JP4324497B2 - 油水分離方法および油水分離装置 - Google Patents

油水分離方法および油水分離装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4324497B2
JP4324497B2 JP2004064863A JP2004064863A JP4324497B2 JP 4324497 B2 JP4324497 B2 JP 4324497B2 JP 2004064863 A JP2004064863 A JP 2004064863A JP 2004064863 A JP2004064863 A JP 2004064863A JP 4324497 B2 JP4324497 B2 JP 4324497B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
water
basket
waste liquid
water separation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004064863A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005246357A (ja
Inventor
向東 柚木
Original Assignee
株式会社メカ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社メカ filed Critical 株式会社メカ
Priority to JP2004064863A priority Critical patent/JP4324497B2/ja
Publication of JP2005246357A publication Critical patent/JP2005246357A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4324497B2 publication Critical patent/JP4324497B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Removal Of Floating Material (AREA)
  • Water Treatment By Sorption (AREA)

Description

本発明は、スープやラーメンの汁の飲み残しなどの油分を含む廃液を処理する際に有用な油水分離方法および油水分離装置に関するものである。
近年、レストランやラーメン店などの厨房から大量に排出される油分を含む廃液を、環境に負荷をかけずに効率よく処理する方法や装置が求められており、これまでにも様々なものが提案されている(例えば下記の特許文献1を参照)。しかしながら、これまでに提案されているいずれのものも、油分の回収に主眼が置かれていることから、油分を分離した後の廃液をいかにして処理するかについては十分な検討がなされていないのが実情である。
特開2003−181204号公報
そこで本発明は、油分を含む廃液に対し、効率よく、廃液の浄化が行えるとともに、油分の回収が行える、油水分離方法および油水分離装置を提供することを目的とする。
上記の技術背景に鑑みてなされた本発明の油水分離方法は、請求項1記載の通り、上部にバスケットが設けられ、底部に濾材を敷設してなり水をその液面がバスケットの底面近くになるように貯留し水に浮遊性の油分吸着材をバスケットの底面でその上部が押圧されるように配置してなる処理槽に、上方から油分を含む廃液を投入することで、油分吸着材に油分を吸着させるとともに、貯留した水に廃液を混合し、廃液混合水を底部から濾材を通過させて排出した後、再び処理槽に上部から戻すという循環を所定の時間行ってこれを浄化し、この循環により得られた浄化水を処理槽から排水することで油水分離を行うことを特徴とする。
また、本発明の油水分離装置は、請求項2記載の通り、上部にバスケットが設けられ、底部に濾材を敷設してなり水をその液面がバスケットの底面近くになるように貯留し水に浮遊性の油分吸着材をバスケットの底面でその上部が押圧されるように配置してなる処理槽と、上方から油分を含む廃液を投入することで、油分吸着材に油分を吸着させるとともに、貯留した水に廃液を混合し、廃液混合水を底部から濾材を通過させて排出した後、再び処理槽に上部から戻すという循環を所定の時間行うための循環手段と、この循環により得られた浄化水を処理槽から排水するための排水手段を少なくとも備えてなることを特徴とする。


本発明によれば、油分を含む廃液に対し、効率よく、廃液の浄化が行えるとともに、油分の回収が行える、油水分離方法および油水分離装置を提供することができる。
以下、本発明の油水分離方法および油水分離装置について、図面を参照しながら説明するが、本発明は以下の記載に何ら限定して解釈されるものではない。
図1は、本発明の油水分離方法を実施する際の一形態を示す装置概念図である。油分を含む廃液(例えばラーメンの汁の飲み残し)Xが投入される処理槽1は、底部に濾材2が敷設されてなり、配管3から供給された所定量の水Yを貯留してその液面に水に浮遊性の油分吸着材4が配置されてなる。ここで、濾材2としては、袋詰めした活性白土などを用いることができる。水に浮遊性の油分吸着材4としては、各種の有機繊維や無機繊維からなるパッド形状のものを用いることができるが、とりわけ、カボック(Ceiba pentandra:アジア・アメリカなどの熱帯地方に分布するキワタ科インドワタノ属の高木)由来の天然繊維からなるものを好適に用いることができる(株式会社大和ホーム工業から商品名「ノヴァパッド」として販売されている)。処理槽1の上部には、食物くずを捕捉するためのバスケット5が設けられており、処理槽1の濾材2の下部には、袋からこぼれ出た濾材2が底部から流出しないように濾紙6が敷設されている。符号7は、廃液混合水の排出を容易にするとともに、濾紙6の形状を保持するために設けられた金網である。
処理槽1に、上方から油分を含む廃液Xを投入すると、油分は油分吸着材4に吸着され、油分吸着材4を通過した廃液は、貯留した水に混合される。槽内の廃液混合水の量が所定量に達すると、循環用ポンプ8の電源がオンになり、廃液混合水は、底部から濾材2を通過して排出され、配管9,10,11を経て再び処理槽1に上部から戻される。この循環を所定の時間行うことで、廃液に含まれていた種々雑多な成分が濾材2により捕捉され、廃液混合水を浄化することができる。所定の時間経過後に得られる浄化水は、配管12を経て排水するか、配管13を経て処理槽1の外部に設けた濾過器14を通過させてさらに浄化してから配管15を経て排水する。浄化水をこのように排水すると、油分を吸着した油分吸着材4が徐々に下降し、やがて濾材2に積層される。
以上のようにして油分を含む廃液を油水分離した後は、油分を吸着した油分吸着材4と、廃液に含まれていた種々雑多な成分を捕捉した濾材2を処理槽1から取り外して廃棄すればよい。
図2は、本発明の油水分離方法を実施する際のその他の形態を示す装置概念図である。この形態では、水Yをその液面がバスケット5の底面近くになるように貯留し、水に浮遊性の油分吸着材4をバスケット5の底面でその上部が押圧されるようにすることで水面下に沈降させて用いる(全部を沈降させずに一部を沈降させる配置であってもよい)。この形態によれば、上方から投入される油分を槽内に飛散させることなく油分吸着材4に確実に吸着させることができる。なお、槽内の廃液混合水の量は、図略のコントローラーにより排水と循環を制御することで一定に保てばよい。
なお、本発明の油水分離方法および油水分離装置は、油分を含む工業廃液を油水分離する際などにも利用することができる。
本発明は、油分を含む廃液に対し、効率よく、廃液の浄化が行えるとともに、油分の回収が行える、油水分離方法および油水分離装置を提供することができる点において産業上の利用可能性を有する。
本発明の油水分離方法を実施する際の一形態を示す装置概念図である。 本発明の油水分離方法を実施する際のその他の形態を示す装置概念図である。
符号の説明
1 処理槽
2 濾材
3,9,10,11,12,13,15 配管
4 油分吸着材
5 バスケット
6 濾紙
7 金網
8 循環用ポンプ
14 濾過器
X 油分を含む廃液(ラーメンの汁の飲み残し)
Y 水

Claims (2)

  1. 上部にバスケットが設けられ、底部に濾材を敷設してなり水をその液面がバスケットの底面近くになるように貯留し水に浮遊性の油分吸着材をバスケットの底面でその上部が押圧されるように配置してなる処理槽に、上方から油分を含む廃液を投入することで、油分吸着材に油分を吸着させるとともに、貯留した水に廃液を混合し、廃液混合水を底部から濾材を通過させて排出した後、再び処理槽に上部から戻すという循環を所定の時間行ってこれを浄化し、この循環により得られた浄化水を処理槽から排水することで油水分離を行うことを特徴とする油水分離方法。
  2. 上部にバスケットが設けられ、底部に濾材を敷設してなり水をその液面がバスケットの底面近くになるように貯留し水に浮遊性の油分吸着材をバスケットの底面でその上部が押圧されるように配置してなる処理槽と、上方から油分を含む廃液を投入することで、油分吸着材に油分を吸着させるとともに、貯留した水に廃液を混合し、廃液混合水を底部から濾材を通過させて排出した後、再び処理槽に上部から戻すという循環を所定の時間行うための循環手段と、この循環により得られた浄化水を処理槽から排水するための排水手段を少なくとも備えてなることを特徴とする油水分離装置。
JP2004064863A 2004-03-08 2004-03-08 油水分離方法および油水分離装置 Expired - Fee Related JP4324497B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004064863A JP4324497B2 (ja) 2004-03-08 2004-03-08 油水分離方法および油水分離装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004064863A JP4324497B2 (ja) 2004-03-08 2004-03-08 油水分離方法および油水分離装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005246357A JP2005246357A (ja) 2005-09-15
JP4324497B2 true JP4324497B2 (ja) 2009-09-02

Family

ID=35027348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004064863A Expired - Fee Related JP4324497B2 (ja) 2004-03-08 2004-03-08 油水分離方法および油水分離装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4324497B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101510933B1 (ko) * 2010-02-26 2015-04-10 베코 테크놀로지스 게엠베하 오일/물 여과 장치
KR101234718B1 (ko) * 2011-11-10 2013-02-19 주식회사 담형엔지니어링 유수분리기
CN108793466B (zh) * 2018-06-21 2021-09-03 安徽省徽腾智能交通科技有限公司泗县分公司 一种厨房污水处理方法
CN108793467B (zh) * 2018-06-21 2021-07-13 泗县微腾知识产权运营有限公司 一种厨房污水净化装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005246357A (ja) 2005-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3640070B2 (ja) 油水分離除去装置
DE602008003426D1 (de) Verfahren und vorrichtung zur reinigung von abwässern
NO322742B1 (no) Fremgangsmate og apparat for behandling av vann/avlopsvann
CN210261217U (zh) 一种基于油水分离膜的油水分离装置
JP5050155B1 (ja) 放射性物質分離除去方法
JP4324497B2 (ja) 油水分離方法および油水分離装置
JP6281746B2 (ja) サブタンク式油水分離自動回収装置
RU2374181C2 (ru) Устройство для очистки ливневых вод от нефтепродуктов и взвешенных веществ
JP2004050145A (ja) 微細な浮遊物質を含むビルジ用油水分離装置
RU2572577C2 (ru) Система очистки сточных вод (варианты)
RU2489362C2 (ru) Устройство для очистки ливнесточных вод
JP2004504943A5 (ja)
KR20050112629A (ko) 초기우수의 비점오염물 처리장치
KR102193640B1 (ko) 오수 처리 장치
JP2010184205A (ja) グリストラップの排液処理方法とその排液処理装置
JP2004113875A (ja) 油分離装置
JP2011251227A (ja) 廃固形分、廃油夾雑物、廃水含有廃油から廃油の選択分離、移送装置
IE20150066A1 (en) Waste water treatment apparatus
JP2002348590A (ja) 食用油の再生方法および再生装置
JP2931549B2 (ja) 燃料タンク洗浄排水処理方法及び装置
KR101432802B1 (ko) 친환경소재를 이용하는 흡착제 및 이의 제조방법
JP2022050994A (ja) 油除去方法
JP4294300B2 (ja) 油分離装置
RU2006104904A (ru) Способ и система очистки жидких топлив
RU2311220C1 (ru) Фильтрующий материал для очистки промышленных сточных вод

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070112

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080617

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090413

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090519

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090608

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130612

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees