JP5773893B2 - 乗客コンベアの安全装置及び安全システム - Google Patents

乗客コンベアの安全装置及び安全システム Download PDF

Info

Publication number
JP5773893B2
JP5773893B2 JP2012002327A JP2012002327A JP5773893B2 JP 5773893 B2 JP5773893 B2 JP 5773893B2 JP 2012002327 A JP2012002327 A JP 2012002327A JP 2012002327 A JP2012002327 A JP 2012002327A JP 5773893 B2 JP5773893 B2 JP 5773893B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passenger conveyor
failure
monitoring
passenger
control means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012002327A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013142015A (ja
Inventor
宗則 曽我
宗則 曽我
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Elevator Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Elevator Co Ltd filed Critical Toshiba Elevator Co Ltd
Priority to JP2012002327A priority Critical patent/JP5773893B2/ja
Publication of JP2013142015A publication Critical patent/JP2013142015A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5773893B2 publication Critical patent/JP5773893B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明の実施形態は、乗客コンベアの安全装置及び安全システムに関する。
一般に、乗客コンベアでは、乗客を安全に輸送するため、乗客コンベアに生じた異常を検出する様々な安全装置が設けられている(例えば特許文献1参照)。
特開2003−341971号公報
乗客コンベアの安全装置では、乗客コンベアの異常を検出する検出手段や、検出手段からの信号に基づき乗客コンベアの故障について判断する監視手段を備えているが、検出手段や監視手段自身の故障による異常検知漏れを抑えるために、同じ機能を実現する2つ以上の要素から検出手段や監視手段を構成し、乗客コンベアの異常や、検出手段や監視手段自身の故障を検出すると即時運転を停止することが考えられる。
このように検出手段や監視手段が同じ機能を実現する要素を2つ以上備えると、異常検知漏れを抑えることができるが、検出手段や監視手段を構成する要素が増えるため、検出手段や監視手段自体の故障発生の可能性が高まる。検出手段や監視手段を構成する要素の1つが故障した場合であっても、故障していない検出手段や監視手段と乗客コンベアとで安全に運転を継続することができるにもかかわらず、検出手段や監視手段自体の故障時に乗客コンベアの運転を即時停止することになり、乗客コンベアの稼働率が低下して利用者へのサービスが低下するという問題がある。
実施形態の乗客コンベアの安全装置は、乗客コンベアの運転を制御する制御手段と、前記制御手段に運転指令を出力する監視手段と、前記乗客コンベアに乗り込む乗客を検出する乗客検出手段とを備え、前記監視手段は、前記乗客コンベアの故障を検出する故障検出部と、前記監視手段自身の故障を検出する自己診断部とを備え、前記乗客コンベアの故障を検出すると前記制御手段に前記乗客コンベアを停止させる運転停止指令を出力し、前記監視手段自身の故障を検出すると運転を継続し、前記乗客検出手段が乗客を検出しなくなった時に前記制御手段に前記運転停止指令を出力することを特徴とする。
第1の実施形態の安全装置が適用される乗客コンベアの全体構成を示す図。 第1〜3の実施形態における監視手段10の構成を示すブロック図。 第1の実施形態におけるマイクロプロセッサ12a、12bによる処理のフローチャート図。 第2、3の実施形態の安全装置が適用される乗客コンベアの全体構成を示す図。 第2の実施形態におけるマイクロプロセッサ12a、12bによる処理のフローチャート図。 第3の実施形態におけるマイクロプロセッサ12a、12bによる処理のフローチャート図。 第4、5の実施形態における監視手段10の構成を示すブロック図。
実施形態の乗客コンベアについて図面に基づき説明する。以下の実施形態では、乗客コンベアとしてエスカレーターを用いて説明する。
(1)第1の実施形態
(イ)乗客コンベアの構成
図1は第1の実施形態の乗客コンベアの全体構成を示す図である。トラス3が建物の上階側と下階側に架設されている。トラス3の上階側には上階側機械室20が設けられ、上階側機械室20の中にスプロケット4aが設けられている。トラス3の下階側には下階側機械室30が設けられ、下階側機械室30の内部にスプロケット4bが設けられている。スプロケット4a、4bに無端状のチェーン5が巻き掛けられている。スプロケット4a、4bの何れか一方は、モータや減速機やブレーキ装置を有する制御手段1に連結され、制御手段1の駆動により回転する。この回転によりチェーン5及びもう一方のスプロケットが駆動する。チェーン5には踏段6が等間隔に隙間無く連結されている。チェーン5が駆動することにより、これに連結された踏段6が図示しないガードレールに沿って上階側と下階側の間を循環移動する。トラス3の内部には監視手段10が設けられている。制御手段1は、監視手段10から入力された指令に基づいて動作する。具体的には、監視手段10から運転指令が入力されるとモータを駆動して通常運転速度で踏段6を循環移動させ、低速運転指令が出力されるとモータを運転指令時より低速で駆動して通常の運転速度よりも遅い速度で踏段6を循環移動させ、運転停止指令が入力されるとモータを停止するとともにブレーキ装置(図示せず)を作動させて踏段6の循環移動を停止させる。踏段6の両側には欄干7が立設されている。欄干7には乗客の手すりとなるハンドレール8が装着されている。ハンドレール8は、無端状であり、踏段6の移動と同期して欄干7の端面を周回する。前記周回は、例えば制御手段1の駆動力が伝達されることで生じる。
(ロ)監視手段10の構成
図2は監視手段10の構成を示すブロック図である。監視手段10は、乗客コンベアの故障を検出する一対の故障検出部16a、16bと、監視手段10自身の故障を検出する一対の自己診断部17a、17bを備える。故障検出部16aは、検出手段2a、入力回路11a、マイクロプロセッサ12a、外部メモリ13a、出力回路14aを備える。またマイクロプロセッサ12aは自己診断部17aを兼ねる。故障検出部16bは、検出手段2b、入力回路11b、マイクロプロセッサ12b、外部メモリ13b、出力回路14bを備える。またマイクロプロセッサ12bは自己診断部17bを兼ねる。
一方の故障検出手段16aの検出手段2aとして、例えば、踏段6の速度異常を検出する検出手段2a―1、ハンドレール8の速度異常を検出する検出手段2a―2、ブレーキ装置の異常を検出する検出手段2a―3があり、これら全てが1つの入力回路11aに接続される。また他方の故障検出手段16bの検出手段2bとして、上記と同じ異常を検出する検出手段、すなわち踏段6の速度異常を検出する検出手段2b―1、ハンドレール8の速度異常を検出する検出手段2b―2、ブレーキ装置の異常を検出する検出手段2b―3があり、これら全てが1つの入力回路11bに接続される。これにより同じ異常を検出する検出手段が監視手段10の中に2つずつ存在することとなる。同じ異常を検出する2つの検出手段、すなわち、踏段6の速度異常を検出する検出手段2a−1と2b−1、ハンドレール8の速度異常を検出する検出手段2a−2と2b−2、ブレーキ装置の異常を検出する検出手段2a−3と2b−3は、それぞれ乗客コンベアの同じ箇所に設けられる。例えば踏段6の速度異常を検出する2つの検出手段2a―1と2b―1は共にスプロケット4b近傍に設けられる。
ここで、同じ異常を検出する2つの検出手段が異常を検出する原理は、同じでも良いし、異なっても良い。例えば、踏段6の速度異常を検出する検出手段2a−1と2b−1の場合、2つとも光電方式のロータリエンコーダとしても良いし、一方を光電方式、もう一方を磁気方式のロータリエンコーダとしても良い。なお、検出する異常の種類は上記の3つに限られない。
検出手段2a、2bからの信号が入力回路11a、11bに入力されると、マイクロプロセッサ12a、12bが入力回路11a、11bからの出力と予め設定されたデータに基づき故障箇所を判断する。マイクロプロセッサ12a、12bは故障箇所に応じて異なる運転指令を出力する。ここで、マイクロプロセッサ12a、12bの演算データや予め設定されたデータは外部メモリ13a、13bに記憶されている。マイクロプロセッサ12a、12bから出力される運転指令が出力回路14a、14bを介して制御手段1に伝えられる。マイクロプロセッサ12aと12bは、自身の入出力信号や演算データを相手のマイクロプロセッサへ送信するとともに相手のマイクロプロセッサの入出力信号や演算データを受信し、自身と相手の入出力信号や演算データを比較する。マイクロプロセッサ12aと12bは、自身と相手の入出力信号や演算データに相違があれば、監視手段10を構成する一方の故障監視手段16が故障したと判断する。
なお、監視手段10の内部の対となる構成要素、すなわち、入力回路11aと11b、マイクロプロセッサ12aと12b、外部メモリ13aと13b、出力回路14aと14bは、それぞれ同じ機能を果たすものであれば良く、原理は同じでも良いし、異なっても良い。例えば外部メモリ13aと13bは、2つともダイレクトマップ方式のキャッシュメモリとしても良いし、一方をダイレクトマップ方式、もう一方をセットアソシアティブ方式のキャッシュメモリとしても良い。
(ハ)マイクロプロセッサ12a、12bによる処理
図3は第1の実施形態におけるマイクロプロセッサ12a、12bによる処理のフローチャート図である。マイクロプロセッサ12a、12bは、入力回路11a、11bより入力される信号により故障を検出した場合(ST1のYes)、故障箇所の特定を行う(ST2)。故障箇所が乗客コンベアの場合(ST3)、運転停止指令を出力回路14a、14bを介して制御手段1へ出力する(ST4)。運転停止指令を受けた制御手段1が駆動停止することにより乗客コンベアが停止する。故障箇所が監視手段10である場合(ST5)、乗客コンベアを通常の運転速度より遅い低速で運転することを命ずる低速運転指令を前記出力回路14a、14bを介して制御手段1へ出力する(ST6)。低速運転指令を受けた制御手段1が運転指令時より低速で駆動し、乗客コンベアは通常の運転速度より遅い低速で運転を開始する。低速運転指令出力後予め設定した時間が経過した場合(ST7のYes)、運転停止指令を前記出力回路14a、14bを介して制御手段1へ出力する(ST4)。運転停止指令を受けた前記制御手段1が駆動停止し、乗客コンベアが停止する。
前記の予め設定した時間を低速運転時間という。低速運転時間の間は運転が継続されるため、低速運転時間の値は一方の故障検出部16が故障した後もう一方の故障検出部16が故障しない間の時間、例えば1時間とする。
(ニ)効果
第1の実施形態によれば、乗客コンベアが故障した場合は乗客コンベアを即停止するため、乗客の安全が確保される。監視手段10を構成する故障検出部16a、16bの一方が故障した場合は、低速運転時間の間に限り、故障していないもう一方の故障検出部で乗客コンベアを監視しながら低速で運転を継続するため、乗客の安全を確保した上で乗客コンベアの利用も継続でき、サービス低下を最小限に抑えることができる。なお、低速運転時間の間であれば、故障検出部16a、16bの両方が故障することは殆ど無い。また、故障検出部16a、16bの両方が同時に同一の故障を起こし、マイクロプロセッサ12aと12bの比較結果に相違が出ないということは殆どありえない。従ってマイクロプロセッサ12a、12bによる処理において、これらの事態を想定する必要はない。
なお、監視手段10の内部の対となる構成要素、すなわち、検出手段2aと2b、入力回路11aと11b、マイクロプロセッサ12aと12b、外部メモリ13aと13b、出力回路14aと14bがそれぞれ異なる原理を有する場合、対をなす2つの構成要素は一般に故障発生率が異なる。そのため対をなす2つの構成要素がほぼ同時に故障する可能性は低く、1つ目の構成要素が故障してから2つ目の構成要素が故障するまでの時間は相当長い。従って対をなす2つの構成要素が異なる原理を有する場合は、同一原理を有する場合と比較して、低速運転時間の値を大きく設定できる。また、低速運転時間の値は故障の内容により変えても良い。例えば、複数の検出手段2a、2bのうち、ブレーキ装置の異常を検出する検出手段2a、2bの故障のように、安全に重大な影響を及ぼす可能性のある故障に対しては、小さい値を設定する。
(2)第2の実施形態
(イ)乗客コンベア及び監視手段10の構成
図4は第2の実施形態の乗客コンベアの全体構成を示す図である。基本的な構成は第1の実施形態の乗客コンベアと同一である、乗客検出手段40であるセンサが乗客コンベアの両端に立設された欄干7の乗り口付近に設けられている点が異なる。ただし乗客検出手段40の種類及び設置位置は、乗り込む乗客を検出できれば、これに限られない。例えば乗客検出手段40を乗り口の床に設置したスイッチとしても良い。
監視手段10の構成は図2に示す第1の実施形態のものと同一である。
(ロ)マイクロプロセッサ12a、12bによる処理
図5は第2の実施形態におけるマイクロプロセッサ12a、12bによる処理のフローチャート図である。マイクロプロセッサ12a、12bは、入力回路11a、11bより入力される信号により故障を検出した場合(ST1のYes)、故障箇所の特定を行う(ST2)。故障箇所が乗客コンベアの場合(ST3)、運転停止指令を出力回路14a、14bを介して制御手段1へ出力する(ST4)。運転停止指令を受けた制御手段1が駆動停止することにより乗客コンベアが停止する。故障箇所が監視手段10である場合(ST5)、低速運転指令を出力回路14a、14bを介して制御手段1へ出力する(ST6)。低速運転指令を受けた制御手段1が運転指令時より低速で駆動し、乗客コンベアは通常の運転速度より遅い低速で運転を開始する。低速運転指令出力後、乗客検出手段40が乗り込む乗客の有無を検出している間(ST8のYes)、乗客コンベアは低速で運転を継続する。乗客を検出しなくなった場合(ST8のNo)、運転停止指令を出力回路14a、14bを介して制御手段1へ出力する(ST4)。運転停止指令を受けた制御手段1が駆動停止することにより乗客コンベアが停止する。
(ハ)効果
第2の実施形態によれば、監視手段10が故障した場合において、乗客がいる間は故障していないもう一方の故障検出部で乗客コンベアを監視しながら低速で運転を継続するため、乗客の安全を確保した上で乗客コンベアの利用も継続でき、サービス低下を最小限に抑えることができる。また乗客がいない時に乗客コンベアを停止するため、停止時のショックによる乗客の転倒等を防ぐことができる。
(3)第3の実施形態
(イ)乗客コンベア及び監視手段10の構成
第3の実施形態において、乗客コンベアの構成は図4に示す第2の実施形態のものと同一である。監視手段10の構成は図2に示す第1及び第2の実施形態のものと同一である。
(ロ)マイクロプロセッサ12a、12bによる処理
図6は第3の実施形態におけるマイクロプロセッサ12a、12bによる処理のフローチャート図である。マイクロプロセッサ12a、12bは、入力回路11a、11bより入力される信号により故障を検出した場合(ST1のYes)、故障箇所の特定を行う(ST2)。故障箇所が乗客コンベアの場合(ST3)、運転停止指令を出力回路14a、14bを介して制御手段1へ出力する(ST4)。運転停止指令を受けた制御手段1が駆動停止することにより乗客コンベアが停止する。故障箇所が監視手段10である場合(ST5)、低速運転指令を出力回路14a、14bを介して制御手段1へ出力する(ST6)。低速運転指令を受けた制御手段1が運転指令時より低速で駆動し、乗客コンベアは通常の運転速度より遅い低速で運転を開始する。低速運転指令出力後、乗客検出手段40が乗り込む乗客の有無を検出する。乗客を検出している間(ST8のYes)、乗客コンベアは低速で運転を継続するが、低速運転時間が経過した場合(ST7のYes)、運転停止指令を出力回路14a、14bを介して制御手段1へ出力する(ST4)。乗客を検出しなくなった場合(ST8のNo)も、運転停止指令を出力回路14a、14bを介して制御手段1へ出力する(ST4)。運転停止指令を受けた制御手段1が駆動停止することにより乗客コンベアが停止する。
(ハ)効果
第3の実施形態によれば、監視手段10が故障した場合において、低速運転時間の間は乗客がいる限り故障していないもう一方の故障検出部で乗客コンベアを監視しながら低速で運転を継続するため、乗客の安全を確保した上で乗客コンベアの利用も継続でき、サービス低下を最小限に抑えることができる。また乗客が途切れない場合でも低速運転時間経過時に運転を停止することにより、想定される次の故障リスクを回避し安全を確保することができる。
(4)第4の実施形態
(イ)乗客コンベア及び監視手段10の構成
第4の実施形態の乗客コンベアの構成は、図1に示す第1の実施形態又は図4に示す第2の実施形態のいずれの実施形態のものと同一でも良い。
監視手段10の構成を図7に示す。基本的な構成は第1〜3の実施形態のものと同一である。ただしマイクロプロセッサ12の1つと接続され、当該マイクロプロセッサ12との間で情報の出入力が行われる通信手段15を有する。通信手段15は遠隔地に設けられた外部監視装置50との間で情報の送受信を行う。
(ロ)マイクロプロセッサ12a、12bによる処理
マイクロプロセッサ12a、12bによる処理は、図3に示す第1の実施形態、図5に示す第2の実施形態、図6に示す第3の実施形態のいずれと同一でも良い。
(ハ)外部監視装置50と通信手段15の作用
監視手段10に故障が発生した場合、通信手段15は監視手段10が検出した故障情報を外部監視装置50へ送信する。外部監視装置50は故障情報を受信すると保守員の有する情報受信機に故障の情報を送信する。保守員は故障した乗客コンベアへ到着するまでの予想時間(保守員到着予想時間)を外部監視装置50へ伝える。外部監視装置50は保守員到着予想時間を通信手段15を介して監視手段10へ送信する。
(ニ)効果
第4の実施形態によれば、遠隔地にいる保守員に迅速に故障情報を伝達することができるため、保守員が早急に現場へ赴き故障の対応をすることが可能となり、故障によるサービス低下を最小限に抑えることができる。また、現場にて保守員到着予想時間を知ることができる。
(5)第5の実施形態
(イ)乗客コンベア及び監視手段10の構成
第5の実施形態の乗客コンベアの構成は、図1に示す第1の実施形態又は図4に示す第2の実施形態のいずれの実施形態のものと同一でも良い。
監視手段10の構成は図7に示す第4の実施形態のものと同一である。
(ロ)マイクロプロセッサ12a、12bによる処理
マイクロプロセッサ12a、12bによる処理は図3に示す第1の実施形態又は図6に示す3の実施形態のいずれかと同一である。
(ハ)外部監視装置50と通信手段15の作用
監視手段10に故障が発生した場合、通信手段15は監視手段10が検出した故障情報を外部監視装置50へ送信する。外部監視装置50は故障情報を受信すると保守員の有する情報受送信機に故障の情報を送信する。情報受送信機が保守員の保守員到着予想時間の情報を外部監視装置50へ送信する。外部監視装置50は保守員到着予想時間を通信手段15を介して監視手段10へ送信する。
監視手段10は保守員到着予想時間を受信すると、その時間を低速運転時間として再設定する。
監視手段10が受信した保守員到着予想時間が予め設定された低速運転時間よりも長い場合、低速運転時間の再設定を行わないこともできる。
(ニ)効果
第5の実施形態によれば、保守員到着予想時間まで運転を継続させることができ、故障によるサービス低下を最小限に抑えることができる。
また、監視手段10が受信した保守員到着予想時間が予め設定された低速運転時間よりも長い場合に低速運転時間の再設定を行わないこととすれば、保守員が早期に現場に到着できない場合に、最初に設定した低速運転時間経過時に運転を停止させることができる。これにより、最初に設定した低速運転時間経過後も運転を継続した場合の次の故障リスクを防ぎ、安全を確保することができる。
(6)変更例
以上の実施形態では乗客コンベアについて説明したが、本発明は動く歩道等の乗客コンベアにも利用できる。
1…制御手段、2…検出手段、2a…検出手段、2b…検出手段、3…トラス、4a…スプロケット、4b…スプロケット、5…チェーン、6…踏段、7…欄干、8…ハンドレール、10…監視手段、11a…入力回路、11b…入力回路、12a…マイクロプロセッサ、12b…マイクロプロセッサ、13a…外部メモリ、13b…外部メモリ、14a…出力回路、14b…出力回路、15…通信手段、16a…故障検出部、16b…故障検出部、17a…自己診断部、17b…自己診断部、20…上階側機械室、30…下階側機械室、40…乗客検出手段、50…外部監視装置

Claims (3)

  1. 乗客コンベアの運転を制御する制御手段と、前記制御手段に運転指令を出力する監視手段と、前記乗客コンベアに乗り込む乗客を検出する乗客検出手段とを備え、
    前記監視手段は、
    前記乗客コンベアの故障を検出する故障検出部と、前記監視手段自身の故障を検出する自己診断部とを備え、
    前記乗客コンベアの故障を検出すると前記制御手段に前記乗客コンベアを停止させる運転停止指令を出力し、
    前記監視手段自身の故障を検出すると運転を継続し、前記乗客検出手段が乗客を検出しなくなった時に前記制御手段に前記運転停止指令を出力することを特徴とする乗客コンベアの安全装置。
  2. 乗客コンベアの運転を制御する制御手段と、前記制御手段に運転指令を出力する監視手段とを備え、
    前記監視手段は、
    前記乗客コンベアの故障を検出する故障検出部と、前記監視手段自身の故障を検出する自己診断部とを備え、
    前記乗客コンベアの故障を検出すると前記制御手段に前記乗客コンベアを停止させる運転停止指令を出力し、
    前記監視手段自身の故障を検出すると予め設定した時間が経過後に前記制御手段に前記運転停止指令を出力することを特徴とする乗客コンベアの安全装置を使用し、
    前記監視手段は遠隔地に設けられた外部監視装置との間で情報を受送信するための通信手段を備え、前記外部監視装置は、故障の情報を前記通信手段を介して前記監視手段から受信すると、保守員の有する情報受送信機へ前記故障の情報を送信するとともに、前記通信手段を介して前記監視手段へ保守員到着予想時間を送信し、前記監視手段は前記予め設定した時間を前記保守員到着予想時間に変更することを特徴とする乗客コンベアの安全システム。
  3. 前記到着予想時間が前記予め設定した時間より長い場合は前記予め設定した時間を変更しないことを特徴とする請求項に記載の乗客コンベアの安全システム。
JP2012002327A 2012-01-10 2012-01-10 乗客コンベアの安全装置及び安全システム Active JP5773893B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012002327A JP5773893B2 (ja) 2012-01-10 2012-01-10 乗客コンベアの安全装置及び安全システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012002327A JP5773893B2 (ja) 2012-01-10 2012-01-10 乗客コンベアの安全装置及び安全システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013142015A JP2013142015A (ja) 2013-07-22
JP5773893B2 true JP5773893B2 (ja) 2015-09-02

Family

ID=49038793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012002327A Active JP5773893B2 (ja) 2012-01-10 2012-01-10 乗客コンベアの安全装置及び安全システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5773893B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112016007120T5 (de) * 2016-08-05 2019-04-25 Mitsubishi Electric Corporation Sicherheitsüberwachungsgerät
KR102507147B1 (ko) * 2022-02-18 2023-03-06 김우섭 인공지능 기반의 운영 보조 시스템을 적용한 빌딩 자동 제어 시스템 및 그 운용 방법

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0747460B2 (ja) * 1990-03-02 1995-05-24 株式会社日立製作所 乗客コンペアの制御装置
JPH11130368A (ja) * 1997-10-28 1999-05-18 Hitachi Building Systems Co Ltd エスカレータの異常検出装置
JP4757863B2 (ja) * 2005-02-25 2011-08-24 三菱電機株式会社 エレベータ装置
CN1953926B (zh) * 2005-03-31 2010-05-05 三菱电机株式会社 电梯装置
JP5339705B2 (ja) * 2007-10-05 2013-11-13 株式会社日立製作所 エレベータの安全停止方法および安全停止システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013142015A (ja) 2013-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2616376B1 (en) Elevator safety system and method
US7533763B2 (en) Safety device, safety system, and method for supervising safety of an elevator system
JP5355597B2 (ja) エレベータ装置
CN103917471B (zh) 电梯安全控制装置
JP6173653B2 (ja) エレベータ安全システム
JP6272201B2 (ja) エレベータ
JP2020015626A (ja) エレベータ安全システム
JP2013180857A (ja) エレベータシステム
CN109311626B (zh) 多轿厢电梯的安全控制装置及安全控制方法
JPWO2007083374A1 (ja) エレベータの避難時管理装置
JP5773893B2 (ja) 乗客コンベアの安全装置及び安全システム
CN110775743A (zh) 部分重叠电梯群组之间的容量转移
CN113371569B (zh) 电梯安全系统
JP2007197172A (ja) エレベータの異常検出装置
JP6410684B2 (ja) エレベーター用冠水運転制御方法及びエレベーター用冠水運転制御システム
US20190330015A1 (en) Elevator safety system
KR100919548B1 (ko) 엘리베이터의 제어 장치 및 제어 방법
JP2006206245A (ja) エレベータ装置の信号伝送方法及びその方法を用いたエレベータ装置
CN112744660B (zh) 多轿厢电梯
JP5935433B2 (ja) エレベータの火災時運転システム
JP4935593B2 (ja) エレベータの地震時基準階帰着運転装置
CN114007972B (zh) 电梯系统
KR102236152B1 (ko) 엘리베이터의 원격 감시 시스템
CN112875483A (zh) 乘客输送机的链条松弛检测装置
JP2005343625A (ja) 乗客コンベアの非常停止装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140320

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150303

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150324

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150602

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150630

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Ref document number: 5773893

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150