JP5784511B2 - 管理装置、無線通信システム及びコネクション管理方法 - Google Patents

管理装置、無線通信システム及びコネクション管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、管理装置、無線通信システム及びコネクション管理方法に係り、特に、無線通信システムにおいて、無線エリアおよび有線区間の輻輳、再送を減少させることで、トラフィックの有効利用を可能にする管理装置、無線通信システム及びコネクション管理方法に関する。
モバイルエンジニアリング事業においては、無線エリアにて、基地局配置やエリア設計などを行い、エリア内の通信品質向上に向けた取り組みがなされている。昨今のLTE(Long Term Evolution)、LTE−Advancedの標準化において、無線通信の高速化が進み、従来は無線エリアのネットワークに比べ十分な帯域が確保されていたコアネットワークにおいても、帯域が確保できないとの見込みがなされている。
特に、無線エリアに端末が多数存在する場合においては、通信品質の劣化が激しく、無線での帯域が確保できずにスループットの低下が起こることや、遅延時間の増大によりコネクションが切断されてしまうといった課題が存在する。
上記課題を解決するため、特許文献1では無線通信端末の通信品質をQE値という独自の指標を用いて判定し、この値が一定値を下回る端末のコネクションを開放することでエリア内の帯域を確保する手法がとられている。
また、特許文献2では、一定の監視期間において、基地局−端末間のビットエラーレートが閾値を上回る、または制御信号がタイムアウトしている端末のコネクションを開放することで、エリア内の帯域を確保する手法がとられている。
特開2004−363979号公報 特開2000−83036号公報
本発明が解決する課題を以下に示す。
端末が多く存在する無線エリアでは、今後無線エリアでの通信速度が大きくなるため、無線での帯域が確保できずにスループットの低下や遅延増大によるコネクション切断が起こるだけでなく、大容量のトラフィックが有線区間を流れるため、通信状態の悪い端末においては、有線区間の再送回数が増加し、ネットワークを流れるトラフィックが増大する。そのため、有線区間を流れるトラフィックについても考慮し制御を行う必要性があるが、前述の特許文献1、2における従来手法では、無線区間の状態のみを把握し、有線区間の状態を考慮せず制御を行っているため、前述の課題に対応できない。
本発明は、以上の点に鑑み、無線エリアの最適化を図るとともに有線区間のトラフィックを削減し、再送および輻輳を低減することを目的とする。
本発明では、例えば、無線エリア内の通信品質が悪い端末を検出し、それらの端末が使用するアプリケーションや有線区間でのトラフィック量を分析した上で、端末のコネクションを切断する。これにより、無線エリアの最適化を図るとともに有線区間のトラフィックを削減し、再送および輻輳を低減する。
本発明は、例えば、複数の無線基地局、ネットワークルータやゲートウェイに代表されるネットワーク装置、それらを管理するネットワークエレメント管理装置が存在する無線通信システムにおいて、前述のネットワークエレメント管理装置が、無線基地局における通信履歴とネットワーク装置に流れ込むパケットを収集することで得られるトラフィック量やアプリケーションの種別を収集する統計情報収集部と、前述の収集したデータを保存する統計情報データベース、前述の統計情報データベースに保存された情報から、無線エリアの状態を判定し、制御対象の無線通信端末を選定、制御ルールを作成する通信品質判定部、前述の制御ルールを保存する制御ルールデータベース、基地局に対して制御対象の無線通信端末のコネクションについてコネクション開放要求を出す、装置管理部を備えることを特徴のひとつとする。
また、前述の通信品質判定部は無線エリアにおけるスループットが閾値を下回ることをトリガーに制御対象の無線通信端末を選定することを特徴のひとつとする。
また、制御ルール作成部においては、無線通信端末の使用するアプリケーションが制御対象のものであること、および上り回線における無線通信端末からの基準信号受信電力が閾値を下回り、かつ、無線基地局と無線通信端末間のスループットが閾値を下回るものを対象とすることを特徴のひとつとする。
本発明の第1の解決手段によると、
複数の無線通信端末と無線で通信する無線基地局と、前記無線基地局と有線で接続されたネットワーク装置とを備え、前記無線通信端末が、該無線通信端末及び該無線基地局間の無線区間と、該無線基地局及び該ネットワーク装置間の有線区間とを介して他の装置の通信する無線通信システムにおける管理装置であって、
前記無線基地局から、各無線通信端末と該無線基地局との無線区間での通信情報を受信し、前記ネットワーク装置から、各無線通信端末と前記装置間のうち有線区間でのトラフィック情報を受信する情報収集部と、
前記無線基地局から受信した前記無線区間での通信情報と、前記ネットワーク装置から受信した前記有線区間でのトラフィック情報とに基づき、前記複数の無線通信端末のうちコネクションを開放する前記無線通信端末を特定する判定部と、
前記判定部で特定された前記無線通信端末が所属する前記無線基地局に、コネクション開放要求を送信する装置管理部と
を備えた前記管理装置が提供される。
本発明の第2の解決手段によると、
複数の無線通信端末と無線で通信する無線基地局と、
前記無線基地局と有線で接続されたネットワーク装置と、
管理装置と
を備え、前記無線通信端末が、該無線通信端末及び該無線基地局間の無線区間と、該無線基地局及び該ネットワーク装置間の有線区間とを介して他の装置の通信する無線通信システムであって、
前記無線基地局は、
各無線通信端末と該無線基地局との無線区間での通信情報を収集し、前記ネットワーク装置に送信する第1情報収集部を有し、
前記ネットワーク装置は、
各無線通信端末と前記装置間のうち有線区間でのトラフィック情報を収集し、前記ネットワーク装置に送信する第2情報収集部を有し、
前記管理装置は、
前記無線基地局から受信した前記無線区間での通信情報と、前記ネットワーク装置から受信した前記有線区間でのトラフィック情報とに基づき、前記複数の無線通信端末のうちコネクションを開放する前記無線通信端末を特定する判定部と、
前記判定部で特定された前記無線通信端末が所属する前記無線基地局に、コネクション開放要求を送信する装置管理部と
を有する前記無線通信システムが提供される。
本発明の第3の解決手段によると、
複数の無線通信端末と無線で通信する無線基地局と、前記無線基地局と有線で接続されたネットワーク装置とを備え、前記無線通信端末が、該無線通信端末及び該無線基地局間の無線区間と、該無線基地局及び該ネットワーク装置間の有線区間とを介して他の装置の通信する無線通信システムにおけるコネクション管理方法であって、
各無線通信端末と該無線基地局との無線区間での通信情報を収集することと、
各無線通信端末と前記装置間のうち有線区間でのトラフィック情報を収集することと、
前記無線区間での通信情報と、前記有線区間でのトラフィック情報とに基づき、複数の無線通信端末のうちコネクションを開放する無線通信端末を特定して、特定された無線通信端末のコネクションを開放すること
を含む前記コネクション管理方法が提供される。
本発明によると、無線エリアの最適化を図るとともに有線区間のトラフィックを削減し、再送および輻輳を低減することができる。
第1の実施例における管理システムの構成図である。 本実施の形態における無線通信システムの構成図である 第1の実施例における無線基地局の構成図である。 本実施の形態におけるネットワークエレメント管理装置の構成図である。 本実施の形態におけるネットワークルータの構成図である。 本実施の形態におけるトラフィック情報データベースの一例である。 本実施の形態における統計情報データベースの作成または更新フローチャートである。 本実施の形態における統計情報データベースの一例である。 第1の実施例における制御対象無線通信端末抽出フローチャートである。 本実施の形態におけるコネクション開放無線通信端末の再接続処理フローである。 第2の実施例における管理システムの構成図である。 第2の実施例における制御対象無線通信端末抽出フローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。
1.第1の実施例
図2は第1の実施例における無線通信システムの構成図である。
無線通信システムは、無線通信端末1(例えば1A、B)と無線で通信する無線基地局10(例えば10A、B)と、ネットワークルータ30(例えば30A〜C)と、ゲートウェイ60と、ネットワークエレメント管理装置20とを備える。
例えば図の例では、無線基地局10A、Bの2台が存在し、無線通信端末1Aが無線基地局10Aと通信し、無線通信端末1Bが無線基地局10Bと通信している。前述の無線基地局10A、B、ネットワークルータ30A〜Cを管理するネットワークエレメント管理装置20が例えば有線ネットワークで各装置と接続されている。また、前述の無線基地局10A、Bは、ネットワークルータ30A〜C、ゲートウェイ60等のネットワーク装置を通じて、インターネット70に接続されており通信が行われている。なお、ネットワークエレメント管理装置20は、ネットワークルータ30A、Cとは、上位のネットワークルータ30Bを介して通信できる。また、ネットワークエレメント管理装置20は、ゲートウェイ60を介して下位のネットワークルータ30A〜Cと通信しても良い。
図3は第1の実施例における無線基地局10の構成図である。無線基地局10は、無線通信端末1と無線通信を行なうためのアンテナ11、アンテナ11から受信した信号または無線通信端末1への送信信号を処理する無線通信部12、無線通信端末1からの通信履歴を扱う統計情報収集部(第1情報収集部)13、コネクションの接続、開放を行うコネクション制御部14、及び、ネットワークルータ30と接続するネットワークI/F15を有する。
図4は第1の実施例におけるネットワークエレメント管理装置20の構成図である。ネットワークエレメント管理装置20は、無線基地局10から有線ネットワーク50を通じて通信履歴(通信情報)を受信し、ネットワークルータ30から有線ネットワーク50を通じてトラフィック情報を受信し、統計情報データベース22を更新する統計情報収集部21と、通信履歴から制御の要否を判定する通信品質判定部23と、制御のルールおよび制御対象の無線通信端末IDを保存する制御ルールデータベース(制御ルール記憶領域)24と、コネクションを開放すべき端末IDおよびコネクション開放要求を無線基地局10に対して送信する装置管理部25と、制御ルールや統計情報データベース22の更新タイミングを一定周期で行うためのタイマー部26とを有する。
図5は第1の実施例におけるネットワークルータ30の構成図である。ネットワークルータ30は、複数のネットワークインターフェース31A、Bと、ネットワークインターフェース31A、Bを流れるパケットをキャプチャするトラフィックデータ抽出部32と、キャプチャしたトラフィックデータを保存するトラフィック情報データベース33と、前述のトラフィック情報データベース32から無線通信端末IDごとのアプリケーション種別やトラフィック量を収集し、有線ネットワーク50を通じてネットワークエレメント管理装置20の統計情報収集部21に送信する統計情報収集部(第2情報収集部)33とを有する。
図1は第1の実施例における管理システムの説明図である。
無線基地局10は、無線通信端末1から無線ネットワーク40、アンテナ11、無線通信部12を通じて通信履歴を収集し、統計情報収集部13に保存する。通信履歴は、例えば、無線通信端末1と基地局10との間の無線区間の通信に関する情報を含み、例えば無線区間のスループット、基準信号の受信電力等を含むことができる。ここで、基準信号の受信電力とは、基地局10から送信された基準信号(パイロット信号)が無線通信端末1で受信される受信電力である。この受信電力は無線通信端末1で測定され、基地局10に通知される。以下の説明において、「基地局における基準信号受信電力」は、上述のように、基地局からの基準信号について、端末が測定した受信電力を示す。
収集された通信履歴は有線ネットワーク50を通じて、ネットワークエレメント管理装置20における統計情報収集部21に送信され、統計情報データベース22に保存される。
また、ネットワークルータ30において、ネットワークインターフェース31A、Bを流れるパケットを、トラフィック情報抽出部32がキャプチャし、少なくとも端末IDとアプリケーション種別と有線区間でのトラフィック量とを、トラフィック情報データベース33に保存する。トラフィックデータ収集部34が、無線通信端末IDごとのアプリケーション種別やトラフィック量を収集し、これらの情報を有線ネットワーク50を介して、ネットワークエレメント管理装置20の統計情報収集部21に送信する。統計情報収集部21は、受信したこれらの情報を統計情報データベース22に保存する。通信履歴やトラフィックデータを受信するごとに統計情報収集部21は統計情報データベース22を更新する。
なお、トラフィック情報の抽出及び送信は、ネットワークルータ30以外にも、ゲートウェイ60や、有線区間の適宜のネットワーク装置で行っても良い。
統計情報データベース22の更新をうけて、通信品質判定部23は、各無線エリアにおける平均スループットを計算する。通信品質判定部23は、制御ルールデータベース24に格納された閾値よりも無線エリアでの平均スループットが下回っている場合に、その無線エリアについて、制御対象となる無線通信端末1の抽出を行い、制御対象の無線通信端末IDを制御ルールデータベース24に保存する。
制御ルールデータベース24の更新を受けて装置管理部25は、制御対象の無線通信端末1が存在する無線基地局10に対し制御対象端末1のコネクションを開放するよう、無線基地局10のコネクション制御部14に対してコネクション開放要求を送信する。なお、統計情報データベース22、制御ルールデータベース24および装置管理部25から無線基地局10におけるコネクション制御部14へのコネクション開放要求送信タイミングは、例示のため各データベースの更新後すぐとしたが、それに限るものではなくタイマー部26をネットワークエレメント管理装置20に持たせる事で、一定期間ごとに更新を行うことも可能である。
図6は、ネットワークルータ30のトラフィック情報データベース33の一例である。トラフィック情報データベース33は、ネットワークI/F31A、31B間を通過するパケットに含まれる無線通信端末ID毎に、無線通信端末1が使用しているアプリケーション種別(識別情報)と、トラフィック量が記録される。ここでのトラフィック量は、有線区間でのトラフィック量を示す。
以降、ネットワークエレメント管理装置20における、それぞれの管理部の動作について詳細に説明する。
図7は、統計情報収集部21が統計情報データベース22を作成または更新する際のフローチャートである。
まず、統計情報収集部21は、S101にて、統計情報データベース作成及び更新を一定周期で行うためのタイマーを起動する。ネットワークエレメント管理装置20には、基地局10から基準信号受信電力及びスループットを含む通信履歴と、ネットワークルータ30からアプリケーション種別とトラフィック量を含むトラフィック情報とが入力される。統計情報収集部21は、S102において受信データの分別を行い、受信データが通信履歴であればS103に移り、通信履歴でなければ、S104に移る。統計情報収集部21は、S103において、受信された通信履歴に含まれる、基地局10における端末1から報告された基準信号受信電力および無線区間のスループットの値を、統計情報データベース22に端末IDごとに保存する。また、統計情報収集部21は、S104において、再びデータの判定を行い、受信データがトラフィック情報であれば、S105において、使用しているアプリケーション種別とトラフィック量を、統計情報データベース22に端末IDごとに保存する。受信データが通信履歴でもトラフィック情報でもなければ(S102、S104)、受信データを破棄しても良い。統計情報収集部21は、S106において、タイマーを確認し、更新周期を経過した場合、S107においてタイマーを停止し更新処理を終了する。更新周期が経過していない場合(更新期間内の場合)は、ステップS102に戻り、処理を繰り返す。
なお、本実施の形態において、統計情報データベース22に記憶される通信履歴及びトラフィック情報は、受信される全ての通信履歴及びトラフィック情報でなくてもよく、特定の条件を満たす情報のみを記憶するようにしてもよい。例えば、基地局における基準信号受信電力および、無線区間のスループットが所定値以下の無線通信端末、もしくは、特定のアプリケーションを使用している無線通信端末、もしくは、トラフィック量が所定値以上の無線通信端末に限ってデータベースに保存するようにしてもよい。これにより、統計情報データベース22に格納される情報量を削減するとともに、後述する制御対象となる無線通信端末を決定する際の演算量も削減可能となる。
ネットワークエレメント管理装置20には、このようなフィルタ機能を実行するか否かを予め設定しておいてもよい、統計情報収集部21は、例えば、フィルタ機能のON/OFFをS108において判定する。OFFであれば処理を終了する。一方、ONであれば、統計情報収集部21は、統計情報データベース22に記憶されたデータについて、端末IDごとに以下のS109〜S114の処理を実行する。本更新期間内において新たに追加されたデータについてのみ実行してもよい。なお、この例においては、ステップS102〜S106において統計情報データベース22に追加した後に、条件に合致しないものを削除する構成といているが、統計情報データベース22に追加する際に条件に合致するもののみ記憶するようするなど、適宜の順序で処理してもよい。
統計情報収集部21は、S109において、ある端末について、「基地局における基準信号受信電力≦閾値2」であるかを判定する。閾値2は、制御ルールデータベース24に予め記憶されることができる。なお、以下の各閾値、基準についても同様に制御ルールデータベース24に予め記憶されることができる。なお、制御ルールデータベース24に記憶される各閾値は、基地局10ごとに異なる値を設定してもよい。また、統計情報収集部21は、S110において「無線区間のスループット≦閾値3」であるかを判定する。統計情報収集部21は、S111において、特定の(制御対象として予め定められた)アプリケーションを使用しているかを判定する。統計情報収集部21は、S112において、「無線通信端末のトラフィック量≧閾値4」であるかを判定する。統計情報収集部21は、すべてに該当する端末については、データを削除せずにデータベースに保存したままにし、一方、いずれかひとつにでも該当しなければ、S113において前述の無線通信端末1に対する通信履歴およびトラフィックデータを削除する。一方、いずれかに該当した場合はデータを削除せず、全てに該当しなかった場合に削除してもよい。最後に、統計情報収集部21は、S114においてすべての無線通信端末1に対して、処理が終了したかを確認し、未処理の端末が存在すれば、S109〜S112の処理を繰り返す。
この様な手法をとることで、上述のように統計情報データベースに格納される情報量を削減するとともに、制御対象となる無線通信端末を決定する際の演算量も削減可能となる。
図8は統計情報データベース22の一例である。
統計情報データベース22は、無線通信端末ID毎に、使用しているアプリケーション種別、トラフィック量、基地局における基準信号受信電力、及び、無線区間のスループットが記録される。なお、無線エリアID毎に図8に示す構成を有する。アプリケーション種別及びトラフィック量は、通信システムにおける有線側のトラフィック種別及び量を示し、基地局における基準信号受信電力及び無線区間のスループットは、無線エリアの通信状態を示す。例えば、基地局における基準信号受信電力が小さい端末1は、基地局10から遠いなどにより電波環境が悪い端末を示す。また有線側でのトラフィック量が大きい端末が、無線エリアで電波環境が悪く、スループットが悪いと、有線側で基地局10までデータが到達したものの端末1にとどく前にタイムアウトすることで、有線側で再送が発生しうる。本実施の形態では、有線側と無線側の両データを考慮して、有線区間と無線区間とをトータルでみた通信効率を向上する。なお、アプリケーション種別及びトラフィック量以外に、通信システムにおける有線側のトラフィック種別及び量を示す適宜のデータを用いても良いし、基地局における基準信号受信電力及び無線区間のスループット以外に、無線エリアの通信状態を示す適宜のデータを用いても良い。
図9は、第1の実施例における通信品質判定部23の制御フローチャートである。このフローチャートは大きく2つの部分に分かれており、1つは制御が必要であるか否かを判定する部分(図9(a))、もう1つは、制御対象となる端末を決定する部分(図9(b))である。以降、フローの詳細について説明する。
まず、図9(a)を参照して制御の要否を判定する部分について説明する。通信品質判定部23は、ある無線エリアについて、統計情報データベース22に保存された端末ごとの無線区間でのスループットから、無線エリアにおける平均スループットを算出する。通信品質判定部23は、S201において、算出された平均スループットが制御ルールデータベース24に予め記憶された閾値1を下回った場合に、制御が必要と判断してS202に移り、それ以外は処理を終了する。通信品質判定部23は、S202において、統計情報データベース22より、平均スループットの値が閾値を下回った無線エリアで通信を行っている無線通信端末1の通信状態を収集する。通信品質判定部23は、S203において、収集した無線通信端末1の通信状態に基づき制御対象端末(コネクションを開放する端末)の抽出フローを実行する。本抽出フローについては後述する。S204において、S203で抽出された無線通信端末1のコネクションを開放する。例えば、通信品質判定部23は、装置管理部25に無線通信端末1の端末IDを通知し、装置管理部25から対象の基地局10にコネクション開放要求が送信される。通信品質判定部23は、コネクション開放後に、S205において、再度当該無線エリアにおける平均スループットを算出し、平均スループットが閾値1を下回っていなければ継続して制御を行わずに終了する。平均スループットが閾値1を下回っていれば、S201からのフローを繰り返す。
なお、無線通信端末1が複数のアプリケーションを使用している場合は、装置管理部25は、無線通信端末1が制御対象の無線通信端末に該当すると、無線区間のコネクションは開放せず、ネットワークルータ30に対して制御対象のアプリケーションのコネクションのみを開放するよう指示してもよい。例えば、無線通信端末1が複数のアプリケーションを使用している場合統計情報データベース22に、端末IDは同じであるがアプリケーション種別が異なる複数のエントリが記憶されることになる。従って、装置管理部25(又は通信品質判定部23)は、統計情報データベース22を参照して、無線通信端末1が複数のアプリケーションを使用していることを判断できる。なお、通信品質判定部23は、複数のアプリケーションのうち、対応するトラフィック量が予め定められた閾値より大きいひとつを選択し、選択されたアプリケーションのコネクションを開放するようにしてもよい。
次に、制御対象無線通信端末の抽出フローについて説明する。S206において、通信品質判定部23は、統計情報データベース22から収集した無線通信端末1の通信状態に基づき、ある無線通信端末1について、基地局10における基準信号受信電力が閾値2を下回っているかを判定する。通信品質判定部23は、基準信号受信電力が閾値2を下回っている場合、S207において、無線通信端末の無線区間でのスループットが閾値3を下回っているかを判定する。また、通信品質判定部23は、S208において、無線通信端末が使用するアプリケーションが制御対象であるかどうかを判定する。最後に、通信品質判定部23は、S209において無線通信端末のトラフィック量が閾値4を上回るかどうかを判定する。通信品質判定部23は、前述の4つの条件に当てはまる無線通信端末1(S206〜S209の全てがYesの無線通信端末1)を制御対象とし、S210において、制御ルールデータベース24に制御対象とした無線通信端末1の端末IDを保存する。前述のいずれか条件にもあてはまらない場合は、S211に移る。
なお、前述の4つの条件すべてに当てはまる以外にも、通信品質判定部23は、無線区間での通信情報と有線区間でのトラフィック情報とに基づき、無線区間での通信状態が予め定められた第1基準よりも悪く、かつ、有線区間でのトラフィックが予め定められた第2基準より多い無線通信端末を、コネクションを開放する無線通信端末とすることができる。例えば、S207とS208の条件(無線区間での条件)のいずれかを満たし、かつ、S209とS210の条件(有線区間での条件)のいずれかを満たす無線通信端末を、コネクションを開放する無線通信端末とすることができる。また、例えば、基準信号受信電力及び/又は無線区間のスループットが予め定められた閾値を下回り、かつ、有線区間のトラフィック情報が、予め定められた制御対象のアプリケーション種別を含む無線通信端末を、コネクションを開放する端末としてもよい。
通信品質判定部23は、S211において、すべての端末IDに対して抽出が完了したかどうかの確認を行い、まだ未抽出の端末が存在すれば、S206〜S210の処理を繰り返す。
図10は、コネクション開放無線通信端末の再接続処理フローである。無線通信端末1のコネクションを開放した後の再接続に関する処理フローについて説明する。本処理はコネクション開放後に、通信状態が悪いまま再度、無線基地局10に無線通信端末1が接続することを防ぐための処理である。なお、本フローは、基地局10のコネクション制御部14で実行する例を説明するが、例えばネットワークエレメント管理装置20の装置管理部25や無線通信端末1など適宜のブロックで実行してもよい。
コネクション制御部14は、例えば無線通信端末1からコネクションの接続要求を受信すると、S301において、コネクション開放時刻からの経過時間が予め定められた時間(閾値5)を超えているかを判定する。コネクション制御部14は、閾値以上であればS304において、無線通信端末1から無線基地局10への接続処理を開始する。一方、S301において閾値以下の場合は、コネクション制御部14は、S302において、接続要求を出している無線通信端末1の通信状態を収集する。例えば、自基地局からの基準信号受信電力、及び、自基地局に隣接する隣接基地局からの基準信号受信電力を、無線通信端末1から収集する。コネクション制御部14は、接続判定処理(S303)にて再接続の可否を判定する。再接続可能であれば、コネクション制御部14は、S304において、無線通信端末1から無線基地局10への接続処理を開始する。接続判定処理は、例えば、S303において、基地局10からの無線通信端末1における基準信号受信電力が閾値2を上回っていれば、S304において、無線基地局への接続を開始する。一方、無線通信端末1における基準信号受信電力が閾値2を下回っていた場合は、コネクション制御部14は、S305において、隣接無線基地局からの基準信号受信電力が閾値を上回っているか判断する。閾値を上回っていれば、S306において、コネクション制御部14は、該当無線通信端末1のハンドオーバ処理を開始し、隣接無線基地局に接続させる。
2.第2の実施例
続いて、上述のネットワークエレメント管理装置20が存在せず、無線基地局において制御の要否および、制御対象の無線通信端末1を決定する第2の実施例について、図面を用いて詳細に説明する。
図11は、第2の実施例における無線通信システム(管理システム)の構成図である。
本無線通信システムは、第1の実施の形態のネットワークエレメント管理装置20の構成が省略され、無線基地局100とネットワークルータ200とを備える。ネットワークルータ200は第1の実施例と同様のルータでもよいし、一般的なルータでもよい。
無線基地局100には、統計情報データベース19、通信品質判定部16、制御ルールデータベース17、タイマー部18を有する。これらの各部は、第1の実施例のネットワークエレメント管理装置20の各部と同様である。また、基地局100は、無線通信部12、コネクション制御部14、ネットワークI/F15を有する。これらの各部は、第1の実施例の基地局10の各部と同様である。なお、コネクション制御部14は、基地局10内の通信品質判定部16からの通知に従いコネクションを開放する。また、本実施例では、無線基地局10内部で制御の可否判定、制御対象となる無線通信端末を抽出する。統計情報収集部110は、例えば、第1の実施例の統計情報取集部13の機能と、ネットワークルータ30のトラフィックデータ抽出部32の機能を併せ持つことができる。トラフィック情報については、無線通信部12がネットワークI/F15を介して通信するトラフィックデータを抽出してトラフィック量、アプリケーション種別を監視することができる。なお、統計情報収集部110は、第1の実施例と同様に、ネットワークルータ30のトラフィックデータ抽出部32で求められたアプリケーション種別及びトラフィック情報を、ネットワークI/F15を介して入力してもよい。
無線基地局100は、無線通信端末1から無線ネットワーク40、アンテナ11、無線通信部12、統計情報収集部110およびネットワークI/F15、統計情報収集部110を通じて通信履歴を収集し、収集された通信履歴を統計情報データベース19に保存する。また、無線通信端末1ごとに、トラフィック量の合計とアプリケーション種別を収集し、統計情報収集部110を通じて統計情報データベース19に保存する。無線通信端末1から、通信履歴を受信するごとに統計情報収集部110は統計情報データベース19が更新される。統計情報データベース19の更新をうけて、通信品質判定部16は、無線基地局10が生成している無線エリアにおける平均スループットを計算し、制御ルールデータベース17に格納された閾値よりも平均スループットが下回っている場合に、制御対象となる端末の選定を行い、制御対象の端末IDを制御ルールデータベース17に保存する。制御ルールデータベース17の更新を受けて、コネクション制御部14は制御対象の無線通信端末1に対して、コネクションを開放する。コネクション制御部14における制御対象の無線通信端末のコネクション開放タイミングは、例示のため各データベースの更新後すぐとしたが、それに限るものではなくタイマー部18を無線基地局10に搭載する事で、一定期間ごとに更新を行うことも可能である。
図11に示すように、無線基地局10は、無線通信端末1と無線通信を行なうアンテナ11、アンテナ11から受信した信号または無線通信端末1への送信信号を処理する無線通信部12、無線通信端末1からの通信履歴等を扱う統計情報収集部110、コネクションの接続、開放を行うコネクション制御部14、自局における通信履歴および無線通信端末のトラフィック情報を保存する統計情報データベース19、通信履歴から制御の要否を判定する通信品質判定部16、制御のルールおよび制御対象の無線通信端末IDを保存する制御ルールデータベース17、制御ルールや統計情報データベース22の更新タイミングを一定周期で行うためのタイマー部18、及び、有線のトラフィック情報を収集するネットワークI/F15を有する。
本実施例の制御フローは、第1の実施例(図9)と同様とすることができる。上述のように、各ブロックの処理は、基地局100の対応するブロックにより実行される。
(変形例)
図13は、第2の実施例における制御フローチャートの変形例である。このフローチャートは大きく2つの部分に分かれており、1つは制御が必要であるか否かを判定する部分(図13(a))、もう1つは、制御対象となる端末を決定する部分(図13(b))である。以降、フローの詳細について説明する。本変形例においては、無線区間のパラメータとアプリケーション種別のみで制御対象の無線通信端末を決定する。
まず、制御の要否を判定する部分(図13(a))について説明する。図13(a)の各処理は図9(a)の各処理と同様である。通信品質判定部16は、統計情報データベース19に保存された端末1ごとの無線区間でのスループットから、無線エリアにおける平均スループットを算出する。S401において、通信品質判定部16は、算出された平均スループットが閾値を下回った場合に、制御が必要と判断し、S402において、通信品質判定部16は、統計情報データベース19より、平均スループットの値が閾値を下回った無線エリアで通信を行っている無線通信端末の通信状態を収集する。S403において、通信品質判定部16は、制御対象端末の抽出フローを実行する。S404において、コネクション制御部14は、S403において抽出された端末のコネクションを開放する。S405において、通信品質判定部16は、再度、当該無線エリアにおける平均スループットを算出し、閾値を下回っていなければ継続して制御を行わずに終了。閾値を下回っていれば、S401からのフローを繰り返す。
次に、本変形例における制御対象無線通信端末の抽出フローについて説明する。本変形例では、以下のように3つの条件で判断する。S406において、通信品質判定部16は、基地局100での基準信号受信電力が閾値2を下回っているかを判定する。下回っている場合、通信品質判定部16は、S407において、無線通信端末の無線区間でのスループットが閾値3を下回っているかを判定する。最後に、通信品質判定部16は、S408において、端末1が使用しているアプリケーション種別から制御対象のアプリケーションかどうかを判定する。本変形例では、前述の3つの条件に当てはまる、無線通信端末1を制御対象として、通信品質判定部16は、S409において、制御ルールデータベース17に保存する。S410において、すべての端末IDに対して抽出が完了したかどうかの確認を行い、まだ未抽出の端末が存在すれば、S406〜S410の処理を繰り返す。
本実施例のように無線基地局100ごとに統計情報データベース19、通信品質判定部16、制御ルールデータベース17、タイマー部18を持たせることで、無線基地局単位で制御ができるため、制御周期の短縮が可能となる。
上述の第1及び第2の実施例によると、無線エリア内における端末の通信品質向上、再送回数の減少によるモバイルネットワークのトラフィック削減が期待できる。また、無線区間の通信状態の悪い端末について、有線区間での再送回数が増加、及び、ネットワークを流れるトラフィックの増大を防ぐことができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
3.構成例
例えば、無線通信端末と前述の無線通信端末が通信を行う複数の無線基地局、前述の無線基地局が接続されるネットワークルータ、ゲートウェイと、前述の各装置を管理するネットワークエレメント管理装置が存在する無線通信システムにおいて、ネットワークエレメント管理装置は、前述の無線基地局から、無線基地局における端末の基準信号受信電力およびスループット、ネットワークルータから無線通信端末ごとに使用されているアプリケーションおよびトラフィック量を収集する手段を備えた、統計情報収集部、前述の情報から制御の要否および制御対象となる無線通信端末を決定する通信品質判定部、制御のルールを保存する制御ルールデータベース、制御対象の無線通信端末が通信を行っている無線基地局に対して当該無線通信端末のコネクション開放要求を送信する装置管理部を備える。
前述の無線基地局に向けたコネクション開放要求の送信は、一定期間ごと、もしくは前述の制御ルールが更新されるたびに、前述の装置制御部により送信される。
また、上述の無線通信システムにおいて、無線基地局ごとに異なる制御ルールを作成可能である。
上述の無線通信システムにおいて、前述の無線通信基地局が、制御情報データベースおよび、通信品質判定部、制御ルールデータベースを備え、無線基地局ごとに独立して制御の可否および制御ルールを決定可能である。
本制御方式は、例えば、無線エリアごとに、エリア内の平均スループットが閾値を下回った場合に、制御が必要と判定し、基地局における無線通信端末からの基準信号受信電力値、無線基地局と無線通信端末間のスループットが閾値を下回り、制御対象となるアプリケーションを使用した場合に、当該無線通信端末のコネクションを開放する。
上述の制御方式において、前述の判定閾値が無線エリアごとに異なる閾値を用いて制御を行う。
上述の制御方式において、前述の基地局における無線通信端末からの基準信号受信電力値が閾値を下回ること、無線基地局と無線通信端末間のスループットが閾値を下回ること、制御対象となるアプリケーション使用の有無のうち、いずれかの条件を満たす無線通信端末を制御対象と判定する。
また、上述の制御方式において、無線通信端末が複数のアプリケーションを使用しており、制御対象の無線通信端末に該当した場合、無線エリアのコネクションは開放せず、ネットワークルータもしくはゲートウェイに対して制御対象のアプリケーションのコネクションのみを開放する。
本発明は、例えば無線通信システムに利用可能である。
1 無線通信端末
10、100 無線基地局
11 アンテナ
12 無線通信部
13 統計情報収集部
14 コネクション制御部
15 ネットワークI/F
16 通信品質判定部
17 制御ルールデータベース
18 タイマー部
19 統計情報データベース
20 ネットワークエレメント管理装置
21 統計情報収集部
22 統計情報データベース
23 通信品質判定部
24 制御情報データベース
25 装置管理部
26 タイマー部
30、200 ネットワークルータ
31 ネットワークインターフェース
32 トラフィック情報データベース
33 トラフィックデータ収集部
40 無線ネットワーク
50 有線ネットワーク
60 ゲートウェイ
70 インターネット
110 統計情報収集部

Claims (12)

  1. 複数の無線通信端末と無線で通信する無線基地局と、前記無線基地局と有線で接続されたネットワーク装置とを備え、前記無線通信端末が、該無線通信端末及び該無線基地局間の無線区間と、該無線基地局及び該ネットワーク装置間の有線区間とを介して他の装置通信する無線通信システムにおける管理装置であって、
    前記無線基地局から、各無線通信端末と該無線基地局との無線区間での通信情報を受信し、前記ネットワーク装置から、各無線通信端末と前記ネットワーク装置間のうち有線区間でのトラフィック情報を受信する情報収集部と、
    前記無線基地局から受信した前記無線区間での通信情報と、前記ネットワーク装置から受信した前記有線区間でのトラフィック情報とに基づき、前記複数の無線通信端末のうち、無線区間での通信状態が予め定められた第1基準よりも悪く、かつ、有線区間でのトラフィックが予め定められた第2基準より多い無線通信端末をコネクションを開放する無線通信端末として特定する判定部と、
    前記判定部で特定された前記無線通信端末が所属する前記無線基地局に、コネクション開放要求を送信する装置管理部と
    を備えた前記管理装置。
  2. 前記無線区間での通信情報は、前記無線基地局から送信される基準信号の前記無線通信端末での受信電力である基準信号受信電力、及び/又は、無線区間でのスループットを含み、
    前記有線区間でのトラフィック情報は、前記無線通信端末が使用するアプリケーション種別を含み、
    前記判定部は、
    基準信号受信電力及び/又は無線区間のスループットが予め定められた閾値を下回り、かつ、有線区間のトラフィック情報が、予め定められた制御対象のアプリケーション種別を含む無線通信端末を、コネクションを開放する無線通信端末とする請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記無線基地局から受信する無線区間での通信情報は、前記無線基地局から送信される基準信号の前記無線通信端末における受信電力である基準信号受信電力、及び/又は、該無線通信端末の無線区間でのスループットを含む請求項1に記載の管理装置。
  4. 前記ネットワーク装置から受信する前記有線区間でのトラフィック情報は、前記無線通信端末と前記ネットワーク装置間のトラフィック量、及び/又は、該無線通信端末が使用するアプリケーション種別を含む請求項1に記載の管理装置。
  5. 前記判定部は、
    前記無線基地局がカバーする無線エリアごとに、該無線エリア内の平均スループットを求め、平均スループットが予め定められた閾値を下回る該無線基地局について、該無線基地局に所属する前記無線通信端末のうちコネクションを開放する無線通信端末を特定する請求項1に記載の管理装置。
  6. 前記管理装置は、
    前記第1基準及び第2基準が予め記憶された制御ルール記憶領域
    をさらに備える請求項に記載の管理装置。
  7. 前記制御ルール記憶領域は、前記無線基地局ごとに異なる基準が記憶される請求項に記載の管理装置。
  8. 前記管理装置は、
    前記無線通信端末が複数のアプリケーションを使用しており、かつ、コネクションを開放する無線通信端末に該当した場合、無線区間のコネクションは開放せず、前記ネットワーク装置に対して制御対象のアプリケーションのコネクションのみを開放するよう指示する請求項1に記載の管理装置。
  9. 前記装置管理部は、
    コネクションを開放した前記無線通信端末について、該無線通信端末が所属する前記無線基地局からの基準信号受信電力を収集し、該基準信号受信電力が予め定められた閾値を上回っていれば、コネクションの再接続を許容する請求項1に記載の管理装置。
  10. 前記装置管理部は、
    コネクションを開放した前記無線通信端末について、該無線通信端末が所属する前記無線基地局に隣接する隣接基地局からの基準信号受信電力を収集し、該隣接基地局からの基準信号受信電力が予め定められた閾値を上回っていれば、該隣接基地局にハンドオーバしてコネクションの再接続を許容する請求項1に記載の管理装置。
  11. 複数の無線通信端末と無線で通信する無線基地局と、
    前記無線基地局と有線で接続されたネットワーク装置と、
    管理装置と
    を備え、前記無線通信端末が、該無線通信端末及び該無線基地局間の無線区間と、該無線基地局及び該ネットワーク装置間の有線区間とを介して他の装置通信する無線通信システムであって、
    前記無線基地局は、
    各無線通信端末と該無線基地局との無線区間での通信情報を収集し、前記通信情報を前記管理装置に送信する第1情報収集部を有し、
    前記ネットワーク装置は、
    各無線通信端末と前記ネットワーク装置間のうち有線区間でのトラフィック情報を収集し、前記トラフィック情報を前記管理装置に送信する第2情報収集部を有し、
    前記管理装置は、
    前記無線基地局から受信した前記無線区間での通信情報と、前記ネットワーク装置から受信した前記有線区間でのトラフィック情報とに基づき、前記複数の無線通信端末のうち、無線区間での通信状態が予め定められた第1基準よりも悪く、かつ、有線区間でのトラフィックが予め定められた第2基準より多い無線通信端末をコネクションを開放する無線通信端末として特定する判定部と、
    前記判定部で特定された前記無線通信端末が所属する前記無線基地局に、コネクション開放要求を送信する装置管理部と
    を有する前記無線通信システム。
  12. 複数の無線通信端末と無線で通信する無線基地局と、前記無線基地局と有線で接続されたネットワーク装置とを備え、前記無線通信端末が、該無線通信端末及び該無線基地局間の無線区間と、該無線基地局及び該ネットワーク装置間の有線区間とを介して他の装置通信する無線通信システムにおけるコネクション管理方法であって、
    各無線通信端末と該無線基地局との無線区間での通信情報を収集することと、
    各無線通信端末と前記ネットワーク装置間のうち有線区間でのトラフィック情報を収集することと、
    前記無線区間での通信情報と、前記有線区間でのトラフィック情報とに基づき、複数の無線通信端末のうち、無線区間での通信状態が予め定められた第1基準よりも悪く、かつ、有線区間でのトラフィックが予め定められた第2基準より多い無線通信端末をコネクションを開放する無線通信端末として特定して、特定された無線通信端末のコネクションを開放すること
    を含む前記コネクション管理方法。
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