JP5784046B2 - 油水ヘドロ分離装置 - Google Patents

油水ヘドロ分離装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5784046B2
JP5784046B2 JP2012554358A JP2012554358A JP5784046B2 JP 5784046 B2 JP5784046 B2 JP 5784046B2 JP 2012554358 A JP2012554358 A JP 2012554358A JP 2012554358 A JP2012554358 A JP 2012554358A JP 5784046 B2 JP5784046 B2 JP 5784046B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
water
sludge
filter
separator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012554358A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013520306A (ja
Inventor
ヴェイツェ,ホルゲル
ジンステーテン,ヨハネス
シュレンスケル,ヘルベルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Beko Technologies GmbH
Original Assignee
Beko Technologies GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Beko Technologies GmbH filed Critical Beko Technologies GmbH
Publication of JP2013520306A publication Critical patent/JP2013520306A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5784046B2 publication Critical patent/JP5784046B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/40Devices for separating or removing fatty or oily substances or similar floating material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D17/00Separation of liquids, not provided for elsewhere, e.g. by thermal diffusion
    • B01D17/08Thickening liquid suspensions by filtration
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D35/00Filtering devices having features not specifically covered by groups B01D24/00 - B01D33/00, or for applications not specifically covered by groups B01D24/00 - B01D33/00; Auxiliary devices for filtration; Filter housing constructions
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10MLUBRICATING COMPOSITIONS; USE OF CHEMICAL SUBSTANCES EITHER ALONE OR AS LUBRICATING INGREDIENTS IN A LUBRICATING COMPOSITION
    • C10M175/00Working-up used lubricants to recover useful products ; Cleaning
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10MLUBRICATING COMPOSITIONS; USE OF CHEMICAL SUBSTANCES EITHER ALONE OR AS LUBRICATING INGREDIENTS IN A LUBRICATING COMPOSITION
    • C10M175/00Working-up used lubricants to recover useful products ; Cleaning
    • C10M175/0058Working-up used lubricants to recover useful products ; Cleaning by filtration and centrifugation processes; apparatus therefor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B39/00Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
    • F04B39/16Filtration; Moisture separation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2239/00Aspects relating to filtering material for liquid or gaseous fluids
    • B01D2239/04Additives and treatments of the filtering material
    • B01D2239/0442Antimicrobial, antibacterial, antifungal additives

Description

本発明は油水ヘドロ分離装置に関するものである。
油水分離装置は、空気圧縮機に接続して使用されることが多い。空気圧縮機は、周囲の空気の吸引と圧縮によって圧縮空気を生成する。物理的な理由のため、及び圧縮空気を乾燥させるため、空気中に含まれる湿気は凝縮物として蓄積される。この凝縮物は、空気圧縮機による潤滑油が導入されるために排水となるが、炭化水素濃度の規制値を超えているため、公共下水道に流出させることが許されないことが多い。
60m/hの流入空気量が与えられると、300mg/hの油を含んだ1.6l/hの通常不連続な凝縮物の流れが形成されるが、これは190ppmに相当する。
気候(外気の気温と湿度)、使用される油、空気圧縮機などの構造および運転の種類によって、これらの値は変動する。
水と潤滑油の間の結合も変動し、油と水の混合が分散状態からエマルション状態まである。衛生的な下水道に流すことができる値は、20または10ppm(100万分の1単位)であり、一部においては5ppmである。このように、特別廃棄物が生成され、その99.5%が空気中の水分であるにもかかわらず、高い費用をかけて廃棄物処理業者によって廃棄される。
商業的に利用可能な油水分離装置は、排水できるようにオンサイトで凝縮物を水処理すること、すなわちコストパフォーマンスの良い方法で水から油分を除去することを目的とする。この構造の公知の装置は、通常、望ましい純度を達成するためにいくつかの分離段階を採用している。
この凝縮物は、圧力除去要素によって、小さな乱流で、前段の分離装置の中にゆっくりと排水される。この分離装置は、重力分離の原理に基づいて、重い沈殿した汚物(密度1kg/dm以上)及び油分を含む浮遊物(密度1kg/dm以下)を沈殿させ、その後、当該浮遊物を受け入れ容器に流し込む。第二段階では、主に親油性材料と内側表面積が非常に大きい活性炭から構成された吸着フィルターによって、洗練された油滴が凝縮物から分離される。
先行技術に対応する別な構造では、浮遊している油含有物と共に、凝縮物は、沈殿によって凝縮物の表面上に浮いている油含有物(密度1kg/dm以上)を吸着する吸着フィルターに通される。この構造は、対応する水柱の原理に基づいて作用し、処理された凝縮物は、新たに流れ込んでくる凝縮物と同量で処理済排水用の排水口から排出され、下水の方へ流れていく。
集められた油分及び油分で満たされたフィルターは、通常は、熱的に利用されるが、処理される場合もある。
強く分散した、または乳化した凝縮物は、これらの装置では処理することができず、通常は、例えば膜処理、蒸発処理、または分解処理など、より複雑な方法で処理される。
実際の使用では、フィルターや油水分離装置が油の流入以外で詰まってしまう問題、すなわち異物の混入の問題がある。これは、凝縮物中のバクテリア、藻類、または菌類の存在があるためである。これは、例えば果汁飲料製造会社におけるシステムの設置状況、または高度な機械能力を必要とする運転状況によって発生する。また、現代の空気圧縮機用の潤滑油が長い間使用され、柔軟材などの殺菌用添加物がどんどん少なくなっている潤滑油及び潤滑油の使用を含んでいることも主な原因である。
油水分離装置に運転上、滞在する期間に、バクテリア、藻類、及び菌類がヘドロを生成し、水面上にその一部を集積させるが、沈殿して堆積したり、浮かんだまま残ったりもする。ヘドロがフィルターを流れるとき、ヘドロはフィルター表面に沈着し、その後、フィルターが詰まって、運転上の流入圧力が低いため、凝縮物が通過することはない。その後、この装置から溢れ出すので、フィルターの寿命は、許容できない程度、例えば少なくとも6カ月間から6週間へと短くなってしまう。
本発明は、ヘドロ状の物質が分離される混合物中に蓄積されるときであっても長寿命を有する油水ヘドロ分離装置を提供することを目的とする。また、この油水ヘドロ分離装置は、単純な構造で安価に製造できるものを前提とする。
本発明によれば、油水混合物からヘドロ状の物質を分離する追加の機械的な分離装置によって特徴づけられる油水ヘドロ分離装置によってその目的を達成することができる。
以下、単純化するために、油水混合物という用語は、液体中の油の含有量や成分を問わず、分離装置を通じて導かれた液体として用いる。このように、この用語は、流れ方向において、フィルター要素の後方の液体に関するものでもある。
本発明は、凝縮物の殺菌処理の見識に基づいており、これは、最初は明らかに長所であるように見えたが、いくつかの理由のために短所になる。凝縮物の中に、すなわち排水の中に、追加の有害物質が導入されると、下流にある下水処理場の負荷増大につながる。また、使用の仕方によって状況が異なるため、適切な物質を特定することは困難である。また、その後も油水ヘドロ分離装置に滞在する期間が続くため、完全に除去することも困難であり、バクテリア、藻類、及び菌類の残りは、再び問題となる大きさまで成長する。さらに、このような方法では、最も高い頻度で逆流洗浄等のより完全なプラント技術が求められ、その結果、油水ヘドロ分離装置を容易に商業的に利用することとのバランスが取れなくなる。
本発明の必要不可欠な基本的概念は、ヘドロ状の物質の成長を押さえることだけにあるのではなく、むしろ、実質的に制限される運転時間を伴わずに、油水ヘドロ分離装置のヘドロ状の物質の成長や蓄積の増加に対して、補償すること又は耐えることを可能とする構造にある。この解決策は、ヘドロ状の物質の機械的な分離がほとんど不可能、または何らかの工夫を加えた場合のみ可能であるという一般的な偏見と相反するものである。
本発明によれば、油水混合物からヘドロ状の物質を分離する分離装置を多様なシステムによって形成することができる。
以下の実施形態は、特に長所を有することが証明できた。
・上流のフィルター要素
・統合されたフィルター要素
・流量調整器を備えたろ過方法
曝気と共に行うろ過方法
曝気及び沈降分離と共に行うろ過方法
・沈降分離と共に行うろ過方法
すべての実施形態において、分離装置に流入するヘドロがフィルタリングされ、保持されるという共通点がある。
上流のフィルター要素すなわちメインフィルターのハウジングの外側に配置されたフィルター要素の長所は、分離装置またはメインコンテナから独立して清掃し、交換できるという点にある。
すべての実施形態において、ヘドロのろ過または分離は、清潔な状態を維持し、油水混合物から油を分離するメインフィルターが詰まる速度を遅くすることに役立つ。このため、ヘドロの分離は常に、油水混合物からの油または油含有成分の分離よりも先立って行われる。
ヘドロフィルターに接続された流量調整器としての吸引ポンプまたは加圧ポンプの利用は、フィルター要素を詰まりにくくし、詰まるのを著しく遅らせるという大きな利点を有する。いずれにしても、この目的は、従来の油水分離装置に与えられる油水混合物の流量を常に維持することであり、このことがポンプを流量調整器として考える理由である。これは、分離装置の運転寿命を著しく長くするという結果をもたらす。このことは、定期的なメンテナンスが予定され、フィルター要素の交換がメンテナンス日の間を避けなければならない場合に、特に有利である。ポンプは、水位制御または時間制御することができる。水位制御は、分離装置内に相当な注入量が到達したときにポンプのスイッチをオンにすることを意味する。代わりに、特に分離装置に一定供給する場合において、ポンプは一定時間経過後にスイッチをオンにすることもできる。これら2つの選択肢を組合せることも考えられる。
もう一つの必要不可欠な利点は、ポンプが逆方向にも供給することができ、分離装置を逆流洗浄することができるというポンプの使用にある。
非常に低い流動抵抗を有する一方で、大きな表面積を有するため、不織布が特にフィルター材料に適している。
曝気の統合は、油水混合物が流れる方向に対してガスが逆方向に移動する、または沈殿物に引き込まれるようにガスを供給することを意味する。このように、油水混合物から油含有成分を除去することになっているメインフィルターが沈殿物で塞がることを回避することができ、少なくともメインフィルターが塞がるまでの速度が遅くすることができる。この曝気機能に加えて、沈殿物が移動できるように特別な沈殿物用スペースが設けることもできる。不織布と曝気機能と沈殿物用スペースを組合せることも可能である。
以下、図面を参照しながら多様な実施形態について説明する。
上流のフィルター要素を備えた本発明の油水ヘドロ分離装置の第一の変形例を示す図である。 深層ろ過に基づく本発明の油水ヘドロ分離装置の第二の変形例を示す図である。 吸引と深層ろ過に基づく本発明の油水ヘドロ分離装置の第三の変形例を示す図である。 曝気機能を備えた本発明の油水ヘドロ分離装置の第四の変形例を示す図である。 曝気機能及び沈殿分離器を備えた本発明の油水ヘドロ分離装置の第五の変形例を示す図である。 沈殿分離器及び不織布を備えた本発明の油水ヘドロ分離装置の第六の変形例を示す図である。 沈殿分離器及び不織布を備えた本発明の油水ヘドロ分離装置の第二の変形例を示す図である。 曝気機能と沈殿分離器と不織布とを備えた本発明の油水ヘドロ分離装置の第七の変形例を示す図である。 統合されたフィルター要素を備えた本発明の油水ヘドロ分離装置の第八の変形例を示す図である。 統合されたフィルター要素及び多段階のメインフィルターを備えた本発明の油水ヘドロ分離装置の第九の変形例を示す図である。
以下の図面は、本発明の油水ヘドロ分離装置20の多様な変形例を示している。または、ハウジング23を有している。
本発明の第一の実施形態では、商業的に利用可能な油水ヘドロ分離装置20またはそのハウジング21の供給口において、油水混合物からヘドロ状の物質を除去するフィルター要素22が設けられる。フィルター要素22がナノシルバーコーティングされたアルミニウム発泡体から形成されることが好ましいことがわかっているが、基本的には、少なくとも殺菌性を有する材料を含んで形成されていれば何でも良い。例えば、フィルター要素22は、D45ディスクが積層配置されたハウジングからなり、0.2〜0.5リットルの体積を有する。混合物は、圧力をかけて供給され、その速度が増加することにより、フィルター要素22の内部に混合物が滞在する時間が短いため、フィルター要素22はクリーンな状態のままであり、長期間にわたって塞がることがない。
図2は、油水ヘドロ分離装置20の内部でろ過する本発明の別な変形例を示している。液体は流路41を流れる。まず、油水混合物は、キャップ24を介して、中央スクリーニングチューブ21を通過して、プリフィルター26の中に誘導される。この処理において、キャップ24は、内側プリフィルター26用の締め具としても機能する。好ましくは、紡績糸として構成され、少なくともかなりの量のヘドロを保持する不織フィルター材料が、プリフィルター26の内部に設けられる。不織フィルター布は、交換が可能であり、洗浄した後に再利用できることが好ましい。このような不織フィルター布の本質的な長所は、流動抵抗が小さいことにある。この実施形態は、さらに図1に示すフィルター要素22を備えることができる。
浄化された液体が、プリフィルター開口部31を通ってプリフィルター26から流出し、一つ以上のスペーサー28によってプリフィルター26から分離されているメインフィルター30に流入する。特に、このスペーサー28は、前浄化された液体がメインフィルター30に流れ込む前に集まってまとまるようにする。その後、後段のメインフィルター30において油の分離が行われる。この浄化された液体は、ライザー33を介して油水ヘドロ分離装置20の外部に誘導される。
図3は、油水混合物からヘドロ状の物質を分離する本発明の油水ヘドロ分離装置20が、水位検出装置32と組み合わせたポンプ36によって形成されている場合の実施形態を示している。このポンプ36は、メインフィルター30の流れ方向の後方にある接続部34を介して付随する水路により、油水ヘドロ分離装置20に接続される。この油水混合物は、ポンプ36によって吸い込まれ、ヘドロ状の物質の蓄積については、油水ヘドロ分離装置20の動作時間を増加させる。油水ヘドロ分離装置20内の液体の水位がプリフィルター26より下がることを防止するために水位検出装置32が設けられる。油水ヘドロ分離装置20内の水位が低くなったら、すぐにポンプ36のスイッチがオフになる。この場合、ポンプの容量は、通常の油水ヘドロ分離装置の容量の1〜2倍に相当する。水位の制限値A、Bが例として図示されている。
また、本発明によれば、ポンプ36を時間に依存した手段で、調整又は制御することも可能である。特に、もし、単位時間当たりの油水ヘドロ分離装置20への供給量が分かっている場合には、このことは、まったく問題なく可能である。水位検出装置32は、バックアップシステムとして設けたままにすることができるが、単純な変形例では、水位検出装置32は完全に除外される。
ポンプ36の本質的な長所は、ポンプ36の容量が、現場によって異なる条件又は液体の汚染状態に、適合できることである。ポンプ36を使用することによって、フィルター26、30に起因する流動抵抗に問題なく打ち勝つことができる。この動作形態のために、単位時間当たりの油水混合物と同一容量の単純な油水分離器として扱われる。このように、装置の負荷、構造及び動作形態は同一のままであり、ポンプは、ヘドロ状の物質による障害の場合には単なる流量調整器として機能する。
別な代わりの実施形態では、加圧ポンプ36をフィルター26,30の流れ方向から見て前方に配置して、吸引ポンプ36の代わりに使用することができる。
本発明によれば、ポンプ36を備えた図1に対応する実施形態を使用することも可能である。
本発明の図4に対応する実施形態では、ヘドロ状の物質のための分離装置は曝気要素42を介して形成される。ガス、例えば圧縮空気は、曝気パイプを介して曝気要素に導かれ、そこから放出される。曝気要素42は、分割プレート45の下方のメインフィルター30の領域に配置されたフィルターカップ52の内部に配置される。導入されたガスは曝気要素42から放出され、フィルターコンテナ52と分割プレート45を介して上方へ流れるので、ヘドロ状の物質がそれに取り込まれてメインフィルター(30)から遠ざけられる。油水混合物の流れの方向に逆行するヘドロ状の物質の取り込み又は渦巻きは、メインフィルター30の開口部又はメインフィルター30自身が詰まるのを防止する。ガスの流れ43は、矢印で示している。このガスの供給は、有孔チューブを用いて行うこともできる。2つの異なる曝気要素42が示されており、横方向にその両側からガスが放出される。曝気要素42の形状は、油水ヘドロ分離装置20の各構造に適応させることができる。油水混合物は、メインフィルター注入口38を介してメインフィルター30に流れ込み、その後、浄化された液体がライザー33を介して油水ヘドロ分離装置から排出される。
図5は、本発明の油水ヘドロ分離装置20の第五の変形例を示しており、先に述べた曝気システムを備え、さらに追加の沈殿分離要素44も備えている。沈殿分離要素44は、曝気の浮力が不十分であれば沈むヘドロ状の物質が沈殿スペース45に残ったままになるようにし、メインフィルター供給口38には定着しないようにするため、メインフィルター供給口38は長い運転時間に渡ってクリーンな状態に保たれる。基本的な構造は、図4の装置の構造に相当し、沈殿分離要素44が追加されただけである。これは、遮蔽材49によって封着されたパイプ47によって形成されている。このガスは、曝気パイプ40を介して遮蔽材49を通って供給され、再び曝気パイプ及び曝気パイプの開口部46を通って下側方向に放出される。また、ガスを排出するための遮蔽材の開口部48は、遮蔽材49内に設けられる。本実施形態の一つの利点は、沈殿スペース45をメインフィルター30の交換無しで容易に洗浄できることにある。
図6から図8は、沈殿分離要素44を備え、さらに不織布50を備えた油水ヘドロ分離装置20を示している。この油水混合物は不織布50を介してメインフィルター30へ導かれる。不織布は、ヘドロを包む。図7の実施形態では、材料が沈殿可能な沈殿スペース45は、不織布50に加えて設けられる。これらの変形例が図3に示す流量調整器すなわちポンプ36と組み合わせることができることがわかる。
図8の実施形態では、上述した曝気システムがさらに設けられる。この場合においても、ガス流はパイプ開口部46と遮蔽材の開口部48を通じて放出される。図7と図8の実施形態によれば、不織布50は、垂直壁54に立て掛けられる。本実施例においても沈殿スペース45が設けられる
最後に、図9は、本発明の別な実施形態を示しており、フィルタリングされた油水混合物は油水ヘドロ分離装置20のできる限り低い位置で排出され、メインフィルター30が詰まったとき、油水ヘドロ分離装置20内のより高圧の位置が形成される。したがって、分離される混合物はヘドロ状の物質を介して押圧される。
好適には、上述したすべての実施形態において、メインフィルター30も多段構造にすることができ、図10は好ましい典型例を示している。特に、エマルションを分離しなければならない場合に、時間と共に変化する蓄積量が最悪の場合であっても、理にかなっている。メインフィルター30が、例えばアルキン又はオレフィン、油吸収材料からなる第二のフィルター段55を備えることもできることがわかる。例えば、アタパルジャイト又はフラー土が適しており、これらの物質は、最も小さく乳化された油含有物であっても、ろ過して除去することができる。
2つのフィルター段は、互いに分離して成立させることができるが、互いに組み合わせて一つのフィルター段とすることもできる。後者の変形例では、2つのフィルター処理が一つのフィルター段で行われる。もし、2つのフィルター段が成立すれば、それらは互いに隣接させること、すなわち、互いに接触させることができるが、スクリーン状の層によって互いに分離させることもできる。このスクリーンは適切な材料なら何で構成しても良い。特に好適な実施形態においては、様々なフィルター段が互いに独立して交換することができ、このことは、それらの間に配置されたスクリーンが容易にしているものでもある。外面上のバクテリア等によって塞がれた場合であっても、ポンプがメインフィルターを介して油水混合物を吸引したり、押し出したりするので、メインフィルター30の多段構造は、特に吸引ポンプ又は加圧ポンプを使用するのに適している。
本発明は上記実施形態に限定するものではなく、特に、ヘドロ状の物質を分離及び沈殿できる可能性を有する異なる組合せも含んでいる。

Claims (10)

  1. ハウジング(23)内に配置され、油水混合物から油含有成分を除去するメインフィルター(30)と、
    前記油水混合物からヘドロ状の物質を分離する第1の機械的な分離装置であって、一方で、前記ハウジング(23)内に配置されたプリフィルター(26)によって形成され、当該プリフィルター(26)が前記油水混合物からヘドロ状の物質を保持する、第1の機械的な分離装置と、
    を備える油水ヘドロ分離装置(20)であって、
    ・流れ方向から見て前記プリフィルター(26)と前記ハウジング(23)の後方に配置され、
    ・前記プリフィルター(26)と前記ハウジング(23)を通過するように前記油水混合物を供給し、
    ・前記ヘドロ状の物質の蓄積が引き起こす、前記プリフィルター(26)と前記メインフィルター(30)に起因する流動抵抗に問題なく打ち勝つように、容量を適合でき、
    ・油分を除去された処理水を前記ハウジング(23)から吸い出す、
    ポンプ(36)として構成されている流量調整器と、
    前記プリフィルター(26)と前記メインフィルター(30)が前記ハウジング(23)内で鉛直位置に固定されていることを特徴とする油水ヘドロ分離装置(20)。
  2. 第2の機械的な分離装置が、前記油水ヘドロ分離装置(20)のハウジング(23)の外側の供給路に配置されたフィルター要素(22)によって形成されていることを特徴とする請求項1記載の油水ヘドロ分離装置(20)。
  3. 前記フィルター要素(22)及び/又は前記プリフィルター(26)が殺菌性材料を備えていることを特徴とする請求項2記載の油水ヘドロ分離装置(20)。
  4. 前記流量調整器が、ハウジング(23)内の液体の水位を計測する水位検出装置(32)によって制御されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の油水ヘドロ分離装置(20)。
  5. 前記流量調整器が時間に依存した手段で制御されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の油水ヘドロ分離装置(20)。
  6. 前記プリフィルター(26)が、ハウジング(23)内において、流れ方向から見て前記メインフィルター(30)の前に設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の油水ヘドロ分離装置(20)。
  7. 前記メインフィルター(30)が、乳化した油水混合物を分離することに適するように構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の油水ヘドロ分離装置(20)。
  8. 前記メインフィルター(30)が、多段に形成されていることを特徴とする請求項7記載の油水ヘドロ分離装置(20)。
  9. 曝気が行われ、ヘドロ状の物質を前記メインフィルター(30)から遠ざけるガス流(43)が、当該曝気によって前記ハウジング(23)の中に導入されるように、曝気要素が設けられていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載の油水ヘドロ分離装置(20)。
  10. 沈殿スペース(45)を備えた沈殿分離要素(44)が設けられ、曝気の浮力が不十分であれば沈むヘドロ状の物質が沈殿スペース(45)に残ったままになるようにしていることを特徴とする請求項9記載の油水ヘドロ分離装置(20)。
JP2012554358A 2010-02-26 2011-02-25 油水ヘドロ分離装置 Expired - Fee Related JP5784046B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102010002431.7 2010-02-26
DE102010002431 2010-02-26
PCT/EP2011/052857 WO2011104368A1 (de) 2010-02-26 2011-02-25 Öl- /wasser-filtrationsvorrichtung

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013520306A JP2013520306A (ja) 2013-06-06
JP5784046B2 true JP5784046B2 (ja) 2015-09-24

Family

ID=44148837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012554358A Expired - Fee Related JP5784046B2 (ja) 2010-02-26 2011-02-25 油水ヘドロ分離装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20130126405A1 (ja)
EP (1) EP2539423A1 (ja)
JP (1) JP5784046B2 (ja)
KR (1) KR101510933B1 (ja)
CN (1) CN102770518B (ja)
WO (1) WO2011104368A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101729236B1 (ko) 2015-06-01 2017-04-21 (주)노터스생명과학 Tlr7 항진제를 포함하는 비만 또는 간질환 예방 및 치료용 약학 조성물
DE102015112092B4 (de) 2015-07-24 2022-03-10 Beko Technologies Gmbh Öl/Wasser-Trennvorrichtung mit Druckluftbeaufschlagung
GB2552366B (en) * 2016-07-21 2022-01-05 Condensate Systems Ltd Filter apparatus
KR20160141683A (ko) 2016-09-21 2016-12-09 (주)노터스생명과학 Tlr7 항진제를 포함하는 비만 또는 간질환 예방 및 치료용 약학 조성물
KR20170010887A (ko) 2017-01-20 2017-02-01 (주)노터스생명과학 Tlr7 항진제를 포함하는 비만 또는 간질환 예방 및 치료용 약학 조성물
DE102017106848A1 (de) 2017-01-20 2018-07-26 Beko Technologies Gmbh Öl/Wassertrennvorrichtung mit statischer Druckbeaufschlagung
RU176699U1 (ru) * 2017-07-10 2018-01-25 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Волжский государственный университет водного транспорта" (ФГБОУ ВО "ВГУВТ") Сепаратор нефтесодержащих вод
CN110354578B (zh) * 2019-08-17 2020-04-24 昆山水清华环保科技有限公司 一种节能环保化工行业污水处理系统
TWI799812B (zh) 2020-04-27 2023-04-21 比利時商亞特拉斯可波克氣動股份有限公司 過濾裝置及用於組裝及拆解該過濾裝置的方法
BE1028246B1 (nl) 2020-04-27 2021-11-30 Atlas Copco Airpower Nv Filterinrichting en werkwijze voor het monteren en demonteren van een dergelijke filterinrichting

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT313206B (de) * 1972-03-20 1974-02-11 Peter Jakubek Dipl Ing Dr Tech Verfahren zum Reinigen von mit spezifisch leichteren Flüssigkeiten verunreinigten Flüssigkeiten sowie Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens
JPS6012884B2 (ja) * 1977-01-20 1985-04-04 高砂熱学工業株式会社 エマルジヨン状油脂分の分離除去方法および装置
US5158677A (en) * 1991-09-20 1992-10-27 Hewitt Robert M Machine coolant reclamation apparatus
US5232588A (en) * 1991-10-29 1993-08-03 Edd D. Gryder Environmentally beneficial bypass filter system for use with low pressure centrifugal refrigeration equipment
DE9300595U1 (ja) * 1992-02-10 1993-03-18 Industrie-Filtration Indufilt Gmbh, 3400 Goettingen, De
US5454937A (en) * 1994-09-19 1995-10-03 Lewandowski; Adam F. Collant filter and oil coalescer
JPH09201502A (ja) * 1996-01-29 1997-08-05 Asahi Chem Ind Co Ltd 水溶性クーラント液の浄化装置
JP2000176445A (ja) * 1998-12-16 2000-06-27 Grace:Kk 廢水の処理方法
US6322604B1 (en) * 1999-07-22 2001-11-27 Kimberly-Clark Worldwide, Inc Filtration media and articles incorporating the same
US20030098276A1 (en) * 2001-07-10 2003-05-29 Carlson Robert A. Filter for removing bacteria and particulates from fluid stream
JP2004057861A (ja) * 2002-07-25 2004-02-26 Asahi Kasei Fibers Corp 多成分液の連続分離方法
JP4324497B2 (ja) * 2004-03-08 2009-09-02 株式会社メカ 油水分離方法および油水分離装置
DE102006009542A1 (de) * 2005-03-19 2006-09-21 Beko Technologies Gmbh Abscheidevorrichtung
GB2425069A (en) * 2005-04-13 2006-10-18 Psi Global Ltd Emulsion separating
KR20060117144A (ko) * 2005-05-13 2006-11-16 나노솔루션주식회사 광촉매 및 은나노 고정화 금속섬유필터를 이용한 폐수처리장치
CA2513181C (en) * 2005-07-25 2012-03-13 Gotohti.Com Inc. Antibacterial foam generator
JP2007330901A (ja) * 2006-06-15 2007-12-27 Amano Corp 使用済みアルカリ性電解水の排水処理方法及びその装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN102770518A (zh) 2012-11-07
EP2539423A1 (de) 2013-01-02
CN102770518B (zh) 2014-12-03
KR101510933B1 (ko) 2015-04-10
WO2011104368A1 (de) 2011-09-01
US20130126405A1 (en) 2013-05-23
KR20130004315A (ko) 2013-01-09
JP2013520306A (ja) 2013-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5784046B2 (ja) 油水ヘドロ分離装置
CN1295156C (zh) 从流动液体中分离和过滤颗粒以及生物体的设备和方法
US10486089B2 (en) Method and system for filtration and filtration cake layer formation
JP2006263725A5 (ja)
RU2374181C2 (ru) Устройство для очистки ливневых вод от нефтепродуктов и взвешенных веществ
KR20090033680A (ko) 우수처리시스템 및 우수처리방법
US20030226802A1 (en) Apparatus for the removal of suspended solids and entrained oil from an aqueous solution. That uses either wire mesh or corrugated coalescing media made of a oleo-philic material and a oleo-phobic material.
KR102450237B1 (ko) 유충 여과시설을 갖춘 정수처리장치
KR101748772B1 (ko) 물의 흐름을 이용한 수질정화 개선장치
CA2559879C (en) System for feeding a liquid fluid through a filter
US6077426A (en) Filter filled with loose bulk material
KR100606602B1 (ko) 초음파 진동을 이용한 역세척이 가능한 여과장치 및 역세척 방법
KR200355755Y1 (ko) 초음파 진동을 이용한 역세척이 가능한 여과장치
RU82211U1 (ru) Установка очистки ливневых стоков "дамба"
KR101527466B1 (ko) 비점오염저감시설
KR102122007B1 (ko) 무 필터방식의 정수장치
JPH0353682Y2 (ja)
RU2750666C1 (ru) Установка и способ водоочистки
JP4699981B2 (ja) 濾過装置及び濾過方法
US20130277296A1 (en) Pre-Filter Water Cleaner
JP2002102890A (ja) 汚濁水浄化装置
JP2003170144A (ja) 生ゴミ処理システム
KR101572369B1 (ko) 폐수 처리 장치
JP2003236306A (ja) 汚れ除去付油水分離フイルター装置
KR200307799Y1 (ko) 자동 역세 사여과기

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140428

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150630

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150721

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5784046

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees