JP5781122B2 - マイクロ波療法の非侵襲的送達のための方法、装置およびシステム - Google Patents
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Description
本願は、米国仮特許出願第60/912,899号(名称「Methods and Apparatus for Reducing Sweat Production」、2007年4月19日出願)、米国仮特許出願第61/013,274号(名称「Methods,Delivery and Systems for Non−Invasive Delivery of Microwave Therapy」、2007年12月12日出願)、および米国仮特許出願第61/045,937号(名称「Systems and Methods for Creating an Effect Using Microwave Energy in Specified Tissue」、2008年4月17日出願)の米国特許法第119条第(e)項の優先権の利益を主張する。これらの優先権出願すべての全開示は、その全体が本明細書に参考として援用される。
本願は、マイクロ波療法の非侵襲的送達のための方法、装置、およびシステムに関する。特に、本願は、種々の治療および/または審美的結果を達成するように、患者の表皮、真皮、および皮下組織にマイクロ波エネルギーを非侵襲的に送達するための方法、装置、およびシステムに関する。
種々の治療および/または審美的結果を達成するように、エネルギー療法を身体の全体を通して組織に適用できることが知られている。これらのエネルギー療法の有効性を改良し、最小限の有害な副作用または不快感を伴う強化した治療効果を提供する継続的な必要性が依然として残る。
一実施形態では、マイクロ波療法であるエネルギー療法の非侵襲的送達のための方法、装置、およびシステムを本明細書で開示する。エネルギー療法は、多数の治療および/または審美的結果を達成するように、種々の標的組織に送達することができる。治療、治療効果、治療範囲/領域という用語は、標的組織および/または任意の標的構造の治療に関してもよく、治療自体は、修正、不活性化、無効化、脱神経、損傷、エレクトロポレーション、アポトーシス、壊死、凝固、アブレーション、熱変質、および破壊といった方法のうちの1つ以上で、標的組織および/または標的構造に影響を及ぼしてもよい。より具体的には、所望の治療効果を達成するために、一実施形態では、標的組織および/またはその中の標的構造において少なくとも約50℃の温度に到達するステップを使用することができる。加えて、一実施形態では、標的組織の熱アブレーションをもたらすために、標的組織を約60℃に加熱するのに十分な熱エネルギーを送達するステップを使用することができる。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
患者の皮膚組織を治療するためのシステムであって、
マイクロ波エネルギー発生器と、
該患者の該皮膚組織に近接して設置するように構成されるマイクロ波アンテナと、
該患者の該皮膚組織と接触して設置するように構成される冷却要素と、
該皮膚組織を上昇させ、該皮膚組織を該冷却要素と接触して設置するように構成される吸引要素と
を備え、該マイクロ波アンテナは、該マイクロ波エネルギー発生器に動作可能に連結され、該マイクロ波アンテナは、該皮膚組織内の標的組織において熱的効果を生成するのに十分なエネルギーを該皮膚組織に送達するように構成される、システム。
(項目2)
上記マイクロ波アンテナは、単一スロット、多重スロット、導波管、ホーン、プリントスロット、パッチ、ビバルディ、およびそれらの組み合わせから成る群より選択される、項目1に記載のシステム。
(項目3)
上記マイクロ波アンテナは、導波管アンテナである、項目1に記載のシステム。
(項目4)
上記導波管アンテナは、導波管アンテナの配列を備える、項目3に記載のシステム。
(項目5)
上記マイクロ波アンテナは、単一スロットアンテナである、項目1に記載のシステム。
(項目6)
上記マイクロ波アンテナは、二重スロットアンテナを備える、項目1に記載のシステム。
(項目7)
上記マイクロ波エネルギー発生器は、約2.45GHzの周波数でマイクロ波エネルギーを送達するように構成される、項目1に記載のシステム。
(項目8)
上記マイクロ波エネルギー発生器は、約5.8GHzの周波数でマイクロ波エネルギーを送達するように構成される、項目1に記載のシステム。
(項目9)
上記冷却要素は、固体冷却剤、液体スプレー、ガス状スプレー、冷却板、熱電冷却器、およびそれらの組み合わせから成る群より選択される、項目1に記載のシステム。
(項目10)
上記冷却要素は、熱伝導板を備える、項目1に記載のシステム。
(項目11)
上記熱伝導板は、マイクロ波エネルギーを実質的に通す、項目10に記載のシステム。
(項目12)
上記熱伝導板は、セラミックを備える、項目1に記載のシステム。
(項目13)
上記冷却要素は、さらに、上記熱伝導板に隣接する流動チャンバを備え、該流動チャンバは、液体冷却剤を保持するように構成される、項目10に記載のシステム。
(項目14)
上記液体冷却剤は、上記流動チャンバを通って流れるように構成され、それにより、上記熱伝導板を冷却する、項目13に記載のシステム。
(項目15)
上記液体冷却剤は、水、脱イオン水、アルコール、油、およびそれらの組み合わせから成る群より選択される、項目13に記載のシステム。
(項目16)
上記液体冷却剤は、脱イオン水を備える、項目13に記載のシステム。
(項目17)
上記液体冷却剤はさらに、アルコールを備える、項目16に記載のシステム。
(項目18)
上記吸引要素は、上記皮膚組織の少なくとも一部分を取得するように構成される吸引チャンバを備える、項目1に記載のシステム。
(項目19)
上記吸引チャンバは、真空源に動作可能に連結される、項目18に記載のシステム。
(項目20)
上記吸引チャンバはさらに、少なくとも1つの先細壁を伴って構成される、項目18に記載のシステム。
(項目21)
温度センサをさらに備える、項目1に記載のシステム。
(項目22)
上記温度センサは、上記皮膚組織の温度を監視するために構成される熱電対を備える、項目21に記載のシステム。
(項目23)
患者の皮膚組織を非侵襲的に治療するためのマイクロ波エネルギー送達装置であって、
マイクロ波アンテナに隣接する熱伝導板と、
吸引チャンバと
を備え、該熱伝導板は、該皮膚組織に接触し、該皮膚組織を冷却し、該皮膚組織を該マイクロ波アンテナから物理的に分離するように構成され、該吸引チャンバは、該皮膚組織を少なくとも部分的に取得し、該皮膚組織を冷却板と接触させるように構成される、装置。
(項目24)
過剰エネルギー場を含有するように構成される遮蔽体をさらに備える、項目23に記載の装置。
(項目25)
上記遮蔽体は、反射材料から成る、項目24に記載の装置。
(項目26)
上記遮蔽体は、エネルギー吸収材料から成る、項目24に記載の装置。
(項目27)
患者の皮膚組織の中に皮下病変を生成する方法であって、
該皮膚組織にマイクロ波エネルギーを送達することと、
該皮膚組織に冷却要素を適用することと
を含み、該マイクロ波エネルギーは、ある電力、ある周波数、およびある継続時間で送達され、該冷却要素は、該皮膚組織の真皮層と皮下層との間の接合部において病変を生成するのに十分な温度および継続時間で適用される一方で、該皮膚組織の該表皮および該真皮層における非標的組織の熱変質を最小化する、方法。
(項目28)
患者の汗の産生を低減する方法であって、
治療される皮膚の領域を識別することと、
吸引チャンバ内に該皮膚を取得するように真空ポンプを起動することと、
冷却要素を介して該皮膚の第1層を冷却することと、
該皮膚の第1層が保護的に冷却されている間に、汗腺を熱的に改変するのに十分なマイクロ波エネルギーを、該汗腺を含有する皮膚の第2層に送達することであって、該第2層は、皮膚表面に対して該第1層よりも深い、ことと、
該皮膚を解放するために該真空ポンプを動作停止させることと
を含む、方法。
(項目29)
患者の皮膚組織を治療する方法であって、
該皮膚組織の上にマイクロ波エネルギー送達付与装置を配置することと、
該マイクロ波エネルギー送達付与装置に近接して該皮膚組織を固定することと、
該皮膚組織の表面を冷却することと、
該皮膚組織内の標的組織において熱的効果を生成するのに十分なエネルギーを、該マイクロ波エネルギー送達付与装置を介して該皮膚組織に送達することと
を含む、方法。
(項目30)
該皮膚組織の上にマイクロ波エネルギー送達付与装置を配置することは、さらに、該皮膚組織の上に単一スロット、多重スロット、導波管、ホーン、プリントスロット、らせん、パッチ、ビバルディ、およびそれらの組み合わせから成る群より選択される、マイクロ波アンテナを配置することを含む、項目29に記載の方法。
(項目31)
上記マイクロ波エネルギー送達付与装置に近接して上記皮膚組織を固定することはさらに、該皮膚組織に吸引を適用することを含む、項目29に記載の方法。
(項目32)
上記皮膚組織に吸引を適用することは、さらに、上記エネルギー送達付与装置に隣接する吸引チャンバの中に該皮膚組織を少なくとも部分的に取得することを含む、項目31に記載の方法。
(項目33)
上記皮膚組織を固定することはさらに、該皮膚組織を上昇させることを含む、項目29に記載の方法。
(項目34)
上記皮膚組織の上記表面を冷却することは、さらに、冷却要素を該皮膚表面と接触して配置することを含む、項目29に記載の方法。
(項目35)
上記皮膚組織の上記表面を冷却することは、さらに、該皮膚表面を伝導的に冷却することを含む、項目29に記載の方法。
(項目36)
上記皮膚組織の上記表面を冷却することは、さらに、該皮膚表面を対流的に冷却することを含む、項目29に記載の方法。
(項目37)
上記皮膚組織の上記表面を冷却することは、さらに、該皮膚表面を伝導的に、かつ対流的に冷却することを含む、項目29に記載の方法。
(項目38)
上記皮膚組織内の上記標的組織は、コラーゲン、毛嚢、セルライト、エクリン汗腺、アポクリン汗腺、皮脂腺、クモ状静脈、およびそれらの組み合わせから成る群より選択される、項目29に記載の方法。
(項目39)
上記皮膚組織内の上記標的組織は、該皮膚組織の真皮層と皮下層との間に接合部を備える、項目29に記載の方法。
(項目40)
上記標的組織における熱的効果は、少なくとも1つの汗腺の熱変質を含む、項目29に記載の方法。
(項目41)
上記標的組織における熱的効果は、少なくとも1つの汗腺のアブレーションを備える、項目29に記載の方法。
(項目42)
上記皮膚組織の診断パラメータを監視することをさらに含む、項目29に記載の方法。
(項目43)
上記診断パラメータは、インピーダンス、温度、および反射電力から成る群より選択される、項目42に記載の方法。
(項目44)
上記患者に、麻酔薬、ステロイド、および抗生物質から成る群より選択される薬剤を投与することをさらに含む、項目29に記載の方法。
(項目45)
上記患者に薬剤を投与することはさらに、経口で、局所的に、または注射を介して、該薬剤を投与することを含む、項目44に記載の方法。
本明細書で開示されるシステムおよび方法によって治療することができる、解剖学的構造および臨床的適応の種々の非限定的な例を記載する。いくつかの実施形態では、複数の構造/疾患を同じ治療セッションで治療することができる。
多汗症は、汗腺からの汗の過剰分泌があると臨床的に診断された疾患である。交感神経系の過活性に起因すると考えられる、過剰発汗は、通常、手のひら、足の裏、および腋窩部で発生する。手のひらの多汗症は、手の過剰発汗の症状である。この症状はしばしば、冷たく湿った握手によって示される。足底の多汗症は、足の過剰発汗の症状である。この症状は、水泡および真菌感染症を引き起こす場合がある。腋窩部の多汗症は、腋の下の過剰発汗の症状である。そのような過剰発汗は、社会的にきまりが悪いだけでなく、衣服の汚染および腐敗さえ引き起こす場合もある。
と真皮層101との間の接合部に隣接する、アポクリン汗腺107は、毛嚢の中へ、油状で乳白色のタンパク質を豊富に含む生成物を分泌する。アポクリン汗の細菌消化が、足および腋の下領域で最も顕著となり得る、腋臭症または臭汗症または(すなわち、体臭)に大きく関与している。
しわもまた、老化過程、紫外線暴露、および喫煙を含む要因によって引き起こされる、非常に一般的な皮膚の症状である。個人が老化するにつれて、表皮細胞は、より薄くなり、互いへの付着力が低下する。より薄い細胞は、皮膚を著しくより薄く見せる。細胞の減少した付着力は、障壁機能の有効性を減少させ、水分が皮膚の中に保たれる代わりに放出されることを可能にし、乾燥を引き起こす。表皮細胞の数は、一部の患者では10年につき約10%減少し、老化するにつれて、さらにゆっくりと分裂し、皮膚が自己修復する能力を低下させる。
特に悪臭の強い汗(臭汗症)が、特に、腋窩部および足に発生し得る。しばしば多汗症と関連する、臭汗症は、アポクリン汗腺107の機能不全、細菌または真菌感染症、独特の臭いを産生する脂肪酸分解、ある食物の摂取、およびヒ素摂取のうちの1つ以上によって発生する場合がある。身体の全般的な清浄および頻繁な入浴、繰り返し靴下および下着を交換すること、薄着をすること、過剰発汗の回避、タンパク質、ニンニク、および香辛料等の、ある種の食物の過剰消費の回避、問題の領域の通気、特に靴下を履く前の足に散布剤を使用すること、過マンガン酸カリウム1:2000またはホルムアルデヒド溶液等の足用浸漬液を使用すること、ならびに体臭防止剤および抗菌殺菌石鹸を使用することを含む、種々の治療が利用可能であるが、常に理想的または実用的であるとは限らない。
色汗症は、アポクリン汗腺107の機能不全による、異常な色がついた汗である。一般的な部位は、顔を含み、汗の色は、場合によっては、黒、緑、青、または黄色となる場合がある。
にきびは、毛嚢、皮脂腺、および毛で構成されている、毛嚢脂腺単位の疾患である。これらの単位は、手のひら、足の裏、足の上面、および下唇を除く、身体のどこにでも見出される。毛嚢脂腺単位の数は、顔、頸上部、および胸部上で最大である。皮脂腺108は、皮膚および毛を保湿することに関与する、皮脂と呼ばれる物質を産生する。青年期に、アンドロゲンと呼ばれるホルモンの影響下で、皮脂腺108が拡大し、より多くの皮脂を産生する。約20歳以降に、産生が減少し始める。アクネ箘として知られる細菌は、皮膚の常在菌である。それは、成長のための栄養素として皮脂を使用し、したがって、思春期の間に毛嚢の中で増加する。
セルライトは、特に大腿および臀部における、皮膚のくぼみ形成である。セルライトは概して、男性よりも女性にはるかに頻繁に影響を及ぼす。セルライトが脂肪組織の異常によって引き起こされると推測する多くの治療法が、近年の人気を得ているが、セルライトの基本的な病態生理学は、明確に識別されていない。組織病理学的サンプルは、セルライトが、下皮100から真皮101の中への脂肪組織の不規則な押出の結果かもしれないと示している。食餌療法および運動等の従来の治療法、および脂肪層切除術または脂肪吸引術等のより侵襲性の治療法には、それぞれ、いくつかの不利点がある。したがって、他の構造に有意に影響を及ぼすことなく、真皮脂肪組織を標的にする非侵襲的方法が、非常に望ましい。
不要な発毛は、個人の遺伝的素因、多毛症およびアンドロゲンが影響した男性型多毛症等の内分泌学的疾患、ならびにある種の悪性腫瘍を含む、多数の要因によって引き起こされる場合がある。顔面の男性型多毛症に罹患した個人は、社会的および職業的活動の両方を妨害し、多くの困難を引き起こす程度に苦しめられ得る。その結果として、永久的病理変化を生じさせる方式で、不要な毛および他の皮下組織学的特徴を治療するための方法および装置が、非常に望ましい。
毛嚢のように、クモ状静脈は、皮下特徴である。それらは、主に皮膚表面の側方で小さい毛細血管流路として存在し、超過圧力によっていくらか充血し、皮膚表面において特徴的な静脈パターンを生じる。醜い美容的側面は別として、毛細血管拡張症はさらに、より重篤な医学的意味を持ち得る。したがって、適切な組織に永久的病理変化を生じさせる方式で、クモ状静脈および他の皮下組織学的特徴を治療するための方法および装置が、極めて望ましい。
光線角化症、基底細胞癌、扁平上皮細胞癌、および黒色腫を含む、多数の悪性および前癌皮膚病変、ならびに、嚢胞、疣、母斑、カフェオレ斑点、および血管病変等の良性皮膚病変にも、非侵襲性局所治療が有益となるであろう。さらに、細菌、ウイルス、真箘、または寄生虫による皮膚および爪の感染症にも、非侵襲性局所治療方法が有益となり得る。
下皮層100は、感覚神経終末によって神経支配される。例えば、多発性硬化症および帯状疱疹等の、例えば神経疾患による知覚過敏症の非侵襲性局所治療もまた、望ましいであろう。
Therapy」と題された米国仮特許出願第61/013,274号、および200
8年4月17日出願の「Systems and Methods for Creating an Effect Using Microwave Energy in Specified Tissue」と題された米国仮特許出願第61/045,937号に見出され、特に、例えば、出願第61/045,937号の図26−51およびページ8−33に見られる。
マイクロ波発生器113は、好ましくは、発生器ヘッドと、電力供給部と、アイソレータとを含む。発生器113は、約915MHzと15GHzとの間、より好ましくは、約2.45GHzと5.8GHzとの間等の約2.4GHzと9.2GHzとの間の周波数を有し、いくつかの実施形態では、わずか約300W、200W、100W、75W、またはそれ以下の出力電力の最大値を有するように構成されてもよい。
いくつかの実施形態では、システムは、導波管アンテナ145(例えば、図20に示されるような)を含む。アンテナは、好ましくは、約915MHzと15GHzとの間、より好ましくは、いくつかの実施形態では約2.45GHzと5.8GHzとの間等の、約2.4GHzと9.2GHzとの間の共振周波数を有する。
成に構成される、断面サイズを有する。概して、最低次の横方向電場(TE)モードが利用される(例えば、TE10)が、横方向磁場(TM)、横方向電磁場(TEM)、エバネセント、またはハイブリッドモード等の他のモードが可能である。例えば、幅および高さ(長方形)または直径(円形)導波管形状は、導波管145の動作周波数および電場構成と相関する。充填材料、供給の種類および設置、およびモードフィルタリングの使用等の付加的なパラメータは、導波管145の動作周波数および電場構成に影響を及ぼす。当業者によって理解されるように、電磁放射ビームの横方向モードは、ビームの伝播方向と垂直(すなわち、直角)な平面内で測定される、放射の特定の強度パターンである。横方向モードは、導波管145に閉じ込められるマイクロ波において発生する。
誘電充填材料の選択は、種々の断面積の導波管145が特定の所望周波数で利用および伝播されることを可能にする。固定サイズの導波管のカットオフ周波数は、より大きい誘電率の材料を利用することによって減少させることができる。所望の治療サイズおよび2.4−9.2GHzの指定周波数範囲のために、K=2−30の誘電率を有する誘電充填材料が利用される。いくつかの実施形態では、好ましい誘電率は、K=10である。
いくつかの実施形態では、マイクロ波アンテナシステム、例えば、導波管システムは、特定の周波数における所与の組織負荷のための反射をさらに最小化するために、所与の組織の中への最適な電力伝達に使用することができる、金属の調整可能な同調スタブを含む。この強化は、製造および公差の変動の責任を負うのに役立つことができる。法外な費用がかかる場合がある、高い公差要求を有する代わりに、所望の機能的特性を達成するように各アンテナを同調することができる。いくつかの実施形態では、接着、リベット、はんだ付け、または同等物等の好適な手段によって、金属同調スタブをアンテナ(例えば、導波管145)の壁に固定することができる。スタブは、最上壁から導波管145経路へ直角に垂れ下がっている、実質的に導波管の縦方向の中心線の上に位置する、円筒形部材であり得る。スタブは、導波管145の中で種々の深度まで延在し得、導波管アンテナ145は発生器113に現れるインピーダンスに最適に適合するよう、正確に寸法設定されて配置され、効率的な電力伝達を可能にする。同調スタブは、実質的に抵抗成分がない無効インピーダンスを有利に提供する。
導波管付与装置は、複数の部位の同時または連続治療のための配列構成で設置することができる。加えて、本明細書の他の場所で論議されるように、導波管配列(双同軸スロットアンテナと同様)の有益な位相(同相場の構造的効果)動作の可能性が存在する。
いくつかの実施形態では、ホーンアンテナ構成を形成するように、導波管アンテナの開口を遠位方向に外向きに広げることができる。このことは、エネルギー分散をより広範囲に広げ、ならびに、変動する組織負荷へのアンテナの頑健性を増加させることができる(すなわち、アンテナが組織組成の患者から患者への変動とよく適合する)。口広アンテナによって生成される、より幅広い設置面積は、増加した治療サイズの可能性を提供する。口広部はまた、導波管の製造公差を有利に増加させることもできる。例えば、5.8GHzの所望周波数を有するホーンアンテナは、いくつかの実施形態では、約5.5から6GHzまでの周波数範囲を有してもよい。
(保護冷却)
組織の熱治療では、非標的組織の不必要で潜在的に有害な熱破壊から保護することが有益であってもよい。皮膚の表皮102および真皮101層に送達される過剰エネルギーが、疼痛、不快感、乾燥、炭化、および周縁効果を引き起こすため、このことは、特に皮下治療の場合である。また、乾燥組織のインピーダンスが高すぎて、組織のより深部領域の中へエネルギーを進行させることができない場合があるため、周辺組織への乾燥、炭化、および周縁効果は、場合によっては治療の有効性を損ない得る。
と冷却流体との間の伝熱率を制御する、(2)マイクロ波信号の波長と比べて薄く(例えば、いくつかの実施形態では、約1mm未満、0.75mm、0.5mm、0.25mm、0.20mm、またはそれ以下)、組織の中への電力伝達/熱伝導度の効率性を最大化して、導波管145を皮膚の近くに保ち、スタンドオフ高さを最小化するために、低い電気伝導度(例えば、いくつかの実施形態では、約0.01未満のような、約0.5未満のシグマ)を有する、(3)湾曲を排除する一方で皮膚に適合するように十分な剛性であり、それにより、一貫した冷却を維持する(皮膚との一定の接触および均一な流動形状を介して)、(4)マイクロ波エネルギーを通す(例えば、非反射性である)材料でできているといった、機能のうちの1つ以上を含む。冷却板は、任意の好適な材料、例えば、約96%のアルミナ、またはいくつかの実施形態では熱分解炭素を含む、ガラスまたはセラミック複合材料でできていてもよい。
ckポリマー等のセラミック−ポリマー複合材料を利用することができる。具体的な材料を説明したが、当業者であれば、本願が記載された材料に限定されないことを理解するであろう。
いくつかの実施形態では、冷却システムの流動チャンバは、流動チャンバにわたって一貫した流速を達成するように、入口および出口容器を含む。容器は、流動チャンバの両側に位置する。入口容器は、流体が、冷却チャンバ中の任意の点においてほぼ同じ速度で冷却チャンバを通って流れることができるように、冷却剤の蓄積を可能にする。この一定の流速は、熱伝導性障壁を提供するように、冷却板にわたって一貫した冷却を可能にする。出口における容器は、流動チャンバにわたって流動を阻害する、流体の停滞を有利に防止するのに役立つ。
本明細書で開示される実施形態の多くでは、治療は、標的組織に対する所望の治療効果を達成するように、局所的および/または低侵襲的に投与される。これらの実施形態のうちのいくつかでは、皮膚は、組織の平坦な多層として表され、治療は、その平面と実質的に垂直な方式で、標的組織に投与することができる。治療は、特定の皮膚形状に関して開示されてもよいが(例えば、垂直な局所送達、垂直な経皮挿入等)、そのような治療は、以下で論議されるものを含む、任意の数または種々の形状に関して投与されてもよいことを理解されたい。
マイクロ波の送達を伴うエネルギー治療では、例えば、送達したエネルギーが身体に深く浸透しすぎ、深部非標的組織104、関連重要構造(例えば、血管、リンパ節、筋肉組織等)、および身体臓器に危害を引き起こす場合があるという危険性がある。したがって、下層組織から皮膚の一部分を備える標的組織を上昇させることが有益であってもよい。そのような上昇は、臨床医による手動操作を通して達成するか、または任意の数の装置を使用して促進することができる。例えば、図12に図示されるように、皮膚119を引張って担持し、それにより、治療のために皮膚を上昇させるために真空147を使用することができる。選択的に、吸引およびエネルギー送達を一斉に適用することができるように、真空−吸引装置147をエネルギー送達装置に組み込むことができる。
別の皮膚形状構成では、標的組織にエネルギーを送達する前に、最初に患者の皮膚を挟持して折り畳むことが有益であってもよい。リドカイン等の局所麻酔薬の最適な投与(局所または皮下)後、表皮102、真皮101、皮下層100が下層骨格筋から分離されるように患者の皮膚を把持し、部分的に引き離すことができる。いったん分離されると、皮膚の近接部が互いに隣接し、襞の一方の側面の皮下層100が、襞の他方の側面の皮下層100に直面するように、皮膚を折り畳むことができる。これらの隣接皮下層100を分離すると、標的組織152および標的152構造が密集した治療域をもたらす。図13は、皮膚の襞148の例を示す。皮膚の襞148は、最上部149と、2つの側面(1つしか示されていない)と、2つの縁151(1つしか示されていない)と、襞の縦方向の長さに沿った「挟まれた」標的組織域152とを備える。
本明細書で開示される治療の多くでは、標的組織105は、治療効果を生じさせるように損傷される。しかしながら、非標的組織103、104もまた、これらの治療のいくつかにおいて影響されてもよい。そのような治療は、治療の間および後の両方で発生する場合がある、疼痛、炎症、感染症、および瘢痕化等の合併症を有する場合がある。したがって、治療の前、間、および/または後に患者に薬剤を提供して、これらの合併症の発生率および影響を最小限化することが有益であってもよい。リドカイン、ロピバカイン、ブピバカイン、テトラカイン、およびプロカイン等の疼痛用麻酔薬、炎症用のステロイドまたは非ステロイド剤、および感染症用の抗生物質となり得る、薬剤は、経口で、局所的に、静脈内に、または局所注射を介して投与することができる。
標的組織105にエネルギーを送達するための、本明細書で開示される治療のうちのいくつかで、エネルギーの制御された送達が、過熱の結果としての標的組織105および非標的組織103、104への不必要な損傷(例えば、乾燥、炭化等)を回避するのに有用であってもよい。エネルギーの制御された送達はまた、より一貫した、予測可能で効率的な全体的治療をもたらしてもよい。したがって、組織にエネルギーを送達するためのプログラムされた命令を有する制御器をエネルギー送達システムに組み込むことが有益であってもよい。加えて、これらのプログラムされた命令は、エネルギーの制御された送達を自動化するためのアルゴリズムを備えてもよい。
本明細書で開示される治療の多くでは、段階的に治療を行うことが望ましくてもよい。加えて、標的組織部105が初期段階で治療される一方で、他の部分は以降の段階で治療されるように、治療をパターン化することができる。例えば、図17に図示されるように、患者は、第1段階で治療される「A」と印付けられた領域と、第2段階で治療される「B」と印付けられた領域とを有し得る。加えて、治療は、少なくとも3、4、5、6、またはそれ以上の段階等のさらなる段階、および付加的な領域に分化され得る。選択的に、各領域が治療を複数回受容するように、治療は、複数の段階で同じ領域に投与され得る。一実施形態では、以降の段階で、特定の領域への治療は、エネルギーの増加または減少した量、または異なる治療の種類等とともに、変動してもよい。
いくつかの実施形態では、非侵襲に、汗腺および周辺組織に熱的に影響を及ぼすようにマイクロ波エネルギーを使用するためのシステムおよび方法を開示する。そのようなシステムおよび方法は、例えば、過剰発汗または多汗症を治療するのに有用であってもよい。システムは、マイクロ波発生器と、マイクロ波付与装置と、冷却構成要素と、組織取得構成要素とを含む。
and Prostatron 915 MHz System、およびBSD Medical,Salt Lake City,UTによるBSD−500温熱療法システムを含む。
設置は、最も好ましくは、同軸供給から導波管145への電力の効率的な伝達のために最適化される。
いくつかの実施形態では、マイクロ波付与装置システム170は、スロットアンテナ138を含む。スロットアンテナ138は、図22に示されるように、近位部分143と、屈曲部分144と、スロット142と、遠位先端部分141とを含む。スロットアンテナ138内のスロット同軸ケーブル(図示せず)の直径は、好ましくは、いくつかの実施形態では、わずか約200ワット、150ワット、またはそれ以下であってもよい、所望のマイクロ波電力に対処するほどに十分に大きい。スロットアンテナ138の直径もまた、アンテナの放射特性の変化を導入するように変動させることができる。いくつかの実施形態では、スロット138の直径は、いくつかの実施形態では約0.085”から0.25”まで等、またはある実施形態では0.085”から0.141”まで等の約0.047”から0.500”までの間である。
いくつかの実施形態では、マイクロ波付与装置システム175は、上記の図24に概略的に図示されるように、複数のスロットアンテナ176を含む。そのような構成では、2つ以上の同軸スロットアンテナ176は、位相配列として動作する。アンテナ176の間隔、アンテナ176との組織挟持部177の整合、および2つのアンテナ176への入力の間の位相関係は、所望の臨床結果に応じて当業者によって改変することができる、付加的な変数であってもよい。
囲まれている)の組織学的断面である。
一実施形態では、本願は、皮膚組織を覆ってマイクロ波エネルギー送達付与装置を配置するステップと、マイクロ波エネルギー送達付与装置に近接して皮膚組織を固定するステップと、皮膚組織の表面を冷却するステップと、皮膚組織内の標的組織において熱的効果を生成するのに十分なエネルギーを、マイクロ波エネルギー送達付与装置を介して皮膚組織に送達するステップとを含む、患者の皮膚組織を治療するための方法を提供する。
Claims (5)
- 患者の皮膚組織を治療するためのシステムであって、
約5.8GHzの周波数でマイクロ波エネルギーを送達するように構成されたマイクロ波エネルギー発生器と、
同一の平面内で互いに対して配向され、かつ、同一の方向に整列した導波管アンテナの配列を含むマイクロ波アンテナであって、前記マイクロ波アンテナは、前記マイクロ波エネルギー発生器に動作可能に結合されており、かつ、前記皮膚組織に近接して設置するように構成されており、前記マイクロ波アンテナは、汗腺が存在する真皮および下皮の領域において前記皮膚組織内の標的組織の複数の不連続領域において熱的効果を生成するのに十分なエネルギーを前記皮膚組織に同時にまたは連続的に送達するように構成されており、前記配列内の前記導波管アンテナは、最低次の横方向電場モードにおいて、電磁放射を放射するように構成されている、マイクロ波アンテナと、
前記皮膚組織と接触して設置するように構成された冷却板であって、前記冷却板は、熱伝導性であり、かつ、マイクロ波エネルギーを実質的に通す、冷却板と、
前記冷却板と前記マイクロ波アンテナとの間に液体冷却剤を保持するように構成された流動チャンバと、
前記皮膚組織を上昇させるように構成された吸引チャンバであって、前記皮膚組織の少なくとも一部分における位置が、前記冷却板と接触する、吸引チャンバと、
前記吸引チャンバに配置された前記皮膚組織の表面の温度を監視するように構成された少なくとも1つの温度センサと
を含む、システム。 - 前記少なくとも1つの温度センサは、少なくとも1つの熱電対を含む、請求項1に記載のシステム。
- 前記冷却板は、セラミック板を含む、請求項1に記載のシステム。
- 前記液体冷却剤は、水、脱イオン水、アルコール、油、および、それらの組み合わせから成る群より選択される、請求項1に記載のシステム。
- 前記冷却板は、前記皮膚組織を冷却することと、前記皮膚組織を前記マイクロ波アンテナから物理的に分離することとを行うように構成されている、請求項1に記載のシステム。
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