JP5774365B2 - ラベル剥離装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ラベル台紙からラベルを吸着・剥離するラベル剥離装置に関する。
多品種少量生産となるタイヤの生産工程においては、少なくともタイヤゴムの加硫成形を行なう前の未加硫タイヤ(生タイヤ)の段階で、その生タイヤの品種を識別すべく、例えば、品種情報を書込んだバーコードラベルを生タイヤの内面やビード部に貼付する必要がある。
従来、タイヤにラベルを貼付するラベル貼付装置として、ラベルを一定間隔に貼り付けた長尺帯状のラベル台紙を巻き取ったロール体(ラベルリール)からラベル台紙を間欠的に巻き戻す巻き戻し手段と、小径ローラの周りでラベル台紙をU字状に曲げてラベル台紙上でのラベルの貼着力を減少させる剥離力減少手段と、剥離力減少手段を通過したラベル台紙を支持する水平面及び該水平面から下方へ折れ曲がる垂下面とを備えた支持台と、支持台上のラベル台紙からラベルを吸着して剥離する吸着手段と、吸着したラベルを生タイヤの例えばサイドウォール部に押圧して貼り付ける手段と、を有するラベル貼付装置が知られている(特許文献1参照)。
このラベル貼付装置では、剥離力減少手段によりラベル台紙上でのラベルの貼着力を減少させると共に、ラベル台紙を支持台の水平面から垂下面に這わせて屈曲させることにより、水平面から垂下面へ切り替わるエッジ部よりラベルを突出させ、ラベルをラベル台紙から部分的に剥離することでラベル台紙上でのラベル貼着力をさらに減少させた後、吸着パッドにより当該ラベルを吸着して未剥離部分を引き剥がす。
しかしながら、上記従来のラベル貼付装置では、上記エッジ部からのラベルの突出距離が短い場合には、ラベル台紙から剥離されていない部分が多く残ってしまうためラベル台紙に対するラベルの貼着力が十分に減少せず、吸着パッドがラベルを吸着できない虞がある。また、上記エッジ部からのラベルの突出距離が長い場合には、ラベルの自重によりその突出部分が支持台の水平面から下へ向かって傾くこととなり、吸着パッドの吸着面とラベルとの間に隙間を生じる結果、やはり吸着パッドはラベルを吸着できなくなる。
すなわち、上記従来のラベル貼付装置は、ラベルリールからのラベル台紙の送り量やラベルリールの抵抗の大きさによるラベル台紙のたるみ量の誤差に起因して、上記エッジ部からのラベルの突出距離に誤差を生じると、吸着パッドがラベルを吸着できない事態を生じやすい。
また、例えば、環境温度や湿度、製造後の経過時間によりラベル台紙に対するラベルの貼着力が変動した場合には、上記剥離力減少手段におけるU字型屈曲部分でラベル台紙からラベルが剥離し、ラベルの脱落や位置ズレにより、吸着パッドによるラベルの吸着に支障を来たすことがある。
また、吸着パッドにより吸着したラベルを生タイヤの例えばサイドウォール部に単に押し当てて貼付するため、押し当ての際にサイドウォール部が上下して動作位置にズレを生じると、その後のラベル情報の読取工程において読取異常を生じさせてしまい、製品規格を満たさなくなる虞がある。
さらに、ラベル台紙を巻き取ったラベルリールを交換する場合には、ラベル貼付装置の動作を停止する必要があり、生産ラインの生産能力(生産性)を低下させてしまうという問題もある。
特開2008−273570号公報
本発明は、上記従来の問題に鑑みなされたものであって、その目的は、ラベル貼付装置において、ラベル台紙上のラベルを吸着してラベル台紙から確実に剥離することである。
(1)本発明は、ラベル台紙からラベルを剥離するラベル剥離装置であって、ラベル台紙上のラベルを吸着する吸着手段と、吸着したラベルを剥離するため前記吸着手段を移動する手段と、ラベルを坦持したラベル台紙をラベル台紙の供給部から回収部まで搬送する搬送手段と、前記搬送手段の一部を構成すると共にラベルの吸着位置においてラベルの先端部をラベル台紙から剥離する剥離促進機能を備えた剥離促進部と、前記剥離促進部をラベル台紙の搬送路に沿って所定距離移動させる移動手段と、を有し、前記剥離促進部は、前記吸着手段に非吸着状態のラベルの先端部を、搬送を停止させて強制湾曲させたラベル台紙から剥離する第1の剥離促進機能と、前記吸着手段をラベル台紙のラベルに吸着させた状態で、前記移動手段によるラベル台紙の搬送方向と逆方向の所定距離移動により前記ラベルを更に前記所定距離分剥離する第2の剥離促進機能を有しているラベル剥離装置である。
(2)本発明は、前記(1)に記載されたラベル剥離装置において、前記剥離促進部はラベル台紙の搬送方向を、前記吸着手段から離隔する方向に変更するラベル台紙のガイド部材からなるラベル剥離装置である。
本発明によれば、ラベル貼付装置において、ラベル台紙上のラベルを吸着してラベル台紙から確実に剥離することができる。
本発明の一実施形態に係るラベル貼付装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るラベル貼付装置における、ラベル貼付部の構成を示す構成図である。 図2Aの一部拡大図である。 本発明の一実施形態に係るラベル貼付装置における、ラベル台紙の供給・回収手段の平面図である。 図4Aにおけるラベル台紙供給・回収手段の内部機構を拡大して示した構成図である。 本発明の一実施形態に係るラベル貼付装置のラベル吸着動作における、可動部周辺の状態を示す部分詳細図である。 本発明の一実施形態に係るラベル貼付装置のラベル貼付動作前半における、ラベル移送手段及びその周辺の状態を示す部分詳細図である。 本発明の一実施形態に係るラベル貼付装置のラベル貼付動作後半における、ラベル移送手段及びその周辺の状態を示す部分詳細図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るラベル貼付装置1の構成を示すブロック図である。
本ラベル貼付装置1は、タイヤにラベルを貼付するラベル貼付部2と、ラベル貼付部2の各部を制御するコンピュータ等による制御部4とを有している。
図2は、ラベル貼付部2の構成を示す構成図である。
図2Aはラベル貼付部2の構成を示す平面図であり、図2Bは同構成の正面図である。
ラベル貼付部2は、作業台M(図2B)に立設された支柱6と、支柱6上部に取り付けられた水平な支持台8と、支持台8上に設置されたシリンダ機構10(図2A)及び断面略U字状のレールガイド12と、レールガイド12内を摺動するロッド状のスライダ13と、スライダ13及びシリンダ機構10のピストンロッド10aに固定されたラベル移送手段20と、を有している。
また、ラベル貼付部2は、支柱6上部に設置されたロータリアクチュエータ14と、ロータリアクチュエータ14の回転軸(図示せず)に固定され、支柱6に対して回転自在な回転アーム16と、回転アーム16の両端部にそれぞれ固定されたラベル台紙供給・回収手段40と、を有している。
2つのラベル台紙供給・回収手段40、シリンダ機構10、ロータリアクチュエータ14、及びラベル移送手段20は、制御部4により制御されて動作する。
ラベル貼付部2は、さらに支柱6の図示右側に所定距離離れて作業台Mの上に設けられたタイヤ保持台18を有し、タイヤ保持台18の上には、ラベル貼付部2によりラベルを貼り付ける生タイヤTが、その回転軸を水平方向に向けて、つまり立てた状態で保持されている。
ここで、ラベル台紙供給・回収手段40は、図2Bに示す回転アーム16の右腕部位置がその動作位置であり、この動作位置において、ラベル移送手段20と協働してラベル貼付対象である生タイヤTのビード部にラベルを貼り付ける。
一方、図2Bに示した回転アーム16の左腕部の位置はラベル台紙供給・回収手段40の待機位置であり、この位置において、ラベルリールX(後述)を交換した後のラベル台紙供給・回収手段40がラベル貼付動作に備えて待機する。また、ユーザは、この待機位置において、ラベル台紙供給・回収手段40のラベルリールXを交換する。
図3は、図2Aの一部拡大図である。
ラベル移送手段20は、支持台8に固定されたシリンダ機構10のピストンロッド10a及びスライダ13に固定されたテーブル22と、テーブル22に設置されたシリンダ機構24と、シリンダ機構24に連結されたアーム26と、アーム26に設置された別のシリンダ機構28と、シリンダ機構28のピストンロッド28aの先端に取り付けられ、一方のラベル台紙供給・回収手段40から繰り出されるラベル台紙からラベルを吸着・剥離して保持する吸着パッド30とを有している。
アーム26には、その先端に鉤形のフック262が成形されており、このフック262は生タイヤTのビード部にアーム26を当てるときの位置決めに用いられる。また、吸着パッド30は、例えば真空ポンプに接続され、空気の吸引によりラベルを吸着する。
次に、ラベル台紙供給・回収手段40の構成を、図4及び図5を参照して説明する。
図4はラベル台紙供給・回収手段40の平面図であり、図4Aは図3Aに示すラベル台紙供給・回収手段40の拡大図、図4Bはその底面図である。
ラベル台紙供給・回収手段40の上面(図4A)は、上面板62により内部がカバーされており、上面板62には、ラベル台紙供給・回収手段40の全体を回転アーム16に固定するためのブラケット70が固定されている。また、上面板62からは後述する可動部64が露出しており、この露出部分において、ラベル移送手段20の吸着パッド30(図3)がシリンダ機構28の動作により、可動部64のガイドローラに掛け渡されたラベル台紙Yからラベルを吸着して剥離する。
一方、ラベル台紙供給・回収手段40の底面(図4B)は、後述するラベルリールX及び回収リールZの周辺部を除き、底面板72によりカバーされている。ここで、図4Bに示した底面は、図2Bに示したラベル台紙供給・回収手段40の待機位置においては上面側となり、同位置において、ユーザはラベルリールX及び回収リールZの交換を容易に行うことができる。
図5は、図4Aにおけるラベル台紙供給・回収手段40の内部機構を拡大して示した構成図である。
ラベル台紙供給・回収手段40は、一定間隔でラベルが貼り付けられた長尺帯状のラベル台紙Yを巻きつけたラベルリールXを回転自在に支持するラベルリール支持部44と、ラベル台紙Yを挟持した状態でラベルリールXからラベル台紙Yを歩進状に繰り出す、例えばステッピングモータで駆動される駆動ローラ46及び従動ローラ48と、駆動ローラ46及び従動ローラ48により繰り出されたラベル台紙Yを回収リールZで回収して巻き取るため、例えばエアモータで駆動される回収リール支持部50と、ラベルリールXから回収リールZまでのラベル台紙Yの移動経路に設けられ、ラベル台紙Yをガイドするガイド部材であるガイドローラ52、54、56、58と、可動部64にそのピストンロッド60aを取り付け、可動部64の駆動源となるシリンダ機構60と、を有している。ここで、上記各ガイドローラ52、54、56、58及び各リール支持部44、50は、図5において一点鎖線で示した上面板62に支承されている。
ここで、可動部64に支承され、ラベル台紙Yの移動経路の一部を構成するガイドローラ66、68は、後述するように吸着パッド30によるラベルWの剥離を容易にするための剥離促進部を構成している。
次に、本ラベル貼付装置1による一連のラベルの貼付動作について説明する。
ラベルの一連の貼付動作は、吸着パッド30がラベル台紙Y上のラベルWを吸着し、ラベル台紙Yから剥離して保持するまでのラベル吸着・剥離動作と、その後、吸着パッド30が吸着したラベルWを、生タイヤTのビード部に貼付するまでのラベル貼付動作と、から成る。
既に述べたように、回転アーム16の両腕端部には、それぞれ、ラベル台紙供給・回収手段40が取り付けられており、回転アーム16は図2Bに示す位置にあるものとする。
<ラベル吸着・剥離動作>
図6は、ラベル貼付装置1のラベル吸着・剥離動作における、可動部64周辺の状態を示す部分詳細図である。
図6Aは、ラベル貼付装置1のラベル吸着・剥離動作を開始させる前の、待機状態における吸着パッド30と可動部64との位置関係を示している。この待機状態においては、吸着パッド30は可動部64から所定距離離れた位置にある。
間欠駆動されるラベル台紙Yに坦持されて搬送されるラベルWは、吸着パッド30を通過する前にその先端部が剥離促進部を構成するガイドローラ66に到達するように当該ガイドローラ66が配置されている。また、ガイドローラ68はラベル台紙Yがガイドローラ66の周面で強く湾曲するように巻出し方向を規制している。
剥離促進部を構成するガイドローラ66、68のこのような配置において、例えば間欠駆動されてくるラベルWをラベルセンサが検知すると、制御部4は、ラベル台紙Yの搬送を停止して、ラベルWを吸着パッド30の直下、即ちその先端部がガイドローラ66に達した位置で停止させる(このとき、ラベルWの先端部は、その剛性によりガイドローラ66で強制湾曲されたラベル台紙Yから剥離している)。同時にラベル移送手段20のシリンダ機構28が作動し、そのピストンロッド28a(図3)の先端部に取り付けた吸着パッド30をラベル台紙Y上のラベルWに当接させて吸着する(図6B)。
続いてラベル台紙供給・回収手段40のシリンダ機構60が作動し、そのピストンロッド60aの先端に取り付けた可動部64をラベル台紙Yの送り方向と逆方向に引き込む。これによりラベル台紙Yは可動部64と共に引き込まれるが、ラベルWは吸着パッド30に吸着されて位置固定されているため、可動部64と共に引き込まれるガイドローラ66のところでラベル台紙Yから剥離される。
続いて、シリンダ機構28が作動して吸着パッド30を上昇させ、ラベルWの残りの部分の剥離が完了する。剥離が完了するとシリンダ機構60が再び作動して、ピストンロッド60aの先端に取り付けた可動部64をラベル台紙Yの送り方向に戻し、ラベル台紙Yの搬送を再開する。
なお、可動部64の移動量は5mm程度あればよく、この程度の移動量があれば、ガイドローラ66の周面でラベル台紙Yが強制的に湾曲される際に、ラベルWが自身の剛性でラベル台紙Yから離れた先端部が吸着パッド30直下の位置から行きすぎても、従来のように剥離不能になる虞はなく、ラベルWを確実に吸着パッド30の直下に戻すことができる。その間にラベルWに吸着した吸着パッド30は、上述のようにその移動量に応じた長さ分ラベルWを剥離する。また、可動部64(したがってガイドローラ66、68)の移動量は単に剥離を確実に行えればよいから、高精度に制御する必要はない。
<ラベル貼付動作>
次に、ラベル吸着・剥離後の生タイヤTへのラベル貼付動作について、図7を参照して説明する。
図7A、B、C及び図7D、Eは、それぞれ、ラベル貼付装置1の一連のラベル貼付動作の前半及び後半における、ラベル移送手段20及びその周辺の状態を示す部分詳細図である。
図7Aは、上述したラベル吸着・剥離動作を完了した後における、ラベル移送手段20の状態を示しており、吸着パッド30は剥離されたラベルWを吸着して、ラベル台紙供給・回収手段40から、図7の左方向へ所定距離離れた位置でラベルWを保持している。
ラベル貼付動作を開始すると、まず、制御部4(図1)は支持台8に固定されたシリンダ機構10を作動し、そのピストンロッド10aを引き込む。このとき、その先端部に固着されたラベル移送手段20は、同様に一端が固定されたスライダ13によりレールガイド12にガイドされて、図7上方向へ所定距離だけ移動する(図7B)。次に、ラベル移送手段20のシリンダ機構24が作動して、そのピストンロッド24aの先端に取り付けられたアーム26を図7右方向へ移動する。アーム26のこの移動により、アーム26のフック262を、生タイヤTの開口部からその内部に差し入れる(図7C)。なお、ここでアーム26のフック262は、既に述べたように生タイヤのビード部にアーム26を当てるときの位置決め用のものである。
続いて、制御部4は、再度シリンダ機構10を作動し、そのピストンロッド10aを今度は伸張してラベル移送手段20を図示下方に移動させてシリンダ機構10を停止する。それによりアーム26をビード部側へ寄せる(図7D)。
このように、アーム26をビード部側へ寄せることにより、アーム26と生タイヤTの摩擦力で生タイヤTを固定し、その状態で吸着パッド30でラベルWをビード部に押し当てて貼付する(図7E)。
ラベルWの貼付中にアーム26でビード部のズレが防止されるため、ラベルWを所望の位置に正確に貼付することができる。したがって、アーム26はビード部の支持手段を構成する。
次に、シリンダ機構28を作動させて、そのピストンロッド28aを伸張し、その先端に取り付けた吸着パッド30を図7右方向へ移動させる。これにより、吸着パッド30とアーム26のフック262とを接近させ、その状態で吸着パッド30が吸着しているラベルWを、生タイヤTのビード部表面に押し当てて貼付し、吸着を解除する。これにより、ラベルWを押し当てた際のビード部の変形に起因する貼付位置のズレが防止され、ラベルWを所望の位置に正確に貼付することができる。
ラベルWを生タイヤTのビード部に貼付した後、制御部4は、上述した手順を逆に辿ってラベル移送手段20を図7Aの状態に戻し、ラベル貼付動作を終了する。また、ラベル貼付動作終了後は、次のラベル吸着動作を開始する。
<供給部交換動作>
ラベル貼付装置1は、ラベルリールXが収容するラベル台紙Yが繰り出されて、ラベル台紙供給・回収手段40からのラベルWの供給が途絶えると、ロータリアクチュエータ14により回転アーム16を180度回転させ、待機位置(図2B)にあったラベル台紙供給・回収手段40を動作位置(図2B)に移動させて通常動作を再開する。
これにより、動作位置にあったラベル台紙供給・回収手段40は待機位置へ移動することとなる。このとき、ラベル台紙供給・回収手段40のうち動作位置における底面(図4B)、すなわち、ラベルリールXと回収リールZが露出している面は、待機位置において上面となる。このため、ユーザは、待機位置にあるラベル台紙供給・回収手段40のラベルリールX及び回収リールZを容易に交換することができる。
なお、本実施形態では、2つのラベル台紙供給・回収手段40を回転アーム16の両端にそれぞれ固定する構成としたが、回転アーム16の代わりに種々の形状の回転体を用いて複数のラベル台紙供給・回収手段40を固定する構成としてもよい。このときは、一のラベル台紙供給・回収手段40が動作位置(図2B)にあるときに、他の一のラベル台紙供給・回収手段40が待機位置(図2B)にあって、上方からラベルリールX及び回収リールZを交換できるように、回転体上でのラベル台紙供給・回収手段40の配置を決定すればよい。一例として、回転アーム16を十字状とし、それぞれの腕の端部に合計4つまでのラベル供給装置を設けることができる。
以上説明したように、本実施形態では、ラベル台紙Yを屈曲させるガイドローラ66の位置を、シリンダ機構60により移動可能とし、吸着パッド30に吸着されたラベルWの下でガイドローラ66を移動させることにより、ラベルWをラベル台紙Yから剥離する。すなわち、従来のラベル貼付装置のように吸着パッドによりラベルWをラベル台紙Yから積極的に引き剥がすのではなく、吸着パッド30はラベルWを吸着してその位置に保持する動作のみを受け持ち、ラベル台紙Yを屈曲させるガイドローラ66の移動によりラベルWをラベル台紙Yから剥離する。
このため、ラベルリールXからのラベル台紙Yの繰り出し量やガイドローラ66の移動距離に誤差を生じた場合にも、吸着パッド30によりラベルWを吸着したまま、ラベルWをラベル台紙Yから確実に引き剥がすことができる。
また、本実施形態では、生タイヤTのビード部へのラベル貼付に際して、L字状のフック262をビード部内面に配置し、フック262と吸着パッド30によりビード部を挟むようにして、吸着パッド30が吸着しているラベルWをビード部に押し付ける。このため、ラベルWの押し付けに際して生タイヤTが変形することはなく、ラベル貼付動作ごとにラベルWの貼付位置にズレが生ずるのを防止することができる。
また、本実施形態では、ラベル台紙供給・回収手段40とラベル移送手段20とによりラベル貼付動作を行なう構成とし、かつ、ロータリアクチュエータ14により駆動される回転アーム16の両端にそれぞれラベル台紙供給・回収手段40を配し、その一方は所定の動作位置においてラベル移送手段20と協働してラベル貼付動作を行ない、他方は待機位置にあってその使用を待機する構成となっている。これにより、ラベルリールXのラベル台紙Yを使い切った場合には、回転アーム16を180度回転させることにより、ラベル台紙供給・回収手段40を即座に交換することができるので、ラベルリールX及び回収リールZの交換のために生産ラインを停止する必要は無く、生産性を高く維持することができる。
さらに、本実施形態では、上記回転アーム16を鉛直面内で回転する構成とし、ラベル台紙供給・回収手段40は、待機位置において、上面側からラベルリールXを交換できる構成となっている。これにより、ユーザは、待機位置においてラベル台紙供給・回収手段40に対するラベルリールXの交換作業を容易に行なうことができる。
1・・・ラベル貼付装置、2・・・ラベル貼付部、4・・・制御部、6・・・支柱、8・・・支持台、10、24、28、60・・・シリンダ機構、12・・・レールガイド、13・・・スライダ、14・・・ロータリアクチュエータ、16・・・回転アーム、18・・・タイヤ保持台、20・・・ラベル移送手段、22・・・テーブル、26・・・アーム、262・・・フック、30・・・吸着パッド、40・・・ラベル台紙供給・回収手段、44・・・ラベルリール支持部、46・・・駆動ローラ、48・・・従動ローラ、50・・・回収リール支持部、52、54、56、58、66、68・・・ガイドローラ、62・・・上面板、64・・・可動部、70・・・ブラケット、72・・・底面板。

Claims (2)

  1. ラベル台紙からラベルを剥離するラベル剥離装置であって、
    ラベル台紙上のラベルを吸着する吸着手段と、
    吸着したラベルを剥離するため前記吸着手段を移動する手段と、
    ラベルを坦持したラベル台紙をラベル台紙の供給部から回収部まで搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段の一部を構成すると共にラベルの吸着位置においてラベルの先端部をラベル台紙から剥離する剥離促進機能を備えた剥離促進部と、
    前記剥離促進部をラベル台紙の搬送路に沿って所定距離移動させる移動手段と、
    を有し、
    前記剥離促進部は、前記吸着手段に非吸着状態のラベルの先端部を、搬送を停止させて強制湾曲させたラベル台紙から剥離する第1の剥離促進機能と、前記吸着手段をラベル台紙のラベルに吸着させた状態で、前記移動手段によるラベル台紙の搬送方向と逆方向の所定距離移動により前記ラベルを更に前記所定距離分剥離する第2の剥離促進機能を有しているラベル剥離装置。
  2. 請求項1に記載されたラベル剥離装置において、
    前記剥離促進部はラベル台紙の搬送方向を、前記吸着手段から離隔する方向に変更するラベル台紙のガイド部材からなるラベル剥離装置。
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