JP5780750B2 - 自動合焦装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents

自動合焦装置、その制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、電子スチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置に用いて好適な自動合焦装置、その制御方法及びプログラムに関する。
従来から、撮影する画面の中から主要な被写体(以下、主被写体と呼ぶ)を検出する技術が知られている。例えば人物の目や口等の特徴から特定した顔や、色や輝度から特定の物体を主被写体として検出する。その際、主被写体の位置やサイズを検出結果として出力することが多い。このようにして検出された主被写体は、撮影レンズの焦点を合わせる対象として用いられる。
一方、電子スチルカメラやビデオカメラ等で用いられるオートフォーカス(以下、AFと記す)では、CCD等の撮像素子から得られる輝度信号の高域成分が最大になるレンズ位置を合焦位置とする方式が用いられている。その際、前述のようにして検出された主被写体を測距対象エリアとする方式が知られている。
特許文献1には、撮像素子の出力に基づいて被写体の輪郭を抽出し、抽出された領域内を優先的に測距することが開示されている。
特開2001−091820号公報
主被写体の検出には各種の方式が考案されているが、その方式により検出精度にも違いがある。例えば精度の低い方式で主被写体が検出された場合は、実際の位置やサイズからずれる可能性が高くなる。一方、精度の高い方式で主被写体が検出された場合は、被写体のずれはあまりない。このように異なる検出方式であっても、検出精度を考慮せずに、検出結果の位置やサイズに基づいて同じように測距エリア(以下、AF枠と呼ぶ)を設定すると、検出精度の低い方式の場合は正しくAF枠を設定することができず、誤測距の原因となる。
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、複数の検出方式で主被写体を検出する場合に、主被写体の検出精度に合ったAF枠を設定できるようにすることを目的とする。
本発明の自動合焦装置は、予め記憶されたデータと比較する方式で撮影対象の中から主要な被写体を検出する第1の被写体検出手段と、予め記憶されたデータと比較する方式ではない方式で撮影対象の中から主要な被写体を検出する第2の被写体検出手段と、焦点調節を行うフォーカスレンズの焦点を合わせるための焦点調節手段と、前記第1の被写体検出手段又は前記第2の被写体検出手段の検出結果に基づいて前記焦点調節手段の測距対象エリアを設定する測距対象エリア設定手段とを備え、前記測距対象エリア設定手段は、前記第1の被写体検出手段で主要な被写体が検出された場合は、測距対象エリアのサイズを該検出された主要な被写体のサイズよりも小さく設定し、前記第2の被写体検出手段で主要な被写体が検出された場合は、測距対象エリアのサイズを該検出された主要な被写体のサイズに設定することを特徴とする。
本発明によれば、複数の検出方式で主被写体を検出する場合に、主被写体の検出精度に合ったAF枠を設定することができる。
実施形態に係る電子カメラの構成を示すブロック図である。 実施形態に係る電子カメラの基本的な処理動作を示すフローチャートである。 図2における顔検出処理を示すフローチャートである。 図2における物体検出処理を示すフローチャートである。 画像のブロック分割の例を示す図である。 色相ヒストグラムの例を示す図である。 画像のグループ分けの例を示す図である。 図2における本撮影用AF処理を示すフローチャートである。 図8におけるAF枠設定処理を示すフローチャートである。 AF枠の設定例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
図1は、本発明を適用した自動合焦装置を備えた実施形態に係る電子カメラの構成を示すブロック図である。101は焦点調節を行うためのフォーカスレンズであり、後述する撮像素子103上に焦点を合わせる。102はフォーカスレンズ駆動モータであり、フォーカスレンズ101を動かす。103は撮像素子であり、被写体からの反射光を電気信号に変換する。104はA/D変換器であり、撮像素子103から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。105は画像処理プロセッサであり、A/D変換器104から出力された画像データに所定の処理を施す。106はバッファメモリであり、画像処理プロセッサ105で処理された画像データを一時的に記憶する。
107はマイクロコントローラ(以下、CPUと呼ぶ)であり、撮影シーケンス等、システムを制御する。108はプログラムメモリであり、CPU107で実行されるプログラムが記憶されている。109はワークメモリであり、CPU107がプログラムメモリ108に記憶されているプログラムに従って処理を行う際に、必要な各種データを一時的に記憶する。
110は画像を表示する画像表示部である。111は撮影準備スイッチ(以下、SW1と呼ぶ)であり、自動露出制御(以下、AEと記す)やAF等の撮影準備を指示するためのスイッチである。112は撮影処理指示スイッチ(以下、SW2と呼ぶ)であり、SW1(111)の操作後、本露光及び記録動作等の撮影処理を指示するためのスイッチである。113は顔検出部であり、画像処理プロセッサ105で処理された画像データから人物の顔を検出する。
次に、図2のフローチャートを参照して、実施形態に係る電子カメラの処理動作について説明する。以下の説明において、記憶や判定等の処理は、特に説明しない限りはプログラムメモリ108に記憶されたプログラムに基づいてCPU107が実行するものとする。また、演算結果や各種処理データを記憶する場合、特に説明しない限りはワークメモリ109に記憶するものとする。
まずステップS201で、撮影準備を指示するSW1(111)の状態を判定し、ONならばS208へ、そうでなければS202へ進む。ステップS202では、第1の被写体検出処理として、後述する手順に従って、撮影対象の中から顔を検出する顔検出処理を行う。ステップS203では、第2の被写体検出処理として、後述する手順に従って、撮影対象の色相及び輝度に基づいて物体を検出する物体検出処理を行う。この物体検出処理では顔以外の物体を検出する。
ステップS204では、図示しない絞りやシャッタースピードを制御して画像表示部110に表示される画像の明るさが適正になるようAE動作を行う。ステップS205では、画像表示部110に表示される被写体像のピントが合うようにEVF用AF動作を行う。ステップS206では、光源の色温度によらず画像表示部110に表示される画像が適切な色バランスになるようオートホワイトバランス(AWB)動作を行う。ステップS207では、撮像素子103から読み出した画像信号に所定の処理を施して画像表示部110へ表示するEVF処理を行う。その後、ステップS201へ戻り、SW1(111)の状態を判定する。
一方、ステップS208では、後述する手順に従って本撮影用AF処理を行う。ステップS209では、本撮影される画像が適切な露出となるように本撮影用AE動作を行う。ステップS210では、撮影処理を指示するSW2(112)の状態を判定し、ONならばステップS211へ進み、そうでなければ再びSW2(112)の状態を判定する。ステップS211では、撮像素子103への露光、読み出し、画像処理プロセッサ105による画像処理、図示しない記録媒体への記録等の撮影処理を行う。その後、ステップS201へ戻り、SW1(111)の状態を判定する。
図3は、図2のステップS202における顔検出処理を説明するフローチャートである。まずステップS301で、顔検出部113を用いて、撮像素子103から読み出された画像データと、顔検出部113に予め記憶された目のデータとを比較する。ステップS302では、ステップS301で比較した結果の一致度合が高く、撮像素子103から読み出された画像データから目の検出が可能かどうか判定し、可能であればステップS303へ、そうでなければステップS304へ進む。なお、目の検出は両目について行う。ステップS303では、検出された目の位置を記憶する。
ステップS304では、顔検出部113を用いて、撮像素子103から読み出された画像データと、顔検出部113に予め記憶された鼻のデータとを比較する。ステップS305では、ステップS304で比較した結果の一致度合が高く、撮像素子103から読み出された画像データから鼻の検出が可能かどうか判定し、可能であればステップS306へ、そうでなければステップS307へ進む。ステップS306では、検出された鼻の位置を記憶する。
ステップS307では、顔検出部113を用いて、撮像素子103から読み出された画像データと、顔検出部113に予め記憶された口のデータとを比較する。ステップS308では、ステップS307で比較した結果の一致度合が高く、撮像素子103から読み出された画像データから口の検出が可能かどうか判定し、可能であればステップS309へ、そうでなければステップS310へ進む。ステップS309では、検出された口の位置を記憶する。
ステップS310では、ステップS302、S305、S308での判定結果から、撮像素子103から読み出された画像データから目、鼻、口の全てが検出可能かどうか判定し、可能であればステップS311へ、そうでなければステップS316へ進む。
ステップS311では、ステップS303、S306、S309で記憶した目、鼻、口の位置に基づいて、撮像素子103から読み出された画像データに含まれる顔の位置を算出する。ステップS312では、ステップS311で算出した顔位置を記憶する。また、ステップS313では、ステップS303、S306、S309で記憶した目、鼻、口の位置に基づいて、撮像素子103から読み出された画像データに含まれる顔のサイズを算出する。ステップS314では、ステップS313において算出した顔サイズを記憶する。ステップS315では、顔検出OKフラグをTRUEに設定する。一方、ステップS316では、顔検出OKフラグをFALSEに設定する。この顔検出OKフラグは、撮像素子103から読み出された画像データから顔の検出に成功したことを示すものである。
図4は、図2のステップS203における物体検出処理を説明するフローチャートである。まずステップS401で、撮像素子103から読み出された画像データをM×Nのブロックに分割する。図5はその分割例を示す図である。このように画像データの横をM、縦をNのブロックに分割する。ステップS402では、ステップS401で分割した画像データのブロック毎に色相を調べ、色相ヒストグラムを作成する。このとき、分割されたブロック内での画素毎の色相の平均を取り、この平均をブロックの色相とする。次に、ステップS403では、ステップS402で作成した色相ヒストグラムに従って、色相のグループ分けを行う。このグループ分けは、図6(a)に示すように、近しい色相を1つのグループになるよう行う。但し、画面上で遠い位置にある場合はグループとはしない。なお、図6(b)に示すように、色相の度数が少ない場合はグループ分け不能とする。ステップS404では、ステップS403での色相のグループ分けが可能かどうか判定し、可能であればステップS408へ、そうでなければステップS405へ進む。
ステップS405では、ステップS401で分割した画像データのブロック毎に輝度を調べ、輝度ヒストグラムを作成する。このとき、分割されたブロック内での画素毎の輝度の平均を取り、この平均をブロックの輝度とする。ステップS406では、ステップS405で作成した輝度ヒストグラムに従って、輝度のグループ分けを行う。このグループ分けは、ステップS403で説明した色相のグループ分けと同様にして行う。ステップS407では、ステップS406での輝度のグループ分けが可能かどうか判定し、可能であればステップS408へ、そうでなければステップS413へ進む。
ステップS408では、ステップS403又はS406でグループ分けしたものの中で最も大きく、言い換えればグループとしての度数が最も大きく、画面中央寄りにあるものを選択する。ステップS409では、ステップS408で選択したグループの画面上の位置を記憶する。また、ステップS410では、ステップS408で選択したグループのサイズを記憶する。また、ステップS411では、ステップS408で選択したグループの縦横比を記憶する。以下の説明では、選択されたグループの位置、サイズ、縦横比を物体の位置、サイズ、縦横比とする。ステップS412では、物体検出OKフラグをTRUEに設定する。一方、ステップS413では、物体検出OKフラグをFALSEに設定する。この物体検出OKフラグは、撮像素子103から読み出された画像データから顔以外の物体の検出に成功したことを示すものである。
図7は、図4のフローチャートを参照して説明したように、被写体をグループ分けした結果を示す図である。図7において、画面上の電車のボディ1、ドア2及び6、窓3及び4及び5はそれぞれ別の色相であるとする。ドア2及び6は同じ色相であるとする。窓3及び4及び5は同じ色相であり、ドア2及び6とは別の色相であるとする。この場合、ボディ1が第1のグループ(グループ1とする)、ドア2及び6が第2、第3のグループ(グループ2、グループ3とする)、窓3及び4及び5が3つで1つのグループ(グループ4とする)になるものとする。この中でグループ1が最も大きく、位置も画面中心にあるので、図4のステップS408ではグループ1が選択される。さらに、ステップS409〜S411でグループ1の位置、サイズ、縦横比が記憶される。なお、輝度でグループ分けする場合も、同様にしてグループを選択した後、位置、サイズ、縦横比を記憶する。
図8は、図2のステップS208における本撮影用AF処理を説明するフローチャートである。以下の説明において、スキャンとはステップS803〜S806までの処理のことを言う。まずステップS801で、後述する手順に従って、測距対象エリアであるAF枠の設定を行う。
ステップS802では、スキャン開始位置へフォーカスレンズ101を移動する。ここで、スキャン開始位置は合焦可能範囲の無限端とする。ステップS803では、撮像素子103に露光された後読み出されたアナログ映像信号をA/D変換器104を用いてデジタル信号に変換し、その出力から画像処理プロセッサ105により輝度信号の高周波成分を抽出し記憶する。ステップS804では、フォーカスレンズ101の現在位置を記憶する。フォーカスレンズ駆動モータ102にステッピングモータを使用する場合は、図示しない初期位置からの駆動パルス数をもってフォーカスレンズ101の位置とする。ステップS805では、ステップS804で記憶したフォーカスレンズ101の現在位置がスキャン終了位置と同じかどうかを判定し、同じならばステップS807へ、そうでなければステップS806へ進む。ここで、スキャン終了位置は合焦可能範囲の至近端とする。ステップS806では、フォーカスレンズ101をスキャン終了位置へ向かって所定量移動する。
ステップS807では、ステップS803で記憶した焦点評価値の中から最大のもの、つまり焦点評価値のピークを抽出する。ステップS808では、ステップS804で記憶したフォーカスレンズ101の位置の中から、ステップS807で抽出した焦点評価値のピークに対応するフォーカスレンズ101の位置、つまりピークのレンズ位置を抽出する。ステップS809では、ステップS808で抽出したピーク位置にフォーカスレンズ101を移動する。
図9は、図8のステップS801におけるAF枠設定処理を説明するフローチャートである。まずステップS901で、図3のステップS315又はS316で設定した顔検出OKフラグの状態を判定し、TRUEであればステップS902へ進み、そうでなければステップS905へ進む。ステップS902では、画面上のAF枠の位置を図3のステップS312で記憶した顔位置に設定する。ステップS903では、画面上のAF枠のサイズを図3のステップS314で記憶した顔サイズ×Sに設定する。ここで、0<S<1の関係を満たすものとする。つまり、このときのAF枠サイズは記憶された顔サイズよりも小さいものとなる。ステップS904では、画面上のAF枠の縦横比を所定の縦横比A1に設定する。この所定の縦横比A1は、例えば1:1とする。
一方、ステップS905では、図4のステップS412又はS413で設定した物体検出OKフラグの状態を判定し、TRUEであればステップS906へ進み、そうでなければステップS909へ進む。ステップS906では、画面上のAF枠の位置を図4のステップS409で記憶した物体位置に設定する。ステップS907では、画面上のAF枠のサイズを図4のステップS410で記憶した物体サイズに設定する。ステップS908では、画面上のAF枠の縦横比を図4のステップS411で記憶した物体の縦横比に設定する。
一方、ステップS909では、画面上のAF枠の位置を所定位置に設定する。この所定位置は、例えば画面の中央とする。ステップS910では、画面上のAF枠のサイズを所定のサイズに設定する。この所定のサイズは、例えば縦横がそれぞれ画面の縦横サイズの20%であるものとする。ステップS911では、画面上のAF枠の縦横比を所定の縦横比A2に設定する。この所定の縦横比A2は、例えば3:4とする。
図9での説明のようにすると、顔が検出された場合のAF枠の設定(ステップS902〜S904)は図10(a)、物体が検出された場合のAF枠の設定(ステップS906〜S908)は図10(b)のようになる。図10(a)は、顔が検出された場合のAF枠の設定を説明する図である。図3を参照して説明したように、目、鼻、口の検出結果に基づいて、画像データに含まれる顔のサイズを算出する。図10(a)の符号1が算出された顔サイズである。これに対して、AF枠のサイズは図9のステップS903で説明したように、算出された顔サイズよりも小さいサイズに設定する。図10(a)の符号2が設定するAF枠サイズである。この理由は、顔のサイズは目、鼻、口に基づいて算出しているため、検出された人物の顔のサイズを正確に表していない可能性がある。そのため、算出した顔サイズそのままの大きさにAF枠を設定すると、実際の顔サイズよりも大きくなる可能性がある。その場合、AF枠が顔からはみ出すことになるが、はみ出した部分には背景が写るため、このはみだした部分のコントラストや輝度の如何によっては誤測距するおそれがある。これを防ぐために、顔からはみ出ないように、算出された顔サイズよりも小さいサイズにAF枠を設定する。同様に、AF枠の縦横比も、検出された人物の顔の縦横比を正確に表していない可能性があるため、あらかじめ決められた所定の縦横比(図9の例では1:1)に設定する。
一方、図10(b)は、物体が検出された場合のAF枠設定を説明する図である。この場合は、図4を参照して説明したように、色相又は輝度で画像をグループ分けしたものの中から最も大きなものを主要な被写体、即ち主被写体として選択する。このように色相や輝度でグループ分け、言い換えれば区別することによって、被写体と背景等を明確に切り分けることができれば、そのグループの境界は主被写体である物体の輪郭を表すものとなる。従って、このグループの境界を示すグループのサイズと縦横比をそのままAF枠のサイズと縦横比に設定しても、顔のときのようにAF枠がはみ出ることはない。そのため、背景のコントラストや輝度による誤測距のおそれが無くなる。図10(b)の符号3がこのようにして設定したAFである。逆に選択されたグループのサイズよりも小さいサイズにAF枠を設定すると、AF枠内に高いコントラストのあるものが含まれる確率が減ってしまう。そのため、顔以外の物体の場合は、物体からはみ出ない範囲でできるだけ大きなAF枠を設定する方が有利である。
以上のように、顔検出のように主被写体の検出精度が低い場合は、検出された主被写体のサイズよりもAF枠を小さく設定するので、背景抜け等の誤測距を軽減するようなAF枠設定が可能になる。また、顔以外の物体検出のように主被写体の検出精度が高い場合は、検出された主被写体サイズに合わせたサイズにAF枠を設定するので、S/NやAF枠内の高コントラスト部分の存在確率が高くなるため測距精度を上げることができる。従って、このように、顔と顔以外の物体の検出方式に異なる方式を用いる場合に、異なる精度の検出方法の種類に応じてAF枠の設定の仕方を変えることによって誤測距を無くし、高い合焦精度を実現することができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
101:フォーカスレンズ、102:フォーカスレンズ駆動モータ、103:撮像素子、104:A/D変換器、105:画像処理プロセッサ、106:バッファメモリ、107:マイクロコントローラ(CPU)、108:プログラムメモリ、109:ワークメモリ、110:画像表示部、111:撮影準備指示スイッチ(SW1)、112:撮影処理指示スイッチ(SW2)、113:顔検出部

Claims (13)

  1. 予め記憶されたデータと比較する方式で撮影対象の中から主要な被写体を検出する第1の被写体検出手段と、
    予め記憶されたデータと比較する方式ではない方式で撮影対象の中から主要な被写体を検出する第2の被写体検出手段と、
    焦点調節を行うフォーカスレンズの焦点を合わせるための焦点調節手段と、
    前記第1の被写体検出手段又は前記第2の被写体検出手段の検出結果に基づいて前記焦点調節手段の測距対象エリアを設定する測距対象エリア設定手段とを備え、
    前記測距対象エリア設定手段は、前記第1の被写体検出手段で主要な被写体が検出された場合は、測距対象エリアのサイズを該検出された主要な被写体のサイズよりも小さく設定し、前記第2の被写体検出手段で主要な被写体が検出された場合は、測距対象エリアのサイズを該検出された主要な被写体のサイズに設定することを特徴とする自動合焦装置。
  2. 前記測距対象エリア設定手段は、前記第1の被写体検出手段で主要な被写体が検出された場合は、測距対象エリアの縦横比を所定の値に設定し、前記第2の被写体検出手段で主要な被写体が検出された場合は、測距対象エリアの縦横比を該検出された主要な被写体の縦横比に設定することを特徴とする請求項に記載の自動合焦装置。
  3. 予め記憶されたデータと比較する方式で撮影対象の中から主要な被写体を検出する第1の被写体検出手段と、
    予め記憶されたデータと比較する方式ではない方式で撮影対象の中から主要な被写体を検出する第2の被写体検出手段と、
    焦点調節を行うフォーカスレンズの焦点を合わせるための焦点調節手段と、
    前記第1の被写体検出手段又は前記第2の被写体検出手段の検出結果に基づいて前記焦点調節手段の測距対象エリアを設定する測距対象エリア設定手段とを備え、
    前記測距対象エリア設定手段は、前記第1の被写体検出手段で主要な被写体が検出された場合の測距対象エリアの設定の仕方と、前記第2の被写体検出手段で主要な被写体が検出された場合の測距対象エリアの設定の仕方とを異ならせ
    前記第1の被写体検出手段は撮影対象の中から顔を検出する顔検出手段であることを特徴とする自動合焦装置。
  4. 前記第2の被写体検出手段は、撮影対象の色相又は輝度に基づいて主要な被写体を検出することを特徴とする請求項に記載の自動合焦装置。
  5. 予め記憶されたデータと比較する方式で撮影対象の中から主要な被写体を検出する第1の被写体検出手段と、
    予め記憶されたデータと比較する方式ではない方式で撮影対象の中から主要な被写体を検出する第2の被写体検出手段と、
    焦点調節を行うフォーカスレンズの焦点を合わせるための焦点調節手段と、
    前記第1の被写体検出手段又は前記第2の被写体検出手段の検出結果に基づいて前記焦点調節手段の測距対象エリアを設定する測距対象エリア設定手段とを備え、
    前記測距対象エリア設定手段は、前記第1の被写体検出手段で主要な被写体が検出された場合の測距対象エリアの設定の仕方と、前記第2の被写体検出手段で主要な被写体が検出された場合の測距対象エリアの設定の仕方とを異ならせ
    前記第2の被写体検出手段は、撮影対象の色相又は輝度に基づいて主要な被写体を検出することを特徴とする自動合焦装置。
  6. 前記測距対象エリア設定手段は、前記第1の被写体検出手段及び前記第2の被写体検出手段で主要な被写体を検出できなかった場合に、測距対象エリアのサイズを所定のサイズに設定することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の自動合焦装置。
  7. 前記測距対象エリア設定手段は、前記第1の被写体検出手段及び前記第2の被写体検出手段で主要な被写体を検出できなかった場合に、測距対象エリアの縦横比を所定の縦横比に設定することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の自動合焦装置。
  8. 予め記憶されたデータと比較する方式で撮影対象の中から主要な被写体を検出する第1の被写体検出手段と、
    予め記憶されたデータと比較する方式ではない方式で撮影対象の中から主要な被写体を検出する第2の被写体検出手段と、
    焦点調節を行うフォーカスレンズの焦点を合わせるための焦点調節手段とを備えた自動合焦装置の制御方法であって、
    前記第1の被写体検出手段又は前記第2の被写体検出手段の検出結果に基づいて前記焦点調節手段の測距対象エリアを設定するときに、前記第1の被写体検出手段で主要な被写体が検出された場合は、測距対象エリアのサイズを該検出された主要な被写体のサイズよりも小さく設定し、前記第2の被写体検出手段で主要な被写体が検出された場合は、測距対象エリアのサイズを該検出された主要な被写体のサイズに設定することを特徴とする自動合焦装置の制御方法。
  9. 予め記憶されたデータと比較する方式で撮影対象の中から主要な被写体を検出する第1の被写体検出手段と、
    予め記憶されたデータと比較する方式ではない方式で撮影対象の中から主要な被写体を検出する第2の被写体検出手段と、
    焦点調節を行うフォーカスレンズの焦点を合わせるための焦点調節手段とを備えた自動合焦装置の制御方法であって、
    前記第1の被写体検出手段又は前記第2の被写体検出手段の検出結果に基づいて前記焦点調節手段の測距対象エリアを設定するときに、前記第1の被写体検出手段で主要な被写体が検出された場合の測距対象エリアの設定の仕方と、前記第2の被写体検出手段で主要な被写体が検出された場合の測距対象エリアの設定の仕方とを異ならせ
    前記第1の被写体検出手段は撮影対象の中から顔を検出する顔検出手段であることを特徴とする自動合焦装置の制御方法。
  10. 予め記憶されたデータと比較する方式で撮影対象の中から主要な被写体を検出する第1の被写体検出手段と、
    予め記憶されたデータと比較する方式ではない方式で撮影対象の中から主要な被写体を検出する第2の被写体検出手段と、
    焦点調節を行うフォーカスレンズの焦点を合わせるための焦点調節手段とを備えた自動合焦装置の制御方法であって、
    前記第1の被写体検出手段又は前記第2の被写体検出手段の検出結果に基づいて前記焦点調節手段の測距対象エリアを設定するときに、前記第1の被写体検出手段で主要な被写体が検出された場合の測距対象エリアの設定の仕方と、前記第2の被写体検出手段で主要な被写体が検出された場合の測距対象エリアの設定の仕方とを異ならせ
    前記第2の被写体検出手段は、撮影対象の色相又は輝度に基づいて主要な被写体を検出することを特徴とする自動合焦装置の制御方法。
  11. 予め記憶されたデータと比較する方式で撮影対象の中から主要な被写体を検出する第1の被写体検出手段と、
    予め記憶されたデータと比較する方式ではない方式で撮影対象の中から主要な被写体を検出する第2の被写体検出手段と、
    焦点調節を行うフォーカスレンズの焦点を合わせるための焦点調節手段とを備えた自動合焦装置を制御するためのプログラムであって、
    前記第1の被写体検出手段又は前記第2の被写体検出手段の検出結果に基づいて前記焦点調節手段の測距対象エリアを設定するときに、前記第1の被写体検出手段で主要な被写体が検出された場合は、測距対象エリアのサイズを該検出された主要な被写体のサイズよりも小さく設定し、前記第2の被写体検出手段で主要な被写体が検出された場合は、測距対象エリアのサイズを該検出された主要な被写体のサイズに設定することを特徴とするプログラム。
  12. 予め記憶されたデータと比較する方式で撮影対象の中から主要な被写体を検出する第1の被写体検出手段と、
    予め記憶されたデータと比較する方式ではない方式で撮影対象の中から主要な被写体を検出する第2の被写体検出手段と、
    焦点調節を行うフォーカスレンズの焦点を合わせるための焦点調節手段とを備えた自動合焦装置を制御するためのプログラムであって、
    前記第1の被写体検出手段又は前記第2の被写体検出手段の検出結果に基づいて前記焦点調節手段の測距対象エリアを設定するときに、前記第1の被写体検出手段で主要な被写体が検出された場合の測距対象エリアの設定の仕方と、前記第2の被写体検出手段で主要な被写体が検出された場合の測距対象エリアの設定の仕方とを異ならせ
    前記第1の被写体検出手段は撮影対象の中から顔を検出する顔検出手段であることを特徴とするプログラム。
  13. 予め記憶されたデータと比較する方式で撮影対象の中から主要な被写体を検出する第1の被写体検出手段と、
    予め記憶されたデータと比較する方式ではない方式で撮影対象の中から主要な被写体を検出する第2の被写体検出手段と、
    焦点調節を行うフォーカスレンズの焦点を合わせるための焦点調節手段とを備えた自動合焦装置を制御するためのプログラムであって、
    前記第1の被写体検出手段又は前記第2の被写体検出手段の検出結果に基づいて前記焦点調節手段の測距対象エリアを設定するときに、前記第1の被写体検出手段で主要な被写体が検出された場合の測距対象エリアの設定の仕方と、前記第2の被写体検出手段で主要な被写体が検出された場合の測距対象エリアの設定の仕方とを異ならせ
    前記第2の被写体検出手段は、撮影対象の色相又は輝度に基づいて主要な被写体を検出することを特徴とするプログラム。
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