JP5783583B1 - フロス分離器及びフロス分離システム - Google Patents

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Abstract

【課題】分離管の上端部及び排出室における空気の流れを均一にでき、分離効率を向上できる、フロス分離器を提供すること。【解決手段】放出管11と分離管12と排出部13と空気噴出部14とを備えたフロス分離器1において、排出部13は、分離管12の上端部121を囲むように設けられた排出室131と、排出室131の一部から外方に延びた排出管132と、を有しており、排出室131は、分離管12の上端開口122に対向している上壁1311と、上壁1311に対向している下壁1312と、分離管12の周面に対向している側壁1313と、によって構成されており、分離管12の上端開口122の縁1221と排出室131の上壁1311との間には、周方向に連続している第1隙間G1が設けられており、排出室131には、空気の流れを整流する仕切板130が設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、ペレットと共に空気輸送されて来たフロスを、ペレットから分離する、フロス分離器、及び、当該フロス分離器を備えたフロス分離システムに、関する。なお、本発明において、フロスは、紐状、粉状、毛玉状、箔状等の、種々の形状を、有している。
図15は、従来のフロス分離器の一例を示している。このフロス分離器90は、特許文献1に示されている。このフロス分離器90においては、放出管91から分離管92に放出されたペレット及びフロスに対して、下方から吹き上げられる空気F1と、空気噴出部93から水平方向に且つ放射状に噴出される空気F2とが、吹き付けられ、それによって、フロスが、ペレットから分離され、分離管92内を上方へ送られる。上方へ送られたフロスは、周方向等間隔に形成されている孔94を通って放射状に排出室95へ排出され、その後、排出室94の片側に設けられている排出管96を通って、外部へ排出される。
特開2011−224494号公報
ところで、分離管92は、上下に長いほど良好な分離効率を発揮できる傾向を有している。しかしながら、設置スペースの観点から、分離管92は、あまり長くできない場合がある。そのような場合には、次のような不具合があった。
(1)放出管91の放出口911が排出室95の直近に位置しており、また、排出管96が排出室95の片側のみに設けられているので、分離管92の上端部及び排出室95における空気の流れが不均一になりやすく、分離効率が低下する傾向がある。それを防ぐためには、孔94の開口面積をかなり小さくする必要がある。
(2)孔94の開口面積を小さくすると、毛玉状のフロスが孔94に挟まったり、長い箔状のフロスが隣接する孔94間に引っ掛かったりする。
本発明は、分離管の上端部及び排出室における空気の流れを均一にでき、また、フロスが排出途中で引っ掛かるのを防止でき、その結果、分離効率を向上できる、フロス分離器及びフロス分離システムを提供することを、目的としている。
本発明の第1態様のフロス分離器は、ペレットと共に空気輸送されて来たフロスを、ペレットから分離する、フロス分離器であって、
放出管と空気噴出部と分離管と排出部とを備えており、
前記放出管は、空気輸送管の末端に連結されており、空気輸送されて来たペレット及びフロスを先端の放出口から下方に向けて前記分離管内に放出するようになっており、
前記空気噴出部は、前記放出管の前記放出口の近傍且つ直下において、中央から、水平方向に且つ放射状に、空気を噴出して、前記放出口から放出されたフロスをペレットから分離して前記分離管の管壁側に移動させるようになっており、
前記分離管は、下方から吹き上げられる空気によって、前記分離管の管壁側に移動したフロスを上方へ運ぶようになっており、
前記排出部は、上方へ運ばれたフロスを空気と共に排出するようになっており、
前記排出部は、前記分離管の上端部を囲むように設けられた排出室と、前記排出室の一部から外方に延びた排出管と、を有しており、
前記排出室は、前記分離管の上端開口に対向している上壁と、前記上壁に対向している下壁と、前記分離管の周面に対向している側壁と、によって構成されており、
前記分離管の前記上端開口の縁と前記排出室の前記上壁との間には、周方向に連続している第1隙間が設けられており、
前記排出室には、空気の流れを整流する仕切板が設けられている、
ことを特徴としている。
更に、本発明の前記フロス分離器は、次の構成を任意に1つ以上採用するのが好ましい。
(1)前記仕切板が、前記分離管に対して同芯状に位置しており、前記上壁から下方に延びており、前記下壁との間に、周方向に連続している第2隙間を有している。
(2)前記(1)の構成において、前記仕切板の下端縁が、R形状に形成されている。
(3)前記分離管の前記上端開口の前記縁が、R形状に形成されている。
(4)前記分離管の前記上端部が、前記排出部に対して、上下に移動可能に且つ固定可能に、設けられている。
(5)前記排出管側に位置する前記第1隙間の寸法が、反対側に位置する前記第1隙間の寸法に比して、小さくなるように、設定されている。
(6)前記空気噴出部は、前記放出管の内部を下方に延びた管体と、前記管体の下端を塞ぐ蓋と、前記管体の前記下端部に形成されており、空気が噴出する、切欠部と、を有している。
本発明の第2態様のフロス分離システムは、空気輸送管と、本発明の第1態様の前記フロス分離器と、空気輸送のための空気流を生成する送風機と、前記フロス分離器の分離管の下端部に連通して設けられており、前記分離管内で吹き上げられる空気を供給する供給管が連結されている、タンクと、を備えたフロス分離システムにおいて、前記空気輸送管を流れる空気の一部を流出させる、輸送空気流出部が、設けられており、前記輸送空気流出部は、前記空気輸送管から分岐した流出管と、前記流出管内の空気流量を調整する第1調整弁と、を有しており、前記第1調整弁は、前記分離管内における前記送風機による吸引圧が低下すると、前記流出管内の空気流量を増大させるように、弁の開度が調節されるようになっている、ことを特徴としている。
更に、本発明の前記フロス分離システムは、次の構成を採用するのが好ましい。
(a)前記タンクの前記供給管には、供給管内の空気流量を調整する第2調整弁が、設けられており、前記第2調整弁は、前記分離管内における前記送風機による吸引圧が低下すると、前記供給管内の空気流量を増大させるように、弁の開度が調節されるようになっている。
本発明の第1態様のフロス分離器によれば、分離管の上端部及び排出室における空気の流れを均一にできるので、分離効率を向上できる。しかも、本発明のフロス分離器によれば、第1隙間が周方向に連続して環状通路を構成しているので、孔が周方向等間隔に形成されている従来のフロス分離器に比して、分離管の上端部から排出室に至る箇所でのフロスの引っ掛かりを抑制できる。したがって、フロスを円滑に排出できる。
本発明の第2態様のフロス分離システムによれば、フロス分離器の分離効率を向上できるとともに、ペレットを、断続的に且つ自動的に、輸送して、フロス分離器を経て、次段の装置に供給できる。
本発明の第1実施形態のフロス分離システム及びフロス分離器を示す一部断面略図である。 図1のフロス分離器1の拡大図である。 図2のIII矢視図である。 放出管の第2屈曲部におけるペレットの流れを示す断面図である。 放出管の第1屈曲部におけるペレットの流れを示す断面図である。 空気噴出部の先端を示す拡大図である。 図6のVII−VII断面矢視図である。 図6のVIII−VIII断面矢視図である。 本発明の第2実施形態又は第3実施形態のフロス分離器を示す断面部分図である。 放出管の別の第1例の正面図である。 図10のXI−XI矢視断面図である。 放出管の別の第2例の正面図である。 図12のXIII−XIII矢視断面図である。 放出管の別の第3例の正面図である。 従来のフロス分離器の断面図である。
[第1実施形態]
図1は、本発明の一実施形態のフロス分離システムを示す一部断面略図である。このフロス分離システム10は、本発明の一実施形態のフロス分離器1と、空気輸送管2と、送風機3と、タンク4と、を備えている。図2は、図1のフロス分離器1の拡大図である。
フロス分離器1は、空気輸送管2の末端に連結された放出管11と、放出管11の下端部に連通している分離管12と、分離管12の上端部に位置している排出部13と、先端140が放出管11の放出口111の近傍且つ直下且つ中央に位置している空気噴出部14と、を備えている。
フロス分離器1は、次のように作動するようになっている。すなわち、空気輸送管2を通って空気輸送されて来たペレット8やフロス81が、放出口111から下方に向けて放出される。なお、本実施形態では、空気輸送は吸引輸送である。放出時において、ペレット8のような大きな粒子は、1粒1粒が重量を有しているため、下向き慣性力を持った状態で空気流と共に放出され、一方、ペレット8に比して非常に軽いフロス81は、慣性力がほとんど付いていない状態で、空気流と共に放出される。その放出速度は、5〜15m/sである。そして、放出口111の近傍且つ直下且つ中央においては、空気噴出部14から、水平方向に且つ放射状に、空気が噴出される。その噴出速度は、例えば50〜100m/sであり、高速である。この噴出空気によって、ペレット8及びフロス81には、一定の横向きの力が作用する。しかしながら、慣性力が付いているペレット8は、横向きの力の影響を受けず、噴出空気の中を突っ切って、下方に落下していく。一方、慣性力の付いていないフロス81は、噴出空気によって、分離管12内の管壁側に高速で移動し、下方から吹き上げられる空気によって上方へ運ばれる。すなわち、フロス81は、ペレット8から効率良く分離されて、上方へ運ばれる。上方へ運ばれたフロス81は、排出部13を通って、空気と共に排出される。
放出管11は、図1及び図2のIII矢視図である図3に示されるように、分離管12に至る直前において、2つの屈曲部すなわち第1屈曲部112とその上流側の第2屈曲部113とを有している。第1屈曲部112では、放出管11は鉛直面内にて略直角に屈曲している。第2屈曲部113では、放出管11は水平面内にて略直角に屈曲している。この構成によれば、放出管11内を空気輸送されるペレット8及びフロス81は、第2屈曲部113において図4に示されるように水平に外周側を偏流し、その後、90度曲がった鉛直下向きの第1屈曲部112において図5に示されるように外周側を偏流するので、放出口111からは偏流なく全周において均一に放出される。したがって、分離管12内に放出されたペレット8及びフロス81は、良好に拡散し、この点からも、フロス81は、ペレット8から効率良く分離される。
図6は、空気噴出部14の先端140を示している。空気噴出部14は、放出管11の内部を真っ直ぐに下方に延びた管体141と、管体141の下端を塞ぐ蓋142と、管体141の下端部に形成された切欠部143と、を有している。先端140は、放出口111から例えば約10mm離れて位置している。蓋142は、例えば溶接又は接着等により、管体141に固定されている。切欠部143の隙間Tは、0.5〜1.0mmが好ましい。
切欠部143は、上下2段に形成されている。図7は、図6のVII−VII断面矢視図であり、上段の切欠部143の平面配置を示している。図8は、図6のVIII−VIII断面矢視図であり、下段の切欠部143の平面配置を示している。図7では、非切欠部144が左右両側に位置しており、切欠部143は、前後両側に、それぞれ円弧状に形成されている。図8では、非切欠部144が前後両側に位置しており、切欠部143は、左右両側に、それぞれ円弧状に形成されている。すなわち、上下2段の非切欠部144は、平面視において重なっていない。この構成によれば、管体141を通って来た空気は、上段では図7の矢印F21に示されるように切欠部143から噴出され、下段では図8の矢印F22に示されるように切欠部143から噴出されるので、水平方向に且つ放射状に、満遍なく、噴出される。したがって、放出口111から下向きに放出されたフロス81は、慣性力が付いていないので、切欠部143からの噴出空気の力を受けると、分離管12の管壁側に飛び出すように移動する。これにより、フロスは、下方に落下していくペレットと分離され、その結果、フロス81は、ペレット8から効率良く分離される。図2の矢印は、その状況を示している。
排出部13は、図2に示されるように、排出室131と排出管132とを有している。排出室131は、分離管12の上端部121を囲むように設けられており、上壁1311と下壁1312と側壁1313とによって構成されている。上壁1311は、分離管12の上端開口122に対向しており、下壁1312は上壁1311に対向しており、側壁1313は分離管12の周面に対向している。排出管132は、排出室131の片側から外方に延びている。
分離管12の上端開口122の縁1221と排出室131の上壁1311との間には、第1隙間G1が設けられている。第1隙間G1の寸法は、上端開口122の周方向において、均一である。第1隙間G1は、周方向に連続しており、環状通路を構成している。
排出室131には、空気の流れを整流する仕切板130が設けられている。仕切板130は、分離管12に対して同芯状に位置しており、上壁1311から下方に延びており、下壁1312との間に第2隙間G2を有している。第2隙間G2の寸法は、周方向において、均一である。第2隙間G2は、周方向に連続しており、環状通路を構成している。
なお、排出部13は、上部体13Aと下部体13Bとからなる2分割構造を有している。上部体13Aと下部体13Bとは、シール部材139を介して、フック留め部材138によって、一体化されるようになっている。上部体13Aは、上壁1311と側壁1313の上部と仕切板130とを有している。下部体13Bは、側壁1313の下部と下壁1312と排出管132とを有している。
排出部13の前記構成によれば、分離管12内を吹き上げられて来た空気は、上壁1311に突き当たると隙間G1を通って均等に排出室131へ流れ込み、仕切板130に沿って整流されて、隙間G2を通り、排気管132へ至る。すなわち、吹き上げられて来た空気は、フロスを伴ったまま、排出室131へ均等に流れ込んで整流される。また、隙間G1及び隙間G2は、それぞれ、環状通路を構成しているので、フロスは、詰まることなく、排出室131へ運ばれて流れて行く。したがって、この点からも、フロスは、効率良く分離される。しかも、分離管12の上端開口122の縁1221と、仕切板130の下端縁1301とは、R形状に形成されているので、フロスは、隙間G1及び隙間G2で引っ掛かることなく円滑に通り抜けて、排出管132から排出される。したがって、フロスが引っ掛かることによる分離効率の低下を、防止できる。すなわち、この点からも、フロスは、効率良く分離される。
以上のように、本実施形態のフロス分離器1によれば、フロスをペレットから効率良く分離できる。
本実施形態のフロス分離システム10は、更に、輸送空気流出部5、バグフィルタ6、内圧計71、及びタンク満了検知弁72等を、備えている。
輸送空気流出部5は、放出管11の直前の空気輸送管2の途中に、設けられており、空気輸送管2を流れる空気の一部を流出させるように、設けられている。輸送空気流出部5は、空気輸送管2から分岐した流出管51と、流出管51内の空気流量を調整する第1調整弁52と、を有している。空気輸送管2から流出管51への分岐開口は、金網53で塞がれており、それによって、ペレット及びフロスが流出管51へ流入しないようになっている。
流出管51は、バグフィルタ6の入口61に連結されている。フロス分離器1の排出管132も、バグフィルタ6の入口61に連結されている。バグフィルタ6は、入口61から流入してきた空気から、フロスを捕集するようになっている。バグフィルタ6の出口62は、送風機3の吸引口31に連結されている。フロス分離システム10においては、送風機3が、作動して、バグフィルタ6と排出管132と分離管12とを経て、輸送管2内の空気を吸引することによって、輸送のための空気流が生じる。すなわち、フロス分離システム10では、吸引輸送が行われる。
送風機近傍の圧力計は吸引ライン全体の吸引圧力を示しており、内圧計71は、フロス分離器1の分離管12内の吸引圧を検知するように、設けられている。輸送空気流出部5の第1調整弁52は、内圧計71と連動するようになっており、内圧計71で検知された吸引圧の絶対値が大きくなると、流出管51内の空気流量を増大させるように、弁の開度が調節されるようになっている。
タンク4は、フロス分離器1の分離管12の下端部に連通して設けられており、分離管12内を落下して来たペレットを貯留するようになっている。タンク4には、分離管12内で吹き上げられる空気を供給する供給管41が、側方から接線方向に連結されている。供給管41には、供給管41内の空気流量を調整する第2調整弁42が、設けられている。第2調整弁42は、輸送空気流出部5の第1調整弁52と同様に、内圧計71と連動するようになっており、内圧計71で検知された吸引圧の絶対値が大きくなると、供給管41内の空気流量を増大させるように、弁の開度が調節されるようになっている。
タンク満量検知弁72は、タンク4内が「空」かペレットで「満タン」かを検知するように、タンク4の排出口43に設けられている。タンク満量検知弁72と送風機3とは、電気的に連動するように、接続されている。
本実施形態のフロス分離システム10においては、前述したように、送風機3が吸引作動することによって、空気輸送が行われる。そして、空気輸送管2を空気輸送されて来たペレット及びフロスは、前述したように、フロス分離器1において、放出管11から分離管12内に放出され、横方向の空気F2と吹き上げられる空気F1とを受ける。これにより、フロスが、ペレットから分離されて、分離管12の上方へ運ばれ、排出部13を経て、バグフィルタ6へ至り、バグフィルタ6にて捕集される。バグフィルタ6を経た空気は、送風機3を経て大気中へ放出される。一方、フロスが分離されたペレットは、分離管12内を落下して、タンク4内に貯留されていく。
タンク4内に満タン量のペレットが貯留されると、タンク満量検知弁72は、それを検知して、自動で開く。これにより、フロスが分離されたペレットが、次段の装置、例えば合成樹脂成形体を製造する成形機(押出機)に、供給される。なお、本実施形態のフロス分離システム10は、そのような成形機の直前に設置される場合が多い。もちろん、本実施形態のフロス分離システム10は、他の装置の直前に設置されてもよい。
また、タンク満量検知弁72の開作動に連動して、送風機3が、吸引作動を停止し、その結果、空気輸送が停止する。それ故、タンク満量検知弁72が開いた時に、ペレットは、支障なく、次段の装置に供給される。
タンク4内のペレットが全て次段の装置に供給されて、タンク4内が空になると、タンク満量検知弁72は、それを検知して、自動で閉じる。また、タンク満量検知弁72の閉作動に連動して、送風機3が、吸引作動を開始し、その結果、空気輸送が開始する。
以上のように、本実施形態のフロス分離システム10によれば、タンク満量検知弁72の開閉作動に連動して、送風機3の吸引作動がオンオフされるので、ペレットを、断続的に且つ自動的に、輸送して、フロス分離器1を経て、次段の装置に供給できる。
更に、本実施形態のフロス分離システム10においては、輸送条件が変わったことに起因して分離管12内の吸引圧が低下すると、内圧計71が吸引圧の低下を検知する。これにより、第1調整弁52の弁の開度が、流出管51内の空気流量を増大させるように調節され、また、第2調整弁42の弁の開度が、供給管41内の空気流量を増大させるように調節される。第1調整弁52が前記のように圧力に応じて調節されると、放出管11から放出される空気量が一定となり、その結果、分離性能が良好に維持される。また、第2調整弁42が前記のように調節されると、分離管12内を吹き上げられる空気量が一定となり、その結果、分離性能が良好に維持される。
したがって、本実施形態のフロス分離システム10によれば、輸送条件が変わっても、分離性能を良好に維持できる。なお、輸送条件が変わった場合とは、例えば、輸送元からの輸送距離が変わった場合が挙げられる。その場合においては、輸送元からの距離が遠い場合(図1中の(B)の場合)の方が、近い場合(図1中の(A)の場合)に比して、分離管12内の吸引圧の絶対値が大きい。
[第2実施形態]
本実施形態は、フロス分離器1の排出部13の構成が第1実施形態とは異なっている。図9は、本実施形態のフロス分離器1の上部を示す断面図である。
本実施形態の排出部13においては、第1隙間G1の寸法が周方向において均一ではない。すなわち、排出管132側に位置する第1隙間G1の寸法T11が反対側に位置する第1隙間G1の寸法T12に比して小さくなるように、設定されている。
これによれば、第1隙間G1の寸法が周方向において均一である場合に比して、排出管132側及び反対側における空気流を更に均一にでき、分離性能を向上できる。
[第3実施形態]
本実施形態は、フロス分離器1の排出部13の構成が第1実施形態とは異なっている。図9は、本実施形態のフロス分離器1の上部を示す断面図である。
本実施形態においては、分離管12の上端部120が、排出部13に対して、上下に移動可能に且つ固定可能に、設けられている。具体的には、排出部13の下壁1312に、下向き且つ周方向に沿ったフランジ1315が形成されており、フランジ1315が、O−リング1316を介して、ボルト1317によって、分離管12の周面に固定されるようになっている。
なお、本実施形態の構成は、第1隙間G1が周方向において均一な場合にも不均一な場合にも、適用できる。
これによれば、排出部13に対する分離管12の上端部120の挿入具合を調節できるので、第1隙間G1の寸法を調節できる。したがって、第1隙間G1の寸法を、フロスの、形状、寸法、及び性状に合わせた最適な大きさに、設定できる。よって、どのようなフロスに対しても、分離性能を良好に維持できる。例えば、フロスが粉状物のような微細な物である場合には、第1隙間G1の寸法を小さくすればよく、また、フロスが塊状物又は長尺物である場合には、第1隙間G1の寸法を大きくすればよい。
[別の実施形態]
本発明は、次のような変形構成を採用してもよい。
(1)放出管11としては、図10及び図10のXI−XI断面矢視図である図11に示される「ターゲットボックス」型のものを使用してもよい。この型の放出管11では、鉛直管部11Aが、上部にサイロ部110Aを有しており、水平管部11Bが、サイロ部110Aに対して、中心に向けて連結されている。
(2)放出管11としては、図12及び図12のXIII−XIII断面矢視図である図13に示される「サイクロン」型のものを使用してもよい。この型の放出管11では、鉛直管部11Aが、上部にサイロ部110Aを有しており、水平管部11Bが、サイロ部110Aに対して、接線方向から連結されている。
(3)放出管11としては、図14に示されるような、第1屈曲部112のみを有するものでもよい。
(4)空気噴出部14の先端140は、切欠部143を、上下3段又はそれ以上に、有してもよい。
(5)仕切板130は、1枚に限らない。排出室131を整流するように、複数枚の仕切板130を設けてもよい。
(6)空気輸送は、送風機を空気輸送管2および供給管41の元部に設けて、圧送によって実施してもよい。すなわち、本発明のフロス分離器は、吸引輸送だけでなく圧送輸送にも適用できる。
図2の構成のフロス分離器1を用いて、ペレットからのフロスの分離実験を行った。具体的条件は、次のとおりである。
・ペレット
・種類…ポリエチレン
・寸法…直径3mm
・分離対象フロス
・テープ状フロス(幅5〜10mm×長さ50〜100mm)
・粉状フロス(目開き0.71mm篩を通過したもの)
・吸引輸送能力
・500kg/時
・吸引風量
・5m/分
・空気輸送管の寸法
・50A
・放出管の寸法
・50A
・分離管の寸法
・100A
・放出管から放出される空気速度
・10m/s
・空気噴出部から噴出する空気速度
・50m/s
(実験結果)
・テープ状フロスの分離効率は、98%であった。また、排出部における引っ掛かりは、無かった。
・粉状フロスの分離効率は、99%であった。
本発明のフロス分離器は、分離効率を向上できるので、産業上の利用価値が大である。
1 フロス分離器 11 放出管 111 放出口 12 分離管 121 上端部
122 上端開口 1221 縁 13 排出部 130 仕切板 1301 下端縁
131 排出室 1311 上壁 1312 下壁 1313 側壁 132 排出管
14 空気噴出部 141 管体 142 蓋 143 切欠部 2 空気輸送管
3 送風機 4 タンク 41 供給管 42 第2調整弁 5 輸送空気流出部
51 流出管 52 第1調整弁 8 ペレット 81 フロス
10 フロス分離システム G1 第1隙間 G2 第2隙間

Claims (9)

  1. ペレットと共に空気輸送されて来たフロスを、ペレットから分離する、フロス分離器であって、
    放出管と空気噴出部と分離管と排出部とを備えており、
    前記放出管は、空気輸送管の末端に連結されており、空気輸送されて来たペレット及びフロスを先端の放出口から下方に向けて前記分離管内に放出するようになっており、
    前記空気噴出部は、前記放出管の前記放出口の近傍且つ直下において、中央から、水平方向に且つ放射状に、空気を噴出して、前記放出口から放出されたフロスをペレットから分離して前記分離管の管壁側に移動させるようになっており、
    前記分離管は、下方から吹き上げられる空気によって、前記分離管の管壁側に移動したフロスを上方へ運ぶようになっており、
    前記排出部は、上方へ運ばれたフロスを空気と共に排出するようになっており、
    前記排出部は、前記分離管の上端部を囲むように設けられた排出室と、前記排出室の一部から外方に延びた排出管と、を有しており、
    前記排出室は、前記分離管の上端開口に対向している上壁と、前記上壁に対向している下壁と、前記分離管の周面に対向している側壁と、によって構成されており、
    前記分離管の前記上端開口の縁と前記排出室の前記上壁との間には、周方向に連続している第1隙間が設けられており、
    前記排出室には、空気の流れを整流する仕切板が設けられている、
    ことを特徴とするフロス分離器。
  2. 前記仕切板が、前記分離管に対して同芯状に位置しており、前記上壁から下方に延びており、前記下壁との間に、周方向に連続している第2隙間を有している、
    請求項1記載のフロス分離器。
  3. 前記仕切板の下端縁が、R形状に形成されている、
    請求項2記載のフロス分離器。
  4. 前記分離管の前記上端開口の前記縁が、R形状に形成されている、
    請求項1〜3の何れか一つに記載のフロス分離器。
  5. 前記分離管の前記上端部が、前記排出部に対して、上下に移動可能に且つ固定可能に、設けられている、
    請求項1〜4の何れか一つに記載のフロス分離器。
  6. 前記排出管側に位置する前記第1隙間の寸法が、反対側に位置する前記第1隙間の寸法に比して、小さくなるように、設定されている、
    請求項1〜5の何れか一つに記載のフロス分離器。
  7. 前記空気噴出部は、前記放出管の内部を下方に延びた管体と、前記管体の下端を塞ぐ蓋と、前記管体の前記下端部に形成されており、空気が噴出する、切欠部と、を有している、請求項1〜6の何れか一つに記載のフロス分離器。
  8. 空気輸送管と、
    請求項1〜7の何れか一つのフロス分離器と、
    空気輸送のための空気流を生成する送風機と、
    前記フロス分離器の分離管の下端部に連通して設けられており、前記分離管内で吹き上げられる空気を供給する供給管が連結されている、タンクと、
    を備えたフロス分離システムにおいて、
    前記空気輸送管を流れる空気の一部を流出させる、輸送空気流出部が、設けられており、
    前記輸送空気流出部は、前記空気輸送管から分岐した流出管と、前記流出管内の空気流量を調整する第1調整弁と、を有しており、
    前記第1調整弁は、前記分離管内における前記送風機による吸引圧が低下すると、前記流出管内の空気流量を増大させるように、弁の開度が調節されるようになっている、
    ことを特徴とするフロス分離システム。
  9. 前記タンクの前記供給管には、管内の空気流量を調整する第2調整弁が、設けられており、前記第2調整弁は、前記分離管内における前記送風機による吸引圧が低下すると、前記供給管内の空気流量を増大させるように、弁の開度が調節されるようになっている、請求項8記載のフロス分離システム。
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