す図3〜図15についても同じ)は模式的に描いたものであって、本発明は図示された形態に限定されるものではない。
図1および図2において、換気扇100は、室内40と室外42を仕切る隔壁41に設置されるものであって、換気扇本体1と、換気扇本体1に設置された装飾パネル取付部材20と、方向性を有する第1装飾パネル310または方向性を有しない第2装飾パネル320の一方と、を有している。なお、以下の説明の便宜上、隔壁41は垂直であって、図1の上側を「上」または「上側」と、図1の下側を「下」または「下側」と称す場合がある。
隔壁41には、室内40と室外42とを連通する隔壁貫通孔43が形成され、隔壁貫通孔43には隔壁パイプ44が設置されている。
なお、図1には、第1装飾パネル310を有した換気扇100が示されているが、換気扇100は第2装飾パネル320を有する場合もあり、第2装飾パネル320を有する場合の側面視の断面図は、第1装飾パネル310を有する場合と側面視の断面図に同じであるため、図示しない。
(換気扇本体)
換気扇本体1は、プロペラ式の羽根車4および電動機5よりなる送風機3と、送風機3が組付けられ、隔壁パイプ44内に配置される送風機フレーム6と、送風機フレーム6に設置され、半径方向に突出する送風機橋絡部12と、送風機橋絡部12の先端に形成された送風機脚部11と、送風機脚部11に設置された本体フレーム10と、を具備している。
(送風機脚部)
送風機脚部11は、周方向に間隔をおいて隔壁パイプ44の中心線方向に沿って室外42の方向(背面方向に同じ)に延出された4本であって、送風機橋絡部12によって送風機フレーム6に支持されている。そして、4本の送風機脚部11のうちの一本の送風機脚部11の外側に、半径方向への拡開弾力により送風機フレーム6を隔壁パイプ44に保持するための反り付きの送風機板バネ14が装着されている。
さらに、電動機5を包囲する電動機カバー13が、送風機橋絡部12に設置されている。
(本体フレーム)
本体フレーム10は樹脂製であって羽根車4を包囲して、室内40側(前面側に同じ)に配置され、室外42側の端部が送風機脚部11に支持された円筒状の風洞部2と、室外42側の端部が風洞部2に連続し、室内40側になる程拡大するベルマウス形状(朝顔形状)の開口部8と、開口部8に連続し、外側に張り出したフランジ部9と、フランジ部9の外周に連続して室外42側に向かって突出した筒状のフランジ立ち上がり部7と、を具備している。
また、フランジ立ち上がり部7の端縁(室外42側の端部)は、隔壁41の室内40側の面に当接している。そして、風洞部2の外周と隔壁パイプ44の内周との間には、シール材16が嵌挿され、風洞部2を経由しない室内40への空気の流れ込みが防止されている。すなわち、仮に、汚れた空気がフランジ部9の裏側(室外42側)に流れ込んだ場合、フランジ立ち上がり部7と隔壁41との当接部の隙間より、空気が室内40に流入し、隔壁41の室内側の面を汚すところ、シール材16によって、かかる壁汚れが防止されている。
なお、4本の送風機脚部11は、何れも風洞部2の外周より内側にある。また、電動機5の電動機回転軸15が電動機カバー13の先から風洞部2の中心線上で、室内40側に突き出すように、電動機5が送風機フレーム6にネジ締めされている。したがって、電動機回転軸15に固定された羽根車4は風洞部2の中心線を回転中心にして、風洞部2に内包された状態になっている。
図3および図4は、図1に示す換気扇を説明するものであって、図3は装飾パネルおよび装飾パネル取付部材を取り出して斜め前面側から見た斜視図、図4は装飾パネルを装飾パネル取付部材から取り外して斜め前面側から見た斜視図である。
図3および図4において、第1装飾パネル310と本体フレーム10との間に案内部材350が配置され本体フレーム10の開口部8への空気の流入を案内するものであって、略円錐状(裾野を具備する弾頭状に同じ)の案内部材膨出部35wと、案内部材膨出部35wの周囲に形成された平面状の案内部材フランジ35fと、案内部材フランジ35fに形成され、装飾パネル爪33および装飾パネル凸部34が貫通する案内部材設置孔35a、35b、35c、35dと、を有している。したがって、案内部材フランジ35fは4個所において、装飾パネル背面31r(図12の(a)参照)と取付部材脚部23の取付部材取付面24とによって挾持されることになる。なお、本発明は案内部材350の配置を必須にするものではなく、案内部材350の配置を省略してもよい。
(装飾パネル取付部材)
図5〜図7は、図1に示す換気扇を説明するものであって、図5は装飾パネル取付部材の取付部材脚部を拡大して斜め前面側から見た斜視図、図6の(a)は装飾パネルを装飾パネル取付部材に取り付けた状態を示す側面図、図6の(b)は装飾パネルを装飾パネル取付部材に取り付けた状態を示す正面視の断面図、図7の(a)は装飾パネルの前面を示す正面図、図7の(b)は装飾パネルを装飾パネル取付部材に取り付けた状態を示す底面図である。
また、図8〜図11は、図1に示す換気扇を説明するものであって、図8の(a)は取付部材係合孔への装飾パネル爪の係合構造を示す断面図、図8の(b)は取付部材凹部への装飾パネル凸部の侵入状態を示す断面図、図9は装飾パネル取付部材を斜め前面側から見た斜視図、図10は装飾パネル取付部材の正面図、図11は装飾パネル取付部材を斜め背面側から見た斜視図である。
図5〜図11において、装飾パネル取付部材20は、本体フレーム10に設置され、第1装飾パネル310または第2装飾パネル320の取り付けを容易かつ確実にするためのものである。
装飾パネル取付部材20は矩形状(例えば、正方形)の枠体であって、通気孔22wを形成する平板状の取付部材端面22と、取付部材端面22のそれぞれの外側縁に連続し、取付部材端面21fに対して垂直に形成された取付部材側面21a、21b、21c、21dを具備している。
そして、取付部材端面21fの隅部であって、取付部材側面21aと取付部材側面21bとの角部寄り、取付部材側面21bと取付部材側面21cとの角部寄り、取付部材側面21cと取付部材側面21dとの角部寄り、取付部材側面21dと取付部材側面21aとの角部寄りにそれぞれ、取付部材側面21a、21b、21c、21dとは反対の方向に突出する取付部材脚部23a、23b、23c、23dと、が形成されている。
そして、取付部材脚部23a、23b、23c、23dの端面である取付部材取付面24a、24b、24c、24dには、取付部材係合孔25a、25b、25c、25dおよび取付部材凹部26a、26b、26c、26dが形成されている。なお、以下の説明において同じ内容については符号の添え字「a、b、c、d」の記載を省略する。
さらに、装飾パネル取付部材20の取付部材側面21cには、装飾パネル取付部材20から第1装飾パネル310または第2装飾パネル320の取外しを容易にするための取付部材取手27が一体成形されている。また、装飾パネル取付部材20の取付部材側面21cには、「高所取付用」および「下側」の文字21vが金型刻印によって一体成形されて、視認にて取付方向の確認が容易になっている(図7の(b)参照)。なお、本発明は、文字21vを図示されたような「枠取りされた文字」に限定するものではなく、文字のみまたは図形のみあるいは文字と図形との組み合わせであって、浮きだし形成または彫り込み形成されたものであってもよい。
さらに、本体フレーム10のフランジ部9の背面には、電源入・切スイッチ19や閉端接続子等の電気接続部品が収納され、スイッチ導体部やリード線結線部への接触防止のため結線部保護カバー18が設けられている。また、フランジ部9の背面には回転式構造で容易に外部電源電線を接続可能な端子台17が設けられている(図2参照)。
また、装飾パネル取付部材20の取付部材側面21dには、本体フレーム10に設けられた電源入・切スイッチ19に対応して、電源入・切スイッチ19を外部より操作可能にするための電源入・切スイッチ用切欠28と、電源入・切スイッチ19の状態を視認にて可能にするための「入」、「切」の文字21uが金型刻印により一体成形されている(図6の(a)参照)。なお、本体フレーム10に電源入・切スイッチ19が設けられない場合には、電源入・切スイッチ用切欠28の形成や文字21uの金型刻印を省略する。
さらに、装飾パネル取付部材20の取付部材側面21aには、電源接続を電源プラグによって実施するための電源プラグの電源線を貫通させるための電源線用切欠29と、電源プラグの電源線を後々引き出し可能にする際、電源線を貫通させる部位を確保する目的で、装飾パネル取付部材20の取付部材側面21dをカットして電源線切欠とし電源線を貫通させるための薄肉部30が形成されている(図11参照)。なお、電源接続を電源プラグにて実施しない場合には、電源線用切欠29や薄肉部30の形成を省略してもよい。
(第1装飾パネル)
図12および図13は、図1に示す換気扇を説明するものであって、図12の(a)は方向性を有する第1装飾パネルを斜め背面側から見た斜視図、図12の(b)は方向性を有する第1装飾パネルを斜め前面側から見た斜視図、図13の(a)および(b)は方向性を有する第1装飾パネルの装飾パネル爪部および装飾パネル凸部を拡大して斜め背面側から見た斜視図である。
図12および図13において、第1装飾パネル310(方向性を有する「第1装飾パネル」に相当する)は本体フレーム10等を覆い隠し、換気扇100の美観を高めるためのものであって、装飾パネル側縁31a、31b、31c、31dを有する矩形状(例えば、正方形)である。そして、装飾パネル前面31fには、方向性を付与するための処理32b、32dが、装飾パネル側縁31b、31dに沿って施されている。
そして、第1装飾パネル310の装飾パネル背面(本体フレーム10側)31rの四隅であって、装飾パネル側縁31aと装飾パネル側縁31bとの角部寄り、装飾パネル側縁31bと装飾パネル側縁31cとの角部寄り、装飾パネル側縁31cと装飾パネル側縁31dとの角部寄り、装飾パネル側縁31dと装飾パネル側縁31aとの角部寄りには、本体フレーム10側に突出する装飾パネル爪33a、33b、33c、33dおよび装飾パネル凸部34a、34b、34c、34dが形成されている。
なお、方向性を付与するための処理32b、32dは、装飾パネル側縁31b、31dに平行な線上の模様であって、装飾パネル側縁31b、31dの厚さが、装飾パネル側縁31a、31cの厚さよりも薄くなるように、装飾パネル側縁31b、31dに向かって傾斜する帯状の傾斜面であるが、本発明は、方向性を付与するための処理を図示された形態に限定するものではなく、何れの位置に設けてもよく、また、直線状や曲線状(規則性のあるもの、または規則性のないもの)、あるいは美観を有する模様等であってもよい。
(第2装飾パネル)
図14および図15は、図1に示す換気扇を説明するものであって、図14の(a)は方向性を有しない第2装飾パネルを斜め背面側から見た斜視図、図14の(b)は方向性を有しない第2装飾パネルを斜め前面側から見た斜視図、図15の(a)および(b)は方向性を有しない第2装飾パネルの装飾パネル爪部および装飾パネル凸部を拡大して斜め背面側から見た斜視図である。
図14および図15において、第2装飾パネル320(方向性を有しない「第2装飾パネル」に相当する)は、第1装飾パネル310における装飾パネル凸部34を全て撤去したものに同じ構造である。なお、装飾パネル前面31fに施された意匠性を向上させるための処理は、第1装飾パネル310におけるものと相違するものであって、何れの姿勢(位相)に取り付けられても(装飾パネル側縁31aが上下左右の何れの方向にあっても)、同じ美観を呈する場合と、それぞれの位相において、それぞれ相違する美観を呈する場合とがある。
(係合構造)
次に、取付部材係合孔25への装飾パネル爪33の係合構造について説明する。
取付部材係合孔25は断面矩形の孔であって、4面からなる内面のうち何れかの内面に陥没した係合段差52が形成されている(図8参照)。
一方、装飾パネル爪33は、装飾パネル取付部材20側(先端側)のより厚肉の範囲と、装飾パネル背面31r側(根本側)のより薄肉の範囲とを具備する断面矩形の板材であって、より厚肉の範囲とより薄肉の範囲とが係合顎53によって連結されている(図8および図13参照)。
そして、装飾パネル凸部34の先端と係合顎53との距離が、取付部材取付面24と係合段差52との距離よりも小さくなっている。
したがって、取付部材係合孔25に装飾パネル爪33が侵入しても、取付部材凹部26に装飾パネル凸部34が侵入しない場合、すなわち、装飾パネル凸部34が取付部材取付面24に当接した場合には、係合顎53が係合段差52に到達しない。そのため、第1装飾パネル310または第2装飾パネル320は、装飾パネル取付部材20から引き離し可能な状態になる。
一方、取付部材係合孔25に装飾パネル爪33が侵入して、取付部材凹部26に装飾パネル凸部34が侵入した場合には、係合顎53が係合段差52に到達して、係合するため、第1装飾パネル310または第2装飾パネル320は、装飾パネル取付部材20から引き離し不可能な状態になる。
(装飾パネル爪の形状)
図12において、装飾パネル爪33は、仮想円周61上の4個所に等分配置され、それぞれの形状が互いに仮想円周61の中心60に対して90°対称(4回対称あるいは4相対称に同じ)である。すなわち、例えば、装飾パネル爪33aの形状は、仮想円周61の中心60を回転中心として90°回転したとき、装飾パネル爪33bの形状に一致し、さらに、90°回転したとき、装飾パネル爪33cの形状に一致し、さらに、90°回転したとき、装飾パネル爪33dの形状に一致する。このことは、装飾パネル爪33aの形状と装飾パネル爪33cの形状とが点対称(180°対称)で、装飾パネル爪33bの形状と装飾パネル爪33dの形状とが点対称(180°対称)であることに同じである。
(装飾パネル凸部の形状)
図12において、装飾パネル凸部34は仮想円周61上の2個所に等分配置され、それぞれの形状が互いに仮想円周61の中心60に対して180°対称(点対称あるいは2回(相)対称に同じ)である。すなわち、例えば、装飾パネル凸部34aの形状は、仮想円周61の中心60を回転中心として90°回転したとき、装飾パネル凸部34bの形状に一致しないものの、さらに、90°回転したとき、装飾パネル凸部34cの形状に一致する。さらに、装飾パネル凸部34aを90°回転したとき、装飾パネル爪33dの形状に一致しない。このことは、装飾パネル爪33aの形状と装飾パネル爪33cの形状とが点対称(180°対称)で、装飾パネル爪33bの形状と装飾パネル爪33dの形状とが点対称(180°対称)であることに同じである。
なお、装飾パネル凸部34は、仮想円周61の中心60に一致する中心を有する限り、仮想円周61とは相違する半径の円周上に等分配置されてもよい。このとき、装飾パネル爪33の一部と装飾パネル凸部34の一部とが離れる場合がある。
(取付部材係合孔および取付部材凹部の形状)
図10において、取付部材係合孔25および取付部材凹部26は、所定の位相において、装飾パネル爪33および装飾パネル凸部34が侵入可能な形状である。すなわち、取付部材係合孔25は、仮想円周61上の4個所に等分配置され、それぞれの形状が互いに仮想円周61の中心60に対して90°対称である。また、取付部材凹部26は、仮想円周61上の4個所に等分配置され、それぞれの形状が互いに仮想円周61の中心60に対して180°対称である。
そして、取付部材係合孔25dと取付部材凹部26dとが中心60に対してなす角度(取付部材係合孔25dの図心と中心60とを結ぶ直線75と、取付部材凹部26dの図心と中心60とを結ぶ直線76とがなす角度θに同じ、図10参照)が、装飾パネル爪33dと装飾パネル凸部34dとが中心60に対してなす角度(装飾パネル爪33dの図心と中心60とを結ぶ直線73と、装飾パネル凸部34dの図心と中心60とを結ぶ直線74とがなす角度θに同じ、図12参照)に等しくなっている。
なお、取付部材凹部26は、装飾パネル凸部34が仮想円周61の中心60に一致する中心を有しながらも、仮想円周61とは相違する半径の円周上に等分配置された場合には、当該仮想円周61とは相違する半径の円周上に等分配置されてもよい。このとき、取付部材係合孔25の一部と取付部材凹部26の一部とが離れる場合がある。
(第1装飾パネルの取り付け状況)
第1装飾パネル310の装飾パネル側縁31aが、装飾パネル取付部材20の取付部材側面21aに沿って配置された場合または装飾パネル取付部材20の取付部材側面21cに沿って配置された場合、装飾パネル爪33および装飾パネル凸部34は、それぞれ、装飾パネル取付部材20の取付部材脚部23に形成された取付部材係合孔25および取付部材凹部26に侵入することにより、第1装飾パネル310を装飾パネル取付部材20に取り付けることが可能である。
一方、第1装飾パネル310の装飾パネル側縁31aが、装飾パネル側縁31aが取付部材側面21bに沿って配置された場合または装飾パネル側縁31aが取付部材側面21dに沿って配置された場合、装飾パネル爪33は取付部材係合孔25に侵入するものの、装飾パネル凸部34は取付部材凹部26に侵入しないため、第1装飾パネル310を装飾パネル取付部材20に取り付けることが不可能になる。
したがって、方向性を有する第1装飾パネル310は、上下(天地)方向を水平方向にするような誤りをすることなく、正確に装飾パネル取付部材20に取り付けることができる。また、仮に、上下(天地)方向を水平方向にするような誤りをした場合でも、係合顎53が係合段差52に到達しないから(図8参照)、係合顎53や係合段差52を損傷することなく、第1装飾パネル310を装飾パネル取付部材20から容易に引き離すことができる。
(第2装飾パネルの取り付け状況)
第2装飾パネル320は、第1装飾パネル310が具備する装飾パネル凸部34を有しないため、第2装飾パネル320の装飾パネル側縁31aが、装飾パネル取付部材20の何れの取付部材側面21に沿って配置された場合でも、装飾パネル爪33は取付部材係合孔25に侵入するから、第2装飾パネル320を装飾パネル取付部材20に取り付けることが可能である。
したがって、方向性を有しない第2装飾パネル320は、上下(天地)方向や水平方向を気にすることなく、装飾パネル取付部材20に取り付けることができる。したがって、取り付ける方向(位相)が相違するために、一旦、取り付け途中の装飾パネル取付部材20を取り外して、再度、方向(位相)を90°変えて取り付け直す手間が不要になる。よって、取り付け作業の迅速化を図ることができる。
以上のように、換気扇100は、第1装飾パネル310または第2装飾パネル320を選択的に有するものであるが、第1装飾パネル310を有する場合には、第1装飾パネル310を装飾パネル取付部材20に正確に取り付けることが可能であり、第2装飾パネル320を有する場合には、第2装飾パネル320を装飾パネル取付部材20に迅速に取り付けることが可能である。
なお、第1装飾パネル310は、4個所に装飾パネル凸部34を有しているが、本発明はこれに限定するものではなく、対角配置された装飾パネル凸部34aおよび装飾パネル凸部34cのみを有してもよく、あるいは、対角配置された装飾パネル凸部34bおよび装飾パネル凸部34dのみを有してもよい。
さらに、第1装飾パネル310は上下方向は不問(装飾パネル側縁31aが上にあっても、下にあってもよい)であるが、上下方向も決められている(装飾パネル側縁31aは上にある必要があり、下にあってはならない)場合は、特定の方向(位相)においてのみ、装飾パネル凸部34が取付部材凹部26に侵入するようにすればよい。すなわち、装飾パネル凸部34の形状を回転対称にしない。
さらに、以上は、取付部材脚部23が、装飾パネル取付部材20(正確には、取付部材端面22)の四隅に設置されているが、本発明はこれに限定するものではなく、隅部以外の位置、例えば、装飾パネル側縁31の中央に対応する位置に設置してもよい。
さらに、以上は、装飾パネル取付部材20、第1装飾パネル310および第2装飾パネル320が矩形状(正方形)であるが、本発明はこれに限定するものではく、例えば、円形や六角形等であってもよい。
そして、取付部材脚部23の数を、3本以上の「n本」にして、取付部材係合孔25および装飾パネル爪33は、それぞれ「(360/n)°対称」にし、所定の1方向に限って装飾パネルを取り付ける場合には、当該所定の方向に限って、装飾パネル凸部34が取付部材凹部26に侵入するようにすればよい。
また、取付部材脚部23の数を、6本以上の偶数の「n本」にして、取付部材係合孔25の形状および装飾パネル爪33の形状を、それぞれ「(360/n)°対称」にし、上下方向にのみ装飾パネルを取り付ける場合には、装飾パネル凸部34の形状および取付部材凹部26の形状を「180°対称」にすればよい。
[実施の形態2]
図16および図17は、本発明の実施の形態2に係る換気扇を説明するものであって、図16は装飾パネル取付部材の正面図、図17の(a)は方向性を有する第3装飾パネルを斜め背面側から見た斜視図、図17の(b)は方向性を有する第3装飾パネルを斜め前面側から見た斜視図である。なお、各図は模式的に描いたものであって、本発明は図示された形態に限定するものではない。また、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
本発明の実施の形態2に係る換気扇200は、実施の形態1で説明した換気扇100における装飾パネル取付部材20を装飾パネル取付部材220に変更し、方向性を有する第3装飾パネル330または方向性を有しない第2装飾パネル320を選択的に有するものである。
なお、換気扇200が第2装飾パネル320または第3装飾パネル330を有する場合の側面視の断面図は、第1装飾パネル310を有する換気扇の側面視の断面図(図1)に同じであるため、図示しない。
図16において、装飾パネル取付部材220は、装飾パネル取付部材20における取付部材凹部26bおよび取付部材凹部26dを撤去して、対角位置に配置されている取付部材凹部26aおよび取付部材凹部26cと、4個所に配置された取付部材係合孔25と、を有している。
図17において、第3装飾パネル330は、第1装飾パネル310における装飾パネル凸部34bおよび装飾パネル凸部34dを撤去して、対角位置に配置されている装飾パネル凸部34aおよび装飾パネル凸部34cと、4個所に配置された装飾パネル爪33と、を有している。
したがって、換気扇200は、方向性を有する第3装飾パネル330または方向性を有しない第2装飾パネル320を選択的に有するものであるが、換気扇100と同様に、第3装飾パネル330を有する場合には、第3装飾パネル330を装飾パネル取付部材220に正確に取り付けることが可能であり、第2装飾パネル320を有する場合には、第2装飾パネル320を装飾パネル取付部材220に迅速に取り付けることが可能である。
[実施の形態3]
図18は、本発明の実施の形態3に係る換気扇共通部を説明する側面視の断面図である。なお、実施の形態1と同じ部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する。また、図18は模式的に描いたものであって、本発明は図示された形態に限定されるものではない。
図18において、換気扇共通部90は、第1装飾パネル310または第2装飾パネル320が取り付けられる前の換気扇100(実施の形態1)に相当している。すなわち、換気扇共通部90は、換気扇100が第1装飾パネル310を有する場合は、第1装飾パネル310を除くものに、換気扇100が第2装飾パネル320を有する場合は、第2装飾パネル320を除くものに同じであるから、説明を省略する。なお、換気扇共通部90と同様に、換気扇200(実施の形態2)から第1装飾パネル310または第2装飾パネル320を除いても、換気扇共通部(図示しない)が形成される。
[実施の形態4]
図19は、本発明の実施の形態4に係る給排気口部材を説明するものであって、隔壁パイプに設置された状態を示す側面視の断面図である。なお、実施の形態1と同じ部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する。また、図19は模式的に描いたものであって、本発明は図示された形態に限定されるものではない。
図19において、給排気口部材400は、隔壁41の形成された隔壁貫通孔43に設置されて給排気口を形成するものであって、換気扇100(実施の形態1)から、本体フレーム10を除く換気扇本体1を撤去したものに相当する。すなわち、給排気口部材400は、羽根車4、電動機5、送風機脚部11や電動機カバー13等(送風機3および送風機3を隔壁パイプ44に設置するための手段)がなく、本体フレーム10と、装飾パネル取付部材20と、第1装飾パネル310または第2装飾パネル320の一方とを有し、これらを除く部位については、換気扇100に同じであるから、説明を省略する。
なお、給排気口部材400と同様に、換気扇200(実施の形態2)から、羽根車4や電動機5等を除いても、給排気口部材(図示しない)が形成される。また、図19は室内40側に装飾パネル取付部材20が配置されているが、室外42側に装飾パネル取付部材20が配置されてもよい。
[実施の形態5]
図20は、本発明の実施の形態5に係る給排気口部材共通部を説明する側面視の断面図である。なお、実施の形態1と同じ部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する。また、図20は模式的に描いたものであって、本発明は図示された形態に限定されるものではない。
図20において、給排気口部材共通部500は、第1装飾パネル310または第2装飾パネル320が取り付けられる前の給排気口部材400(実施の形態4)に相当している。すなわち、給排気口部材共通部500は、給排気口部材400が第1装飾パネル310を有する場合は、第1装飾パネル310を除くものに、給排気口部材400が第2装飾パネル320を有する場合は、第2装飾パネル320を除くものに同じであるから、説明を省略する。
本発明に係る換気扇、換気扇共通部、給排気口部材および給排気口部材共通部は以上の構成であるから、隔壁に設置されるものに限定されるものではなく、天井面や床面に設置される各種換気扇をはじめ、装飾パネル(例えば、化粧パネルや意匠パネルと称される)を有する各種送風機や各種空気調和機およびその共通部材として、さらに、各種建造物に形成された空気を通すための貫通孔に設置される給排気口部材および給排気口部材共通部として、広く利用することができる。
1 換気扇本体、2 風洞部、3 送風機、4 羽根車、5 電動機、6 送風機フレーム、7 フランジ立ち上がり部、8 開口部、9 フランジ部、10 本体フレーム、11 送風機脚部、12 送風機橋絡部、13 電動機カバー、14 送風機板バネ、15 電動機回転軸、16 シール材、17 端子台、18 結線部保護カバー、19 電源入・切スイッチ、20 装飾パネル取付部材、21a 取付部材側面、21b 取付部材側面、21c 取付部材側面、21d 取付部材側面、21f 取付部材端面、21u 文字、21v 文字、22 取付部材端面、22w 通気孔、23a 取付部材脚部、23b 取付部材脚部、23c 取付部材脚部、23d 取付部材脚部、24a 取付部材取付面、24b 取付部材取付面、24c 取付部材取付面、24d 取付部材取付面、25a 取付部材係合孔、25b 取付部材係合孔、25c 取付部材係合孔、25d 取付部材係合孔、26a 取付部材凹部、26b 取付部材凹部、26c 取付部材凹部、26d 取付部材凹部、27 取付部材取手、28 電源入・切スイッチ用切欠、29 電源線用切欠、30 薄肉部、31a 装飾パネル側縁、31b 装飾パネル側縁、31c 装飾パネル側縁、31d 装飾パネル側縁、31f 装飾パネル前面、31r 装飾パネル背面、32b 方向性を付与するための処理、32d 方向性を付与するための処理、33a 装飾パネル爪、33b 装飾パネル爪、33c 装飾パネル爪、33d 装飾パネル爪、34a 装飾パネル凸部、34b 装飾パネル凸部、34c 装飾パネル凸部、34d 装飾パネル凸部、35a 案内部材設置孔、35b 案内部材設置孔、35c 案内部材設置孔、35d 案内部材設置孔、35f 案内部材フランジ、35w 案内部材膨出部、40 室内、41 隔壁、42 室外、43 隔壁貫通孔、44 隔壁パイプ、52 係合段差、53 係合顎、60 中心、61 仮想円周、73 直線、74 直線、75 直線、76 直線、90 換気扇共通部(実施の形態3)、100 換気扇(実施の形態1)、200 換気扇(実施の形態2)、220 装飾パネル取付部(実施の形態2)、310 第1装飾パネル、320 第2装飾パネル、330 第3装飾パネル、350 案内部材、400 給排気口部材(実施の形態4)、500 給排気口部材(実施の形態5)、θ 角度。

Claims (18)

  1. 室内外を仕切る隔壁を貫通して設置される換気扇本体と、該換気扇本体に取り付けられた枠状の装飾パネル取付部材と、該装飾パネル取付部材に形成され、前記換気扇本体とは反対方向に突出する取付部材脚部と、該取付部材脚部に取り付けられた第1装飾パネルまたは第2装飾パネルと、を有し、
    前記第1装飾パネルが前記換気扇本体の方向に突出する装飾パネル爪および前記換気扇本体の方向に突出する装飾パネル凸部を具備し、前記第2装飾パネルが前記換気扇本体の方向に突出する装飾パネル爪を具備し、前記第2装飾パネルは、装飾パネル凸部を具備せず、
    前記装飾パネル爪が第1仮想円周上の4個所に等分配置され、それぞれの形状が互いに前記第1仮想円周の中心に対して90°対称で、
    前記装飾パネル凸部が第2仮想円周上の4個所に等分配置され、それぞれの形状が互いに第2仮想円周の中心に対して180°対称で、
    前記第1仮想円周の中心と前記第2仮想円周の中心とが一致し、
    前記取付部材脚部が4個所に配置され、
    前記取付部材脚部のそれぞれの先端に、それぞれの形状が互いに前記第1仮想円周の中心に対して90°対称で、前記装飾パネル爪が侵入可能な取付部材係合孔が形成され、
    前記取付部材脚部のそれぞれの先端に、それぞれの形状が互いに前記第2仮想円周の中心に対して180°対称で、前記装飾パネル凸部が侵入可能な取付部材凹部が形成され、
    互いに近接または接合した前記装飾パネル爪と前記装飾パネル凸部とが前記中心に対してなす角度が、互いに近接または接合した前記取付部材係合孔と前記取付部材凹部とが前記中心に対してなす角度に同じであることを特徴とし、
    前記第1装飾パネルを有する場合には、前記第1装飾パネルを前記装飾パネル取付部材に互いに180°相違する2方向の何れかの方向に取り付けることが可能で、または、前記第2装飾パネルを有する場合には、前記第2装飾パネルを前記装飾パネル取付部材に互いに90°相違する4方向のうちの何れの方向にも取り付けることが可能な換気扇。
  2. 室内外を仕切る隔壁を貫通して設置される換気扇本体と、該換気扇本体に取り付けられた枠状の装飾パネル取付部材と、該装飾パネル取付部材に形成され、前記換気扇本体とは反対方向に突出する取付部材脚部と、該取付部材脚部に取り付けられた第1装飾パネルまたは第2装飾パネルと、を有し、
    前記第1装飾パネルが前記換気扇本体の方向に突出する装飾パネル爪および前記換気扇本体の方向に突出する装飾パネル凸部を具備し、前記第2装飾パネルが前記換気扇本体の方向に突出する装飾パネル爪を具備し、前記第2装飾パネルは、装飾パネル凸部を具備せず、
    前記装飾パネル爪が第1仮想円周上の4個所に等分配置され、それぞれの形状が互いに前記第1仮想円周の中心に対して90°対称で、
    前記装飾パネル凸部が第2仮想円周上の2個所に等分配置され、それぞれの形状が互いに第2仮想円周の中心に対して180°対称で、
    前記第1仮想円周の中心と前記第2仮想円周の中心とが一致し、
    前記取付部材脚部が4個所に配置され、
    前記取付部材脚部のそれぞれの先端には、それぞれの形状が互いに前記第1仮想円周の中心に対して90°対称で、前記装飾パネル爪が侵入可能な取付部材係合孔が形成され、
    前記取付部材脚部のうちの対角位置に配置された一対の取付部材脚部の先端に、それぞれの形状が互いに前記第2仮想円周の中心に対して180°対称で、前記装飾パネル凸部が侵入可能な取付部材凹部が形成され、
    互いに近接または接合した前記装飾パネル爪と前記装飾パネル凸部とが前記中心に対してなす角度が、互いに近接または接合した前記取付部材係合孔と前記取付部材凹部とが前記中心に対してなす角度に同じであることを特徴とし、
    前記第1装飾パネルを有する場合には、前記第1装飾パネルを前記装飾パネル取付部材に互いに180°相違する2方向の何れかの方向に取り付けることが可能で、または、前記第2装飾パネルを有する場合には、前記第2装飾パネルを前記装飾パネル取付部材に互いに90°相違する4方向のうちの何れの方向にも取り付けることが可能な換気扇。
  3. 室内外を仕切る隔壁を貫通して設置される換気扇本体と、該換気扇本体に取り付けられた枠状の装飾パネル取付部材と、該装飾パネル取付部材に形成され、前記換気扇本体とは反対方向に突出する取付部材脚部と、該取付部材脚部に取り付けられた第1装飾パネルまたは第2装飾パネルと、を有し、
    前記第1装飾パネルが前記換気扇本体の方向に突出する装飾パネル爪および前記換気扇本体の方向に突出する装飾パネル凸部を具備し、前記第2装飾パネルが前記換気扇本体の方向に突出する装飾パネル爪を具備し、前記第2装飾パネルは、装飾パネル凸部を具備せず、
    前記装飾パネル爪が第1仮想円周上の4個所に等分配置され、それぞれの形状が互いに前記第1仮想円周の中心に対して90°対称で、前記装飾パネル凸部が1個所に形成され、
    前記取付部材脚部が4個所に配置され、
    前記取付部材脚部のそれぞれの先端には、それぞれの形状が互いに前記第1仮想円周の中心に対して90°対称で、前記装飾パネル爪が侵入可能な取付部材係合孔が形成され、
    前記取付部材脚部のうちの何れかの取付部材脚部の先端に、所定の位相において前記装飾パネル爪が前記取付部材係合孔に侵入した際、前記装飾パネル凸部が侵入可能な取付部材凹部が形成されていることを特徴とし、
    前記第1装飾パネルを有する場合には、前記第1装飾パネルを前記装飾パネル取付部材に1方向に限って取り付けることが可能で、または、前記第2装飾パネルを有する場合には、前記第2装飾パネルを前記装飾パネル取付部材に互いに90°相違する4方向のうちの何れの方向にも取り付けることが可能な換気扇。
  4. 前記第1仮想円周の半径と前記第2仮想円周の半径とが同じで、前記取付部材係合孔の一部と前記取付部材凹部の一部とが接合していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の換気扇。
  5. 前記装飾パネル爪は断面矩形の板材であって、先端側のより厚肉の範囲と前記装飾パネル側のより薄肉の範囲とが係合顎によって連結され、
    前記取付部材係合孔は断面矩形であって、4面からなる内面のうち何れかの内面に陥没した係合段差が形成され、
    前記装飾パネル爪が前記取付部材係合孔に侵入した際、前記装飾パネル凸部が前記取付部材凹部に侵入した場合には、前記係合顎が前記係合段差に係合し、前記装飾パネル凸部が前記取付部材凹部に侵入しない場合には、前記係合顎が前記係合段差に係合しないことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の換気扇。
  6. 外面が円錐状の案内部材膨出部と、該案内部材膨出部の周囲に形成された平面状の案内部材フランジとを具備する案内部材を有し、
    前記案内部材フランジに、前記装飾パネル爪および前記装飾パネル凸部が貫通可能な案内部材設置孔が形成され、
    前記装飾パネルと前記装飾パネル取付部材との間に配置された前記案内部材が、前記装飾パネル爪および前記装飾パネル凸部が前記案内部材設置孔を貫通した状態で、前記装飾パネルの一部と取付部材脚部の先端とによって挟み込まれることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の換気扇。
  7. 前記装飾パネル取付部材が、前記取付部材脚部が設置された矩形状の取付部材枠部と、該取付部材枠部の外周縁に沿って形成され、前記取付部材脚部とは反対の方向に突出する四角柱状の取付部材フランジとを具備し、
    前記取付部材フランジの所定の面に突出する取付部材取手が形成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の換気扇。
  8. 前記装飾パネル取付部材が、前記取付部材脚部が設置された矩形状の取付部材枠部と、該取付部材枠部の外周縁に沿って形成され、前記取付部材脚部とは反対の方向に突出する四角柱状の取付部材フランジとを具備し、
    前記取付部材フランジの所定の面に、文字または記号が浮きだし形成または彫り込み形成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の換気扇。
  9. 前記装飾パネル取付部材が、前記取付部材脚部が設置された矩形状の取付部材枠部と、該取付部材枠部の外周縁に沿って形成され、前記取付部材脚部とは反対の方向に突出する四角柱状の取付部材フランジとを具備し、
    前記取付部材フランジの所定の面の端縁に、所定範囲の切欠部または所定範囲の薄肉部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の換気扇。
  10. 室内外を仕切る隔壁を貫通して設置される換気扇本体と、該換気扇本体に取り付けられた枠状の装飾パネル取付部材と、該装飾パネル取付部材に形成され、前記換気扇本体とは反対方向に突出する取付部材脚部とを有し、前記取付部材脚部に第1装飾パネルまたは第2装飾パネルが選択的に取り付けられる換気扇共通部であって、
    前記第1装飾パネルが前記換気扇本体の方向に突出する装飾パネル爪および前記換気扇本体の方向に突出する装飾パネル凸部を具備し、前記第2装飾パネルが前記換気扇本体の方向に突出する装飾パネル爪を具備し、前記第2装飾パネルは、装飾パネル凸部を具備せず、
    前記装飾パネル爪が第1仮想円周上の4個所に等分配置され、それぞれの形状が互いに前記第1仮想円周の中心に対して90°対称で、前記装飾パネル凸部が第2仮想円周上の4個所に等分配置され、それぞれの形状が互いに第2仮想円周の中心に対して180°対称で、前記第1仮想円周の中心と前記第2仮想円周の中心とが一致し、
    前記取付部材脚部が4個所に配置され、
    前記取付部材脚部のそれぞれの先端に、それぞれの形状が互いに前記第1仮想円周の中心に対して90°対称で、前記装飾パネル爪が侵入可能な取付部材係合孔が形成され、
    前記取付部材脚部のそれぞれの先端に、それぞれの形状が互いに前記第2仮想円周の中心に対して180°対称で、前記装飾パネル凸部が侵入可能な取付部材凹部が形成され、
    互いに近接または接合した前記装飾パネル爪と前記装飾パネル凸部とが前記中心に対してなす角度が、互いに近接または接合した前記取付部材係合孔と前記取付部材凹部とが前記中心に対してなす角度に同じであることを特徴とし、
    前記第1装飾パネルが取り付けられる場合には、前記第1装飾パネルが前記装飾パネル取付部材に互いに180°相違する2方向の何れかの方向に取り付けられることが可能で、または、前記第2装飾パネルが取り付けられる場合には、前記第2装飾パネルが前記装飾パネル取付部材に互いに90°相違する4方向のうちの何れの方向にも取り付けられることが可能な換気扇共通部。
  11. 室内外を仕切る隔壁を貫通して設置される換気扇本体と、該換気扇本体に取り付けられた枠状の装飾パネル取付部材と、該装飾パネル取付部材に形成され、前記換気扇本体とは反対方向に突出する取付部材脚部とを有し、前記取付部材脚部に第1装飾パネルまたは第2装飾パネルが選択的に取り付けられる換気扇共通部であって、
    前記第1装飾パネルが前記換気扇本体の方向に突出する装飾パネル爪および前記換気扇本体の方向に突出する装飾パネル凸部を具備し、前記第2装飾パネルが前記換気扇本体の方向に突出する装飾パネル爪を具備し、前記第2装飾パネルは、装飾パネル凸部を具備せず、
    前記装飾パネル爪が第1仮想円周上の4個所に等分配置され、それぞれの形状が互いに前記第1仮想円周の中心に対して90°対称で、前記装飾パネル凸部が第2仮想円周上の2個所に等分配置され、それぞれの形状が互いに第2仮想円周の中心に対して180°対称で、前記第1仮想円周の中心と前記第2仮想円周の中心とが一致し、
    前記取付部材脚部が4個所に配置され、
    前記取付部材脚部のそれぞれの先端には、それぞれの形状が互いに前記第1仮想円周の中心に対して90°対称で、前記装飾パネル爪が侵入可能な取付部材係合孔が形成され、
    前記取付部材脚部のうちの対角位置に配置された一対の取付部材脚部の先端に、それぞれの形状が互いに前記第2仮想円周の中心に対して180°対称で、前記装飾パネル凸部が侵入可能な取付部材凹部が形成され、
    互いに近接または接合した前記装飾パネル爪と前記装飾パネル凸部とが前記中心に対してなす角度が、互いに近接または接合した前記取付部材係合孔と前記取付部材凹部とが前記中心に対してなす角度に同じであることを特徴とし、
    前記第1装飾パネルが取り付けられる場合には、前記第1装飾パネルが前記装飾パネル取付部材に互いに180°相違する2方向の何れかの方向に取り付けられることが可能で、または、前記第2装飾パネルが取り付けられる場合には、前記第2装飾パネルが前記装飾パネル取付部材に互いに90°相違する4方向のうちの何れの方向にも取り付けられることが可能な換気扇共通部。
  12. 室内外を仕切る隔壁を貫通して設置される換気扇本体と、該換気扇本体に取り付けられた枠状の装飾パネル取付部材と、該装飾パネル取付部材に形成され、前記換気扇本体とは反対方向に突出する取付部材脚部とを有し、前記取付部材脚部に第1装飾パネルまたは第2装飾パネルが選択的に取り付けられる換気扇共通部であって、
    前記第1装飾パネルが前記換気扇本体の方向に突出する装飾パネル爪および前記換気扇本体の方向に突出する装飾パネル凸部を具備し、前記第2装飾パネルが前記換気扇本体の方向に突出する装飾パネル爪を具備し、前記第2装飾パネルは、装飾パネル凸部を具備せず、
    前記装飾パネル爪が第1仮想円周上の4個所に等分配置され、それぞれの形状が互いに前記第1仮想円周の中心に対して90°対称で、前記装飾パネル凸部が1個所に形成され、
    前記取付部材脚部が4個所に配置され、
    前記取付部材脚部のそれぞれの先端には、それぞれの形状が互いに前記第1仮想円周の中心に対して90°対称で、前記装飾パネル爪が侵入可能な取付部材係合孔が形成され、
    前記取付部材脚部のうちの何れかの取付部材脚部の先端に、所定の位相において前記装飾パネル爪が前記取付部材係合孔に侵入した際、前記装飾パネル凸部が侵入可能な取付部材凹部が形成されていることを特徴とし、
    前記第1装飾パネルが取り付けられる場合には、前記第1装飾パネルが前記装飾パネル取付部材に1方向に限って取り付けられることが可能で、または、前記第2装飾パネルが取り付けられる場合には、前記第2装飾パネルが前記装飾パネル取付部材に互いに90°相違する4方向のうちの何れの方向にも取り付けられることが可能な換気扇共通部。
  13. 室内外を仕切る隔壁を貫通して設置される本体フレームと、該本体フレームに取り付けられた枠状の装飾パネル取付部材と、該装飾パネル取付部材に形成され、前記本体フレームとは反対方向に突出する取付部材脚部と、該取付部材脚部に取り付けられた第1装飾パネルまたは第2装飾パネルと、を有し、
    前記第1装飾パネルが前記本体フレームの方向に突出する装飾パネル爪および前記本体フレームの方向に突出する装飾パネル凸部を具備し、前記第2装飾パネルが前記本体フレームの方向に突出する装飾パネル爪を具備し、前記第2装飾パネルは、装飾パネル凸部を具備せず、
    前記装飾パネル爪が第1仮想円周上の4個所に等分配置され、それぞれの形状が互いに前記第1仮想円周の中心に対して90°対称で、
    前記装飾パネル凸部が第2仮想円周上の4個所に等分配置され、それぞれの形状が互いに第2仮想円周の中心に対して180°対称で、
    前記第1仮想円周の中心と前記第2仮想円周の中心とが一致し、
    前記取付部材脚部が4個所に配置され、
    前記取付部材脚部のそれぞれの先端に、それぞれの形状が互いに前記第1仮想円周の中心に対して90°対称で、前記装飾パネル爪が侵入可能な取付部材係合孔が形成され、
    前記取付部材脚部のそれぞれの先端に、それぞれの形状が互いに前記第2仮想円周の中心に対して180°対称で、前記装飾パネル凸部が侵入可能な取付部材凹部が形成され、
    互いに近接または接合した前記装飾パネル爪と前記装飾パネル凸部とが前記中心に対してなす角度が、互いに近接または接合した前記取付部材係合孔と前記取付部材凹部とが前記中心に対してなす角度に同じであることを特徴とし、
    前記第1装飾パネルを有する場合には、前記第1装飾パネルを前記装飾パネル取付部材に互いに180°相違する2方向の何れかの方向に取り付けることが可能で、または、前記第2装飾パネルを有する場合には、前記第2装飾パネルを前記装飾パネル取付部材に互いに90°相違する4方向のうちの何れの方向にも取り付けることが可能な給排気口部材。
  14. 室内外を仕切る隔壁を貫通して設置される本体フレームと、該本体フレームに取り付けられた枠状の装飾パネル取付部材と、該装飾パネル取付部材に形成され、前記本体フレームとは反対方向に突出する取付部材脚部と、該取付部材脚部に取り付けられた第1装飾パネルまたは第2装飾パネルと、を有し、
    前記第1装飾パネルが前記本体フレームの方向に突出する装飾パネル爪および前記本体フレームの方向に突出する装飾パネル凸部を具備し、前記第2装飾パネルが前記本体フレームの方向に突出する装飾パネル爪を具備し、前記第2装飾パネルは、装飾パネル凸部を具備せず、
    前記装飾パネル爪が第1仮想円周上の4個所に等分配置され、それぞれの形状が互いに前記第1仮想円周の中心に対して90°対称で、
    前記装飾パネル凸部が第2仮想円周上の2個所に等分配置され、それぞれの形状が互いに第2仮想円周の中心に対して180°対称で、
    前記第1仮想円周の中心と前記第2仮想円周の中心とが一致し、
    前記取付部材脚部が4個所に配置され、
    前記取付部材脚部のそれぞれの先端には、それぞれの形状が互いに前記第1仮想円周の中心に対して90°対称で、前記装飾パネル爪が侵入可能な取付部材係合孔が形成され、
    前記取付部材脚部のうちの対角位置に配置された一対の取付部材脚部の先端に、それぞれの形状が互いに前記第2仮想円周の中心に対して180°対称で、前記装飾パネル凸部が侵入可能な取付部材凹部が形成され、
    互いに近接または接合した前記装飾パネル爪と前記装飾パネル凸部とが前記中心に対してなす角度が、互いに近接または接合した前記取付部材係合孔と前記取付部材凹部とが前記中心に対してなす角度に同じであることを特徴とし、
    前記第1装飾パネルを有する場合には、前記第1装飾パネルを前記装飾パネル取付部材に互いに180°相違する2方向の何れかの方向に取り付けることが可能で、または、前記第2装飾パネルを有する場合には、前記第2装飾パネルを前記装飾パネル取付部材に互いに90°相違する4方向のうちの何れの方向にも取り付けることが可能な給排気口部材。
  15. 室内外を仕切る隔壁を貫通して設置される本体フレームと、該本体フレームに取り付けられた枠状の装飾パネル取付部材と、該装飾パネル取付部材に形成され、前記本体フレームとは反対方向に突出する取付部材脚部と、該取付部材脚部に取り付けられた第1装飾パネルまたは第2装飾パネルと、を有し、
    前記第1装飾パネルが前記本体フレームの方向に突出する装飾パネル爪および前記本体フレームの方向に突出する装飾パネル凸部を具備し、前記第2装飾パネルが前記本体フレームの方向に突出する装飾パネル爪を具備し、前記第2装飾パネルは、装飾パネル凸部を具備せず、
    前記装飾パネル爪が第1仮想円周上の4個所に等分配置され、それぞれの形状が互いに前記第1仮想円周の中心に対して90°対称で、前記装飾パネル凸部が1個所に形成され、
    前記取付部材脚部が4個所に配置され、
    前記取付部材脚部のそれぞれの先端には、それぞれの形状が互いに前記第1仮想円周の中心に対して90°対称で、前記装飾パネル爪が侵入可能な取付部材係合孔が形成され、
    前記取付部材脚部のうちの何れかの取付部材脚部の先端に、所定の位相において前記装飾パネル爪が前記取付部材係合孔に侵入した際、前記装飾パネル凸部が侵入可能な取付部材凹部が形成されていることを特徴とし、
    前記第1装飾パネルを有する場合には、前記第1装飾パネルを前記装飾パネル取付部材に1方向に限って取り付けることが可能で、または、前記第2装飾パネルを有する場合には、前記第2装飾パネルを前記装飾パネル取付部材に互いに90°相違する4方向のうちの何れの方向にも取り付けることが可能な給排気口部材。
  16. 室内外を仕切る隔壁を貫通して設置される本体フレームと、該本体フレームに取り付けられた枠状の装飾パネル取付部材と、該装飾パネル取付部材に形成され、前記本体フレームとは反対方向に突出する取付部材脚部とを有し、前記取付部材脚部に第1装飾パネルまたは第2装飾パネルが選択的に取り付けられる給排気口部材共通部であって、
    前記第1装飾パネルが前記本体フレームの方向に突出する装飾パネル爪および前記本体フレームの方向に突出する装飾パネル凸部を具備し、前記第2装飾パネルが前記本体フレームの方向に突出する装飾パネル爪を具備し、前記第2装飾パネルは、装飾パネル凸部を具備せず、
    前記装飾パネル爪が第1仮想円周上の4個所に等分配置され、それぞれの形状が互いに前記第1仮想円周の中心に対して90°対称で、前記装飾パネル凸部が第2仮想円周上の4個所に等分配置され、それぞれの形状が互いに第2仮想円周の中心に対して180°対称で、前記第1仮想円周の中心と前記第2仮想円周の中心とが一致し、
    前記取付部材脚部が4個所に配置され、
    前記取付部材脚部のそれぞれの先端に、それぞれの形状が互いに前記第1仮想円周の中心に対して90°対称で、前記装飾パネル爪が侵入可能な取付部材係合孔が形成され、
    前記取付部材脚部のそれぞれの先端に、それぞれの形状が互いに前記第2仮想円周の中心に対して180°対称で、前記装飾パネル凸部が侵入可能な取付部材凹部が形成され、
    互いに近接または接合した前記装飾パネル爪と前記装飾パネル凸部とが前記中心に対してなす角度が、互いに近接または接合した前記取付部材係合孔と前記取付部材凹部とが前記中心に対してなす角度に同じであることを特徴とし、
    前記第1装飾パネルが取り付けられる場合には、前記第1装飾パネルが前記装飾パネル取付部材に互いに180°相違する2方向の何れかの方向に取り付けられることが可能で、または、前記第2装飾パネルが取り付けられる場合には、前記第2装飾パネルが前記装飾パネル取付部材に互いに90°相違する4方向のうちの何れの方向にも取り付けられることが可能な給排気口部材共通部。
  17. 室内外を仕切る隔壁を貫通して設置される本体フレームと、該本体フレームに取り付けられた枠状の装飾パネル取付部材と、該装飾パネル取付部材に形成され、前記本体フレームとは反対方向に突出する取付部材脚部とを有し、前記取付部材脚部に第1装飾パネルまたは第2装飾パネルが選択的に取り付けられる給排気口部材共通部であって、
    前記第1装飾パネルが前記本体フレームの方向に突出する装飾パネル爪および前記本体フレームの方向に突出する装飾パネル凸部を具備し、前記第2装飾パネルが前記本体フレームの方向に突出する装飾パネル爪を具備し、前記第2装飾パネルは、装飾パネル凸部を具備せず、
    前記装飾パネル爪が第1仮想円周上の4個所に等分配置され、それぞれの形状が互いに前記第1仮想円周の中心に対して90°対称で、前記装飾パネル凸部が第2仮想円周上の2個所に等分配置され、それぞれの形状が互いに第2仮想円周の中心に対して180°対称で、前記第1仮想円周の中心と前記第2仮想円周の中心とが一致し、
    前記取付部材脚部が4個所に配置され、
    前記取付部材脚部のそれぞれの先端には、それぞれの形状が互いに前記第1仮想円周の中心に対して90°対称で、前記装飾パネル爪が侵入可能な取付部材係合孔が形成され、
    前記取付部材脚部のうちの対角位置に配置された一対の取付部材脚部の先端に、それぞれの形状が互いに前記第2仮想円周の中心に対して180°対称で、前記装飾パネル凸部が侵入可能な取付部材凹部が形成され、
    互いに近接または接合した前記装飾パネル爪と前記装飾パネル凸部とが前記中心に対してなす角度が、互いに近接または接合した前記取付部材係合孔と前記取付部材凹部とが前記中心に対してなす角度に同じであることを特徴とし、
    前記第1装飾パネルが取り付けられる場合には、前記第1装飾パネルが前記装飾パネル取付部材に互いに180°相違する2方向の何れかの方向に取り付けられることが可能で、または、前記第2装飾パネルが取り付けられる場合には、前記第2装飾パネルが前記装飾パネル取付部材に互いに90°相違する4方向のうちの何れの方向にも取り付けられることが可能な給排気口部材共通部。
  18. 室内外を仕切る隔壁を貫通して設置される本体フレームと、該本体フレームに取り付けられた枠状の装飾パネル取付部材と、該装飾パネル取付部材に形成され、前記本体フレームとは反対方向に突出する取付部材脚部とを有し、前記取付部材脚部に第1装飾パネルまたは第2装飾パネルが選択的に取り付けられる給排気口部材共通部であって、
    前記第1装飾パネルが前記本体フレームの方向に突出する装飾パネル爪および前記本体フレームの方向に突出する装飾パネル凸部を具備し、前記第2装飾パネルが前記本体フレームの方向に突出する装飾パネル爪を具備し、前記第2装飾パネルは、装飾パネル凸部を具備せず、
    前記装飾パネル爪が第1仮想円周上の4個所に等分配置され、それぞれの形状が互いに前記第1仮想円周の中心に対して90°対称で、前記装飾パネル凸部が1個所に形成され、
    前記取付部材脚部が4個所に配置され、
    前記取付部材脚部のそれぞれの先端には、それぞれの形状が互いに前記第1仮想円周の中心に対して90°対称で、前記装飾パネル爪が侵入可能な取付部材係合孔が形成され、
    前記取付部材脚部のうちの何れかの取付部材脚部の先端に、所定の位相において前記装飾パネル爪が前記取付部材係合孔に侵入した際、前記装飾パネル凸部が侵入可能な取付部材凹部が形成されていることを特徴とし、
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