JP5785143B2 - 結露装置、結露方法及び多孔フィルムの製造方法 - Google Patents

結露装置、結露方法及び多孔フィルムの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5785143B2
JP5785143B2 JP2012212585A JP2012212585A JP5785143B2 JP 5785143 B2 JP5785143 B2 JP 5785143B2 JP 2012212585 A JP2012212585 A JP 2012212585A JP 2012212585 A JP2012212585 A JP 2012212585A JP 5785143 B2 JP5785143 B2 JP 5785143B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
humidified gas
casting
dew condensation
film surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012212585A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014065229A (ja
Inventor
晃寿 伊藤
晃寿 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2012212585A priority Critical patent/JP5785143B2/ja
Publication of JP2014065229A publication Critical patent/JP2014065229A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5785143B2 publication Critical patent/JP5785143B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Description

本発明は、結露装置、結露方法及び多孔フィルムの製造方法に関する。
疎水性ポリマーを原料としたハニカム構造の多孔フィルムについては、細胞培養基材や、創傷被覆材、癒着防止膜、止血剤等の様々な用途が検討されている。こうした検討は、多孔フィルムの微細な構造が、細胞の培養効率の向上や、生体との接着等の作用をもつことに着目したものである。
このような多孔フィルムを製造する方法として、結露法がある。結露法は、疎水性ポリマーが有機溶媒に溶けているポリマー溶液を支持体上に流延(キャスト)することにより流延膜(キャスト膜)を形成し、この流延膜に結露させ、結露によって生じた水滴と流延膜中の有機溶媒とを蒸発させる方法である。結露のためには加湿された気体を流延膜に送り、生じた水滴がいわゆるテンプレートとなって孔が形成される。
ハニカム構造となるように多孔フィルムを製造するには、径が均一な複数の孔を形成しなければならない。孔の径が均一な多孔フィルムを製造するためには、結露の工程を、ゆっくり時間をかけて行う方がよい。具体的には、加湿された気体を低い流速で流延膜に送り、これにより有機溶媒の乾燥速度を低く抑えた状態で、結露させる。
一方、多孔フィルムの製造効率、すなわち生産性を高めるためには、結露の工程をより迅速に行うことが必要である。結露の工程を迅速に行うためには、加湿された気体を、流延膜の膜面に対して垂直な成分があるような向きで送ることと、より高い流速で送ることとが考えられる。
しかし、膜面に対して垂直な成分があるような向き、例えば膜面に略垂直な向きで加湿された気体を吹き付けると、水滴の大きさが均一にならず、結果として孔の径が不均一になってしまう。さらに、膜面に略垂直な向きの加湿気体の吹き付けによりフィルム面にむらが発生してしまうことがある。また、加湿された気体の流速を上げるほど、水滴の大きさが不均一になってしまう。
そこで、特許文献1は、加湿された気体を膜面に平行な流れでノズルから流出し、加湿された気体の流れ方向と逆方向で膜面に平行にノズルを移動させる方法を提案している。また、特許文献2は、加湿された気体を、搬送される流延膜の搬送方向と平行流(並流)として送っている。これにより、特許文献1及び2は水滴の大きさの均一化を図り、径が均一な多孔フィルムを製造できるとしている。
特開2009−108163号公報 特開2007−269923号公報
しかし、特許文献1の方法では、膜面に垂直な向きでの吹き付けに比べて結露の進みが遅く、多孔フィルムの生産性は低い。また、この特許文献1の方法において加湿された気体の流速を上げても、水滴の大きさの均一性を維持しようとすると、結露に要する時間の短縮化には限界がある。また、特許文献2では、流延膜を連続して形成しつつ、形成した流延膜を搬送しながら結露を行っているので、水滴の大きさの均一性を図りながらも生産性について一定の向上がみられる。しかし、特許文献2では、結露に要する時間が短縮化されていないので、生産に要する時間そのものは短くはなっていない。
そこで本発明は、孔の径の均一性と多孔フィルムの生産性とを両立する結露装置、結露方法及び多孔フィルムの製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、疎水性ポリマーが溶媒に溶解しているポリマー溶液から形成された流延膜に、水分を含む加湿気体を送ることにより流延膜の膜面に結露させる結露装置において、膜面に沿う方向に向けられた開口から加湿気体を送り出す送出手段と、膜面を覆うように配され、加湿気体が流れる流延膜上の流れ空間を膜面からの高さ方向で規制する規制部材とを備えることを特徴として構成される。
結露装置は、規制部材を膜面からの高さ方向に変位させるシフト機構が備えることが好ましい。
また、本発明は、疎水性ポリマーが溶媒に溶解しているポリマー溶液から形成された流延膜に、水分を含む加湿気体を送ることにより流延膜の膜面に結露させる結露方法において、加湿気体が流れる流れ空間を膜面からの高さ方向で規制するように膜面を覆う規制部材と、膜面が記規制部材に覆われた流延膜との間に、膜面に沿って加湿気体を送ることを特徴として構成されている。
加湿気体の流速をV(単位;m/s)、規制部材と膜面との距離をH(単位;m)とするときに、規制部材を膜面からの高さ方向で変位させることにより距離Hを変え、V/Hで求める値α(単位;1/s)が10以上2000以下の範囲内となるように、流速Vと距離Hとの少なくともいずれか一方を調整することが好ましい。
本発明は、複数の孔が一方のフィルム面に沿って並んで形成され、フィルム面を法線方向から見たときにハニカム構造とされている多孔フィルムの製造方法において、疎水性ポリマーが溶媒に溶解しているポリマー溶液を支持体上に流延して流延膜を形成する流延工程と、水分を含む加湿気体が流れる流れ空間を流延膜の膜面からの高さ方向で規制するように膜面を覆う規制部材と、膜面が規制部材に覆われた流延膜との間に、膜面に沿って加湿気体を送ることにより、膜面に結露させる結露工程と、流延膜から溶剤と結露工程で生じた水滴とを蒸発させることにより多孔フィルムを形成する蒸発工程とを有することを特徴として構成されている。
本発明によると、孔の径が均一な多孔フィルムの生産性を向上することができる。
本発明の多孔フィルムの平面図である。 図1のII−II線の沿う断面図である。 図1のIII−III線に沿う断面図である。 多孔フィルムの製造フローである。 結露装置の概略図である。 図5のVI−VI線に沿う断面図である。 給排気ユニットの概略図である。 多孔フィルムを連続して製造するフィルム製造設備の概略図である。 規制板の概略図である。 規制板の概略図である。 結露装置の概略図である。 実施例1において得られたフィルムの顕微鏡写真である。 実施例4において得られたフィルムの顕微鏡写真である。 比較例2において得られたフィルムの顕微鏡写真である。
本発明の多孔フィルム(以下、フィルムと称する)10は、図1〜図3に示すように、複数の孔11が一方のフィルム面10aに沿って並んで形成されており、フィルム面10aの法線方向からフィルム10を見たときにハニカム構造となっている。ハニカム構造とは、フィルム面10aからフィルム10をみたときの孔11の開口の形状が厳密に6角形である必要はなく、図1に示すような、円形でもよい。また、フィルム面10aの単位面積当たりにおける孔の密度や隣り合う孔同士の距離等に応じて孔11の開口の形状は例えば丸みを帯びた略6角形や略8角形等になる場合もあり、ハニカム構造とはこのような態様も含む。
図2及び図3に示すフィルム10では、各孔11が一方のフィルム面10aに窪みとして形成され、厚み方向に貫通していない。しかし、本発明はこの態様に限られない。例えば、各孔11が一方のフィルム面10aから他方のフィルム面10bへの厚み方向Xに貫通して形成されていてもよい。
図2及び図3に示すフィルム10では、隣り合う孔11と孔11との間には隔壁13があり、各孔11は独立している。しかし、後述のように水滴が流延膜中に形成された際の大きさや密度等によっては、隔壁13がなく、フィルム面に沿う連通路がフィルム内部に形成されている場合もある。
以上のような一方のフィルム面10aに沿って複数の孔11が形成されている構造により、フィルム10は、細胞培養基材として用いる際に、培養すべき細胞が確実に培養される。また、この構造により、フィルム10は、生体の水を毛管力によって孔11に保持するので、例えば生体の所定の部位に接着する。
孔11の径Dは、概ね100nm以上20μm以下の範囲である。また、径Dの変動係数(以下、孔径変動係数と称する)は、15%以内である。
フィルム10の厚みT10は、概ね0.5μm以上30μm以下の範囲で略一定である。また、孔11の深さL10は、概ね0.3μm以上20μm以下の範囲で略一定である。
フィルム10は、疎水性ポリマーから構成される。疎水性ポリマーとしては、ポリ乳酸、ポリカプロラクトン、ポリグリコール酸、ポリジオキサノン、ポリヒドロキシブチレート、ポリブタジエン、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル、およびこれらを含む共重合体等が好ましい。
フィルム10は、生分解性を有するもので構成してもよい。疎水性ポリマーの中でも生分解性ポリマーであるものとしては、ポリ乳酸、ポリカプロラクトン、ポリグリコール酸、ポリジオキサノン、ポリヒドロキシブチレートおよびこれらを含む共重合体等が好ましい。このような生分解性ポリマーによりフィルム10を構成することにより、細胞培養基材や、創傷被覆材、癒着防止膜、止血剤等への利用というように用途が広がる可能性がある。なお、生分解性ポリマーは、微生物により分解される性質としての生分解性のみならず、微生物とは無関係な加水分解性や生体吸収性等の性質をもつのが通例である。本発明においては、生分解性ポリマーは、微生物が関与する生分解性を利用するために用いるものではなく、生分解性以外の分解性(例えば加水分解性)や、水への溶解性、水への吸収されやすさ等の性質を利用するために用いる。
また、フィルム10には、両親媒性化合物を含ませてもよい。生分解性を有する両親媒性化合物としてはリン脂質が好ましい。
フィルム10は、疎水性ポリマーが溶媒に溶解したポリマー溶液から製造され、例えば図4に示すフィルム製造フロー15で製造する。フィルム製造フロー15は、流延工程16、結露工程17、乾燥工程18とを有する。流延工程16は、疎水性ポリマーが溶媒に溶解したポリマー溶液21を支持体22の上に流下して支持体22上で広げることにより流延膜23を形成する工程である。
結露工程17は、流延膜23の膜面に結露させて水滴を形成する工程である。乾燥工程18は、溶媒と結露工程17で形成した水滴とを流延膜23から蒸発させる工程である。この乾燥工程18で溶媒と水滴とを蒸発させることにより、支持体22上にフィルム10が形成される。なお、フィルム10は、形成されてすぐに支持体22から剥がされてもよいし、支持体22に重なった状態で保管されて使用時に剥がされてもよい。また、用途によっては、支持体22に重なった状態で使用してもよい。
結露工程17を行うための結露装置について、図5と図6とを参照しながら説明する。結露装置31は、送風ユニット32と、規制板33とを備える。なお、図5、図6においては、結露装置31を構成する部材等に比べて、流延膜23の厚みを大きく誇張して描いている。
ポリマー溶液21(図4参照)は比較的粘度が低い液なので、形成される流延膜23の膜面23sは水平となる。水平をなす平面をXY平面とし、膜面23sからの高さ方向(以下、単に「高さ方向」と称する)をZ方向とする。
送風ユニット32は、水分を含む気体(以下、加湿気体と称する)を流延膜23の膜面23sへ供給するためのものである。送風ユニット32は、送風機38と、コントローラ39と、ノズル40とを有する。送風機38は、加湿気体を生成し、生成した加湿気体をノズル40へ送る。加湿気体は、例えば水分を含む空気である。コントローラ39は、送風機38で生成すべき加湿気体の温度と湿度とを制御することにより加湿気体の露点を調整するとともに、ノズル40へ送る加湿気体の流量を制御する。加湿気体の露点Tdは、膜面23sの温度Ts以上にすることが好ましい。
ノズル40には、加湿気体を出す開口40aが形成されている。ノズル40は、台48がセットされた際に流延膜23の膜面23sに沿う方向に開口40aを向けて配される。すなわち、開口40aは、XY平面に沿う方向に向く。これにより、加湿気体は、膜面23sに沿う一定の方向に流れる。ここで、加湿気体が流れる方向をX方向、XY平面においてX方向に直交する方向をY方向とする。
開口40aは、膜面23sのY方向全域に加湿気体を供給するために、図6に示すように、Y方向に延びたスリット形状としている。このため、開口40aのY方向における長さLY1は、膜面23sの一端23aから他端23bまでの長さと同等以上とする。
規制板33は、加湿気体の流れが乱れることを抑制するためのものである。規制板33を設けることで、加湿気体の流量を増やした場合でも加湿気体の流れが乱れることなく整流される。規制板33は、支持体22が置かれた台48がセットされた際に、流延膜23の膜面23sを覆うように配される。規制板33は、加湿気体が流れて流延膜23上を流れる流れ空間を、高さ方向Zすなわち流延膜23の厚み方向で規制する。このように、規制板33は、加湿気体の流れ空間を流延膜とともに形成し、加湿気体の流れ空間を高さ方向Zで規制するものであるので、セットされた流延膜23と離間するように配される。図5,図6には、規制板33を、膜面23sと平行になるように配し、膜面23sと規制板33との距離が一定としている場合を図示してある。
加湿気体の流れ空間は、膜面23s上において規制されていればよいので、膜面23sと対向する規制板33の対向面33aの面積は膜面23sと同等以上とされ、膜面23sの全面を覆う大きさであればよい。
規制板33は、X方向における長さが1m以内であれば、加湿気体の流れ方向における規制板33の下流端にまで加湿気体が十分な流速で流れる。したがって、流延膜23は、X方向における長さが1mまでのサイズであれば全面にわたり水分が十分に供給される。
規制板33は高さ方向Zで変位自在とされ、規制板33には規制板33を高さ方向Zで変位させるシフト機構43が設けられることが好ましい。シフト機構43により規制板33は昇降し、この昇降により規制板33と膜面23sとの距離Hが調整される。
規制板33は、膜面23sとの距離Hが0.001m以上0.020m以下の範囲となるように配されることが好ましい。距離Hを0.001m以上とすることにより、0.001m未満の場合に比べて加湿気体が流れやすい。また、距離Hを0.020m以下とすることにより、0.020mよりも大きい場合に比べて流れ空間を高さ方向Zにおいて規制する効果が高く、整流効果が高い。
規制板33は、対向面33aの温度を制御する温度コントローラ44を備え、対向面33aが温度制御されることが好ましい。対向面33aの温度は、流延膜23と規制板33とにより形成される加湿気体の流れ空間の露点に応じて設定され、対向面33aで結露が発生しない温度とされる。結露が発生しない温度とは、例えば加湿気体の露点以上の温度である。また、規制板33は、ポリマー溶液21(図4参照)に用いる溶剤に対して耐性をもつことが好ましい。
結露装置31は、支持体温制御ユニット47を備えることが好ましい。支持体温制御ユニット47は、膜面23sの温度を調整するためのものである。支持体温制御ユニット47は、例えば台48と温度コントローラ49とを備える。台48には支持体22がセットされ、支持体22と接する上面48aが温度コントローラ49により温度制御される。このように、上面48aの温度制御により支持体22の温度が制御される。このような台48としてはペルチェ素子を備えるものが例としてある。なお、図6においては、煩雑化を避けるために、送風機38、コントローラ39、シフト機構43、温度コントローラ44、支持体温制御ユニット47の図示を略している。支持体温制御ユニット47は、ポリマー溶液が流延される流延位置と、規制板33の下方と、後述の給排気ユニット61のダクト66の下方との間で移動自在である。
給排気ユニット61は、乾燥工程を行う、すなわち溶媒と結露装置31により形成した水滴とを流延膜23から蒸発させるためのものであり、水滴が形成された流延膜23からフィルム10を形成する。給排気ユニット61は、図7に示すように、支持体温制御ユニット47の台48の上方に配される。
給排気ユニット61は、送風吸引機64と、コントローラ65と、ダクト66とを備える。送風吸引機64は、乾燥した気体(例えば空気)を生成し、生成した気体をダクト66へ送るとともに、ダクト66から気体を吸引する。送風吸引機64は、さらに吸引した気体から、気体となった溶媒と水分とを除去することにより乾燥した気体を生成する。
コントローラ65は、送風吸引機64で生成すべき乾燥気体の温度と湿度とを制御するとともに、ダクト66へ送る乾燥気体の流量を制御する。
ダクト66は、流延膜23が形成されている支持体22を上面48aに載せた台48がセットされた際に、流延膜23の膜面23sを覆うように、台48がセットされるセット位置の上方に配される。ダクト66の内部は仕切板66aにより複数の領域に仕切られている。ダクト66には、流延膜23に対向する対向面66bに、送風ノズル66cと、吸引ノズル66dとが設けられている。仕切板66aによりダクト66内部に形成された個々の領域に、送風ノズル66cの内部と吸引ノズル66dの内部とのいずれかが空間的に接続する。送風吸引機64は、送風ノズル66cに接続するダクト66の内部領域には乾燥気体を送り込み、吸引ノズル66dに接続するダクト66の内部領域からは気体を吸引する。この送風と吸引とにより、膜面23s上の雰囲気における湿度や溶媒ガスの濃度が低く保持される。
各送風ノズル66cと各吸引ノズル66dとは、図7紙面の奥行き方向に延びたスリット形状としている。また、送風ノズル66cと吸引ノズル66dとは図7における左右方向において、交互に配されている。これにより、膜面23s上の雰囲気が効果的かつ効率的に新たな乾燥気体に置換され、膜面23s上の雰囲気における湿度や溶媒ガスの濃度が低く保持される。なお、図7には、送風ノズル66cと吸引ノズル66dとがそれぞれ2つ形成されたダクト66を図示しているが、送風ノズル66cと吸引ノズル66dとの各数はこれに限定されない。また、送風ノズル66cと吸引ノズル66dとの数は互いに異なっていてもよい。
流延膜23中の溶媒と流延膜23に形成された水滴とを蒸発させるために、公知の乾燥装置が種々提案されており、こうした公知の乾燥装置を給排気ユニット61に代えて用いてもよい。
次に、上記の構成の作用を説明する。まず、台48の上面48aにセットされた支持体22の上にポリマー溶液21を流延して流延膜23を形成する。流延膜23が上面に形成されている支持体22は、台48とともに規制板33の下方にセットされる。なお、支持体22を載せた台48を予め設置し、送風ユニット32と規制板33とを台48上にセットしてもよい。
コントローラ39により、送風機37は、温度と湿度とを調整することにより露点を制御した加湿気体を生成し、生成した加湿気体を所定の流量でノズル40へ送る。ノズル40へ加湿気体が供給されると、ノズル40は開口40aから加湿気体を膜面23sに沿う一定の方向に送り出し、流延膜23へ加湿気体が供給される。加湿気体の供給により、膜面23sで加湿気体中の水分が結露し、膜面23sに水滴が生じる。加湿気体の露点の制御により、膜面23s上の雰囲気における露点が調整される。開口40aから出る加湿気体の流量は、送風機38からノズル40へ案内される加湿気体の流量と同じであるので、ノズル40への流量を調整することにより、開口40aからの加湿気体の流速V(単位;m/s)が調整される。
開口40aのY方向における長さLY1は、膜面23sの一端23aから他端23bまでの長さと同等以上としているので、加湿気体は、膜面23sのY方向全域に加湿気体を供給される。
開口40aは、規制板33と流延膜23との間に形成された流れ空間に対向させてありので、加湿気体は膜面23sと規制板33との間に送り出される。流れ空間は、規制板により高さ方向Zで規制された狭い流れ空間を流れるので、加湿気体の流れが乱れることが抑制される。また、規制板33を設けることにより、加湿気体の流量を増やした場合でも加湿気体の流れが乱れることなく整流され、送った加湿気体は膜面23sに効果的に供給される。これにより、流れ空間を高さ方向Zで規制しない開放空間とする従来法に比べて、溶媒の乾燥が促進されるとともに、効率的に結露が起き、目的とする大きさの水滴が目的とする密度に短時間で生じる。
規制板33と膜面23sとの距離Hが0.001m以上とされて加湿気体が流れやすいことにより、径Dがより均一な複数の孔11が確実に形成される。また、距離Hが0.020m以下とされて流れ空間が高さ方向Zにおいて確実に規制されるので、加湿気体の流れがより確実に乱れなくなる。
規制板33の対向面33aは温度を制御されるので、対向面33aで水滴が生じず、このため対向面33aから流延膜23へ水滴が落ちる等の問題は発生しない。
ここで、開口40aからの加湿気体の流速V(単位;m/s)を、規制板33と膜面23sとの距離H(単位;m)で除したV/Hをα(単位;1/s)とおく。このαは、加湿気体の流れのせん断速度パラメータである。このαが10以上2000以下の範囲となるように、流速Vと距離Hとの少なくともいずれか一方を調整する。ただし、距離Hは、前述の観点から0.001m以上0.020m以下の範囲とすることが好ましく、距離Hをこの範囲とした上でαを上記の範囲にすることが好ましい。
せん断速度パラメータαを上記範囲にするにあたり、流速Vよりも距離Hを優先して設定する方が好ましい。具体的には、距離Hが0.001m以上0.020m以下の範囲内となるように規制板33の高さ方向Zにおける位置を設定した上で、αが上記範囲になるように流速Vを調整する。
せん断速度パラメータαは、20以上1000以下の範囲内にすることがより好ましく、40以上500以下の範囲内にすることがさらに好ましい。
支持体温制御ユニット47により支持体22が所定の温度に制御されると、支持体22に接する流延膜23の温度が支持体22の温度と略同等になる。これにより膜面23sの温度Tsが所定の温度にされて、目的とする大きさの水滴が目的とする密度でより確実に発生する。なお、台48の温度は、目的とする温度に調整されることが好ましい。
膜面23sを加湿気体に接触させる接触時間は、10秒以上であることが好ましい。膜面23sに水滴が形成されると、流延膜23が形成されている支持体22は台48とともに給排気ユニット61のダクト66下方に案内される。台48は、目的とする温度に調整されることが好ましい。
送風ノズル66cからの乾燥気体の送り出しにより流延膜23からの溶媒と水滴とが蒸発し、流延膜23はフィルム10となる。なお、流延膜23周辺の雰囲気を吸引ノズル66dから吸引することにより、流延膜23周辺の雰囲気における湿度と溶媒ガスの濃度とが低く抑制されるので、流延膜23からの溶媒の蒸発と水滴の蒸発とが促進する。このため、乾燥工程18も効果的かつ効率的に行われる。
フィルム10を連続的に製造する例を、第2実施形態として以下に説明する。図8のフィルム製造設備70は、送出装置71と、流延ダイ72と、結露装置31と、給排気ユニット61と、複数のローラ73とを備える。
送出装置71は、ロール状に巻かれた長尺の支持体22がセットされ、支持体22を連続的に送り出す。各ローラ73は、送出装置71から送り出されてくる支持体22を周面で支持し、複数のローラ73を並べることで支持体22の搬送路を形成する。複数のローラ73のうち、少なくともひとつは駆動手段(図示無し)を備え、所定の速度で周方向に回転する。
流延ダイ72は、ポリマー溶液21を流出するためのものであり、ローラ73により形成された支持体22の搬送路の上方に配される。結露装置31は、流延ダイ72よりも下流に設けられ、ノズル40と規制板33とは支持体22の搬送路の上方に配される。本実施形態においては、ノズル40は、開口40aを支持体22の搬送方向に向けて、規制板33よりも上流に配しているが、この態様に限られない。例えば、ノズル40は、開口40aを支持体22の反搬送方向に向けて、規制板33よりも下流に配してもよい。なお、支持体22の搬送方向を図8のX方向における左向きとしている。
なお、この例では、支持体温制御ユニット47に代えて、ローラ73を用いている。各ローラ73は温度コントローラ77を備えており、この温度コントローラ77により個々のローラ73は周面の温度が所定の温度に調整される。各ローラ73は支持体22に接触することにより、支持体22の温度を制御する。このように各ローラ73は、支持体22の温度を制御する制御手段でもある。また、この例では長尺の支持体22と温度コントローラ77を備えるローラ73と用いるが、他の態様に代えてもよい。例えば、温度コントローラ49を備える台48とこの台48を上面に載せて移動する長尺のベルト(図示無し)とこのベルトを下方から支持して搬送する複数のローラ(図示無し)とを用いてもよい。
給排気ユニット61は、結露装置31よりも下流に設けられ、支持体22の搬送路の上方に配される。この例では、ダクト66は、支持体22の搬送路に沿って複数配されている。送風吸引機64は、各ダクト66に対してそれぞれ送風と吸引とを行う。なお、図8においては、煩雑化を避けるために、送風吸引機64とコントローラ65との図示を略している。
次に、上記構成の作用を説明する。送出装置71から連続的に送出される支持体22は、駆動ローラとされた少なくともひとつのローラ73の回転により、下流へと搬送される。これにより、支持体22は、流延ダイ72とノズル40と規制板33とダクト66との各下方を順次通過する。
流延ダイ72を通過する支持体22に対して、流延ダイ72からポリマー溶液21が流出されることにより、支持体22上に流延膜23が形成される。流延ダイ72からポリマー溶液21を連続的に流出すると流延膜23が長尺に形成されて長尺のフィルム10が製造される。また、流延ダイ72からポリマー溶液21を間欠的に流出すると、支持体22の搬送速度に応じた長さに流延膜23が形成されて例えばシート状のフィルム10が製造される。流延ダイ72からのポリマー溶液21の流量は、支持体22の搬送速度と、目的とするフィルム10の厚みT10とに応じて設定する。
支持体22が規制板33を通過することにより、支持体22上の流延膜23に加湿気体が供給され、結露が生じ、水滴が膜面23sに形成される。膜面23sが加湿気体に接触する接触時間を10秒以上となるようにするためには、例えば、加湿空気の流れ方向における規制板33の長さをより長くするとよい。しかし、規制板33のX方向における長さを1mよりも長くすると、規制板33の下流端では加湿気体の流速が弱まっていて、水滴が目的とする大きさよりも小さかったり、水滴の密度が小さいことがある。このような場合には、規制板33のX方向における長さを例えば1m以内とした上で、支持体22の搬送速度を遅くしたり、規制板33の下方で停止する等により、規制板33の下方を支持体22が通過する時間が長くなるように調整する。
続いて、支持体22はダクト66を通過することにより、流延膜23からは溶媒と水滴とが蒸発する。なお、複数の送風ノズル66cから流出する各乾燥気体の温度や湿度を個別に調整することで、溶媒と水滴との各蒸発速度や、溶媒と水滴とが蒸発し始めるタイミング等を制御するとよい。これらの制御及び条件等による乾燥方法については既に公知となっており、いずれの乾燥方法も用いることができる。
また、支持体22は各ローラ73の周面に接触することにより温度が制御され、これにより、支持体22上の流延膜23は結露装置31や各ダクト66を通過する間に調整される。このため、結露や乾燥がより効果的、効率的にすすむ。
以上の2つの実施形態では、規制板33を、膜面23sと平行になるように配し、膜面23sと規制板33との距離が一定としている。しかし、規制板33は、膜面23sと平行でなくてもよく、加湿気体の流れ方向において傾斜した姿勢で配されていてもよい。例えば、図9に示すように、加湿気体の流れ方向における上流端での規制板33と流延膜23との距離Huが下流端における距離Hdよりも大きくなるように、規制板33を傾けて配してもよい。ただし、規制板33の対向面33aと膜面23sとのなす角θは最大でも10°、すなわちなす角θは10°以内にすることが好ましい。
また、図10に示すように、加湿気体の流れ方向における上流端での規制板33と流延膜23との距離Huが下流端における距離Hdよりも小さくなるように、規制板33を傾けて配してもよい。ただし、この場合でも、規制板33の対向面33aと膜面23sとのなす角θは最大でも10°にすることが好ましい。
図9,図10に示すように規制板33を加湿気体の流れ方向において傾けた姿勢で配した場合の距離Hは、(Hu+Hd)/2のように平均値で求めるとよい。このように平均値で求める距離Hが前述のように0.001m以上0.020m以下の範囲となるように、規制板33を配する。
また、加湿気体の流れ空間を高さ方向Zで規制するように膜面23sを覆うものであれば、規制板33に代えて他の規制部材を用いてもよい。他の規制部材としては、例えば、膜面23sに対向する対向面が略平坦なブロックがある。略平坦とは、平坦である場合も含み、加湿気体の流れが乱れない程度の平坦度であればよい。
結露装置31は、結露環境をより精緻に調整する観点では、図11に示すように、収容室80を備えることが好ましい。ただし、装置のコンパクト化等を重視する場合には、収容室80は設けなくてもよい。収容室80は、規制板33と台48とを内部に収容する。また、開口40aが収容室80内部に配されるように、ノズル40は収容室80に挿通されて設けられている。図5に示した温度コントローラ44,49、シフト機構43、送風機38、コントローラ39は、図の煩雑化を避けるために図示を略してあり、これらは収容室80の外部へ配される。
収容室80は、内部の雰囲気を排気する排気口80aが形成されており、これにより収容室80が無い場合に比べて内部の露点がより精緻に制御される。なお、排気口80aには、吸引力を制御する吸引コントローラを設ける必要はなく、いわゆる内部の雰囲気は自然排出でよい。これにより、ノズル40からの加湿気体の送り込みがあっても、収容室80の内部の圧力は一定に保持される。
以下に本発明の実施例を示す。また、本発明に対する比較例については、実施例と異なる条件のみを記載する。
支持体温制御ユニット47を備える結露装置31と給排気ユニット61とにより、フィルム10を製造した。まず、台48上に支持体22を載せ、ポリマー溶液21を支持体22上へ流延して、流延膜23を形成した。
規制板33は、膜面23sと平行になるように、台48の上面48aと平行に配した。αが異なる実施例1〜6を実施した。各αは、距離Hと流速Vとを変えることで表1に示す値にした。各実施例の距離Hと流速Vとは、表1の「距離H」と「流速V」欄に示す。なお、距離Hは、シフト機構43により規制板33を昇降させて調整し、流速Vは、コントローラ39によりノズル40へ送られる加湿気体の流量を制御することにより調整した。なお、結露装置31には収容室80を設けなかった。
支持体22上の流延膜23に対して、結露工程を実施した。水滴を形成した後、支持体22を台48とともに給排気ユニット61の下方へセットして、乾燥工程18を行い、フィルム10を得た。
得られたフィルム10につき、孔11の径Dの均一性とフィルム10の生産性とについて、以下の方法及び基準で評価した。孔11の径Dの均一性は、孔径変動係数を以下の方法で求め、この孔径変動係数に基づいて下記の基準で評価した。評価結果は表1に示す。
フィルム10の表面を、SEM(走査型電子顕微鏡,Scanning Electron Microscope)写真または光学顕微鏡写真において、1画面中の孔の数が50個以上となるような倍率により観察した。観察した顕微鏡写真を元に、1画面中に存在する孔11について画像解析を行い、それぞれの孔11の径Dを測定し、孔11の径Dの平均値DAV、孔の径の標準偏差σDを求めた。孔径変動係数(単位;%)は、(σD/DAV)×100で求めた。
<孔の均一性の評価基準>
A;孔径変動係数が5%以内である場合
B;孔径変動係数が5%より大きく10%以内である場合
C;孔径変動係数が10%より大きく15%以内である場合
D;孔径変動係数が15%より大きい場合
生産性は、流延により流延膜23が形成されてから乾燥工程を終了してフィルム10が形成されるまでの時間を測定し、以下の基準で評価した。
A;5分以内である場合
B;5分より長く10分以内である場合
C;10分より長く30分以内である場合
D;30分より長い場合
[比較例]
結露装置31から規制板33を取り外し、ノズル40の開口40aからの加湿気体の流速Vを表1に示す各条件にした比較例1,2を実施した。各結露工程の後、実施例と同様に乾燥工程を行い、フィルムを得た。得られたフィルムについて、実施例と同様に孔の径の均一性とフィルムの生産性とを評価した。評価結果は、表1に示す。
10 多孔フィルム
11 孔
22 支持体
23 流延膜
23s 膜面
31 結露装置
33 規制板
40 ノズル
40a 開口
43 シフト機構

Claims (5)

  1. 疎水性ポリマーが溶媒に溶解しているポリマー溶液から形成された流延膜に、水分を含む加湿気体を送ることにより前記流延膜の膜面に結露させる結露装置において、
    前記膜面に沿う方向に向けられた開口から前記加湿気体を送り出す送出手段と、
    前記膜面を覆うように配され、前記加湿気体が流れる前記流延膜上の流れ空間を前記膜面からの高さ方向で規制する規制部材とを備えることを特徴とする結露装置。
  2. 前記規制部材を前記膜面からの高さ方向に変位させるシフト機構が備えられたことを特徴とする請求項1記載の結露装置。
  3. 疎水性ポリマーが溶媒に溶解しているポリマー溶液から形成された流延膜に、水分を含む加湿気体を送ることにより前記流延膜の膜面に結露させる結露方法において、
    前記加湿気体が流れる流れ空間を前記膜面からの高さ方向で規制するように前記膜面を覆う規制部材と、前記膜面が前記規制部材に覆われた前記流延膜との間に、前記膜面に沿って前記加湿気体を送ることを特徴とする結露方法。
  4. 前記加湿気体の流速をV(単位;m/s)、前記規制部材と前記膜面との距離をH(単位;m)とするときに、
    前記規制部材を前記膜面からの高さ方向で変位させることにより前記距離Hを変え、
    V/Hで求める値α(単位;1/s)が10以上2000以下の範囲内となるように、前記流速Vと前記距離Hとの少なくともいずれか一方を調整することを特徴とする請求項3記載の結露方法。
  5. 複数の孔が一方のフィルム面に沿って並んで形成され、前記フィルム面を法線方向から見たときにハニカム構造とされている多孔フィルムの製造方法において、
    疎水性ポリマーが溶媒に溶解しているポリマー溶液を支持体上に流延して流延膜を形成する流延工程と、
    水分を含む加湿気体が流れる流れ空間を前記流延膜の膜面からの高さ方向で規制するように前記膜面を覆う規制部材と、前記膜面が前記規制部材に覆われた前記流延膜との間に、前記膜面に沿って前記加湿気体を送ることにより、前記膜面に結露させる結露工程と、
    前記流延膜から溶剤と前記結露工程で生じた水滴とを蒸発させることにより前記多孔フィルムを形成する蒸発工程とを有することを特徴とする多孔フィルムの製造方法。
JP2012212585A 2012-09-26 2012-09-26 結露装置、結露方法及び多孔フィルムの製造方法 Active JP5785143B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012212585A JP5785143B2 (ja) 2012-09-26 2012-09-26 結露装置、結露方法及び多孔フィルムの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012212585A JP5785143B2 (ja) 2012-09-26 2012-09-26 結露装置、結露方法及び多孔フィルムの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014065229A JP2014065229A (ja) 2014-04-17
JP5785143B2 true JP5785143B2 (ja) 2015-09-24

Family

ID=50742101

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012212585A Active JP5785143B2 (ja) 2012-09-26 2012-09-26 結露装置、結露方法及び多孔フィルムの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5785143B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006022341A1 (ja) * 2004-08-27 2006-03-02 National University Corporation Hokkaido University サブミクロンハニカム構造の製造法
JP2009079116A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Fujifilm Corp 多孔質構造体の製造方法及び製造設備
JP5083535B2 (ja) * 2007-10-29 2012-11-28 日本ゼオン株式会社 フィルムの製造方法および製造装置
JP5192334B2 (ja) * 2008-09-24 2013-05-08 富士フイルム株式会社 多孔体の製造方法
JP2010076105A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Fujifilm Corp 多孔フィルムの製造方法及び製造設備
JP2011074140A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Fujifilm Corp 多孔フィルム及びその製造方法
JP5648782B2 (ja) * 2010-01-18 2015-01-07 日本ゼオン株式会社 フィルムの製造装置および製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014065229A (ja) 2014-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4945281B2 (ja) 多孔フィルムの製造方法
JP5351476B2 (ja) 多孔フィルムの製造方法
US20100070026A1 (en) Stent with porous membrane and manufacturing method thereof
JP5405175B2 (ja) 多孔フィルムの製造方法
JP2011074140A (ja) 多孔フィルム及びその製造方法
JP5405374B2 (ja) ハニカム構造フィルムの製造方法
JP5422230B2 (ja) 多孔フィルムの製造方法及び装置
US20110117324A1 (en) Micro protrusion-depression structure and method for producing the same
JP4990207B2 (ja) 多孔フィルムの製造方法
EP1885779A1 (en) Method for producing self-assembled construction
JPWO2009038061A1 (ja) 複層フィルム及びその製造方法
JP5785143B2 (ja) 結露装置、結露方法及び多孔フィルムの製造方法
JP5083535B2 (ja) フィルムの製造方法および製造装置
JP5648782B2 (ja) フィルムの製造装置および製造方法
JP5351477B2 (ja) 多孔フィルムの製造方法
JP2007154060A (ja) 細孔が均一に配置されたフィルムを製造する方法
JP5279315B2 (ja) 多孔フィルムの製造方法
JP5405308B2 (ja) 複層フィルム及びその製造方法
JP2009242528A (ja) 多孔フィルムの製造方法
JP2010070700A (ja) 多孔フィルム及びその製造方法
US8187852B2 (en) Porous film
JPWO2009038059A1 (ja) 多孔フィルムの製造方法及び装置
JP2009073983A (ja) 多孔フィルムの製造方法及び装置
JP2007160194A (ja) 自動車用触媒の製造方法および製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150617

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150629

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150715

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150723

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5785143

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250