JP5772758B2 - プレスフィットピン及びその嵌合状態確認方法 - Google Patents

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Description

本発明はプレスフィットピン及びその嵌合状態確認方法に関する。
プリント基板のスルーホールにプレスフィットピンを挿入し、はんだを用いることなくコネクタを実装するプレスフィットピンが知られている。
特許文献1には、プリント基板のスルーホールの両側から圧入されるプレスフィットピンが記載されている。特許文献1に記載のプレスフィットピンは、端子部と、端子部と接続するプレスフィット部と、プレスフィット部と接続する先端部とを備えている。プレスフィット部は、スルーホール内で反対側から圧入されたプレスフィットピンの先端部により塑性変形をおこし、スルーホール内周面に圧接される。
特開2011−210375号公報
しかしながら、特許文献1に記載のプレスフィットピンでは、プレスフィットピンの挿入ストロークでしか圧接状態を推定することができない。また、特許文献1に記載の技術では、プレスフィットピンの塑性変形の状態を確認できないため、基板への過負荷が察知できない。つまり、スルーホール内でプレスフィットピンと反対側から挿入されたプレスフィットピンとが塑性変形して、スルーホール内周面に圧接された状態となっても、それを確認できず、プレスフィットピンを必要以上に加圧してしまい、基板に過負荷がかかってしまうことがあった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、スルーホール内での嵌合状態を確認可能なプレスフィットピンと、その嵌合状態確認方法とを提供することを目的とする。
本発明にかかるプレスフィットピンは、プリント基板のスルーホールの両側から挿入されて嵌合するプレスフィットピンであって、端子部と、端子部の返しとなる先端部と、端子部と先端部との間に切り込み部とを有し、先端部は外部からの荷重により切り込み部が狭くなるように弾性変形するものであって、嵌合時に、スルーホールの両側から先端部が向かい合う形で挿入され、対向するプレスフィットコネクタの先端部の復元力により、端子部がスルーホールの内周に押圧されるものである。
本発明にかかるプレスフィットピンの嵌合状態確認方法は、プレスフィットピンがスルーホール内に挿入されて対向するプレスフィットピンと接触していない場合の挿入圧力と、プレスフィットピンの先端部が対向するプレスフィットピンにより押圧されて変形している場合の挿入圧力と、プレスフィットピンが、対向するプレスフィットピンと嵌合している場合の挿入圧力と、を外部の装置で計測し、プレスフィットピンの先端部が変形している際の挿入圧力に比べて、プレスフィットピンが嵌合している状態の際の挿入圧力が低下することを検出することにより、プレスフィットピンの嵌合状態を確認するものである。
本発明によれば、スルーホール内での嵌合状態を確認可能なプレスフィットピンを提供することができる。
実施の形態にかかるプレスフィットピンを示す図である。 実施の形態にかかるスルーホール内で嵌合するプレスフィットピンを示す図である。 実施の形態にかかるスルーホールでプレスフィットピンが嵌合するまでの状態を示す図である。 実施の形態にかかるプレスフィットピンの挿入圧力を示すグラフである。
実施の形態
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1(a)は、本実施の形態にかかるプレスフィットピンを示す図である。プレスフィットピン1は、端子部11と先端部12とで構成され、端子部11と先端部12との間に切り込み部13を有する。
端子部11は、一端は先端部12に接続され、他端は図示しない部品、例えばハウジングに接続されている。また、端子部11の断面の形状は限定されず、例えば円、楕円及び長方形等でもよい。
先端部12は、プレスフィットピン1の先端に設けられた、プレスフィットピン1の返しとなる部分である。先端部12は、外部からの荷重により弾性変形し、荷重がなくなると元の形状に復元する。図1(b)は、先端部12が変形したプレスフィットピン1を示す図である。点線は通常時のプレスフィットピン1の先端部12を示す。
外部からの荷重がかかる場合、例えばプレスフィットピン1が先端部12より小さい隙間に挿入される等すると、先端部12は切り込み部13が狭くなるように変形する。言い換えれば、図1(b)に示す端子部11の長手方向に対して垂直な方向の先端部12の幅を幅lとすると、外部からの荷重により幅lが小さくなるように弾性変形する。
図2は、スルーホール30内で嵌合するプレスフィットピンを示す図である。スルーホール30に上下から挿入されるプレスフィットピンは同一構造のものであるが、ここでは説明のため、一方のプレスフィットピンをプレスフィットピン1、他方のプレスフィットピンをプレスフィットピン2とし、プレスフィットピン2の端子部を端子部21、先端部を先端部22、切り込み部を切り込み部23として説明する。また、実線で記載されたものを変形前のプレスフィットピン1、2とし、点線で記載されたものを変形したプレスフィットピン1、2とする。
図2(a)は、プレスフィットピン1とプレスフィットピン2とスルーホール30とを示す図である。プレスフィットピン1の先端部12が変形する前の幅lを通常幅lとする。プレスフィットピン1の先端部12の幅lが狭くなるよう弾性変形する際に、弾性変形の範囲内で変位が最大となる場合、言い換えれば、弾性変形の範囲で先端部12の幅lが最も小さく変形した場合の幅を変形幅l'とする。
同様に、プレスフィットピン2の端子部22が変形する前の幅lを通常幅lとする。プレスフィットピン2の先端部22の幅lが狭くなるよう弾性変形する際に、弾性変形の範囲内で変位が最大となる場合、言い換えれば、弾性変形の範囲で先端部22の幅が最も小さく変形した場合の幅を変形幅l'とする。
先端部12と先端部22とは、スルーホール30内で最も変形した場合でも弾性変形の範囲内で変形するようなサイズ及び形状で形成される。つまり、先端部12の変形幅l'と、先端部22の変形幅l'との和は、スルーホール30の直径Lにほぼ等しいか、それより小さくなる。スルーホール30の直径Lと先端部12の変形幅l'と先端部22の変形幅l'との関係は以下のようになる。
'+l'≒L…(式1)
また、図2(b)は、プレスフィットピン1とプレスフィットピン2とが嵌合した場合を示す図である。プレスフィットピン1とプレスフィットピン2とが嵌合している際のプレスフィットピン1の先端部12の幅である嵌合幅l''は、変形幅l'より大きく、通常幅lより小さい。同様に、プレスフィットピン1とプレスフィットピン2とが嵌合している際のプレスフィットピン2の先端部22の幅である嵌合幅l''は、変形l'より大きく、通常幅lより小さい。
つまり、プレスフィットピン1と2との嵌合時は、プレスフィットピン1の先端部12の復元力により、プレスフィットピン2の端子部21がスルーホール30の内周に押しつけられる。同様に、プレスフィットピン2の先端部22の復元力により、プレスフィットピン1の端子部11がスルーホール30の内周に押しつけられる。すなわち、プレスフィットピン1とプレスフィットピン2とは、先端部12と先端部22との復元力により、スルーホール内に固定される。
さらに、切り込み部23と先端部12とがかみ合い、切り込み部13に先端部22がかみ合うため、プレスフィットピン1とプレスフィットピン2とが互いにひっかけ合うような形状となる。これにより、プレスフィットピン1とプレスフィットピン2とに対し、スルーホール30から引き抜く力が働いても、嵌合した状態を維持できる。
一般にプレスフィットピンがスルーホール内で嵌合しているか確認するのは困難であるが、本実施の形態にかかるプレスフィットピン1は、スルーホールから引き抜くように力を掛けて、プレスフィットピンが容易に引き抜けないか確認することにより、スルーホール内で嵌合しているか否か確認することができる。
図3は、スルーホール30内でプレスフィットピン1と2とが嵌合するまでの状態を示す図である。図3(a)は、プレスフィットピン1とプレスフィットピン2とがスルーホール30の上下から挿入され、互いに接触していない状態を示す図である。
図3(b)は、プレスフィットピン1とプレスフィットピン2とがスルーホール30内で接触した状態を示す図である。プレスフィットピン1とプレスフィットピン2とが接触すると、挿入圧力により、プレスフィットピン1の先端部12とプレスフィットピン2の先端部22とが互いに弾性変形する。
図3(c)は、プレスフィットピン1とプレスフィットピン2とがスルーホール30内で嵌合した状態を示す図である。プレスフィットピン1とプレスフィットピン2とが嵌合している場合、プレスフィットピン1の先端部12は、弾性変形領域の範囲内で変形している。同様に、プレスフィットピン1とプレスフィットピン2とが嵌合している場合、プレスフィットピン2の先端部22は、弾性変形領域の範囲内で変形している。
図4は、スルーホール30の上下からプレスフィットピン1とプレスフィットピン2とを一定の速度で挿入した際のプレスフィットピン1の挿入圧力と挿入時間とを示すグラフである。
時間t0からt1の期間は、プレスフィットピン1とプレスフィットピン2とが挿入されてから接触するまでの期間を示す。すなわち、時間t0から時間t1までは、図3(a)に示す状態である。この期間のプレスフィットピン1の挿入圧力は0となる。
時間t1からt2の期間は、プレスフィットピン1とプレスフィットピン2とが接触してから嵌合するまでの時間を示す。時間t1でプレスフィットピン1とプレスフィットピン2とが接触し、時間t2でプレスフィットピン1とプレスフィットピン2とが嵌合する。すなわち、時間t1からt2までの期間は図3(b)に示す状態である。この期間では、プレスフィットピン1とプレスフィットピン2とが挿入されるにつれて、先端部12と先端部22とが変形するため、プレスフィットピン1の挿入圧力は時間とともに上昇する。
時間t2以降は、プレスフィットピン1とプレスフィットピン2とが嵌合している期間を示す。すなわち、時間t2以降は、図3(c)の状態である。この期間の挿入圧力は、先端部12は一定の変位で変形したまま維持されるため、挿入圧力はほぼ一定である。
以上より、本実施の形態にかかるプレスフィットピン1は、プレスフィットピン1とプレスフィットピン2との嵌合状態により、挿入圧力が異なる。すなわち、プレスフィットピン1の先端部12が変形している状態から、プレスフィットピン1がプレスフィットピン2と嵌合している状態に変化する際、挿入圧力は低下する。よって、プレスフィットピン1の挿入圧力を測定する、すなわち、挿入圧力の低下を検出することにより、スルーホール30のプレスフィットピン1の嵌合状態を確認することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1、2 プレスフィットピン
11、21 端子部
12、22 先端部
13、23 切り込み部
30 スルーホール

Claims (2)

  1. プリント基板のスルーホールの両側から挿入されて嵌合するプレスフィットピンであって、
    端子部と、
    前記端子部の返しとなる先端部と、
    前記端子部と前記先端部との間に切り込み部とを有し、
    前記先端部は外部からの荷重により前記切り込み部が狭くなるように弾性変形するものであって、
    嵌合時に、前記スルーホールの両側から前記先端部が向かい合う形で挿入され、対向する前記プレスフィットピンの前記先端部の復元力により、前記端子部がスルーホールの内周に押圧される、プレスフィットピン。
  2. 請求項1に記載のプレスフィットピンの嵌合状態確認方法であって、
    前記プレスフィットピンがスルーホール内に挿入されて対向する前記プレスフィットピンと接触していない場合の挿入圧力と、前記プレスフィットピンの前記先端部が対向するプレスフィットピンにより押圧されて変形している場合の挿入圧力と、前記プレスフィットピンが、前記対向するプレスフィットピンと嵌合している場合の挿入圧力と、を外部の装置で計測し、
    前記プレスフィットピンの先端部が変形している際の挿入圧力に比べて、前記プレスフィットピンが嵌合している状態の際の挿入圧力が低下することを検出することにより、前記プレスフィットピンの嵌合状態を確認する、プレスフィットピンの嵌合状態確認方法。
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