JP5790093B2 - 積層シート及び発泡積層シートの製造方法 - Google Patents
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Description
1. 基材、樹脂層a及び樹脂層bを有する積層シートの製造方法であって、
(1)基材上に、前記樹脂層aを前記基材の幅以下の幅で形成する工程1、
(2)前記樹脂層a上に、前記樹脂層bを前記基材の幅より大きな幅で形成する工程2、
(3)前記樹脂層bの両端部であって、前記基材の幅に対応する部分からはみ出している領域を、当該領域の一部が残るように切除する工程3、並びに
(4)前記基材及び前記樹脂層bの両端部が揃うように、前記基材及び前記樹脂層bの両端部を切除する工程4、
を順に含む、積層シートの製造方法。
2. 前記工程3によって切除された樹脂層bを、前記工程2の樹脂層bの一部として再利用する、上記項1に記載の積層シートの製造方法。
3. 前記工程4が、前記基材、前記樹脂層a及び前記樹脂層bの両端部が揃うように、前記基材、前記樹脂層a及び前記樹脂層bの両端部を切除する工程である、上記項1又は2に記載の積層シートの製造方法。
4. 前記樹脂層aが、発泡剤含有樹脂層を有する、上記項1〜3のいずれかに記載の積層シートの製造方法。
5. 工程1又は工程4の後において、前記発泡剤含有樹脂層を発泡させる工程を含む、上記項4に記載の発泡積層シートの製造方法。
6. 工程4の後にエンボス処理を行う、上記項5に記載の発泡積層シートの製造方法。
(1)基材上に、前記樹脂層aを前記基材の幅以下の幅で形成する工程1、
(2)前記樹脂層a上に、前記樹脂層bを前記基材の幅より大きな幅で形成する工程2、
(3)前記樹脂層bの両端部であって、前記基材の幅に対応する部分からはみ出している領域を切除する工程3、並びに
(4)前記基材及び前記樹脂層bの両端部が揃うように、前記基材及び前記樹脂層bの両端部を切除する工程4、
を順に含むことを特徴とする。
工程1では、基材上に、樹脂層aを前記基材の幅以下の幅で形成(積層)する。
基材は、積層シートの基材として適した機械強度、耐熱性等を有する限り特に限定されず、例えば、樹脂シート、繊維質シート(例えば、紙、不織布等)などが一般に使用できる。
本発明における樹脂層aの構成は限定的ではなく、1層又は2層以上の樹脂層を包含する。例えば、非発泡樹脂層の単層からなる樹脂層a、発泡剤含有樹脂層の単層からなる樹脂層a、発泡剤含有樹脂層及び非発泡樹脂層が積層された複数層からなる樹脂層a、等が例示される。なお、本発明において、樹脂層aが発泡剤含有樹脂層を有する場合、後述する発泡工程を経て発泡積層シートが得られる。
本発明において、発泡剤含有樹脂層上に非発泡樹脂層iを形成した場合、発泡剤含有樹脂層を保護することができる。
発泡剤含有樹脂層は、少なくとも樹脂成分及び発泡剤を含む。発泡剤含有樹脂層は、後述する発泡工程によって発泡樹脂層を形成する。
亜鉛化合物の含有量は樹脂成分100重量部に対して、0.001〜20重量部程度が好ましく、0.001〜10重量部程度がより好ましい。
基材と発泡剤含有樹脂層との間に非発泡樹脂層iiを形成することができる。特に、非発泡樹脂層iiが接着剤層として形成される場合は、基材と発泡樹脂層との優れた密着性が得られる。
樹脂層aを形成する方法としては、特に限定されず、例えば、Tダイ押出し機による単層押出し、多層同時押出し等が挙げられる。特に、本発明においては、複数種の溶融樹脂を同時に押出すことにより複数層の同時製膜が可能なフィードブロックタイプやマルチマニホールドタイプのTダイを使用することができるが、各層の流動性に違いがある場合は、マルチマニホールドタイプが好適に使用できる。
樹脂層aについては、以上の通り非発泡樹脂層i、発泡剤含有樹脂層及び非発泡樹脂層iiからなる樹脂層を代表例として述べたが、その他の形態であってもよい。
工程2では、樹脂層a上に、樹脂層bを基材の幅より大きな幅で形成(積層)する。
本発明における樹脂層bの構成は限定的ではなく、1層又は2層以上の樹脂層を包含する。
樹脂層bは、樹脂層aと同様の方法で形成することができる。例えば、Tダイ押出し機による単層押出し、多層同時押出し等が挙げられる。
工程3では、樹脂層bの両端部であって、基材の幅に対応する部分からはみ出している領域を切除する。
工程4では、基材及び樹脂層bの両端部が揃うように、基材及び樹脂層bの両端部を切除する。これにより、樹脂層bが製造ライン中のロールに巻きつくことを防ぐことができ、製品として適した積層シートを得ることができる。工程4で得られた切除部は、樹脂層aを含んでもよい。
本発明では、上記工程1〜工程4に加えて、以下の各処理を行うことができる。ここで、上記各工程間については、便宜的に直前の工程後で表すものとする。例えば、「工程1の後」とは、工程1の後かつ工程2の前(工程1と工程2の間)を指すものとする。他の工程間についても同様とする。
(装飾層)
樹脂層a又は樹脂層bの上には、必要に応じて後述する装飾層(絵柄模様層)を形成してもよい。装飾層は、積層シートに意匠性を付与する。樹脂層a上に形成する場合、工程1の後において形成することができる。樹脂層b上に形成する場合、工程2〜4のいずれかの工程の後において形成することができる。
本発明では、樹脂層bの上に表面保護層を形成することができる。また、樹脂層bの上面に装飾層がある場合は当該装飾層の上に形成することもできる。表面保護層は、艶を調整するか、または装飾層若しくは樹脂層bの保護をする。表面保護層の形成は、工程2〜4の後のいずれの工程後において形成することができるが、工程3又は4の後に行うことが好ましい。
本発明では、樹脂層aが発泡剤含有樹脂層を有する場合、当該発泡剤含有樹脂層に電子線を照射して溶融張力を高めてから当該層を発泡させることができる。これにより樹脂成分を架橋して発泡樹脂層の表面強度、発泡特性等を調整することができる。電子線照射はいずれの工程の後において行うことができるが、樹脂層bの再利用の観点から、工程1又は4の後に行うことが好ましい。
電子線は、おもて面側から裏面側に向けて照射してもよく、また裏面側からおもて面側に向けて照射してもよい。なお、本明細書において、おもて面側とは樹脂層b側をいい、裏面側とは基材側をいう。
本発明では、樹脂層aが発泡剤含有樹脂層を有する場合、当該発泡剤含有樹脂層を発泡させることによって、本発明の発泡積層シートを得ることができる。発泡処理は、いずれの工程の後において行うことができるが、工程1又は4の後に行うことが好ましい。
本発明では、表面(おもて面)に適宜エンボス模様を付してもよい。
970mm幅の紙パルプ(NI−65AK、日本製紙株式会社)からなる基材上に、下記組成の非発泡樹脂層iiを形成するための樹脂組成物(非発泡樹脂組成物ii)、発泡剤含有樹脂層を形成するための樹脂組成物(発泡剤含有樹脂組成物)及び非発泡樹脂層iを形成するための樹脂組成物(非発泡樹脂組成物i)を、3種3層マルチマニホールドTダイ押出し機を用いて同時に製膜し、各々5μm、60μm、5μmの厚さとなるように非発泡樹脂層ii、発泡剤含有樹脂層及び非発泡樹脂層iからなる樹脂層(樹脂層a)を形成した。この時の押出し条件について、非発泡樹脂層iiはシリンダー温度100℃、発泡剤含有樹脂層はシリンダー温度120℃、非発泡樹脂組成物iは130℃とし、いずれもダイス温度は120℃とした。その後、前記3層からなる樹脂層aの幅が960mmとなるように前記樹脂層aの両端部を切除した後、紙幅の内側に収まるように非発泡樹脂層iiの面に基材を積層し、積層シート中間体を得た。なお、基材への積層は、基材面を120℃に加熱してラミネートロールを通して貼り合わせた。
樹脂層bを貼り合わせた後、前記樹脂層bのはみ出した部分のうち、それぞれ32mm幅を切除した以外は、実施例1と同様にして、本発明の積層シート及び発泡積層シートを得た。
切除された両端部からそれぞれ4mm幅をさらに切除することを行わない以外は、実施例1と同様にして、本発明の積層シート及び発泡積層シートを得た。
実施例及び比較例で得られた切断部(切断された部分)のうち、再利用できない部分(いわゆる廃棄物)の1000m当たりの重量(g/1000m)を算出した。
実施例及び比較例で作製した積層シートを連続的に製造する場合における生産性を評価した。安定して連続的に積層シートを製造できる場合を○と評価し、安定して連続的に積層シートを製造できない場合を×と評価した。
Claims (6)
- 基材、樹脂層a及び樹脂層bを有する積層シートの製造方法であって、
(1)基材上に、前記樹脂層aを前記基材の幅以下の幅で形成する工程1、
(2)前記樹脂層a上に、前記樹脂層bを前記基材の幅より大きな幅で形成する工程2、
(3)前記樹脂層bの両端部であって、前記基材の幅に対応する部分からはみ出している領域を、当該領域の一部が残るように切除する工程3、並びに
(4)前記基材及び前記樹脂層bの両端部が揃うように、前記基材及び前記樹脂層bの両端部を切除する工程4、
を順に含む、積層シートの製造方法。 - 前記工程3によって切除された樹脂層bを、前記工程2の樹脂層bの一部として再利用する、請求項1に記載の積層シートの製造方法。
- 前記工程4が、前記基材、前記樹脂層a及び前記樹脂層bの両端部が揃うように、前記基材、前記樹脂層a及び前記樹脂層bの両端部を切除する工程である、請求項1又は2に記載の積層シートの製造方法。
- 前記樹脂層aが、発泡剤含有樹脂層を有する、請求項1〜3のいずれかに記載の積層シートの製造方法。
- 工程1又は工程4の後において、前記発泡剤含有樹脂層を発泡させる工程を含む、請求項4に記載の発泡積層シートの製造方法。
- 工程4の後にエンボス処理を行う、請求項5に記載の発泡積層シートの製造方法。
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