JP5781336B2 - 医療用複室容器 - Google Patents
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Description
このため、確実に各収納部に収納されている薬剤を混合した後に患者に投与することを保証し、薬剤を誤って混合しないで患者に投与する事故を確実に防止する方法が工夫されている。例えば、特開2002−136570号公報(特許文献1)のように薬剤排出口と薬剤を収納する分室との間を区切る隔壁である仕切り用弱シール部を備える複室容器が提案されている。
この医療用複室容器は、可撓性材料により作製され、内部空間が剥離可能な仕切部により第1の薬剤室と第2の薬剤室に区分された軟質バッグと、第1の薬剤室の下端部と連通する排出ポートと、第1の薬剤室に収納された第1の薬剤と、第2の薬剤室に収納された第2の薬剤と、第1の薬剤室と排出ポートとの連通を阻害する剥離可能な連通阻害部とを備える医療用複室容器である。医療用複室容器は、第1の薬剤室の圧迫による仕切部および連通阻害部の剥離作業性と第2の薬剤室の圧迫による仕切部および連通阻害部の剥離作業性に差違を有するものであり、かつ、仕切部および連通阻害部の剥離作業性に優れた側の薬剤室の向かい合う側部の中央付近が、薬剤室の内側方向に向かうように変形している。また、この医療用複室容器は、内側方向に変形している薬剤室の側部を薬剤室の内側方向に圧迫することによりワンアクションで仕切部、連通阻害部の順に剥離するものとなっている。
そこで、本発明は、上記問題点を解決するものであり、操作者に2つの薬剤室の連通混合の必要性の認識が可能であり、かつ、連通操作が第2の薬剤室の圧迫により行うことの認識も可能であり、さらに、第2の薬剤室の圧迫時の第2の薬剤室内の薬液を確実に仕切部方向に向かわせることができ、2つの薬剤室の連通操作が極めて容易である医療用複室容器を提供する。
(3) 前記軟質バッグは、上端部かつ一方の角部側に設けられた混注ポート固定部と、前記混注ポート固定部に固定された混注ポートを備えている上記(1)または(2)に記載の医療用複室容器。
(4) 前記第1の薬剤室の下部の両角部の内縁は、円弧状となっている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の医療用複室容器。
(5) 前記医療用複室容器は、前記第2の薬剤室を圧迫したとき、前記第2の薬剤室内の薬剤が、前記中央弱シール部に向かい、前記中央弱シール部、前記連通阻害部の順で剥離するものとなっている上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の医療用複室容器。
(6) 前記第2の薬剤室の表面には、前記第2の薬剤室を前記側部内側湾曲部を有する向かい合う側面から中央側に絞るように圧迫することを促す剥離操作表示が設けられている上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の医療用複室容器。
(7) 前記第2の薬剤室には、前記第1の薬剤室より多い量の薬剤が充填されている上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の医療用複室容器。
(8) 前記連通阻害部は、前記中央弱シール部の下方に位置している上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の医療用複室容器。
このため、上部となる第2の薬剤室は、中央部側部が内側に窪んだ形状となり、かつその下部に中央弱シール部が位置するものであるため、操作者は、容易に中央弱シール部(仕切部)の存在を認識し、2つの薬剤室の連通混合の必要性を認識する。さらに、窪んでいる第2の薬剤室の中央部側部を圧迫することにより、中央弱シール部(仕切部)が剥離すること、すなわち、連通操作が第2の薬剤室の圧迫により行うことの認識も容易である。さらに、第2の薬剤室の上縁を形成する上部は、中央部に、第2の薬剤室の中央方向かつ中央弱シール部方向に向かう上部突出部を有し、かつ、第2の薬剤室の中央部側部が内側に窪んだ形状となっているため、第2の薬剤室の圧迫時の第2の薬剤室内の薬液は、確実に中央弱シール方向に向うため、2つの薬剤室の連通操作も極めて容易である。
なお、図中の上側を「上端」、下側を「下端」として説明する。
本発明の医療用複室容器1は、可撓性材料により作製され、上部(上部シール部)5と、下部(下部シール部)6と、2つの向かい合う側部(側部シール部)7,8)と、内部空間を第1の薬剤室21と第2の薬剤室22に区分する剥離可能な仕切部11とを有する軟質バッグ2と、第1の薬剤室21側に固定された排出ポート3と、第1の薬剤室21に収納された第1の薬剤と、第2の薬剤室22に収納された第2の薬剤と、第1の薬剤室21と排出ポート3との連通を阻害する剥離可能な連通阻害部12とを備える。仕切部11は、軟質バッグ2のそれぞれの側部(側部シール部)7,8から軟質バッグの中央に向かって延出する2つの仕切部側部シール部13a、13bと、2つの仕切部側部シール部13a,13b間を繋ぐように設けられた中央弱シール部11aとを備える。上部(上部シール部)5は、中央部に、第2の薬剤室22の中央方向かつ中央弱シール部方向に向かう上部突出部(上部シール突出部)31を有し、2つの側部(側部シール部)7,8は、第2の薬剤室22を形成する部分のそれぞれの中央部に、第2の薬剤室22の中央方向に向かうように湾曲した向かい合う側部内側湾曲部(側部シール内側湾曲部)33a,33bを備えている。
また、本発明の軟質バッグ2は、図1に示すように、第1の薬剤室21と、第2の薬剤室22と、仕切部11と、連通阻害部12と、排出ポート固定部27、混注ポート固定部28,薬剤注入部26を備えている。
軟質バッグ2は、インフレーション成形法により筒状に成形されたものが好ましい。なお、軟質バッグ2は、例えばブロー成形法などの種々の方法により製造されたものであってもよい。また、この実施例では、軟質バッグ2は、筒状体の外周部のほぼ全周をシールしたものとなっており、表面側シート部2aと裏面側シート部2bにより形成されている。
そして、軟質バッグ2の下端部には、図1に示すように、排出ポート3が取り付けられた排出ポート固定部27が設けられ、側部シール部7には、第1の薬剤室21内に薬剤を注入するための薬剤注入部26が設けられ、軟質バッグ2の上端部には、混注ポート固定部28が設けられている。
排出ポート固定部27、混注ポート固定部28は、軟質バッグ2の一部に形成された非シール部に、排出ポート3、混注ポート4を挿入後、熱シールすることにより、形成されている。また、薬剤注入部26は、第1の薬剤室21内に薬液を充填するための軟質バッグ2の一部に形成された非シール部を、薬液の充填後に熱シールすることにより形成されている。なお、薬剤注入部26は、右側側部、もしくは下端部に設けてもよい。
また、この実施例では、仕切部側部シール部13a,13bは、中央弱シール部11aより幅が広く、その上縁、下縁は、側辺部に向かうに従って、軟質バッグの上端側に向かうように湾曲している。
具体的には、中央弱シール部11aのシール強度(初期の剥離強度)は、0.1〜5N/10mm、特に、0.3〜3N/10mmであることが好ましい。シール強度がこの範囲内であれば、輸送や保管中等に誤って中央弱シール部が剥離することがなく、また、中央弱シール部を剥離する作業も容易である。
また、中央弱シール部11aは、図1に示すように、後述する連通阻害部12の上方、特に、鉛直方向上方となる位置に設けられていることが好ましい。また、仕切部側部シール部13a,13bは、図示するように、連通阻害部12の鉛直方向上方となる位置の両側に設けられていることが好ましい。このような位置に中央弱シール部11aが設けられていることにより、中央弱シール部11aが剥離した際、軟質バッグ2の連通阻害部12が形成されている部分が大きく膨らむため連通阻害部12が剥離しやすくなる。
連通阻害部12は、仕切部11の中央弱シール部11a部分の下側となる位置に形成されていることが好ましい。このような位置に形成されることにより、第1の薬剤室21または第2の薬剤室22を圧迫したとき(例えば押圧したときあるいは絞ったとき)に、上述したように連通阻害部12が剥離しやすくなる。
連通阻害部12の剥離のための強度は、中央弱シール部11aの剥離のための強度より大きいものとなっている。また、この連通阻害部12では、中央弱シール部11aと向かい合う先端部12aに、複数の非シール部12bが形成されている。このような非シール部12bを設けることにより、連通阻害部12の中央弱シール部11aと向かい合う先端部12aの縁部が、直線状でないものとなり、高圧蒸気滅菌の際に、剥離困難な強シール部が形成されることがない。
剥離強度の具体的な測定方法としては、以下のようにして行うことができる。医療用複室容器を、各測定対象シール部を含む部分を容器の幅方向に10mmの長さに切断して、それぞれの切断片のシール部を引張速度300mm/分で剥離させた際の測定値の平均値である。
そして、この実施例の医療用複室容器1では、第2の薬剤室22の容積は、第1の薬剤室21の容積より大きい。このため、圧迫可能な表面積が大きく、作業が容易である。さらに、第2の薬剤室22には、第1の薬剤室21よりも多い量の薬剤が充填されている。このため、圧迫時に圧迫される液体量が多いものとなっている。
また、医療用複室容器1は、連通阻害弱シール部12の上端と薬剤排出ポートの上端との間の長さ(最短距離)に対する中央弱シール部11aの横方向の長さの比は、0.2〜3であることが好ましく、更に0.5〜2であることが好ましい。特に、0.7〜1.5であることが好ましい。また、連通阻害弱シール部12の幅(帯幅)は、2〜20mm、特に、4〜12mmであることが好ましい。
そして、第2の薬剤室22の上縁部を形成する上部シール部5は、その中央部に、第2の薬剤室22の中央方向かつ中央弱シール部11a方向に向かう上部シール突出部31を有し、第2の薬剤室22を形成する部分の2つの側部シール部7,8は、それぞれの中央部に、第2の薬剤室22の中央方向に向かうように湾曲した向かい合う側部シール内側湾曲部33a,33bを備えている。さらに、第2の薬剤室22の上部の両角部の内縁、具体的には、混注ポート固定部28より下部側部である右上部角部内縁32aは、ほぼ略円弧状となっており、その上部シール部側端部は、混注ポート固定部28の内縁と連続し、その下部は、側部シール内側湾曲部33aの上部と曲線的に連続している。同様に、薬剤室22の左上部角部内縁32bは、上部シール突出部31の内縁と連続し、その下部は、側部シール内側湾曲部33bの上部と曲線的に連続している。
このため、第2の薬剤室22の上部は、図1に示すように、側部近傍から頂点に向かってなだらかに形成された上部シール突出部31により形成された上部凹部と、向かい合う側部シール内側湾曲部33a,33bにより、上部中央部が窪み、上部より基端側となる両側部が内側に入り込んだハート形の上部部分のような形状となっている。
言い換えれば、図1に示すように、上部シール突出部31は、頂点より側部上部に向かって斜めに延びる部分を持っている。第2の薬剤室22の上部の両角部の内縁は、ほぼ略円弧状となっている。第2の薬剤室22は、上部シール突出部31の頂点より第2の薬剤室22の上部の両角部方向に延びかつ角部の内縁がほぼ略円弧状である2つの上部凹部を備えている。そして、側部内側湾曲部33a,33bの上部は、上部凹部の内縁と連続しており、側部内側湾曲部33a,33bの下部は、仕切部側部シール部13a,13bの上縁と連続しかつ曲線状内縁を形成している。
そして、第2の薬剤室22は、その内縁形状が上述した通りであるため、第2の薬剤室22の全体形状は、図1に示すように、上部中央部が窪み、縦方向に伸び、かつ両側部が窪むととともに、下端部が中央弱シール部に向かって狭くなるとともに下端が切れた形態、表現するならば、変形ハート型形状となっている。
さらに、この医療用複室容器1では、下部に位置する第1の薬剤室21は、仕切部11(仕切部側部シール部13a、13b、中央弱シール部11a)、2つの向かい合う側部シール部7,8、連通阻害弱シール部12、下部シール部6により、区画された薬剤室となっている。
そして、第1の薬剤室22の下縁部側部を形成する下部シール部6と側部シール部7,8の下部は、曲線状に連続し、第1の薬剤室22の下部の両角部37a、37bの内縁は、ほぼ略円弧状となっている。また、仕切部側部シール部13a,13bは、中央弱シール部11aより幅が広く、かつ、仕切部側部シール部13a,13bの下縁は、側部シール部7,8に向かうに従って、軟質バッグ2の下端側に向かうように湾曲している。そして、仕切部側部シール部13a、13bの下縁35a,35bは、側部シール部7,8の直線状内縁部36a,36bと連続している。このため、第1の薬剤室21は、大きく角部が面取りされた矩形状であるとともに、連通阻害部12により形成された下部より上方に延びる凹部を有する形状となっている。特に、第1の薬剤室21の下部角部は、円弧状のものとなっているため、第1の薬剤室21に流入した薬剤流より分流した薬剤流が、第1の薬剤室21の側縁部を流れた場合に、その分流した薬剤流が、連通阻害部12の側部に確実に当接するため、連通阻害部12の剥離を補助する。
さらに、図3に示すように、圧迫操作を促す表示40は、第2の薬剤室22の側部シール内側湾曲部33a,33b付近に設けることが好ましい。さらに、圧迫操作を促す表示40は、図3に示すように、第2の薬剤室22の向かい合う側部シール内側湾曲部33a,33b間を中央側に絞るように圧迫することを促す表示であることが好ましい。表示40は、第2の薬剤室22の側部シール内側湾曲部33a付近に設けられ、向かい合う側部シール内側湾曲部33b方向を向く第1の表示(矢印状表示)40aと、第2の薬剤室22の側部シール内側湾曲部33b付近に設けられ、向かい合う側部シール内側湾曲部33a方向を向く第2の表示(矢印状表示)40bとを備えている。そして、第1の表示(矢印状表示)40aと第2の表示(矢印状表示)40bは、向かい合うものとなっている。
さらに、図3に示すように、薬剤の流れを直感的に理解できる表示41を設けてもよい。医療用複室容器10には、連通阻害部12もしくはその付近に到達する方向性表示41を有している。この表示41は、第2の薬剤室22を圧迫した時の圧力負荷方向(薬液の流れ方向)を示すものでもある。この表示41を設けることにより、「圧迫操作を促す表示」によって圧迫操作を行うときの圧迫方向の直感的把握もしくは無意識における排出口側への液圧負荷の実行を起こさせることができる。さらに、この方向性表示41を連通阻害部12上にその一部(先端部)を配置することにより、剥離すべき「連通阻害部」の存在をより明確に意識付けることができ、より一層圧迫操作を促す表示による効果を高めることができる。なお、方向性表示41としては、図3に示すような二股に分かれた矢印表示が好ましい。
このように軟質バッグ2が水蒸気バリアー性を有することにより、医療用複室容器1の内部からの水分の蒸散が防止できる。その結果、充填される薬剤(具体的には、薬液)の減少、濃縮を防止することができる。また、医療用複室容器1の外部からの水蒸気の侵入も防止することができる。
また、軟質バッグ2は、上述したような材料よりなる単層構造のもの(単層体)であってもよいし、また種々の目的で、複数の層(特に異種材料の層)を重ねた多層積層体であってもよい。多層積層体の場合、複数の樹脂層を重ねたものであってもよいし、少なくとも1層の樹脂層に金属層を積層したものであってもよい。複数の樹脂層を重ねたものの場合、それぞれの樹脂の利点を併有することができ、例えば、軟質バッグ2の耐熱性、耐衝撃性を向上させたり、耐ブロッキング性を付与したり、あるいは透明性を向上させたりすることができる。また、金属層を有するものの場合、軟質バッグ2のガスバリアー性などを向上させることができる。例えば、アルミ箔などのフィルムが積層された場合、ガスバリアー性を向上させることができる。なお、軟質バッグ2が多層積層体である場合、その内表面部分を形成する材料が、前述した材料であるのが好ましい。
軟質バッグ2は、上記樹脂を用いてブロー成形し周縁部を融着したもの、上記樹脂により形成された2枚のシートの周縁部を融着して形成したものなどのいずれでもよい。
また、軟質バッグ2の上部シール部5には、ハンガーなどに吊り下げるための孔(吊り下げ部)25が設けられている。
2 軟質バッグ
3 排出ポート
11 仕切部
12 連通阻害部
14 表示
21 第1の薬剤室
22 第2の薬剤室
5 上部
6 下部
7,8 側部
21 第1の薬剤室
22 第2の薬剤室
31 上部突出部
33a,33b 側部内側湾曲部
Claims (8)
- 可撓性材料により作製され、上部と、下部と、2つの向かい合う側部とにより規定された内部空間を第1の薬剤室と第2の薬剤室に区分する剥離可能な仕切部を有する軟質バッグと、前記第1の薬剤室側に固定された排出ポートと、前記第1の薬剤室に収納された第1の薬剤と、前記第2の薬剤室に収納された第2の薬剤と、前記第1の薬剤室と前記排出ポートとの連通を阻害する剥離可能な連通阻害部とを備える医療用複室容器であって、
前記仕切部は、前記軟質バッグのそれぞれの側部から前記軟質バッグの中央に向かって延出する2つの仕切部側部シール部と、前記2つの仕切部側部シール部間を繋ぐように設けられた中央弱シール部とを備え、前記仕切部側部シール部は、前記中央弱シール部より幅が広く、かつ、前記仕切部側部シール部の上縁は、前記側部に向かうに従って、前記軟質バッグの上端側に向かうように湾曲しており、
前記上部は、中央部に、前記第2の薬剤室の中央方向かつ前記中央弱シール部方向に向かう上部シール突出部を有し、さらに、前記上部シール突出部は、頂点より側部上部に向かって斜めに延びる部分を持ち、前記第2の薬剤室の上部の両角部の内縁はほぼ略円弧状となっており、前記第2の薬剤室は、前記上部シール突出部の頂点より前記第2の薬剤室の上部の両角部方向に延びかつ前記角部の内縁がほぼ略円弧状である2つの上部凹部を備え、
前記2つの側部は、前記第2の薬剤室を形成する部分のそれぞれの中央部に、前記第2の薬剤室の中央方向に向かうように湾曲した向かい合う側部内側湾曲部を備え、前記側部内側湾曲部の上部は、前記上部凹部の内縁と連続しており、前記側部内側湾曲部の下部は、前記仕切部側部シール部の上縁と連続しかつ曲線状内縁を形成していることを特徴とする医療用複室容器。 - 前記第2の薬剤室の上部は、前記2つの上部凹部と、向かい合う前記側部内側湾曲部により、上部中央部が窪み、上部より基端側となる両側部が内側に入り込んだハート形の上部部分状の形状となっている請求項1に記載の医療用複室容器。
- 前記軟質バッグは、上端部かつ一方の角部側に設けられた混注ポート固定部と、前記混注ポート固定部に固定された混注ポートを備えている請求項1または2に記載の医療用複室容器。
- 前記第1の薬剤室の下部の両角部の内縁は、円弧状となっている請求項1ないし3のいずれかに記載の医療用複室容器。
- 前記医療用複室容器は、前記第2の薬剤室を圧迫したとき、前記第2の薬剤室内の薬剤が、前記中央弱シール部に向かい、前記中央弱シール部、前記連通阻害部の順で剥離するものとなっている請求項1ないし4のいずれかに記載の医療用複室容器。
- 前記第2の薬剤室の表面には、前記第2の薬剤室を前記側部内側湾曲部を有する向かい合う側面から中央側に絞るように圧迫することを促す剥離操作表示が設けられている請求項1ないし5のいずれかに記載の医療用複室容器。
- 前記第2の薬剤室には、前記第1の薬剤室より多い量の薬剤が充填されている請求項1ないし6のいずれかに記載の医療用複室容器。
- 前記連通阻害部は、前記中央弱シール部の下方に位置している請求項1ないし7のいずれかに記載の医療用複室容器。
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