JP5772820B2 - プローブ及びその使用方法 - Google Patents

プローブ及びその使用方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5772820B2
JP5772820B2 JP2012511662A JP2012511662A JP5772820B2 JP 5772820 B2 JP5772820 B2 JP 5772820B2 JP 2012511662 A JP2012511662 A JP 2012511662A JP 2012511662 A JP2012511662 A JP 2012511662A JP 5772820 B2 JP5772820 B2 JP 5772820B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder member
inner cylinder
probe
outer cylinder
transmission window
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012511662A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2011132664A1 (ja
Inventor
藤原 勝巳
勝巳 藤原
桂田 弘之
弘之 桂田
夏野 靖幸
靖幸 夏野
純一 城野
純一 城野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2012511662A priority Critical patent/JP5772820B2/ja
Publication of JPWO2011132664A1 publication Critical patent/JPWO2011132664A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5772820B2 publication Critical patent/JP5772820B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00064Constructional details of the endoscope body
    • A61B1/00071Insertion part of the endoscope body
    • A61B1/0008Insertion part of the endoscope body characterised by distal tip features
    • A61B1/00082Balloons
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00064Constructional details of the endoscope body
    • A61B1/00071Insertion part of the endoscope body
    • A61B1/00078Insertion part of the endoscope body with stiffening means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00064Constructional details of the endoscope body
    • A61B1/00071Insertion part of the endoscope body
    • A61B1/0008Insertion part of the endoscope body characterised by distal tip features
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00064Constructional details of the endoscope body
    • A61B1/00071Insertion part of the endoscope body
    • A61B1/0008Insertion part of the endoscope body characterised by distal tip features
    • A61B1/00096Optical elements
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/04Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor combined with photographic or television appliances
    • A61B1/043Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor combined with photographic or television appliances for fluorescence imaging
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B23/00Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices
    • G02B23/24Instruments or systems for viewing the inside of hollow bodies, e.g. fibrescopes
    • G02B23/2407Optical details
    • G02B23/2423Optical details of the distal end

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Astronomy & Astrophysics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Endoscopes (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)

Description

本発明は、生体組織の測定対象部位に照射光を照射して測定対象部位から放射される放射光を受光するための光学系を備えて当該放射光を測定するためのプローブ及びその使用方法に関する。
従来、生体組織の測定対象部位へ励起光などの照射光を照射し、この照射光によって生体組織や、予め生体に注入しておいた薬物から発生する蛍光などの放射光を検出するプローブが開発されており、生体組織の変性や癌等の疾患状態(例えば、疾患の種類や浸潤範囲)の診断に用いられている。
このようなプローブには、光源装置からの照射光を導光して生体の測定対象部位に照射し病変部から放射される放射光を受光し、分析装置に導光するために光ファイバ、プリズム等の光学系が構成される。
そのため、周辺環境や光源装置のコンディション、交換使用されるプローブの個体差等によって、測定対象部位の条件が同一であっても、分析装置によって検出される光の特性が異なってくるという問題があり、これを解消するために、測定に先立ってキャリブレーションを行う必要がある。
キャリブレーションとは、光照射と受光を行うための測光部の校正のことである。
キャリブレーションを行うためには、例えば、所定の波長の光が照射されると所定強度の光が放射される一定の特性を有したキャリブレーション参照部材を冶具などの形態で別途用意しておき、この冶具を装置本体に装着し、キャリブレーション参照部材に対して光照射を行い放射光を受光することで測定値を得て、この測定値の規定値からのずれ分を差し引く計測上の設定を行う、という手順を採ることが考えられる(特許文献1参照)。
また、このプローブは、生体内の管腔へ挿入されて使用されるものであるが、その挿入過程において先端部に管腔内の粘液等が付着してしまうことがある。プローブの先端部には照射光や放射光の出入射部が設けられているため、この先端部に粘液等が付着してしまうと照射光の照射や放射光の検出に支障をきたすおそれがある。
そこで、液体が流通可能なチャンネルをプローブに沿って先端部まで設け、プローブの先端部を観察対象部位まで移動させた後に、このチャンネルから洗浄液を噴出させて先端部の粘液等を除去する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−140056号公報 特開2003−126019号公報
しかし、以上の従来技術においては、キャリブレーションのための参照部材を別途準備する必要があるため、キャリブレーションのための冶具の着脱が必要となるなど操作が煩雑になりやすい。また、キャリブレーションのための参照部材が別体であるため、汚染や破損等の可能性があるし、装置本体への装着不良の可能性もあり、正しくキャリブレーションを行えなくなる恐れがあった。
また、一般に生体の粘液の付着は強固なものであるうえに、生体に害を及ぼさないよう洗浄液の噴射圧力や液体種別が限定されるため、このような洗浄液の噴射では一度付着した粘液を十分に除去することは難しく、励起光の照射不良や蛍光の検出不良のおそれを払拭することができない。
また、鼻からプローブを挿入するなどして、被験者の負担を軽減する観点からは、プローブは細くしなやかであることが求められる。このため、プローブはできる限り簡素な構成でなければならない。従って、洗浄液を使わない他の清掃手段を配設するのは容易ではなく、特に、励起光照射と蛍光受光を行う機構に加えて、観察対象部位を撮影するための撮像素子やレンズを含む撮像装置を設ける場合、他の清掃手段を設けるのはさらに難しい。
本発明は以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、生体組織の測定対象部位に照射光を照射して測定対象部位から放射される放射光を受光するための光学系を備えた当該放射光を測定するためのプローブであって、キャリブレーション用の参照部材を別途準備することなく、確実にキャリブレーションを行うことができるプローブ及びその使用方法を提供することを課題とする。
また本発明は、構成を複雑にすることなく、粘液等の付着に起因する照射光の照射不良や放射光の検出不良を防止することのできるプローブの提供を課題とする。
以上の課題を解決するための請求項1記載の発明は、生体内の管腔へ挿入される先端部から照射光を生体組織の観察対象部位へ照射するとともに、この照射光に起因して前記観察対象部位から放射される放射光を先端部に受光し生体外に配置される基端部に導くプローブにおいて、
前記照射光の照射及び前記放射光の受光を行う光学系を収容するとともに、前記先端部に配置される周面に前記照射光及び前記放射光を透過させる透過窓が形成された内筒部材と、
前記内筒部材の外周面を覆うとともに、当該内筒部材に対して少なくとも長手方向へ相対移動可能な外筒部材と、
を備えて前記内筒部材と前記外筒部材とで前記先端部から基端部まで続く二重円筒構造を成して基端部で前記長手方向への相対移動の操作が可能にされ
前記外筒部材は、前記内筒部材に対する長手方向への相対移動に伴って当該外筒部材の先端開口からの前記透過窓の露出及び前記透過窓の遮蔽が可能であり、また、当該外筒部材は、前記内筒部材に対する相対移動に伴って前記透過窓のうち少なくとも前記照射光及び前記放射光が透過する領域を清掃する清掃部材を有することを特徴とするプローブである。
請求項2記載の発明は、前記清掃部材は、前記内筒部材と前記外筒部材との長手方向への相対移動に伴って前記透過窓を清掃することを特徴とする請求項1に記載のプローブである。
請求項3記載の発明は、前記内筒部材及び前記外筒部材は、回動により周方向へ相対移動可能であり、
前記清掃部材は、前記内筒部材と前記外筒部材との周方向への相対移動に伴って前記透過窓を清掃することを特徴とする請求項1に記載のプローブである。
請求項4記載の発明は、前記内筒部材に収容され、当該内筒部材の周面に透明部材で形成された第一の撮像窓を介して管腔内を撮像可能な撮像装置を備え、
前記外筒部材は、前記内筒部材に対する長手方向への相対移動に伴って前記透過窓及び前記第一の撮像窓の露出及び遮蔽が可能であり、
前記清掃部材は、前記内筒部材と前記外筒部材との相対移動に伴って前記透過窓及び前記第一の撮像窓を清掃することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のプローブである。
請求項5記載の発明は、前記内筒部材に収容され、当該内筒部材の周面に透明部材で形成された第一の撮像窓を介して管腔内を撮像可能な撮像装置を備え、
前記外筒部材は、前記内筒部材に対する長手方向への相対移動に伴って前記第一の撮像窓の露出及び遮蔽が可能であるとともに、前記透過窓及び前記第一の撮像窓を遮蔽した状態において前記第一の撮像窓を遮蔽する部分に透明部材からなる第二の撮像窓を有することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のプローブである。
請求項6記載の発明は、前記透過窓は、前記撮像装置の撮像範囲内に配設されていることを特徴とする請求項4又は5に記載のプローブである。
請求項7記載の発明は、前記内筒部材は、前記透過窓よりも先端側の所定部分の外径が前記外筒部材の開口径よりも大きく形成され、当該先端側の所定部分が常態で前記外筒部材から露出していることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のプローブである。
請求項8記載の発明は、前記内筒部材の外周面には、当該内筒部材と前記外筒部材との相対移動に伴う前記清掃部材の移動範囲内に、少なくとも一つの凹部が形成されていることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載のプローブである。
請求項9記載の発明は、前記外筒部材には、液体を流通可能なチャンネルが長手方向に沿って形成され、
当該チャンネルの先端部には、前記透過窓に対して液体を吐出可能な噴出口が設けられていることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載のプローブである。
請求項10に記載の発明は、前記内筒部材と前記外筒部材との間隙に液体を流通可能なように構成されていることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載のプローブである
請求項11に記載の発明は、前記外筒部材と一体的に形成されたものであることを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載のプローブである
請求項12に記載の発明は、前記清掃部材は、弾性体,発泡体,フェルト又は布からなることを特徴とする請求項1〜11の何れか一項に記載のプローブである
請求項13に記載の発明は、前記透過窓の表面には、撥水性コート又は親水性コートが被膜されていることを特徴とする請求項1〜12の何れか一項に記載のプローブである
請求項14に記載の発明は、前記光学系は、前記照射光に起因して観察対象部位から放射される蛍光、散乱光、及び、ラマン散乱光のうち少なくとも何れかを受光することを特徴とする請求項1〜13の何れか一項に記載のプローブである
請求項15に記載の発明は、キャリブレーション参照部材をさらに備え、
前記内筒部材(インナーシース)及び前記外筒部材(アウターシース)は長手方向の相対的な移動の操作が可能にされ、当該操作により、前記内筒部材の前記照射光の出射部及び前記放射光の入射部が前記外筒部材に収容されること及び前記外筒部材から露出することが可能にされ、
前記キャリブレーション参照部材が、前記内筒部材の外側かつ前記外筒部材の内側であって、前記外筒部材に収容された前記内筒部材の前記出射部から出射された前記照射光を受光可能かつ前記入射部への前記放射光の入射が可能な位置に配置された請求項1に記載のプローブである
請求項16に記載の発明は、前記キャリブレーション参照部材は、前記内筒部材に対してその長手方向に移動可能に保持され、
前記内筒部材を前記外筒部材から露出させるための前記内筒部材の前記外筒部材に対する移動時に、前記キャリブレーション参照部材を前記外筒部材内に留めるための係止部材を備え、
前記内筒部材を前記外筒部材に収容するための前記内筒部材の前記外筒部材に対する移動時に、前記キャリブレーション参照部材が前記内筒部材とともに移動して、前記出射部からの前記照射光を受光可能かつ前記入射部への前記放射光の入射が可能な位置から退避することを特徴とする請求項15に記載プローブである
請求項17に記載の発明は、前記係止部材は前記外筒部材の内周に外径部が密着固定され前記内筒部材の外周に内径部が密着周接するO−リングであることを特徴とする請求項16に記載のプローブである
請求項18に記載の発明は、前記内筒部材を前記外筒部材から露出させるための前記内筒部材の前記外筒部材に対する移動にともなって前記キャリブレーション参照部材に係合し、前記内筒部材を前記外筒部材に収容するための前記内筒部材の前記外筒部材に対する移動時に、前記キャリブレーション参照部材が当該移動の逆方向に前記内筒部材に対してずれ動くことを防止するトラップ形状が前記内筒部材の外周面に形成されていることを特徴とする請求項16又は請求項17に記載のプローブである
請求項19に記載の発明は、前記キャリブレーション参照部材は、前記内筒部材の外周に沿った環状のシートであることを特徴とする請求項15から請求項18のうちいずれか一に記載のプローブである
請求項20に記載の発明は、前記光学系は、内筒部材の周面に設けられた窓部から、内筒部材の長手方向に対して交差する方向へ照射光を照射する請求項15から請求項19のうちいずれか一に記載のプローブである
請求項21に記載の発明は、請求項16から請求項18のうちいずれか一に記載のプローブの使用方法であって、前記光学系を用いて測定を行って前記キャリブレーション参照部材の非検知を以って使用不可と判定することを特徴とするプローブの使用方法である
請求項15から請求項21のうちいずれか一に記載の発明によれば、プローブと別体でキャリブレーション参照部材を設ける必要がなく、しかも煩雑な操作なしでキャリブレーションを適切に行うことができる。
請求項に記載の発明によれば、管腔への挿入時には透過窓を外筒部材で遮蔽した状態とし、プローブの先端部が観察対象部位に到達した時点で透過窓を外筒部材から露出させることができる。そして、内筒部材と外筒部材との相対移動に伴って、外筒部材に設けた清掃部材により透過窓を清掃することができる。したがって、透過窓を外筒部材で遮蔽することによって管腔への挿入時における透過窓への粘液等の付着を防止しつつ、簡単な構成でありながら、表面が清掃された透過窓を観察対象部位に対向させることができる。これにより、粘液等の付着に起因する照射光の照射不良や放射光の検出不良を防止することができる。
請求項に記載の発明によれば、透過窓を外筒部材から露出させるのに伴って、清掃部材により透過窓の清掃を行うことができる。
請求項に記載の発明によれば、透過窓を外筒部材から露出させる前に、回動による内筒部材と外筒部材との周方向への相対移動に伴って透過窓の清掃を行うことができる。
請求項に記載の発明によれば、外筒部材と内筒部材の相対移動に伴って透過窓及び第一の撮像窓を清掃することができる。
請求項に記載の発明によれば、管腔への挿入時に外筒部材で第一の撮像窓及び透過窓を遮蔽していても、第二の撮像窓を通じて撮像装置によって管腔内を撮像することができる。
請求項に記載の発明によれば、透過窓は撮像装置の撮像範囲内に配設されているので、透過窓の汚れ具合を視覚的に確認することができ、透過窓が励起光の照射や蛍光の検出に支障をきたさない程度に清浄であるかを判別することができる。
請求項に記載の発明によれば、外筒部材の開口径よりも大きく形成された内筒部材の先端側の所定部分によって外筒部材の開口(内筒部材と外筒部材との隙間)を塞ぐことができる。したがって、外筒部材の開口からの粘液等の侵入を防止することができ、ひいては、管腔への挿入時における粘液等の透過窓への付着をより確実に防止することができる。
請求項に記載の発明によれば、内筒部材の外周面には、当該内筒部材と外筒部材との相対移動に伴う清掃部材の移動範囲内に、少なくとも一つの凹部が形成されているので、清掃部材の移動によって粘液等の汚れが凹部に入り、清掃部材に汚れが溜まることを防止できる。これにより、清掃部材が自らの汚れを塗り広げてしまうことを防止して、好適に透過窓の清掃を行うことができる。
請求項に記載の発明によれば、外筒部材には、液体を流通可能なチャンネルが形成され、その噴出口から透過窓に対して液体を吐出可能とされているので、例えば透過窓を露出させた状態で当該透過窓に向けて洗浄液を噴出させるなどして、透過窓に付着した粘液等を除去しやすい状態にすることができる。
請求項10に記載の発明によれば、内筒部材と外筒部材との間隙に液体を流通可能であるので、粘液等の除去を援ける洗浄液をこの間隙に流通させ、外筒部材先端の開口から透過窓に向けて噴出させることにより、請求項と同様の効果を得ることができる。
請求項12に記載の発明によれば、弾性体、発泡体、フエルト、布の何れかよりなる清掃部材を使用することで、透過窓に付着した粘液等を良好に除去することができる。
請求項13に記載の発明によれば、透過窓の表面には、撥水性コート又は親水性コートが被膜されているので、透過窓に粘液等を付着しにくくするとともに、付着した場合でも容易に除去することができる。
本発明の一実施形態に係るプローブの外観斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプローブの内部構成斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプローブの内部構成分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプローブが接続されるシステム構成図である。 本発明の一実施形態に係るプローブの内部構成の側面視配置模式図である。 本発明の一実施形態に係るプローブの内部構成斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプローブの外観斜視図である。 本発明の一実施形態に係るバルーン付状態のプローブの外観斜視図であり、バルーン収縮状態の一例を示す。 本発明の一実施形態に係るバルーン付状態のプローブの外観斜視図であり、バルーン膨張状態の一例を示す。 本発明の一実施形態に係るプローブの縦断面図である。 本発明の一実施形態に係るプローブの横断面図である。 本発明の他の一実施形態に係るプローブの縦断面図である。 本発明の他の一実施形態に係るプローブの横断面図である。 本発明の一実施形態に係るプローブのインナーシース及びその外装構成の分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプローブの縦断面略式図であって、インナーシースの収容状態を示す。 同実施形態に係るプローブの縦断面略式図であって、インナーシースの延出状態を示す。 同実施形態に係るプローブの縦断面略式図であって、インナーシースの再収容状態を示す。 本発明の他の一実施形態に係るプローブの縦断面略式図であって、インナーシースの収容状態を示す。 同実施形態に係るプローブの縦断面略式図であって、インナーシースの延出状態を示す。 本発明のさらに他の一実施形態に係るプローブの縦断面略式図であって、インナーシースの収容状態を示す。 本発明のさらに他の一実施形態に係るプローブの縦断面略式図であって、インナーシースの収容状態を示す。 同実施形態に係るプローブの縦断面略式図であって、インナーシースの延出状態を示す。 同実施形態に係るプローブの縦断面略式図であって、インナーシースの再収容状態を示す。 本発明のさらに他の一実施形態に係るプローブのインナーシースの外形及びキャリブレーション参照部材を示す図である。 診断装置の全体構成を示す概念図である。 さらに他の一実施形態におけるプローブの正面図である。 同実施形態におけるプローブの先端部の断面図である。 管腔に挿入する際のプローブの状態を説明するための図である。 照射光の照射及び放射光の検出を行う際のプローブの状態を説明するための図である。 同実施形態の変形例におけるプローブの先端部の断面図である。 別例の清掃部材を備えるプローブの正面図である。 同例のプローブの先端部の断面図である。 別例のプローブの先端部の断面図である。
以下に本発明の一実施形態につき図面を参照して説明する。以下は本発明の一実施形態であって本発明を限定するものではない。
本実施形態のプローブのインナーシースの外観が図1Aに示される。本プローブのインナーシースは、屈曲可能なチューブ1と、先端外套2とからなる。チューブ1の先端開口部と、先端外套2の基端開口部とが接合され液体等が侵入しないように封止される。先端外套2は、半球ドーム状の先端部に円筒部を繋げた形状で、成形樹脂等で構成される。先端外套2は、全部又は一部が透明にされる。
図1B,図1Cに本プローブの内部構成が示される。チューブ1内に通されるトルクコイル3と、ユニットフレーム基端部4aと、照射用光ファイバ5と、受光用光ファイバ6と、集光レンズ7と、ミラー(又はプリズム。以下同じ)8と、撮像カメラ9とが構成される。9aは撮像カメラ9のレンズ部を模式的に示したものである。
トルクコイル3は、チューブ1の基端まで続いており、基端でサーボモータ等のアクチュエータにより回動操作される。アクチュエータによる回転操作は移動量を精密にコントロールできることに利点があるが、回転操作は手動で行われても良い。その場合、操作者の思い通りの動作が即座にプローブの動きに反映させられるメリットがある。
ユニットフレーム基端部4aは円盤状に形成され、トルクコイル3の先端に固定される。また、ユニットフレーム基端部4aは、照射用光ファイバ5及び受光用光ファイバ6を保持している。ユニットフレームは、ユニットフレーム基端部4aの周部に連続した図示しない側壁部を有して、集光レンズ7、ミラー8及び撮像カメラ9を保持している。そして、トルクコイル3が回動することにより、ユニットフレーム全体が回動する。
照射用光ファイバ5及び受光用光ファイバ6の軸は、本プローブの先端方向を向いており、更に先端側に、光ファイバ側からみて、集光レンズ7、ミラー8、撮像カメラ9の順で配置されている。撮像カメラ9には撮像時に用いる図示しない照明装置も設けられている。
図2に示すように本プローブの基端GはベースユニットCにコネクタFを介して着脱自在に接続される。ベースユニットCに励起光の光源C1、発光制御部C2、側光部C3、駆動部C4、カメラ制御部C5、洗浄部C6、照明部C7、ROMC8、RAMC9、インターフェースC10、信号処理部C11、バルーン制御部C12、キャリブレーション制御部C13と、これら各部を司るCPU20とを備える。
インターフェースC10を介してコンピュータDがベースユニットCのCPU20に接続されている。コンピュータDには、画像表示モニタE1及び操作入力装置E2が接続されている。
照射用光ファイバ5の基端が光源C1に、受光用光ファイバ6の基端が側光部C3にそれぞれ接続される。
発光制御部C2は、光源C1の制御を行う。
側光部C3は、受光用光ファイバ6を通して入力された光の分光及び強度測定を行う。
駆動部C4は、インナーシース及びアウターシースの長手方向の相対的な移動を駆動する。また駆動部C4は、トルクコイル3の回転を駆動する。
カメラ制御部C5は、撮像カメラ9の制御を行う。
洗浄部C6は、観察窓等の洗浄用の液体の送液駆動制御を行う。洗浄用の液体は、プローブ先端に設けられた吐出口から吐出される。
照明部C7は、撮像のために照明する。
信号処理部C11は、撮像カメラ9が撮像した信号の処理や、側光部C3が測定した信号の処理を行う。
バルーン制御部C12は、プローブを管腔内に固定するためのバルーンの膨張と収縮を制御する。
キャリブレーション制御部C13は、側光部C3のキャリブレーションを行う。
図3に示すように照射用光ファイバ5から出射した励起光は、集光レンズ7で集光されて、ミラー8で反射されて、側方に出射されて生体組織の測定対象部位へ照射される。照射された測定対象部位で励起光により、病変状態に従って蛍光が発生する。発生した蛍光が含まれる光がミラー8に入射し反射して集光レンズ7で集光されて受光用光ファイバ6に入射する。受光用光ファイバ6で導光された光は、ベースユニットCの測光部C3に入力される。蛍光は、広義には、X線や紫外線、可視光線が照射された被照射物が、そのエネルギーを吸収することで電子が励起し、それが基底状態に戻る際に余分なエネルギーを電磁波として放出するものである。ここでは、励起光(参照光)によって、その波長とは異なった波長の蛍光が放射光として生じるので、それを検出し、受光用光ファイバ6を介してベースユニットCの測光部C3に導光し、スペクトル分布を分析することで、検出対象の病変状態を検知する。受光した放射光(蛍光)強度のスペクトル分布を得ることが本プローブによる測定である。
ミラー8によって、プローブの長手方向に導光された光源からの光がプローブの長手方向と交差する方向へ折り曲げられ、プローブの周面から光照射される。このような構造を有しているため、後述するキャリブレーション参照部材をプローブの側面に沿って設けることにより、キャリブレーション参照部材へ容易に光照射を行うことができる。なお、ミラー8に変えてプリズムなどの光学素子を用いても構わない。ミラー8及び集光レンズ7に変えて、集光及び反射の機能を併せもつプリズムなどの光学素子を用いても構わない。
撮像カメラ9は、測定対象部位の表面画像を撮像するCCD、C−MOSイメージセンサ等の撮像素子を搭載したカメラである。
本プローブにおいては、図4Aに示すようにインナーシースの内部構成のみを回動させる形態と、図4Bに示すようにインナーシース及びその内部構成を含めた全体を回動させる形態とを採り得る。前者の場合、先端外套2の全部を透明とすることが好ましい。但し、内部構成の回動に伴って励起光の出射範囲、放射光の入射範囲及び撮像カメラ9の視野範囲に掛からない部分は非透明でもよい。後者の場合も、先端外套2の透明部分を、少なくとも励起光の出射範囲、反射光の入射範囲及び撮像カメラ9の視野範囲に当たる部分とすれば足りる。
ユニットフレームの回動時や蛍光測定時等には、図5A,図5Bに示すプローブ固定手段としてのバルーン10aを膨らませて管腔の内壁に接触させて固定する構成を適用して本プローブを固定することが有効である。
プローブの回動機構及びバルーン10aによる固定機構を含めて図6A,図6B,図6C,図6Dを参照して説明する。
図6A,図6B,図6C,図6Dに示すようにユニットフレーム4は円筒状に形成される。ユニットフレーム4の内部に集光レンズ7、ミラー8及び撮像カメラ9が固定され、回動ユニットMが構成される。ユニットフレーム4の周面に窓4bが設けられる。窓4bは、透明部材で構成されるか、又は開口により形成される。窓4bは励起光の出射、放射光の入射、撮像カメラ9による撮像のための照明光の出射、及び撮像カメラ9による撮像のための窓である。軸Xは、本プローブの長手方向に延在する回動軸である。
図6A,図6Bに示す構成では、チューブ1と先端外套2とが接合されてインナーシースを構成しており、さらにその内部に、トルクコイル3に接続されたユニットフレーム4が収容されている。先端外套2は全部が透明とされ、回動ユニットMはトルクコイル3を介して伝達される動力により先端外套2内で回動軸X周りに回動する。図6C,図6Dに示す構成では、ユニットフレーム4は、先端外套を兼ねている。したがって、窓4bは開口でなく透明部材で構成される。図6C,図6Dに示す構成では、ユニットフレーム4は、トルク伝達可能なトルクチューブ1Aに接続され、トルクチューブ1Aの基端がアクチュエータに接続されており、回動ユニットMはトルクチューブ1Aを介して伝達される動力により回動軸X周りに回動する。トルクチューブ1Aは、例えば、トルクコイルを被覆したチューブにより構成される。図6C,図6Dに示す構成では、インナーシースはユニットフレーム4及びトルクチューブ1Aによって構成される。
いずれの構成にあっても、特定範囲を窓4bとせず全体を透明としてもよい。
回動ユニットMに光ファイバ5,6が接続されているため、回動ユニットMの回動は、所定の回転角で規制されるようにしてある。回動走査も所定の回転角(例えば、360°に達するか又は360°を超えた時点)で反転して行われる。
上述した蛍光の検出と、撮像カメラ9による撮影を行いながら、回動ユニットMを回動走査してベースユニットCは蛍光強度分布情報と画像情報を得る。ベースユニットCに搭載されるRAMC9にこれを記録する。本プローブが励起光を照射した測定対象部位から放射され本プローブに入射して本プローブが受光して検出する放射光の本プローブへの入射方向は、以上の構成にあってはミラー8が決定する。この放射光の入射方向と、撮像カメラ9の視野方向との相対角が回動走査中も一定しているのでこれを特定することができ、予め定数としてベースユニットCに設定しておくことで蛍光強度分布情報と画像情報とを座標の一致させた重ね合わせ画像として画像表示モニタE1等に表示出力することができる。
なお、図1CにおいてL2は受光光の入射光路を、図1C、図3、図6A及び図6CにおいてL1は励起光の出射光路を示す。図6A及び図6CにおいてYは撮像カメラ9の視野を、YAは撮像カメラ9の視野中心を示す。
バルーン10aはアウターチューブ10の一部として形成されている。アウターチューブ10は、アウターシースを構成するものである。アウターチューブ10は、外皮10b内に長手方向に孔10cが通ったマルチルーメンチューブである。バルーン10aはマルチルーメンチューブの外周面に溶着等により付設され、バルーン10aの内部空間が孔10cに連通される。バルーン10aに接続される孔10cの基端がバルーン制御部C12によって制御されるエアポンプに接続され、孔10cから空気を供給したり、吸引したりすることによりバルーン10aを膨張、収縮させる。
孔10cは複数形成されており、一部はバルーン10aに接続され、残りの全部又は一部は、アウターチューブ10の先端に開口し、洗浄用液体の吐出口(図示せず)が構成される。この吐出口を一端とする孔10cは、洗浄部C6により制御される液体ポンプに接続される。洗浄用液体はこの吐出口から図6Aにおける先端外套2の外周面や、図6Cにおけるユニットフレーム4の外周面に吐出される。
蛍光強度分布情報と画像情報とを取得するための回動ユニットMの回動走査中は、バルーン10aを膨張させて回動ユニットMの回動軸Xを固定して行う。また、回動ユニットMを含むプローブ本体は、駆動部C4による駆動によってアウターチューブ10に対して軸方向に移動し、軸X方向についても連続して走査可能である。
以上説明したインナーシースとアウターシースとの間に、キャリブレーション参照部材32、及び、係止部材としてのO−リング33が設置される。
図7にインナーシース30の先端部、アウターシース31の先端部、キャリブレーション参照部材32及びO−リング33を分解した状態で示す。キャリブレーション参照部材32は、弾性的に収縮する環状のシートで構成される。
図8A,図8B,図8Cに示すようにキャリブレーション参照部材32は、インナーシース30の外周に嵌められ、インナーシース30の外周に沿って環状に保持される。なお、図7〜図12においては、インナーシース30の内部構成を簡略化し、アウターシース31の外側のバルーンを省略して図示する。また、図7〜図12においては、集光レンズ及びミラーの構成を簡略的にプリズムのような光学部材8で図示している。
キャリブレーション参照部材32は、その収縮性によりインナーシース30を締め付けて留まっている。キャリブレーション参照部材32の内周面とインナーシース30の外周面との摩擦性に従ってキャリブレーション参照部材32は摺動可能であって、これにより、キャリブレーション参照部材32はインナーシース30に対してその長手方向(図6A,図6Cに示した軸X方向に相当する。以下同じ。)に移動自在にされ保持されている。
O−リング33は、アウターシース31の内側に外径部が密着固定され、インナーシース30の外周に内径部が密着周接する。したがって、O−リング33によりアウターシース31の先端開口からインナーシース30とアウターシース31との隙間に液体等が侵入しないように封止されている。
したがって、キャリブレーション参照部材32の汚れ付着が防止される。また、O−リング33より中側に収容されたインナーシース30の汚れ付着が防止される。
ベースユニットCからの操作によってインナーシース30がアウターシース31に対して長手方向に移動する。図8Bに示す出射・入射部30aは、上述した励起光の出射部及び放射光の入射部に相当する。
図8Aに示すように、キャリブレーション参照部材32は初期的には、アウターシース31に収容されたインナーシース30の出射・入射部30aから出射された照射光を受光可能かつ出射・入射部30aへの放射光の入射が可能な位置に配置される。
図8A→図8Bのようにインナーシース30がアウターシース31に対して先端方向に移動することによって、インナーシース30の出射・入射部30aがアウターシース31から先端へ露出する。この動作過程においてO−リング33は、キャリブレーション参照部材32をアウターシース31内に留める機能をも果たす。すなわち、インナーシース30が先端方向に移動しても、キャリブレーション参照部材32は、O−リング33に突き当たって係止されアウターシース31内に留まる。したがって、キャリブレーション参照部材32はインナーシース30に対しては基端方向に摺動して移動する。
図8B→図8Cのようにインナーシース30がアウターシース31に対して基端方向に移動することによって、インナーシース30の出射・入射部30aがアウターシース31に収容される。この動作過程においては、キャリブレーション参照部材32がインナーシース30とともに移動して、出射・入射部30aからの照射光を受光可能かつ出射・入射部30aへの放射光の入射が可能な位置から後方へ退避する。
以上説明した構成のプローブの使用方法について説明する。
まず、本プローブをベースユニットCに接続してキャリブレーションを行う。キャリブレーションは、図8Aに示した初期の収容状態で実行する。キャリブレーションは、本プローブを生体内に挿入する前に実行してもよいし、生体内に挿入した状態で実行してもよい。
キャリブレーション参照部材32は、所定の波長の光が照射されると所定強度の光が放射される一定の特性を有した材料で構成される。
本プローブ及びベースユニットCによってキャリブレーション参照部材32を測定対象として測定を実行する。すなわち、キャリブレーション参照部材32に対して照射光を照射して放射光(蛍光)強度のスペクトル分布測定を行い、ベースユニットCは、測定値の規定値からのずれ分を差し引く設定を保存する。プローブ内にキャリブレーション参照部材が設けられているため、キャリブレーション用冶具の着脱等の操作は不要であり、キャリブレーションのための参照部材の汚染や破損を防止して、正しくキャリブレーションを行うことができる。
以上でキャリブレーションを終了する。以後ベースユニットCは、上記ずれ分を差し引いた値を測定値として出力する。
次に、本プローブを生体内に挿入し、測定対象部位へ送る。予めキャリブレーションを行っておくことにより、測定までの時間を短くすることができる。
次に、バルーン10aを膨張させて固定する。なお、本プローブを生体内に挿入後キャリブレーションを実行する場合は、次に説明するインナーシースの繰り出し前までに行うようにする。生体内への挿入後にキャリブレーションを実行することで、測定環境に近い状態でキャリブレーションを行うことができる。
次に、インナーシース30をアウターシース31に対して先端方向に移動させることによって、インナーシース30の出射・入射部30aをアウターシース31から先端へ露出させる。この時、インナーシース30の撮像カメラ9が搭載された部位もアウターシース31から先端へ露出する。
次に、生体の測定対象部位に対して蛍光強度の実測定を行うとともに、撮像カメラ9による測定対象部位の表面画像の撮像を行う。この時、回動ユニットMの回動動作やインナーシース30の軸X方向への送り動作によって、蛍光強度の測定対象部と撮像カメラ9の撮像対象部を走査する。
必要により、バルーン10aによる固定を解除して、本プローブの先端部を移動させて、バルーンによる再固定を行い、上記と同様の測定及び撮影を繰り返す。
ベースユニットCにおいては、得られた蛍光強度分布情報と画像情報とを、座標を一致させた重ね合わせ画像として画像表示モニタE1に表示出力する。
以上で本プローブを用いた測定過程が終了する。
本プローブを一度測定に使用してしまうと、図8Bに示す状態又は図8Cに示す様態となる。図8Bに示す状態では、インナーシース30がアウターシース31より初期の状態に比較して大きく突出しているので、外観により使用不可と判断することもできる。
図8A、図8B及び図8Cに示す状態その他のいずれの状態の本プローブに対しても、上述のキャリブレーションを実行し、キャリブレーション参照部材32の検知・非検知によって、使用可否を判断することができる。図8Aに示す状態にあっては、キャリブレーション参照部材32が検知されるので、使用可能と判断され、図8B及び図8Cに示す状態にあっては、キャリブレーション参照部材32が検知されないので、使用不可と判断される。
以上は、本プローブを一回限りの使用に供するディスポーザブルとする場合に有効である。図8Aに示す状態と図8Cに示す状態のように外観により使用可否を判断しにくい場合にも使用可否を判断することができ、再使用を排除することができる。
プローブを再使用可能とする場合は図9A,図9Bに示す構成も有効である。使用ごとにキャリブレーションを実行することができる。図9A,図9Bに示す構成では、キャリブレーション参照部材32aの外周面がアウターシース31の内面に溶着、接着等により固定されている。O−リングは適用されず、キャリブレーション参照部材32aがインナーシース30とアウターシース31との隙間への液体等の侵入を防止する封止部材として機能する。
図9A→図9Bのようにインナーシース30がアウターシース31に対して先端方向に移動することによって、インナーシース30の出射・入射部30aがアウターシース31から先端へ露出する。キャリブレーション参照部材32aはアウターシース31に固定されているので、インナーシース30が先端方向に移動しても、キャリブレーション参照部材32は、アウターシース31内に留まる。したがって、キャリブレーション参照部材32aはインナーシース30に対しては基端方向に摺動して移動する。
図9B→図9Aのようにインナーシース30がアウターシース31に対して基端方向に移動することによって、インナーシース30の出射・入射部30aがアウターシース31に収容される。この動作過程においては、キャリブレーション参照部材32aはインナーシース30に対しては先端方向に摺動して移動し、元の位置関係に戻る。このとき、キャリブレーション参照部材32aがインナーシース30に摺動することで、観察窓の清掃を行うことができる。
したがって、再度キャリブレーションを実行し再使用することができる。
なお、図9A,図9Bに示したプローブと同様の機能は、図10に示したアウターシース31aのようにキャリブレーション参照部材32bを一体に有した構成でも実現できる。
なお、図8A,図8B,図8Cで説明したように、インナーシース30がアウターシース31に対して基端方向に移動する過程において、インナーシース30に対してキャリブレーション参照部材32がずれ動くことを防止するために、図11A,図11B,図11C及び図12に示した構成が有効である。
図11A,図11B,図11Cに示すインナーシース30bにあっては、その外周部にトラップ部34が形成されている。トラップ部34は、インナーシース30bの一周に亘って小径化された部分であり、軸方向長さがキャリブレーション参照部材32のそれ以上に形成されている。
したがって、図11A→図11Bに示すようにインナーシース30bをアウターシース31から露出させるためのインナーシース30bのアウターシース31に対する移動に連動して、トラップ部34はキャリブレーション参照部材32に係合する。すなわち、キャリブレーション参照部材32がトラップ部34に落ち込んで嵌る態様で係合する。これにより、図11B→図11Cに示すようにインナーシース30bをアウターシース31に収容するためのインナーシース30bのアウターシース31に対する移動時に、キャリブレーション参照部材32が当該移動の逆方向にインナーシース30bに対してずれ動くことが確実に防止される。すなわち、キャリブレーション参照部材32はトラップ部34に嵌ったまま移動する。
以上の図11A,図11B,図11Cに示したインナーシース30bと同様のトラップ機能は、図12に示したインナーシース30cのトラップ形状35、36によっても実現できる。
インナーシース30cをアウターシース31に収容するためのインナーシース30cのアウターシース31に対する移動時に、キャリブレーション参照部材32が当該移動の逆方向にインナーシース30cに対してずれ動くことを阻止する段差部35と、隣り合う段差部35間に形成されるテーパ部36とによりトラップ形状が構成される。
上述の図8A,図8B,図8Cに示したプローブにあっては、キャリブレーション参照部材32とアウターシース31との間に隙間を設け、キャリブレーション参照部材32とインナーシース30との間にのみ摩擦が生じるようにした。
これに拘わらずキャリブレーション参照部材32とアウターシース31との間に隙間を設けず両者を接触させて構成してもよい。この場合、キャリブレーション参照部材32とインナーシース30との間に生じる摩擦力が、キャリブレーション参照部材32とアウターシース31との間に生じる摩擦力より勝るように、インナーシース30、アウターシース31及びキャリブレーション参照部材32の材料、表面粗さ、表面処理等を選択することによって、図8A,図8B,図8Cに示した構成と同様にキャリブレーション参照部材32の移動を規制することができる。また、この場合にも、図11A,図11B,図11C、図12を参照して説明したトラップ形状を適用することが有効である。
以上の実施形態においては、光ファイバは励起光を測定対象部位へ照射するとともに、この励起光に起因して生じる蛍光を受光することとして説明したが、照射光に起因して生じる散乱光またはラマン散乱光を受光することとしてもよい。これらの場合であっても、生体組織の変性や癌などの疾患状態の診断を行うことができる。
なお、図8A、図9A、図10及び図11Aに示した状態において、キャリブレーション参照部材32、32a、32b及びO−リング33が、図6A,図6B,図6C,図6Dに示した撮像カメラ9の視野Yに重ならないように視野Yより後方に配置して、同状態において撮像カメラ9により生体内の視覚情報が得られるようにするとよい。これにより、インナーシース30を収納した状態においても撮像カメラ9により生体内の視覚情報が得られ、生体内を視覚的に確認しながら本プローブを挿入することができる。
次に、本発明の実施形態について、図13〜図18を参照して説明する。なお、以下の参照符号は、図13〜図18に記載のものに限る。
図13は、本発明に係るプローブを適用した診断装置1の全体構成を示す概念図である。
この図に示すように、診断装置1は、光源2と、分光器3と、スペクトル解析装置4と、送液装置5と、コントローラ6と、プローブ7とを備えており、体内の管腔Kに挿入させたプローブ7からの光学情報を解析して管腔Kにおける生体組織の変性や癌等の疾患状態(例えば、疾患の種類や浸潤範囲)の診断を行うための装置である。
光源2は、キセノン光などの照射光(ここでは励起光)を発生させるものであり、波長選択フィルタを介してプローブ7に連結されている。
分光器3は、プローブ7に設けられた後述の受光用光ファイバ212bによって検出された放射光(ここでは蛍光)から幾つかの波長の強度を測定し(以下、「分光測定」という)、測定結果を電子情報(分光スペクトル信号)として出力するものである。なお、蛍光とは、広義には、X線、紫外線、あるいは、可視光線が照射された被照射物において、そのエネルギーを吸収することによって電子が励起され、励起された電子が基底状態に戻る際に放出される電磁波を指す。ここでは、励起光によってその波長とは異なる波長の蛍光が被測定部位から放射されるので、それを検出し、受光用光ファイバ212bを介してベースユニットの分光器3へと導光しスペクトル分析することで検出対象の疾患状態を診断する。
スペクトル解析装置4は、分光器3から出力される分光スペクトル信号を解析して分光スペクトルグラフのイメージデータに変換し、疾患状態の診断を行うものである。なお、スペクトル解析装置4により生成される分光スペクトルグラフのイメージデータや診断結果は、モニタを備えた画像処理装置40に表示されるようになっている。また、この画像処理装置40のモニタには、プローブ7に設けられた後述の撮像カメラ215での撮影画像も表示されるようになっている。
送液装置5は、洗浄用液体としての水を貯留する液体タンク51と、この液体タンク51及びプローブ7に配管接続された送液ポンプ52とを備えており、液体タンク51内の水を送液ポンプ52によってプローブ7へ送液するものである。
コントローラ6は、プローブ7に接続されて当該プローブ7の各部の動作を制御可能となっているとともに、送液ポンプ52に接続されて当該送液ポンプ52の駆動を制御可能となっている。
図14Aはプローブ7の正面図であり、図14Bはプローブ7の先端部の断面図である。
これらの図に示すように、プローブ7は、内筒部材21と、内筒部材21の外周面を覆う外筒部材22とを備えた長尺な二重円筒構造となっている。
内筒部材21は、屈曲可能なチューブ210と、チューブ210の先端に連結された円筒状のユニットフレーム211とから構成されている。
このうち、チューブ210は、トルクコイルをシース(何れも図示せず)で被覆した構成となっている。このチューブ210は、当該チューブ210の基端部でトルクコイルと接続された図示しない回動アクチュエータにより、長手方向に沿う方向を回転軸として周方向に回動可能となっているとともに、同じく基端部でシースと接続されたリニアアクチュエータによりプローブ7の長手方向Xへ移動可能となっている。また、チューブ210内には、ユニットフレーム211の基端部に先端が固定された照射用光ファイバ212a及び受光用光ファイバ212bが配設されている。これら照射用光ファイバ212a及び受光用光ファイバ212bは、チューブ210の基端部で光源2及び分光器3と接続されている。
一方、ユニットフレーム211には、集光レンズ213と、ミラー214と、撮像カメラ215とが、長手方向Xに沿って基端側からこの順に並ぶように収容されている。このうち、集光レンズ213及びミラー214は、管腔K内への励起光の照射及び蛍光の受光を行う光学系を構成している。具体的には、照射用光ファイバ212aから出射された励起光を集光レンズ213で集光させ、ミラー214で側方(長手方向Xと直交する方向)へ反射させて管腔K内の生体組織へ照射する一方、この励起光に起因して生体組織が発する蛍光(自家蛍光)をミラー214で長手方向Xへ反射させ、集光レンズ213で受光用光ファイバ212bの受光面に集光させるようになっている。一方、撮像カメラ215は、管腔K内を撮像するためのものであり、ミラー214からの励起光の被照射部位を撮像可能なように撮像中心をミラー214の反射方向と同じプローブ7の側方へ向けて配設されている。また、カメラ215には図示しない照明装置が設けられており、観察部位を撮像する場合はこの照明装置で当該部位に向けて投光する。励起光の照射及び蛍光の検出を行う際は、この照明装置は消灯するが、蛍光検出の妨げにならないのであればこの限りではない。また、撮像カメラ215は、チューブ210内に収容された図示しない伝送ケーブルを介して画像処理装置40と接続されている。
このユニットフレーム211の周面には、ミラー214と対応する長手方向Xの位置であって当該ミラー214の反射方向に配設された透過窓211aと、撮像カメラ215と対応する長手方向Xの位置であって当該撮像カメラ215の撮像方向に配設された撮像窓211bとが、それぞれ透明部材で形成されている。透過窓211aは、ミラー214からの励起光及びミラー214への蛍光を透過させるものであり、撮像窓211bは、撮像カメラ215の視野確保及び照明装置の照明光の透過のためのものである。このうち、透過窓211aを、撮像カメラ215の撮像範囲内に配設すれば、撮像カメラ215によって表面の汚れ等が確認できる。なお、透過窓211aの表面には、管腔K内の粘液等(粘液や、流動物の残渣等)を付着しにくくするコーティングが被膜されていることが好ましい。このようなコーティングとしては、例えば、フッ素樹脂やパラキシレン樹脂等の撥水性コート、又は、MPCポリマーや酸化チタン等の親水性コートなどが挙げられる。特に、水に対する接触角が70°以上の撥水性コートや、水に対する接触角が40°以下の親水性コートが好ましい。
また、ユニットフレーム211の外周面には、長手方向Xに透過窓211aを挟むように、2つの環状の溝211c,211cが形成されている。
外筒部材22は、外径が例えば6mm程度の屈曲可能な円筒部材であり、開口端の内周面に穴開き円板状の清掃部材221を有している。この清掃部材221は、透過窓211aを清掃するためのものであり、内径が内筒部材21の外径よりも少し小さめに形成されている。このような清掃部材221としては、透過窓211aに付着した粘液等を好適に除去できるものであれば特に限定されず、例えば、ゴムや樹脂などの弾性体、スポンジなどの発泡体、フエルト、布などを用いることができる。ゴムや弾性を有する樹脂からなる環状のブレードやOリングが好適に用いられる。また、樹脂製のスポンジやブラシ、布、繊維からなるブラシを用いてもよい。ゴム製の環状ブレードやゴム製のOリングは付着物の除去ムラを小さくできるため特に好ましい。なお、清掃部材221を外筒部材22に一体的に形成するようにしてもよい。また、清掃部材221は透過窓211aのうち少なくとも照射光及び放射光が透過する領域を清掃できる形状・大きさのものを用いればよい。
上述したように内筒部材21が長手方向Xに移動することにより、内筒部材21と外筒部材22とが長手方向Xに相対移動することとなる。この内筒部材21と外筒部材22との相対移動は、清掃部材221が内筒部材21の先端よりも先端側に位置する状態から、少なくとも基端側の溝211cよりも基端側に位置する状態までの移動範囲となっている。つまり、内筒部材21と外筒部材22とが、透過窓211aと撮像窓211bとが外筒部材22から露出される状態(以下、プローブ7の露出状態という)、及び、透過窓211aと撮像窓211bとが外筒部材22によって遮蔽される状態(以下、プローブ7の挿入状態という)とに変位するように、相対移動可能に構成されており、また、内筒部材21の溝211c,211cは、内筒部材21と外筒部材22との相対移動に伴う清掃部材221の移動範囲内に形成されている。
外筒部材22の先端部の周面には、透明部材からなる窓22aが形成されている。この窓22aは、プローブ7の挿入状態において、外筒部材22のうち撮像窓211bを遮蔽する部分に形成されている。本実施形態のプローブ7の挿入状態においては、内筒部材21の先端が外筒部材22の先端縁と揃う位置又は外筒部材22の先端縁よりも基端側にあるが、外筒部材22が少なくとも透過窓211a及び撮像窓211bを遮蔽した状態であればよく、内筒部材21の先端が外筒部材22から露出していてもよい。
また、外筒部材22には、液体を流通可能な複数のチャンネル22b,…が長手方向Xに沿って形成されており、本実施形態においては、5つのチャンネル22b,…が周上5等配で形成されている。このチャンネル22b,…は、プローブ7の基端部で送液ポンプ52と連通されている。そして、各チャンネル22bの先端側には透過窓211aに向けて液体を吐出させるための噴出口が設けられている。なお、透過窓211aに液体が吹きかけられるのであれば、チャンネル22bや噴出口の数は特に限定されず、5個よりも少なくてよいし、5個より多くてもよい。1箇所だけ噴出口を設けておき、透過窓211aを噴出口からの液体が吹きかけられる位置にセットしてから液体を噴出させるようにしてもよい。
更に、外筒部材22には、膨縮可能な環状のバルーン222が外周面に取り付けられている。このバルーン222は、外筒部材22に沿って配設されたエアチューブを介してエアポンプ(何れも図示せず)と連通されている。
続いて、診断装置1による診断手順について説明する。
図15Aは、管腔Kに挿入する際のプローブ7の状態を説明するための図であり、図15Bは、照射光の照射及び放射光の検出を行う際のプローブ7の状態を説明するための図である。
まず、図15Aに示すように、プローブ7を鼻孔又は口を通じて管腔K(例えば食道)に挿入する。この際には、外筒部材22によって内筒部材21を先端まで遮蔽した状態とし、内筒部材21の透過窓211aに管腔K内の粘液等が付着しないようにする。内筒部材21の先端を清掃部材221に当接させた状態にしておけば内筒部材21周面への粘液等の付着がより効果的に防止できる。プローブ7は、内筒部材21のチューブ210と外筒部材22とが屈曲可能であるため、管腔Kの形状に倣って自在に屈曲しつつ当該管腔K内を進行する。また、この挿入過程を通じて、撮像カメラ215は撮像窓211b及び窓22aを介して管腔K内を撮像し、その撮影画像が診断部位の判別等に供される。
プローブ7の先端部が所定の診断部位まで到達すると、図15Bに示すように、コントローラ6によりエアポンプを駆動してバルーン222を膨張させて管腔Kの内壁に接触させ、プローブ7を管腔Kの内壁に固定する。
次に、コントローラ6によりリニアアクチュエータを駆動して内筒部材21を長手方向Xへ移動させ、外筒部材22から露出させる。このとき、内筒部材21は、清掃部材221により外周面を摺擦されつつ、外筒部材22の清掃部材221が基端側の溝211cよりも基端側に位置するまで露出される。この過程で、透過窓211aは清掃部材221により清掃され、表面の汚れが除去される。また、清掃部材221が透過窓211a両端の溝211c,211cを通過するときに、当該清掃部材221に付着した粘液等の汚れがこの溝211c,211cに収容されるため、清掃部材221に汚れが溜まることを防止して好適に透過窓211aの清掃が行われる。なお、環状の溝211cを複数設けてもよい。また、溝211cの代わりに少なくとも一つの凹部を設けるようにしてもよく、例えば、複数の凹部を環状に間隔をあけて配置することができる。この場合、内筒部材21と外筒部材22の相対移動をスムーズに行うことができる。
次に、コントローラ6により回動アクチュエータを駆動して内筒部材21を回動させ、カメラ215で観察対象部位を確認しながら、ミラー214からの励起光が生体組織の観察対象部位に向けて照射可能なように回動位置を変更する。但し、この操作は、上述した内筒部材21の長手方向Xへの移動と同時に行ってもよい。
次に、光源2の励起光を照射用光ファイバ212aから出射させる。出射された励起光は集光レンズ213で集光され、ミラー214で側方へ反射されて、透過窓211aを透過して生体組織の観察対象部位へ照射される。すると、この励起光に起因して生体組織が発する蛍光が透過窓211aを透過して取り込まれ、ミラー214で長手方向Xへ反射され、集光レンズ213で集光されて受光用光ファイバ212bに検出される。検出された蛍光は分光器3によって分光測定され、その測定結果として分光スペクトル信号が出力される。そして、この分光スペクトル信号がスペクトル解析装置4によって解析されて、疾患状態の診断が行われる。このような診断を、内筒部材21を回動させて周状の複数の測定点に対して実行する。更に必要に応じて、内筒部材21の長手方向Xの位置を変化させて同様の診断を繰り返すことにより、管腔Kの帯状の所定領域に対して診断が実行される。
診断が終了すると、再び内筒部材21を外筒部材22内に遮蔽させバルーン222を収縮させて、プローブ7を管腔Kから取り出す。或いは、次の観察対象部位がある場合には、内筒部材21を外筒部材22内に遮蔽させバルーン222を収縮させてから、次の観察対象部位までプローブ7の先端部を移動させ、上記同様の操作を繰り返す。プローブ7の先端部の位置を変えて次の測定を行うまでに、何らかの理由により透過窓211aに付着物が付着したとしても、上述したように、内筒部材21の外筒部材22に対する出し入れにより清掃が行われるので、繰り返し測定を行う場合にも透過窓211aが汚れにくく、測定の精度が向上する。内筒部材21の相対移動を往復させることにより、さらに、往復動を繰り返すことにより、より確実に汚れを除去できる。
測定を繰り返して粘液等の付着が多くなった場合などには、コントローラ6により送液ポンプ52を駆動して液体タンク51内の水を外筒部材22のチャンネル22b,…内に流通させる。そして、外筒部材22先端の開口から透過窓211aへ向けて噴出させる。これにより、粘液等を除去しやすくすることができ、この後に清掃部材221による清掃を行うと良好に透過窓の清掃が行える。
以上の診断装置1におけるプローブ7によれば、管腔Kへの挿入時には透過窓211aを外筒部材22で遮蔽した状態とし、先端部が観察対象部位に到達した時点で透過窓211aを外筒部材22から露出させることができる。そして、内筒部材21と外筒部材22との相対移動に伴って、外筒部材22に設けた清掃部材221により透過窓211aを清掃することができる。したがって、透過窓211aを外筒部材22で遮蔽することによって管腔Kへの挿入時における透過窓211aへの粘液等の付着を防止しつつ、簡単な構成でありながら、表面が清掃された透過窓211aを観察対象部位に対向させることができる。これにより、粘液等の付着に起因する照射光の照射不良や放射光の検出不良を防止することができる。
また、透過窓211aを外筒部材22から露出させるのに伴って、清掃部材221により透過窓211aの清掃を行うことができる。
また、外筒部材22と内筒部材21の相対移動に伴って透過窓211a及び撮像窓211bを清掃することができる。
また、管腔Kへの挿入時に外筒部材22で撮像窓211b及び透過窓211aを遮蔽していても、窓22aを通じて撮像カメラ215によって管腔K内を撮像することができる。
また、透過窓211aは撮像カメラ215の撮像範囲内に配設されているので、透過窓211aの汚れ具合を視覚的に確認することができ、透過窓211aが励起光の照射や蛍光の検出に支障をきたさない程度に清浄であるかを判別することができる。
また、内筒部材21の外周面には、当該内筒部材21と外筒部材22との相対移動に伴う清掃部材221の移動範囲内に、清掃部材221に付着した汚れを溜めるための溝211c,211cが形成されているので、清掃部材221の移動によって粘液等の汚れが溝211cに入り、清掃部材221に汚れが溜まることを防止できる。これにより、清掃部材221が自らの汚れを塗り広げてしまうことを防止して、好適に透過窓211aの清掃を行うことができる。
また、外筒部材22には、液体を流通可能なチャンネル22bが形成され、その噴出口から透過窓211aに対して水を吐出可能とされているので、透過窓211aを露出させた状態で当該透過窓211aに向けて水を噴出させ、透過窓211aに付着した粘液等を除去しやすい状態にすることができる。
また、弾性体、発泡体、フエルト、布の何れかよりなる清掃部材221を使用することで、透過窓211aに付着した粘液等を良好に除去することができる。
また、透過窓211aの表面には、撥水性コート又は親水性コートが被膜されているので、透過窓211aに粘液等を付着しにくくするとともに、付着した場合でも容易に除去することができる。
また、蛍光、散乱光、ラマン散乱光のうち少なくとも何れかを受光することで、生体組織の変性や癌等の疾患状態を診断することができる。
<変形例>
続いて、上記実施形態の変形例について説明する。なお、上記実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図16は、本変形例におけるプローブ7Aの先端部の断面図である。
この図に示すように、プローブ7Aは、上記実施形態における内筒部材21に代えて内筒部材21Aを備えている。
内筒部材21Aは、上記実施形態におけるユニットフレーム211に代えてユニットフレーム211Aを備えている。このユニットフレーム211Aは、透過窓211aよりも先端側の所定部分の外径が他の部分の外径よりも大きい段付き円筒状に形成されており、この先端側の部分に撮像カメラ215が収容され、撮像窓211bが形成されている。このユニットフレーム211Aの先端側の部分は、外径が外筒部材22の開口径よりも大きくなっており、常態で外筒部材22から露出している。なお、ユニットフレーム211Aの先端側の部分は、外径が外筒部材22の開口径よりも大きければよく、当該部分に撮像カメラ215及び撮像窓211bを配設しなくともよい。但し、この先端側の部分に撮像カメラ215を収容した方が、より大きな撮像カメラ215を搭載できる点において、より好ましい。
また、撮像カメラ215が常態で外筒部材22から露出しているので、外筒部材22には窓22aが形成されていない。
このようなプローブ7Aによれば、上記実施形態と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、ユニットフレーム211A(内筒部材21A)の先端側の部分によって外筒部材22の開口(内筒部材21Aと外筒部材22との隙間)を塞ぐことができるので、外筒部材22の開口からの粘液等の侵入を防止することができ、ひいては、管腔Kへの挿入時における粘液等の透過窓211aへの付着をより確実に防止することができる。
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態及びその変形例に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態及びその変形例では、外筒部材22の開口端に穴開き円板状の清掃部材221が設けられるものとしたが、図17A,図17Bに示すように、この清掃部材221に代えて、長手方向Xに長尺な板状の清掃部材221Bを設けてもよい。この清掃部材221Bは、外筒部材22の開口端の周上3箇所に、撮像窓211bを遮蔽しないように設けられている。この場合には、環状の溝211c,211cに代えて、長手方向Xへ長尺な溝211cBを、清掃部材221Bに対応させて周上3箇所に形成することが好ましい。そして、内筒部材21を外筒部材22に対して相対移動させる際には、清掃部材221Bが溝211cBを通過するように、内筒部材を回動させつつ長手方向Xへ移動させることにより、溝211cBに清掃部材221Bの汚れを溜めることができる。なお、この清掃部材221B及び溝211cBは、長手方向Xに沿ってなくともよく、例えば螺旋状に形成されていてもよい。なお、内筒部材21の位置を、内筒部材21の透過窓211aと外筒部材22の清掃部材221Bとが長手方向Xにおいて重なる位置に所定時間保持するか長手方向Xへの相対移動速度を遅くした状態で内筒部材21を回動させて、透過窓211aに清掃部材221Bが複数回摺擦するようにすれば、より効果的に汚れを除去することができる。また、内筒部材21を回動させて透過窓211aの清掃を行った後に、清掃部材221Bが透過窓211aに当らない位置になるようにしてから、透過窓211aを外筒部材22から露出するようにすれば、清掃部材221Bによって除去された粘液等が透過窓211aに再付着するのを防止し、透過窓211aを清浄な状態で露出させることができる。また、清掃部材221Bを設ける位置は、図示したように外筒部材22の先端縁付近に限らず、もう少し基端側の位置(例えば、プローブ7の挿入状態において透過窓211aに対向する位置)であってもよい。
また、内筒部材21及び外筒部材22は、少なくとも透過窓211aの露出及び遮蔽が可能なように相対移動可能であればよく、例えば、図18に示すように、これらが基端側で一体的に構成された筒部材20Cに代えてもよい。
また、外筒部材22のチャンネル22b,…に水を流通させることとしたが、透過窓211aに向けて水を噴出可能であれば、このチャンネル22b,…を内筒部材21に設けてもよいし、内筒部材21と外筒部材22との間隙に水を流通させてもよい。また、流通させる液体は水でなくともよく、生体やプローブ7自体に害がなく粘液等を効果的に除去できるものであれば何でもよい。
また、上記実施形態においては、内筒部材21の長手方向Xへの移動と回動とを各アクチュエータによって行うものとして説明したが、これに限るものではなく、これらを手動で行うようにしても構わない。
以上のように本発明に係るプローブは、医学的診断のために生体組織を観察することに利用できる。
(図1A〜図12の符号)
1 チューブ
1A トルクチューブ
2 先端外套
3 トルクコイル
4 ユニットフレーム
4a ユニットフレーム基端部
4b 窓
5 照射用光ファイバ
6 受光用光ファイバ
7 集光レンズ
8 ミラー(又はプリズム)
9 撮像カメラ
10 アウターチューブ
10a バルーン
10b 外皮
10c 孔
30 インナーシース
30a 出射・入射部
30a インナーシース
30c インナーシース
31 アウターシース
31a アウターシース
32 キャリブレーション参照部材
32a キャリブレーション参照部材
32b キャリブレーション参照部材
33 O−リング
34 トラップ部
35 段差部
36 テーパ部
C ベースユニット
M 回動ユニット
X 回動軸
(図13〜図18の符号)
1 診断装置
7,7A プローブ
21,21A 内筒部材
22 外筒部材
22a 窓(第二の撮像窓)
22b チャンネル
210 チューブ
211,211A ユニットフレーム
211a 透過窓
211b 撮像窓(第一の撮像窓)
211c,211cB 溝
212a 照射用光ファイバ
212b 受光用光ファイバ
213 集光レンズ
214 ミラー
215 撮像カメラ(撮像装置)
221,221B 清掃部材
222 バルーン
K 管腔
X 長手方向

Claims (21)

  1. 生体内の管腔へ挿入される先端部から照射光を生体組織の観察対象部位へ照射するとともに、この照射光に起因して前記観察対象部位から放射される放射光を先端部に受光し生体外に配置される基端部に導くプローブにおいて、
    前記照射光の照射及び前記放射光の受光を行う光学系を収容するとともに、前記先端部に配置される周面に前記照射光及び前記放射光を透過させる透過窓が形成された内筒部材と、
    前記内筒部材の外周面を覆うとともに、当該内筒部材に対して少なくとも長手方向へ相対移動可能な外筒部材と、
    を備えて前記内筒部材と前記外筒部材とで前記先端部から基端部まで続く二重円筒構造を成して基端部で前記長手方向への相対移動の操作が可能にされ
    前記外筒部材は、前記内筒部材に対する長手方向への相対移動に伴って当該外筒部材の先端開口からの前記透過窓の露出及び前記透過窓の遮蔽が可能であり、また、当該外筒部材は、前記内筒部材に対する相対移動に伴って前記透過窓のうち少なくとも前記照射光及び前記放射光が透過する領域を清掃する清掃部材を有することを特徴とするプローブ。
  2. 前記清掃部材は、前記内筒部材と前記外筒部材との長手方向への相対移動に伴って前記透過窓を清掃することを特徴とする請求項1に記載のプローブ。
  3. 前記内筒部材及び前記外筒部材は、回動により周方向へ相対移動可能であり、
    前記清掃部材は、前記内筒部材と前記外筒部材との周方向への相対移動に伴って前記透過窓を清掃することを特徴とする請求項1に記載のプローブ。
  4. 前記内筒部材に収容され、当該内筒部材の周面に透明部材で形成された第一の撮像窓を介して管腔内を撮像可能な撮像装置を備え、
    前記外筒部材は、前記内筒部材に対する長手方向への相対移動に伴って前記透過窓及び前記第一の撮像窓の露出及び遮蔽が可能であり、
    前記清掃部材は、前記内筒部材と前記外筒部材との相対移動に伴って前記透過窓及び前記第一の撮像窓を清掃することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のプローブ。
  5. 前記内筒部材に収容され、当該内筒部材の周面に透明部材で形成された第一の撮像窓を介して管腔内を撮像可能な撮像装置を備え、
    前記外筒部材は、前記内筒部材に対する長手方向への相対移動に伴って前記第一の撮像窓の露出及び遮蔽が可能であるとともに、前記透過窓及び前記第一の撮像窓を遮蔽した状態において前記第一の撮像窓を遮蔽する部分に透明部材からなる第二の撮像窓を有することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のプローブ。
  6. 前記透過窓は、前記撮像装置の撮像範囲内に配設されていることを特徴とする請求項4又は5に記載のプローブ。
  7. 前記内筒部材は、前記透過窓よりも先端側の所定部分の外径が前記外筒部材の開口径よりも大きく形成され、当該先端側の所定部分が常態で前記外筒部材から露出していることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のプローブ。
  8. 前記内筒部材の外周面には、当該内筒部材と前記外筒部材との相対移動に伴う前記清掃部材の移動範囲内に、少なくとも一つの凹部が形成されていることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載のプローブ。
  9. 前記外筒部材には、液体を流通可能なチャンネルが長手方向に沿って形成され、
    当該チャンネルの先端部には、前記透過窓に対して液体を吐出可能な噴出口が設けられていることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載のプローブ。
  10. 前記内筒部材と前記外筒部材との間隙に液体を流通可能なように構成されていることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載のプローブ。
  11. 前記清掃部材は、前記外筒部材と一体的に形成されたものであることを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載のプローブ。
  12. 前記清掃部材は、弾性体,発泡体,フェルト又は布からなることを特徴とする請求項1〜11の何れか一項に記載のプローブ。
  13. 前記透過窓の表面には、撥水性コート又は親水性コートが被膜されていることを特徴とする請求項1〜12の何れか一項に記載のプローブ。
  14. 前記光学系は、前記照射光に起因して観察対象部位から放射される蛍光、散乱光、及び、ラマン散乱光のうち少なくとも何れかを受光することを特徴とする請求項1〜13の何れか一項に記載のプローブ。
  15. キャリブレーション参照部材をさらに備え、
    前記内筒部材及び前記外筒部材は長手方向の相対的な移動の操作が可能にされ、当該操作により、前記内筒部材の前記照射光の出射部及び前記放射光の入射部が前記外筒部材に収容されること及び前記外筒部材から露出することが可能にされ、
    前記キャリブレーション参照部材が、前記内筒部材の外側かつ前記外筒部材の内側であって、前記外筒部材に収容された前記内筒部材の前記出射部から出射された前記照射光を受光可能かつ前記入射部への前記放射光の入射が可能な位置に配置された請求項1に記載のプローブ。
  16. 前記キャリブレーション参照部材は、前記内筒部材に対してその長手方向に移動可能に保持され、
    前記内筒部材を前記外筒部材から露出させるための前記内筒部材の前記外筒部材に対する移動時に、前記キャリブレーション参照部材を前記外筒部材内に留めるための係止部材を備え、
    前記内筒部材を前記外筒部材に収容するための前記内筒部材の前記外筒部材に対する移動時に、前記キャリブレーション参照部材が前記内筒部材とともに移動して、前記出射部からの前記照射光を受光可能かつ前記入射部への前記放射光の入射が可能な位置から退避することを特徴とする請求項15に記載プローブ。
  17. 前記係止部材は前記外筒部材の内周に外径部が密着固定され前記内筒部材の外周に内径部が密着周接するO−リングであることを特徴とする請求項16に記載のプローブ。
  18. 前記内筒部材を前記外筒部材から露出させるための前記内筒部材の前記外筒部材に対する移動にともなって前記キャリブレーション参照部材に係合し、前記内筒部材を前記外筒部材に収容するための前記内筒部材の前記外筒部材に対する移動時に、前記キャリブレーション参照部材が当該移動の逆方向に前記内筒部材に対してずれ動くことを防止するトラップ形状が前記内筒部材の外周面に形成されていることを特徴とする請求項16又は請求項17に記載のプローブ。
  19. 前記キャリブレーション参照部材は、前記内筒部材の外周に沿った環状のシートであることを特徴とする請求項15から請求項18のうちいずれか一に記載のプローブ。
  20. 前記光学系は、内筒部材の周面に設けられた窓部から、内筒部材の長手方向に対して交差する方向へ照射光を照射する請求項15から請求項19のうちいずれか一に記載のプローブ。
  21. 請求項16から請求項18のうちいずれか一に記載のプローブの使用方法であって、前記光学系を用いて測定を行って前記キャリブレーション参照部材の非検知を以って使用不可と判定することを特徴とするプローブの使用方法。
JP2012511662A 2010-04-23 2011-04-19 プローブ及びその使用方法 Expired - Fee Related JP5772820B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012511662A JP5772820B2 (ja) 2010-04-23 2011-04-19 プローブ及びその使用方法

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010099793 2010-04-23
JP2010099793 2010-04-23
JP2010189070 2010-08-26
JP2010189070 2010-08-26
JP2012511662A JP5772820B2 (ja) 2010-04-23 2011-04-19 プローブ及びその使用方法
PCT/JP2011/059603 WO2011132664A1 (ja) 2010-04-23 2011-04-19 プローブ及びその使用方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2011132664A1 JPWO2011132664A1 (ja) 2013-07-18
JP5772820B2 true JP5772820B2 (ja) 2015-09-02

Family

ID=44834183

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012511662A Expired - Fee Related JP5772820B2 (ja) 2010-04-23 2011-04-19 プローブ及びその使用方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5772820B2 (ja)
WO (1) WO2011132664A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015186385A1 (ja) * 2014-06-05 2015-12-10 オリンパス株式会社 挿入補助具及び光走査型観察システム
JP6720507B2 (ja) * 2015-11-17 2020-07-08 日本製鉄株式会社 溶接状態監視装置及び溶接状態監視方法
WO2018003097A1 (ja) * 2016-06-30 2018-01-04 並木精密宝石株式会社 光学式内面測定装置
US10631733B2 (en) 2017-03-13 2020-04-28 Go!Foton Holdings, Inc. Lens combination for an optical probe and assembly thereof

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000321034A (ja) * 1999-05-14 2000-11-24 Olympus Optical Co Ltd 光イメージング装置
JP2001510357A (ja) * 1996-10-01 2001-07-31 ライカ マイクロシステムス ハイデルベルク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 共焦点表面測定のための装置
JP2002224014A (ja) * 2000-11-29 2002-08-13 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡用汚れ除去具
JP2003325441A (ja) * 2002-03-08 2003-11-18 Olympus Optical Co Ltd カプセル型内視鏡
JP2004317437A (ja) * 2003-04-18 2004-11-11 Olympus Corp 光イメージング装置
JP2005040184A (ja) * 2003-07-23 2005-02-17 Olympus Corp 内視鏡視野確保装置
JP2006223591A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Olympus Corp 内視鏡用カラーバランス調整具
JP2007130084A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡用シース及び内視鏡用シースを用いた内視鏡装置
WO2008143246A1 (ja) * 2007-05-22 2008-11-27 Olympus Corporation カプセル型医療装置およびカプセル型医療システム
WO2010044330A1 (ja) * 2008-10-16 2010-04-22 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 医療機器

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001510357A (ja) * 1996-10-01 2001-07-31 ライカ マイクロシステムス ハイデルベルク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 共焦点表面測定のための装置
JP2000321034A (ja) * 1999-05-14 2000-11-24 Olympus Optical Co Ltd 光イメージング装置
JP2002224014A (ja) * 2000-11-29 2002-08-13 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡用汚れ除去具
JP2003325441A (ja) * 2002-03-08 2003-11-18 Olympus Optical Co Ltd カプセル型内視鏡
JP2004317437A (ja) * 2003-04-18 2004-11-11 Olympus Corp 光イメージング装置
JP2005040184A (ja) * 2003-07-23 2005-02-17 Olympus Corp 内視鏡視野確保装置
JP2006223591A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Olympus Corp 内視鏡用カラーバランス調整具
JP2007130084A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡用シース及び内視鏡用シースを用いた内視鏡装置
WO2008143246A1 (ja) * 2007-05-22 2008-11-27 Olympus Corporation カプセル型医療装置およびカプセル型医療システム
WO2010044330A1 (ja) * 2008-10-16 2010-04-22 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 医療機器

Also Published As

Publication number Publication date
WO2011132664A1 (ja) 2011-10-27
JPWO2011132664A1 (ja) 2013-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6020702B2 (ja) プローブ
JP4675149B2 (ja) 血管診断用分光プローブ
JP5478639B2 (ja) 装置
US20060217594A1 (en) Endoscopy device with removable tip
US20060293556A1 (en) Endoscope with remote control module or camera
JP5708643B2 (ja) プローブ
JP5772820B2 (ja) プローブ及びその使用方法
JP2012239669A (ja) プローブ及び診断システム
US20160150944A1 (en) Imaging apparatus and method which utilizes multidirectional field of view endoscopy
US20100020163A1 (en) Fluorescence endoscope
JP5389721B2 (ja) 内視鏡用フード
JP2010537771A (ja) テザー付きカプセル内視鏡の食道内配置の監視
US20150245769A1 (en) Optical Measurement Device And Probe System
EP2604169B1 (en) Fluorescence observation apparatus
KR101260291B1 (ko) 구강질환 진단을 위한 광 특성 기반의 치과용 복합 진단장치
US9867557B2 (en) Probe
JP5939746B2 (ja) 光断層測定用プローブ
JP5298257B1 (ja) 光学測定装置およびプローブ
JP2006043002A (ja) 内視鏡観察装置および内視鏡観察方法
JP2020518422A (ja) 組織除去チャネルを有するイメージング装置
JP5229237B2 (ja) プローブ
Seibel et al. Image-guided intervention in the human bile duct using scanning fiber endoscope system
JP2012050487A (ja) プローブ
JP5413204B2 (ja) プローブ
CN110840397A (zh) 一种腔内组织内窥拉曼光谱检测装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20130416

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150331

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150602

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150615

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5772820

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees