JP2003236306A - 汚れ除去付油水分離フイルター装置 - Google Patents
汚れ除去付油水分離フイルター装置Info
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- JP2003236306A JP2003236306A JP2002077294A JP2002077294A JP2003236306A JP 2003236306 A JP2003236306 A JP 2003236306A JP 2002077294 A JP2002077294 A JP 2002077294A JP 2002077294 A JP2002077294 A JP 2002077294A JP 2003236306 A JP2003236306 A JP 2003236306A
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Abstract
(57)【要約】
{課題}従来サイズのフイルター方式のままで、フイル
ター寿命の延長を計れること及び含水中の油分除去、含
油中の水分除去を可能とする防汚撥水撥油機能付フイル
ター及び、これを使用した汚れ除去付油水分離フイルタ
ー装置の開発。 {解決手段}規格サイズのフイルターに撥水・撥油性を
持たせる方法と、更に外周に超微細な繊維シートの孔に
防汚・撥水・撥油性を持たせた濾過膜として設置した
り、さらにその外周に油吸着マットを、その外周に防汚
・撥水・撥油性マットを設置して、一番外側の膜で汚泥
を除去し、含水中や含油中の微細な油分・水分の巨大化
により装置内で、水分の沈殿・油分の浮上により除去を
容易に出来ることを特徴とした汚れ除去付油水分離フイ
ルター装置。
ター寿命の延長を計れること及び含水中の油分除去、含
油中の水分除去を可能とする防汚撥水撥油機能付フイル
ター及び、これを使用した汚れ除去付油水分離フイルタ
ー装置の開発。 {解決手段}規格サイズのフイルターに撥水・撥油性を
持たせる方法と、更に外周に超微細な繊維シートの孔に
防汚・撥水・撥油性を持たせた濾過膜として設置した
り、さらにその外周に油吸着マットを、その外周に防汚
・撥水・撥油性マットを設置して、一番外側の膜で汚泥
を除去し、含水中や含油中の微細な油分・水分の巨大化
により装置内で、水分の沈殿・油分の浮上により除去を
容易に出来ることを特徴とした汚れ除去付油水分離フイ
ルター装置。
Description
【0001】{発明の属する技術分野}本発明は、工業
用やクリーニング業界等で水系洗浄、炭化水素系洗浄、
油系水系切削加工液等の液の浄化を行う時、その液中の
汚泥をフイルターを通過する事により浄化するフイルタ
ー濾過方式において、汚泥をフイルター通過前で除去
し、液のフイルター濾過中に微小な浮遊油や浮遊水を巨
大化して浮上油、沈殿水として除去した浄化液を供給す
る事で、加工する商品の価値を高めると共にフイルター
前で汚泥を除去する事でフイルター寿命を延ばす事の出
来るフイルター及び装置を提供せんとするものである。
用やクリーニング業界等で水系洗浄、炭化水素系洗浄、
油系水系切削加工液等の液の浄化を行う時、その液中の
汚泥をフイルターを通過する事により浄化するフイルタ
ー濾過方式において、汚泥をフイルター通過前で除去
し、液のフイルター濾過中に微小な浮遊油や浮遊水を巨
大化して浮上油、沈殿水として除去した浄化液を供給す
る事で、加工する商品の価値を高めると共にフイルター
前で汚泥を除去する事でフイルター寿命を延ばす事の出
来るフイルター及び装置を提供せんとするものである。
【0002】{従来の技術}従来、フイルター方式で液
濾過を行う装置は、市販のフイルター形状・材質・濾過
精度・密度・サイズが決まっている為に特殊なフイルタ
ー使用以外は、標準的カートリッジ形式も決まってく
る。
濾過を行う装置は、市販のフイルター形状・材質・濾過
精度・密度・サイズが決まっている為に特殊なフイルタ
ー使用以外は、標準的カートリッジ形式も決まってく
る。
【0003】その中で、超極細繊維を用いて、膜で単独
濾過する方式や、多層膜を使用して、遊離油や遊離水を
分離するシステムでは、膜の多層化が避けられず、汚泥
の除去との兼ね合いで、厚くなり、サイズも大きく、フ
イルターの特殊化と装置の特殊化が避けられず、汚泥の
濾過とも共用の為に、高価なフイルターの寿命が短く、
設備及び維持費が高くなる欠点がある。
濾過する方式や、多層膜を使用して、遊離油や遊離水を
分離するシステムでは、膜の多層化が避けられず、汚泥
の除去との兼ね合いで、厚くなり、サイズも大きく、フ
イルターの特殊化と装置の特殊化が避けられず、汚泥の
濾過とも共用の為に、高価なフイルターの寿命が短く、
設備及び維持費が高くなる欠点がある。
【0004】{発明が解決しようとする課題}本発明
は、上記の課題を解決する為になされたもので、標準的
な各種フイルターに対して撥油・撥水性を付与し、その
外周部に超微細な繊維間の隙間を撥油・撥水・防汚性を
付与したシート状濾布を固着する事で、高圧で処理水が
通過する時、その表面で汚泥が反発して残り、通過中も
内部の超微細な油分・水分が隙間の撥油・撥水性により
互いに反発しあって厚みの中で巨大化する現象を利用す
るものである。
は、上記の課題を解決する為になされたもので、標準的
な各種フイルターに対して撥油・撥水性を付与し、その
外周部に超微細な繊維間の隙間を撥油・撥水・防汚性を
付与したシート状濾布を固着する事で、高圧で処理水が
通過する時、その表面で汚泥が反発して残り、通過中も
内部の超微細な油分・水分が隙間の撥油・撥水性により
互いに反発しあって厚みの中で巨大化する現象を利用す
るものである。
【0005】フイルターの外周部に長繊維不織布に撥油
・撥水・防汚性を持たせた濾布、その内側に油吸着マッ
ト又は吸水マット、さらにその内側に撥油・撥水性を持
たせた濾布を設ける事で、少量の油・水は保持できる構
造のフイルターを使用し、抽出した油分・水分は、比重
差により分離除去して外部に排出し、浄化液は、自動的
に取りだせれる構造の汚れ除去付油水分離フイルター装
置。
・撥水・防汚性を持たせた濾布、その内側に油吸着マッ
ト又は吸水マット、さらにその内側に撥油・撥水性を持
たせた濾布を設ける事で、少量の油・水は保持できる構
造のフイルターを使用し、抽出した油分・水分は、比重
差により分離除去して外部に排出し、浄化液は、自動的
に取りだせれる構造の汚れ除去付油水分離フイルター装
置。
【0006】{問題点を解決するための手段}上記の目
的を達成するために、本発明は、種々の材質で出来たフ
イルターや長繊維不織布の微細な隙間に、フッ素系やシ
リコーン系等の塗材を塗布して、乾燥する事で防汚・撥
油・撥水性で汚泥の分離をし、微小な油分・水分は、フ
イルターを通過中に巨大化する事で沈殿や浮上で分離で
きるようにする。
的を達成するために、本発明は、種々の材質で出来たフ
イルターや長繊維不織布の微細な隙間に、フッ素系やシ
リコーン系等の塗材を塗布して、乾燥する事で防汚・撥
油・撥水性で汚泥の分離をし、微小な油分・水分は、フ
イルターを通過中に巨大化する事で沈殿や浮上で分離で
きるようにする。
【0007】又このフイルターの特徴である防汚、油分
・水分の除去を自動的に行えるようにする為に、内部に
汚泥をためれる汚泥受けと、これを外部に取り出す機能
とフイルターの取り付け・取り外しを容易にする構造の
フイルターケース及びフイルターケースを収納して、浄
化後の処理液から水分を沈殿して排出できる構造、更に
油分を浮上油と浄化後液と区分してそれぞれ排出できる
構造の、汚れ除去付油水分離フイルター装置を形成して
いる。
・水分の除去を自動的に行えるようにする為に、内部に
汚泥をためれる汚泥受けと、これを外部に取り出す機能
とフイルターの取り付け・取り外しを容易にする構造の
フイルターケース及びフイルターケースを収納して、浄
化後の処理液から水分を沈殿して排出できる構造、更に
油分を浮上油と浄化後液と区分してそれぞれ排出できる
構造の、汚れ除去付油水分離フイルター装置を形成して
いる。
【0008】{発明の実施の形態}従って、油水混合液
や微量の水分を含む油液を、防汚撥水撥油機能付フイル
ターを通すことで、防汚・油分・水分分離を行えるコン
パクトな装置を提供出来る特徴を持っている。
や微量の水分を含む油液を、防汚撥水撥油機能付フイル
ターを通すことで、防汚・油分・水分分離を行えるコン
パクトな装置を提供出来る特徴を持っている。
【0009】{実施例}以下に本発明の一実施例を図面
と共に説明する。
と共に説明する。
【0010】図1は、本装置の一部破断側面図を、図2
は、そのA−A断面の平面図を示し、図3は、使用する
フイルターの一部破断側面図を示し、図4は、使用する
フイルターの別例一部破断側面図を示す。
は、そのA−A断面の平面図を示し、図3は、使用する
フイルターの一部破断側面図を示し、図4は、使用する
フイルターの別例一部破断側面図を示す。
【0011】図1に示すように、本装置は、フイルター
使用の濾過装置で、油水混入液中の汚泥を分離沈下し、
更に油分・水分とを分離して取り出しの出来るコンパク
トな装置を提供するもので、底部一体の円筒状の外枠ケ
ース1の上方端には、外枠外周板8が固定設置されてお
り、これにパッキンゴムA11を介して、外枠上方固定
板7とがボルト12で固定できる。
使用の濾過装置で、油水混入液中の汚泥を分離沈下し、
更に油分・水分とを分離して取り出しの出来るコンパク
トな装置を提供するもので、底部一体の円筒状の外枠ケ
ース1の上方端には、外枠外周板8が固定設置されてお
り、これにパッキンゴムA11を介して、外枠上方固定
板7とがボルト12で固定できる。
【0012】外枠ケース1の底部には、排水ドレン30
が設けられており、内部に沈下した水分を外部に排出出
来るようになっており、その内部上方には、フイルター
ケース2のフイルターケース案内円筒31が設けられ
た、上下貯留槽仕切板27が固定設置されている為、外
枠ケース1底部との間には、下方液貯留槽29が形成さ
れ、その上方に形成される上方液貯留槽23との間を浄
化液が流動出来る様に上下貯留槽仕切り板27に上下貯
留槽口26が設けられている。
が設けられており、内部に沈下した水分を外部に排出出
来るようになっており、その内部上方には、フイルター
ケース2のフイルターケース案内円筒31が設けられ
た、上下貯留槽仕切板27が固定設置されている為、外
枠ケース1底部との間には、下方液貯留槽29が形成さ
れ、その上方に形成される上方液貯留槽23との間を浄
化液が流動出来る様に上下貯留槽仕切り板27に上下貯
留槽口26が設けられている。
【0013】フイルターケース案内円筒31の内部に
は、フイルターケース持上用バネ13が設置され、その
中をフイルターケース2が自由に上下出来る様に支持さ
れている。
は、フイルターケース持上用バネ13が設置され、その
中をフイルターケース2が自由に上下出来る様に支持さ
れている。
【0014】フイルターケース2の上方を、パッキンゴ
ムA11を介して外枠上方固定板7をボルト12で締め
付ける事で、フイルターケース持上用バネ13のバネ力
でパッキン効果を得るような構造となっている。
ムA11を介して外枠上方固定板7をボルト12で締め
付ける事で、フイルターケース持上用バネ13のバネ力
でパッキン効果を得るような構造となっている。
【0015】フイルターケース2は、図3、図4に示す
汚泥を遊離させ、内部を処理液が通過中、撥油・撥水性
のある濾過穴で、微細な油滴や水滴が巨大化する現象を
利用するフイルターを収納する装置例で、その構造は、
フイルターケースパイプ枠19の上下端には、フイルタ
ーケース枠用Oリング18が設けられ、その上面中心に
は、ナット用座グリ孔4が設けられたフイルターケース
上枠フタ6がフイルターケース枠用Oリング18を介し
て勘合出来る様になっており、下端には、フイルターケ
ース下枠フタ15がOリングを介して組合せられてい
る。
汚泥を遊離させ、内部を処理液が通過中、撥油・撥水性
のある濾過穴で、微細な油滴や水滴が巨大化する現象を
利用するフイルターを収納する装置例で、その構造は、
フイルターケースパイプ枠19の上下端には、フイルタ
ーケース枠用Oリング18が設けられ、その上面中心に
は、ナット用座グリ孔4が設けられたフイルターケース
上枠フタ6がフイルターケース枠用Oリング18を介し
て勘合出来る様になっており、下端には、フイルターケ
ース下枠フタ15がOリングを介して組合せられてい
る。
【0016】このフイルターケース下枠フタ15の中心
部には、その上面にネジが切られており、このネジ部に
フイルターの長さより少し短いネジ棒であるフイルター
案内ネジ棒10が取り付けられている。
部には、その上面にネジが切られており、このネジ部に
フイルターの長さより少し短いネジ棒であるフイルター
案内ネジ棒10が取り付けられている。
【0017】図3,図4に示すフイルターの上端面を、
フイルターケース上枠フタ6で押さえ込みながら、中心
部に設けたナット用座グリ孔4には、その底面に設けた
ナット座パッキンゴム14を介して、フタ押さえ用ナッ
ト5が取り付けられ、フイルター案内ネジ棒10と勘合
して締め付けられ、フイルターケース上枠フタ6とフイ
ルターケース下枠フタ15を同時にフイルターケース枠
用Oリング18を介してフイルターケースパイプ枠19
に締め付け固定できる。
フイルターケース上枠フタ6で押さえ込みながら、中心
部に設けたナット用座グリ孔4には、その底面に設けた
ナット座パッキンゴム14を介して、フタ押さえ用ナッ
ト5が取り付けられ、フイルター案内ネジ棒10と勘合
して締め付けられ、フイルターケース上枠フタ6とフイ
ルターケース下枠フタ15を同時にフイルターケース枠
用Oリング18を介してフイルターケースパイプ枠19
に締め付け固定できる。
【0018】フイルターケース上枠フタ6には、図3・
図4で示すフイルターの側面とフイルターケースパイプ
枠19との間に設けた十分な幅を持ったフイルター濾過
前液貯留槽22に外部より濾過前液を投入出来る様に、
液投入用締付ボルト16が設けられ、液投入用締付ボル
トパッキンゴム17により液漏れを起こさずに外枠上方
固定板7を介して液投入口3と結合されている。
図4で示すフイルターの側面とフイルターケースパイプ
枠19との間に設けた十分な幅を持ったフイルター濾過
前液貯留槽22に外部より濾過前液を投入出来る様に、
液投入用締付ボルト16が設けられ、液投入用締付ボル
トパッキンゴム17により液漏れを起こさずに外枠上方
固定板7を介して液投入口3と結合されている。
【0019】フイルター濾過前液貯留槽22には、図3
・図4のフイルター側面より落下する汚泥をフイルター
ケース下枠フタ15の内面に設けたツバ付ドーナツ状の
汚泥受25で受け、これを緩やかなスパイラル状になっ
た帯板の汚泥引上スパイラル棒21によりフイルターを
交換するとき、フイルターケース2により汚泥も取り出
せれる構造となっている。
・図4のフイルター側面より落下する汚泥をフイルター
ケース下枠フタ15の内面に設けたツバ付ドーナツ状の
汚泥受25で受け、これを緩やかなスパイラル状になっ
た帯板の汚泥引上スパイラル棒21によりフイルターを
交換するとき、フイルターケース2により汚泥も取り出
せれる構造となっている。
【0020】フイルターケース下枠フタ15の下面に
は、フイルター浄化液排出管28が固着され、図3・図
4に示すフイルターの中央に設けられた空洞の中空孔4
4より出てくる浄化液を下方に取り出せれる様になって
おり、この浄化液を下方液貯留槽29に投入出来る。
は、フイルター浄化液排出管28が固着され、図3・図
4に示すフイルターの中央に設けられた空洞の中空孔4
4より出てくる浄化液を下方に取り出せれる様になって
おり、この浄化液を下方液貯留槽29に投入出来る。
【0021】下方液貯留槽29に蓄えられた浄化液は、
上下貯留槽仕切板27に設けられた上下貯留槽口26を
通って充分に容量を持った上方液貯留槽23に流入して
蓄えられ、浄化液中に含まれる巨大化した油滴を上方に
浮上させて排出が出来る構造となっている。
上下貯留槽仕切板27に設けられた上下貯留槽口26を
通って充分に容量を持った上方液貯留槽23に流入して
蓄えられ、浄化液中に含まれる巨大化した油滴を上方に
浮上させて排出が出来る構造となっている。
【0022】外枠ケース1の上方の上方液貯留槽23内
には、浮上油を収容する為の浮上油収納溝棚24が設置
され上方貯留槽23上方に集まった油分を装置外に排出
出来る様に油滴排出口9が設けられている為、油分の排
出が出来、その少し下方には、油分の取れた浄化液を取
り出す為に、浄化液の排出が行えるように、液排出口2
0が設けられている為、浄化液を連続的に排出出来る。
には、浮上油を収容する為の浮上油収納溝棚24が設置
され上方貯留槽23上方に集まった油分を装置外に排出
出来る様に油滴排出口9が設けられている為、油分の排
出が出来、その少し下方には、油分の取れた浄化液を取
り出す為に、浄化液の排出が行えるように、液排出口2
0が設けられている為、浄化液を連続的に排出出来る。
【0023】図3に示す、本装置に使用する防汚撥水撥
油機能付フイルター43は、中空孔44を有する、あら
ゆる種類からなるフイルター素材48に対して、防汚、
撥水、撥油性を有するフッ素系やシリコーン系等の塗材
を塗布、乾燥して、その表面に同じ処理を施した防汚撥
水撥油機能付シート状濾布42を設け、上下の先端中心
に中空孔44と同じ大きさの孔を有する、ツバ付キヤッ
プ状の上キヤップ41及び下キヤップ45を固着する事
で、防汚撥水撥油機能付シート状濾布42が抜け落ちな
い構造となっている。
油機能付フイルター43は、中空孔44を有する、あら
ゆる種類からなるフイルター素材48に対して、防汚、
撥水、撥油性を有するフッ素系やシリコーン系等の塗材
を塗布、乾燥して、その表面に同じ処理を施した防汚撥
水撥油機能付シート状濾布42を設け、上下の先端中心
に中空孔44と同じ大きさの孔を有する、ツバ付キヤッ
プ状の上キヤップ41及び下キヤップ45を固着する事
で、防汚撥水撥油機能付シート状濾布42が抜け落ちな
い構造となっている。
【0024】図4は、図3に示すフイルターの別例一部
破断側面図で、フイルター素材48の側面外周に撥水撥
油機能付シート状濾布B46を巻きつけ、固着し、その
外周に油吸着マット47を巻き付け、さらにその外周に
防汚撥水撥油機能付シート状濾布42を巻き付け、フイ
ルター上端には、上キャップ41、下端には、下キヤッ
プ45を接着した防汚撥水撥油機能付フイルター43を
形成している。
破断側面図で、フイルター素材48の側面外周に撥水撥
油機能付シート状濾布B46を巻きつけ、固着し、その
外周に油吸着マット47を巻き付け、さらにその外周に
防汚撥水撥油機能付シート状濾布42を巻き付け、フイ
ルター上端には、上キャップ41、下端には、下キヤッ
プ45を接着した防汚撥水撥油機能付フイルター43を
形成している。
【0025】尚油吸着マット47は、水分は吸着せず
に、油分のみを選別吸着する機能のある綿類を使用する
が、この反対の水分を吸着し、油分は吸着しないマット
を使用する事も出来る。
に、油分のみを選別吸着する機能のある綿類を使用する
が、この反対の水分を吸着し、油分は吸着しないマット
を使用する事も出来る。
【0026】従って図3に示す防汚撥水撥油機能フイル
ター43の機能としては、側面外周からポンプ圧により
透過する未処理液は、防汚撥水撥油機能付シート状濾布
42の超微細な孔より圧力で圧入される時、その表面で
汚泥、水、油をはじく性質により、比較的大きな汚泥
は、はじき飛ばされ、油分・水分は、変形しながら通過
する為、汚泥のみは、表面に留まり、汚泥受引上スパイ
ラル棒21のスパイラル部の形状により、液投入口3か
ら高圧で流入する未処理液は、フイルター濾過前液貯留
槽22内で乱流渦を形成して、表面に貯まった汚泥を剥
離して沈殿する。
ター43の機能としては、側面外周からポンプ圧により
透過する未処理液は、防汚撥水撥油機能付シート状濾布
42の超微細な孔より圧力で圧入される時、その表面で
汚泥、水、油をはじく性質により、比較的大きな汚泥
は、はじき飛ばされ、油分・水分は、変形しながら通過
する為、汚泥のみは、表面に留まり、汚泥受引上スパイ
ラル棒21のスパイラル部の形状により、液投入口3か
ら高圧で流入する未処理液は、フイルター濾過前液貯留
槽22内で乱流渦を形成して、表面に貯まった汚泥を剥
離して沈殿する。
【0027】ポンプ圧力で防汚撥水撥油機能付シート状
濾布42を透過する未処理液中の微細な油分・水分は、
シートの撥水・撥油性により油分・水分が油滴となり、
更にフイルター素材48の撥水・撥油性により処理液中
の油滴が巨大化して、中空孔44には、巨大化した油分
・水分が帯状に変形しながら出てくる。
濾布42を透過する未処理液中の微細な油分・水分は、
シートの撥水・撥油性により油分・水分が油滴となり、
更にフイルター素材48の撥水・撥油性により処理液中
の油滴が巨大化して、中空孔44には、巨大化した油分
・水分が帯状に変形しながら出てくる。
【0028】図4に示すフイルターの別例では、図3に
示す防汚撥水撥油機能付シート状濾布42の内側に油吸
着マット47を設け、さらにその内周のフイルター素材
48との間に撥水撥油機能付シート状濾布B46を設け
る事で、処理液中の油滴を油吸着マット47に過大に取
り込む事になる。
示す防汚撥水撥油機能付シート状濾布42の内側に油吸
着マット47を設け、さらにその内周のフイルター素材
48との間に撥水撥油機能付シート状濾布B46を設け
る事で、処理液中の油滴を油吸着マット47に過大に取
り込む事になる。
【0029】中空孔44から浄化した処理液は、フイル
ター浄化液排出管28より下方液貯留槽29にためら
れ、一時貯留され、油分中の水分は、比重差で底部に貯
まり、上層液は、上下貯留槽口26より上方液貯留槽2
3にたくわえられ、そこで比重の軽い油分は、上方に浮
上することで、必要に応じて油滴排出口9から外部に取
り出せ、油分・水分の減少した浄化液は、液排出口20
より回収される。
ター浄化液排出管28より下方液貯留槽29にためら
れ、一時貯留され、油分中の水分は、比重差で底部に貯
まり、上層液は、上下貯留槽口26より上方液貯留槽2
3にたくわえられ、そこで比重の軽い油分は、上方に浮
上することで、必要に応じて油滴排出口9から外部に取
り出せ、油分・水分の減少した浄化液は、液排出口20
より回収される。
【0030】本汚れ除去付油水分離装置から図3、図4
に示す撥水撥油機能付フイルター43の取り付け、取り
外しを行うには、ボルト12と液投入用締付ボルト16
を外して上方固定板7をとり除き、フイルターケース2
を取り出す。
に示す撥水撥油機能付フイルター43の取り付け、取り
外しを行うには、ボルト12と液投入用締付ボルト16
を外して上方固定板7をとり除き、フイルターケース2
を取り出す。
【0031】フイルターケース2のフタ押さえ用ナット
5を緩めて、フイルターケース上枠フタ6を外して、内
部の防汚撥水撥油機能付フイルター43と汚泥受引上ス
パイラル棒21に結合された汚泥受25にたまった汚泥
を装置外に取り出すことで、新しいフイルターと交換で
きる。
5を緩めて、フイルターケース上枠フタ6を外して、内
部の防汚撥水撥油機能付フイルター43と汚泥受引上ス
パイラル棒21に結合された汚泥受25にたまった汚泥
を装置外に取り出すことで、新しいフイルターと交換で
きる。
【0032】この様な構造であるから、フイルターの表
面で汚泥を分離して、下方に蓄積出来る機能と、防汚・
撥水・撥油機能を備えたフイルターにより、処理液中の
微細な油分・水分を巨大化して、浮上、沈殿により装置
内で取り除いたり、図4に示すフイルターの様に、フイ
ルターそのものに、油分・水分を取り込んでおく簡易で
安価な撥水撥油機能付フイルターや装置で水分・油分を
取り除くことの出来る汚れ除去付油水分離フイルター装
置。
面で汚泥を分離して、下方に蓄積出来る機能と、防汚・
撥水・撥油機能を備えたフイルターにより、処理液中の
微細な油分・水分を巨大化して、浮上、沈殿により装置
内で取り除いたり、図4に示すフイルターの様に、フイ
ルターそのものに、油分・水分を取り込んでおく簡易で
安価な撥水撥油機能付フイルターや装置で水分・油分を
取り除くことの出来る汚れ除去付油水分離フイルター装
置。
【0033】{発明の効果}以上に説明したように、本
発明の構成は、一般的な規格品のフイルターを、防汚撥
水撥油機能付きフイルターにする事によりフイルターの
防汚機能と撥水撥油機能により微細な油滴・水滴の巨大
化を計り、フイルターを通過する未処理液のフイルター
通過前の汚泥除去、通過後の処理液中の油分・水分の巨
大化により、汚れ除去付油水分離フイルター装置内での
汚泥・水分・油分の分離取出しを可能とするフイルター
及び装置を提供する事ができる。
発明の構成は、一般的な規格品のフイルターを、防汚撥
水撥油機能付きフイルターにする事によりフイルターの
防汚機能と撥水撥油機能により微細な油滴・水滴の巨大
化を計り、フイルターを通過する未処理液のフイルター
通過前の汚泥除去、通過後の処理液中の油分・水分の巨
大化により、汚れ除去付油水分離フイルター装置内での
汚泥・水分・油分の分離取出しを可能とするフイルター
及び装置を提供する事ができる。
【0034】
【図1】 本発明の装置本体の一部破断側面図。
【図2】 本発明の装置本体のA−A断面平面図。
【図3】 本発明に使用するフイルターの一部破断側面
図。
図。
【図4】 本発明に使用するフイルターの別例一部破断
側面図。
側面図。
【0035】
1. 外枠ケース
2. フイルターケース
3. 液投入口
4. ナット用座グリ孔
5. フタ押さえ用ナット
6. フイルターケース上枠フタ
7. 外枠上方固定板
8. 外枠外周板
9. 油滴排出口
10.フイルター案内ネジ棒
11.パッキンゴムA
12.ボルト
13.フイルターケース持上用バネ
14.ナット座パッキンゴム
15.フイルターケース下枠フタ
16.液投入用締付ボルト
17.液投入用締付ボルトパッキンゴム
18.フイルターケース枠用Oリング
19.フイルターケースパイプ枠
20.液排出口
21.汚泥受引上スパイラル棒
22.フイルター濾過前液貯留槽
23.上方液貯留槽
24.浮上油収納溝棚
25.汚泥受
26.上下貯留槽口
27.上下貯留槽仕切り板
28.フイルター浄化液排出管
29.下方液貯留槽
30.排水ドレン
31.フイルターケース案内円筒
41.上キャップ
42.防汚撥水撥油機能付シート状濾布
43.防汚撥水撥油機能付フイルター
44.中空孔
45.下キャップ
46.撥水撥油機能付シート状濾布B
47.油吸着マット
48.フイルター素材
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
C02F 11/00 C02F 11/00 K
11/12 11/12 D
Claims (2)
- 【請求項1】フイルター本体のみ、又はその外周に巻き
付けた微細穴付き繊維膜に防汚・撥油性や撥水性を持た
せた防汚撥水撥油機能付フイルターを使用し、外周の膜
で汚泥を除去、油滴・水滴は撥水・撥油性で巨大化し、
比重差で水分沈殿除去及び浮上油除去を多重管内で形成
させた、汚れ除去付油水分離フイルター装置。 - 【請求項2】上記使用の防汚撥水撥油機能付フイルター
の外周に更に油吸着マット又は水吸着マットを巻き付
け、その外周に防汚性や撥油性や撥水性を持たせた繊維
膜を固着したフイルターを使用する汚れ除去付油水分離
フイルター装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002077294A JP2003236306A (ja) | 2002-02-12 | 2002-02-12 | 汚れ除去付油水分離フイルター装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002077294A JP2003236306A (ja) | 2002-02-12 | 2002-02-12 | 汚れ除去付油水分離フイルター装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003236306A true JP2003236306A (ja) | 2003-08-26 |
Family
ID=27785269
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002077294A Pending JP2003236306A (ja) | 2002-02-12 | 2002-02-12 | 汚れ除去付油水分離フイルター装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003236306A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101391013B1 (ko) * | 2012-09-05 | 2014-04-30 | 박찬희 | 윤활유 회수용 유수 분리 장치 |
CN105174682A (zh) * | 2015-10-16 | 2015-12-23 | 山东天力干燥股份有限公司 | 一种油泥砂脱水装置 |
-
2002
- 2002-02-12 JP JP2002077294A patent/JP2003236306A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101391013B1 (ko) * | 2012-09-05 | 2014-04-30 | 박찬희 | 윤활유 회수용 유수 분리 장치 |
CN105174682A (zh) * | 2015-10-16 | 2015-12-23 | 山东天力干燥股份有限公司 | 一种油泥砂脱水装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040218 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071204 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080401 |