JP5784824B2 - ガントリー型粒子線照射装置、およびこれを備えた粒子線治療装置 - Google Patents

ガントリー型粒子線照射装置、およびこれを備えた粒子線治療装置 Download PDF

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Description

この発明は、粒子線を照射して癌の治療を行うなど粒子線を応用する粒子線照射装置に関するものである。
粒子線治療装置は、シンクロトロンなどの加速器によって加速された高エネルギー荷電粒子をビーム状の粒子線として加速器から取り出し、取り出した粒子線を真空ダクトおよび偏向電磁石などで構成される粒子線輸送系により照射室に輸送して、粒子線照射装置により患者の患部に照射する構成となっている。
陽子線、炭素線などの粒子線は、体の表面から深い部分で、それらの粒子が止まる位置、すなわちその粒子線の飛程の直前に相対線量がピーク値となる。このピーク値は、ブラッグピークBP(Bragg Peak)と呼ばれる。
このブラッグピークBPを、人の臓器にできた腫瘍に照射して、癌の治療を行なうのが粒子線癌治療方法である。癌以外にも、体の深い部分を治療する場合にも用いることができる。腫瘍を含む被治療部位は、一般には照射目標と呼ばれる。ブラックピークBPの位置は、照射される粒子線のエネルギーで決まり、エネルギーの高い粒子線ほどブラッグピークBPは深い位置にできる。粒子線治療では、粒子線を照射目標の全体に一様な線量分布とする必要があり、このブラッグピークBPを照射目標の全域に与えるために、粒子線の「照射体積の拡大」が行なわれる。
深さ方向の照射体積の拡大に用いられる素子として、リッジフィルタと呼ばれる素子がある(例えば特許文献1)。リッジフィルタは、粒子線のエネルギーの幅を拡大する素子である。図12は、リッジフィルタの構造を示す斜視図であり、側面が階段状になった三角柱を並べた構造体である。この構造体は、例えば、直方体のアルミの部材を削り出して、外側が階段状になるように製作する。粒子線が三角柱の構造体を図12のZ2で示す軸の向きに通過するように配置される。通過した距離に応じて粒子線のエネルギーが吸収される。従って各階段の構造体の最下面からの高さを変えることによって粒子線がリッジフィルタを通過した後のエネルギーを変えることができる。また、階段の幅によって前記構造体の特定の厚さの部分を通過する粒子数を変えることができる。
リッジフィルタを通過した粒子線は、全体としてエネルギー幅が拡大された粒子線となる。このエネルギー幅が拡大された粒子線を患部に照射することで、深さ方向に幅を持ったブラッグピークBPが形成され、深さ方向に幅がある患部に粒子線を照射することができる。
一方、シンクロトロン加速器などの円形加速器から出射される粒子線は、遅い出射方法の原理的な制約により、粒子線の進行方向に垂直な面内の方向により異なる性質、すなわち非対称性を有する。粒子線の進行方向をZ方向、Z方向に垂直で、加速器のビーム周回軌道面内の方向をX方向、Z方向とX方向に垂直な方向をY方向とすると、出射された粒子線は、X方向に比較的小さいエミッタンス、Y方向には比較的大きいエミッタンスを持つ。このエミッタンスの非対称性が、照射方向を変化させて患部に照射する構成であるガントリー型の粒子線照射装置で特に問題となるため、粒子線輸送系に散乱体を配置してエミッタンスの対称化を行っている例がある(例えば特許文献2)。また、ガントリーには装置全体を小型にするために、ビームラインをねじった構成にしたコークスクリュー型と呼ばれるものもある(例えば特許文献3)。
国際公開 WO2009/139037号 特開2006−351339号公報 米国特許第4,917,344号明細書
特許文献2によれば、粒子線輸送系に散乱体を配置することでエミッタンスの対称化は実現できるが、散乱体が必要であり、散乱体により、粒子線のエネルギーが低下したりビームの利用効率が低下したりするという問題がある。一方、リッジフィルタは三角柱の軸方向、すなわち尾根の方向と、この尾根と直交する方向で非対称な形状となっており、エミッタンスを対称化せずにリッジフィルタを通過させると、エミッタンスの非対称の方向と、リッジフィルタの非対称の方向との、方向関係により、リッジフィルタの効果に非対称性が現れる。
本発明は、エミッタンスが非対称性を有する粒子線を、リッジフィルタを備えたガントリー型の粒子線照射装置により照射目標に照射する場合に、粒子線のエネルギーが低下したりビームの利用効率が低下したりせずに、ガントリーの角度による変化が小さいエネルギー幅拡大が実現できる粒子線照射装置を得ることを目的とする。
この発明は、円形加速器から出射された粒子線が、円形加速器の出射位置における粒子線の進行方向に垂直な面内で、円形加速器の周回軌道面内の方向をX方向、粒子線の進行方向に垂直な面内でX方向と直交する方向をY方向とした場合、X方向のエミッタンスが小さく、Y方向のエミッタンスが大きな粒子線であり、円形加速器の出射後、粒子線輸送系により輸送された粒子線を、照射ノズルから照射目標に照射する、ガントリーを備えたガントリー型粒子線照射装置において、照射ノズルはリッジフィルタを備え、照射ノズルに粒子線が入射する位置で、円形加速器の出射位置におけるX方向とY方向のそれぞれのエミッタンスが保たれるように粒子線が輸送されるガントリーの角度をガントリーの基準角度とし、ガントリーが基準角度の状態においてX方向のエミッタンスが保たれた方向とリッジフィルタの尾根に垂直な方向が所定の角度傾くように前記リッジフィルタを設置したものである。
ガントリーの角度による変化が小さいエネルギー幅拡大が実現できるガントリー型粒子線照射装置を得ることができる。
本発明の実施の形態1による粒子線治療装置に搭載された粒子線照射装置を説明するための概略構成図である。 本発明の実施の形態1による粒子線照射装置の照射ノズルの概略構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態1による粒子線治療装置に搭載された粒子線照射装置を説明するための別の概略構成図である。 従来の粒子線照射装置のガントリー角度に対する、リッジフィルタの尾根に垂直な方向の粒子線のエミッタンスの変化を示す図である。 本発明の実施の形態1による粒子線照射装置のリッジフィルタの設置角度の例を示す概念図である。 本発明の実施の形態1による粒子線照射装置の効果を説明する図である。 本発明の実施の形態1による粒子線照射装置の効果を説明する別の図である。 本発明の実施の形態1による粒子線照射装置の効果を説明するさらに別の図である。 本発明の実施の形態2による粒子線照射装置のリッジフィルタを示す斜視図である。 本発明の実施の形態2による粒子線照射装置のリッジフィルタを装着した回転取付台を示す平面図である。 本発明の実施の形態2による粒子線照射装置のリッジフィルタを装着した別の回転取付台を示す平面図である。 一般的なリッジフィルタを示す斜視図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による粒子線治療装置に搭載された粒子線照射装置を説明するための概略構成図である。また、図2は、本発明の実施の形態1による粒子線照射装置の照射ノズルの概略構成を示す断面側面図である。シンクロトロン加速器100にイオン源101から入射された陽子や炭素などの荷電粒子が、電磁石、加速空洞、真空ダクトなどでリング状に構成されたシンクロトロン加速器100で加速される。加速された荷電粒子は粒子線として出射器102からシンクロトロン加速器100外に出射される。出射された粒子線は、真空ダクトや電磁石で構成された粒子線輸送系200内を輸送され、ガントリー型の粒子線照射装置1に入射される。
一般的なガントリー型粒子線照射装置1(単に「ガントリー1」と呼ぶこともある)は、粒子線の進行方向を2回あるいは3回曲げるための偏向電磁石を備えており、照射ノズル4から照射目標に粒子線を照射するように構成されている。ガントリー型粒子線照射装置1は矢印Aで示すように、全体が、入射される粒子線の進行軸、すなわち図1においてZ12で示す方向の軸の周りに回転するよう構成されている。
照射ノズル4は、概略図2に示すように構成されている。図2は、ガントリー1の角度が図1の角度で、照射ノズル4をY2軸の方向から見た断面図である。照射ノズル4に入射する粒子線PBを、走査電磁石41により粒子線進行方向と垂直な方向に偏向して移動させ、照射目標である治療台30に載った患者20の患部を粒子線で走査する。走査電磁石41の下流には、照射線量をモニタする線量モニタ42や、エネルギー幅拡大機器であるリッジフィルタ43が配置されている。照射ノズル4はガントリー1に搭載されているため、矢印曲線で示すように患者20の周りを回転するようになっており、患者20に、種々の方向から粒子線を照射できるように構成されている。
ここで、本発明に関係が深い粒子線の方向について詳細に説明する。粒子線は、シンクロトロン加速器100の出射器102からシンクロトロン加速器100外部に出射される。シンクロトロン加速器100内で荷電粒子は電磁石によって形成される軌道を周回しながら、加速空洞を通過する毎に加速される。この荷電粒子が周回して形成する軌道の中心を含む面を加速器の周回軌道面と呼ぶ。シンクロトロン加速器100は、通常直径数10mといった大きい軌道(医療用は小型であり直径10mから20m)を有するため、周回軌道面は通常水平面となる。荷電粒子がシンクロトロン加速器100から粒子線として出射された粒子線のビーム軸は、周回軌道面内に含まれることとなる。図1に示すように、粒子線が出射された直後のビーム軸、すなわち粒子線の進行方向の軸をZ11軸とする。出射器102は、シンクロトロン加速器100内を周回する荷電粒子の束のうち周回軌道の外周部分の荷電粒子を切り出すように周回軌道から切り離して、シンクロトロン加速器100外に出射させるように構成されている。
出射器102の位置で、Z11軸に垂直で周回軌道面内にある軸をX11軸とする。さらに、Z11軸とX11軸の双方に垂直な軸をY11軸とする。シンクロトロン加速器100内においてX11軸方向に分布する荷電粒子は、切り出されるように出射され、Y11軸方向に分布する荷電粒子は、シンクロトロン加速器100内そのままの分布で出射される。その結果、出射される粒子線の性質はX11軸方向とY11軸方向で異なった性質を有する粒子線となる。この出射方法で出射された粒子線は、X11方向には比較的小さいエミッタンスを有し、Y11方向には比較的大きなエミッタンスを有する。
エミッタンスは、粒子線の位相空間分布の面積であり、上記X11、Y11の各方向のエミッタンスの大きさは、粒子線が電磁石のみから構成される粒子線輸送系200を進行する間には変化しない。粒子線輸送系200を進行してガントリーに入射する位置であるガントリー入射位置10では、粒子線に乗った各方向(各方向のエミッタンスが保たれる方向)軸、すなわち出射器102における各方向軸はX12、Y12、Z12となる。したがって、ガントリー入射位置10における粒子線は、X12方向には比較的小さいエミッタンスを有し、Y12方向には比較的大きなエミッタンスを有する粒子線となっている。この粒子線が、ガントリー型の粒子線照射装置で進行方向を曲げられ、照射ノズル4に入射する照射ノズル入射位置11での各方向(各方向のエミッタンスが保たれる方向)軸は、X13、Y13、Z13となる。
ここで、照射ノズル4の軸を決定しておく。今、ガントリー1の回転角の基準となる0度を、図1のような状態の角度とする。すなわち、ガントリー内で粒子線が曲げられて粒子線のビーム軸が形成する面がシンクロトロン加速器100の周回軌道面と垂直となる状態をガントリー1の基準角度0度とする。ガントリー1の基準角度をこのように定義すると、ガントリー1が0度の状態では、照射ノズル4へ入射する粒子線は、シンクロトロン加速器100の出射位置でのX11方向のエミッタンスとY11方向のエミッタンスが結合されず、各方向のエミッタンスが分離されて保たれたままの粒子線となっている。照射ノズル4の軸は、粒子線の進行方向をZ2軸とし、X13に一致する方向をX2軸、Y13に一致する方向をY2軸とする。このX2軸、Y2軸、Z2軸は、ガントリー1の回転と共に回転する照射ノズル4に固定された軸とする。すなわち、X2軸、Y2軸、Z2軸は、ガントリー1の回転と共に回転する移動軸である。
図3に、ガントリー1が、図1の基準角度の状態から90度回転した状態の粒子線治療装置全体の概略構成図を示す。ガントリー1が90度回転した状態においても、基準角度の状態と同様、シンクロトロン加速器100の出射位置でのX11方向のエミッタンスとY11方向のエミッタンスが結合されず、各方向のエミッタンスが分離されて保たれたままの粒子線となっている。ただし、90度回転した状態では、照射ノズル入射位置11における粒子線に乗った各方向軸、すなわち出射器102における各方向軸に相当する軸は、図3に示すX14、Y14、Z14となる。一方、照射ノズル4に固定されたX2、Y2、Z2は図3に示すように照射ノズル4に固定されて回転された方向に変化する。図1のX2、Y2、Z2も、図3のX2、Y2、Z2も、照射ノズル4との関係は同一である。しかし、粒子線に乗った軸(各方向のエミッタンスが保たれる方向)であるX14、Y14は、ガントリー1が基準角度である0度の状態における粒子線に乗った軸、X13、Y13とは、照射ノズル4を基準にすると、90度入れ替わった方向になっている。
図1および図3で説明したように、ガントリー1が回転することで、粒子線に乗った軸は照射ノズル4とは違う回転をする。ガントリー1の角度が0度のとき、照射ノズル4のX2軸を粒子線のエミッタンスが小さい方向、すなわちX13の方向と一致する方向に定義した。しかし、ガントリー1の角度が90度回転すると、粒子線のエミッタンスが小さい方向、すなわちX14の方向は、照射ノズル4のY2軸と一致する方向となる。
照射ノズル4に設置されているリッジフィルタ43は、ガントリー1の回転に従って、照射ノズル4と共に回転する。リッジフィルタを、図12に示すようにリッジフィルタ43の尾根431が延びる方向が例えばY2方向となるように設置したとする。この場合、ガントリー1の角度が0度において、エミッタンスが小さい方向、すなわち図1のX13の方向がリッジフィルタの尾根と垂直な方向と一致する。一方、図3に示すガントリー1の角度が90度の状態では、エミッタンスが小さい方向、すなわち図3のX14の方向は、リッジフィルタの尾根の延びる方向であるY2軸の方向となっている。このときリッジフィルタの尾根と垂直な方向はエミッタンスの大きな方向となっている。
リッジフィルタ43を、図12に示すようにリッジフィルタの尾根が延びる方向がY2方向となるように設置した場合に、ガントリー1が0度から90度まで回転したとき、リッジフィルタの尾根に垂直な方向のエミッタンスがどのように変化するかを図4に示す。ガントリー1が回転するに従い、リッジフィルタ43に入射する粒子線は、エミッタンスの小さい方向とエミッタンスの大きい方向、すなわちガントリー入射位置10のX12方向とY12方向のエミッタンスが結合して、小さなエミッタンスが次第に大きくなり、ガントリー1の角度が45度でこの結合が最大となる。ガントリー1の角度が45度からさらに大きくなるとこの結合は減少するが、リッジフィルタに入射する粒子線のリッジフィルタの尾根に垂直な方向の成分は、ガントリー入射位置10のY12方向の成分、すなわちエミッタンスが大きい成分が増加するため、エミッタンスは大きいまま推移する。よって、リッジフィルタの尾根に垂直な方向のエミッタンスは、ガントリー1の角度ととともに、図4のような変化をする。従来は、リッジフィルタの尾根の方向は以上のように設置されていた(例えば特許文献1)。
リッジフィルタを通過後の粒子線は、リッジフィルタの尾根と垂直な方向に、リッジフィルタの構造そのままのエネルギー分布を有し、この方向にエミッタンスが小さい粒子線がリッジフィルタに入射した場合、このエネルギー分布を有したまま照射目標に照射され、照射目標において斑な(不均一な)照射分布を形成することになる。
これに対し、リッジフィルタの尾根と垂直な方向のエミッタンスが大きな粒子線が、リッジフィルタに入射した場合、リッジフィルタを通過後、粒子線が進行するにつれて粒子線は混ざり合う。このため、リッジフィルタでエネルギー幅が広げられた均一なエネルギー分布を有する粒子線が照射目標に照射され、照射目標において均一な照射分布を形成する。よって、従来のように、ガントリーの角度が0度のときに、リッジフィルタの尾根と垂直な方向と、リッジフィルタに入射する粒子線のエミッタンスが小さい方向とが一致するようにリッジフィルタが設置されている場合、ガントリー1の角度によっては照射分布が斑に(不均一)なってしまうことになる。
ガントリー1が回転しても、常にリッジフィルタの尾根に垂直な方向のエミッタンスが大きな粒子線がリッジフィルタに入射するようにすれば、リッジフィルタ通過後、照射目標における粒子線の照射分布を均一にできる。あるいは照射分布が斑になるのを抑制できることになる。本発明者らは、照射ノズル4に設定されたX2軸およびY2軸に対して、リッジフィルタの尾根の方向を傾けて設置することにより、ガントリー1の角度がどのような角度であっても、リッジフィルタの尾根と垂直な方向のエミッタンスが小さくならないことを見出した。照射ノズル4に設定されたX2軸およびY2軸に対して、リッジフィルタの尾根の方向を傾けて設置することにより、ガントリー1の角度が0度であっても、照射目標において斑な照射分布を形成しないガントリー型粒子線照射装置が得られることを見出したのである。以下、この構成について説明する。
図5は、本発明の実施の形態1による粒子線照射装置のリッジフィルタの設置角度の例を示す概念図である。照射ノズル4に固定されたX2軸と、リッジフィルタ43の尾根431と垂直な方向とが成す角度θを45度としている。図6に、リッジフィルタ43を、リッジフィルタ43の尾根431と垂直な方向がX2軸と45度傾くように設置した場合、ガントリー1の角度によってリッジフィルタの尾根と垂直な方向の粒子線のエミッタンスがどのように変化するかを示す。図6において、太実線aで示す曲線が、リッジフィルタ43の尾根431と垂直な方向をX2軸に対して45度傾けた場合の、リッジフィルタの尾根と垂直な方向の粒子線のエミッタンスの変化を示している。このように、ガントリー1が回転しても、リッジフィルタの尾根と垂直な方向の粒子線のエミッタンスはほぼ同じ大きさでほとんど変化しないことがわかる。
図6には、図4と同じ、リッジフィルタ43の尾根431と垂直な方向がX2軸と一致する方向、すなわち図5に示す角度θが0度となるようにリッジフィルタ43を設置した場合の、リッジフィルタの尾根と垂直な方向の粒子線のエミッタンスの変化の様子を点線bで示している。また、リッジフィルタ43の尾根431と垂直な方向がY2軸と一致する方向にリッジフィルタ43を設置した場合の、リッジフィルタの尾根と垂直な方向の粒子線のエミッタンスの変化の様子を一点鎖線cで示している。図6で解るように、リッジフィルタ43の設置角度によって、リッジフィルタの尾根と垂直な方向の粒子線のエミッタンスの変化の様子は劇的に変わる。
リッジフィルタの尾根と垂直な方向の粒子線のエミッタンスの変化が、図6の太実線aのような場合は、ガントリー1が回転しても、照射目標における照射分布の変化は少なく、斑な照射分布になることはない。これに対して、粒子線のエミッタンスの変化が点線bの場合、ガントリー1の角度が0度付近で照射分布が斑になる。また粒子線のエミッタンスの変化が一点鎖線cの場合、ガントリー1の角度が90度付近で照射分布が斑になる。
図7に、図5に示す角度θが30度となるようにリッジフィルタ43を設置した場合の、リッジフィルタの尾根と垂直な方向の粒子線のエミッタンスの変化の様子を示す。この場合、エミッタンスは、ガントリー1の角度0度における約10.4から、ガントリー1の角度90度における約14.8まで変化する。エミッタンスは最小で10.4であるので、この場合においても照射分布が斑になることはない。最小値10.4は、最大値14.8に対して70.3%である。図8に、リッジフィルタの設置角度θ(図5に示すθ)を横軸とし、ガントリーが回転した場合の、リッジフィルタの尾根と垂直な方向の粒子線のエミッタンスの最小値(最大値に対する割合)を縦軸として示す。図8に示すように、θが0度や90度から少し異なるだけでも急激にエミッタンスの最小値が増加することがわかる。特にθが20度以上70度以下の範囲であれば、エミッタンスの最小値が50%以上となり、照射分布が斑になることはない。以上のように、本発明は、リッジフィルタ43の尾根と垂直な方向を、X2軸に対して傾けてリッジフィルタを設置することにある。最も好ましいのは傾ける角度45度であるが、正確に45度とする必要はなく、傾ける角度を20度以上70度以下とすれば大きな効果が得られる。
本発明によれば、リッジフィルタを、リッジフィルタ43の尾根と垂直な方向を、X2軸に対して所定の角度傾けて、より好ましくは20度〜70度傾けて、最も好ましくは45度傾けて設置することにより、ガントリーが回転しても照射目標における粒子線の照射分布が斑にならない照射が実現できる。
ここで、X2軸、すなわち、リッジフィルタを傾ける基準となる軸について説明する。ガントリーが回転したときに、加速器の出射時の、粒子線の出射進行方向と垂直で、加速器の周回軌道面内方向であるX11方向の粒子線のエミッタンスと、これと垂直なY11方向のエミッタンスとが結合せずに分離されて各方向のエミッタンスが保たれたままリッジフィルタ(あるいは照射ノズル)まで粒子線が輸送されるガントリーの回転角度を基準角度とする。ガントリーの角度が基準角度のときの、X11方向のエミッタンスが保たれた方向を、リッジフィルタを傾ける基準となる軸(X2)の方向とする。本発明は、リッジフィルタの尾根と垂直な方向を、この基準となる軸(X2)の方向に対して傾けて設置するものである。
なお、ガントリーの基準角度は、上記の説明では0度として説明したが、X11方向のエミッタンスとY11方向のエミッタンスが結合せずに分離され、各方向のエミッタンスが保たれたままリッジフィルタまで粒子線が輸送されるガントリーの角度は、0度のみならず、図3で示す90度、あるいは180度、270度と、90度ごとに出現する。よって、基準角度は必ずしも0度でなくても良く、90度、180度あるいは270度であっても良い。
ガントリー1が、図1のように、ガントリー内で曲げられた粒子線の中心線が形成する面が平面となる構成のガントリーとすると、本発明は以下のように表現できる。ガントリー内の粒子線の中心線が形成する平面が加速器の周回軌道面と垂直になるガントリーの角度において、リッジフィルタの位置でX11方向のエミッタンスが保たれた方向(X13)を基準軸とし、リッジフィルタの尾根と垂直な方向をこの基準軸の方向に対して傾けてリッジフィルタを設置するものである。
また、ガントリーが特許文献3のような、いわゆるコークスクリュー型のガントリーでは、ガントリー内の粒子線の中心線が形成する面は平面とはならないが、ガントリーを回転することにより、加速器の出射時の、粒子線の出射進行方向と垂直で、加速器の周回軌道面内方向であるX11方向の粒子線のエミッタンスと、これと垂直なY11方向のエミッタンスとが分離され、各方向のエミッタンスが保たれたままリッジフィルタ(あるいは照射ノズル)まで粒子線が輸送されるガントリーの角度が存在する。このガントリーの回転角度を基準角度として、このときのX11方向のエミッタンスが保たれた方向を、リッジフィルタを傾ける基準となる軸の方向とする。リッジフィルタの尾根と垂直な方向をこの基準軸の方向に対して傾けてリッジフィルタを設置すればよい。
実施の形態2.
図9は、本発明の実施の形態2による粒子線照射装置の、リッジフィルタ43を示す斜視図である。リッジフィルタの基台432が矩形の形状であり、その矩形の形状の1辺が照射ノズルの基準の方向軸であるX2の方向に一致する方向となるように取付けられる。リッジフィルタの尾根と垂直な方向をこのリッジフィルタの基台432の矩形の1辺と角度θとなるように傾けて配置する。リッジフィルタの尾根の方向をこのように配置することで、従来と同じ照射ノズル4にリッジフィルタの基台432を従来と同じように取り付けることで、リッジフィルタの尾根と垂直な方向がX2軸と傾くように取り付けられるため、従来の粒子線照射装置の照射ノズルを改造することなく、容易に本発明による粒子線照射装置が得られる。
粒子線治療装置では、図10に示すように、特性が異なる複数の種類のリッジフィルタ43を、回転する回転取付台434に複数設けられたホルダに取り付け、照射対象である患者に応じて適切なリッジフィルタを、回転取付台434を回転させて選択するように構成されている。このとき、図9のように、リッジフィルタの尾根と垂直な方向をこのリッジフィルタの基台432の矩形の1辺と角度θ(図9ではθ=45度)となるように傾けて配置したリッジフィルタであれば、従来の回転取付台434と同じホルダに取り付けることで、本発明による粒子線照射装置が得られる。一方、リッジフィルタの尾根431と垂直な方向が矩形の基台433の1辺と平行に設けられている、図12のようなリッジフィルタ43を回転取付台434に取り付けて、本発明による粒子線照射装置を得る場合は、図11のように、回転取付台434に設けるホルダを傾けて設置しておく必要がある。このような配置では回転取付台434上での利用効率が悪く、設置精度も悪くなる恐れがある。
以上の実施の形態1、実施の形態2では、加速器としてシンクロトロン加速器100を例にして説明したが、サイクロトロン加速器など、その他の円形加速器においても出射される粒子線のエミッタンスは方向性を有している。すなわち、シンクロトロン加速器と同様、粒子線の出射進行方向と垂直で、加速器の周回軌道面内方向で粒子線のエミッタンスが小さく、これと垂直な方向のエミッタンスは大きい。よって、本発明は、シンクロトロン加速器から出射される粒子線のみならず、円形加速器から出射される粒子線に適用することで、シンクロトロン加速器を例にして説明した実施の形態1、実施の形態2で述べた効果を奏する。
1:ガントリー 4:照射ノズル
10:粒子線のガントリー入射位置 11:粒子線の照射ノズル入射位置
20:患者 30:治療台
43:リッジフィルタ
100:シンクロトロン加速器(円形加速器)
102:出射器 200:粒子線輸送系
431:リッジフィルタの尾根 432:リッジフィルタの基台

Claims (6)

  1. 円形加速器から出射された粒子線が、前記円形加速器の出射位置における前記粒子線の進行方向に垂直な面内で、前記円形加速器の周回軌道面内の方向をX方向、前記粒子線の進行方向に垂直な面内でX方向と直交する方向をY方向とした場合、X方向のエミッタンスが小さく、Y方向のエミッタンスが大きな粒子線であり、前記円形加速器の出射後、粒子線輸送系により輸送された前記粒子線を、照射ノズルから照射目標に照射する、ガントリーを備えたガントリー型粒子線照射装置において、
    前記照射ノズルはリッジフィルタを備え、前記照射ノズルに前記粒子線が入射する位置で、前記円形加速器の出射位置におけるX方向とY方向のそれぞれのエミッタンスが保たれたまま前記粒子線が輸送される前記ガントリーの角度をガントリーの基準角度とし、前記ガントリーが前記基準角度の状態において前記X方向のエミッタンスが保たれた方向と前記リッジフィルタの尾根に垂直な方向が所定の角度傾くように前記リッジフィルタを設置したことを特徴とするガントリー型粒子線照射装置。
  2. 前記所定の角度が20度以上、70度以下であることを特徴とする請求項1に記載の粒子線照射装置。
  3. 前記所定の角度が45度であることを特徴とする請求項1に記載の粒子線照射装置。
  4. 前記リッジフィルタは、矩形の基台を備え、前記リッジフィルタの尾根に垂直な方向が、前記基台の1辺が延びる方向に対して前記所定の角度傾いていることを特徴とする請求項1に記載の粒子線照射装置。
  5. 前記ガントリーが、ガントリー内で曲げられた粒子線の中心が一つの平面に沿って進むガントリーであり、前記平面が前記円形加速器の周回軌道面と垂直になるときの前記ガントリーの角度において、前記照射ノズルにおける前記粒子線の前記X方向のエミッタンスが保たれた方向を基準軸とし、前記リッジフィルタの尾根と垂直な方向を前記基準軸の方向に対して傾けて前記リッジフィルタを設置したことを特徴とする請求項1に記載のガントリー型粒子線照射装置。
  6. 円形加速器と、この円形加速器から出射された粒子線を輸送する粒子線輸送系と、患者を載せる治療台と、請求項1に記載のガントリー型粒子線照射装置とを備えたことを特徴とする粒子線治療装置。
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