図1は、一実施の形態におけるデジタルカメラ1の構成を示すブロック図である。デジタルカメラ1は、静止画・動画を撮影する撮影装置として機能するとともに、静止画・動画を再生する画像再生装置としても機能する。
デジタルカメラ1は、制御部11と、プログラム/データ記憶部12と、操作部13と、角度センサ14と、撮像部15と、SDRAM16と、画像処理部17と、表示ドライバー部18と、表示部19と、圧縮伸長部20と、再生部21と、記録部22と、画像記憶部23と、バス25とを備える。
制御部(CPU)11は、プログラム/データ記憶部12に記憶された制御プログラムに従って動作し、カメラの全体制御を行う。制御部11内には、表示制御部111、方向決定部114、および、撮影方向画面作成部115が設けられている。方向決定部114は、カメラ方向検出部112および背景検出部113を有する。表示制御部111、カメラ方向検出部112、背景検出部113、方向決定部114、および、撮影方向画面作成部115は、制御プログラムにより実行される処理の一部であるため、制御部11に含まれる機能部として説明する。
表示制御部111は、再生される画像を表示部19に表示させる際の表示制御を行う。
カメラ方向検出部112は、カメラに内蔵された角度センサ14によって検出された角度に基づいて、デジタルカメラ1の左右方向および上下方向の変化を検出するとともに、撮像面の移動方向および移動量を算出する。
背景検出部113は、画像から、背景部分、すなわち、移動しない被写体を検出し、検出した背景部分が動画撮影時に画面上で移動する移動方向および移動量を求める。背景部分の移動方向および移動量は、撮像面の移動方向および移動量と等しい。
方向決定部114は、カメラ方向検出部112によって検出された撮像面の移動方向および移動量と、背景検出部113によって検出された背景部分の移動方向および移動量とに基づいて、撮影方向を求める。撮影方向は、カメラ方向検出部112で検出される情報および背景検出部113で検出される情報のうちのいずれか一方の情報があればよいが、両方の情報を用いることにより、算出精度を向上させることができる。
撮影方向画面作成部115は、ライブビュー撮影時に、基準画像と来歴画像との間の相対的な撮影方向の関係に基づいて、後述する撮影方向画面を作成する。ライブビュー撮影時の基準画像は、ライブビュー画像である。また、来歴画像は、ライブビュー撮影時に撮影された静止画像である。
撮影方向画面作成部115は、また、撮影方向を変化させながら撮影された一連の撮影画像に基づいて、静止画の再生表示を行う際に、基準画像と来歴画像との間の相対的な撮影方向の関係に基づいて、撮影方向画面を作成する。静止画の再生表示を行う場合の基準画像は、再生対象の画像であり、来歴画像は、一連の撮影画像のうちの基準画像以外の画像である。
制御部11には、プログラム/データ記憶部12、操作部13、角度センサ14、および、バス25が接続されている。プログラム/データ記憶部12には、前述したように、制御部11において実行するプログラムが記憶されており、各種データも記憶されている。
操作部13は、ユーザがカメラに指示を与えるための各種操作部材を有する。各種操作部材には、例えば、電源釦、レリーズ釦、OK釦、十字釦、再生釦、テレワイド釦等が含まれる。
バス25には、制御部11の他に、撮像部15、SDRAM16、画像処理部17、表示ドライバー部18、圧縮伸長部20、再生部21、および、記録部22が接続されている。
撮像部15は、被写体像を結像させるための撮影レンズ、被写体像を画像データに変換するための撮像素子、および、これらの処理回路、撮影レンズの光路中に介挿された絞りおよびシャッタ等を含む。撮像部15によって生成された静止画像や連続画像の画像データはバス25に出力される。
SDRAM16は、電気的に書き換え可能な揮発性の一時記憶メモリであり、撮像部15から出力される静止画像や連続画像の画像データの一時記憶に用いられる。
画像処理部17は、デジタル画像データのデジタル的増幅(デジタルゲイン調整処理)、ホワイトバランス、色補正、ガンマ(γ)補正、コントラスト補正、ライブビュー表示用画像生成、動画画像生成、インデックス画像(縮小画像)生成等の各種画像処理を行う。
圧縮伸長部20は、SDRAM16に一時記憶された静止画像や連続画像の画像データをJPEGやTIFF等の圧縮方式により圧縮し、また表示等のために伸長するための回路である。なお、画像圧縮は、JPEG、TIFF、MPEGに限らず、他の圧縮方式も適用できる。
表示ドライバー部18は、表示部19と接続されており、表示部19に画像を表示させる。表示部19は、カメラ本体の背面等に配置された液晶モニタや有機EL等のディスプレイである。
再生部21は、表示対象の画像の再生を行う。特に、再生部21は、画像記憶部23から再生対象の画像データ(静止画データまたは動画データ)を読み出す。読み出された画像データは、圧縮伸長部20において伸長され、伸長された画像データに基づいて、表示部19に画像が再生表示される。
記録部22は、圧縮伸長部20で圧縮された画像データを画像記憶部23に記録する。記録部22は、また、方向決定部114で撮影時の撮影方向が求められている場合には、求められた撮影方向に関する情報を画像データに付帯させて画像記憶部23に記録する。例えば、撮影方向に関する情報は、タグ情報として画像データに付帯させておくことができる。画像記憶部23は、再生部21に接続されており、カメラ本体に内蔵、または装填可能な画像データの記録媒体である。
図2は、ライブビュー撮影時に撮影した5枚の静止画26〜30の撮影位置の関係の一例を示す図である。以後の説明のために、各画像26〜30に「R1」〜「R5」の符号を付している。5枚の静止画26〜30は、画像26、27、28、29、30の順に撮影されたものとする。また、図2において、5台の車31〜35が写っているが、1台の車が移動した模様を描写したものであり、全て同一の車である。
なお、撮影方向に関する情報は、移動する画面全体をXY平面として、XY平面上での撮影画像の相対位置で表すことができる。図2に示すように、XY座標の基準を、最初に撮影された画像である画像R1のセンターC1とする。2枚目以降の画像R2、R3…の撮影方向に関する情報は、撮像面の移動方向および移動量から、各画像のセンターとC1との相対値(変位)で表現することができる。例えば、2回目に撮影される画像R2の撮影方向に関する情報は、基準であるセンターC1に対するセンターC2のXY変位で表現することができる。なお、撮影方向に関する情報としては、XY変位ではなく、画像R1に対する各画像の動きベクトル、あるいは各画像間の動きベクトルの変化を用いてもよい。
一実施の形態におけるデジタルカメラ1では、ライブビュー撮影時に、ライブビュー方向画面表示モードと、通常ライブビュー表示モードとを選択的に設定可能である。ライブビュー方向画面表示モード設定時には、撮影方向画面作成部115によって作成された撮影方向画面を表示部19に表示する。
図3は、ライブビュー方向画面表示モード設定時に、表示部19に表示される撮影方向画面の遷移の一例を示す図である。図3(a)〜図3(e)において、ライブビュー画像には、画像の左上に「LV」の文字を付している。
本実施形態において、撮影方向画面作成部115は、4種類の撮影方向画面を作成することができる。図3に示す撮影方向画面のタイプを、本明細書ではAタイプと呼ぶ。
図3(a)は、図2の画像R1に対応するライブビュー画像36を表示部19に表示した状態を示す図である。
図3(b)は、図3(a)に示す画面で静止画撮影を行った後に、撮影方向を移動させたときの撮影方向画面の一例を示す図である。図3(b)に示すライブビュー画像37は、図2の画像R2に対応している。撮影方向画面の作成方法を以下で説明する。
撮影方向画面作成部115は、方向決定部114によって求められた撮影方向情報に基づいて、現在のライブビュー画像(基準画像)を基準として、ライブビュー撮影中に撮影した静止画像(来歴画像)の縮小画像を配置した撮影方向画面を作成する。ここでは、画像R1が来歴画像となる。
図2を参照すると、画像R2に対する画像R1の相対的な撮影方向は、左斜め下方向である。従って、撮影方向画面作成部115は、撮影方向情報に基づいて、画像R2に対応するライブビュー画像37上の左斜め下方向の位置に、来歴画像である画像R1の縮小画像38を配置した撮影方向画面を作成する。
縮小画像は、ライブビュー画像と重ねて配置するため、縮小率は、縮小画像によってライブビュー画像の視認性をあまり低下させない程度であって、かつ、縮小画像中の被写体の視認性が悪くならない程度の値とする。また、撮影方向画面作成部115は、縮小画像に対して、コントラストまたは輝度を低下させる処理を施す。ただし、コントラストと輝度の両方を低下させてもよい。
図3(c)は、図3(b)に示す撮影方向画面で撮影を行った後に、撮影方向を移動させたときの撮影方向画面の一例を示す図である。図3(c)に示すライブビュー画像39は、図2の画像R3に対応している。また、来歴画像は、ライブビュー撮影中に撮影された画像である画像R1および画像R2となる。
図2を参照すると、画像R3に対する画像R2の相対的な撮影方向は右方向である。また、画像R3に対する画像R1の相対的な撮影方向は、右斜め下方向である。従って、撮影方向画面作成部115は、撮影方向情報に基づいて、画像R3に対応するライブビュー画像39上の右方向の位置に、来歴画像である画像R2の縮小画像40を配置するとともに、ライブビュー画像上の右斜め下方向の位置に、来歴画像である画像R1の縮小画像41を配置した撮影方向画面を作成する。
撮影方向画面作成部115は、来歴画像の縮小画像を作成する際に、基準画像の撮影時刻に対して来歴画像の撮影時刻が離れているほど、縮小率を大きく設定する。すなわち、ライブビュー撮影時には、撮影時刻の古い来歴画像ほど、縮小率を大きくする。図3(c)に示す例では、画像R2の縮小画像よりも、画像R1の縮小画像の方が小さくなる。
また、基準画像の撮影時刻に対して来歴画像の撮影時刻が離れているほど、コントラストまたは輝度を低下させる度合いを大きくする。すなわち、ライブビュー撮影時には、撮影時刻の古い来歴画像の縮小画像ほど、コントラストまたは輝度を低下させる度合いを大きくする。これにより、ユーザが撮影方向画面を見たときに、縮小画像の大きさや、輝度またはコントラストによって、どの画像の撮影時刻が古いかを容易に判断することができる。すなわち、各画像の撮影順序を把握することができる。
図3(d)は、図3(c)に示す画面で撮影を行った後に、撮影方向を移動させたときの撮影方向画面の一例を示す図である。図3(d)に示す撮影方向画面では、図2の画像R4に対応するライブビュー画像42上に、画像R1、R2、R3に対応する来歴画像の縮小画像43、44、45が撮影方向に応じて配置されている。
図3(e)は、図3(d)に示す撮影方向画面で撮影を行った後に、撮影方向を移動させたときの撮影方向画面の一例を示す図である。本実施形態では、撮影方向画面に含める来歴画像を、基準画像に対して撮影時刻の近い所定枚数(例えば、3、4あるいは5枚等)とする。ここでは、所定枚数を3とする。従って、撮影方向画面作成部115は、図2の画像R5に対応するライブビュー画像46上に、直近に撮影された3枚の画像R2、R3、R4の縮小画像47、48、49を撮影方向に応じて配置して、撮影方向画面を作成する。すなわち、撮影時刻が一番古い画像R1の縮小画像は、撮影方向画面には含まれない。
図4は、ライブビュー方向画面表示モード設定時に、表示部19に表示される別の撮影方向画面の遷移の一例を示す図である。図4に示す撮影方向画面のタイプを、本明細書ではBタイプと呼ぶ。
Aタイプの撮影方向画面では、ライブビュー画像上に、来歴画像の縮小画像を配置した。Bタイプの撮影方向画面では、ライブビュー画像を縮小し、縮小したライブビュー画像の周囲に来歴画像の縮小画像を配置する。ライブビュー画像の縮小率は、配置する来歴画像の縮小画像の数および配置場所に基づいて決定する。
図4(a)は、図2の画像R1に対応するライブビュー画像50を表示部19に表示した状態を示す図である。
図4(b)は、図4(a)に示す画面で撮影を行った後に、撮影方向を移動させたときの撮影方向画面の一例を示す図である。図4(b)に示すライブビュー画像51は、図2の画像R2に対応している。撮影方向画面の作成方法を以下で説明する。
撮影方向画面作成部115は、Aタイプの撮影方向画面を作成する場合と同様に、来歴画像である画像R1を縮小して縮小画像を作成するとともに、縮小画像のコントラストまたは輝度を低下させる処理を施す。また、撮影方向画面作成部115は、来歴画像である画像R1の縮小画像52と、ライブビュー画像とが重ならないように表示部19に表示させるために、ライブビュー画像を縮小した縮小画像51を作成する。
ライブビュー画像を縮小した縮小画像51と、来歴画像である画像R1の縮小画像52との配置関係は、Aタイプの撮影方向画面を作成する場合と同じである。すなわち、図2を参照すると、画像R2に対して、画像R1の撮影方向は、左斜め下方向なので、画像R2に対応するライブビュー画像の縮小画像51に対して、左斜め下方向の位置に、来歴画像である画像R1の縮小画像52を配置する。
図4(c)は、図4(b)に示す撮影方向画面で撮影を行った後に、撮影方向を移動させたときの撮影方向画面の一例を示す図である。撮影方向画面作成部115は、ライブビュー画像を縮小した縮小画像53を作成し、ライブビュー画像に対する撮影方向に応じて、来歴画像である画像R1、R2の縮小画像54、55を配置した撮影方向画面を作成する。
図4(d)は、図4(c)に示す撮影方向画面で撮影を行った後に、撮影方向を移動させたときの撮影方向画面の一例を示す図である。撮影方向画面作成部115は、ライブビュー画像を縮小した縮小画像56を作成し、ライブビュー画像に対する撮影方向に応じて、来歴画像である画像R1、R2、R3の縮小画像57、58、59を配置した撮影方向画面を作成する。図4(d)に示すライブビュー画像の縮小画像56は、3つの縮小画像57、58、59とともに表示するため、図4(b)に示すライブビュー画像の縮小画像51や、図4(c)に示すライブビュー画像の縮小画像53に比べて小さいサイズとなっている。
図4(e)は、図4(d)に示す撮影方向画面で撮影を行った後に、撮影方向を移動させたときの撮影方向画面の一例を示す図である。Bタイプの撮影方向画面でも、撮影方向画面に含める来歴画像の数を、基準画像に対して撮影時刻の近い所定枚数(例えば、3枚)とする。従って、撮影方向画面作成部115は、ライブビュー画像を縮小した縮小画像60を作成し、ライブビュー画像に対する撮影方向に応じて、直近の3枚の来歴画像である画像R2、R3、R4の縮小画像61、62、63を配置した撮影方向画面を作成する。
図5は、ライブビュー方向画面表示モード設定時に、表示部19に表示されるさらに別の撮影方向画面の遷移の一例を示す図である。図5に示す撮影方向画面のタイプを、本明細書ではCタイプと呼ぶ。
Bタイプの撮影方向画面では、来歴画像の縮小画像の数および配置場所に基づいて、ライブビュー画像を縮小し、縮小したライブビュー画像の周囲に来歴画像の縮小画像を配置した。Cタイプの撮影方向画面でも、縮小したライブビュー画像の周囲に来歴画像の縮小画像を配置するが、来歴画像の縮小画像の数や配置場所に関係なく、ライブビュー画像の表示サイズおよび表示場所を固定する。
図5(a)は、図2の画像R1に対応するライブビュー画像70を表示部19に表示した状態を示す図である。
図5(b)は、図5(a)に示す画面で撮影を行った後に、撮影方向を移動させたときの撮影方向画面の一例を示す図である。図5(b)に示すライブビュー画像71は、図2の画像R2に対応している。
撮影方向画面作成部115は、ライブビュー画像を縮小した縮小画像71を表示画面の中央部分に配置し、縮小画像71の周辺に、来歴画像である画像R1の縮小画像72を配置した撮影方向画面を作成する。ライブビュー画像の縮小画像71に対する来歴画像の縮小画像72の配置位置は、Bタイプの撮影方向画面と同じである。
図5(c)〜図5(e)に示す撮影方向画面の詳しい作成方法については、説明を省略する。上述したように、Cタイプの撮影方向画面では、図5(c)〜図5(e)に示すように、ライブビュー画像の縮小画像とともに配置する来歴画像の縮小画像の数が増えても、ライブビュー画像の縮小画像の表示サイズおよび表示位置は変わらない。
図6は、ライブビュー方向画面表示モード設定時に、表示部19に表示されるさらに別の撮影方向画面の一例を示す図である。図6に示す撮影方向画面のタイプを、本明細書ではDタイプと呼ぶ。Dタイプの撮影方向画面では、2枚以上の来歴画像が存在する場合に、ライブビュー画像に対して直近の1枚の来歴画像のみを縮小画像として表示し、他の来歴画像については、画像番号のみを表示する。
図6に示す撮影方向画面では、ライブビュー画像の縮小画像80を基準として、直近の1枚の来歴画像の縮小画像84を配置するとともに、他の来歴画像の画像番号を示す縮小画像81、82を配置している。画像番号は、画像の記録時に画像ごとに付与される画像固有の番号である。図6に示す例では、縮小画像81は、画像番号1の来歴画像を縮小した画像であり、縮小画像82は、画像番号2の来歴画像を縮小した画像である。画像番号のみ表示された縮小画像81、82について、その縮小画像が操作部13によって選択された場合に、縮小画像84と同じようなサイズまで拡大して、画像の内容を一定時間表示するようにしても良い。
続いて、静止画再生時における撮影方向画面の表示方法について説明する。
一実施の形態におけるデジタルカメラ1では、静止画の再生時に、方向画面表示モードと、通常再生表示モードとを選択的に設定可能である。方向画面表示モード設定時には、撮影方向画面作成部115によって作成された撮影方向画面を表示部19に表示する。撮影方向画面の表示方法は、スライドショー表示に設定されている場合と、スライドショー表示に設定されていない場合とで異なる。
スライドショー表示に設定されている場合、撮影方向画面作成部115は、方向決定部114によって求められた撮影方向情報に基づいて、再生対象の静止画像(基準画像)を基準として、直近の所定枚数の静止画像(来歴画像)の縮小画像を配置した撮影方向画面を作成する。ライブビュー方向画面表示モード設定時と比べると、基準画像がライブビュー画像ではなく、再生対象の静止画像になっただけであり、撮影方向画面の作成方法は、Aタイプの撮影方向画面の作成方法と同じである。従って、表示部19に表示される撮影方向画面の遷移は、基準画像がライブビュー画像ではなく、再生対象の静止画像になるだけであり、図3(a)〜(e)に示す表示と同様となる。なお、基準画像である再生対象の静止画像は、一定時間ごとに切り替える。一定時間は、固定の値でもよいし、ユーザが任意の時間を設定できるようにしてもよい。
なお、スライドショー表示に設定されている場合に、Aタイプの撮影方向画面ではなく、Bタイプ、Cタイプ、または、Dタイプの撮影方向画面を作成して、表示部19に表示するようにしてもよい。
スライドショー表示に設定されていない場合の表示方法について、図7を用いて説明する。図7は、デジタルカメラ1が方向画面表示モードに設定されており、かつ、スライドショー表示に設定されていない場合に、表示部19に表示される撮影方向画面の遷移の一例を示す図である。表示部19に表示される撮影方向画面は、所定時間ごと(例えば、1秒ごと)に切り替えるものとする。ここでは、図2に示す画像R4を基準画像として説明する。
図7に示す表示例では、基準画像の表示は変化させずに、来歴画像の表示を変化させていく。ここでは、上述したCタイプの撮影方向画面と同様に、基準画像の表示サイズおよび表示位置は変化させないものとする。すなわち、基準画像の縮小画像を表示部19のほぼ真ん中に配置し、来歴画像の縮小画像を基準画像の縮小画像の周囲に配置する。また、来歴画像の縮小画像は、基準画像の撮影時刻に対して来歴画像の撮影時刻が離れているほど、縮小率を大きくするとともに、コントラストまたは輝度を低下させる度合いを大きくする。
図7(a)は、基準画像である画像R4の縮小画像90とともに、撮影時刻が最も古い来歴画像、すなわち、来歴画像である画像R1の縮小画像91を配置した撮影方向画面を示す図である。基準画像R4は事前に設定されたものとする。図7(a)に示す撮影方向画面が表示部19に表示されてから、所定時間が経過すると、図7(b)に示す撮影方向画面が表示部19に表示される。
図7(b)は、基準画像である画像R4の縮小画像90とともに、来歴画像である画像R1、R2の縮小画像91、92を配置した撮影方向画面を示す図である。図7(a)に示す撮影方向画面に対して、画像R1の次に撮影時刻が古い画像R2の縮小画像92が追加されている。図7(b)に示す撮影方向画面が表示部19に表示されてから、所定時間が経過すると、図7(c)に示す撮影方向画面が表示部19に表示される。
図7(c)は、基準画像である画像R4の縮小画像90とともに、来歴画像である画像R1、R2、R3の縮小画像91、92、93を配置した撮影方向画面を示す図である。図7(b)に示す撮影方向画面に対して、画像R2の次に撮影時刻が古い画像R3の縮小画像93が追加されている。図7(c)に示す撮影方向画面が表示部19に表示されてから、所定時間が経過すると、図7(d)に示す撮影方向画面が表示部19に表示される。
図7(d)は、基準画像である画像R4の縮小画像90とともに、来歴画像である画像R1、R2、R3、R5の縮小画像91、92、93、94を配置した撮影方向画面を示す図である。基準画像である画像R4より撮影時刻が古い全ての画像R1〜R3を表示すると(図7(c)参照)、画像R4より新しい画像を来歴画像に追加する。すなわち、図7(c)に示す撮影方向画面に対して、画像R4の次に撮影時刻が新しい画像R5の縮小画像94が追加されている。
この後、撮影順に、画像R6、R7、R8が存在する場合、撮影した順に、新しい来歴画像を追加した撮影方向画面を作成して、表示部19に表示する。ただし、撮影方向画面に含める来歴画像の数が所定枚数に制限されている場合には、新しい来歴画像を追加するとともに、撮影時刻が最も古い来歴画像を外した撮影方向画面を作成する。例えば、所定枚数が4枚に制限されている場合、図7(d)に示す撮影方向画面の次に表示される撮影方向画面では、画像R6の縮小画像が追加されて、画像R1の縮小画像が外される。
基準画像より新しい画像を来歴画像に設定して、撮影方向画面を作成する場合に、基準画像より新しい来歴画像の数を所定枚数に制限することもできる。例えば、所定枚数を4枚とすると、基準画像R4より新しい4枚の画像R5、R6、R7、R8を含む撮影方向画面を表示部19に表示すると、画像R4を基準画像とする撮影方向画面の再生表示を終了する。また、各来歴画像の表示開始のタイミングについては、一定時間間隔(例えば2秒間隔)にすると説明したが、実際の撮影時の撮影時間間隔に応じて、各来歴画像の表示開始のタイミングを設定してもよい。つまり、来歴画像が直前の画像からただちに撮影された場合には、直前の画像を表示してからただちにこの来歴画像を表示し、来歴画像が直前の画像からしばらくしてから撮影された場合には、直前の画像を表示して少し時間が経過してからこの来歴画像を表示するように設定する。このような表示にすれば、撮影の方向だけでなく、各画像間の撮影時間間隔もあわせて表現することができる。
図8は、デジタルカメラ1が撮影モードに設定された場合の処理内容を示すフローチャートである。ステップS11では、デジタルカメラ1がライブビュー方向画面表示モードに設定されているか否かを判定する。デジタルカメラ1がライブビュー方向画面表示モードに設定されていると判定すると、ステップS15に進む。
ステップS15では、ライブビュー表示処理を開始する。すなわち、ライブビュー撮影を行い、撮影したライブビュー画像を表示部19に表示させる処理を開始する。
ステップS16では、ライブビュー撮影中に行われる静止画撮影がライブビュー撮影中における最初の撮影であるか否かを判定する。最初の撮影であると判定するとステップS18に進み、2回目以降の撮影であると判定すると、ステップS17に進む。
ステップS17では、ライブビュー方向画面表示処理を行う。ライブビュー方向画面表示処理の詳細については、図9に示すフローチャートを用いて後述する。
ステップS18では、最初の撮影において静止画の撮影指示が出されたか否かを判定する。静止画の撮影指示が出されていないと判定するとステップS18で待機し、ユーザによってレリーズ釦の押圧操作が行われて、撮影指示が出されたと判定すると、ステップS19に進む。
ステップS19では、方向決定部114で決定された撮影方向情報を、撮影により得られた画像データに付帯させて画像記憶部23に記録する。一連の撮影の中で、最初の撮影画像の撮影方向情報を、撮影方向情報の基準値とする。2枚目以降の撮影画像の撮影方向情報として、図2で説明したように、基準値に対するXY変位あるいは動きベクトルの変化等を記録する。
一方、ステップS11の判定を否定すると、デジタルカメラ1が通常ライブビュー表示モードに設定されていると判定して、ステップS12に進む。ステップS12では、通常のライブビュー表示を行う。
ステップS13では、静止画の撮影指示が出されたか否かを判定する。静止画の撮影指示が出されていないと判定するとステップS13で待機し、ユーザによってレリーズ釦の押圧操作が行われて、撮影指示が出されたと判定すると、ステップS14に進む。
ステップS14では、撮影により得られた画像データを画像記憶部23に記録する。
ステップS20では、撮影モードの終了指示が出されたか否かを判定する。例えば、ユーザによって電源オフ操作や、再生モードへの切り替え操作が行われると、撮影モードの終了指示が出されたと判定して、フローチャートの処理を終了する。一方、撮影モードの終了指示が出されていないと判定すると、ステップS11に戻る。
図9は、ライブビュー方向画面表示処理、すなわち、図8に示すフローチャートのステップS17の詳細な処理内容を示すフローチャートである。図9に示すフローチャートの処理は、撮影方向画面作成部115によって行われる。
ステップS31では、直近のn枚の撮影画像を来歴画像に設定し、来歴画像およびその撮影方向情報を画像記憶部23から読み出す。
ステップS32では、ライブビュー画像に付帯している撮影方向情報を取得する。
ステップS33では、撮影方向画面の種類が上述したDタイプであるか否かを判定する。ユーザは、メニュー画面にて、撮影方向画面の種類として、上述したAタイプからDタイプのうちのいずれか1つのタイプを設定することができる。設定されている撮影方向画面の種類がDタイプであると判定すると、ステップS40に進む。
ステップS40では、直近の来歴画像(撮影時刻が最も新しい画像)以外の来歴画像を、番号化画像とする。番号化画像とは、図6の画像81、82のように、画像番号を表す画像である。
一方、ステップS33において、設定されている撮影方向画面の種類がDタイプではないと判定すると、ステップS34に進む。ステップS34では、来歴画像を縮小して、縮小画像を作成する。
ステップS35では、ステップS34で生成された縮小画像のコントラストまたは輝度を低下させる。ただし、コントラストおよび輝度の両方を低下させるようにしてもよい。
ステップS36では、撮影方向画面の種類が上述したAタイプであるか否かを判定する。設定されている撮影方向画面の種類がAタイプであると判定するとステップS41に進み、Aタイプではないと判定すると、ステップS37に進む。
ステップS37では、撮影方向画面の種類が上述したBタイプであるか否かを判定する。設定されている撮影方向画面の種類がBタイプであると判定するとステップS38に進み、BタイプではなくCタイプであると判定すると、ステップS39に進む。
ステップS38では、来歴画像の数および配置位置に応じて、ライブビュー画像を縮小した縮小画像を作成する(図4参照)。
一方、ステップS39では、ライブビュー画像を所定の大きさに縮小した縮小画像を作成する(図5参照)。
ステップS41では、ステップS31で読み出した来歴画像の撮影方向情報、および、ステップS32で取得したライブビュー画像の撮影方向情報に基づいて、ライブビュー画像、または、ライブビュー画像の縮小画像を基準として、来歴画像の縮小画像を配置した撮影方向画面を作成する。すなわち、設定されているタイプに応じた撮影方向画面を作成する。タイプに応じた撮影方向画面の作成方法については既に説明したので、ここでは詳しい説明は省略する。
ステップS42では、ステップS41で作成した撮影方向画面を表示部19に表示させる。
ステップS43では、撮影指示が出されたか否かを判定する。ユーザによってレリーズ釦の押圧操作が行われて、撮影指示が出されたと判定すると、図8に示すフローチャートのステップS18に進み、撮影指示が出されていないと判定すると、ステップS32に戻る。
図10は、デジタルカメラ1が再生モードに設定された場合の処理内容を示すフローチャートである。ステップS51では、デジタルカメラ1が方向画面表示モードに設定されているか否かを判定する。デジタルカメラ1が通常再生表示モードに設定されていると判定すると、ステップS52に進み、通常の静止画再生表示を行う。一方、デジタルカメラ1が方向画面表示モードに設定されていると判定すると、ステップS53に進む。
ステップS53では、再生対象の画像に撮影方向情報が付帯しているか否かを判定する。上述したように、ライブビュー方向画面表示モードに設定されている状態で撮影が行われると、撮影方向情報が画像データに付帯された状態で、画像記憶部23に記録される。ライブビュー方向画面表示モードに設定されていない状態で撮影された場合には、再生画像に撮影方向情報が付帯されない。再生画像に撮影方向情報が付帯していないと判定するとステップS52に進み、通常の静止画再生表示を行う。一方、再生画像に撮影方向情報が付帯していると判定すると、ステップS54に進む。
ステップS54では、スライドショー表示に設定されているか否かを判定する。スライドショー表示を行うか否かは、ユーザが設定することができる。スライドショー表示に設定されていると判定すると、ステップS55に進む。
ステップS55では、再生画像を基準として直近のn枚の撮影画像を来歴画像とし、再生画像と来歴画像を画像記憶部23から読み出すとともに、それらの画像に付帯している撮影方向情報を読み出す。例えば、撮影方向情報として基準値に対する画像のXY変位が得られるから、このXY変位から、当該再生画像に対する各来歴画像の相対変位を算出する。
ステップS56では、再生画像および来歴画像の撮影方向情報に基づいて、再生画像に対して来歴画像を配置して、撮影方向画面を作成する。上述したように、撮影方向画面を作成するに際し、必要に応じて、再生画像および/または来歴画像を縮小した縮小画像を作成するとともに、縮小した来歴画像のコントラストまたは輝度を低下させる処理を行う。
ステップS57では、ステップS56で作成した撮影方向画面を表示部19に表示させる。
ステップS58では、再生モードの終了指示が出されたか否かを判定する。例えば、ユーザによって電源オフ操作や、撮影モードへの切り替え操作が行われると、再生モードの終了指示が出されたと判定して、フローチャートの処理を終了する。一方、再生モードの終了指示が出されていないと判定すると、ステップS59に進む。
ステップS59では、ステップS57で撮影方向画面を表示してから、一定時間が経過したか否かを判定する。一定時間とは、スライドショー表示時に、次の画像を再生表示するまでの時間である。一定時間が経過していないと判定するとステップS58に戻り、一定時間が経過したと判定すると、ステップS60に進む。
ステップS60では、再生対象画像を次に再生する画像に切り替えて、ステップS55に戻る。
一方、ステップS54において、スライドショー表示に設定されていないと判定すると、ステップS61に進む。ステップS61では、指定された基準画像を画像記憶部23から読み出すとともに、基準画像に付帯している撮影方向情報を読み出す。
ステップS62では、撮影方向画面を作成するために必要な来歴画像として、指定された基準画像の前後の画像を画像記憶部23から読み出すとともに、読み出した来歴画像に付帯している撮影方向情報を読み出す。撮影方向画面を作成するために必要な来歴画像は、図7を用いて説明したように、再生時間の経過に伴って変わってくる。
ステップS63では、基準画像および来歴画像の撮影方向情報に基づいて、基準画像に対して来歴画像を配置して、撮影方向画面を作成する(図7参照)。上述したように、撮影方向画面を作成するに際し、必要に応じて、基準画像および/または来歴画像を縮小した縮小画像を作成するとともに、縮小した来歴画像のコントラストまたは輝度を低下させる処理を行う。
ステップS64では、ステップS63で作成した撮影方向画面を表示部19に表示させる。
ステップS65では、再生モードの終了指示が出されたか否かを判定する。例えば、ユーザによって電源オフ操作や、撮影モードへの切り替え操作が行われると、再生モードの終了指示が出されたと判定して、フローチャートの処理を終了する。一方、再生モードの終了指示が出されていないと判定すると、ステップS66に進む。
ステップS66では、次に表示する来歴画像が存在するか否かを判定する。例えば、一連の撮影によって得られた全ての画像を撮影方向画面で表示した場合には、次に表示する来歴画像は存在しないと判定する。また、上述したように、基準画像より新しい来歴画像の数が所定枚数に制限されている場合であって、基準画像より新しい所定枚数の来歴画像を撮影方向画面で表示した場合も、次に表示する来歴画像は存在しないと判定する。次に表示する来歴画像が存在すると判定するとステップS62に戻り、次に表示する来歴画像が存在しないと判定するとステップS67に進む。
ステップS67では、基準画像の切り替え指示があったか否かを判定する。図7を用いて説明したように、基準画像は固定したままとするが、ユーザが基準画像の切り替え指示を出すと、基準画像を切り替える処理を行う。基準画像の切り替え指示はないと判定するとステップS67で待機し、基準画像の切り替え指示があったと判定すると、ステップS61に戻る。
以上、一実施の形態におけるデジタルカメラでは、撮影方向を変化させながら撮影された一連の撮影画像のうち、基準画像と、基準画像以外の他の画像との間の相対的な撮影方向の関係を求める。そして、基準画像を基準として、求めた相対的な撮影方向に応じた位置に、基準画像以外の他の画像の縮小画像を配置した撮影方向画面を作成し、作成した撮影方向画面を表示部19に表示させる。これにより、ユーザは、現在表示中の画像と、過去に撮影した画像との間の撮影方向の関係を容易に把握することができる。
特に、各画像データに付帯している撮影方向情報に基づいて、相対的な撮影方向の関係を求めるので、画像間の相対的な撮影方向の関係を精度良く求めることができる。
また、画面の中央の領域に基準画像を配置するとともに、基準画像の周囲の位置に、基準画像以外の他の画像の縮小画像を配置した撮影方向画面を作成することにより、基準画像と、基準画像以外の他の画像の縮小画像とが重なるのを防いで、視認性の良い撮影方向画面を作成することができる。
また、基準画像上に、基準画像以外の他の画像の縮小画像を配置した撮影方向画面を作成することにより、基準画像を表示画面全体に表示させることができる。
撮影方向画面作成部115は、基準画像の撮影時刻に対して他の画像の撮影時刻が離れているほど、当該他の画像の縮小画像を作成する際の縮小率を大きくするので、基準画像とともに表示する他の画像が複数存在する場合に、画像の新旧を容易に把握することができる。
また、撮影方向画面作成部115は、基準画像の撮影時刻に対して他の画像の撮影時刻が離れているほど、当該他の画像の縮小画像のコントラストまたは輝度を低下させるので、基準画像とともに表示する他の画像が複数存在する場合に、画像の新旧を容易に把握することができる。
また、基準画像以外の他の画像のうち、基準画像の撮影時刻に近い所定枚数の画像を用いて、撮影方向画面を作成することにより、撮影方向画面に含まれる画像の数が多くなり過ぎるのを防ぐことができる。
また、基準画像以外の他の画像のうち、各画像の撮影時刻に応じて、所定枚数の画像を用いて撮影方向画面を作成するとともに、撮影方向画面の作成に用いる画像を一定時間ごとに切り替えることにより、ユーザは、画面変化を連続して確認することができる。
特に、一実施の形態におけるデジタルカメラでは、ライブビュー画像を基準画像とするので、ユーザは、ライブビュー撮影中に、どの方向のどのような被写体を過去に撮影したのかを容易に把握することができる。
また、上述した撮影方向画面は、基準画像に対する相対的な撮影方向に応じて、経過画像を配置するとして説明した。これによれば、例えば基準画像から右方向にずれた画像であれば、基準画像から大きく右にずれた画像でも、少しだけずれた画像と区別なく表示される。ずれた量(移動量)についても、あわせて表現できるように、経過画像の表示位置をずれた量(移動量)に合わせて変化させるようにしてもよい。つまり、大きくずれた画像ほど、基準画像の画面のより端部に表示するようにしてもよい。
なお、上述した一実施の形態の説明では、画像再生装置が行う処理としてハードウェアによる処理を前提としていたが、このような構成に限定される必要はない。例えば、コンピュータにて、ソフトウェア処理を行う構成とすることも可能である。この場合、コンピュータは、CPU、RAM等の主記憶装置、上記処理の全て或いは一部を実現させるためのプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を備えている。ここでは、このプログラムを画像再生プログラムと呼ぶ。そして、CPUが上記記憶媒体に記憶されている画像再生プログラムを読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、上述の画像再生装置と同様の処理を実現させる。
ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、この画像再生プログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該画像再生プログラムを実行するようにしても良い。
本発明は、上記実施形態にそのまま限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素の幾つかの構成要素を削除してもよい。
上述した一実施の形態では、再生装置を搭載したカメラをデジタルカメラとして説明したが、動画再生機能を有するカメラであれば、ビデオカメラやムービーカメラでもよく、さらに、携帯電話や携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assist)、ゲーム機器等に内蔵されるカメラでもよい。
デジタルカメラ1が方向画面表示モードに設定されており、かつ、スライドショー表示に設定されていない場合、表示部19に表示される撮影方向画面は、所定時間ごとに切り替わるものとして説明したが、ユーザが操作部13を操作することによって、撮影方向画面を切り替えるようにしてもよい。