JP5779048B2 - 内照式標識 - Google Patents
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Description
すなわち本発明に係る内照式標識は、前方側及び後方側にそれぞれ開口部を有する本体枠と、該本体枠に取り付けられて前記開口部を開閉可能に塞ぐ蓋体を備え、
前記本体枠には、枠壁の前方側及び後方側の縁部より内側方向に向けて、断面コの字形を形成するように立上片がそれぞれ立ち上げられて、
前記枠壁と前方側及び後方側の立上片とによって囲まれた空間部が枠壁に沿って形成されており、
相互に間隔を開けて列設された複数のLEDからなる照明装置を備え、
前記各照明装置からの光が、前記立上片に相対向するようにして本体枠に取り付けられた前記蓋体の表示部に透過されて表示が表されるようになされており、
前記枠壁と該枠壁より下方向へ向けて延設される各立上片とによって囲まれた前記空間部内に配置されるように前記枠壁に取り付けられた前記照明装置と、
前記枠壁と該枠壁より上方向へ向けて延設される各立上片とによって囲まれた前記空間部の外側に配置されるように前記枠壁との間に間隔を生じさせて該枠壁に取り付けられた前記照明装置とを備えていることを特徴としている。
前方側及び後方側にそれぞれ開口部を有する本体枠と、この本体枠に取り付けて前記開口部を塞ぐ蓋体を備え、
前記本体枠に、枠壁の前方側及び後方側の縁部より内側方向に向けて、断面コの字形を形成するように立上片をそれぞれ立ち上げ、
前記枠壁と前方側及び後方側の立上片とによって囲まれた空間部を枠壁に沿って形成させ、
且つ前記空間部内に、相互に間隔を開けて列設させた複数のLEDからなる照明装置を配置させて、
前記照明装置からの光を、前記立上片に相対向するようにして本体枠に取り付けた前記蓋体の表示部に透過させて表示を表すので、表示部の表示が夜間でも良好に視認できる。
また、前記開口部を開閉自在に塞ぐように前記蓋体を前記本体枠に取り付けるので、内照式標識内の照明装置の故障や、内部への浸水などが生じた場合に、蓋体を開いて修理や部品の交換などを容易に行なうことができる。
図面において、1は内照式標識である。
本実施形態の内照式標識1は、横断歩道の存在を示す五角形の指示標識に形成されており、前面側と後面側の二面にそれぞれ歩行者の図形が描かれた表示部4が設けられている。
2個の蓋体3と、本体枠2とは、それぞれの下面に取り付けられて架け渡された蝶番Tによって固定されており、各蓋体3は本体枠2に開口部28を開閉自在に取り付けられている。
図2は、図1の内照式標識1の蓋体3を開いた状態を示す側面図である。
また、本体枠2の上方側の2個の傾斜面には留め金K1がそれぞれ4個づつ合計8個取り付けられており、蓋体3の上方側の2個の傾斜面には係止具K2がそれぞれ2個づつ合計4個づつ取り付けられている。各留め金K1は蓋体3の係止具K2に係合可能に設けられており、係止具K2に係合されて本体枠2と蓋体3とに架け渡された留め金K1によって、蓋体3が本体枠2に固定されるようになされている。
そして、留め金K1と係止具K2との係合を解除したときに、蝶番Tを介した蓋体3の開閉ができるようになされている。
説明を後述するが、内照式標識1には照明装置5が内装されており、このように本体枠2と蓋体3とを取り付けることで、内照式標識1に内装させた照明装置5などの交換や修理など行う際に、蓋体3を開いて容易に作業できる。
本実施形態の本体枠2は、内照式標識1の側壁を構成する枠壁21と、この枠壁21の前方側及び後方側の縁部24からそれぞれ垂直に延設されて筒の内側方向へ突出する2個の立上片22とを備えた、断面コの字形状に形成されている。
本実施形態の本体枠2は、前記の断面形状に形成されたアルミニウム押出形材を曲げ加工して五角形の筒形状に形成させている。
具体的には、前記各突条23は三本一組で等間隔に並設されており、本体枠2の前方側に設けられた立上片22においては前方側へ、本体枠2の後方側に設けられた立上片22においては後方側へそれぞれ突出するように形成されている。
パッキンPは、本体枠2の前方側及び後方側に設けられた各立上片22にそれぞれ取り付けられて、本体枠2の全周に亘って設けられている。
尚、本実施形態の本体枠2においては、各立上片22に突条23を形成させパッキンPを嵌め込んでいるが、パッキンPの取付方法はこれに限るものではなく、立上片22に接着するなど他の方法を用いて取り付けてもよい。
詳細には、側壁32と蓋縁部33とが構成するL字形状の内側において、側壁32の内側面から垂直に延設された補強筒壁34aと、蓋縁部33の内側面から垂直に延設された補強筒壁34bとが交わり、L字形状の内側に四角形状の蓋中空部34が形成されるように設けられている。
本実施形態の蓋枠31は、前記の断面形状に形成されたアルミニウム押出形材を曲げ加工して五角形のリング形状に形成させている。
具体的には、表示部4は、蓋縁部33と、補強筒壁34aにビス留めされて固定された取付金具36に挟み込まれて、蓋枠31に固定されている。
本実施形態の内照式標識1には、3個の照明装置5が内装されている。
各照明装置5は、矩形の棒形状に形成された支持体52と、これに取り付けられた複数のLED51とを備え、各LED51は支持体52の長手方向に沿って等間隔に並設されている。
また、各LED51は支持体52の一方の面にのみに取り付けられ、それぞれ同一方向へ向けて発光するように設けられており、詳細には、各LED51が照明装置5の長手方向の垂直方向へ向けてそれぞれ発光するように設けられている。
具体的には、3個の照明装置5は、五角形の筒状に形成された本体枠2の、上部に配置された2つの傾斜面の本体枠2にそれぞれ1個づつ取り付けられ、更に下面の本体枠2に1個取り付けられている。
より具体的には、本体枠2の2つの傾斜面にそれぞれ取り付けられた照明装置5は、本体枠2の枠壁21の内周面に直接取り付けられており、本体枠2の下面に取り付けられた照明装置5は、本体枠2の枠壁21の内周面に取り付けられた取付金具55を介して取り付けられている。
本実施形態の取付金具55は、金属板を曲げ加工して形成されており、これを介して取り付けられた照明装置5と本体枠2の内周面との間に、取付金具55の高さ分の間隔が生じるように設けられている。
そして、各照明装置5は、取り付けられた本体枠2の内周面と逆方向へ向けて各LED51が発光するように、設けられている。
詳細には、照明装置5は、枠壁21と、垂直に延設された2つの立上片22とによって囲まれて形成される断面コの字形状の内側の空間部25に収納されるように取り付けられている。
本実施形態の本体枠2の前記各傾斜面においては、各立上片22が水平方向より下方向、即ち枠壁21より下方向へ向けて延設されているため、本体枠2と蓋体3との間から雨水などが浸入してきた場合でも、その水は各立上片22の下縁を伝って流れ落ち、空間部25内へ入り込みにくくなされる。
このため、空間部25内に収納された照明装置5へ水が接触しにくく、漏電などの問題の発生が抑制される。
内照式標識1下面の本体枠2に取り付けられた照明装置5は、枠壁21の内周面に取り付けられた取付金具55の上端に取り付けられることで、枠壁21と照明装置5との間に取付金具55の高さ分の隙間が設けられている。
このため、本体枠2と蓋体3との間から浸入してきた雨水などが、内照式標識1下面の本体枠2のように、各立上片22が水平方向より上方向、即ち枠壁21より上方へ向けて延設される本体枠2の部分で空間部25の内部に流れ落ちても、枠壁21の内周面を流れる水が照明装置5へ接触しにくく、漏電などの問題が抑制される。
また、図6に示すように、内照式標識1の下面において、本体枠2には、枠壁21の内周面から外周面に貫通する水抜穴26が形成されている。この水抜穴26を通じて、本体枠2の空間部25内に流れ落ちた水が、内照式標識1の外側へ流れ落ちるようになされているが、水抜穴26が詰まるなどの要因により空間部25内に水が溜まった場合でも、空間部25の外側に位置するように取付金具25に取り付られた照明装置5にこの水が接触しにくくなされ、漏電などの問題が抑制される。
本実施形態の内照式標識1は、その下部に、下方の路面へ向けて光を発するための下部ライト部7を備え、この下部ライト部7の上部に照明装置5を取り付けて設けている点が、図1〜6の実施形態と異なる事項である。
下部ライト部7は、ケース部74の下方への開口の位置をこの下開口部29にあわせ、ケース部74の開口の縁を枠壁21の内周面に当接させて取り付け、内照式標識1の内部にケース部74を収納させている。
そして、図1〜6に示す実施形態において、内照式標識1下面の本体枠2に取り付けられた照明装置5は、本実施形態では本体枠2の枠壁21ではなく、下部ライト部7のケース部74の上面に、取付金具55を介して取り付けられている。
この取付金具55を介して取り付けられた照明装置5は、本体枠2の空間部25の外側に位置するように取り付けられているため、図1〜6の実施形態の内照式標識1と同様に、空間部25の内部に流れ落ちたり、空間部25内に水が溜まるような場合でも、照明装置5に水が接触しにくくなされ、漏電などの問題が抑制される。
2 本体枠
21 枠壁
22 立上片
23 突条
24 縁部
25 空間部
26 水抜穴
28 開口部
3 蓋体
31 蓋枠
32 側壁
33 蓋縁部
34 蓋中空部
34a 補強筒壁
34b 補強筒壁
36 取付金具
4 表示部
5 照明装置
51 LED
52 支持体
55 取付金具
7 下部ライト部
71 発光体
72 反射体
73 発光ユニット
74 ケース部
P パッキン
K1 留め金
K2 係止具
T 蝶番
S 両面テープ
Claims (1)
- 前方側及び後方側にそれぞれ開口部を有する本体枠と、該本体枠に取り付けられて前記開口部を開閉可能に塞ぐ蓋体を備え、
前記本体枠には、枠壁の前方側及び後方側の縁部より内側方向に向けて、断面コの字形を形成するように立上片がそれぞれ立ち上げられて、
前記枠壁と前方側及び後方側の立上片とによって囲まれた空間部が枠壁に沿って形成されており、
相互に間隔を開けて列設された複数のLEDからなる照明装置を複数備え、
前記各照明装置からの光が、前記立上片に相対向するようにして本体枠に取り付けられた前記蓋体の表示部に透過されて表示が表されるようになされており、
前記枠壁と該枠壁より下方向へ向けて延設される各立上片とによって囲まれた前記空間部内に配置されるように前記枠壁に取り付けられた前記照明装置と、
前記枠壁と該枠壁より上方向へ向けて延設される各立上片とによって囲まれた前記空間部の外側に配置されるように前記枠壁との間に間隔を生じさせて該枠壁に取り付けられた前記照明装置とを備えていることを特徴とする内照式標識。
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Applications Claiming Priority (1)
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