JP5783872B2 - ベルト式定着装置 - Google Patents

ベルト式定着装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5783872B2
JP5783872B2 JP2011215886A JP2011215886A JP5783872B2 JP 5783872 B2 JP5783872 B2 JP 5783872B2 JP 2011215886 A JP2011215886 A JP 2011215886A JP 2011215886 A JP2011215886 A JP 2011215886A JP 5783872 B2 JP5783872 B2 JP 5783872B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
temperature
roller
heating roller
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011215886A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013076803A (ja
Inventor
雅樹 雨宮
雅樹 雨宮
中村 博一
博一 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2011215886A priority Critical patent/JP5783872B2/ja
Publication of JP2013076803A publication Critical patent/JP2013076803A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5783872B2 publication Critical patent/JP5783872B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

この発明は、画像形成装置のベルト式定着装置に関し、更に詳しくは、ベルトの両端部の温度差に基づくベルトの片寄りを抑制するベルト式定着装置に関する。
従来、トナーを用い電子写真方式でカラー画像を印刷(以下、印字ともいう)する画像形成装置がある。トナーを用いるカラー印刷は、用紙の1頁に対して、減法混色の三原色であるイエロー(黄)、マゼンタ(赤)、及びシアン(青)の各色と、文字や画像の黒色部分等に専用されるブラック(黒)の合計4色のトナー画像を重ねて用紙に転写して、この重ね転写された画像を定着装置において熱と圧力を加えて用紙に定着させてカラー画像を形成する。
このような画像形成装置における定着装置として従来は主に加熱ローラと加圧ローラからなる圧熱ローラ対方式が用いられていた。しかし、圧熱ローラ対方式による定着は、定着温度の立ち上がりが遅いという問題があり、この問題を解決するために、ベルト方式の定着装置が提案され実用化されている。
ベルト式定着装置は定着ローラと、熱源が内蔵された加熱ローラと、定着ローラ及び加熱ローラに張架された無端状の定着ベルトと、定着ローラに定着ベルトを介して圧接する加圧ローラと、を備えている。加熱ローラにおける軸方向の両端部には定着ベルトにおける幅方向の両端縁がそれぞれ当接するベルト寄り止め部材が固定されている。
ベルト式定着装置は、加熱ローラが熱源を内蔵するために加熱ローラが加熱され、熱膨張する。特許文献1には、画像形成装置の稼働中の加熱ローラが軸方向に熱膨張し、画像形成装置が節電モード等に移行し、熱源が停止したときに逆に加熱ローラが軸方向に収縮することに起因して、定着ベルトの端縁が寄り止め部材に押し付けられ定着ベルトの端部に皺が発生するので、この定着ベルトの端部の皺が解消されるまで、定着ベルトの一回転を繰り返す駆動方式が提案されている。
特開2010−8867号公報
しかし、加熱ローラの熱膨張は軸方向だけでなく径方向にも生ずる。加熱ローラの両端部に温度差がなければ径方向の熱膨張量も両端部で同一となり、定着ベルトの片寄りは理論上生じない。しかし、現実には画像形成装置の筐体内の空気の流れに乱れがあることから加熱ローラの両端部に温度差が生ずることが分かっている。特許文献1に記載された駆動方式ではこのような径方向に生ずる熱膨張に対処することは困難である。
本願発明者等は、鋭意研究を進めるうちに、加熱ローラの両端部に顕著な温度差が生じると、温度が高い方の端側に定着ベルトが片寄る傾向があることを実験的に確かめた。この理由は次のように理解される。加熱ローラの両端部は、温度が高い方が熱膨張量も大きく径も大きくなるために、定着ベルトの張力に加熱ローラの両端部で差が出来る。この状態で定着ベルトが回転されると、張力が大きくなる方、すなわち、温度の高い方の端側に引き寄せられる形で定着ベルトが片寄ると考えられる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、熱源を内蔵するローラにおける軸方向両端部に生じる温度差に基づく定着ベルトの片寄りを抑制することが可能なベルト式定着装置を提供することを目的とする。
本発明のベルト式定着装置は、定着ローラ、加熱ローラ、定着ベルト、加圧ローラ、第1ベルト寄り止め部材、第2ベルト寄り止め部材、加熱ローラ温度検出部、第1温度調整部、第2温度調整部及び制御部を備える。
前記加熱ローラは熱源を内蔵する。前記定着ベルトは無端状であり、前記定着ローラ及び前記加熱ローラに張架される。前記加圧ローラは前記定着ローラに前記定着ベルトを介して圧接する。前記第1ベルト寄り止め部材及び前記第2ベルト寄り止め部材は、前記加熱ローラにおける軸方向の第1端部及び第2端部に固定され、前記定着ベルトにおける幅方向の第1端縁及び第2端縁がそれぞれ当接する。前記加熱ローラ温度検出部は前記加熱ローラの前記第1端部及び前記第2端部のそれぞれの温度を検出する。前記第1温度調整部及び前記第2温度調整部は前記定着ベルトにおける幅方向の前記第1端部及び前記第2端部のそれぞれを個別に温度調整する。前記制御部は前記加熱ローラ温度検出部の検出結果に基づいて前記第1温度調整部及び第2温度調整部の動作を制御するように構成される。
具体的に、前記制御部は、前記加熱ローラの前記第1端部及び前記第2端部の温度差が所定値以上であるとき前記第1温度調整部及び前記第2温度調整部の一方を停止した状態で他方を動作させることにより前記温度差を補正するように構成される。
さらに具体的には、前記制御部は、前記加熱ローラの前記第1端部及び前記第2端部の温度差が所定値以上であるとき前記第1温度調整部及び前記第2温度調整部の一方を停止した状態で他方を動作させることにより前記温度差を所定値未満に低下させるように構成される。
これにより、加熱ローラの第1端部及び第2端部の温度差が補正され、該温度差に基づく定着ベルトの片寄りが抑制される。これにより、定着ベルトの端縁がベルト寄り止め部材に圧接することによる破損が抑制され、定着ベルトの交換等の手間やコストが削減される効果が得られる。
このような定着装置の駆動方式は、画像形成動作時の画質の安定化のために、画像形成動作の待機時に行うのが良い。
定着ベルトの片寄りは、ベルト寄り止め部材に定着ベルトの端縁が圧接する圧接力と相関があるため、前記所定値はこの圧接力を基準として設定されることが望ましい。
また、前記第1温度調整部及び前記第2温度調整部は、ベルト式定着装置の動作安定化のために加圧ローラの両端部に対向配置された空冷ファンを好適に用いることが可能である。
加圧ローラにも熱源が内蔵される場合、定着ベルトの片寄りを発生させる要因が加熱ローラだけでなく加圧ローラにも存在するので、加熱ローラ及び加圧ローラの両方の両端部の温度を検知してそれぞれの温度差を補正することが必要である。
この発明によると、熱源を内蔵するローラにおける軸方向両端部に生じる温度差に基づく定着ベルトの片寄りを抑制することが出来る。
画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係るベルト式定着装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係るベルト式定着装置の制御系統を示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係るベルト式定着装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るベルト式定着装置の制御内容を示すフローチャートである。 定着ベルトの両端部に温度差が生じないようにベルト式定着装置を動作させたときの、定着ベルトの第1端側への寄り力及び第1端縁位置変化を追跡した例を示すグラフである。 定着ベルトの両端部に第1端部側が相対的に高温となる温度差が生じるようにベルト式定着装置を動作させたときの、定着ベルトの第1端側への寄り力及び第1端縁位置変化を追跡した例を示すグラフである。 定着ベルトの両端部に第2端部側が相対的に高温となる温度差が生じるようにベルト式定着装置を動作させたときの、定着ベルトの第1端側への寄り力及び第1端縁位置変化を追跡した例を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態に係る画像形成装置を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置100の構成を示す図である。画像形成装置100は、外部から伝達された画像データに応じて、所定のシート(記録用紙)に対して多色または単色の画像を形成するものである。画像形成装置100は、原稿処理装置120、給紙部80、画像形成部110及び排紙部90から構成されている。
原稿処理装置120は、原稿載置台121、原稿搬送装置122及び原稿読取部123を有する。原稿載置台121は、透明ガラスからなり、原稿が載置可能な構成となっている。原稿搬送装置122は、原稿トレイに積載された原稿を1枚ずつ搬送する。また、原稿搬送装置122は、矢印124方向に回動自在に構成され、原稿載置台121の上を開放することにより原稿載置台121に原稿を置くことができるようになっている。原稿読取部123は、原稿搬送装置122で搬送中の原稿または原稿載置台121に載置された原稿を読み取る。
給紙部80は、給紙カセット81、手差し給紙カセット82、ピックアップローラ83及びピックアップローラ84が設けられている。給紙カセット81は、定形シートを蓄積しておくためのトレイである。手差し給紙カセット82は、不定形シートを載置することができるトレイである。ピックアップローラ83は、給紙カセット81の端部近傍に備えられ、給紙カセット81からシートを1枚ずつピックアップして用紙搬送路101に供給する。同様にピックアップローラ84は、手差し給紙カセット82の端部近傍に設けられ、手差し給紙カセット82からシートを1枚ずつピックアップして用紙搬送路101に供給する。
画像形成部110は、画像形成ステーション31,32,33,34、露光ユニット30、中間転写ベルトユニット50及びベルト式定着装置7から構成されている。画像形成ステーション31,32,33,34は、それぞれ感光体ドラム10、帯電器20、現像器40及びクリーナユニット60が設けられており、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。本実施形態では、画像形成ステーション31について説明する。
感光体ドラム10は、画像形成時に回転し、現像剤像を担持するためのものである。感光体ドラム10の周囲には、回転方向上流から帯電器20、露光ユニット30、現像器40、中間転写ベルトユニット50、クリーナユニット60の順に配置されている。ベルト式定着装置7は、用紙搬送路101上において画像形成部110の最も下流に位置する。
帯電器20は、感光体ドラム10の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段であり、図1に示すようなチャージャ型の他、接触型のローラ型やブラシ型の帯電器が用いられることもある。
露光ユニット30は、帯電された感光体ドラム10を入力された画像データに応じて露光することにより、その表面に、画像データに応じた静電潜像を形成する機能を有する。露光ユニット30は、レーザ射出部及び反射ミラー等を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)として構成される。露光ユニット30は、レーザビームを走査するポリゴンミラーと、ポリゴンミラーによって反射されたレーザ光を感光体ドラム10に導くためのレンズやミラー等の光学要素が配置されている。露光ユニット30としては、この他発光素子をアレイ状に並べた例えばELやLED書き込みヘッドを用いる手法も採用できる。
現像器40は、感光体ドラム10上に形成された静電潜像をトナーにより顕像化するものである。
中間転写ベルトユニット50は、中間転写ベルト51、中間転写ベルト駆動ローラ52、中間転写ベルト従動ローラ53、中間転写ローラ54及び中間転写ベルトクリーニングユニット55を備えている。
中間転写ベルト駆動ローラ52、中間転写ベルト従動ローラ53及び中間転写ローラ54は、中間転写ベルト51を張架して回転駆動させる。また、中間転写ローラ54は、感光体ドラム10のトナー像を、中間転写ベルト51上に転写するための転写バイアスを与える。
中間転写ベルト51は、感光体ドラム10に接触するように設けられている。そして、感光体ドラム10に形成されたトナー像を中間転写ベルト51に転写することによって、中間転写ベルト51上にトナー像を形成する機能を有している。中間転写ベルト51は、例えば厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端状に形成されている。
感光体ドラム10から中間転写ベルト51へのトナー像の転写は、中間転写ベルト51の裏側に接触している中間転写ローラ54によって行われる。中間転写ローラ54には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。中間転写ローラ54は、直径8mm〜10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面が導電性の弾性材(例えばEPDM、発泡ウレタン等)により覆われているローラである。この導電性の弾性材により、中間転写ベルト51に対して均一に高電圧を印加することができる。本実施形態では転写電極としてローラ形状を使用しているが、それ以外にブラシなども用いることが可能である。
上述のように感光体ドラム10上で顕像化された静電潜像は中間転写ベルト51で積層される。このように積層された画像情報は、中間転写ベルト51の回転によって、用紙と中間転写ベルト51との接触位置に配置される転写ローラ56によって用紙上に転写される。
このとき、中間転写ベルト51と転写ローラ56は所定ニップで圧接されるとともに、転写ローラ56にはトナーを用紙に転写させるための電圧が印加される(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)。さらに、上記ニップを定常的に得るために、転写ローラ56もしくは中間転写ベルト駆動ローラ52のいずれか一方を硬質材料(金属等)とし、他方を弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラまたは発泡性樹脂ローラ等)としている。
また、上記のように、感光体ドラム10に接触することにより中間転写ベルト51に付着したトナーもしくは転写ローラ56によって用紙上に転写が行われず中間転写ベルト51上に残存したトナーは、中間転写ベルトクリーニングユニット55によって除去・回収されるように設定されている。中間転写ベルトクリーニングユニット55には、中間転写ベルト51に接触する例えばクリーニング部材としてクリーニングブレードが備えられており、クリーニングブレードが接触する中間転写ベルト51は、裏側から中間転写ベルト従動ローラ53で支持されている。
クリーナユニット60は、現像・画像転写後における感光体ドラム10上の表面に残留したトナーを除去・回収する。
ベルト式定着装置7は、定着ローラ71、加熱ローラ72、定着ベルト73及び加圧ローラ74を備えており、定着ローラ71が不図示の駆動源により回転されることにより定着ローラ71及び加熱ローラ72に張架された定着ベルト73及び加圧ローラ74が回転し、加圧ローラ74と定着ベルト73とのニップ部によりシートが挟まれて回転する。また加熱ローラ72は、図示しない温度検出器からの信号に基づいて制御部によって所定の定着温度(例えば、140〜160℃)となるように設定されており、加圧ローラ74とともにトナーをシートに熱圧着することにより、シートに転写されたトナー像を溶融・混合・圧接し、シートに対して熱定着させる機能を有している。
排紙部90は、排紙トレイ91及び排紙ローラ92を有する。ベルト式定着装置7を通過した用紙は、排紙ローラ92を経て排紙トレイ91に排出される。排紙トレイ91は、印刷済みのシートを集積するためのトレイである。
また、排紙部90は、排紙トレイ93をさらに有する。ベルト式定着装置7を通過した用紙は、排紙ローラ92に一旦保持される。その後排紙ローラ92が逆回転し、用紙搬送路94を通って排紙トレイ93に排紙される。
さらに、両面印字要求のときは、上記のように片面印字が終了しベルト式定着装置7を通過したシートの後端が排紙ローラ92で把持されたときに、排紙ローラ92が逆回転することによってシートを搬送ローラ102,103に導く。そしてその後レジストローラ104を経てシート裏面に印字が行われた後にシートが排紙トレイ91に排出される。
図2は本発明の第1実施形態に係るベルト式定着装置の概略構成を示す断面図である。図3は本発明の第1実施形態に係るベルト式定着装置の概略構成を示す平面図である。
図2に示すように、ベルト式定着装置7は、外側を断熱性の筐体70A、70Bで囲まれた内部に、定着ローラ71、加熱ローラ72、定着ベルト73、加圧ローラ74、第1ダクト200A、第2ダクト200B、第1空冷ファン210A及び第2空冷ファン210、温度検出部(加熱ローラ温度検出部220、加圧ローラ温度検出部230)を有する。加熱ローラ72は軸方向に沿って熱源であるヒータ76を内蔵する。加圧ローラ74も同様に熱源であるヒータ77を内蔵する。
定着ローラ71は、後述する加圧ローラ74が定着ベルト73を介して圧接される。定着ローラ71は不図示の駆動源により駆動されて、図2に矢印Hで示すように反時計方向に回転し、この回転に従動して定着ベルト73及び加熱ローラ72が反時計方向に回転すると共に、加圧ローラ74が時計方向に回転する。
加熱ローラ72は、ヒータ76を内蔵する。加熱ローラ72は図3に示すように軸方向の第1端部及び第2端部にカラー状の第1ベルト寄り止め部材79A及び第2ベルト寄り止め部材79Bがそれぞれ固定されている。第1ベルト寄り止め部材79A及び第2ベルト寄り止め部材79Bには定着ベルト73における幅方向における第1端縁及び第2端縁がそれぞれ当接する。ベルト寄り止め部材79A,79Bは定着ベルト73の片寄りを規制している。
図3に示すように、加熱ローラ温度検出部220は、加熱ローラ用第1温度センサ220A、加熱ローラ用第2温度センサ220B及び加熱ローラ用第3温度センサ220Cから構成される。加熱ローラ用第1温度センサ220A、加熱ローラ用第2温度センサ220B及び加熱ローラ用第3温度センサ220Cは、加熱ローラ72における軸方向の第1端部、第2端部及び中央部にそれぞれ対向配置されていて、各部の温度を検出する。
ここで、加熱ローラ72が内蔵するヒータ76は加熱ローラ72を介して定着ベルト73を加熱する。このため、加熱ローラ72における軸方向各部の温度は定着ベルト73における軸方向各部の温度に反映される。したがって、加熱ローラ温度検出部220は定着ベルト73における軸方向各部の温度を擬似的に測定する手段としても使用出来る。加熱ローラ温度検出部220にはサーミスタなどの接触式の他、赤外線センサなどの非接触式の温度センサが好適に用いられる。
図3に示すように、加圧ローラ温度検出部230は、加圧ローラ用第1温度センサ230A、加圧ローラ用第2温度センサ230B及び加圧ローラ用第3温度センサ230Cから構成される。加圧ローラ用第1温度センサ230A、加圧ローラ用第2温度センサ230B及び加圧ローラ用第3温度センサ230Cは、加圧ローラ74における軸方向の第1端部、第2端部及び中央部にそれぞれ対向配置されていて、各部の温度を検出する。
ここで、加圧ローラ74が内蔵するヒータ77は加圧ローラ74を介して定着ベルト73を加熱する。このため、加圧ローラ74における軸方向各部の温度は定着ベルト73における軸方向各部の温度に反映される。したがって、温度検出部230は間接的に定着ベルト73における軸方向各部の温度を擬似的に測定する手段としても使用出来る。加圧ローラ温度検出部230にはサーミスタなどの接触式の他、赤外線センサなどの非接触式の温度センサが好適に用いられる。
図2に示すように、第1ダクト200A及び第2ダクト200Bは加圧ローラ74の下方に設置される。図3に示すように、第1ダクト200Aは加圧ローラ74における軸方向の第1端部に対向配置され、第2ダクト200Bは加圧ローラ74における軸方向の第2端部に対向配置される。第1ダクト200A及び第2ダクト200Bの吸気口はベルト式定着装置7の下方の空間に開放されている。他方、第1ダクト200A及び第2ダクト200Bの排気口は加圧ローラ74の下側であって定着ニップ部Nからは離れた部分(図2では右下部分)の下方に開口している。
第1空冷ファン210A及び第2空冷ファン210Bはそれぞれ第1ダクト200A及び第2ダクト200Bの内部に配置される。
第1空冷ファン210Aは不図示の第1空冷ファン駆動部により駆動され、第1ダクト200A内に図2に矢印Kで示すように右下から左下へ向かう斜め方向の空気流が形成される。この空気流は第1ダクト200Aの排気口から吹き出されて直接加圧ローラ74における軸方向の第1端部を冷却するほか、矢印Lに示すように筐体70Bと加圧ローラ74との隙間から筐体70Bの外部へ流れ、定着ベルト73における軸方向の第1端部を冷却する。
第2空冷ファン210Bは不図示の第2空冷ファン駆動部により駆動され、第2ダクト200B内に図2に矢印Kで示すように右下から左下へ向かう斜め方向の空気流が形成される。この空気流は第2ダクト200Bの排気口から吹き出されて直接加圧ローラ74の第2端部を冷却するほか、矢印Lに示すように筐体70Bと加圧ローラ74との隙間から筐体70Bの外部へ流れ、定着ベルト73の第2端部を冷却する。
図4は本発明の第1実施形態に係るベルト式定着装置を備えた画像形成装置の制御系統を示すブロック図である。
CPU300は、ROM310に記録されたプログラムを読み出して実行し、画像形成装置100の各部を総括的に制御する。RAM320は、CPU300のワーキングエリアとして活用される。特に、本実施の形態では、CPU300は加熱ローラ温度検出部220及び加圧ローラ温度検出部230の検出結果に基づいて第1空冷ファン駆動部250A及び第2空冷ファン駆動部250Bを制御する。
図6は定着ベルトの両端部に温度差が生じないようにベルト式定着装置を動作させたときの、定着ベルトの第1端側への寄り力及び第1端縁位置変化を追跡した例を示すグラフである。図7は定着ベルトの両端部に第1端部が相対的に高温となるように温度差を設定したとき、図8は定着ベルトの両端部に第2端部が相対的に高温となるように温度差を設定したとき、温度差を設定したときの同様のグラフ図である。温度差は、加熱ローラ72が内蔵するヒータ76の位置を軸方向の第1端側または第2端側にずらすことで設定することが出来る。
「定着ベルトの第1端側への寄り力(以下、寄り力と称する。)」とは、第1ベルト寄り止め部材79Aに作用する定着ベルト73の圧接力を、第1ベルト寄り止め部材79Aに取付けた測定器を用いて測定したものであり、その大きさはグラフの右縦軸の目盛で示される。寄り力が顕著に大きくなると、第1端側への定着ベルトの片寄りが発生する。
「定着ベルトの第1端縁位置変化」は、第1ベルト寄り止め部材79Aに当接する定着ベルト73の第1端縁の位置変化を位置センサ等で追跡したものである。
図6に示すように、定着ベルト73の両端部に温度差が生じないときは、寄り力も位置変化にも大きな変化がない。図7に示すように、定着ベルト73の両端部に第1端部が相対的に高温となるように温度差をつけたときは、寄り力が顕著に増加、定着ベルト73が第1端側へ片寄ることがわかった。図8に示すように、定着ベルト73の両端部に第2端部が相対的に高温となるように温度差をつけたときは、寄り力が顕著に減少し、定着ベルト73が第2端側へ片寄ることがわかった。
したがって、加熱ローラ72の両端部に顕著な温度差が生じたときは、第1空冷ファン210A及び第2空冷ファン210Bのうち一方を動作させて高温側の端部の温度を下げれば、温度差が補正され、定着ベルトの片寄りが抑制されるという知見が得られる。
図5は、本発明の第1実施形態に係るベルト式定着装置7の制御内容を示すフローチャートである。
CPU300は、画像形成動作があった場合は本実施形態の動作を終了する(S10のY)。CPU300は、画像形成動作の待機時(S10のN)、加熱ローラ温度検出部220により検知された加熱ローラ72の第1端部及び第2端部の温度に基づき、加熱ローラ72の両端部の温度差が所定値以上であるか否かを判別する(S20)。このとき、加熱ローラ72が内蔵するヒータ76及び加圧ローラ74が内蔵するヒータ77の動作は段階的に温度が低くなるように制御され、例えば、通常の定着動作時の温度が140〜160℃であるとすると、画像形成ジョブ終了から1分後に40〜60℃程度に低下され、更に1分後に停止するというような制御である。
上述したように、定着ベルト73の片寄りは、ベルト寄り止め部材79Aに定着ベルト73の端縁が圧接する圧接力と相関があるため、前記所定値はこの圧接力を基準として設定されることが望ましい。例えば、図7によると、温度差が8℃に達すると寄り力が2倍になるので、マージンを見て半分の4℃に前記所定値を設定することが出来る。
CPU300は、加熱ローラ72の両端部の温度差が所定値未満である(S20のN)と判別すると、加圧ローラ温度検出部230により検知された加圧ローラ74の第1端部及び第2端部の温度に基づき、加圧ローラ74の両端部の温度差が所定値以上であるか否かを判別する(S30)。この所定値の設定は上述した通りである。
CPU300は、加熱ローラ72の両端部の温度差が所定値以上である(S20のY)と判別したとき、あるいは、加圧ローラ74の両端部の温度差が所定値以上である(S30のY)と判別したとき(S30のY)、定着ローラ71を駆動源により回転させることにより、定着ベルト73を回転駆動する(S40)。続いて、CPU300は、第1空冷ファン210A及び第2空冷ファン210Bのうち、加圧ローラ74の高温側端部に配置された空冷ファンをオン(S50)し、CPU300は、加熱ローラ72の両端部及び加圧ローラ74の両端部の温度差がいずれも所定値未満となったか否かをと判別する(S60)。このとき、加圧ローラ74の低温側端部に配置された空冷ファンは停止されたままである。
CPU300は、加熱ローラ72の両端部及び加圧ローラ74の両端部の温度差がいずれも所定値以上である(S60のY)と判別すると、本実施の形態の制御を終了する。一方、CPU300は、加熱ローラ72の両端部及び加圧ローラ74の両端部の温度差がいずれも所定値未満である(S60のN)と判別すると、S50の制御に戻る。
この構成では、第1空冷ファン210Aまたは第2空冷ファン210Bにより、定着ベルト73の高温側端部が冷却され、加熱ローラ72の高温側端部の熱が奪われやすくなることによって加熱ローラ72の高温側端部の温度が低下し、加熱ローラ72の両端部の温度差が低減されていく。この結果、加熱ローラ72の両端部の温度差に基づく定着ベルト73の片寄りが抑制される。
あるいは、第1空冷ファン210Aまたは第2空冷ファン210Bにより、加圧ローラ74の高温側端部が冷却され、加圧ローラ74の高温側端部の温度が低下し、加圧ローラ74の両端部の温度差が低減されていく。この結果、加圧ローラ74の両端部の温度差に基づく定着ベルト73の片寄りが抑制される。
これにより、定着ベルト73の端縁がベルト寄り止め部材79Aまたは79Bに圧接することによる破損が抑制され、定着ベルト73の交換等の手間やコストが削減される効果が得られる。
本実施の形態では、加熱ローラの両端部の温度差を補正するために、加圧ローラ74の両端部に配置する温度調整部が冷却手段である空冷ファンである場合を例に説明したが、冷却手段に替えて加熱手段であるランプ等を配置しても良い。この場合は、低温側端部に配置された加熱手段を動作させることで、加熱ローラの両端部の温度差が補正される。
また、本実施の形態では、加圧ローラ74がヒータ77を内蔵するベルト式定着装置7を例に説明したが、本発明は加圧ローラ74がヒータ77を内蔵しないベルト式定着装置7にも適用可能である。この場合は、加圧ローラ温度検出部230は不要であり、加熱ローラ温度検出部220の検出結果のみに基づいて本発明の制御を行うことが可能である。
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
7…ベルト式定着装置
70A…筐体
70B…筐体
71…定着ローラ
72…加熱ローラ
73…定着ベルト
74…加圧ローラ
76…ヒータ
77…ヒータ
79A…第1寄り止め部材
79B…第2寄り止め部材
100…画像形成装置
101…用紙搬送路
200A…第1ダクト
200B…第2ダクト
210A…第1空冷ファン
210B…第2空冷ファン
220…加熱ローラ温度検出部
220A…加熱ローラ用第1温度センサ
220B…加熱ローラ用第2温度センサ
220C…加熱ローラ用第3温度センサ
230…温度検出部
230…加圧ローラ温度検出部
230A…加圧ローラ用第1温度センサ
230B…加圧ローラ用第2温度センサ
230C…加圧ローラ用第3温度センサ
300…CPU

Claims (6)

  1. 定着ローラと、
    熱源が内蔵された加熱ローラと、
    前記定着ローラ及び前記加熱ローラに張架された無端状の定着ベルトと、
    前記定着ローラに前記定着ベルトを介して圧接する加圧ローラと、
    前記加熱ローラにおける軸方向の第1端部及び第2端部に固定され、前記定着ベルトにおける幅方向の第1端縁及び第2端縁がそれぞれ当接する第1ベルト寄り止め部材及び第2ベルト寄り止め部材と、
    前記加熱ローラの前記第1端部及び前記第2端部のそれぞれの温度を検出する加熱ローラ温度検出部と、
    前記定着ベルトにおける幅方向の前記第1端部及び前記第2端部のそれぞれを個別に温度調整する第1温度調整部及び第2温度調整部と、
    前記加熱ローラ温度検出部の検出結果に基づいて前記加熱ローラの前記第1端部及び前記第2端部の温度差が所定値以上であることを認識したとき、前記第1温度調整部及び前記第2温度調整部の一方を停止した状態で他方を動作させる制御部と、を備えたベルト式定着装置。
  2. 前記制御部は、前記温度差が前記所定値未満に低下するまで、前記第1温度調整部及び前記第2温度調整部の一方を停止した状態で他方を動作させる、請求項1に記載のベルト式定着装置。
  3. 前記制御部は、画像形成動作の待機時に、前記温度検出部の検出結果に基づいて前記第1温度調整部及び第2温度調整部の動作を制御する、請求項1または2に記載のベルト式定着装置。
  4. 前記所定値は前記ベルト寄り止め部材に前記定着ベルトの前記端縁が圧接する圧接力を基準として設定される、請求項またはに記載のベルト式定着装置。
  5. 前記第1温度調整部及び前記第2温度調整部は前記加圧ローラにおける軸方向の第端部及び第端部にそれぞれ対向配置された空冷ファンである、請求項1〜のいずれかに記載のベルト式定着装置。
  6. 前記加圧ローラに内蔵された熱源と、
    前記加圧ローラにおける軸方向の第端部及び第端部のそれぞれの温度を検出する加圧ローラ温度検出部と、
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記加熱ローラ温度検出部の検出結果に基づいて前記加熱ローラの前記第1端部及び前記第2端部の温度差が所定値以上であることを認識したとき、又は、前記加圧ローラ温度検出部の検出結果に基づいて前記加圧ローラの前記第3端部及び前記第4端部の温度差が所定値以上であることを認識したとき、前記第1温度調整部及び前記第2温度調整部の一方を停止した状態で他方を動作させる、請求項1〜のいずれかに記載のベルト式定着装置。
JP2011215886A 2011-09-30 2011-09-30 ベルト式定着装置 Active JP5783872B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011215886A JP5783872B2 (ja) 2011-09-30 2011-09-30 ベルト式定着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011215886A JP5783872B2 (ja) 2011-09-30 2011-09-30 ベルト式定着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013076803A JP2013076803A (ja) 2013-04-25
JP5783872B2 true JP5783872B2 (ja) 2015-09-24

Family

ID=48480332

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011215886A Active JP5783872B2 (ja) 2011-09-30 2011-09-30 ベルト式定着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5783872B2 (ja)

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0619346A (ja) * 1992-06-30 1994-01-28 Canon Inc 画像形成装置
JP3770125B2 (ja) * 2001-09-18 2006-04-26 富士ゼロックス株式会社 定着装置
JP2003255757A (ja) * 2002-03-06 2003-09-10 Canon Inc 定着装置の制御方法
JP2005134646A (ja) * 2003-10-30 2005-05-26 Oki Data Corp 定着装置及び定着制御方法
JP2005301044A (ja) * 2004-04-14 2005-10-27 Canon Inc ベルト定着装置のベルト寄り制御装置
JP2007328161A (ja) * 2006-06-08 2007-12-20 Canon Inc 画像加熱装置
JP2008203729A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Ricoh Printing Systems Ltd 画像形成装置
JP2009192709A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Casio Electronics Co Ltd 無端ベルト回転駆動方法及び装置並びにそれを備えた画像形成装置
JP2009237189A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Seiko Epson Corp ベルト定着装置および画像形成装置
JP2010008867A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Casio Electronics Co Ltd ベルト式定着装置のベルト駆動方法
JP2010066689A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Canon Inc 定着装置
JP4959764B2 (ja) * 2009-09-25 2012-06-27 シャープ株式会社 定着装置及び画像形成装置
JP5496642B2 (ja) * 2009-12-24 2014-05-21 キヤノンファインテック株式会社 定着装置及び画像形成装置
JP2011164245A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Sharp Corp 定着装置、定着装置の制御方法及びこれらを備えた画像形成装置、画像形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013076803A (ja) 2013-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5609145B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
US7327967B2 (en) Image heating apparatus with variable timing
JP5636883B2 (ja) 冷却装置及び画像形成装置
US7542692B2 (en) Image forming apparatus with detecting members for determining when set width is wrong
EP2098917A1 (en) Fixing device, image forming apparatus, fixing method and image forming method
JP7229461B2 (ja) 定着装置、及び、画像形成装置
US7471911B2 (en) Image fixing apparatus
US8897666B2 (en) Fixing device and image forming apparatus
JP5332180B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2017111162A (ja) 定着装置、及び、画像形成装置
US20210373471A1 (en) Image forming apparatus
JP5783872B2 (ja) ベルト式定着装置
US10845757B2 (en) Image processing apparatus having cooling duct
JP2009008762A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP7161698B2 (ja) 定着装置、及び、画像形成装置
US20130148999A1 (en) Fixing device and image forming apparatus
JP7085131B2 (ja) 定着装置、及び、画像形成装置
JP5073586B2 (ja) 画像形成装置
JP5283445B2 (ja) 画像形成装置の2次転写ベルトクリーニング方法
JP2007058249A (ja) 定着装置
JP2016051056A (ja) 画像形成装置
US20200301360A1 (en) Heating device and image processing apparatus
JP2010113095A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2017015848A (ja) 定着装置、及び、画像形成装置
JP5799540B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150128

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150623

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150721

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Ref document number: 5783872

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150