JP2017044411A - 空気調和機 - Google Patents

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健一 矢萩
Kenichi Yahagi
健一 矢萩
大舘 一夫
Kazuo Odate
一夫 大舘
羽生 博之
Hiroyuki Hanyu
博之 羽生
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Abstract

【課題】室内機の据付工事において、冷媒配管接続作業をより一層簡便に行うことができると共に、簡便に製造すること。【解決手段】室内機本体14の底面部14aの一部は、冷媒配管接続用開口部28を備え、この冷媒配管接続用開口部28は、室内機本体14と別体で着脱自在なカバー部材26を備えている。カバー部材26は、室内機本体14側の凹部52、52と係合する引っ掛け爪32、32と、室内機本体14側を係止する係止爪34、34とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、空気調和機に関する。
例えば、特許文献1の要約には、「室内機本体10下部を覆う工事用カバー1を設け、さらに前記工事用カバー1の底面の左右2箇所及び前記工事用カバーの側面の左右それぞれ1箇所に内外接続配管8あるいは排気ダクトが貫通するための孔を設けた構成としてある。これによって工事用カバー一部品を脱着するだけで、配管接続作業や内外接続電線の引き回し作業及び排気ダクトの引き出し、ドレンホースの左右付け替え作業等を行うことができ、これら一連の作業を容易おこなうことができる。」と記載されている。
特開2015−10731号公報
しかしながら、特許文献1に開示された工事用カバーを、例えば、樹脂成形で製造する際、工事用カバーを構成する底面部の幅寸法が室内機本体の幅寸法と略同じで長尺に形成されているため、残留ひずみ等によってソリが発生するおそれがある。また、工事用カバーを樹脂成形するためには、比較的大きな金型が必要となり、製造コストが高騰する。
さらに、特許文献1に開示された工事用カバーでは、作業者が室内機本体の取付部位である天井近傍で右側面部及び左側面部の係合爪を略同時に脱着する必要がある。このため、工事用カバーの右側面部及び左側面部をそれぞれ両手で把持するために高所で両腕を広げた比較的窮屈な態勢で工事用カバーを脱着させる必要がある。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、室内機の据付工事において、冷媒配管接続作業をより一層簡便に行うことができる空気調和機を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、室内機本体の底面部の一部に、冷媒配管接続用開口部を備え、前記冷媒配管接続用開口部には、前記室内機本体と別体の部品である着脱自在なカバー部材が備わっていることを特徴する。
本発明では、室内機の据付工事において、冷媒配管接続作業をより一層簡便に行うことができる空気調和機を得ることができる。
本発明の実施形態に係る空気調和機を構成する室内機の斜視図である。 据付板に対して室内機を傾斜させた状態において、室内機本体の冷媒配管接続用開口部に対してカバー部材を装着する状態を示す分解斜視図である。 室内機本体の接続用開口部に対してカバー部材を装着する状態を室内機の背面側及び底面側から見た分解斜視図である。 (a)は、カバー部材の斜視図、(b)は、(a)の矢印A方向から見た矢視図である。 図1のV−V線に沿った断面図である。 (a)〜(d)は、カバー部材の差し込み溝に対してフレームの被挿入片が差し込まれる状態を示す説明図である。 (a)〜(d)は、カバー部材の引っ掛け爪がフレームの凹部に対して係合した後、係止爪がフレームに係止される状態を示す説明図である。 冷媒配管接続用開口部と、壁面の貫通孔から横引きされた冷媒配管の接続口との位置関係を示す正面図である。 据付板を壁面に固定した後、室内機本体と壁面との間にスペーサを介在させて室内機本体を傾斜させた状態を示す側面図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る空気調和機を構成する室内機の斜視図、図2は、据付板に対して室内機を傾斜させた状態において、室内機本体の冷媒配管接続用開口部に対してカバー部材を装着する状態を示す分解斜視図、図3は、室内機本体の冷媒配管接続用開口部に対してカバー部材を装着する状態を室内機の背面側及び底面側から見た分解斜視図である。
図1に示される室内機10は、後記する一組の冷媒配管12a、12b(図8参照)を介して図示しない室外機と接続され、周知の冷媒サイクルによって、室内機10が設置される室内を空調する。また、室内機10と図示しない室外機とは、通信ケーブル(図示せず)を介して互いに情報を送受信するようになっている。
室内機10は、室内機本体14と、室内機本体14を室内壁面に据え付ける据付板16(図2、図8参照)とを有する。室内機本体14は、樹脂製の筐体(ケーシング)を有し、この筐体内には、室内熱交換器、送風ファン、フィルタ等の図示しない内部構造体が収容されている。筐体は、前面パネル18と、上下風向板20と、帯状枠体22と、フレーム24(図2、図3参照)と、カバー部材26とを有する。なお、フレーム24を挟んだ室内機本体14の幅方向に沿った両側には、それぞれ正面意匠部27が配置されている。
前面パネル18は、室内機10の前面を覆うように設けられている。この前面パネル18は、下端を軸として図示しない前面パネル用モータによって回動可能に構成されている。なお、前面パネル18は、上端に固定されるものとして構成してもよく、回動できない構成であってもよい。
上下風向板20は、室内機本体14の底面部14aの前面側に設けられている。この上下風向板20は、両端部に設けられた図示しない回動軸を支点として回動するように設けられている。
帯状枠体22は、室内機本体14の底面部14aにおいて上下風向板20の奥側(壁側)に配置されている。帯状枠体22の内側には、室内機本体14の底面部14aを形成すると共に、冷媒配管接続用開口部28を有するフレーム24が設けられている。
カバー部材26は、室内機本体14の底面部14aと別体の部品で構成され、室内機本体14の背面に近接し、室内機本体14の底面部14aの最も奥側(壁側)に着脱可能に設けられている(図1、図2参照)。カバー部材26は、室内機本体14の底面部14aに装着されることで、一組の冷媒配管12a、12bを接続するための領域を含む矩形状の冷媒配管接続用開口部28を閉塞する。また、カバー部材26は、室内機本体14の底面部14aに形成された冷媒配管接続用開口部28から取り外すことで、冷媒配管接続用開口部28を外部に露出させて作業者による冷媒配管接続作業を容易に遂行するためのものである。この点については、後記する冷媒配管接続作業で詳細に説明する。
冷媒配管接続用開口部28は、室内機本体14の底面部14aの一部で、室内機本体14の略中央部の奥部(背面側)に位置するように形成されている。冷媒配管接続用開口部28は、下方側から視認して略矩形状に形成され、冷媒配管12a、12bの接続作業を行うスペースに対応している(図8参照)。
図4(a)は、カバー部材の斜視図、図4(b)は、図4(a)の矢印A方向から見た矢視図、図5は、図1のV−V線に沿った断面図である。
カバー部材26は、樹脂製であり、図示しない樹脂成形用金型(例えば、上下左右の4つに分割された金型)によって一体成形されて製造される。カバー部材26は、外部に露出して意匠面となる表面26aと、意匠面の反対側で外部に露出しない裏面26bとを有する(図1、図2、図4(a)、(b)参照)。
図4(a)及び図4(b)に示されるように、カバー部材26は、平面視して薄肉矩形状のプレート体からなりカバー部材26のベース(本体)をなす平板部30と、平板部30の装着方向の前側に位置する一組の引っ掛け爪32、32と、装着方向と略直交する平板部30の左右両端に設けられ引っ掛け爪32の後方に位置する一組の係止爪34、34と、平板部30の装着方向の前端に位置し平板部30の前端縁30aとの間で差し込み溝36を形成する前端突出片38とを有する。
図4(b)に示されるように、カバー部材26の裏面26bには、例えば、室内機10の据付工事業者向けの注意書きやゲージ等の情報が印刷、刻印された情報記載部31が設けられる。なお、情報記載部31は、カバー部材26の裏面26bに対して情報を直接記載してもよいし、情報が記載された部材(例えば、シール)を裏面26bに貼着するようにしてもよい。
一組の引っ掛け爪32、32は、それぞれ同じ形状からなり、装着方向と略直交する平板部30の幅方向に沿って所定距離だけ離間して配置される。各引っ掛け爪32は、面取りされた複数のR形状を有し平板部30の前端縁30aから装着方向の外側に向かって突出する鉤状部40と、鉤状部40の下側に連続し室内機本体14側のフレーム24と係合して冷媒配管接続用開口部28に対してカバー部材26を位置決めする係合部42とを有する。
一組の係止爪34、34は、それぞれミラー形状からなり、装着方向と略直交する平板部30の幅方向の両側端で互いに対向して配置される。各係止爪34は、平板部30の側端から立ち上って突出し、内側に撓み変形可能な薄肉平板状の撓曲部44と、撓曲部44の先端側に設けられ撓曲部44の側面から外側に向かって膨出する係止部46とを有する。
前端突出片38は、平板部30の前端に幅方向に沿って一体的に形成され、下側の平板部30の前端縁30aよりも外側(装着方向側)に突出するように形成されている(図5参照)。上側の前端突出片38と下側の前端縁30aとの間には、平板部30の幅方向(装着方向と直交する方向)に沿って差し込み溝36が形成されている。
この差し込み溝36は、図5に示されるように、装着方向の前方側が開口し、この開口から奥部側に向かって徐々に開口寸法が減少する深溝に形成されている。差し込み溝36は、カバー部材26を冷媒配管接続用開口部28に装着する際、室内機本体14側のフレーム24に設けられた被挿入片48が差し込み可能(挿入可能)に設けられている。差し込み溝36よりも装着方向の前方に位置する前端突出片38の一部は、被挿入片48を差し込み溝36に対して差し込むときに案内するガイドとして機能する。
一組の係止爪34、34の間には、平板部30から上方に向かって立ち上がる側壁によって補強リブ50が形成されている。
次に、カバー部材26が装着される冷媒配管接続用開口部28を有する室内機本体14側について説明する。
冷媒配管接続用開口部28を有するフレーム24の縁部には、図2に示されるように、帯状枠体22の内側に位置し、カバー部材26の引っ掛け爪32、32とそれぞれ係合する逆V字状の一組の凹部52、52(図6(a)、図7(a)参照)が形成されている。この逆V字状の凹部52、52の開口に沿って引っ掛け爪32の係合部42が案内され、最終的に凹部52の谷部52a(図7(a)参照)に対して引っ掛け爪32の係合部42が係合することで、冷媒配管接続用開口部28に対するカバー部材32の位置決めがなされる。
装着方向と略直交する冷媒配管接続用開口部28の両側端には、断面略L字状のストッパ部54、54がそれぞれ対向して設けられている。各ストッパ部54の中間には、ストッパ部54を切り欠くように切欠部56が形成され、切欠部56に沿ってカバー部材26の係止爪34が挿入される。係止爪34の係止部46が切欠部56のフレーム内壁58に係止されることで、カバー部材26が室内機本体14に固定される。
室内機本体14の背面側には、室内機本体14を据付板16に対して固定する一組の固定爪60、60が設けられている(図3参照)。据付板16に対する室内機本体14の固定状態を解除するためには、固定爪60近傍の室内機本体14の底面部14aを上方に向かって押圧することにより、固定爪60の係止が解除される。これにより、室内機本体14を壁(据付板16)から浮かした傾斜状態で、平板部30の後端部30bを装着方向と逆方向に引っ張ることにより、カバー部材26を冷媒配管接続用開口部28から容易に取り外すことができる。冷媒配管接続用開口部28は、一組の固定爪60、60の間に配置されている。
本実施形態に係る室内機10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。
先ず、室内機10の壁面への据付作業について説明する。
図8は、冷媒配管接続用開口部と、壁面の貫通孔から横引きされた冷媒配管の接続口との位置関係を示す正面図、図9は、据付板を壁面に固定した後、室内機本体と壁面との間にスペーサを介在させて室内機本体を傾斜させた状態を示す側面図である。なお、カバー部材26は、予め、冷媒配管接続用開口部28から取り外された状態で、冷媒配管接続用開口部28が外部に露出した状態にあるものとする。
室内機本体14の設置部位である壁面に対して、据付板16を図示しないねじで固定する(図8参照)。その際、図示しない室外機に接続され、壁面の貫通孔から横引きされた冷媒配管12a、12bの接続口(ジョイント)62a、62bを、冷媒配管接続用開口部28の領域(図8中の一点鎖線で囲まれた領域)内に位置するように予め配置しておく。なお、一組の冷媒配管12a、12bのうち、図8中の上側に位置する短い冷媒配管12aが低圧用の冷媒配管であり、図8中の下側に位置する長い冷媒配管12bが高圧用の冷媒配管である。
続いて、壁面に固定された据付板16の上部に室内機本体14の上部に設けられた図示しない本体引っ掛け部を引っ掛けた状態において、室内機本体14と壁面との間に室内機本体14を浮かすためのスペーサ(緩衝材)64を介装して、室内機本体14を所定角度傾斜した状態とする(図9参照)。室内機本体14を傾斜状態とすることで、室内機本体14の底面部4aの一部に形成された冷媒配管接続用開口部28の開口面積が、より一層拡大されて配管接続作業が容易となる。
作業者は、冷媒配管接続用開口部28の領域内において、冷媒配管接続用開口部28の領域内に引き込んだ冷媒配管12a、12bの接続口62a、62bと、室内機本体14側の図示しない補助配管の接続口とを連結し、図示しない断熱材で包装することで配管接続作業を完了する。
次に、配管接続作業が完了した後、冷媒配管接続用開口部28に対するカバー部材26の装着について説明する。なお、室内機本体14は、据付板16の上部に引っ掛けられた状態で、且つ、スペーサ64を介して所定角度傾斜した、図9の状態に保持されている。
図6(a)〜(d)は、カバー部材の差し込み溝に対してフレームの被挿入片が差し込まれる状態を示す説明図、図7(a)〜(d)は、カバー部材の引っ掛け爪がフレームの凹部に対して係合した後、係止爪がフレームに係止される状態を示す説明図である。
作業者は、前端突出片38を先端として、図6(a)及び図7(a)に示されるような装着方向(矢印方向)に沿ってカバー部材26を変位させる。カバー部材26の前端突出片38の先端部下面がフレーム24の被挿入片48の先端部上面に当接した後、カバー部材26を装着方向に沿ってスライドさせることにより、差し込み溝36内に沿って被挿入片48が差し込まれる(図6(b)〜(d)参照)。
カバー部材26の前端突出片38の先端部下面がフレーム24の被挿入片48の先端部上面に当接すると同時、又は略同時に、カバー部材26の前端側に設けられた一組の引っ掛け爪32、32がフレーム24の逆V字状の凹部52、52と係合する。換言すると、カバー部材26の差し込み溝36内への被挿入片48の進入と、引っ掛け爪32の逆V字状の凹部52への係合は、カバー部材26を装着方向に沿ってスライドさせることによって同時又は略同時に行われる。
各引っ掛け爪32が各凹部52と係合した後、凹部52の内壁に沿って引っ掛け爪32が案内され、終局的には、引っ掛け爪32の係合部42が凹部52の谷部52aに当接することでカバー部材26が位置決めされる。
冷媒配管接続用開口部28内でカバー部材26が位置決めされた後、カバー部材26の底面を押圧して、差し込み溝36を回動基点としてカバー部材26の装着方向後端を上方(図7(c)の矢印B方向)に向かって僅かに回動させる(図7(b)、図7(c)参照)。
カバー部材26の装着方向後端を矢印B方向に僅かに回動させることにより、カバー部材26の一組の係止爪34がフレーム24の切欠部56に沿って進入する。係止爪34が切欠部56に沿って進入する際、係止爪34の撓曲部44がカバー部材26の内側に撓んで弾性変形(図7(d)の二点鎖線参照)すると共に、係止部46が切欠部56を乗り越えてフレーム内壁58に係止されることで、カバー部材26がフレーム24に対して固定(装着)される。
このように、本実施形態では、カバー部材26に差し込み溝36、引っ掛け爪32、及び、係止爪34を設けることで、室内機本体14の底面部14aの一部に形成された冷媒配管用開口部28に対してカバー部材26を簡便且つ容易に装着することができると共に、カバー部材26の着脱の安定性に寄与することができる。作業者は、例えば、カバー部材26を片手で保持したまま、冷媒用配管開口部28に対してカバー部材26を容易に装着することが可能である。
本実施形態では、室内機本体14の底面部14aの一部に形成される冷媒配管接続用開口部28を、室内機本体14と別体の部品である着脱自在なカバー部材26で覆うことができる。これにより、カバー部材26は、特許文献1に開示された工事用カバーと比較して、小型で単尺な形状となる。これにより、本実施形態では、カバー部材26を外して冷媒配管接続用開口部28を外部に露出させた状態で冷媒配管接続作業をより一層簡便に行うことができると共に、ソリの発生を防止して簡便に製造することができる。
ところで、空気調和機は、省エネ性向上の検討がなされているが、寸法規定(幅寸法が800mm以下、高さ寸法が295mm以下)があるため、寸法規定がなされていない奥行き方向の寸法が大きくなる傾向がある。奥行き寸法の拡大の要因としては、例えば、熱交換器の拡大、還流ファンの拡大、吸い込み風量の拡大等が挙げられる。
室内機本体14の奥行き寸法を増大させた場合、以下のような不具合が発生する場合がある。すなわち、室内機本体14を据付板16の上部に引っ掛けた状態で据付作業を行う場合、引っ掛けられた室内機本体14の上部を回動支点として室内機本体14を傾斜させた状態で冷媒配管12a、12bの接続作業を行う必要がある。この場合、従来と比較して室内機本体14の奥行き寸法が増大していることで、傾斜した室内機本体14が天井面と接触する場合がある。これにより、室内機本体14の傾斜角度が天井面によって規制されるため、冷媒配管接続の充分な作業スペースを確保することが困難となる場合がある。
これに対して、本実施形態では、カバー部材26を冷媒配管接続用開口部28から取り外し、室内機本体14を傾斜状態とした場合であっても(室内機本体14の傾斜角度が従来と同じであっても)、室内機本体14の底面部14aに形成された冷媒配管接続用開口部28の開口面積が、より一層拡大されて配管接続作業を容易に遂行することができる。換言すると、冷媒配管12a、12bの接続作業に必要なスペースを冷媒配管接続用開口部28によって確保し、この冷媒配管接続用開口部28のみをカバー部材26で着脱自在とすることで、意匠面を好適に保持することができる。この結果、本実施形態では、据付作業性を向上させることができると共に、製品外観の意匠面を保持して好印象を与えることができる。
製品の仕様の表示として、カバー部材26の裏面に製品仕様を表示したシールを貼付し、又は、レーザで印刷等を行う。特に、レーザ印刷の場合、機械の故障、印刷部のバラツキ等により製造工程で修正を行う場合がある。室内機本体14にカバー部材26を設けていない場合、修正を行うために全部品を分解して再組立を行わなければならなかった。カバー部材26を室内機本体14と別体で形成することで、レーザ印刷等に、例えば、表記の誤記等の不具合があった場合であっても、カバー部材26のみを外して新たなカバー部材26と交換することで、室内機10の分解、再組立が不要となり、生産工程を効率化することができる。また、カバー部材26に生産工程上のキズ、汚れ等が発生した場合も、容易に交換することができる。さらに、カバー部材26を、図示しない他機種の室内機と共用化が可能に設定することで、製造コストを低減することができる。
例えば、カバー部材26を樹脂成形によって一体成形した場合、カバー部材26の成形品と室内機本体14の底面部14aとの間で色彩にバラツキが発生するおそれがある。樹脂成形材料のバラツキによって、色調限度を決めて管理した場合であっても、上下限の範囲で、多少の色の明度差が発生する。室内機本体14の化粧部品である意匠正面部27等は、一般的に明るい色(例えば、ホワイト、ベージュ等の色)としている。本実施形態に係る室内機本体14の底面部14aは、意匠正面部27の色より、色の明度が低い暗い色(例えば、グレー色)としている。カバー部材26の色の明度を、意匠正面部27の色の明度よりも低く設定することで、製品奥行きの大きさを見た目において抑制することができる。また、カバー部材26が室内機本体14の底面部14aを構成することから、製品下面に位置して影となる傾向にあり、色彩のバラツキが判り難くなり、製品外観の意匠性を損なわないようにすることができる。
さらに、カバー部材26の裏面26bに、例えば、工事業者向けの注意書きや、ゲージ等の印刷、刻印を記載した情報記載部31を設けることができる。カバー部材26の裏面26bは、工事業者が室内機10の据付、取り外し、移設等を行う場合にのみ視認可能となり、通常、製品としては見えない位置にあり、外観を損なうことがなく、工事業者等への注意を喚起することができる。
10 室内機
12a、12b 冷媒配管
14 室内機本体
14a 底面部
26 カバー部材
26a 表面(意匠面)
26b 裏面(意匠面と反対の面)
27 正面意匠部
28 冷媒配管接続用開口部
31 情報記載部
32 引っ掛け爪
34 係止爪
36 差し込み溝
48 被挿入片
52 凹部

Claims (5)

  1. 室内機本体の底面部の一部には、冷媒配管接続用開口部を備え、
    前記冷媒配管接続用開口部には、前記室内機本体と別体の部品である着脱自在なカバー部材が備わっていることを特徴する空気調和機。
  2. 請求項1記載の空気調和機において、
    前記カバー部材は、他の室内機本体に対して共用可能であることを特徴とする空気調和機。
  3. 請求項1又は請求項2記載の空気調和機において、
    前記カバー部材の色は、前記室内機本体に設けられる正面意匠部の色と比較して、色の明度が低いことを特徴とする空気調和機。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の空気調和機において、
    前記カバー部材は、前記室内機本体側の凹部と係合する引っ掛け爪と、前記室内機本体側を係止する係止爪と、前記カバー部材を装着方向に沿ってスライドしたときに前記室内機本体側の被挿入片が差し込まれる差し込み溝とを有することを特徴とする空気調和機。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の空気調和機において、
    前記カバー部材は、外部に露出する意匠面と、前記意匠面と反対側の面とを有し、
    前記意匠面と反対側の面には、情報が記載された情報記載部が設けられていることを特徴とする空気調和機。
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