JP5773132B2 - 過硫酸濃度の測定方法、過硫酸濃度測定装置、及び過硫酸供給装置 - Google Patents
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Description
これに対して、本願発明者等は、硫酸を電気分解して得られる過硫酸等の酸化性物質を含有した過硫酸含有硫酸溶液を洗浄液とし、該洗浄液を循環して使用する洗浄システムを提案している(例えば特許文献1及び2参照)。この洗浄システムでは、薬液使用量及び廃液量を削減すると同時に高い洗浄効果を得ることができる。
さらには、導電性ダイヤモンド電極を用いて過硫酸含有硫酸溶液中の過硫酸濃度を測定する過硫酸濃度測定装置が提案されている(例えば特許文献7参照)。
ボルタンメトリには、電極として、作用極、参照極、及び対極の3電極、又は作用極及び参照極兼対極の2電極を用いることができる。ボルタンメトリに用いられる電極の材質は特に限定されるものではないが、中でも、導電性ダイヤモンド電極は、化学的安定性が高く、例えば硫酸濃度60〜97質量%の溶液に対しても溶解することなく安定した電極性能を示す。したがって、過硫酸含有硫酸溶液を測定対象とする本発明においては、ボルタンメトリに用いる電極のうち、少なくとも作用極が導電性ダイヤモンド電極であることが好ましく、作用極及び対極が導電性ダイヤモンド電極であることがより好ましい。
本発明では、ボルタンメトリを用いて、参照極に対する作用極の電位が還元電位の範囲において予め設定した負の電位であるときの応答電流を測定し、測定された第1の電流値から過硫酸含有硫酸溶液中の全酸化剤濃度を求める。第1の電流値としては、具体的には例えば応答電流の電流密度を用いることができる。なお、予め設定した負の電位は、NHEの電位を基準として−0.5〜−2.0Vであることが好ましい。
本発明では、ボルタンメトリを用いて、参照極に対する作用極の電位が酸化電位の範囲において予め設定した正の電位であるときの応答電流を測定し、測定された第2の電流値から過硫酸含有硫酸溶液中の過酸化水素濃度を求める。第2の電流値としては、具体的には例えば応答電流の電流密度を用いることができる。なお、予め設定した正の電位は、NHEの電位を基準として+1.0〜+2.5Vであることが好ましく、下限はさらに+1.5Vが一層好ましい。
また、参照極に対する作用極の電位の掃引速度は、50〜1000mV/秒に設定することが好ましい。これは、掃引速度が遅すぎると、電気分解が進行して電極表面で酸素や水素の気泡が発生して電極表面に付着し、その結果、測定誤差が生じるおそれがあり、また、掃引速度が速すぎると、検出感度が低下するおそれがあるためである。
したがって、使用する測定装置について、過硫酸含有硫酸溶液の温度や流速等の異なる条件毎に、上記相関関係を予め求めておくことが好ましい。あるいは、上記相関関係を予め求めた過硫酸含有硫酸溶液の温度や流速等の条件下で、過硫酸濃度の測定を行うことが好ましい。これにより、より精度の高い過硫酸濃度の測定を実現することができる。上記相関関係については、実施形態において詳述する。
本発明の一実施形態の過硫酸濃度測定装置を図1〜4に基づき説明する。
図1に示すように、本実施形態の過硫酸濃度測定装置1は、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)で構成された直方体状の測定セル2に組み込まれる作用極3a、参照極3b、及び対極3cと、各電極に接続されたポテンショスタット4と、ポテンショスタット4による測定結果を処理する酸化剤濃度判定部5及び過硫酸濃度判定部6とを有している。
測定セル2には、下部に流入口、上部に流出口があり、それぞれ過硫酸含有硫酸溶液を供給する供給管2a、返送管2bが接続されている。
まず、測定セル2内に過硫酸含有硫酸溶液が流入することにより、作用極3a、参照極3b、及び対極3cが過硫酸含有硫酸溶液に接液する。過硫酸含有硫酸溶液は、例えば硫酸濃度60〜97質量%の硫酸溶液を電気分解することにより得られたものである。
また、ポテンショスタット4による応答電流の測定では、参照極3bに対する作用極3aの電位が酸化電位の範囲において予め設定した正の電位であるときの応答電流を測定する。予め設定した正の電位は、NHEの電位を基準として例えば+1.0V(好ましくは+1.5V)〜+2.5Vとする。
以下、応答電流の電流値と各濃度との相関関係について実験例に言及しつつ詳述する。
サイクリックボルタンメトリによる測定では、作用極及び対極ともに導電性ダイヤモンド電極を使用し、参照極にHg/Hg2SO4電極を使用した。また、ポテンショスタットには電位掃引ユニットを接続して参照極に対する作用極の電位の掃引を行い、各電位における電流量から電流密度を算出した。参照極に対する作用極の電位の掃引範囲はNHEの電位を基準として−1.8〜+2.2Vとし、掃引速度は100mV/秒とした。測定時の過硫酸含有硫酸溶液の温度は、いずれの場合も25℃とした。
また、上記サイクリックボルタンメトリによる測定とともに、ヨウ素滴定法により全酸化剤濃度を測定し、過マンガン酸カリウム滴定法により過酸化水素濃度を測定した。
図2から明らかなように、硫酸溶液の電気分解における投入電流量が大きくなるほど、還元電位側及び酸化電位側のいずれにおいても、応答電流の電流密度の絶対値が大きくなることが分かる。
図3(a)から明らかなように、全酸化剤濃度と還元電位側における応答電流の電流密度との間には、ほぼ比例する相関関係があることが分かる。また、図3(b)から明らかなように、過酸化水素濃度と酸化電位側における応答電流の電流密度との間にも、ほぼ比例する相関関係があることが分かる。
図4(a)及び図4(b)から明らかなように、電気分解を行う硫酸溶液の硫酸濃度の範囲60〜96質量%において、全酸化剤濃度と還元電位側における応答電流の電流密度との間、及び過酸化水素濃度と酸化電位側における応答電流の電流密度との間のそれぞれに、ほぼ比例する相関関係があることが分かる。
また、参照極3bに対する作用極3aの電位が酸化電位の範囲において予め設定した正の電位であるときの応答電流の電流値と過酸化水素濃度との相関関係も、前記実験データ等により予め求められており、酸化剤濃度判定部5の記憶部5aに格納されている。酸化剤濃度判定部5では、記憶部5aに格納された相関関係に基づき、ポテンショスタット4により測定された前記正の電位であるときの応答電流の電流値から過酸化水素濃度が求められる。
次に、本発明の過硫酸供給装置の一実施形態に相当するバッチ式硫酸リサイクル型洗浄システムを図5に基づき説明する。図5は、本実施形態のバッチ式硫酸リサイクル型洗浄システムを示す概略図である。なお、上記実施形態1と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略し又は簡略化する。
本実施形態のバッチ式硫酸リサイクル型洗浄システムは、上記図1に示す実施形態1の過硫酸濃度測定装置1により、以下に説明するように、使用先である洗浄槽10へ送液される過硫酸含有硫酸溶液中の過硫酸濃度が洗浄槽10への供給に先立って測定されるものである。
また、戻り循環ライン13は、ポンプ16の下流側、冷却器17の上流側で分岐路13aに分岐して、分岐路13aがポンプ15の下流側で送り循環ライン12に接続されている。分岐路13aには、戻り循環ライン13側から送り循環ライン12側に向かって加熱器18及びフィルタ19が順次介設されている。
濃度測定用分岐路22aには、上記図1に示す過硫酸濃度測定装置1の測定セル2が介設されている。測定セル2には、濃度測定用分岐路22aを流れる過硫酸含有硫酸溶液が通液されて、該過硫酸含有硫酸溶液について過硫酸濃度測定装置1による過硫酸濃度の測定が行われるようになっている。
この洗浄システムでは、貯留槽21に貯留された硫酸溶液がポンプ24によって送り循環ライン22を通じて電解装置26に送液される。この際、硫酸溶液は、冷却器25によって電解に好適な温度に冷却される。電解装置26では、硫酸溶液中の硫酸が電解され、酸化性物質として過硫酸(ペルオキソ一硫酸、ペルオキソ二硫酸)、オゾン、及び過酸化水素が生成され、過硫酸含有硫酸溶液となって戻り循環ライン23を通して貯留槽21に送液されて貯留される。循環ライン23に介設された気液分離器27では、過硫酸含有硫酸溶液中の酸素、水素、オゾン等の気体成分が除去される。
なお、電解に供される硫酸溶液の硫酸濃度は、前記電解装置26における電解効率、レジスト等の分解効率等の点から、60〜97質量%が好ましく、75〜96質量%がより好ましく、80〜96質量%が更に好ましい。
一方、既に洗浄槽10で洗浄に使用された過硫酸含有硫酸溶液は、ポンプ16によって戻り循環ライン13を通じて送液され、一部は冷却器17で冷却されて前記貯留槽21に送液される。他部は、分岐路13aを通り、加熱器18で加熱された後、貯留槽21から送られる前記過硫酸含有硫酸溶液と合流して、洗浄液として洗浄槽10に送液される。この際、分岐路13aに介設されたフィルタ19では、加熱された過硫酸含有硫酸溶液中に含まれる微粒子が捕捉されて過硫酸含有硫酸溶液から除去される。
過硫酸濃度測定装置1により過硫酸濃度が測定された過硫酸含有硫酸溶液は、濃度測定用分岐路22aを通じて貯留槽21に返送される。
次に、本発明の他の実施形態のバッチ式硫酸リサイクル型洗浄システムを図6に基づき説明する。図6は、本実施形態のバッチ式硫酸リサイクル型洗浄システムを示す概略図である。なお、上記実施形態1及び2と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略し又は簡略化する。
本実施形態のバッチ式硫酸リサイクル型洗浄システムは、上記図1に示す実施形態1の過硫酸濃度測定装置1を設置する箇所以外は、上記図5に示す実施形態2のバッチ式硫酸リサイクル型洗浄システムと同様の構成を有している。この洗浄システムは、過硫酸濃度測定装置1により、以下に説明するように、洗浄槽10での使用後の過硫酸含有硫酸溶液中の過硫酸濃度が測定されるものである。
濃度測定用分岐路13bには、上記図1に示す過硫酸濃度測定装置1の測定セル2が介設されている。測定セル2には、濃度測定用分岐路13bを流れる過硫酸含有硫酸溶液が通液されて、該過硫酸含有硫酸溶液について過硫酸濃度測定装置1による過硫酸濃度の測定が行われるようになっている。
上記図6に示す洗浄システムでは、洗浄槽10内の過硫酸含有硫酸溶液が、ポンプ16によって戻り循環ライン13及び濃度測定用分岐路13bを通じて、過硫酸濃度測定装置1の測定セル2に送液される。測定セル2に送液された過硫酸含有硫酸溶液は、上記のように過硫酸濃度測定装置1により過硫酸濃度が測定される。過硫酸濃度測定装置1による過硫酸濃度の測定は、例えば、必要に応じて適時に行ってもよいし、連続的に又は一定間隔で断続的に行ってもよい。
過硫酸濃度測定装置1により過硫酸濃度が測定された過硫酸含有硫酸溶液は、濃度測定用分岐路13bを通じて貯留槽21に返送される。
次に、本発明の更に他の実施形態の枚葉式硫酸リサイクル型洗浄システムを図7に基づき説明する。図7は、本実施形態の枚葉式硫酸リサイクル型洗浄システムを示す概略図である。なお、上記実施形態1〜3と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略し又は簡略化する。
上記実施形態2及び3では、バッチ式硫酸リサイクル型洗浄システムに上記図1に示す実施形態1の過硫酸濃度測定装置を設置する場合について説明したが、枚葉式硫酸リサイクル型洗浄システムにも上記図1に示す実施形態1の過硫酸濃度測定装置1を設置してもよい。
本実施形態では、枚葉式硫酸リサイクル型洗浄システムに上記図1に示す実施形態1の過硫酸濃度測定装置1を設置した場合について説明する。なお、本実施形態の枚葉式硫酸リサイクル型洗浄システムは、上記図1に示す実施形態1の過硫酸濃度測定装置1により、以下に説明するように、使用先である枚葉式洗浄装置35へ送液される過硫酸含有硫酸溶液中の過硫酸濃度が枚葉式洗浄装置35への供給に先立って測定されるものである。
濃度測定用分岐路22aには、上記図1に示す過硫酸濃度測定装置1の測定セル2が介設されている。測定セル2には、濃度測定用分岐路22aを流れる過硫酸含有硫酸溶液が通液されて、該過硫酸含有硫酸溶液について過硫酸濃度測定装置1による過硫酸濃度の測定が行われるようになっている。
貯留槽21には、硫酸溶液が、送り循環ライン22を通して電解装置26に供給できるように貯留されている。前記硫酸溶液は、ポンプ24により送液され、冷却器25で電解に好適な温度に調整されて電解装置26の入液側に導入される。電解装置26では、硫酸溶液中の硫酸が電解され、酸化性物質として過硫酸(ペルオキソ一硫酸、ペルオキソ二硫酸)、オゾン、及び過酸化水素が生成され、過硫酸含有硫酸溶液となって戻り循環ライン23を通して貯留槽21に送液されて貯留される。
なお、電解に供される硫酸濃度は、前記と同様に電解装置26における電解効率、レジスト等の分解効率等の点から、60〜97質量%が好ましく、75〜96質量%がより好ましく、80〜96質量%が更に好ましい。
このようなシステムの動作によって、枚葉式洗浄装置35に洗浄液として過硫酸含有硫酸溶液を連続して供給する。
過硫酸濃度測定装置1により過硫酸濃度が測定された過硫酸含有硫酸溶液は、濃度測定用分岐路22aを通じて貯留槽21に返送される。
次に、本発明の更に他の実施形態の枚葉式硫酸リサイクル型洗浄システムを図8に基づき説明する。図8は、本実施形態の枚葉式硫酸リサイクル型洗浄システムを示す概略図である。なお、上記実施形態1〜4と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略し又は簡略化する。
本実施形態の枚葉式硫酸リサイクル型洗浄システムは、上記図1に示す実施形態1の過硫酸濃度測定装置1を設置する箇所以外は、上記図7に示す実施形態4の枚葉式硫酸リサイクル型洗浄システムと同様の構成を有している。この洗浄システムは、過硫酸濃度測定装置1により、以下に説明するように、枚葉式洗浄装置35での使用後の過硫酸含有硫酸溶液中の過硫酸濃度が測定されるものである。
濃度測定用分岐路40aには、上記図1に示す過硫酸濃度測定装置1の測定セル2が介設されている。測定セル2には、濃度測定用分岐路40aを流れる過硫酸含有硫酸溶液が貯留されて、該過硫酸含有硫酸溶液について過硫酸濃度測定装置1による過硫酸濃度の測定が行われるようになっている。
上記図8に示す洗浄システムでは、分解槽41内の過硫酸含有硫酸溶液が、ポンプ42によって還流ライン40及び濃度測定用分岐路40aを通じて、過硫酸濃度測定装置1の測定セル2に送液される。測定セル2に送液された過硫酸含有硫酸溶液は、上記のように過硫酸濃度測定装置1により過硫酸濃度が測定される。過硫酸濃度測定装置1による過硫酸濃度の測定は、例えば、必要に応じて適時に行ってもよいし、連続的に又は一定間隔で断続的に行ってもよい。
過硫酸濃度測定装置1により過硫酸濃度が測定された過硫酸含有硫酸溶液は、濃度測定用分岐路40aを通じて貯留槽21に返送される。
次に、本発明の更に他の実施形態のバッチ式硫酸リサイクル型洗浄システムを図9に基づき説明する。図9は、本実施形態のバッチ式硫酸リサイクル型洗浄システムを示す概略図である。なお、上記実施形態1〜5と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略し又は簡略化する。
上記実施形態2〜5においては、過硫酸濃度測定装置1により測定される過硫酸濃度が所定の値に達していないときに警告信号を出力する警告信号出力部を設けてもよい。
本実施形態のバッチ式硫酸リサイクル型洗浄システムは、上記図5に示す実施形態2のバッチ式硫酸リサイクル型洗浄システムにおいて、上記警告信号を出力する警告信号出力部50が更に設けられたものである。
警告信号出力部50は、硫酸濃度測定装置1から送信される過硫酸濃度の測定結果を参照し、過硫酸濃度測定装置1により測定される過硫酸濃度が所定の値に達していないときに警告信号を出力するようになっている。
警告信号出力部50には、図示しない警告表示部又は警告発報部が接続され、警告信号出力部50が出力した警告信号が警告表示部又は警告発報部に送信されるようになっている。
上記図9に示す洗浄システムでは、上記図5に示す洗浄システムと同様に、過硫酸含有硫酸溶液により電子材料20の洗浄が行われる。
電子材料20の洗浄の間、過硫酸濃度測定装置1では、過硫酸含有硫酸溶液中の過硫酸濃度が連続的に又は一定間隔で断続的に測定される。測定された過硫酸濃度は、警告信号出力部50に送信される。
次に、本発明の更に他の実施形態のバッチ式硫酸リサイクル型洗浄システムを図10に基づき説明する。図10は、本実施形態のバッチ式硫酸リサイクル型洗浄システムを示す概略図である。なお、上記実施形態1〜6と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略し又は簡略化する。
上記実施形態2〜6においては、過硫酸濃度測定装置1により測定される過硫酸濃度に基づき、電解装置26における電気分解への投入電流量を制御してもよい。投入電流量を制御することにより、電解装置26において、硫酸溶液の電気分解により得られる過硫酸含有硫酸溶液中の過硫酸濃度を調整して濃度管理を行うことができ、過硫酸含有硫酸溶液の洗浄効果を調整することができる。
図10に示すように、過硫酸濃度測定装置1には、制御部51が接続され、過硫酸濃度測定装置1による過硫酸濃度の測定結果が、過硫酸濃度測定装置1から制御部51に送信されるようになっている。
制御部51には、電解装置26に接続されており、電解装置26における投入電流量を制御する制御信号が制御部51から電解装置26に送信されるようになっている。
上記図10に示す洗浄システムでは、上記図5に示す洗浄システムと同様に、過硫酸含有硫酸溶液により電子材料20の洗浄が行われる。
電子材料20の洗浄の間、過硫酸濃度測定装置1では、過硫酸含有硫酸溶液中の過硫酸濃度が連続的に又は一定間隔で断続的に測定される。測定された過硫酸濃度は、制御部51に送信される。
図10に示す洗浄システムを用い、貯留槽21から送液されて濃度測定用分岐路22aを流れる過硫酸含有硫酸溶液中の過硫酸濃度を、過硫酸濃度測定装置1により一定間隔で断続的に測定した。過硫酸濃度測定装置1における作用極3a及び対極3cにはともに電極面にホウ素をドーピングした導電性ダイヤモンド電極を用い、参照極3bにはHg/Hg2SO4電極を用いた。作用極3aの電極面積は20cm2であった。また、作用極3aの電位の掃引速度は100mV/秒とした。また、全酸化剤濃度及び過酸化水素濃度と、過硫酸濃度測定装置1により測定される参照極3bに対する作用極3aの電位がNHEの電位を基準として−1.5V及び+2.0Vであるときの応答電流の電流密度との相関関係を予め求めておき、該相関関係に基づき上記過硫酸含有硫酸溶液中の過硫酸濃度を30分間隔で断続的に測定した。
また、電解装置26における電気分解への投入電流は次のように設定した。まず、電解装置26の連続運転時間のうち、0〜10時間までは投入電流は50A一定とした。その後の10〜20時間は、過硫酸濃度が50mM as Oになるように、制御部51により濃度測定の結果に基づき投入電流にフィードバック制御をかけて稼働した。
なお、洗浄システムの各部における過硫酸含有硫酸溶液の流量、液温その他の運転条件は以下に示すとおりである。
硫酸濃度:84〜86質量%
電解装置循環流量:10L/分
電解装置入口温度:50〜55℃
過硫酸含有硫酸溶液の流量:1.5L/分
過硫酸含有硫酸溶液の液温度:60〜65℃
洗浄槽循環流量:20L/分
洗浄槽内液温度:140℃
このように、過硫酸濃度測定装置1を設置することにより安定したウエハの洗浄処理を実現するとともに、電解装置26における過剰な電流投入を抑えることができ、洗浄システムの稼働に要する電気エネルギーを削減することができた。
過硫酸濃度測定装置1及び制御部51が設けられていない点を除き、実施例1と同様の洗浄システムを用い、貯留槽21内の過硫酸含有硫酸溶液中の過硫酸濃度をヨウ素滴定法と過マンガン酸カリウム滴定法とを利用した濃度測定法により、溶液をサンプリングして自動測定した。なお、この測定方法では、ヨウ素滴定法により求められた全酸化剤濃度と過マンガン酸カリウム滴定法により求められた過酸化水素濃度の差を過硫酸濃度として算出した。また、この測定方法では、サンプリングラインの洗浄、滴定試薬の添加、滴定終点の検出、及び濃度測定後の溶液の排出等に時間を要するため、2時間毎に濃度測定を行った。
また、電解装置26における電気分解への投入電流は次のように設定した。まず、実施例1と同様に、電解装置26の連続運転時間のうち、0〜10時間までは投入電流は50A一定とした。その後の10〜20時間は過硫酸濃度が50mM as Oになるように、上記滴定法による濃度測定の結果に基づき投入電流にフィードバック制御をかけて稼働した。
なお、洗浄システムの各部における過硫酸含有硫酸溶液の流量、液温その他の運転条件は実施例1と同様である。
しかしながら、実施例1と比較して、比較例1では、電解装置26における投入電流がばらついて十分に低減されず、洗浄システムの稼働に要する電気エネルギーの削減効果は小さかった。また、ヨウ化カリウムやチオ硫酸ナトリウムを含有する濃度測定後の廃液が10L程度、過マンガン酸カリウムを含有する濃度測定後の廃液が8L程度それぞれ発生した。
2 測定セル
2a 供給管
2b 返送管
3a 作用極
3b 参照極
4 ポテンショスタット
5 酸化剤濃度判定部
5a 記憶部
6 過硫酸濃度判定部
13b 濃度測定用分岐路
22a 濃度測定用分岐路
26 電解装置
40a 濃度測定用分岐路
50 警告信号出力部
51 制御部
Claims (13)
- 過硫酸含有硫酸溶液に参照極及び作用極を接液して前記参照極に対する前記作用極の電位を掃引して応答電流を測定するボルタンメトリにより前記過硫酸含有硫酸溶液中の過硫酸濃度を測定する方法であって、
前記作用極の電位が予め設定した負の電位にあるときの前記応答電流を測定し、測定された第1の電流値に基づいて前記過硫酸含有硫酸溶液に含まれる全酸化剤の濃度を求め、
前記作用極の電位が予め設定した正の電位にあるときの前記応答電流を測定し、測定された第2の電流値に基づいて前記過硫酸含有硫酸溶液に含まれる過酸化水素の濃度を求め、
前記全酸化剤濃度と前記過酸化水素濃度との差を前記過硫酸濃度とすることを特徴とする過硫酸濃度の測定方法。 - 前記ボルタンメトリに用いる電極のうち、少なくとも前記作用極が導電性ダイヤモンド電極であることを特徴とする請求項1記載の過硫酸濃度の測定方法。
- 前記過硫酸含有硫酸溶液が、硫酸濃度60〜97質量%の硫酸溶液を電気分解したものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の過硫酸濃度の測定方法。
- 前記設定した負の電位が、標準水素電極の電位を基準として−0.5〜−2.0Vであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の過硫酸濃度の測定方法。
- 前記設定した正の電位が、標準水素電極の電位を基準として+1.5〜+2.5Vであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の過硫酸濃度の測定方法。
- 前記作用極の電位の掃引速度が50〜1000mV/秒であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の過硫酸濃度の測定方法。
- 前記作用極の電位が予め設定した負の電位にあるときの、前記応答電流の電流値と前記過硫酸含有硫酸溶液に含まれている前記全酸化剤濃度との相関関係を予め求めておき、全酸化剤濃度に関する前記相関関係に基づいて前記第1の電流値から前記全酸化剤濃度を求め、
前記作用極の電位が予め設定した正の電位にあるときの、前記応答電流の電流値と前記過硫酸含有硫酸溶液に含まれている前記過酸化水素濃度との相関関係を予め求めておき、過酸化水素濃度に関する前記相関関係に基づいて前記第2の電流値から前記過酸化水素濃度を求めることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の過硫酸濃度の測定方法。 - 過硫酸含有硫酸溶液中の過硫酸濃度を測定する過硫酸濃度測定装置であって、
前記過硫酸含有硫酸溶液に接液される作用極及び参照極と、
前記参照極に対する前記作用極の電位を掃引する電位掃引部と、
前記電位掃引部により前記作用極の電位を掃引した際の応答電流を測定する電流測定部と、
前記作用極の電位情報と前記電流測定部による応答電流の測定結果とを受け、前記作用極の電位が予め設定した負の電位にあるときに前記電流測定部により測定された第1の電流値に基づいて前記過硫酸含有硫酸溶液に含まれる全酸化剤の濃度を求めるとともに、前記作用極の電位が予め設定した正の電位であるときに前記電流測定部により測定された第2の電流値に基づいて前記過硫酸含有硫酸溶液に含まれる過酸化水素の濃度を求める酸化剤濃度判定部と、
前記酸化剤濃度判定部で求められた前記全酸化剤濃度と前記過酸化水素濃度との差を前記過硫酸濃度として判定する過硫酸濃度判定部と、を有することを特徴とする過硫酸濃度測定装置。 - 前記作用極の電位が予め設定した負の電位にあるときの、前記応答電流の電流値と前記過硫酸含有硫酸溶液に含まれている前記全酸化剤濃度との相関関係と、前記作用極の電位が予め設定した正の電位にあるときの、前記応答電流の電流値と前記過硫酸含有硫酸溶液に含まれている前記過酸化水素濃度との相関関係とを記憶する記憶部を有し、
前記酸化剤濃度判定部は、前記第1の電流値および前記第2の電流値に応じて前記記憶部に記憶されている各相関関係を参照して、前記全酸化剤の濃度と前記過酸化水素の濃度とを求めることを特徴とする請求項8記載の過硫酸濃度測定装置。 - 過硫酸含有硫酸溶液を使用先に供給する過硫酸供給装置であって、
前記過硫酸含有硫酸溶液に含まれる過硫酸の濃度を測定する請求項8又は9に記載の過硫酸濃度測定装置を備えることを特徴とする過硫酸供給装置。 - 前記過硫酸濃度測定装置により測定される前記過硫酸濃度が所定の値に達していないときに警告信号を出力する警告信号出力部を有することを特徴とする請求項10記載の過硫酸供給装置。
- 前記過硫酸含有硫酸溶液の一部を分岐して前記過硫酸濃度測定装置に供給するとともに、前記過硫酸濃度測定装置により前記過硫酸濃度が測定された前記過硫酸含有硫酸溶液を前記過硫酸含有硫酸溶液の残部に返送する濃度測定用分岐路を有することを特徴とする請求項10又は11に記載の過硫酸供給装置。
- 硫酸溶液を電気分解して前記過硫酸含有硫酸溶液を得る電気分解部と、
前記過硫酸濃度測定装置により測定される前記過硫酸濃度に基づき、前記電気分解部における電気分解への投入電流量を制御する制御部とを有することを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に記載の過硫酸供給装置。
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