JP5779128B2 - アースラインマーカー - Google Patents

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この発明は、対象物が帯電した静電気を除去するためのグランド配線(アース配線)中に介挿され、グランド配線を介して対象物に帯電した静電気がグランドに放電されたか否かを検知して表示するためのアースラインマーカーに関する。
この発明は、また、電気設備機器からの漏れ電流を流すアースラインに介挿され、漏電電流が流れたか否かを検知して表示するためのアースラインマーカーに関する。
たとえば工場の組立ライン等において、組立対象物に静電気が帯電すると、爆発、火災、電子機器の故障、電子機器の誤動作、電子機器自身の破壊等を招く放電現象につながる恐れがある。帯電した対象物からの静電気の放電は、一過性の事象であり、原因究明のための追跡や再現が難しい。
仮に、原因となり得る電荷の移動を記録することができれば、静電気発生が散発的に生じている組立工程や組立作業において、追跡確認がし易くなる等の効果が期待できる。
ところが、原因となる静電荷の移動を、簡単な装置で記録するといったことは未だ実現されていない。
また、電気設備機器には、漏れ電流を流すために、いわゆるアース線を接続できるものがある。しかし、アース線を接続しても、実際に漏れ電流が生じ、アース線を通じて流れたか否かは確認することができない。
一方、いわゆる「電子ペーパー」と称される表示装置であって、無電源で表示を保持できる(維持できる)表示器が実用化されている。かかる電子ペーパー表示素子を利用した帯電状態検出装置の先行技術が、特許文献1に開示されている。
特開2004−294273号公報
上記特許文献1に開示された装置は、電気絶縁性シート等の物体の帯電状態を、その物体を汚損することなく簡便かつ精密に可視化する表示装置に関するものであり、帯電した物体から静電気が放電されたか否かを検知して記録保持するといったものではない。
この発明は、このような背景のもとになされたものであり、組立ラインや製造ライン等において、帯電した対象物から静電気が放電された際に、それを検知して表示および表示を維持することのできる新規な道具であるアースラインマーカーを提供することを主たる目的とする。
この発明は、また、電気設備機器に接続されるアースラインに挿入でき、電気設備機器からの漏電があった時には、それを検出して表示する新規な道具であるアースラインマーカーを提供することを他の目的とする。
請求項1記載の発明は、対象物の静電気がグランドに流れたことを検知して表示するためのアースラインマーカーであって、前記対象物側に接続される入力端子と、前記グランド側に接続される出力端子と、前記入力端子および出力端子の間に設けられた表示部とを含み、前記表示部は、前面透明電極と、前記前面透明電極と所定間隔をあけて、前面透明電極の背面側に対向して設けられた背面電極と、前記前面透明電極と前記背面電極との間に充填され、前記前面透明電極および背面電極間に電流が流れることに応答して、状態反転を行う電気泳動物質とを含み、前記前面透明電極側から観察される前記電気泳動物質の状態により、静電気の通過の有無を記憶して表示するものであり、前記表示部は、前記前面透明電極、背面電極および電気泳動物質を含む表示ユニットを2組有し、前記入力端子は、一方の表示ユニットの前面透明電極および他方の表示ユニットの背面電極と電気的に接続されており、前記出力端子は、一方の表示ユニットの背面電極および他方の表示ユニットの前面透明電極と電気的に接続されていることを特徴とする、アースラインマーカーである。
請求項2記載の発明は、電気設備機器に接続されるアースラインに適用されるアースラインマーカーであって、前記アースラインの上流側に接続される入力端子と、前記アースラインの下流側またはグランド側に接続される出力端子と、前記入力端子および出力端子の間に設けられた表示部とを含み、前記表示部は、前面透明電極と、前記前面透明電極と所定間隔をあけて、前面透明電極の背面側に対向して設けられた背面電極と、前記前面透明電極と前記背面電極との間に充填され、前記前面透明電極および背面電極間に電流が流れることに応答して、状態反転を行う電気泳動物質とを含み、前記前面透明電極側から観察される前記電気泳動物質の状態により、漏えい電流の通過の有無を記憶して表示するものであり、前記表示部は、前記前面透明電極、背面電極および電気泳動物質を含む表示ユニットを2組有し、前記入力端子は、一方の表示ユニットの前面透明電極および他方の表示ユニットの背面電極と電気的に接続されており、前記出力端子は、一方の表示ユニットの背面電極および他方の表示ユニットの前面透明電極と電気的に接続されていることを特徴とする、アースラインマーカーである
請求項記載の発明は、前記一方の表示ユニットの前面透明電極、他方の表示ユニットの背面電極、他方の表示ユニットの前面透明電極および一方の表示ユニットの背面電極を接続する閉ループ回路中に設けられたリセット電源接続用の常閉スイッチを含むことを特徴とする、請求項1または2に記載のアースラインマーカーである。
の発明によれば、対象物に帯電した静電気が放電されると、対象物側に接続した入力端子から静電気が表示部へ流れ込み、表示部を経由して出力端子からグランドへと流れる。静電気が表示部を流れる際に、たとえば前面透明電極から背面電極へと電荷が移動する。電荷移動に伴い、両電極間に充填された電気泳動物質は状態反転をし、静電気が流れたことを検知して表示し、その表示を維持する。
従って、表示部の前面透明電極側から観察すると、電気泳動物質の反転状態により、たとえば白色系の表示が黒色系の表示になったり、黒色系の表示が白色系の表示になったりし、かつ、その表示状態が維持されるので、静電気の通過の有無を、静電気通過後において確認することができる。
また、この発明によれば、電気設備機器からの漏電があると、漏電電流はアースラインを通じてグランドへ流れる。その際、アースラインの上流側に接続した入力端子から漏電電流が表示部へ流れ込み、表示部を経由して出力端子からグランドへと流れる。漏電電流が表示部を流れる際に、たとえば前面透明電極から背面電極へと電荷が移動する。電荷移動に伴い、両電極間に充填された電気泳動物質は状態反転をし、漏電電流が流れたことを検知して表示し、その表示を維持する。
従って、表示部の前面透明電極側から観察すると、電気泳動物質の反転状態により、たとえば白色系の表示が黒色系の表示になったり、黒色系の表示が白色系の表示になったりし、かつ、その表示状態が維持されるので、漏電電流の通過の有無を、通過後において確認することができる。
さらに、この発明によれば、表示部に備えられた2組の表示ユニットが、入力端子および出力端子に対して並列に、かつ、逆極性になるように接続されている。このため、入力端子から表示部を経由して出力端子へと静電気や漏電電流が流れたとき、流れた静電気や漏電電流の極性が+極性であっても、−極性であっても、いずれの場合であっても静電気や漏電電流が流れたことを検出して表示できる。また、流れた静電気や漏電電流が、+極性であったか、−極性であったかも表示できる。
また、この発明によれば、閉ループ回路中に設けられた常閉接点を開き、そこにリセット用電源を印加することにより、表示器の表示を初期状態にリセットすることができる。つまり、簡易な構成で、たとえば電源から延びるピンプラグを表示器のピンジャックに挿入するといった簡単な操作により、表示部の表示を初期状態にリセットすることが可能である。
図1は、この発明の一実施形態に係るアースラインマーカー10の外観構成を示す斜視図であり、(A)は一方方向から見たアースラインマーカー10の斜視図、(B)は他方方向から見たアースラインマーカー10の斜視図である。 図2は、アースラインマーカー10の構成および表示原理を説明するための図解的な構造図である。 図3は、アースラインマーカー10の表示動作を示すブロック図である。 図4は、たとえば組立ラインにおける一の組立ステーションにおいて、アースラインマーカー10を用いて、その組立ステーションにおいて静電気放電があったことを検出して記録する処理手順を示す図である。 図5は、この発明の他の実施形態に係るアースラインマーカー40の外観構成を示す斜視図である。 図6は、図5に示すアースラインマーカー40をグランド配線(アースライン)中に接続する接続態様の一例を説明するための図である。 図7は、さらに他の実施形態に係るアースラインマーカー50の変形例を示す図解図である。 図8は、図7に示すような種々のアースラインマーカー50(50A、50B、50C、50D)を、たとえば組立ラインや製造ライン等に適用した場合の構成ブロック図である。 図9は、この発明に係るアースラインマーカーの表示態様の変形例を説明するための図である。 図10は、アースラインマーカーの表示部の他の表示構成を示す図である。 図11は、この発明に係るアースラインマーカーの表示部のさらに他の表示態様を説明するための図である。 図12は、この発明に係るアースラインマーカーの応用例を示す。 図13は、放電グッズの一例を示す図解図である。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明をする。
図1は、この発明の一実施形態に係るアースラインマーカー10の外観構成を示す斜視図であり、(A)は一方方向から見たアースラインマーカー10の斜視図、(B)は他方方向から見たアースラインマーカー10の斜視図である。なお、図1(B)には、リセット用電源装置11が合わせて示されている。
アースラインマーカー10は、たとえば直方体状のハウジング12を備え、ハウジング12の一表面12aに、一対の表示窓13、14が形成されている。また、ハウジング12の一側面12bには入力端子としてのピンジャック15が備えられており、ハウジング12の他側面12cからはリード線16が延び出しており、その先端に出力端子としての鰐口クリップ17が接続されている。
入力端子としてのピンジャック15から静電気が流入し、ハウジング12内の表示ユニット(詳細は後述する)を通過して、リード線16および出力端子としての鰐口クリップ17へと流出すると、表示窓13または表示窓14の表示が、たとえば、白から黒へと切り換わる。より具体的には、入力端子(ピンジャック)15から出力端子(鰐口クリップ)17へと+に帯電した正電荷(+帯電静電気)が流れたときは、表示窓14内の表示が、白から黒へと切り換わる。また、入力端子(ピンジャック)15から出力端子(鰐口クリップ)17へと−に帯電した負電荷(−帯電静電気)が流れたときには、表示窓13内の表示色が、白から黒へと切り換わる。
このように、アースラインマーカー10は、通過する静電気が、+帯電静電気であるか、−帯電静電気であるかにより、表示窓14または13の表示色が択一的に白から黒へと切り換わり、静電気の通過および通過した静電気の種類(+か−か)を検出して表示できる装置である。
表示窓13、14に表示される表示内容は、ハウジング12に内蔵された一対の表示ユニット(後述する)によりなされる。この表示ユニットは、いわゆる電子ペーパー技術を利用したものであり、静電気の通過によって表示内容が切り換わる(状態が反転する)と、その切り換わった表示状態を維持する。
表示窓13、14に表示される表示内容をリセットして、初期状態にするための器具が、リセット用電源装置11である。この電源装置11は、ハウジング18内に乾電池を内蔵した電源装置である。ハウジング18から延び出した一対のリード線19の先端には、リセットキーとしての2極型ピンプラグ20が接続されている。このピンプラグ(リセットキー)20を、アースラインマーカー10のハウジング12の他側面12cに備えられたリセット用ピンジャック21に差し込むことにより、表示窓13、14の表示内容をリセットできる。
図2は、アースラインマーカー10の構成および表示原理を説明するための図解的な構造図である。図2において、12はハウジング、13、14は表示窓、15は入力端子、16はリード線、17は出力端子、21はリセット用ピンジャックであり、これらの具体的構成は、図1を参照して説明した通りである。
アースラインマーカー10は、ハウジング12内に、たとえば2組の表示ユニット22および23を内蔵している。表示ユニット22、23は、共通の構成であり、いわゆる電子ペーパー技術に基づく表示素子である。
より具体的には、表示ユニット22は、前面透明電極24と、前面透明電極24と所定間隔をあけて、前面透明電極24の背面側に対向して設けられた背面電極25と、前面透明電極24および背面電極25の間に充填された多数個の電気泳動マイクロカプセル26とを有している。各マイクロカプセル26内には、正(+)に帯電した黒色微粒子27と、負(−)に帯電した白色微粒子28とが、透明な溶液29内に混在している。そして溶液29が、透明有機膜の球状カプセル26に閉じ込められた構成である。
このため、外部から前面透明電極24および背面電極25間に電界を与えると、黒色微粒子27および白色微粒子28の浮沈を制御できる。たとえば、背面電極25に+電位を与え、前面透明電極24に−電位を与えると、図2の左側の表示ユニット22のように、黒色微粒子27は前面透明電極24側に引きつけられて浮き上がり、白色微粒子28は背面電極25側に引きつけられて沈む。そしてこの状態は、前面透明電極24および背面電極25に加える電界を取り去っても維持される。このため、表示窓13を通して前面透明電極24内の表示内容を見ると、黒色表示が現れる。
表示ユニット23も、表示ユニット22と同様の構成をしている。図2では、表示ユニット23は、前面透明電極24に+電位が印加され、背面電極25に−電位が印加された状態を示している。この状態では、白色微粒子28は前面透明電極24側に引きつけられ、黒色微粒子27は背面電極25側に引きつけられるので、表示窓14を通して表示を見ると、白色表示が現れる。
上述した2組の表示ユニット22、23に対し、以下のように静電気が流れるように電気的接続構造が採用されている。
すなわち、入力端子15から入力した静電気は、表示ユニット22の前面透明電極24および表示ユニット23の背面電極25に並列に与えられる。そして、表示ユニット22の前面透明電極24に与えられた静電気は、表示ユニット22の背面電極25からリード線16を介して出力端子17へと出力される。また、表示ユニット23の背面電極25に与えられた静電気は、表示ユニット23の前面透明電極24を通り、リード線16から出力端子17へと流れる。
このように、入力端子15および出力端子17間に、2組の表示ユニット22、23が並列に、かつ、極性が逆になるように接続されている。
従って、たとえば−帯電の静電気がアースラインマーカー10に流れると、表示窓13から視認される表示ユニット22の表示が黒色表示となる。逆に、アースラインマーカー10に+帯電の静電気が流れると、表示窓14から視認できる表示ユニット23の表示が黒色表示となる。
このように、アースラインマーカー10は、静電気が流れたことを検出して表示できるとともに、その流れた静電気が、+帯電の静電気か、−帯電の静電気かも表示できるものである。
ところで、ハウジング12内で、表示ユニット22および表示ユニット23は閉ループを構成するように電気的に接続されている。すなわち、表示ユニット22の前面透明電極24は表示ユニット23の背面電極25に接続され、表示ユニット23の前面透明電極24は表示ユニット22の背面電極25に接続されている。そして、この閉ループ接続回路には、常閉接点30が介在されている。そして常閉接点30に対し、ピンジャック21からピンプラグ(リセットキー)20を挿入することにより、常閉接点30を開状態にして、常閉接点30の一方接点31および他方接点32にそれぞれ電位を印加することができる。
たとえば、一方接点31に+電位が与えられ、他方接点32に−電位が与えられると、表示ユニット22および表示ユニット23は、共に、前面透明電極24側に+電位が印加されることになり、表示ユニット22、23は、共に、図2に示す右側の表示ユニット23と同様の表示状態(反転状態)にリセットされる。つまり、表示窓13、14から見た表示が、共に白色表示にリセットされる。
図3は、アースラインマーカー10の表示動作を示すブロック図である。静電気SEがアースラインマーカー10の入力端子15に流入すると、その静電気SEは入力端子15および出力端子17間に並列接続された表示ユニット22および表示ユニット23を通り、出力端子17から流出する。入力する静電気SEが−帯電静電気の場合は、表示ユニット22の表示が白色から黒色表示に切り換わる。表示ユニット23の表示は、白色のままである。
一方、入力端子15へ流入する静電気SEが+帯電静電気の場合は、表示ユニット22の表示は白色表示のままであるが、表示ユニット23の表示が白色から黒色に切り換わる。
このように、表示ユニット22の表示が黒色表示に切り換わるか、表示ユニット23の表示が黒色表示に切り換わるかにより、静電気が流れたことが検出表示されるとともに、流れた静電気が−帯電静電気か、+帯電静電気かの識別もできる。
リセットキー20をアースラインマーカー10に適用することにより、表示ユニット22および表示ユニット23の表示状態を、初期状態にリセットすることができる。
図4は、たとえば組立ラインにおける一の組立ステーションにおいて、アースラインマーカー10を用いて、その組立ステーションにおいて静電気放電があったことを検出して記録する処理手順を示す図である。
組立作業ステーション毎に、アースラインを通って静電気が放電可能な状態となっており、アースラインにはアースラインマーカー10が介挿されている。
正常時においては、作業者は組立作業を継続しており、アースラインを通って静電気が放電されないため、アースラインマーカー10の表示は正常表示(たとえば白色表示)のまま切り換わることはない。
ところが、組立対象物に帯電した静電気や、作業者の身体に帯電した静電気等が放電された場合、すなわち静電気の電荷移動があった場合は、異常発生とされる。異常発生か否かは、アースラインマーカー10の表示が切り換わったか否かにより判別できる。それゆえ作業者はアースラインマーカー10の表示がたとえば通常の白色表示から黒色表示に切り換わったことに気付くと、組立作業を継続しながら、それを上長(上司)に報告する。
報告を受けた上長は、アースラインマーカー10の内容を確認し、アースラインマーカー10の表示を初期状態にリセットする。このリセットは、前述したリセット用電源装置10を用いて簡単に行うことができる。また、上長は、その組立ステーションで静電気の放電があったことを記録し、組み立てられた製品に異常等があった場合は、その因果関係を確認することができる。
リセットにより、アースラインマーカー10の表示は正常表示に復帰し、その組立ステーションにおける作業も引き続き継続される。
図5は、この発明の他の実施形態に係るアースラインマーカー40の外観構成を示す斜視図である。このアースラインマーカー40は、1つの表示部41が内蔵された簡易な構成のものであり、静電気が流れると、表示部41の表示が、たとえば白表示から黒表示に切り換わるものである。
アースラインマーカー40にはハウジング42の一側面に設けられた入力端子としてのバナナジャック43が備えられている。また、ハウジング42の他方側面からは、出力端子としてのバナナプラグ44が突出している。
なお、表示部41は、前述した表示ユニット22、23と同様、電子ペーパー技術を用いた表示部である。
図6は、図5に示すアースラインマーカー40をグランド配線(アースライン)中に接続する接続態様の一例を説明するための図である。
グランド配線(アース配線)は、たとえば作業者に帯電した静電気をグランドに放電するためのグランド配線として構成される。そのため、作業者が手首に装着するリストストラップ45と、リストストラップ45から延びるリストストラップコード46とがあり、リストストラップコード46の先端に設けられたバナナプラグ47が、アースラインマーカー40のバナナジャック43に差し込まれる。また、アースラインマーカー40のバナナプラグ44は、グランド接続ポイント用コネクタ48に接続される。
図7は、さらに他の実施形態に係るアースラインマーカー50の変形例を示す図解図である。図7(A)に示すように、アースラインマーカー50は、作業者が装着するリストストラップ部分に一体化したアースラインマーカー50Aとして構成することができる。
また、図7(B)に示すように、什器に帯電した静電気がグランドに放電されたか否かを検出して表示するアースラインマーカー50を構成することもできる。この場合、アースラインマーカー50は、たとえば什器の前方下端部等に組み込んだアースラインマーカー50Bとすることが可能である。
さらに、図7(C)に示すように、アースラインマーカー50は、アース線中に介挿するように組み込んだアースラインマーカー50Cとすることも可能である。
また、図7(D)に示すように、アースラインマーカーは、電気設備機器に接続されるアースラインに適用されるアースラインマーカーとすることもできる。この図の場合、電気設備機器に供えられた電力供給コードの先端のプラグに、アースラインマーカーが組み込まれている。電力供給コードは、電力供給用の2線と、アース用の1線とを含む3線構造であり、先端のプラグには、一対の電力供給用プラグピンとアース用プラグピンとが供えられている。そして、アースラインマーカー50Dは、アース用の線(アースライン)とアース用プラグピンとの間に介挿され、プラグに一体化されている。
図8は、図7に示すような種々のアースラインマーカー50(50A、50B、50C、50D)を、たとえば組立ラインや製造ライン等に適用した場合の構成ブロック図を示している。
図8に示すように、アースラインマーカー50を、組立ラインや製造ラインにおける種々の対象物が帯電した静電気を除去するためのグランド配線中に介挿することにより、いずれの対象物に帯電した静電気がグランド電位に放電されたか否かを検出して、表示することができる。また、組み立てラインや製造ラインの電気設備機器のアースラインに介挿することにより、電気設備機器からの漏電を検出して、表示することができる。
図9は、この発明に係るアースラインマーカーの表示態様の変形例を説明するための図である。たとえば、背面電極25を、一葉の電極で構成するのに代えて、特定の形状(図示の例は正方形(小))、記号または文字を表わす第1背面電極25aと、背景を表わすための第2背面電極25bとに2分割した構成とする(図9(A)(B)を参照)。そして、前面透明電極24から背面電極25へと静電気の流れる経路を、前面透明電極24から第1背面電極25aへと流れる経路、または前面透明電極24から第2背面電極25bへと流れる経路とする。そうすれば、この表示部を静電気が流れたときには、第1背面電極25aに対応するマイクロカプセルの表示色だけが切り換わり、第1背面電極25aに対応した記号または文字だけが表示される構成とすることができる。あるいは、その逆のネガ・ポジ反転した表示とすることができる。
なお、図9(A)(B)に示す表示器の構成とした場合、そのリセット回路は、図9(C)に示すものとすればよい。すなわち、スイッチcを閉じた状態で、端子a、b間に電位を与えると、端子aは第1背面電極25aおよび第2背面電極25bに電位を与え、端子bは表面電極24に電位を与えるので、表示がリセットされて初期状態となる。
一方、リセット後は、スイッチcを開いておくことにより、表示部に与えられる静電気は、前面透明電極24と第1背面電極25aとを流れ、第1背面電極25aに対応した特定形状(図示の例は正方形(小)であるが、記号や文字等でもよい)が浮かび出るという仕組みである。
なお、上述の説明では、リセット状態(初期状態)では、表示部には特定形状、記号または文字等が表示されておらず、静電気が流れると特定形状、記号または文字等が表示されるものとして説明したが、表示を逆にすることも可能である。
すなわち、初期状態(リセット状態)では、表示部に特定形状、記号または文字、たとえば特定形状としての「正方形(小)」が表示されており、静電気が流れると、表示全体が黒表示または白表示に変わって、「正方形(小)」の表示が消えるという構成とすることもできる。
図10は、アースラインマーカーの表示部の他の表示構成を示す図である。図10(A)に示すように、前面透明電極24の背面側に対向する背面電極25を、たとえば格子状に多数個の背面電極要素に分割したグリッド電極配置としてもよい。そしてグリッド電極配置とした多数個の背面電極要素に対して選択的に静電気が流れるようにすれば、前面透明電極24と背面電極25との間を静電気が通過することにより、任意の意匠が表示される構成とすることができる。あるいは、任意の意匠が表示された状態が、全面が黒または白に変化する表示態様とすることができる。
図11は、この発明に係るアースラインマーカーの表示部のさらに他の表示態様を説明するための図である。
表示部に備えられた前面透明電極および背面電極のうち、たとえば背面電極を5つの背面電極要素に分割する。そして分割した背面電極要素に対し、それぞれ、値の異なる抵抗値を直列に接続する。こうすると、前面透明電極から背面電極へと流れる静電気は、接続された抵抗値の小さな背面電極要素から順に流れる傾向を示す。従って、流れる静電気の電圧が高い場合は、多くの背面電極要素を経由して電流が流れ、流れる静電流の電圧が低い場合は、抵抗の小さな背面電極要素のみを経由して電流が流れる。
たとえば、図11(A)に示すように、背面電極を5つの要素に分け、1000V、100V、50V、30V、10Vの静電気が印加されたとき、それぞれ異なる組合せの背面電極要素に電流が流れる構成とするためには、図11(B)に示すように5つの背面電極要素を電気的に接続し、それぞれに異なる抵抗を直列に接続すればよい。
このようにすると、図11(C)に示すように、たとえば50V以下の電圧の静電気が流れた場合には、抵抗値の低い方から3つの背面電極要素に対応した領域が表示反転される。
以上のように、アースラインマーカー10において、流れた静電気の電圧をおおよその範囲で表示できるアースラインマーカーとすることも可能である。
なお、図9〜図11を参照して説明した実施形態では、いずれも、背面電極を複数の電極要素に分割するものとして説明したが、背面電極は一葉とし、前面透明電極を複数の電極要素に分割する構成でもよい。
図12は、この発明に係るアースラインマーカーの応用例を示す。図12において、静電気SEは、アースラインマーカー10の入力端子15から流入し、2組の表示ユニット22、23を通り、出力端子17からグランド電位Gへ流出する。このとき、表示ユニット22、23を通った静電気を検出するための電流センサ61を、出力端子17の上流側に設けてもよい。そして電流センサ61で検出された電流を、整流器62で整流し、増幅回路63で増幅することにより、流れた静電気を記録装置64で自動記録するとともに、必要があれば送信装置65でたとえば組立ラインの統括制御装置等に送信する構成としてもよい。この場合において、増幅回路63、記録装置64および送信装置65は、電源回路66から供給される電力により駆動されることになる。
以上説明したこの発明に係るアースラインマーカーでは、表示部(表示ユニット22、23、表示部41)は、前面透明電極24および背面電極25を有し、その間に電気泳動マイクロカプセルが充填された構成を例にとって説明した。
しかしながら、表示部の構成は、前面透明電極と背面電極との間に、電気泳動型マイクロカプセルが充填されたものに限定されるものではなく、ジリコンビューズが充填されたものや、コレステリック液晶が充填されたもの等、現に実用化されている電子ペーパー技術を採用した表示部としてもよい。
さらに、この発明のアースラインマーカーは、前述した組立や製造のライン等のステーションなどにおいて適用できる他、産業用の電気機械設備や家庭用の電気機器(たとえば洗濯機やエアコン等の電気機器)のアースラインに介挿し、電気機械設備や電気機器の漏電検出・表示器として利用することができる。
さらに、放電グッズとしても利用可能である。放電グッズとは、冬場等において、ドアノブなどに手を触れる際に、人体が帯電した静電気がドアノブを介して放電されることにより、指先等に不快な放電刺激を感じないようにするための道具である。
放電グッズは、通常、図13に示すように、把持部71と、ドアノブ等に触れるための対物接点72とを備えている。そして把持部71と対物接点72との間は、人体に帯電した静電気が、把持部71から対物接点へと緩やかに流れるように、良導電性でない材料で連結されている。この良導電性でない材料73の部位に、本発明の表示部41を設けた構成とする。かかる構成とすれば、放電グッズを使用した際、静電気が放電グッズを介して放電されたか否かを、表示部41で確認することができ、面白みの増した放電グッズとなる。
この発明は、以上説明した種々の実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
10、40、50 アースラインマーカー
11 リセット用電源装置
12 ハウジング
13、14 表示窓
15 入力端子(ピンジャック)
17 出力端子(鰐口クリップ)
20 リセットキー(ピンプラグ)
21 リセット用ピンジャック
22、23 表示ユニット
24 前面透明電極
25 背面電極
26 マイクロカプセル
27 黒色微粒子
28 白色微粒子
29 溶液
30 常閉スイッチ(常閉接点)
41 表示部

Claims (3)

  1. 対象物の静電気がグランドに流れたことを検知して表示するためのアースラインマーカーであって、
    前記対象物側に接続される入力端子と、
    前記グランド側に接続される出力端子と、
    前記入力端子および出力端子の間に設けられた表示部とを含み、
    前記表示部は、
    前面透明電極と、
    前記前面透明電極と所定間隔をあけて、前面透明電極の背面側に対向して設けられた背面電極と、
    前記前面透明電極と前記背面電極との間に充填され、前記前面透明電極および背面電極間に電流が流れることに応答して、状態反転を行う電気泳動物質とを含み、
    前記前面透明電極側から観察される前記電気泳動物質の状態により、静電気の通過の有無を記憶して表示するものであり、
    前記表示部は、前記前面透明電極、背面電極および電気泳動物質を含む表示ユニットを2組有し、
    前記入力端子は、一方の表示ユニットの前面透明電極および他方の表示ユニットの背面電極と電気的に接続されており、
    前記出力端子は、一方の表示ユニットの背面電極および他方の表示ユニットの前面透明電極と電気的に接続されていることを特徴とする、アースラインマーカー。
  2. 電気設備機器に接続されるアースラインに適用されるアースラインマーカーであって、
    前記アースラインの上流側に接続される入力端子と、
    前記アースラインの下流側またはグランド側に接続される出力端子と、
    前記入力端子および出力端子の間に設けられた表示部とを含み、
    前記表示部は、
    前面透明電極と、
    前記前面透明電極と所定間隔をあけて、前面透明電極の背面側に対向して設けられた背面電極と、
    前記前面透明電極と前記背面電極との間に充填され、前記前面透明電極および背面電極間に電流が流れることに応答して、状態反転を行う電気泳動物質とを含み、
    前記前面透明電極側から観察される前記電気泳動物質の状態により、漏えい電流の通過の有無を記憶して表示するものであり、
    前記表示部は、前記前面透明電極、背面電極および電気泳動物質を含む表示ユニットを2組有し、
    前記入力端子は、一方の表示ユニットの前面透明電極および他方の表示ユニットの背面電極と電気的に接続されており、
    前記出力端子は、一方の表示ユニットの背面電極および他方の表示ユニットの前面透明電極と電気的に接続されていることを特徴とする、アースラインマーカー。
  3. 前記一方の表示ユニットの前面透明電極、他方の表示ユニットの背面電極、他方の表示ユニットの前面透明電極および一方の表示ユニットの背面電極を接続する閉ループ回路中に設けられたリセット電源接続用の常閉スイッチを含むことを特徴とする、請求項1または2に記載のアースラインマーカー。
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