JP5786228B2 - 電気コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、互いに嵌合可能なコネクタの組から成る電気コネクタ、更に言えば、それらコネクタの嵌合をロックすることができる電気コネクタに関する。
パーソナルコンピュータや携帯電子機器類の小型化に伴って、電子部品の小型化が進んでいる。電子部品の小型化が進むにつれて、その取り扱いも困難になっている。このような電子部品として、例えば、細線同軸ケーブルコネクタがある。
図13に、特開2011−138687号に開示された従来の細線同軸ケーブルコネクタの一例を斜視図で示す。このコネクタは、垂直方向において嵌合されるプラグコネクタ120(図13の(a))とリセプタクルコネクタ110(図13の(b))の組から成る。嵌合時には、水平方向に延在するプラグコネクタ120の底面と、水平方向に延在するリセプタクルコネクタ110の上面とが、互いに突き合わされる。例えば、リセプタクルコネクタ110は基板に固定して使用することができ、プラグコネクタ120は、この固定されたリセプタクルコネクタ110に対して着脱自在な状態で使用される。
これらプラグコネクタ120とリセプタクルコネクタ110は、共に、長手方向に沿って延びている。プラグコネクタ120の水平方向における後側には、長手方向に沿って複数の細線同軸ケーブルSCの一端が複数整列された状態で取り付けられている。また、プラグコネクタ120の長手方向両端部の横側面外壁には、導電性シェル122を利用してロック穴部122gが設けられ、これに対応して、リセプタクルコネクタ110の長手方向両端部の横側面内壁には、導電性シェル112を利用してロック突起部112g、112hが設けられている。
プラグコネクタ120とリセプタクルコネクタ110の嵌合時には、リセプタクルコネクタ110のロック穴部122gに、プラグコネクタ120のロック突起部112g、112hが入り込み、この係合関係によって嵌合状態が保持されることになる。
特開2011−138687号
例えば、メンテナンス等のために、プラグコネクタ120とリセプタクルコネクタ110のロックを解除する必要が生じることがある。この場合は、できる限りスムーズにロックが解除されることが好ましい。
一方、意図せず、事故的に、ロックが解除されてしまうこともある。特に、細線同軸ケーブルコネクタのような小型のコネクタにおいては、プラグコネクタ120に取り付けられたケーブルを誤って指に引っ掛けて、上方に持ち上げてしまうことで、比較的簡単にロックが解除されてしまう。従って、このような場合には、できる限りロックは解除されないことが望ましい。
本発明は、これら矛盾する2つの要求を満足させるものであり、プラグコネクタとリセプタクルコネクタのロックを意図的に解除するとき、更に言えば、ケーブルが取り付けられた後側とは反対側の前側においてプラグコネクタにロックを解除する方向に力が働いたときは、ロックはスムーズに解除され、その一方で、例えば、ケーブルに指を引っ掛けて誤ってロックを解除しそうになったとき、別言すれば、ケーブルが取り付けられた後側においてプラグコネクタにロックを解除する方向に力が働いたときは、ロックが解除されにくい、コネクタを提供することを目的とするものである。
本発明の一つの態様によれば、第一コネクタと第二コネクタの組から成る電気コネクタであって、前記第一コネクタと前記第二コネクタは、水平方向に延在する前記第一コネクタの底面と水平方向に延在する第二コネクタの上面とを垂直方向に互いに突き合わせることによって嵌合させることができるようになっており、前記第一コネクタの前記水平方向における一側にはケーブルの一端が取り付けられており、前記第一コネクタの前記水平方向における一側と他側との間の横側面には、前記第一コネクタと前記第二コネクタの嵌合時に前記第一コネクタと前記第二コネクタをロックする第一ロック部が設けられており、前記第二コネクタには、前記第二コネクタの前記水平方向における一側と他側との間の横側面であって前記第一ロック部の対応位置に前記第一コネクタと前記第二コネクタの嵌合時に前記第一コネクタの第一ロック部とロックされる第二ロック部が設けられており、前記第一ロック部と前記第二ロック部のいずれか一方に前記横側面から横方に突出した凸部が設けられており、これに対応して、前記第一ロック部と前記第二ロック部の他方に前記横側面から横方に窪んだ凹部が設けられており、前記第一コネクタと前記第二コネクタの嵌合時に前記凸部が前記凹部に嵌まって、前記第一コネクタと前記第二コネクタが互いにロックされるようになっており、前記第一コネクタと前記第二コネクタが互いにロックされた後にそれらのロックを解除する方向に力が働いたときは、前記凸部と前記凹部がそれらの一部において互いに衝突して前記解除する力に対して抗力が生じるようになっており、前記凸部と前記凹部の前記他側における抗力が、前記一側における抗力よりも、小さくなっている電気コネクタ、及び、このような電気コネクタに用いる第二コネクタが提供される。
この構成によれば、ケーブルが取り付けられた一側とは反対側の他側において第一コネクタにロックを解除する方向に力が働いたときは、ロックはスムーズに解除され、逆に、ケーブルが取り付けられた一側において第一コネクタにロックを解除する方向に力が働いたときは、ロックが解除されにくくなる。
尚、前記凸部の衝突部分は、前記凹部に嵌まった前記凸部の出っ張りの下辺部周辺であってもよく、上記の抗力は、該出っ張りの下辺部の角部を、前記他側では面取りし、前記一側では面取りしないことによって生じさせてもよい。
また、上記の抗力を、前記凹部の衝突部分の前記他側にのみ、前記凸部の側に向って傾斜する傾斜面を設けることによって生じさせてもよいし、また、前記凹部の衝突部分に、前記凸部の側に向って傾斜する傾斜面を設け、前記他側における傾斜面の傾斜角を、前記一側における傾斜斜面の傾斜角より、小さく設定することによって生じさせてもよい。
上記電気コネクタにおいて、前記第一コネクタの前記他側には前記第一コネクタを前記第二コネクタから垂直方向に引き離して前記第一コネクタ)と前記第二コネクタのロックを解除することができる引離部材が設けられていてもよい。
このような引離部材を設けることにより、第一コネクタと第二コネクタのロックの解除が容易になる。
尚、前記第一コネクタは長手方向に延びていてもよく、前記引離部材は、前記第一コネクタの前記他側の側面であって前記第一コネクタの長手方向における中央に設けられていてもよい。
上記電気コネクタにおいて、前記ケーブルは、前記第一コネクタの長手方向に沿って前記第一コネクタに複数整列されており、前記第一コネクタの前記第一ロック部は、前記第一コネクタの長手方向両端部の横側面外壁に設けられており、前記第二コネクタの前記第二ロック部は、前記第二コネクタの長手方向両端部の横側面内壁に設けられていてもよい。
このような構成によれば、第一コネクタは、少なくともその長手長手方向において、その全体が第二コネクタの内部にすっぽりと収容されることになり、従って、第一コネクタを第二コネクタに取り付ける際に、第一コネクタに対する第二コネクタの位置を容易に確認することができ、第一コネクタと第二コネクタを誤った向きで嵌合させることによってそれらの端子等を座屈させてしまうといった問題を効果的に防止することができる。
また、上記電気コネクタにおいて、前記第一コネクタの第一ハウジングの底面には、前記第一コネクタと前記第二コネクタの嵌合側に突出した突出部が、前記第二コネクタの第二ハウジングの上面には前記突出部に対応して、前記第一コネクタと前記第コネクタの嵌合側に開口された開口部がそれぞれ設けられており、前記第一コネクタと前記第二コネクタの嵌合時に、前記突出部が前記開口部に挿入されて、前記一側と前記他側のそれぞれにおいて、前記突出部の外壁と前記開口部の内壁とが、互いに接触するようになっており、前記一側における前記突出部の外壁と前記開口部の内壁には、それらの距離が前記開口部の入り口に接近するにつれて大きくなるようにテーパーが設けられていてもよい。
この構成によれば、ケーブルが取り付けられた一側とは反対側の他側において第一コネクタにロックを解除する方向に力が働いたときは、ロックはスムーズに解除され、逆に、ケーブルが取り付けられた一側において第一コネクタに嵌合を解除する方向に力が働いたときは、ロックは解除されにくくなる。
尚、前記テーパーは、前記突出部の外壁に設けられていてもよい。
また、前記第一ロック部には前記凸部が形成され、前記第二ロック部には前記凹部が形成されていてもよい。
更に、前記第一ロック部の前記凸部は、前記第一コネクタの前記第一ハウジングの外部を覆う第一シェルを利用して形成され、前記第二ロック部の前記凹部は、前記第二コネクタの前記第二ハウジングの外部を覆う第二シェルを利用して形成されていてもよい。
本発明によれば、ケーブルを取り付けられた一側とは反対側の他側においてプラグコネクタにロックを解除する方向に力が働いたときは、ロックはスムーズに解除され、逆に、ケーブルが取り付けられた一側においてプラグコネクタにロックを解除する方向に力が働いたときは、ロックが解除されにくい、コネクタが提供される。
本発明の一実施形態によるケーブル側コネクタと基板側コネクタの嵌合前の状態を示す上側斜視図である。 本発明の一実施形態によるケーブル側コネクタと基板側コネクタの嵌合後の状態を示す平面図である。 図2のA−A線断面図である。 図2のB−B線概略断面図である。 本発明の一実施形態によるケーブル側コネクタの側面図である。 図1の基板側コネクタの部分拡大図である。 図6のC−C線断面図である。 ロック片の拡大正面図である。 図2のD−D線断面図である。 図2のE−E線断面図である。 ケーブル側コネクタの変形例である。 従来の細線同軸ケーブルコネクタを示す斜視図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の好適な一つの実施形態について説明する。
本発明の電気コネクタ1は、互いに垂直方向に嵌合可能なケーブル側コネクタ100と基板側コネクタ300の組から成る。図1は、これらケーブル側コネクタ100と基板側コネクタ300の嵌合前の状態を示す上側斜視図、図2は、それらの嵌合後の状態を示す平面図である。嵌合時には、水平方向(図1の「Y」方向)に延在するプラグコネクタ120の底面と、同様に水平方向に延在するリセプタクルコネクタ110の上面とが、互いに突き合わされる。
ケーブル側コネクタ100と基板側コネクタ300は共に、長手方向(図1の「X」方向)に延長された状態で設けられており、この長手方向において左右対称形状を有する。ケーブル側コネクタ100と基板側コネクタ300が嵌合されたとき、ケーブル側コネクタ100は、少なくともその長手方向において、その全体を基板側コネクタ300の内部にすっぽり収容される。この場合、ケーブル側コネクタ100と基板側コネクタ300を嵌合させる際に、基板側コネクタ300に対するケーブル側コネクタ100の位置を容易に確認することができるため、それらを誤った向きで嵌合させて端子を座屈させてしまうといった問題を効果的に防止できる。但し、本発明はこの態様に限らず、ケーブル側コネクタがその長手方向において基板側コネクタの全体を収容する態様のものであってもよい。
ケーブル側コネクタ100の水平方向における後側(図1の「Y2」側)の側面に、長手方向に沿って、複数のケーブル4の一端が整列保持されている。ケーブル側コネクタ100は、これら複数のケーブル4の一端を保持した状態で、配線基板(図示せず)に実装された基板側コネクタ300に垂直方向(図1の「Z」方向)に嵌合される。基板側コネクタ300は、基板接続部314や端子350を配線基板に半田付けすることによって固定されている。
ケーブル側コネクタ100と基板側コネクタ300を嵌合させた後であっても、ケーブル側コネクタ100を基板側コネクタ300から垂直方向に引き離して嵌合を解除することができる。作業を容易にするため、引離部材としてのプルタブ8を設けてもよい。プルタブ8を設けた場合には、プルタブ8を上方(図1の「Z1」方向)に引っ張り上げるだけで、ケーブル側コネクタ100と基板側コネクタ300の嵌合を容易に解除することができる。
プルタブ8は、例えば、図示のように、ケーブル側コネクタ100の長手方向における中央であって、ケーブル側コネクタ100の水平方向における前側(図1の「Y1」側)の側面に設けられてもよい。但し、必ずしもそのような位置に設ける必要はなく、例えば、ケーブル側コネクタの長手方向における左右側、或いは、ケーブル側コネクタ100の水平方向における前側の上面に設けられていてもよい。プルタブ8は、例えば、セロハンのような柔軟性のある材料で形成されているのが好ましく、PS、糸、紐等で形成されていてもよい。また、その形状は、テープ形状に限らず、例えば紐状等その他の形状であってもよい。尚、プルタブ8を用いずに、例えば、ケーブル側コネクタ100の突出部15や凸部29に指を引っ掛けることによって、ケーブル側コネクタ100を基板側コネクタ300から取り外すこともできる。
図3に、図2のA−A線断面図、即ち、ケーブル側コネクタ100と基板側コネクタ300のそれぞれの中心線断面を示す。ケーブル側コネクタ100は、樹脂を一体成形することによって形成されたハウジング20と、該ハウジング20によって保持された複数の端子21、該ハウジング20の上側を覆う上シェル10、及び該ハウジング20の下側を覆う下シェル30を有する。
各端子21には、グランドバー5を利用して整列させた複数のケーブル4のそれぞれの芯線4aが、ハンダ32により電気的に接続される。ケーブル4として、同軸ケーブルや通常の電線を使用することができる。尚、図3では、一例としてケーブル4が同軸ケーブルである場合を示しているが、これに限定されるものではない。
上シェル10及び下シェル30は、例えば、平板状(板状)の導電性金属(ステンレス等)板を、金型で打ち抜き、その後、折り曲げ、打ち出し等を施すことによって成形される。特に上シェル10は、ケーブル側コネクタ100の長手方向(図1の「X」方向)に延びる本体部11と、この本体部11の長手方向の両側端部から下側(図1の「Z2」側)に向かって折り曲げられた第1係止片12、第2係止片13、更に、前側(図1の「Y1」側)において下側(図1の「Z2」側)に向けて折り曲げられた前壁片14を有する。
第1係止片12と第2係止片13は、ケーブル4の伸長方向(ここでは図1の「Y」方向)において互いに異なる位置に形成され、また、長手方向(図1の「X」方向)においても互いに異なる位置に形成される。第1係止片12は、伸長方向にあっては第2係止片13に対してケーブル4の伸長側(ここでは図1の「Y2」側)の位置に設けられ、また、長手方向(図1の「X」方向)にあっては第2係止片13に対して内側(端子21側)の位置に設けられる。第1係止片12は、下シェル30およびハウジング20の所定の被係止部に対して引っ掛かるようになっている。第2係止片13には、基板側コネクタ300の所定部分(311)が嵌り合うためのロック孔(貫通孔)13bが形成されている。
前壁片14には複数の貫通孔14b、14cが設けられている。貫通孔14bには、ハウジング20の凸部29aが嵌め込まれ、これによって上シェル10とハウジング20をより強固に固定することができるようになっている。貫通孔14cを設けているため、上シェル10とハウジング20を固定した後も、プルタブ8を取り付けるための貫通孔14c’が確保される。ユーザは、この貫通孔14c’を利用して、自由にプルタブ8を取り付けることができる。
基板側コネクタ300は、樹脂を一体成形することによって形成されたハウジング330と、該ハウジング330の下側から上側(図1の「Z1」側)に向って挿入、取り付けられる端子350、及び該ハウジング330を覆うように取り付けられる金属製のシェル310を有する。
端子350は、基板接続部351と、ハウジング330への挿入部352、更に、U字状の相手端子との接触部353、354を含み、基板側コネクタ300とケーブル側コネクタ100の嵌合時に、ケーブル側コネクタの対応端子(端子21)と接触して導通される。また、この接触を通じて、ケーブル4は基板側コネクタ300の各端子350と導通される。
基板側コネクタ300のハウジング330は、長手方向(図1の「X」方向)に延びており、ケーブル側コネクタ100の端子21と同じ間隔(ピッチ)で端子350を保持する。ハウジング330の上面には、ケーブル側コネクタ100との嵌合側に開口された開口部381が設けられており、これに対応して、ケーブル側コネクタ100のハウジング20の底面には、基板側コネクタ300との嵌合側に突出した突出部38が設けられている。ケーブル側コネクタ100と基板側コネクタ300が嵌合したとき、ケーブル側コネクタ100の突出部38は、基板側コネクタ300の開口部381に挿入され、更に、基板側コネクタ300の開口部381に設けた嵌合凸部380は、ケーブル側コネクタ100の突出部38に設けた嵌合凹部37に嵌まる。このとき、基板側コネクタ300に設けた端子350のU字の接触部354と353の隙間358に、ケーブル側コネクタ100に設けた端子21が挟み込まれ、複数のケーブル4のそれぞれと基板配線の所定部分とが電気的に接続される。更に、基板側コネクタ300のシェル310の外側面とケーブル側コネクタ100の所定部分が接触し、また、基板側コネクタ300のシェル310の一部312とケーブル側コネクタ100の下シェル30も接触する。これらシェル間の接触により、シールド性を向上させることができるようになっている。
シェル310は、例えば、平板状(板状)の導電性金属(ステンレス等)板を、金型で打ち抜き、その後、折り曲げ等することによって成形される。シェル310の長手方向における両端部の内側面には、打ち出しによってロック突起311が、ロック片313によって長手方向(図1の「X」方向)に変位可能な状態で設けられる。基板側コネクタ300とケーブル側コネクタ100の嵌合時には、ロック突起311が、ケーブル側コネクタ100の各外側面に設けられたロック孔13bに嵌まることによって両コネクタ間でのロックが実現される。
図4に、図2のB−B線概略断面図、更に言えば、ケーブル側コネクタ100の突出部38が基板側コネクタ300の開口部381に挿入されたときの状態を示す。ケーブル側コネクタ100の突出部38が基板側コネクタ300の開口部381に挿入されたとき、ケーブル側コネクタ100の前側(接触面「h」側)と後側(接触面「g」側)のそれぞれにおいて、ケーブル部側コネクタ100の突出部38の外壁18と、基板側コネクタ300の開口部318の内壁340とが、ケーブル側コネクタ100の長手方向において互いに接触する。
ケーブル側コネクタ100の特に後側の開口部381の入り口付近に注目すれば、突出部38の外壁18には、テーパー338が設けられており、このテーパー338を設けることによって、突出部38の外壁18と開口部318の内壁340との間の距離「d」が、開口部381の入り口付近に接近するにつれて大きくなっている。このようなテーパー338を設けることによって、以下の効果が得られる。
例えば、図4の(a)に示すように、プルタブ(特に図示していないが図1等に示したものと同じものと考えてよい)を利用してケーブル側コネクタ100を前側において意図的に上方(図示矢印「e」方向)に持ち上げて、ケーブル側コネクタ100を基板側コネクタ300から引き離した場合、プルタブはケーブル側コネクタ100の前側に設けられていることから回転の中心は該プルタブよりも後側となり、この結果、ケーブル側コネクタ100の突出部38の外壁18と基板側コネクタ300の開口部381の内壁340の接触面のうち、特に、後側の接触面「g」に、前側の接触面「h」よりも大きな力が加わることになる、つまり、ケーブル側コネクタ100は、その後側「g」において、前側「h」よりも、基板側コネクタ300から取り外されにくい状態となる。しかしながら、このような場合であっても、後側の接触面「g」にはケーブル側コネクタ100の突出部38の外壁18にテーパー338が設けられていることから、図4の(b)に示すように、ケーブル側コネクタ100は、このテーパー338を利用して前側から後側へと若干傾けられ、従って、ケーブル側コネクタ100を基板側コネクタ300から比較的スムーズに取り外すことができる。尚、図4の(b)は説明の都合上、効果を誇張して記載されている点にご注意いただきたい。
一方、図4の(c)に示すように、意図せず、事故的に、ケーブル4を通じて、ケーブル側コネクタ100に、該ケーブル側コネクタ100を基板側コネクタ300から引き離す方向(図示矢印「f」方向)に力が働いた場合には、ケーブル4はケーブル側コネクタ100の後側に設けられていることから回転の中心は該ケーブル4よりも前側となり、この結果、ケーブル側コネクタ100の突出部38の外壁18と基板側コネクタ300の開口部381の内壁340の接触面のうち、特に、前側の接触面「h」に、後側の接触面「g」に比べて、より大きな力が加わることになる、つまり、ケーブル側コネクタ100は、その前側「h」において、後側「g」よりも、基板側コネクタ300から取り外され易い状態となる。しかしながら、このような場合であっても、前側の接触面「h」においては、ケーブル側コネクタ100の突出部38の外壁18は、基板側コネクタ300の開口部381の内壁340とその全範囲において接触していることから、ケーブル側コネクタ100が、後側から前側へと傾きづらい状態とされており、この結果、ケーブル側コネクタ100の基板側コネクタ300からの不所望な抜けを防止することができる。
尚、本実施形態では、テーパーをケーブル側コネクタ100の突出部38の外壁18に設けることとしているが、基板側コネクタ300の開口部381の内壁340にテーパーを設けることによって、同様の効果が得られることは勿論である。本発明はそのような変形例をも含む。
図5に、ケーブル側コネクタ100の側面図、図6に、図1の基板側コネクタ300の「C」部分における部分拡大図、図7に、図6のC−C線断面図、換言すれば、基板側コネクタ300だけの断面図を、更に、図8に、図7の一部部分(ロック片313)の拡大図をそれぞれ示す。明らかなように、これら図5乃至図8は、嵌合前のケーブル側コネクタ100と基板側コネクタ300それぞれ状態を示している。
これに対し、図9、図10は、ケーブル側コネクタ100と基板側コネクタ300の嵌合後の状態を示すものであって、図9は、図2のD−D線断面図、換言すれば、図7に相当する断面図であって、基板側コネクタ300とケーブル側コネクタ100の嵌合後の状態を示す図、図10は、図2のE−E線断面図、換言すれば、基板側コネクタ300とケーブル側コネクタの嵌合後におけるそれらのロック機構を示す断面図である。
図5によく示されるように、ケーブル側コネクタの水平方向における前側と後側との間、例えば、ケーブル側コネクタ100の長手方向両端部の横側面外壁に、ケーブル4の伸長方向(図1の「Y」方向)に沿って第2係止片(第一ロック部)13が設けられている。この第2係止片13の先端(図1のZ2側)には、ケーブル側コネクタ100の本体側に向って傾斜した傾斜面22が設けられている。この傾斜面22と、基板側コネクタ300のロック片313に設けたロック突起311の上部テーパー317との接触を通じて、ケーブル側コネクタ100を、基板側コネクタ300の所定位置にスムーズに案内することができる。図10によく示されるように、傾斜面22の傾斜の向きや傾斜角は、上部テーパー317の傾斜面を考慮したものとなっている。尚、図8等によく示されるように、ロック突起311には、この上部テーパー317に加えて、横後側テーパー318、横前側テーパー319、及び底側テーパー322が、ロック突起311の最突部315を取り囲むように配置されている。尚、図10より明らかなように、底側テーパー322の下側の壁323は、ケーブル側コネクタ100と基板側コネクタ300の嵌合時には略垂直の向きとなる。
図5、図9及び図10によく示されるように、第2係止片13の略中央にロック孔13bが設けられている。ロック孔13bは、ハウジング20の外部を覆う上シェル10に設けた貫通孔と、この貫通孔の片側を覆うハウジング20とを用いて、凹部状に形成されている。但し、凹状の形状となっていれば足り、ハウジング20によって覆うことなく、上シェル10の貫通孔だけで形成してもよい。ロック孔13bは、ケーブル側コネクタ100の横側面において、該横側面から横方、即ち、基板側コネクタ300の対応するロック突起(凸部)311側に窪んだ形状を有しており、ケーブル側コネクタ100と基板側コネクタ300の嵌合時には、このロック孔13bに、基板側コネクタ300のロック片313(第二ロック部)に設けられたロック突起311が嵌まることになる。ロック突起311とロック孔13bのロックがスムーズに解除されるように、ロック孔13bの下辺部17a、特に、その前側及び後側の角部17b、17c付近をも含めた、ロック孔13bの周辺縁部に、ケーブル側コネクタ100の前側から後側の全領域にかけて、ロック突起311側に向って傾斜する傾斜面28を設けてもよい。尚、角部17b、17cの傾斜面は、凹部13bの側壁27b27c側にまで延びている。
図9、図10によく示されるように、ケーブル側コネクタ100の第二係止片(第一ロック部)13に対応して、該第二係止片13の対応位置、即ち、基板側コネクタ300の水平方向における前側と後側との間、例えば、基板側コネクタ300の長手方向両端部の横側面内壁に、ケーブル4の伸長方向(図1の「Y」方向)に沿ってロック片(第二ロック部)313が設けられている。ケーブル側コネクタ100と基板側コネクタ300の嵌合時に、これらのロック片313は、ケーブル側コネクタ100の第2係止片(第一ロック部)13とロックされる。ロック片313の略中央付近には、基板側コネクタ300のハウジング330の外部を覆うシェル310を利用して凸状のロック突起311が形成されている。このロック突起311は、基板側コネクタ300の横側面において、該横側面から横方、即ち、ケーブル側コネクタ100の対応するロック孔(凹部)13b側に突出した形状を有し、ケーブル側コネクタ100と基板側コネクタ300の嵌合時に、ケーブル側コネクタ100のロック孔13bに嵌まるようになっている。尚、図6、図7に示すように、基板側コネクタ300のハウジング330に、開口部381に向って傾斜するテーパー335、336、337を設けてもよい。これらのテーパー335、336、337を設けることにより、これらのテーパー335、336、337と、ケーブル側コネクタ100の突出部38の下側に設けた案内突起25との接触を通じて、突出部38を開口部381に導くようにして、基板側コネクタ300とケーブル側コネクタ100の嵌合をよりスムーズにすることができる。
図9、図10等によく示されるように、基板側コネクタ300の凸部であるロック突起311は、ケーブル側コネクタ100の凹部であるロック孔13bに嵌まってそこに係止される。ロック突起311がロック孔13bに係止されることにより、ケーブル側コネクタ100と基板側コネクタ300は互いにロックされる。ロック片313は、上シェル10の一部によって形成されているため、金属によるバネ性を有しており、ケーブル側コネクタ100に向って弾性的に常時押し付けられた状態とされている。この弾性作用を利用して、ロック片313に設けられたロック突起311は、ケーブル側コネクタ100と基板側コネクタ300の嵌合時に、ロック孔13bにパチンと嵌まる。ケーブル側コネクタ100と基板側コネクタ300のロックは、ロック片313の弾性作用等を利用してロック突起311をロック孔13bから取り除かない限り維持される。
ロック後に、ケーブル側コネクタ100と基板側コネクタ300のロックを解除する方向に力が働いた場合、ロック突起311の一部、即ち、ロック孔13bに嵌まったロック突起311の出っ張りの下辺部321周辺、特に、その両端の角部付近と、ロック孔13bの一部、即ち、ロック孔13bの下辺部17a周辺、特に、その両端の角部17b、17c付近とが互いに衝突し、この解除する力に対して抗力が生じる。
ケーブル側コネクタ100と基板側二コネクタ300のロックが解除される場合として、主に2つのケースが考えられる。図4の(a)を参照して説明したように、プルタブを利用してケーブル側コネクタ100と基板側コネクタ300が意図的に引き離される場合、もう一つは、図4の(c)を参照して説明したように、意図せず、事故的に、ケーブル4を通じてケーブル側コネクタ100が基板側コネクタ300から引き離されてしまう場合である。
当然に、前者の場合には、よりスムーズにロックが解除され、後者の場合には、ロックの解除が妨げられるのが好ましい。このため、本発明では、ロック突起311とロック孔13bとの、ケーブル側コネクタ100の前側における抗力が、その後側における抗力よりも、小さく設定されている。
主に図9、図10を参照して、所望の抗力を生じさせるための一つの構成例を説明する。この構成例では、基板側コネクタ300を利用して所望の抗力を生じさせる。図9等に示すように、ロック片313の中央に設けられたロック突起311は、ロック片313から盛り上がった状態で設けられている。この結果、ロック突起311は、少なくともその下辺部321において、ロック孔13bの側に伸長方向に沿って出っ張りを有する。この出っ張りは全体として左右対称の形状を有するが、角部については非対称とされている点に注意していただきたい。即ち、水平方向の前側の角部316については、面取りがなされているのに対し、後側の角部329については、そのような面取りはされていない。従って、ロック突起311は、面取り部分(316)に関して、左右非対称の形状となっている。ケーブル側コネクタ100と基板側コネクタ300のロックを解除する際、これら面取りされた角部316と面取りされていない角部329は共に、ロック孔13bと衝突して抗力を生じさせ得る部分となるが、角部の突出の度合いを変更したことにより、ケーブル側コネクタ100や基板側コネクタ300の前側と後側との間で抗力に差が生ずることになる。
例えば、図9に示すように、プルタブ(図示されていない)を利用して、ケーブル側コネクタ100をその前側において意図的に上方(図示矢印「e」方向)に持ち上げた場合、プルタブはケーブル側コネクタ100の前側に設けられていることから、回転の中心は該プルタブよりも後側となり、この結果、ロック突起311の下辺部321周辺とロック孔13bの下辺部17a周辺の衝突部分のうち、ロック突起311の角部316周辺とロック孔13bの前側の角部17b周辺との衝突部分付近に、ロック突起311の角部329周辺とロック孔13bの後側の角部17c周辺の衝突部分付近よりもより大きな抗力が生じることになる。しかしながら、この場合でも、前側のロック突起311の角部316は面取りされていることから抗力が軽減され、この結果、ケーブル側コネクタ100と基板側コネクタ300のロックは、面取りがなされていない場合に比べて、よりスムーズにロックが解除されることになる。
一方、意図せず、事故的に、ケーブル4を通じて、ケーブル側コネクタ100に、該ケーブル側コネクタ100を基板側コネクタ300から引き離す方向(図示矢印「f」方向)に力が働いた場合には、回転の中心は該ケーブル4よりも前側となり、この結果、ロック突起311の下辺部321周辺とロック孔13bの下辺部17a周辺との衝突部分のうち、ロック突起311の角部329周辺とロック孔13bの後側の角部17c周辺との衝突部分付近に、ロック突起311の角部316周辺とロック孔13bの前側の角部17b周辺との衝突部分付近よりもより大きな抗力が生じることになる。しかしながら、この場合でも、後側のロック突起311の角部329は面取りされていないことから、ロック突起311とロック孔13bとの間の抗力は比較的大きく、この結果、ケーブル側コネクタ100は基板側コネクタ300から引き離されずに、ロックを維持することができる。
図11を参照して、所望の抗力を生じさせるための他の構成例を説明する。この構成例では、ケーブル側コネクタ100’を利用して、所望の抗力を生じさせる。図11は、図5と同様にケーブル側コネクタの側面を示す図であって、図5に類似する図であるが、ケーブル側コネクタ100の第2係止片13’に設けたロック孔13b’の形状が、図5に示したロック孔13bとは異なっている。更に言えば、図11の変形例では、ロック孔13b’の下辺部17a’、特に、その前側の角部17b’の周辺縁部にのみ、ロック突起311側に向って傾斜する傾斜面28’が設けられ、これに対し、後側の角部17c’周辺には、そのような傾斜面が設けられていない。
この場合、例えば、図9に示したように、プルタブ(図示されていない)を利用して、ケーブル側コネクタ100をその前側において意図的に上方(図示矢印「e」方向)に持ち上げた場合、プルタブはケーブル側コネクタ100の前側に設けられていることから、回転の中心は該プルタブよりも後側となり、この結果、ロック突起311の下辺部321周辺とロック孔13b’の下辺部17a’周辺との衝突部分のうち、ロック孔13b’の前側の角部17b’周辺と、ロック突起311の前側の角部周辺との衝突部分付近に、ロック孔13b’の後側の角部17c’周辺と、ロック突起311の後側の角部周辺との衝突部分付近よりもより大きな抗力が生じることになる。しかしながら、この場合でも、前側のロック孔13bの角部17b’については傾斜面28’が設けられていることから抗力が軽減され、これにより、ケーブル側コネクタ100と基板側コネクタ300のロックは、傾斜面が設けられていない場合に比べて、よりスムーズに解除されることになる。
一方、意図せず、事故的に、ケーブル4を通じて、ケーブル側コネクタ100に、該ケーブル側コネクタ100を基板側コネクタ300から引き離す方向(図示矢印「f」方向)に力が働いた場合には、回転の中心はより該ケーブル4よりも前側となり、この結果、ロック突起311の下辺部321周辺とロック孔13b’の下辺部17a’周辺との衝突部分のうち、ロック孔13b’の後側の角部17c’周辺と、ロック突起311の後側の角部周辺との衝突部分付近に、ロック孔13b’の前側の角部17b’周辺と、ロック突起311の前側の角部周辺との衝突部分付近よりもより大きな抗力が生じることになる。しかしながら、この場合でも、後側のロック孔13bの下辺部19には傾斜面が設けられていないことから、ロック突起311とロック孔13bとの間の抗力は比較的大きく、この結果、ケーブル側コネクタ100は基板側コネクタ300から引き離されずに、ロックを維持することができる。
尚、図11に示す例では、前側の角部17b’にのみ傾斜面28’を設けることとしたが、代わりに、図5に示したように、水平方向の前側と後側の双方に傾斜面を設け、前側の角部17bの周辺における傾斜面28の傾斜角を、後側の角部17cの周辺における傾斜面28の傾斜角よりも小さく、つまり、前側の傾斜面を緩やかに設定することによっても、同様の効果が得られる。
以上、本発明者によってなされた発明をその実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、上の実施形態では、ケーブル側コネクタ100に凸部311を、基板側コネクタ300に凹部13bを設けることしたが、逆に、ケーブル側コネクタに凹部を、基板側コネクタに凸部を設けてもよい。
100 ケーブル側コネクタ
300 基板側コネクタ
4 ケーブル
13 第2係止片(第一ロック部)
13b ロック孔(凹部)
311 ロック突起(凸部)
313 ロック片(第二ロック部)
321 下辺部
19 下辺部

Claims (12)

  1. 第一コネクタと第二コネクタの組から成る電気コネクタであって、前記第一コネクタと前記第二コネクタは、水平方向に延在する前記第一コネクタの底面と水平方向に延在する第二コネクタの上面とを垂直方向に互いに突き合わせることによって嵌合させることができるようになっており、
    前記第一コネクタの前記水平方向における一側にはケーブルの一端が取り付けられており、
    前記第一コネクタの前記水平方向における一側と他側との間の横側面には、前記第一コネクタと前記第二コネクタの嵌合時に前記第一コネクタと前記第二コネクタをロックする第一ロック部が設けられており、前記第二コネクタには、前記第二コネクタの前記水平方向における一側と他側との間の横側面であって前記第一ロック部の対応位置に前記第一コネクタと前記第二コネクタの嵌合時に前記第一コネクタの第一ロック部とロックされる第二ロック部が設けられており、
    前記第一ロック部と前記第二ロック部のいずれか一方に前記横側面から横方に突出した凸部が設けられており、これに対応して、前記第一ロック部と前記第二ロック部の他方に前記横側面から横方に窪んだ凹部が設けられており、前記第一コネクタと前記第二コネクタの嵌合時に前記凸部が前記凹部に嵌まって、前記第一コネクタと前記第二コネクタが互いにロックされるようになっており、
    前記第一コネクタと前記第二コネクタが互いにロックされた後にそれらのロックを解除する方向に力が働いたときは、前記凸部と前記凹部がそれらの一部において互いに衝突して前記解除する力に対して抗力が生じるようになっており、
    前記凸部と前記凹部の前記他側における抗力が、前記一側における抗力よりも、小さくなっていることを特徴とする電気コネクタ。
  2. 前記第一コネクタの前記他側には前記第一コネクタを前記第二コネクタから垂直方向に引き離して前記第一コネクタと前記第二コネクタのロックを解除することができる引離部材が設けられている請求項1に記載の電気コネクタ。
  3. 前記第一コネクタは長手方向に延びており、前記引離部材は、前記第一コネクタの前記他側の側面であって前記第一コネクタの長手方向における中央に設けられている請求項2に記載の電気コネクタ。
  4. 前記ケーブルは、前記第一コネクタの長手方向に沿って前記第一コネクタに複数整列されており、
    前記第一コネクタの前記第一ロック部は、前記第一コネクタの長手方向両端部の横側面外壁に設けられており、
    前記第二コネクタの前記第二ロック部は、前記第二コネクタの長手方向両端部の横側面内壁に設けられている、
    請求項3に記載の電気コネクタ。
  5. 前記第一コネクタの第一ハウジングの底面には、前記第一コネクタと前記第二コネクタの嵌合側に突出した突出部が、前記第二コネクタの第二ハウジングの上面には前記突出部に対応して、前記第一コネクタと前記第コネクタの嵌合側に開口された開口部がそれぞれ設けられており、前記第一コネクタと前記第二コネクタの嵌合時に、前記突出部が前記開口部に挿入されて、前記一側と前記他側のそれぞれにおいて、前記突出部の外壁と前記開口部の内壁とが、互いに接触するようになっており、
    前記一側における前記突出部の外壁と前記開口部の内壁には、それらの距離が前記開口部の入り口に接近するにつれて大きくなるようにテーパーが設けられている請求項4に記載の電気コネクタ。
  6. 前記第一ロック部の前記凸部は、前記第一コネクタの前記第一ハウジングの外部を覆う第一シェルを利用して形成され、前記第二ロック部の前記凹部は、前記第二コネクタの前記第二ハウジングの外部を覆う第二シェルを利用して形成される請求項に記載の電気コネクタ。
  7. 前記テーパーは、前記突出部の外壁に設けられている請求項5又は6に記載の電気コネクタ。
  8. 前記第一ロック部には前記凸部が形成され、前記第二ロック部には前記凹部が形成されている請求項1乃至のいずれかに記載の電気コネクタ。
  9. 前記凸部の衝突部分は、前記凹部に嵌まった前記凸部の出っ張りの下辺部周辺であり、該出っ張りの下辺部の角部は、前記他側では面取りされ、前記一側では面取りされていない請求項1乃至8のいずれかに記載の電気コネクタ。
  10. 前記凹部の衝突部分の前記他側にのみ、前記凸部の側に向って傾斜する傾斜面が設けられている請求項1乃至9のいずれかに記載の電気コネクタ。
  11. 前記凹部の衝突部分に、前記凸部の側に向って傾斜する傾斜面が設けられており、前記他側における傾斜面の傾斜角は、前記一側における傾斜斜面の傾斜角より、小さく設定されている請求項1乃至9のいずれかに記載の電気コネクタ。
  12. 相手側コネクタと組にして使用される電気コネクタであって、前記相手側コネクタと前記電気コネクタは、水平方向に延在する前記相手側コネクタの底面と水平方向に延在する前記電気コネクタの上面とを垂直方向に互いに突き合わせることによって嵌合させることができるようになっており、
    前記相手側コネクタの前記水平方向における一側にはケーブルの一端が取り付けられており、
    前記相手側コネクタの前記水平方向における一側と他側との間の横側面には、前記相手側コネクタと前記電気コネクタの嵌合時に前記相手側コネクタと前記電気コネクタをロックする相手側ロック部が設けられており、前記電気コネクタには、前記電気コネクタの前記水平方向における一側と他側との間の横側面であって前記相手側ロック部の対応位置に前記相手側コネクタと前記電気コネクタの嵌合時に前記相手側コネクタの相手側ロック部とロックされるロック部が設けられており、
    前記相手側ロック部と前記ロック部のいずれか一方の前記横側面に該横側面から横方に突出した凸部が設けられており、これに対応して、前記相手側ロック部と前記ロック部の他方の前記横側面に該横側面から横方に窪んだ凹部が設けられており、前記相手側コネクタと前記電気コネクタの嵌合時に前記凸部が前記凹部に嵌まって、前記相手側コネクタと前記電気コネクタが互いにロックされるようになっており、
    前記相手側コネクタと前記電気コネクタが互いにロックされた後にそれらのロックを解除する方向に力が働いたときは、前記凸部と前記凹部がそれらの一部において互いに衝突して前記解除する力に対して抗力が生じるようになっており、
    前記凸部の衝突部分は、前記凹部に嵌まった前記凸部の出っ張りの下辺部周辺であり、該出っ張りの下辺部の角部は、前記他側では面取りされ、前記一側では面取りされておらず、これにより、前記凸部と前記凹部の前記他側における抗力が、前記一側における抗力よりも、小さくなっていることを特徴とする電気コネクタ。
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