JP2006273373A - タイヤのラベル貼付方法及びタイヤ用ラベル貼付装置 - Google Patents

タイヤのラベル貼付方法及びタイヤ用ラベル貼付装置 Download PDF

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Kakutaro Tada
拡太郎 多田
Masamichi Koyama
正道 小山
Toshio Tanaka
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Abstract

【課題】所定の情報が表示されたラベルを未加硫タイヤに径方向に位置ずれを生ずることなく正確に貼付けることができ、しかも装置を安価に製造することのできるタイヤのラベル貼付方法及びタイヤ用ラベル貼付装置を提供する。
【解決手段】スプライス部圧着装置1に未加硫タイヤTAを支持して第1スプライス部SSを各圧着部材3,4によって圧着するときにラベルLAを未加硫タイヤTAに貼付けるようにしたので、未加硫タイヤTAを径方向に位置決めするための専用の位置決め装置を別途設ける必要がない。また、各圧着部材3,4によって第1スプライス部SSを圧着している間にラベルLAを貼付けるようにしたので、ラベルLAを貼付けるためにスプライス部圧着装置1の動作を停止させることがない。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばインナーライナー部材、カーカス部材、サイドウォール部材、ビード部材からなる未加硫タイヤにその種類ごとに所定の情報が表示されたラベルを貼付けるためのラベル貼付装置に関するものである。
従来、この種のラベル貼付装置としては、トロイダル状に成形された未加硫タイヤを搬送するための搬送コンベアの途中に設けられ、搬送コンベア上の未加硫タイヤの内径部を内側から一対のクランプ部材によって保持する昇降自在なクランプ装置と、所定のラベル供給装置から供給されるラベルを吸着するとともに、吸着したラベルをクランプ装置によって保持された未加硫タイヤの内径部側に貼付ける吸着部材とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−200721号公報
ところで、未加硫タイヤに貼付けたラベルがタイヤの製造工程において剥がれることがなく、また、製品タイヤの外観を損ねることがないように、未加硫タイヤにおいてラベルを貼付けることができる範囲はビード部に沿った狭い範囲に限られている。このため、前記ラベル貼付装置では、ラベルを未加硫タイヤに径方向に位置ずれを生ずることなく正確に貼付けるために、未加硫タイヤを径方向に位置決めするための専用のクランプ装置を設けているので、装置の製造コストが高くつくという問題点があった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、所定の情報が表示されたラベルを未加硫タイヤに径方向に位置ずれを生ずることなく正確に貼付けることができ、しかも装置を安価に製造することのできるタイヤのラベル貼付方法及びタイヤ用ラベル貼付装置を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、未加硫タイヤに所定の情報が表示されたラベルをラベル貼付装置によって貼付けるタイヤのラベル貼付方法において、前記未加硫タイヤを回転自在に支持するスプライス部圧着装置によって未加硫タイヤのスプライス部を圧着するために回転を停止させている未加硫タイヤの所定位置にラベルを貼付けるようにしている。
これにより、ラベルを貼付ける未加硫タイヤはスプライス部圧着装置によって支持されていることから、ラベルを貼付ける際に未加硫タイヤがスプライス部圧着装置によって径方向に位置決めされる。また、スプライス部を圧着するために回転が停止している未加硫タイヤの所定位置にラベルが貼付けられることから、ラベルを貼付けるためにスプライス部圧着装置の動作を別途停止させる必要がない。
また、本発明は、未加硫タイヤに所定の情報が表示されたラベルを貼付けるタイヤ用ラベル貼付装置において、一方の面に互いに長手方向に所定の間隔をおいて複数のラベルが貼付けられた帯状の台紙からラベルを剥離して吸着する吸着部材を備え、未加硫タイヤを回転自在に支持するスプライス部圧着装置によって未加硫タイヤのスプライス部を圧着するために回転を停止させている未加硫タイヤに吸着部材によってラベルを貼付けるように構成している。
これにより、吸着部材によってラベルを貼付ける未加硫タイヤはスプライス部圧着装置に支持されていることから、ラベルを貼付ける際に未加硫タイヤがスプライス部圧着装置によって径方向に位置決めされる。また、スプライス部を圧着するために回転が停止している未加硫タイヤにラベルが貼付けられることから、ラベルを貼付けるためにスプライス部圧着装置の動作を別途停止させる必要がない。
本発明によれば、ラベルを貼付ける際に未加硫タイヤがスプライス部圧着装置によって径方向に位置決めされるので、ラベルを未加硫タイヤに径方向に位置ずれを生ずることなく正確に貼付けることができ、しかも未加硫タイヤを径方向に位置決めするための専用の位置決め装置を別途設ける必要がないので、装置を安価に製造することができ、タイヤの製造コストの低減を図ることができる。また、ラベルを貼付けるためにスプライス部圧着装置の動作を別途停止させる必要がないので、タイヤの生産性を低下させることなくラベルの貼付けを行うことができる。
図1乃至図12は本発明の一実施形態を示すもので、図1はラベル貼付装置を備えたスプライス部圧着装置の正面図、図2は図1におけるA−A線断面図、図3はラベル貼付装置の正面図、図4はカセットを交換する際のラベル貼付装置の動作説明図、図5乃至図10は未加硫タイヤにラベルを貼付ける際のラベル貼付装置の動作説明図、図11及び図12は未加硫タイヤにラベルを貼付けた後のスプライス部圧着装置の動作説明図である。
本実施形態のラベル貼付装置は、スプライス部圧着装置1のフレーム1aに固定されたベース板10と、ベース板10に着脱自在に取付けられるラベル供給カセットとしてのカセット20と、カセット20をベース板10に着脱自在に支持するカセット取付部としてのカセットホルダ30と、ベース板10に回転自在に設けられた駆動ローラ40と、ベース板10に設けられたラベル吸着機構50と、フレーム1aに取付けられ、未加硫タイヤTAに貼付けられたラベルに表示された情報を読取る読取装置としてのカメラ60とを備え、一方の面に互いに長手方向に所定の間隔をおいて複数のラベルLAが貼付けられた帯状の台紙SHからラベルLAを剥離し、剥離したラベルLAをスプライス部圧着装置1に支持された未加硫タイヤTAの幅方向一端部に貼付けるようになっている。また、ラベルLAにはタイヤの種類や追い番などの情報が印刷されている。
スプライス部圧着装置1は、未加硫タイヤTAを回転自在に支持する一対の支持ローラ2と、各支持ローラ2に支持された未加硫タイヤTAの内周面に下方から当接可能な内側圧着部材3と、内側圧着部材3と対向するように配置され、内側圧着部材3に未加硫タイヤTAを押付け可能な外側圧着部材4と、フレーム1aに固定され、外側圧着部材4を上下方向に移動可能な周知のエアシリンダ5とから構成されている。
各支持ローラ2は一端をフレーム1aに回転可能に支持され、周知のモータ2aによって回転するようになっている。また、各支持ローラ2は未加硫タイヤTAの幅方向両端のビード部を径方向内側から支持するようになっている。
内側圧着部材3はフレーム1に固定され、未加硫タイヤTAの内周面に沿うように形成されるとともに、未加硫タイヤTAの幅方向に延びるように形成されている。
外側圧着部材4は未加硫タイヤTAの幅方向に延びるように形成され、一対のガイドシャフト4aによってフレーム1に対する水平方向への移動を規制されている。
ベース板10はスプライス部圧着装置1に支持された未加硫タイヤTAの幅方向一端側の下方に配置されている。
カセット20は、カセットホルダ30に取付可能に形成されたカセット本体21と、カセット本体21に設けられ、任意の長さに切断されて巻芯を用いることなくロール状に巻回した台紙SHを収容可能なラベル収納部22と、ラベル収納部22から引き出された台紙SHのラベルLAが貼付けられていない他方の面に当接可能な当接部材としてのガイド23と、ガイド23の上端部を通過した台紙SHにおける他方の面を巻掛可能な巻掛ローラとしてのフリーローラ24と、フリーローラ24を通過した台紙を収容可能な台紙回収部25と、フリーローラ24と互いに外周面が対向するように設けられた押さえローラ26とを有している。
カセット本体21は、ラベル収納部22、ガイド23、フリーローラ24及び台紙回収部25が設けられた背面板21aと、背面板21aの下端部から図3における手前側に延びるように形成され、カセットホルダ30の上面に当接する底面板21bと、背面板21aの図3における右端部から手前側に延びるように形成された側面板21cとから構成されている。
ラベル収納部22は背面板21aから図3の手前側に延びるように形成され、ロール状に巻回された台紙の外周面側を外側から覆うように形成されるとともに、ラベル収納部22の図3における左下側に台紙SHを引き出し可能な開口部22aが設けられている。
即ち、使用済みの台紙SHが装着されているカセット20に新たな台紙SHを装着する場合は、数千から数万枚のラベルを有する市販の台紙ロールから必要なだけ台紙SHを引き出すとともに、次に生産するタイヤの数量に応じた枚数のラベルLAにだけ所定の情報を印刷し、印刷されたラベルLAが貼付けられた部分の台紙を切断するとともに、その台紙を巻芯を用いることなくロール状に巻回してラベル収納部22に収容する。このため、交換のためにラベルホルダ30から取外されたカセット20にラベルLAが多量に残っていることがなく、交換前に装着されていた台紙を保管せずに廃却することができる。
ガイド23は図3における左側の面が平面状に形成されるとともに、その下端部側が図3の奥側に延びるように形成されて背面板21aに固定され、ガイド23の上端部側と背面板21aとの間には後述するヘッド駆動板52を挿入可能な隙間が設けられている。また、ガイド23の上端部の図3における右側の面は上方に向かって徐々に左側に傾斜するように形成され、ガイド23の上端部が鋭角状になっている。
フリーローラ24は背面板21aに回転可能に支持され、図3におけるガイド23の右側に配置されている。即ち、ガイド23を通過した台紙SHの他方の面を巻掛けることにより、ガイド23の上端部を通過した直後の台紙SHがその他方の面側に鋭角状に屈曲するようになっている。
台紙回収部25は背面板21aから図3の手前側に延びるように形成され、フリーローラ24の下方に配置されている。台紙回収部25は、フリーローラ24を通過して下方に垂れ下がる台紙SHの一方の面に沿うように形成された回収ガイド25aと、回収ガイド25aの下端部から台紙SHの他方の面側に湾曲するように形成されるとともに、湾曲した先が上方に向かうように形成された回収部本体25bとから構成され、フリーローラ24を通過して垂れ下がる台紙SHが回収ガイド25a及び回収部本体25bに接触し、台紙SHが他方の面を内側にしてロール状に巻回されるようになっている。
押さえローラ26は背面板21aに回転可能に支持され、図3におけるフリーローラ24の右側に配置されるとともに、フリーローラ24との間に台紙SHを挟持するようになっている。これにより、フリーローラ24に巻掛けられた台紙SHが確実に台紙回収部25に投入されるようになっている。
カセットホルダ30はベース板10から図3の手前側に延びるように形成されるとともに、カセット20の下端部に沿うように形成されている。また、カセットホルダ30の幅方向両端部には上方に延びるように形成されたガイド部30aがそれぞれ設けられ、各ガイド部30aの図3における手前側にはそれぞれレバー30bが設けられている。レバー30bは図3における手前側に回動自在に形成され、カセットホルダ30に支持したカセット20の図3における手前側への移動を規制可能になっている。即ち、カセット20を交換する際は、図4に示すように、各レバー30bを図3における手前側に回動させるとともにカセット20を手前側に引き出し、他のカセット20を手前側から奥側に挿入するとともに各レバー30bを奥側に回動させる。
駆動ローラ40はベース板10に回転可能に支持され、図示しないサーボモータまたはACモータによって回転するようになっている。また、駆動ローラ40はカセットホルダ30に支持されたカセット20のフリーローラ24と互いに外周面が対向するように配置され、フリーローラ24との間に台紙SHを挟持するようになっている。
ラベル吸着機構50は、ガイド23上の台紙SHのラベルLAを吸着する吸着部材としてのバキュームヘッド51と、バキュームヘッド51の下側に固定され、バキュームヘッド51よりも図3における右側に突出するように形成されたヘッド駆動板52と、ヘッド駆動板52に固定され、上下方向に延びるように形成されたロッド53と、ロッド53を上下方向に移動自在に支持する周知のエアシリンダからなる縦シリンダ54と、縦シリンダ54を図3における左右方向に移動自在に支持する周知のエアシリンダからなる横シリンダ55と、バキュームヘッド51の上端面に固定され、バキュームヘッド51よりも図3における右側に突出するように形成された一対の位置決めガイド56とを有している。また、ヘッド駆動板52及び横シリンダ55によって吸着部材移動機構が構成されている。
バキュームヘッド51は図3における右端面に図示しない吸着孔が設けられ、吸着孔から空気を吸引することによりラベルLAを吸着するようになっている。
ヘッド駆動板52はガイド23と背面板21aとの隙間に挿入可能に形成され、バキュームヘッド51をガイド23上の台紙SHのラベルLAに当接させた際に、ヘッド駆動板52の図3における右端面がフリーローラ24の外周面に当接するようになっている。
各位置決めガイド56は円柱状に形成され、各位置決めガイド56がスプライス部圧着装置1に支持された未加硫タイヤTAに径方向内側から係止すると、バキュームヘッド51が未加硫タイヤTAに対して径方向に位置決めされるようになっている。
カメラ60は周知のCCDカメラから形成され、図1におけるフレーム1aの奥側の面に取付けられている。また、カメラ60はスプライス部圧着装置1に支持された未加硫タイヤTAの幅方向一端面に貼付けられたラベルLAの情報を読取可能に取付けられ、読取った情報をハードディスクなどの図示しない記録装置に記録するようになっている。さらに、カメラ60はバキュームヘッド51によって未加硫タイヤTAにラベルLAを貼付ける位置と未加硫タイヤTAの周方向に120度だけ異なる位置に取付けられている。
以上のように構成されたラベル貼付装置によって未加硫タイヤTAにラベルLAを貼付ける方法について説明する。先ず、未加硫タイヤTAをスプライス部圧着装置1の各支持ローラ2によって支持するとともに、各支持ローラ2によって未加硫タイヤTAを回転させてサイドウォール部材SWの第1スプライス部SSを各圧着部材3,4の間に位置させる(図2)。次に、各圧着部材3,4によって第1スプライス部SSを圧着するときに、ラベル貼付装置によって未加硫タイヤTAにラベルLAを貼付ける。
このときのラベル貼付装置の詳しい動作について説明する。先ず、横シリンダ55によってバキュームヘッド51及びヘッド駆動板52をガイド23側に移動させ、ガイド23上における台紙SHの先頭のラベルLAにバキュームヘッド51を当接させるとともに、バキュームヘッド51によってラベルLAを吸着する(図5)。このとき、ヘッド駆動板52はフリーローラ24の外周面に当接する。また、縦シリンダ54をロッド53が上下方向に移動可能な状態にしておく。
次に、駆動ローラ40を所定の角度だけ回転させることにより、駆動ローラ40の回転によってフリーローラ24が回転するとともに、フリーローラ24の回転によってヘッド駆動板52が上方に移動し、台紙SHの上方への移動と同期してバキュームヘッド51がガイド23の上端部を越える位置まで上方に移動する(図6)。ここで、台紙SHはガイド23を通過した直後に台紙SHの他方の面側に屈曲するので、ラベルLAが台紙SHから剥離してバキュームヘッド51に吸着する。即ち、台紙SHが屈曲する際にラベルLAはその剛性によって屈曲しないため、ラベルLAが台紙SHから確実に剥離する。また、バキュームヘッド51が台紙SHと同期して移動するとともに、ガイド23の上端部を越える位置まで上方に移動するので、バキュームヘッド51におけるラベルLAの吸着位置のばらつきを小さくすることができる。
続いて、横シリンダ55によってバキュームヘッド51及びヘッド駆動板52をガイド23から離れる方向に移動するとともに(図7)、縦シリンダ54によってバキュームヘッド51、ヘッド駆動板52及びロッド53を上方に移動させた後、各位置決めガイド56が未加硫タイヤTAの内周面に径方向内側から係止するように、縦シリンダ54及び横シリンダ55によってバキュームヘッド51を下方及び未加硫タイヤTA側に移動させる(図8)。ここで、各位置決めガイド56が未加硫タイヤTAの内周面に径方向内側から係止することにより、未加硫タイヤTAに対してバキュームヘッド51が径方向に位置決めされる。
次に、横シリンダ55によってバキュームヘッド51に吸着されているラベルLAを未加硫タイヤTAの幅方向一端部に当接させるとともに、バキュームヘッド51によるラベルLAの吸着を解除し(図9)、縦シリンダ54及び横シリンダ55によってバキュームヘッド51を次に吸着するラベルLAに当接可能な所定の待機位置に移動させる(図10)。これにより、未加硫タイヤTAの幅方向一端部の下側にラベルLAが貼付けられる(図11)。
次に、各圧着部材3,4による第1スプライス部SSの圧着が終了した後に、インナーライナー部材ILの第2スプライス部ISを各圧着部材3,4の間に位置させるために各支持ローラ2によって未加硫タイヤTAを回転させ(図12)、各圧着部材3,4によって第2スプライス部ISの圧着を行うときにカメラ60によってラベルLAの表示を読取る。ここで、第1プライス部SSと第2スプライス部ISとは未加硫タイヤTAの周方向に120度だけ異なる位置に設けられている。
このように、本実施形態によれば、スプライス部圧着装置1に未加硫タイヤTAを支持し、サイドウォール部材SWの第1スプライス部SSを各圧着部材3,4によって圧着するために未加硫タイヤTAの回転を停止させているときに、バキュームヘッド51に吸着したラベルLAを未加硫タイヤTAの幅方向一端部に貼付けるようにしたので、未加硫タイヤTAがスプライス部圧着装置1によって径方向に位置決めされ、ラベルLAを未加硫タイヤTAに径方向に位置ずれを生ずることなく正確に貼付けることができる。しかも、未加硫タイヤTAを径方向に位置決めするための専用の位置決め装置を別途設ける必要がないので、装置を安価に製造することができ、タイヤの製造コストの低減を図ることができる。
また、各圧着部材3,4によって第1スプライス部SSを圧着している間にラベルLAを貼付けるようにしたので、ラベルLAを貼付けるためにスプライス部圧着装置1の動作を停止させる必要がなく、タイヤの生産性を低下させずにラベルLAを貼付けることができる。
さらに、バキュームヘッド51によって未加硫タイヤTAにラベルLAを貼付ける位置と未加硫タイヤTAの周方向に120度だけ異なる位置にカメラ60を取付け、第1スプライス部SSと120度だけ異なる位置に設けられた第2スプライス部ISを各圧着部材3,4によって圧着するときに、カメラ60によって未加硫タイヤTAに貼付けられたラベルLAの表示を読取るようにしたので、ラベルLAの表示を読取るためにスプライス部圧着装置1の動作を停止させる必要がなく、タイヤの生産性を低下させずにラベルLAの表示を読取ることができる。
また、バキュームヘッド51の上端面に一対の位置決めガイド56を固定し、各位置決めガイド56をスプライス部圧着装置1に支持された未加硫タイヤTAの内周面に径方向内側から係止させると、バキュームヘッド51が未加硫タイヤTAに対して径方向に位置決めされるようにしたので、簡単な構造によってラベルLAの正確な貼付けを行うことができる。
さらに、カセット20がカセットホルダ30に他のカセット20と交換可能に取付けられていることから、複数のカセット20を準備するとともに次に生産するタイヤTAの種類に応じたラベルLAを予め他のカセット20に装着しておくことにより、タイヤの生産を中断させることなくラベルLAの交換を行うことができる。
また、カセット20のラベル収納部22は任意の長さに切断されて巻芯を用いることなくロール状に巻回された台紙SHを収容可能に形成され、生産するタイヤの数量に応じた枚数のラベルLAにだけ所定の情報を表示するとともに、そのラベルLAが貼付けられた部分の台紙SHを切断してロール状に巻回することにより、ラベルLAの貼付けられた台紙SHをカセット20に装着することができるので、タイヤの生産が終了して取外したカセット20にラベルLAが多量に残っていることがなく、カセット20のラベルLAを交換する時に交換前に装着されていた台紙SHを保管せずに廃却することができる。即ち、カセット20のラベルLAの交換作業を迅速且つ容易に行うことができ、生産性を向上する上で極めて有利である。
さらに、数千から数万のラベルLAを有する市販の台紙ロールから台紙SHを必要な分だけ引き出すとともに、生産するタイヤの数量に応じた枚数のラベルLAにだけ所定の情報を印刷し、そのラベルLAが貼付けられた部分の台紙SHを切断してカセット20に装着することができるので、タイヤの種類ごとに市販の台紙ロールを準備する必要がなく、台紙ロールを保管する保管場所を縮小することができる。
また、カセットホルダ30は幅方向両端部にそれぞれ設けられたガイド部30aによりカセット20を手前側から取付可能になっており、また、各ガイド部30aにはそれぞれレバー30bを設けるとともに、各レバー30bを手前側に回動自在に形成したので、カセット20をカセットホルダ30に装着して各レバー30bを奥側に回動させることによりカセット20の手前側への移動が規制されるとともに、各レバー30bを手前側に回動させることによりカセット20の取外しが可能となるので、カセット20がカセットホルダ30に確実に支持されるとともに、カセット20のカセットホルダ30への着脱を容易に行うことができる。
さらに、バキュームヘッド51をガイド23上の台紙SHのラベルLAにガイド23の上端部に到達する前に吸着させるとともに、バキュームヘッド51を台紙SHの移動方向にその移動と同期するように移動させ、また、バキュームヘッド51をガイド23の上端部を越える位置まで移動させるようにし、台紙SHがガイド23の上端部で屈曲することによりラベルLAが台紙SHから確実に剥離するとともに、剥離したラベルLAが台紙SHと同期して移動するバキュームヘッド51に吸着されるようにしたので、バキュームヘッド51におけるラベルLAの吸着位置のばらつきを小さくすることができ、ラベルLAを未加硫タイヤTAに正確に貼付ける上で極めて有利である。
尚、本実施形態では、ガイド23上の台紙SHにその自重によって張力が付与されるものを示したが、ガイド23上の台紙SHを所定の力でガイド23側に押し付けるブレーキをベース板10に設け、ガイド23上の台紙SHに所定の張力を付与することも可能である。
また、本実施形態のラベル貼付装置によって幅方向のサイズが異なる未加硫タイヤTAにラベルLAを貼付ける場合は、未加硫タイヤTAの幅方向一端部の位置を合わせることにより、バキュームヘッド51の動作を変更することなくラベルLAの貼付けを行うことができるので、バキュームヘッド51の動作を変更するための段取り時間が必要ない。
本発明における一実施形態を示すラベル貼付装置を備えたスプライス部圧着装置の正面図 図1におけるA−A線断面図 ラベル貼付装置の正面図 カセットを交換する際のラベル貼付装置の動作説明図 未加硫タイヤにラベルを貼付ける際のラベル貼付装置の動作説明図 未加硫タイヤにラベルを貼付ける際のラベル貼付装置の動作説明図 未加硫タイヤにラベルを貼付ける際のラベル貼付装置の動作説明図 未加硫タイヤにラベルを貼付ける際のラベル貼付装置の動作説明図 未加硫タイヤにラベルを貼付ける際のラベル貼付装置の動作説明図 未加硫タイヤにラベルを貼付ける際のラベル貼付装置の動作説明図 未加硫タイヤにラベルを貼付けた後のスプライス部圧着装置の動作説明図 未加硫タイヤにラベルを貼付けた後のスプライス部圧着装置の動作説明図
符号の説明
1…スプライス部圧着装置、2…支持ローラ、3…内側圧着部材、4…外側圧着部材、5…エアシリンダ、10…ベース板、20…カセット、21…カセット本体、22…ラベル収納部、22a…開口部、23…ガイド、24…フリーローラ、25…台紙回収部、25a…回収ガイド、25b…回収部本体、26…位置決めガイド、30…カセットホルダ、30a…ガイド部、30b…レバー、40…駆動ローラ、50…ラベル吸着機構、51…バキュームヘッド、52…ヘッド駆動板、53…ロッド、54…縦シリンダ、55…横シリンダ、56…位置決めガイド、SH…台紙、LA…ラベル、TA…未加硫タイヤ、SW…サイドウォール部材、SS…第1スプライス部、IL…インナーライナー部材、IS…第2スプライス部。

Claims (7)

  1. 未加硫タイヤに所定の情報が表示されたラベルをラベル貼付装置によって貼付けるタイヤのラベル貼付方法において、
    前記未加硫タイヤを回転自在に支持するスプライス部圧着装置によって未加硫タイヤのスプライス部を圧着するために回転を停止させている未加硫タイヤの所定位置にラベルを貼付ける
    ことを特徴とするタイヤのラベル貼付方法。
  2. 前記未加硫タイヤのスプライス部を圧着した後にスプライス部圧着装置によって未加硫タイヤを所定の角度だけ回転させ、
    ラベルの貼付けを行った位置と未加硫タイヤの周方向に前記所定の角度だけ異なる位置に設けられた読取装置によってラベルに表示された情報を読取る
    ことを特徴とする請求項1記載のタイヤのラベル貼付方法。
  3. 未加硫タイヤに所定の情報が表示されたラベルを貼付けるタイヤ用ラベル貼付装置において、
    一方の面に互いに長手方向に所定の間隔をおいて複数のラベルが貼付けられた帯状の台紙からラベルを剥離して吸着する吸着部材を備え、
    未加硫タイヤを回転自在に支持するスプライス部圧着装置によって未加硫タイヤのスプライス部を圧着するために回転を停止させている未加硫タイヤに吸着部材によってラベルを貼付けるように構成した
    ことを特徴とするタイヤ用ラベル貼付装置。
  4. 前記吸着部材によってラベルの貼付けを行う位置と未加硫タイヤの周方向に所定の角度だけ異なる位置に設けられ、ラベルに表示された情報を読取可能な読取装置を備えた
    ことを特徴とする請求項3記載のタイヤ用ラベル貼付装置。
  5. 前記吸着部材に、スプライス部圧着装置に支持された未加硫タイヤの内周面に径方向内側から係止することにより未加硫タイヤに対して吸着部材を径方向に位置決めする係止部を設けた
    ことを特徴とする請求項3または4記載のタイヤ用ラベル貼付装置。
  6. 前記台紙を任意の長さに切断するとともに巻芯を用いることなくロール状に巻回して収容可能なラベル収納部と、ラベル収納部から引き出される台紙の他方の面に当接可能な当接部材と、当接部材の端部を通過した直後の台紙をその他方の面側に屈曲させることにより外周面に巻掛可能な巻掛ローラと、巻掛ローラを通過した台紙を収容可能な台紙回収部とを有するラベル供給カセットと、
    巻掛ローラと互いに外周面が対向するように設けられ、巻掛ローラとの間に台紙を挟持するとともに、台紙を所定の距離だけ台紙回収部側に移動可能な駆動ローラと、
    ラベル供給カセットを他のラベル供給カセットと交換可能に取付けるカセット取付部とを備え、
    前記吸着部材を、当接部材の端部における台紙の屈曲によって剥離するラベルを吸着するように構成した
    ことを特徴とする請求項3、4または5記載のタイヤ用ラベル貼付装置。
  7. 前記吸着部材を駆動ローラによって移動する台紙と同期するように移動させる吸着部材移動機構を備え、
    吸着部材移動機構を、吸着部材を当接部材上の台紙のラベルに当接部材の端部に到達する前に吸着させるとともに、吸着部材を当接部材の端部を越える位置まで台紙と同期して移動させるように構成した
    ことを特徴とする請求項3、4、5または6記載のタイヤ用ラベル貼付装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008041748A1 (fr) 2006-10-04 2008-04-10 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Appareil et procédé de coupe de fibre optique
JP2009220864A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤへのラベル貼付け方法およびラベル接着層形成枠体
JP2012086389A (ja) * 2010-10-15 2012-05-10 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤの製造方法及び製造装置

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