JP4547043B2 - 荷電粒子ビーム照射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、リッジフィルタを用いた粒子線がん治療装置等における荷電粒子ビーム照射装置に関するものである。
特許文献1に記載される従来の荷電粒子ビーム照射装置は、山部分と谷部分を持つリッジフィルタを用いて、粒子線エネルギーに所望の分布を形成し、粒子線の被照射体における到達深さが所望の幅を持つようにして深さ方向の線量分布を形成している。
特開平10−314324号公報
上記の粒子線がん治療装置等における荷電粒子ビーム照射装置は、粒子線をビーム軸と直交方向へ所望の照射野を形成させるためのビーム照射野拡大装置と、粒子線に所望のエネルギー分布を持たせるための周期的な厚さ分布を有するリッジフィルタを備える。粒子線のリッジフィルタを通過する位置によって、通過した粒子線の運動エネルギーは異なるものとなる。従って、リッジフィルタの厚さ分布と該厚さ分布を有する領域の大きさを所望のものにしておけば、リッジフィルタを通過後の粒子線のエネルギーは、全体的に見ると所望の分布を持つ。
粒子線がリッジフィルタを通過するとき、粒子線はビーム照射野拡大装置によって進行方向が変わり、ビーム軸と斜め方向に大部分の粒子が通過し、リッジフィルタを通過する際には、粒子線の通過する厚さの平均に設計値からの差異が生じる。すると、粒子線のリッジフィルタ内でのエネルギーロスが異なり、得られるエネルギー分布は設計上想定される分布と差異が生じるようになる。
本発明は、粒子線がん治療装置等に用いる荷電粒子ビーム照射装置において、所望の深部線量分布を精度良く形成することを目的とする。
本発明は、粒子線発生装置からの粒子線の照射野を拡大し、前記粒子線に所望のエネルギー分布を持たせるための周期的な厚さ分布を有するリッジフィルタを介して被照射体に上記粒子線を照射する荷電粒子ビーム照射装置において、前記リッジフィルタは、前記粒子線の照射野が拡大された粒子線の進入方向と垂直になるように複数のリッジが配置されている。
本発明に係る荷電粒子ビーム照射装置では、リッジフィルタは、照射野が拡大された粒子線の進入方向と垂直になるように複数のリッジが配置されているので、リッジフィルタ通過後における粒子線のエネルギー分布の精度を向上でき、所望の深部線量分布を精度良く形成することができる。
本発明による第1の実施形態に係る荷電粒子ビーム照射装置の概略構成図(X-Z断面)である。 本発明による第2の実施形態に係る荷電粒子ビーム照射装置の概略構成図(X-Z断面)である。 本発明による第3の実施形態に係る荷電粒子ビーム照射装置の概略構成図(Y-Z断面)である。 本発明による第3の実施形態に係る荷電粒子ビーム照射装置の概略構成図(Y-Z断面)である。 本発明による第4の実施形態に係る荷電粒子ビーム照射装置のリッジフィルタ交換装置を示す概略平面図である。
符号の説明
1:粒子線、2:X方向透過ソースポイント、3:第2の拡大手段、4:第1の拡大手段
、5:リッジフィルタ、6:リッジフィルタ取付けベース、7:Y方向透過ソースポイント、8:ホイール、9:貫通坑、10:ビーム径路
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る荷電粒子ビーム照射装置の概略構成図(X-Z断面)である。
図1において、粒子線発生装置(図示せず)より得られる粒子線1は、X方向透過ソースポイント2から被照射体(図示せず)へ照射される。粒子線1は、第1の拡大手段4により拡大され、更に第2の拡大手段3により拡大される。
拡大された粒子線1は、バーリッジ等の複数のリッジ5aで構成され、リッジフィルタ取付けベース6に搭載されたリッジフィルタ5を通過する。
リッジフィルタ5を通過した粒子線1は、コリメータ(図示せず)により所望の形に整形された上で、被照射体(図示せず)に照射される。
図1では後で説明するように、リッジフィルタ5がX方向透過ソースポイント2を中心とした同心円上の設置位置において粒子線進入方向へ傾斜することを示している。
なお、ここで、上記のX方向とは、リッジフィルタ5におけるリッジ5aの長辺方向に垂直な方向である。
続いて、実施の形態1に係る荷電粒子ビーム照射装置の動作を説明する。まず、粒子線発生装置(例えば、水素イオンを発生するイオン源)から、粒子線(例えば、陽子線)が発生される。荷電粒子加速器などから構成される粒子線加速手段(図示せず)によって、例えば陽子線が水中飛程20〜30cm程度に相当する運動エネルギーまで加速された後、電磁石等から構成されるビーム光学系を含む粒子線輸送手段(図示せず)によって、粒子線照射手段に入射される。
粒子線照射手段に入射される粒子線1は、上述のように、例えば運動エネルギーが約数百MeVである陽子線である。粒子線照射手段に入射される粒子線1は、通常、断面サイズが1センチ未満である。このような粒子線により、腫瘍等を照射するには、粒子線の位置を移動させてスキャンする、若しくはビームサイズを拡大する必要がある。
粒子線1は、鉛やタングステンなどの散乱体から構成される第1の拡大手段4に入射されて散乱体中の電子と原子によって散乱される。第1の拡大手段4の通過後は、粒子線1のほぼ前方集中だった進行方向が分散され、粒子線1は所定の角度分布を持つようになる。従って、被照射体(図示せず)の位置から見れば、粒子線1の断面サイズは、数センチ以上に拡大される。
上記の散乱体から構成された第1の拡大手段4のみでは、充分大きいビームサイズが得られない場合がある。そこで、偏向電磁石から構成された第2の拡大手段3により粒子線ビームを更に広げる。この第2の拡大手段3は、磁場方向が相互に直交する2台の偏向電磁石から構成されればよい。なお、この2台の偏向電磁石は、それぞれ励磁電流パターンが同期するsinωtとcosωtの交流電源から励磁され、従ってこの第2の拡大手段3を通過した粒子線1は円を描くように偏向される。なお、このような拡大手段は既存の従来技術でありワブリング電磁石と称され、上記の円における半径はワブリング半径と称される。
上記第1の拡大手段4による粒子線断面の散乱半径と第2の拡大手段3によるワブリング半径とを所定比率に調整すれば、被照射体において、照射領域の中心付近に横方向に略平坦な粒子線分布を形成できる。照射領域の中心から所定距離を隔てた粒子線分布の不均一領域は、コリメータ(図示せず)で除去される。このコリメータは、粒子線1が透過しない厚さの鉄等で形成される複数の葉状板などで構成される。コリメータの開口部が任意の2次元の形状を呈するように、葉状板の配置が制御される。この2次元形状が腫瘍の形状に合せられれば、腫瘍の存在範囲に合せて照射野が形成される。
ところで、一般に粒子線はそのエネルギーによって人体内に入る深さ(飛程)が定まり、その飛程の終端近くでエネルギーを急激に放出して止まる。この現象はブラッグピーク(Bragg Peak)と呼ばれる。この現象を利用して体表面から相応の深さにある腫瘍細胞の殺傷が行われる。腫瘍は深さ方向に厚みを持つ。従って、粒子線を腫瘍(病巣)に一様に照射するためにはブラッグピークが腫瘍の厚み方向に一様に拡げられる操作が必要になる。この一様に拡げられた線量はSOBP(Spread−Out Bragg Peak:拡大ブラッグピーク)と称されている。
上記のように照射野の深さ方向の分布を形成するには、粒子線1のエネルギー分布を調節する必要がある。このために従来から用いられ、且つ、本発明でも用いる方法は、所定の厚さ分布を有するリッジフィルタ5に粒子線1を通過させることである。
リッジフィルタ5は、粒子線のエネルギー分布を所定範囲において所定の厚さ分布に従って広げることができる。
つまり、粒子線1のリッジフィルタ5における入射位置によって、通過後の粒子線のエネルギーが異なる。例えば、第1の通過粒子線は、リッジフィルタ5に複数備わるバーリッジ(山梁)のうちの一つのバーリッジの一番厚い部位を通過した粒子線である。第2の通過粒子線と第3の通過粒子線は、リッジフィルタ5に複数備わるバーリッジのうちの二つのバーリッジの間の谷に相当する部位を通過した粒子線である。
ここで、第1の通過粒子線1の粒子線エネルギーは、第2及び第3の通過粒子線よりも低くなり、被照射体における到達深さも浅くなる。一方、第2及び第3の通過粒子線は、被照射体において最も深い位置に到達し得る。
このように、被照射体の深さ方向において所定幅を有する照射野が形成される。この所定幅は、一般的にはリッジフィルタ5の一番厚い部分と一番薄い部分の厚さの差によって決められることになる。つまり、夫々のリッジフィルタ5は一般的に、固有のSOBPを形成することになる。なお、リッジフィルタによりブラッグピークが腫瘍の厚み方向に拡げられる幅(即ち、SOBPの幅)は、通常1〜20cmである。
第1の拡大手段4及び第2の拡大手段3に対して所定の設定パラメータを与えた上で、所定のSOBPを有するリッジフィルタ5を組み合わせれば、被照射体において所望の3次元の線量領域が形成され得ることになる。
腫瘍照射のためには上記の3次元の線量領域内で線量分布を精度良く形成する必要がある。上記3次元の線量領域内で線量分布を均一なものにするためには、リッジフィルタ5を通過する粒子線はリッジフィルタに対して平行に進入し、設計で定義された割合の粒子線が、設計で定義された厚みのリッジフィルタ材料を通過し、エネルギーロスすることが好ましい。
しかし、リッジフィルタへ進入する粒子ビームの向きは、上記第1の拡大手段4と第2の拡大手段3によるビーム照射野拡大の際に偏向されており、リッジフィルタ5を通過する際には照射野中心では最も様々な方向を向き、照射野端部においては粒子線の進行方向は最も外方向に向く成分が多くなる。従って、照射野端部ではリッジフィルタに対して斜め方向に進入してくる粒子の影響が強くなる。
前記のように斜め進入による成分が多い箇所つまり照射野端部では、設計どおりに粒子はリッジフィルタ内を進行せずエネルギーロスの分布に設計からの差異が生じる。そこで、粒子線の照射野端部における斜め進入による影響を解消するために、本発明の実施の形態1では、図1に示すように、リッジフィルタ5を構成する複数のリッジ5aを、粒子ビーム進入方向と垂直になるように、X方向透過ソースポイント2を中心とした同心円上の設置位置において傾斜させる。
これにより、リッジフィルタ5において荷電粒子の失うエネルギーの分布の精度を向上させることができ、リッジフィルタ通過後の粒子のエネルギー分布の精度も向上されるので、所望の深部線量分布を精度良く形成でき、治療の精度を向上させることができる。
以上のように、本発明の実施の形態1では、粒子線発生装置からの粒子線1の照射野を拡大し、粒子線に所望のエネルギー分布を持たせるための周期的な厚さ分布を有するリッジフィルタ5を介して被照射体に照射する荷電粒子ビーム照射装置において、リッジフィルタ5を構成する複数のリッジ5aを粒子線の進入方向と垂直になるように配置したので、荷電粒子の失うエネルギーの分布の精度を向上させることができ、したがって、リッジフィルタ通過後の粒子のエネルギー分布の精度も向上でき、所望の深部線量分布を形成して治療の精度を向上させることができる。
更に、広い照射野で平坦度領域の大きな拡大ブラッグピークを形成できると共に、照射野拡大手段から被照射体までの距離を短縮することができるため小型の装置でも大きな照射野を形成することが可能となる。
実施の形態2.
図2は本発明の実施の形態2に係る荷電粒子ビーム照射装置の概略構成図(X-Z断面)である。
図2では、リッジフィルタ5を構成する複数のリッジ5aが設置平面(図2中X−Y平面)において、平均入射粒子ビーム方向に対して最も垂直になるように配置されている。
また、これに伴う粒子線の通過するリッジフィルタ材料の周期的な厚さ分布に与える影響を補正する為に、リッジフィルタ5の周期的な厚さ分布を有する方向へリッジの設置間隔を変調させてもよい。
この実施の形態2によれば、深部線量分布の形成精度つまり治療の精度を向上させるとともに、実施の形態1と比べると、リッジフィルタ5を設置するのに要する幅(Z方向)を短くできる。
なお、実施の形態1、2に係る荷電粒子照射装置では、リッジフィルタ5としてバーリッジを有するようなリッジフィルタを取り上げたが、これに限定されるものではなく、SOBPを形成できる周期的な厚さ分布を持つリッジフィルタであれば、例えば、既知のコーンリッジフィルタを用いてもよい。
実施の形態3.
図3は本発明の実施の形態3に係る荷電粒子ビーム照射装置の概略構成図(Y-Z断面)である。
図3では後で説明するように、リッジフィルタ5を、これを構成する複数のリッジ5a(バーリッジ)が粒子線進入方向と垂直となるように変形させることを示している。
前記のように斜め進入による成分が多い箇所つまり照射野端部では、設計どおりに粒子はリッジフィルタ内を進行せずエネルギーロスの分布に設計からの差異が生じる。そこで、粒子線の照射野端部における斜め進入による影響を解消するために、本発明の実施の形態3では、図3に示すように、通常、図3中のY軸と平行な直線形状であるリッジフィルタ5の尾根形状(図3中Y軸方向)を、リッジフィルタ長辺方向の照射野中心からの距離に応じて変化させる。図4で示された例は瓦状であるが、図4に示されるような蒲鉾状のものであっても良い。
この実施の形態3によれば、深部線量分布の形成精度つまり治療の精度を、実施の形態1とは90度回転方向(図3中Y軸方向)で向上させることができる。
実施の形態4.
上記実施の形態1〜3では、所定の照射野条件で所望の深さ拡大照射範囲(SOBP)を形成するものであるとしているが、がん治療では、腫瘍の大きさに応じて照射野の大きさとSOBPを変更する必要がある。従来の粒子線治療装置では異なるSOBPに対し、異なるリッジフィルタを使用するが、異なる照射野形成の条件の場合でも同じリッジフィルタを使用していた。
本実施の形態4では、異なる照射野形成条件に対応して複数のリッジフィルタを用意し、所定の照射野形成条件に応じて粒子線が通過するビーム経路に選択的に配置するようにしている。
すなわち、図5は実施の形態4に係る荷電粒子ビーム照射装置のリッジフィルタ交換装置を示す概略平面図で、図5に示すように、異なる照射野形成条件に対応した複数のリッジフィルタ5を、リッジフィルタ取付けベース6に取付け、さらに複数のリッジフィルタ取付けベース6をホイール8に取付けている。ホイール8は回転することで任意のリッジフィルタ取付けベース6をビーム径路10に選択的に設置することができるようになっている。
また、このホイールには貫通坑9を設け、ビーム軸校正等の確認の妨げにならないようにしている。
本実施の形態4では照射野形成の条件が異なる場合には、その条件に応じた最適なリッジフィルタを選択できるため、精度の優れた照射野及びSOBPで照射することが可能となる。本発明ではより多くのリッジフィルタの種類が発生するが、本実施の形態を適用することにより、これらのリッジフィルタの管理と選択を容易に行うことができる。
なお、上記各実施の形態に係る荷電粒子照射装置では、拡大照射野形成装置として第1の拡大手段、第2の拡大手段を有するようなワブラー法を採り上げたが、これに限定されるものではなく、拡大照射野を形成できる二重散乱体法、二次元スキャニング法などを用いてもよい。また、第1の拡大手段4と第2の拡大手段3の配置位置は、入れ替えられてもよい。

Claims (6)

  1. 粒子線発生装置からの粒子線に所望のエネルギー分布を持たせるための周期的な厚さ分布を有するリッジフィルタを介して被照射体に上記粒子線を照射する荷電粒子ビーム照射装置において、
    前記リッジフィルタは、リッジの夫々の底面をリッジ毎に異なる角度で配置されていることを特徴とする荷電粒子ビーム照射装置。
  2. 前記リッジフィルタは、各リッジの底面を、平均入射粒子ビーム方向に対して最も垂直になるように配置されていることを特徴とする請求項1記載の荷電粒子ビーム照射装置。
  3. 前記リッジフィルタは、各リッジを、異なる角度及び位置に配置されていることを特徴とする請求項1記載の荷電粒子ビーム照射装置。
  4. 前記リッジフィルタは、各リッジの角度変化に応じて、周期的な厚さ分布を有する方向へ各リッジの設置間隔を変調させていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の荷電粒子ビーム照射装置。
  5. 前記リッジフィルタは、複数のバーリッジを有し、前記各バーリッジの形状を前記リッジフィルタ長辺方向の照射野中心からの距離に応じて変化させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の荷電粒子ビーム照射装置。
  6. 前記リッジフィルタは、異なる照射野形成条件に対応して複数用意され、所望の照射野形成条件に応じて前記粒子線が通過するビーム経路に選択的に配置されるようにしたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載の荷電粒子ビーム照射装置。
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