JP5797140B2 - 微小光量検出装置および微生物センサ - Google Patents
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Description
本実施の形態における粒子検出装置は、花粉や微生物、カビといった生物由来の粒子を検出するための装置である。最初に、本実施の形態における粒子検出装置を用いて生物由来の粒子を検出する原理について説明する。
図8は、本実施の形態にかかる粒子検出装置の外観を示す斜視図である。図9は、図8中の粒子検出装置の外観を示す別の斜視図である。図10は、図8中の粒子検出装置を示す分解組み立て図である。図11は、図8中の粒子検出装置の内部構造を示す斜視図である。
本実施の形態における粒子検出装置10は、生物由来の粒子を検出するための装置単体として用いられてもよいし、微生物センサとして空気清浄機やエアーコンディショナ、加湿器、除湿機、掃除機、冷蔵庫、テレビなどの家電製品に組み込まれてもよい。
ここで、受光素子44での受光量から蛍光を検出する際のノイズ成分としては、電流−電圧変換回路101より出力される電圧波形に影響する外部ノイズ成分と、変換等の出力値読み込み時の変換ノイズ成分とが考えられる。
上述の課題を解消するため、本実施の形態にかかる粒子検出装置10では、増幅回路102で電流−電圧変換回路101より出力された電圧値の積分値を算出し、計算部202で所定回数の積分で出力電圧の時間変化(傾き)を算出して平均値を求めること、および、計算部202で出力値である電圧値が飽和電圧以下でほぼ最大の値となる積分時間で傾きを算出することでS/N比を向上させること、を同時に実行する。これにより、微小な蛍光量を測定する際にも高い検出精度が得られる。
t=t×(n−1)/Nmin
とすることで、積分所定回数で出力が飽和せずに積分時間を長くとることができ、S/N比のよい傾きを算出することが可能となる。
図21は、上記動作を行なうための機能構成の具体例を示すブロック図であって、主に、図19に表わされた制御部201の具体的な構成を表わした図である。
図22および図23は、粒子検出装置10での積分処理の流れを表わすフローチャートである。図22および図23のフローチャートに表わされる処理は、図示しないCPUがメモリに記憶されるプログラムを読み出して図21に表わされる各機能を発揮させることによって実現される。
本実施の形態にかかる粒子検出装置10では、生物由来の粒子から発せられる微小の蛍光量を測定することで生物由来の粒子を検出するものであって、受光素子での受光量を電圧値に変換した上で所定間隔でその積分値を算出し、所定間隔の積分が所定回数行なわれた時点で、各積分時間での出力電圧の時間変化(傾き)の平均値を算出して、その平均値を用いて生物由来の粒子量を算出する。このようにすることで、微小な蛍光の測定を容易とすることができる。
なお、粒子検出装置10の図示しないCPUに図19および図21の各機能を発揮させて、図22および図23のフローチャートで表わされた処理を実行させるためのプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
Claims (7)
- 受光した光量に応じた電流を出力するための受光素子と、
前記受光素子と接続されて、所定期間の前記電流の値を積分することで電圧値を出力するための積分回路と、
前記積分回路での算出を制御するための制御部とを備え、
前記制御部は、
前記積分回路に所定間隔で前記積分を実行させて電圧値を得る処理と、
前記積分回路から電圧値が得られるごとに前記電圧値を測定時間で除して得られる電圧値の変化量を算出し、前記変化量と規定値との差分がしきい値以上であるか否かを判断する処理と、
前記差分が前記しきい値よりも小さい場合であって、かつ、前記積分回路での積分回数が予め規定された回数に達している場合には前記所定間隔で前記予め規定された回数の前記積分によって得られた前記電圧値のそれぞれから算出される前記変化量の平均値を算出する処理とを実行し、
前記制御部は、前記差分が前記しきい値以上である場合には、前記変化量の平均値を算出する処理を実行せずに前記積分回路での前記積分回数を初期化して、再度、前記電圧値を得る処理から実行し直し、前記積分回路での前記積分回数が前記予め規定された回数に達していない場合には、前記積分回数が前記予め規定された回数に達するまで前記電圧値を得る処理から前記判断する処理までの処理を繰り返す、微小光量検出装置。 - 前記規定値は、前記変化量を算出した前記電圧値が得られた前記積分の前の積分で得られた電圧値から算出された変化量である、請求項1に記載の微小光量検出装置。
- 前記制御部は、前記積分回路から電圧値が得られるごとに前記積分回路での飽和電圧に達したか否かを判断する処理をさらに実行し、
前記積分回路での前記積分回数が前記予め規定された回数に達するよりも以前に前記電圧値が前記積分回路での飽和電圧に達した場合には、前記変化量の平均値を算出する処理を実行せずに、前記所定間隔を変更して、再度、前記電圧値を得る処理から繰り返す、請求項1または2に記載の微小光量検出装置。 - 前記制御部は、前記電圧値が前記積分回路での飽和電圧に達したことが判断された時点よりも以前に前記予め規定された回数、前記電圧値が得られるように、前記所定間隔を変更する、請求項3に記載の微小光量検出装置。
- 受光した光量に応じた電流を出力するための受光素子と、
前記受光素子と接続されて、所定期間の前記電流の値を積分することで電圧値を出力するための積分回路と、
前記積分回路での算出を制御するための制御部と、
前記電圧値に基づいて微生物量を計算するための計算部とを備え、
前記制御部は、
前記積分回路に所定間隔で前記積分を実行させて電圧値を得る処理と、
前記積分回路から電圧値が得られるごとに前記電圧値を測定時間で除して得られる電圧値の変化量を算出し、前記変化量と規定値との差分がしきい値以上であるか否かを判断する処理と、
前記差分が前記しきい値よりも小さい場合であって、かつ、前記積分回路での積分回数が予め規定された回数に達している場合には前記所定間隔で前記予め規定された回数の前記積分によって得られた前記電圧値のそれぞれから算出される前記変化量の平均値を算出する処理とを実行し、
前記計算部は、前記制御部で算出された前記変化量の平均値に基づいて前記微生物量を計算し、
前記制御部は、前記差分が前記しきい値以上である場合には、前記変化量の平均値を算出する処理を実行せずに前記積分回路での前記積分回数を初期化して、再度、前記電圧値を得る処理から実行し直し、前記積分回路での前記積分回数が前記予め規定された回数に達していない場合には、前記積分回数が前記予め規定された回数に達するまで前記電圧値を得る処理から前記判断する処理までの処理を繰り返す、微生物センサ。 - 捕集部材と、
前記捕集部材に励起光を照射するための発光素子と、
前記捕集部材に捕集された粒子を加熱するためのヒータとをさらに備え、
前記受光素子は、前記発光素子から前記励起光が照射されることで前記捕集部材に捕集された前記粒子から発光される蛍光を受光し、
前記計算部は、加熱前後に前記制御部で算出された前記変化量の平均値の差分に基づいて前記微生物量を計算する、請求項5に記載の微生物センサ。 - 微小光量を検出する方法であって、
所定間隔で、受光素子で受光した光量に応じた電流を積分することで電圧値を得るステップと、
前記電圧値が得られるごとに前記電圧値を測定時間で除して得られる電圧値の変化量を算出するステップと、
前記変化量と規定値との差分がしきい値よりも小さい場合であって、かつ、前記積分回路での積分回数が予め規定された回数に達している場合には前記所定間隔で前記予め規定された回数の前記積分によって得られた前記電圧値のそれぞれから算出される前記変化量の平均値を算出するステップとを備え、
前記差分が前記しきい値以上である場合には、前記変化量の平均値を算出するステップを実行せずに前記積分回路での前記積分回数を初期化して、再度、前記電圧値を得るステップから実行し直し、前記積分回路での前記積分回数が前記予め規定された回数に達していない場合には、前記積分回数が前記予め規定された回数に達するまで前記電圧値を得るステップから前記電圧値の変化量を算出するステップまでを繰り返す、検出方法。
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