JP5794904B2 - 洗浄ユニットおよび計量装置 - Google Patents

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本発明は計量装置の洗浄ユニットに関する。特に、本発明は、粉体(洗剤、肥料等)、粒体(樹脂ペレット、穀物、飼料等)の被計量物を所定の目標重量に調整するとともに、袋等の容器に充填する計量装置に備える洗浄ユニットに関する。
製品の軽量化や射出成型器による製品の量産容易化の点等から、金属代替用のエンジニアリングプラスチックと呼ばれる樹脂の需要が増えている。そして、この樹脂成型加工原料となる樹脂ペレットを効率良く目標重量にひとまとめにして袋詰めするのに、従来からパッカースケールが使用されている。
このパッカースケールは、粉体(洗剤、肥料等)、粒体(樹脂ペレット、穀物、飼料等)の被計量物を所定の目標重量に調整し、袋等の容器に送出する自動計量装置の一種である。パッカースケールは、一般に、投入カットゲート、ホッパ、ホッパゲート、ロードセル、およびアクチュエータ等の各種機器により構成される。そして、このパッカースケールは、例えば、被計量物である粉体または粒体を一時的に貯留するホッパの下端部に排出口が設けられており、この排出口を開くことによって粉体または粒体が自重によって排出される構成となっている。
ところで、粉体または粒体(粒体の破片)は圧密または吸湿によってパッカースケール内で塊を形成したり、パッカースケール内に付着したりして、排出口から排出されず残留することがある。そこで、このようにパッカースケール内に粉体または粒体(粒体の破片)が残留しないように、排出口の開閉を行なう排出ゲートが開放される毎に瞬間的にエアーを吹出す粉状物付着防止装置が提案されている(特許文献1参照)。
また、残留している粉体または粒体(粒体の破片)を取り除くために、パッカースケール内において先端部にノズル部を備えた複数の送気管を備え、送気管を介して流入したガスをノズル部から噴射させるホッパ装置が提案されている(特許文献2参照)。また、エアーを使って容器内を洗浄するという同様な技術思想としては、コンテナバッグ内面に付着する微粉を空気洗浄するコンテナバッグ洗浄装置が知られている(特許文献3参照)。
実開昭59−151123号公報 特開2005−132528号公報 実公平4−4864号公報
しかしながら、上述のような従来技術は、計量装置内に残留している被計量物を適切に取り除くことができないという問題が生じる。
より具体的には、特許文献1から3は、所定の位置に固定配置されたノズル部によりエアー噴射を行なう構成であるため、計量装置内における所望の位置にエアーを噴射させることができない。このため、特許文献1から3では、被計量物が残留している位置に対応するようノズル部が配置されていない場合は、残留している被計量物を適切に取り除くことができないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、計量装置内に残留している被計量物を適切に取り除くことができる洗浄ユニット、および計量装置を提供することを目的とする。
本発明に係る洗浄ユニットは、上記した課題を解決するために、供給された被計量物を計量し、所定量の被計量物を排出する計量装置内に付着した該被計量物に対してエアーを吹き付け、この被計量物を取り除くエアー洗浄部と、前記エアー洗浄部に供給されるエアーを受け付けるエアー供給口と、先端部に前記エアー洗浄部が備えられており、供給されたエアーをこのエアー洗浄部まで流通させる中空の管であるエアー流路管と、前記計量装置の上面上で支持され、前記計量装置内に配置したエアー流路管の長さを調整することで、前記エアー洗浄部を前記計量装置内において昇降させる昇降部と、前記計量装置の上面に配置され、前記昇降部を支持する支持部と、を備える。
上記した構成によると、エアー洗浄部およびエアー供給口を備えるため、供給されたエアーにより計量装置内に付着した被計量物を取り除くことができる。また、昇降部を備えるため、計量装置内に配置されたエアー流路管の長さを調整することができ、エアー洗浄部を計量装置内における所望の位置へと昇降させることができる。
なお、本発明に係る洗浄ユニットでは、支持部によりこの昇降部を計量装置の上面上に支持させることができるようになっている。
このように、計量装置内においてエアー洗浄部を所望の位置へと自由に昇降させることができるため、本発明に係る洗浄ユニットは、計量装置内に残留している被計量物を適切に取り除くことができるという効果を奏する。
本発明に係る洗浄ユニットは、上記した構成において、前記エアー洗浄部は、平面形状が円形であり、該エアー洗浄部の動径方向に対して所定の角度だけ傾斜させた方向に延紳するように配置された、供給されたエアーを噴出させるための噴出ノズルを複数、備え、前記噴出ノズルからエアーが噴出するとき、この噴出ノズルから噴出するエアーの力の反力により回転するように構成されていてもよい。
上記した構成によると、噴出ノズルからエアーを噴出させる際、エアー洗浄部が回転するため、エアー洗浄部の周囲に対して一様にエアーを噴射させることができる。このため、計量装置においてエアーが吹き付けられない部位が生じることを防ぐことができる。
また、本発明に係る洗浄ユニットは、上記した構成において、前記昇降部は、前記エアー流路管を巻き取って保持するように回転自在なドラムを有しており、前記ドラムの回転方向および回転数を示す回転量を検知する回転量検知部と、前記回転量検知部により検知された前記ドラムの回転量に応じて、エアー洗浄部から噴出させるエアーの噴出量および前記昇降部により昇降させられるエアー洗浄部の昇降速度のうちの少なくとも一つを求める制御部と、を備えるように構成してもよい。
上記した構成によると、回転量検知部を備えているため昇降部におけるドラムの回転方向および回転数を示す回転量を把握することができる。
ここで昇降部ではこのドラムにエアー流路管を巻きつけて保持するように構成されている。したがってドラムの回転方向および回転数から巻きつけられているエアー流路管がどれだけ延伸されたか把握することができる。つまり、計量装置内に配置されたエアー流路管の計量装置上面からの長さ、換言すればエアー洗浄部の計量装置内における位置を把握することができる。
また、制御部を備えるため、ドラムの回転量に応じて、エアー洗浄部から噴出させるエアーの噴出量および昇降部により昇降させられるエアー洗浄部の昇降速度のうちの少なくとも一つを求めることができる。つまり、エアー洗浄部が存在する計量装置内における位置に応じて、噴出させるエアーの噴出量および昇降部により昇降させられるエアー洗浄部の昇降速度を設定することができる。
このため、本発明に係る洗浄ユニットは、被計量物の付着が多い部位の近傍ではエアー洗浄部から噴出させるエアーの量を大きくする、あるいはエアーを噴出させる時間を長くするなど計量装置内の部位に応じたエアー洗浄を行なうことができる。
本発明に係る計量装置は、上記した課題を解決するために、供給された被計量物を計量し、所定量の被計量物を排出する計量装置内に付着した該被計量物に対してエアーを吹き付け、この被計量物を取り除くエアー洗浄部と、前記エアー洗浄部に供給されるエアーを受け付けるエアー供給口と、先端部に前記エアー洗浄部が備えられており、供給されたエアーをこのエアー洗浄部まで流通させる中空の管であるエアー流路管と、前記計量装置の上面上で支持され、前記計量装置内に配置したエアー流路管の長さを調整することで、前記エアー洗浄部を前記計量装置内において昇降させる昇降部と、前記計量装置の上面に配置され、前記昇降部を支持する支持部と、を有する洗浄ユニットと、供給された被計量物を一時保持する供給ホッパと、前記供給ホッパに保持された被計量物が所定量となるように計量する計量ホッパと、前記計量ホッパによって計量された所定量の被計量物を排出する排出シュートと、を備える。
上記した構成によると、洗浄ユニットを備えるため、エアー洗浄部により計量装置内に付着した被計量物を取り除くことができる。また、支持部により計量装置の上面で支持された昇降部により、計量装置内に配置されたエアー流路管の長さを調整することができ、エアー洗浄部を所望の位置へと昇降させることができる。
このように、計量装置内においてエアー洗浄部を所望の位置へと自由に昇降させることができるため、本発明に係る計量装置は、当該計量装置内に残留している被計量物を適切に取り除くことができるという効果を奏する。
本発明の上記目的、他の目的、特徴、及び利点は、添付図面参照の下、以下の好適な実施態様の詳細な説明から明らかにされる。
本発明に係る洗浄ユニットは、以上に説明したように構成され、計量装置内に残留している被計量物を適切に取り除くことができるという効果を奏する。
本発明の実施形態によるパッカースケールの一例を示した図である。 本発明の実施形態によるパッカースケールの一例を示した図である。 図1、図2に示すパッカースケールを上方から鉛直方向で下向きに見た平面図である。 本実施の形態に係る洗浄ユニットが備えるエアーノズルを上方から鉛直方向に、下向きに見た平面図である。 図4に示す平面図においてA-Aにより切り出した洗浄ユニットの断面図である。 本実施形態に係るパッカースケールにおける洗浄モード設定時の制御処理に関するブロック図である。 本実施形態に係るパッカースケールにおける洗浄モード設定時の制御処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態によるパッカースケールの一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態によるパッカースケール(計量装置)100の具体的な構成例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する場合がある。
また、以下の具体的な説明は、上記したパッカースケール100の特徴を例示しているに過ぎない。例えば、パッカースケール100を特定した用語と同じ用語或いは相当する用語に適宜の参照符号を付して以下の具体例を説明する場合、当該具体的な構成要素は、これに対応するパッカースケール100の構成要素の一例である。従って、パッカースケール100の特徴は、以下の具体的な説明によって限定されない。
本実施の形態に係るパッカースケール100は、図1、図2、および図3に示すように、供給ホッパ本体部1、点検用窓5、供給口6、投入シュート7、供給ホッパ用カットゲート8、ACサーボモータ9、計量ホッパ本体部10、計量ホッパ用排出ゲート11、ロードセル12、ロータリアクチュエータ13、排出シュート14、および洗浄ユニット15を備えてなる構成である。また、図1〜3には特に図示していないが、ACサーボモータ9、ロータリアクチュエータ13、および洗浄ユニット15は、後述する指示制御部40からの制御指示に応じてそれぞれが制御されるように構成されている。
図1および図2は、本発明の実施形態によるパッカースケール100の一例を示した図である。図3は、図1、図2に示すパッカースケール100を上方から鉛直方向で下向きに見た平面図である。
ここで、説明の便宜上、図1、図2において、ロータリアクチュエータ13が備えられている側の面、すなわち、図1における紙面手前側を正面(前)、正面に対向する反対側の面、すなわち図1における紙面奥側を背面(後)とする。また、正面から見て図1の紙面左側の面(図2の紙面奥側)を左側面(左)、右側の面(図2の紙面手前側)を右側面(右)とする。
また、重力が作用する方向を鉛直方向(図示せず)として、鉛直方向に下向きに重力が作用するものとする。
図1、2に示すように本実施の形態に係るパッカースケール100では、その上部において鉛直方向に立設する供給ホッパ本体部1が配されている。さらに、供給ホッパ本体部1の下方には、供給口6から投入された被計量物を計量ホッパ本体部10へと導く投入シュート7と、投入シュート7の下方に配置され、供給ホッパ本体部1に供給された被計量物を一時保持するための供給ホッパ用カットゲート8とが備えられている。
供給ホッパ用カットゲート8の下方には、さらに投入シュート7から導かれた被計量物を保持し、この被計量物の重量を計量する計量ホッパ本体部10および計量ホッパ用排出ゲート11がそれぞれ配置されている。なお、供給ホッパ本体部1と、投入シュート7と、供給ホッパ用カットゲート8とによって本発明の供給ホッパを実現する。また、計量ホッパ本体部10と計量ホッパ用排出ゲート11とによって本発明の計量ホッパを実現する。
供給ホッパ本体部1は、水平方向に切り出した断面形状が矩形形状となる略箱体となっている。より具体的には図3に示すように、矩形形状の上面には、その中心位置よりやや左側に中心点を有する円形の供給口6と、供給口6の右側に配置された略矩形形状の点検用窓5、点検用窓5の上方に配置されたエアーホース用ドラム4、点検用窓5を前後方向で挟み込む位置にメッシュ状のエアー抜き部19がそれぞれ配置されている。
パッカースケール100では、供給ホッパ本体部1の上面に配置された供給口6を介して被計量物が、供給ホッパ本体部1内に投入される。また、供給ホッパ本体部1の供給口6から被計量物を投入する際、被計量物がエアーを抱き込むことがある。そこで、パッカースケール100では、供給ホッパ本体部1内のエアーを、エアー抜き部19を用いて排気するように構成されている。これにより、計量ホッパ本体部10内の被計量物の嵩密度が一定に保たれる。
また、パッカースケール100では、例えば、ステンレスなどで形成される点検用窓5が着脱可能に取り付けられており、点検用窓5を開放することで、その開口部(点検用窓開口部)から供給ホッパ本体部1内等が視認できるようになっている。点検用窓5の上方には、図3に示すように、点検用窓5の右側部で供給ホッパ本体部1の上面に載置され、上方向に延設された一対の支持部20により支持された、回転自在のエアーホース用ドラム4が配置されている。
エアーホース用ドラム4には、エアー供給口52を介して、例えば、ブロアなど、パッカースケール100の外部に設けられたエアー供給機62から供給されたエアーが流通するエアー供給側ホース2Bと、供給されたエアーをエアーノズル3に流通させるエアー排出側ホース2Aとが連結されている。そして、エアーホース用ドラム4は、パッカースケール100内に配置され、その先端部にエアーノズルを備えるエアー排出側ホース2Aを巻きつけて保持できるように回転自在となっている。エアーホース用ドラム4を、例えば、図1において左回り(反時計回り)に回転させることで、パッカースケール100内において下方に、すなわち鉛直方向、下向きにこのエアー排出側ホース2Aを延ばすことができる。換言すれば、エアーノズルをパッカースケール100内において下方に移動させることができる。
なお、図1および図2では特に図示していないが、エアーホース用ドラム4を回転させるドラム回転制御部41およびエアーホース用ドラム4の回転数をカウントする回転量検出部42も備えられている(図6参照)。
ドラム回転制御部41は、エアーホース用ドラム4の回転方向と回転速度とを制御するものである。ドラム回転制御部41は、例えば、エアーホース用ドラム4を回転させる回転軸を動作させるステッピングモータによって実現できる。
回転量検出部42は、エアーホース用ドラム4の回転数および回転方向を検出するものである。なお、本明細書では、エアーホース用ドラム4の回転数と回転方向とを併せて回転量と称するものとする。ドラム回転制御部41がステッピングモータによって実現される場合、回転量検出部42は、このステッピングモータの回転子の回転角度を規定するパルス信号の出力回数を検出する検出器により実現することができる。
なお、これらドラム回転制御部41および回転量検出部42は、指示制御部40からの制御指示に応じて動作するように構成されている。
また、パッカースケール100は、パッカースケール100内に残留した被計量物等を集塵する集塵機51(図6参照)と、この集塵機51とパッカースケール100とを連結するダクトホース(不図示)と、ダクトホースをパッカースケール100に取り付けるためのダクトホース取り付け口(不図示)も設けられている。
供給ホッパ本体部1の下端には断面形状が円形である筒形状の投入シュート7が設けられている。供給ホッパ本体部1の供給口6から供給された被計量物は、供給ホッパ本体部1内を通過してこの投入シュート7に導かれる。そして、被計量物はこの投入シュート7の下方に設けられた供給ホッパ用カットゲート8の開度に応じて計量ホッパ本体部10に排出される。
例えば、投入シュート7から被計量物を排出しない場合、すなわち、供給ホッパ本体部1および投入シュート7内にて被計量物を一時保持する場合、投入シュート7の下端部に設けられた排出口を、供給ホッパ用カットゲート8を用いて塞ぐ。
供給ホッパ用カットゲート8は、図2に示すように、回転軸16を中心に前方向に揺動可能に構成されている。つまり、供給ホッパ用カットゲート8は、回転軸16が、ACサーボモータ9の駆動力を用いて回転することにより、前方向に動く。なお、供給ホッパ用カットゲート8の開度は、例えばロータリエンコーダ(不図示)を用いて、指示制御部40により制御されている。また、ACサーボモータ9の駆動も、指示制御部40により制御されている。
指示制御部40からの制御指示に応じてACサーボモータ9が動作して供給ホッパ用カットゲート8が開くと、投入シュート7の排出口が開放され、被計量物が、計量ホッパ本体部10内に供給される。
計量ホッパ本体部10は、供給ホッパ本体部1から供給された被計量物を一時保持し、その下方に配置された排出シュート14へ被計量物を排出するものであり、計量ホッパ用排出ゲート11を備える。また、計量ホッパ本体部10では、ロードセル12が、止め金具17a,17b,17c,17dによって連結されている。そして、計量ホッパ本体部10はこのロードセル12により支持されている。なお、ロードセル12は、パッカースケール100の架台18に固定されている。
なお、ロードセル12から出力される荷重信号(電気信号)は、例えばA/D変換器、アンプ、フィルタ等の信号処理回路を経て指示制御部に入力されるように構成されている。
計量ホッパ用排出ゲート11のそれぞれは、公知のトグル機構を備えるリンク部を用いて左右にスイング移動可能に構成されている。つまり、計量ホッパ用排出ゲート11は、リンク部が、ロータリアクチュエータ13の駆動力を用いて移動することにより、左右それぞれの方向に2分されるように動く。
計量ホッパ本体部10の下方には、排出シュート14が配設されている。計量ホッパ本体部10から排出される被計量物は、この排出シュート14上を滑り落ちてその下部の排出口(図示せず)から、包装機(図示せず)に送られる。
以上により、本実施形態のパッカースケール100では、指示制御部40が、計量ホッパ本体部10内の被計量物の重量をロードセル12からの出力信号に基づいて計量できる。また、指示制御部40が、包装機からの被計量物の排出許可信号を受け取った場合、計量ホッパ用排出ゲート11それぞれをスイング移動させて、計量ホッパ本体部10の排出口を開放させることで、計量後の被計量物を、排出シュート14を通じて包装機へと送ることができる。
また、上述した構成を有するパッカースケール100において、洗浄モードに設定した場合、パッカースケール100内を洗浄ユニット15によって洗浄するように構成されている。なお、洗浄モードとは、パッカースケール100内に残留している被計量物等を排出させるためのパッカースケール100の動作態様である。
より具体的には、洗浄モードでは、供給ホッパ用カットゲート8、ならびに計量ホッパ用排出ゲート11を移動させて投入シュート7の排出口、計量ホッパ本体部10の排出口それぞれを開放させた状態とし、包装機に排出されなかった残余の被計量物(例えばペレット等)を排出シュート14から外部に排出させる。
さらには、洗浄ユニット15を動作させて、例えば、供給ホッパ本体部1内に付着している被計量物などを付着箇所から除去し、除去された被計量物を、エアーダクトを介して集塵機51に集める等の一連の動作を行なう態様である。
まず、以下において、本実施形態に係るパッカースケール100が備える洗浄ユニット15の構成について説明する。
(洗浄ユニットの構成)
洗浄ユニット15は、パッカースケール100内に付着して残留している被計量物または被計量物の破片等にエアーを吹き付け除去するものである。洗浄ユニット15は、図1に示すように、エアー排出側ホース(エアー流路管)2A、エアー供給側ホース(エアー流路管)2B、エアーノズル(エアー洗浄部)3、エアーホース用ドラム(昇降部、ドラム)4、支持部20、およびエアー供給口52を備えてなる構成である。さらに洗浄ユニット15は、図1では、図示されていないが、上述したドラム回転制御部41、回転量検出部42、ならびに回転量検出部42の検出結果に基づき、エアーノズル3の位置に応じたエアーの噴出量およびエアーノズル3の昇降速度を求める指示制御部40を備えてなる。
エアー供給側ホース2Bは、外部から供給されたエアーを流通させるホースであり、一方の端部には外部に設けられたエアー供給機62と連結し、エアーの供給を受け付けるためのエアー供給口52が備えられている。また、エアー供給側ホース2Bの他方の端部はエアーホース用ドラム4に連結されている。
エアー排出側ホース2Aは外部から供給されたエアーをエアーノズル3まで導くためのホースであり、一方の端部がエアーホース用ドラム4に、他方の端部がエアーノズル3にそれぞれ連結されている。このエアー排出側ホース2Aは、エアーホース用ドラム4に巻きつけられるようになっており、エアーホース用ドラム4を回転させることで、このエアーホース用ドラム4から延伸したり、巻き取られたりする。これにより、点検用窓5の開口部からパッカースケール100内に挿入したエアー排出側ホース2Aを長くしたり、短くしたりすることができる。したがって、エアー排出側ホース2Aの先端部に備えられたエアーノズル3を、パッカースケール100内において昇降させることができる。
なお、エアー排出側ホース2Aとエアー供給側ホース2Bとにより、本発明のエアー流路管を実現する。
エアーノズル3は、エアー排出側ホース2Aを流通してきたエアーを排出するノズルであり、図4および図5に示すように、連結バンド31、エアーノズル内流路32、カバー部34、締結ボルト35a〜35d、回転子36、および軸受け部37を備えてなる構成である。エアーノズル3は、図4に示すように平面形状が円形であって、その本体形状は、図5に示すように、上方に配置される平面形状が円形のカバー部34とその下方に配置される、平面形状が円形の回転子36とから構成されている。そして、エアーノズル3は、連結バンド31によりエアー排出側ホース2Aとカバー部34とを連結することで、エアー排出側ホース2Aの先端部に備えられている。
なお、図4は本実施の形態に係る洗浄ユニット15が備えるエアーノズル3を上方から鉛直方向に、下向きに見た平面図である。また、図5は、図4に示す平面図においてA-Aにより切り出した洗浄ユニット15の断面図である。
カバー部34は、例えば、ステンレス鋼等により構成されており、その本体部34aは、図4に示すように、平面形状は、エアー排出側ホース2Aが連結される位置を中心とする円形形状をしている。また、カバー部34の本体部34aは、この本体部34aの外周近傍部分で鉛直方向、下向きに突出している。このため、カバー部34の本体部34aの断面形状は、図5に示すように、両外端部が下向きに突出したコの字形状、すなわち、下方側に窪みを形成するコの字形状をしている。
また、本体部34aの中心位置の近傍では、鉛直方向、上向きに突出した管部34bが設けられている。そして、この管部34bをエアー排出側ホース2Aの内側に挿入し、連結バンド31とこの管部34bとの間でエアー排出側ホース2Aを挟持して、エアー排出側ホース2Aとエアーノズル3とを連結している。
また、カバー部34の本体部34aの外周近傍であって、鉛直方向、下向きに突出している部分には軸受け部37が配されている。この軸受け部37は、締結ボルト35a〜35dによりカバー部34に固着されている。
軸受け部37は、図4に示すように平面形状において、内周側が中空となった円形状(ドーナツ形状)をしている。この軸受け部37は、カバー部34の底部側に設けられた樹脂性の回転子36に対してすべり軸受けとして機能するものである。
すなわち、回転子36は、図5に示すようにカバー部34の底部側面と嵌合するように鉛直方向、上向きに突出した突出部分を有している。またこの突出部分には軸受け部37と嵌合するように窪みが形成されている。そして、この窪み部分に軸受け部37が嵌合することで回転子36がカバー部34に支持されている。また、回転子36の軸部分と軸受け部37との接触面では、両者が互いに相対的にすべり運動するようになっており、これにより回転子36を、カバー部34に対して回転自在とすることができる。
また、回転子36は、その平面形状は、カバー部34と略一致する円形形状であり、回転子36の内部には図4、5に示すように複数の噴出部33a〜33hを有するエアーノズル内流路32が形成されている。
より具体的には、エアーノズル内流路32の本体部32aは、図4に示すようにその平面形状では回転子36よりも小さい円形形状をしており、その外周部分から回転子36の外周に向かって複数の噴出部(噴出ノズル)33a〜33hが形成されている。噴出部33a〜33hそれぞれは、平面形状でみてエアーノズル3(または回転子36)の動径方向に対して所定の角度を有して延紳するように配置されている。このため、エアーノズル3にエアーが供給されると、噴出部33a〜33hから噴出されるエアーの反力によって回転子36を回転させることができる。
また、エアーノズル内流路32は、図5に示す断面形状において、エアーノズル内流路32の本体部32aから鉛直方向、上向きに突出した突出部32bを有しており、この突出部32bをカバー部34の鉛直方向、上向きに突出している管部34b内に挿入して、エアー排出側ホース2Aと連通するように構成されている。
このように構成されたエアーノズル3では、エアー排出側ホース2Aを通じてエアーがエアーノズル内流路32に送り込まれると、噴出部33a〜33hそれぞれからエアーが外部に向かって噴射される。エアーが各噴出部33a〜33hから噴射されると、この噴射の反力により回転子36が回転し、結果としてエアーノズル3の水平方向全体に対してエアーを略均一に噴射させることができる。
(洗浄モード設定時の制御処理)
次に、洗浄モード設定時におけるパッカースケール100の制御処理について図6および図7を参照して説明する。図6は、本実施形態に係るパッカースケール100における洗浄モード設定時の制御処理に関するブロック図である。図7は、本実施形態に係るパッカースケール100における洗浄モード設定時の制御処理の一例を示すフローチャートである。
本実施形態に係るパッカースケール100は、洗浄モード設定時の制御処理に関する構成として、図6に示すようにエアーホース用ドラム4、供給ホッパ用カットゲート8、ACサーボモータ9、計量ホッパ用排出ゲート11、ロータリアクチュエータ13、集塵機51、エアー供給口52、ドラム回転制御部41、および回転量検出部42を備える。そして、指示制御部40がこれら各部に対して制御指示を出力することにより洗浄モードの制御処理を実施する。
指示制御部40は、例えば、マイクロコントローラ、MPU、PLC(Programmable Logic Controller)、論理回路等からなる演算部(図示せず)と、ROMやRAM等からなるメモリ部(図示せず)と、重量表示部やメッセージ表示部等からなる表示部(図示せず)と、作業者が様々なデータを入力できるキー入力部(図示せず)と、により構成することができる。
洗浄モードを開始する場合、例えば、作業員(ユーザ)等から洗浄モード開始指示が指示制御部40に入力される。この入力に応じて、指示制御部40は、ロータリアクチュエータ13に対して計量ホッパ用排出ゲート11を開状態とするよう動作するように指示する。この指示制御部40からの指示に応じてロータリアクチュエータ13は計量ホッパ用排出ゲート11を開状態の位置へと移動させるように動作する。そして、このロータリアクチュエータ13の動作によって計量ホッパ用排出ゲート11は開状態となる(ステップS11、これ以降、S11のように称する)。
さらに、指示制御部40は、ACサーボモータ9に対して供給ホッパ用カットゲート8を開状態とするよう動作するように指示する。この指示制御部40からの指示に応じてACサーボモータ9は供給ホッパ用カットゲート8を開状態の位置へと移動させるように動作する。そして、このACサーボモータ9の動作によって供給ホッパ用カットゲート8は開状態となる(S12)。
以上のように、計量ホッパ用排出ゲート11および供給ホッパ用カットゲート8をそれぞれ開状態として、例えば、包装機に送り込まれずパッカースケール100内に残った被計量物などを、排出シュート14を通じて、その下方に排出することができる。
次に、指示制御部40は、集塵機51に対して稼動を指示する。この指示に応じて、集塵機51は稼動し(S13)、パッカースケール100内に残留している、被計量物、被計量物の破片、あるいはごみ等を、不図示のエアーダクトを通じて吸い込む。
さらに指示制御部40は、ドラム回転制御部41に指示してエアーホース用ドラム4を回転させ、エアーノズル3を所望の位置に配置するように、エアー排出側ホース2Aを延伸させる(S14)。
また、エアーホース用ドラム4の回転量を回転量検出部42が検知し(S15)、指示制御部40に通知する。指示制御部40は、この回転量検出部42から通知された回転量に基づき、エアーノズル3の位置を求める(S16)。
すなわち、エアー排出側ホース2Aを延伸させる距離と、回転量検出部42によって検知されるエアーホース用ドラム4の回転量とは比例関係にある。そこで、指示制御部40は、不図示のメモリ部にエアーホース用ドラム4の回転量と、エアーホース用ドラム4からエアー排出側ホース2Aを延伸させた距離との対応関係を示すテーブル情報であるエアーノズル位置用テーブル(不図示)を保持しておく。そして、指示制御部40は、回転量検出部42からエアーホース用ドラム4の回転量に関する情報の通知を受け付けると、このエアーノズル位置用テーブルを参照してエアーノズル3の位置を求めることができる。
さらに、指示制御部40は、不図示のメモリ部にエアーノズル3の位置(あるいは、エアー排出側ホース2Aの延伸距離)と、エアーノズル3から噴出させるエアーの噴出量ならびにエアーホース用ドラム4の回転速度との対応関係を示すテーブル情報であるエアー噴出テーブル(不図示)を保持している。そして、指示制御部40は、上述のようにエアーノズル3の位置を把握すると、その位置に応じたエアーの噴出量、ならびにエアーホース用ドラム4の回転速度を求める(S17)。
なお、ステップS16からステップS17への移行は、ステップS16で指示制御部40が逐次、エアーノズル3の位置を求め、この位置が求められる度にステップS17の処理を実施する構成であってもよい。あるいは、エアーノズル3が所定距離だけ移動するたびに、ステップS17へ移行する構成であってもよい。
そして、指示制御部40は、求めた噴出量でエアーノズル3からエアーを噴出させるように、例えば、外部に設けられたエアー供給機62(図6参照)に指示する。エアー供給機62は、指示制御部40からの指示に応じて、指示された噴出量でエアーがエアーノズル3から噴出されるようにエアーの供給流量を調整する。また、指示制御部40は、求めた回転速度にてエアーホース用ドラム4を回転させるようにドラム回転制御部41に指示する。ドラム回転制御部41は、指示制御部40からの指示に応じて、指示された回転速度でエアーホース用ドラム4を回転させる(S18)。
このように、本実施の形態に係る洗浄ユニット15では、エアーノズル3の位置(すなわち、エアー排出側ホース2Aの延伸距離)に応じて、エアーの噴出量、およびエアーホース用ドラム4の回転速度(換言すれば、エアーノズル3の昇降速度)を調整することができる。
このため、例えば、エアーノズル3が、被計量物が付着しやすい投入シュート7、供給ホッパ用カットゲート8、または計量ホッパ本体部10の近傍位置に位置する場合、より大きい噴出量でエアーを噴出させることができる。
さらにまた、エアーノズル3の昇降を停止させる、あるいは昇降速度をゆっくりさせるなど調整して、投入シュート7、供給ホッパ用カットゲート8、または計量ホッパ本体部10等、被計量物が付着しやすい部位にエアーが吹き付けられる時間を長くしたりすることもできる。
次に、指示制御部40は、エアーノズル3が洗浄モードの終了位置に達したか否か判定する(S19)。すなわち、指示制御部40は、上述したように、回転量検出部42からエアーホース用ドラム4の回転量に関する情報の通知を受け付け、エアーノズル位置用テーブルを参照してエアーノズル3の位置を求めている。そこで、指示制御部40は、求めたエアーノズル3の位置が、洗浄モードを終了させる位置として予め定めている位置に達したか否か判定する。
そして、エアーノズル3の位置が、洗浄モードを終了させる位置に達するまでの間(ステップS19において「NO」の間)は、ステップS14からステップS18の処理を繰り返す。
なお、洗浄モードを終了させるエアーノズル3の位置としては、例えば、点検用窓5の開口位置を原点位置とし、エアーノズル3がこの原点位置から排出シュート14の下端部まで移動し、再度、原点位置にまで戻った位置とする。
以上のように、本実施の形態に係るパッカースケール100では、エアーノズル3の位置に応じて噴出させるエアーの噴出量を変更させることができる。このため、パッカースケール100において被計量物が多く付着している箇所にはより多くのエアーを噴出させるなど、適切な調整を行なうことができる。
さらに、エアーノズル3の位置に応じて、該エアーノズル3の昇降速度、すなわち、エアーホース用ドラム4の回転速度を変更させることができる。このため、パッカースケール100において被計量物が多く付着している箇所ではエアーノズル3の昇降速度を遅くする、あるいは停止させてエアーを噴出させるなど適切な昇降速度に調整することができる。
また、エアーノズル3は、図1に示すように、パッカースケール100の上面に配置された点検用窓5を開放してその開口から投入され、パッカースケール100の排出シュート14の最下端の排出口まで移動することができる。このため、パッカースケール100内の全体にわたってエアーを噴出させることができ、エアーが噴出されず被計量物等の破片が付着したままとなる状態を防ぐことができる。
なお、エアーノズル3が排出シュート14の最下端に到達すると、エアーホース用ドラム4は、逆回転(図1において時計回りの回転)し、エアーノズル3を鉛直方向に、上向きに移動させる。
以上のようにして、指示制御部40は、洗浄モード設定時の制御処理を行う。
なお、図7に示す洗浄モードに係るフローチャートの各ステップの順番はこれに限定されるものではない。例えば、図7に示す洗浄モードに係る制御処理では計量ホッパ用排出ゲート11、供給ホッパ用カットゲート8の順にゲートを開状態にしたが、これとは逆の順にゲートを開状態にしてもよい。
また集塵機51を動作させてからエアーホース用ドラム4を回転させ、エアー供給機62を動作させたが、エアーホース用ドラム4を回転させ、エアー供給機62を動作させた後に集塵機51を動作させる構成であってもよい。
また、上記では、指示制御部40は、エアーノズル3の位置を回転量検出部42により検出したエアーホース用ドラム4の回転量から求め、エアーノズル3の位置に応じて、エアー供給機62から供給されるエアーの流量を変更させていた。しかしながら、エアー供給機62から供給されるエアーの流量は常に一定であってもよい。このように構成される場合、指示制御部40は、回転量検出部42により検出されたエアーホース用ドラム4の回転量に基づき、エアーホース用ドラム4により昇降させられるエアーノズル3の昇降速度のみを求める。そして、求めた昇降速度にてエアーノズル3を移動させるように、支持制御部40はドラム回転制御部41に指示する。
逆に、洗浄モードにおいてエアーノズル3の昇降速度を常に一定とする構成としてもよい。このように構成される場合、指示制御部40は、回転量検出部42により検出されたエアーホース用ドラム4の回転量に基づき、エアーノズル3から噴出させるエアー噴出量のみを求める。そして、求めた噴出量にてエアーノズル3からエアーを噴出させるようにエアーノズル3に供給するエアーの流量をエアー供給機62に指示する。
また、本実施形態に係るエアーホース用ドラム4は、ドラム回転制御部41による制御に応じて、自動的に回転する構成であったが、エアーホース用ドラム4の回転を手動で行うことができるように構成されていてもよい。
また、上記では、エアーノズル3が原点位置から排出シュート14の下端部まで移動し、再度、原点位置にまで戻ったタイミングを洗浄モードの終了タイミングとしていた。しかしながら、終了タイミングはこれに限定されるものではなく、エアーノズル3が原点位置から排出シュート14の排出口に達したときに洗浄モードの実行を終了させる構成であってもよい。あるいは、エアーノズル3が原点位置から所定距離だけ移動した時点を終了タイミングとしてもよい。さらには、洗浄モード実行指示から所定時間の経過後を終了タイミングとしてもよい。
また、図8に示すように、供給ホッパ本体部1の外側面および投入シュート7の該側面等に振動を発生させるバイブレータ61a、61bをそれぞれ備え、計量ホッパ用排出ゲート11および供給ホッパ用カットゲート8を開状態とした際に、これらバイブレータ61a、61bを動作させるように構成されていてもよい。図8は、本発明の実施形態によるパッカースケール100の一例を示す図である。
このようにバイブレータ61a、61bを備える構成の場合、バイブレータ61a、61bによって発生された振動によりパッカースケール100内に残留している被計量物を動かし、排出シュート14の排出口から外部に落下させることができる。このため、パッカースケール100内の洗浄をより効果的に行なうことができる。
また、上記では集塵機51を備えた構成であったが、必ずしも集塵機51を備える必要はない。例えば、パッカースケール100内に残留する被計量物が粉体のようなものではなく、エアーノズル3から噴出されたエアーにより付着位置から取り除かれ、自重により排出シュート14の排出口から外部に落下するようなものである場合、集塵機51を設けなくてもよい。集塵機51を設けない構成の場合、上述した洗浄モードの処理フローにおいて、ステップS13を省略することができる。
また、上記では、パッカースケール100が備える各部の制御指示を行なう指示制御部と、回転量検出部42から通知された回転量に基づき、エアーノズル3の位置を求め、その位置に応じた噴出させるエアーの圧力、ならびにエアーホース用ドラムの回転速度を求める指示制御部とは同一のものであった。しかしながら、前者の指示制御部と後者の指示制御部をそれぞれ別々に設けた構成であってもよい。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明によれば、計量装置内に付着した被計量物等をより効果的に除去することができ、特に、粉体(洗剤、肥料等)、粒体(樹脂ペレット、穀物、飼料等)等、計量装置内に付着し易い被計量物の計量を扱う計量装置において効果的に利用できる。
1 供給ホッパ本体部
2A エアー排出側ホース
2B エアー供給側ホース
3 エアーノズル
4 エアーホース用ドラム
5 点検用窓
6 供給口
7 投入シュート
8 供給ホッパ用カットゲート
9 ACサーボモータ
10 計量ホッパ本体部
11A 計量ホッパ用排出ゲート
11B 計量ホッパ用排出ゲート
12 ロードセル
13 ロータリアクチュエータ
14 排出シュート
15 洗浄ユニット
16 回転軸
17a〜17d 金具
18 架台
19 エアー抜き部
20 支持部
31 連結バンド
32 エアーノズル内流路
32a 本体部
32b 突出部
33a〜33h 噴出部
34 カバー部
34a 本体部
34b 管部
35a〜35d 締結ボルト
36 回転子
37 軸受け部
40 指示制御部
41 ドラム回転制御部
42 回転量検出部
51 集塵機
52 エアー供給口
61a バイブレータ
61b バイブレータ
62 エアー供給機

Claims (8)

  1. 供給された被計量物を計量し、所定量の被計量物を排出する計量装置内に付着した該被計量物に対してエアーを吹き付け、この被計量物を取り除くエアー洗浄部と、
    前記エアー洗浄部に供給されるエアーを受け付けるエアー供給口と、
    先端部に前記エアー洗浄部が備えられており、供給されたエアーをこのエアー洗浄部まで流通させる中空の管であるエアー流路管と、
    前記計量装置の上面上で支持され、前記計量装置内に配置したエアー流路管の長さを調整することで、前記エアー洗浄部を前記計量装置内において昇降させる昇降部と、
    前記計量装置の上面に配置され、前記昇降部を支持する支持部と、を備える洗浄ユニットであって、
    前記昇降部は、前記エアー流路管を巻き取って保持するように回転自在なドラムを有しており、
    前記ドラムの回転方向および回転数を示す回転量を検知する回転量検知部と、
    前記回転量検知部により検知された前記ドラムの回転量に応じて、エアー洗浄部から噴出させるエアーの噴出量および前記昇降部により昇降させられるエアー洗浄部の昇降速度のうちの少なくとも一つを求める制御部と、を備える洗浄ユニット
  2. 前記制御部によって求めた前記エアー洗浄部の昇降速度に応じて、前記ドラムの回転方向および回転速度を制御するドラム回転制御部をさらに備える請求項1に記載の洗浄ユニット。
  3. 前記制御部によって求めたエアーの噴出量に応じて、前記エアー洗浄部から噴出させるエアーの噴出量を調整するエアー供給機をさらに備える請求項1または2に記載の洗浄ユニット。
  4. 前記エアー洗浄部は、平面形状が円形であり、該エアー洗浄部の動径方向に対して所定の角度だけ傾斜させた方向に延紳するように配置された、供給されたエアーを噴出させるための噴出ノズルを複数、備え、
    前記噴出ノズルからエアーが噴出するとき、この噴出ノズルから噴出するエアーの力の反力により回転する請求項1から3のいずれか1項に記載の洗浄ユニット。
  5. 請求項1からのいずれか1項に記載の洗浄ユニットと、
    供給された被計量物を一時保持する供給ホッパと、
    前記供給ホッパに保持された被計量物が所定量となるように計量する計量ホッパと、
    前記計量ホッパによって計量された所定量の被計量物を排出する排出シュートと、を備える計量装置。
  6. 振動により計量装置内に付着した被計量物を取り除くための振動発生器をさらに備える請求項に記載の計量装置。
  7. 前記被計量物を前記供給ホッパに投入する際に、該被計量物とともに該供給ホッパ内に入ったエアーを排気させるためのエアー抜き部をさらに備える請求項5または6に記載の計量装置。
  8. 当該計量装置の上面に配置され、該計量装置の内部を視認するための点検用窓をさらに備える請求項5から7のいずれか1項に記載の計量装置。
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